JPS6361509B2 - - Google Patents

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JPS6361509B2
JPS6361509B2 JP58092218A JP9221883A JPS6361509B2 JP S6361509 B2 JPS6361509 B2 JP S6361509B2 JP 58092218 A JP58092218 A JP 58092218A JP 9221883 A JP9221883 A JP 9221883A JP S6361509 B2 JPS6361509 B2 JP S6361509B2
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fluid
pumping chamber
arc
pump assembly
pumping
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C15/00Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
    • F04C15/06Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet
    • F04C15/064Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston machines or pumps
    • F04C15/066Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston machines or pumps of the non-return type
    • F04C15/068Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston machines or pumps of the non-return type of the elastic type, e.g. reed valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C14/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations
    • F04C14/10Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber
    • F04C14/16Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber using lift valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C14/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations
    • F04C14/24Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by using valves controlling pressure or flow rate, e.g. discharge valves or unloading valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C15/00Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
    • F04C15/0042Systems for the equilibration of forces acting on the machines or pump
    • F04C15/0049Equalization of pressure pulses

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は静粛に作動するポンプ組立体に係り、
該ポンプ組立体は所定の作動速度を越えると、該
ポンプ組立体を駆動するのに必要とされるトルク
を低減せしめるようになつたものである。
ここに開示されている本発明がなされる前に
は、スリツパポンプの入口の寸法を減少せしめて
該ポンプに流入することができる液体の流量を制
限することが提案された。入口流量を制限するこ
とにより、比較的高速でポンプを駆動するのに必
要とされるトルクが低減せしめられる。また、ポ
ンプ出口の所に位置しているポンプ作用室以外の
ポンプ作用室内へ流体がそのポンプ出口から逆流
するのを阻止するべくスリツパを配備させること
も提案された。このような構造の場合には各スリ
ツパはロータに設けられた凹所内に配置されてい
る。そして、該スリツパは、そのロータの凹所の
後縁とそのロータを囲んでいるカムリングとの両
方に密封係合している。このようにすることによ
り、スリツパは、ポンプ出口の所に位置している
ポンプ作用室以外のポンプ作用室へ流体がそのポ
ンプ出口から逆流するのを阻止していた。この提
案されたポンプ設計は、複数の出口開口又はポン
プのスリツパとは別個のチエツクバルブというも
のを有していなかつた。また、この提案されたポ
ンプはノイズが高く、しかも流体圧出力に変動が
生ずるという問題を有している。
米国特許第3790307号は、内部にポンプ作用室
を画定している中空ピストンを備えたポンプを開
示している。そのポンプ作用室はカムリングによ
つて囲まれた円形経路に沿つて移動する。そし
て、ポンプ作用室が移動する際に、該ポンプ作用
室は一連の入口開口及び一連の出口開口を次々と
通過して移動するようになつている。出口開口に
備えられている複数個にチエツクバルブはポンプ
の出口からポンプ作用室へ流体が逆流するのを阻
止している。ポンプ作用室内の流体圧力が出口流
体圧力を越えると、それらチエツクバルブは開い
てポンプ作用室からポンプ出口へ流体が流れるよ
うになつている。
本発明によるポンプ組立体は、所定の作動速度
に達した後に、ポンプ組立体からの流体流量を減
少せしめることなく、該ポンプ組立体を駆動する
のに必要とされるトルク量が低減せしめられるべ
く構成されている。比較的高速でポンプ組立体を
駆動するのに必要とされるトルク量を低減せしめ
ることにより、かなりエネルギ節減を得ることが
可能である。
ポンプ組立体はスリツパベーンポンプで、ロー
タを有しおり、該ロータに複数のポンプ作用部
材、即ちスリツパベーンが装備されている。その
ポンプ作用部材はカムリングの内面に係合してい
る。トルク減少を計るために、所定のポンプ作動
速度を越えた後、ポンプ組立体のポンプ作用室へ
の流体流量を絞る流体入口オリフイスが該ポンプ
組立体に備えられている。こうして、比較的高い
作動速度では各ポンプ作用室が部分的にしか液体
で充たされないようになつている。
ポンプ作用室が出口円弧部に沿つて移動する
際、該ポンプ作用室の寸法は一定の割合で減少せ
しめられ、それにより該ポンプ作用室内の流体圧
力は高められる。出口円弧部に沿つて複数個の出
口が配置されている。そして、これらの出口の
各々にはチエツクバルブが配備されている。ポン
プ作用室内の流体圧力がポンプ組立体から吐出さ
れる流体の圧力と少なくとも同じ大きさになるま
で、各チエツクバルブはポンプ作用室からの流体
流れを阻止している。こうして、チエツクバルブ
は、望ましからざる、そして問題の多い逆流の発
生を最少ならしめていると共に、ポンプ作用室内
での衝撃波の発生を最少ならしめており、もつて
ポンプ組立体の作動中に生ずるノイズを低減せし
めている。
上記チエツクバルブは弾力的にそることができ
るばね指片で構成することができる。該ばね指片
は、それらばねの指片の外面に作用しているポン
プ吐出圧により閉位置へ向けて付勢されている。
そして、ばね指片の内面は各ポンプ作用室内の流
体圧力に次々と受けせしめられている。ポンプ作
用室内の流体圧力がポンプ吐出圧を越えると、ば
ね指片は閉状態から開状態へ移動せしめられる。
ポンプ組立体からの流体の滑らかで静粛な流れ
は、出口円弧部に沿つて一定した割合で半径が減
少するようなその出口円弧部をカムリングに備え
せしめることによつて確実ならしめられる。この
ような出口円弧部により、ポンプ作用部材の各々
は、該ポンプ作用部材が出口円弧部に沿つて或る
一定の円弧増分即ち円弧範囲部分だけ移動する毎
に、同じ増分距離即ち同じ距離分だけ半径方向内
側に移動せしめられる。それ故、ポンプ作用室が
出口円弧部に沿つて各円弧増分だけ移動する毎
に、ポンプ作用室の寸法は同じ量だけ減少せしめ
られる。ポンプ組立体のロータのための軸受は、
ポンプ作用室から流れる経路に沿つてその軸受ま
で導かれる流体によつて潤滑され、その流れ経路
はポンプの端部分とロータとの間に形成された通
路を有している。
従つて、本発明の目的は新規な、そして改良さ
れた回転ポンプ組立体を提供することであつて、
該ポンプ組立体は、所定のポンプ作動速度を越え
た後は、ポンプ組立体から吐出される流体の流量
を減少せしめることなく、且つ、過渡のノイズを
発生せしめることなく、ポンプ組立体を駆動する
のに必要とされるトルク量を低減せしめるもので
ある。
本発明の他の目的は、出口円弧部に流体連通状
態をなして接続され且つ閉状態へ向つて付勢され
ている複数個の弾力的にそらされ得るばね指片バ
ルブを有しており、ポンプ作用室から該バルブへ
導かれる流体圧力が該バルブの付勢力の影響に打
克つのに充分なものとなるまで、該バルブが閉状
態に維持されるべく構成された新規な、そして改
良されたポンプ組立体を提供することである。
本発明の他の目的は、ロータに装備されたポン
プ作用部材と、カムリングと、ロータの軸線方向
両端に隣接して配置された端部分との相互の協働
作用によつて形成された円形列をなす複数のポン
プ作用室を有しており、ロータを支持する軸受が
ポンプ作用室から流体経路に沿つてその軸受に導
かれる流体によつて潤滑され、その流体経路が、
ロータと上記端部分のうちの一方との間に形成さ
れた通路を有している新規な、そして改良された
ポンプ組立体を提供することである。
本発明の別の目的は、カムリングと複数個のポ
ンプ作用部材との間の協働作用により少なくとも
部分的に画定された円形列をなす複数のポンプ作
用室を有しており、カムリングが出口円弧部を有
しており、該出口円弧部が、その出口円弧部に沿
つたポンプ作用室の移動中一定した割合で該ポン
プ作用室の寸法を減少せしめるべく構成されてい
る新規な、そして改良されたポンプ組立体を提供
することである。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照
して説明する。
本発明実施例に従つて構成されたポンプ組立体
20は第1図に示されている。ポンプ組立体20
を駆動するのに必要なトルクは、該ポンプ組立体
の作動速度が所定の作動速度を越えると減少せし
められる。その所定の作動速度を越えた後は、ポ
ンプ組立体20を駆動するのに必要とされるトル
クが低減せしめられても、該ポンプ組立体からの
流体流量は実質上一定に保たれる。このことは、
ポンプの作動速度が高まるにつれて1回転毎に即
ち各作動サイクル毎にポンプ組立体20から吐出
される液体の容積を減少せしめることにより達成
される。
ポンプ組立体20は、半径方向内周面24を備
えたカムリング22を有しており、該内周面24
は直径方向に対向せしめられた一対の入口円弧部
26及び28を形成している。カムリングの内周
面24は直径方向に対向せしめられた一対の出口
円弧部30及び32も形成しており、該出口円弧
部30,32は入口円弧部26及び28よりも実
質上長くなつている。半径一定の接線円弧部即ち
密封円弧部36及び38は出口円弧部30を入口
円弧部28との間に、また、出口円弧部32と入
口円弧部26との間に夫々備えられている。ま
た、移転円弧部即ち遷移円弧部40,42,44
及び46は周知の態様で、様々なカムリング円弧
部間に遷移部を提供している。
カムリング22内には円筒状ロータ50がその
カムリングに囲まれて配置されている。ポンプ作
用部材即ちベーン54,56,58,60,6
2,64,66,68,70,及び72はロータ
50摺動可能に装備されていると共に半径方向外
方に押圧せしめられていてカムリング22の内面
24に密封係合している。ベーン54乃至72は
カムリング22及びポンプ組立体のための図示さ
れていない端板即ち端部分と協働して円形列をな
す円弧状のポンプ作用室76,78,80,8
2,84,86,88,90,92及び94を画
定している。これら室76乃至94は液体及び/
又は空気を保持しており、駆動軸100の回転に
よつてロータ50が矢印98で示されている反時
計方向に回転せしめられると、円形経路に沿つて
移動せしめられる。
ロータ50の回転時、液体は導管102及び1
04を通つて入口円弧部26及び28へ供給され
る。ポンプ作用室76乃至94の各々が入口円弧
部26及び28の各々に沿つて移動する際、その
ポンプ作用室を画定しているベーンは半径方向外
方へ移動し、そのポンプ作用室は膨張して該室内
の圧力は低減せしめられる。この圧力低下によ
り、液体は導管102及び104の各々からその
ポンプ作用室へ吸引される。
各ポンプ作用室がそれの円形経路に沿つてカム
リング22内で移動し続けると、そのポンプ作用
室は比較的短い入口円弧部26及び28の各々か
ら比較的長い出口円弧部30及び32の各々へ連
続して移動する。ポンプ作用室が出口円弧部30
又は32に沿つて移動するにつれて、該ポンプ作
用室は一定の割合で収縮して該室内の圧力は高ま
る。その圧力上昇により液体は、後に詳述するご
とく、ポンプ作用室から一連の出口管路(符号は
ついていない)のうちの一つ又はそれ以上の管路
内に押し入れられる。
ポンプ組立体20の作動時、そのポンプ組立体
を駆動するのに必要とされるトルクは、そのポン
プ組立体の作動速度が所定の速度よりも上に高ま
ると、減少する。トルクは、ロータ50の各回転
毎にポンプ組立体20から吐出される流体の(イ)流
体圧力と(ロ)容積との積の関数である。通常、ロー
タの1回転毎に吐出される流体の容積は一定に保
たれ、また、速度の増加にもかかわらずトルクも
一定に保たれる。ポンプ組立体20の速度が所定
の速度よりも上に高まるのに伴つて該ポンプ組立
体を作動せしめるのに必要とされるトルクが減少
せしめられることは、ロータ50の1回転毎に吐
出される流体の容積を減少せしめることによつて
達成される。ポンプ組立体20から吐出される流
体の流量(イ)ポンプの速度と(ロ)1回転毎に吐出され
る流体の容積との積の関数であるので、ポンプの
速度増加はポンプの1回転毎に吐出される容積減
少と相殺され、それにより、単位時間当りポンプ
組立体から吐出される流体の流量は実質上一定に
保たれる。
ポンプ組立体20からの液体流量とポンプ作動
速度との間の一般的関係及びポンプ組立体を駆動
するのに必要とされるトルクと作動速度との間の
一般的関係は第2図のグラフに示されている。理
解すべきは、第2図には第4図乃至第16図に示
されている本発明実施例に従つて構成された特定
のポンプ組立体の作動特性が示されているのであ
つて、その第2図の作動特性は第1図に示された
ポンプ組立体のものでないことである。第2図中
曲線108で示されているごとく、ポンプ組立体
からの流体の流量は、1分間当り約2250回転のポ
ンプ作動速度で1分間当り約4.2ガロン(15.90リ
ツトル)の流量が得られるまで、速度の増加に伴
つて直線的に増加する。ポンプ速度がそれ以上高
まつても、ポンプから吐出される流体の流量はそ
れ程増加しない。曲線110は、約2000rpmまで
の速度でポンプ組立体を回転させるには約50イン
チ・ポンド(0.575Kg.m)のトルクをポンプ組
立体の駆動軸に適用しなければならないことを示
している。しかしながら、ポンプ速度が3000rpm
まで増加すると、ポンプ組立体を駆動するのに必
要とされるトルクは約38インチ・ポンド(0.437
Kg・m)まで低下する。このように、例えば1分
間当り4.2ガロン(15.90リツトル)の所定の最大
流量が得られた後は、トルクは減少し、流量は実
質上一定に保たれる。
先に説明したごとく、所定の最大流量に対応し
た速度よりも高い速度でポンプ組立体を駆動する
のに必要とされるトルクを減少せしめるために
は、ロータ50の1回転毎に吐出される液体の容
積を減少させなければならない。吐出容積は減少
させるためには、ポンプ作用室の各々に流入する
流体の容積を減少させなければならない。具体的
に述べると、ポンプ作用室76乃至94の各々に
流入することができる液体の流量は導管102及
び104に夫々設けられているオリフイス114
及び116(第1図)によつて絞られている。オ
リフイス114及び116の各々の断面積は、予
め選定された入口流量が達成されるまでは、ポン
プ作用室が入口円弧部を通過する際、該ポンプ作
用室の各々を充たすのに充分な速度で液体が導管
102,104及びオリフイス114,116を
通つて流れるように選定されている。従つて、ポ
ンプ組立体20から吐出される液体の流量はポン
プ作動速度を関数として直接変化する。
導管102,104及びオリフイス114,1
16を通る流量が所定の最大入口流量に達する
と、オリフイスはポンプ室への流量を絞り始め
る。従つて、ポンプの速度が増加し続けると、絞
られた流体流量はポンプ作用室の各々を充たすの
に不充分となる。このように、ポンプ作用室の
各々は部分的にしか液体で充たされていないの
で、ロータ50の1回転毎に出口円弧部30及び
32でポンプ作用室から吐出される液体の容積は
減少せしめられる。しかしながら、ポンプ組立体
20の作動速度は増加しているので、単位時間当
りのポンプ組立体からの液体流量は実質上一定に
保たれる。同時に、ロータの1回転毎にポンプ作
用室から吐出される液体の容積は減少するので、
ポンプを駆動するのに必要とされるトルクも減少
する。
出口円弧部30及び32は、第1図に示されて
いるごとく、複数個のチエツクバルブ122,1
24,126,128,130,132,13
4,136,138及び140を介してポンプ吐
出圧力室120に流体連通状態をなして接続され
ている。必要に応じ、チエツクバルブ122乃至
140はカムリング22に装備させてもよい。チ
エツクバルブ122乃至140ポンプ吐出室12
0内の流体圧力によつて閉状態へ向けて付勢され
ている。チエツクバルブ122乃至140は、出
口円弧部30及び32に沿つて互いに離隔せしめ
られた複数の位置での流体圧力によつて開状態へ
向けて付勢されている。
ポンプ作用室76乃至94の各々からチエツク
バルブ122乃至140の各々へ伝れられる流体
圧力が、ポンプ吐出室120からの付勢圧力に打
克つ時にのみ、そのチエツクバルブは開く。この
ことは、ポンプ吐出室120からポンプ作用室へ
流体の逆流を阻止する。このようなポンプ作用室
への液体の逆流は高い振幅と圧力の衝撃波発生の
原因となる。このような衝撃波はベーンを振幅さ
せ、作動ノイズの原因となり、ポンプ組立体の構
成部品に応力を作用せしめる。
オリフイス114及び116を通る液体の流量
がポンプ作用室を完全に充たすのに充分であるよ
うな比較的低速度でのポンプ組立体20の作動
時、総べてのチエツクバルブ122乃至140は
作動せしめられており、即ち開かしめられてい
る。例えば、ポンプ作用室76が出口円弧部30
に沿つて移動すると、ベーン54及び56は半径
方向内側へ押されててそのポンプ作用室の容積を
減少せしめる。出口円弧部30は駆動軸100の
回転中心へ向つて内側に一定したスロープ
(slope)即ち勾配を有していて、その出口円弧部
30に沿つてのベーン56の各移動増分に対し
て、該ベーンは同じ増分距離だけ半径方向内方へ
移動せしめられ、つまり、ベーン56が出口円弧
部50に沿つて或る一定距離だけ移動する毎にそ
のベーン56に半径方向内方へ一定の距離だけ移
動せしめられるようになつている。その結果、ポ
ンプ作用室70内の流体圧力は滑らかに増加せし
められる。そしてその流体圧力は、ポンプ吐出室
120から導かれている流体圧力に抗してチエツ
クバルブ122乃至130を開かしめる。
チエツクバルブのうちの一つが開いた後は、ポ
ンプ作用室が出口円弧部30の端を部分的に通り
過ぎるまで、該ポンプ作用室がチエツクバルブ1
22乃至130のうちの2つに常に流体連通状態
に接続させるよう該チエツクバルブ122乃至1
30間に距離及びベーン54及び56間の距離は
定められている。これにより、ポンプ作用室76
が出口円弧部分に沿つて移動する際の該ポンプ作
用室からの流体の滑らかな流れが促進せしめられ
る。
比較的高速でのポンプ組立体20の作動時、オ
リフイス114及び116はポンプ作用室76乃
至94への液体の流量を絞つてそれらポンプ作用
室が液体で部分的にしか充たされないようになつ
ている。例えば、ポンプ作用室76は一部空気で
充たされ、従つて比較的低い流体圧力を有するこ
とになる。低速作動時と同様に、ベーン54及び
56は、ポンプ作用室76が出口円弧部30を通
過する間半径方向へ押されて該室の容積を減少せ
しめる。ポンプ作用室内の圧力は容積の減少に伴
つて増加し、空気を液体に溶け込ませる。しかし
ながら、ポンプ作用室内の流体圧力がポンプ吐出
室120からの圧力に打克つてチエツクバルブ1
22乃至130のうちの一つを開かしめるまで
は、該ポンプ作用室の容積はかなり減少せしめら
れねばならない。こうして、ポンプ作用室76
は、閉じているチエツクバルブ122を開けるこ
となく該チエツクバルブを通り過ぎて移動してし
まう。室76内の流体圧力がポンプ吐出室内の圧
力をわずかに越えるまで、チエツクバルブは開か
ない。
ポンプ作用室76内の流体が、吐出室120か
らの付勢圧力に抗してチエツクバルブを開かしめ
るのに充分な圧力に達した後は、そのポンプ作用
室76が出口円弧部を離れるまで、該ポンプ作用
室は開いていてチエツクバルブを介して吐出室1
20と流体連通状態をなして接続されたままに保
たれる。こうして、ポンプ作用室76からの液体
の流れは、ポンプ組立体20の作動速度に従つて
また、ポンプ作用室76が液体でどの程度まで充
たされているかに従つて変化する出口円弧部30
に沿つた位置で開始される。比較的高いポンプ作
動速度では、ポンプ作用室が出口円弧部30に沿
つて移動する際、チエツクバルブ128及び13
0しか開かない場合もあり得る。即ち、ポンプ作
用室内の流体圧力がチエツクバルブ122,12
4,126を開けるのに不充分な場合もあり得
る。
特定のポンプ組立体の一つのポンプ作用室内の
流体圧力がポンプ速度の変化に伴い出口円弧部3
0に沿つてどのようにして変化するかの態様は第
3図のグラフに示されている。即ち、線144で
示されている約700rpmのポンプ速度では、ポン
プ作用室が出口円弧部30に移動する際、該ポン
プ作用室内の流体圧力はほぼ大気圧〔14.7psi絶
対圧(1.033Kg/cm2絶対圧)〕である。ポンプ作用
室が出口円弧部に沿つて移動するにつれ、該ポン
プ作用室内の流体圧力は線144で示されている
ごとく直線的に増加する。第3図には示されてい
ないが、ポンプ作用室内の流体圧力がチエツクバ
ルブ122乃至140のうちの一つを開けるのに
充分になつた後は、該ポンプ作用室内の圧力は吐
出室120内の圧力に実質上等しい。従つて、第
3図の圧力曲線はチエツクバルブが開いた後はも
はや適用できない。
第2図及び第3図に示された特性を有している
特定のポンプ組立体の作動速度が高まると、ポン
プ作用室が出口円弧部に入る際の該ポンプ作用室
内の流体圧力は低くなる。即ち、ポンプ組立体の
速度が第3図中曲線146で示されるごとく約
1000rpmである時、ポンプ作用室が出口円弧部に
入る際の該ポンプ作用室内の流体圧力は約
10.5psi絶対圧(0.740Kg/cm2絶対圧)である。ポ
ンプ作用室が出口円弧部に沿つて約13度の円弧距
離にわたり移動すると、出口円弧部30の表面の
一定した内側へのスロープ即ち勾配により、ポン
プ作用室内の圧力は大気圧まで上昇せしめられ、
その後、ポンプ作用室内の圧力は第3図中曲線1
46で示されるように直線的に増加する。ポンプ
組立体が約2250rpmの速度で作動せしめられる
際、ポンプ作用室内の流体圧力は第3図中曲線1
48で示されるような態様でもつて出口円弧部に
沿い高められる。
第2図及び第3図の特性曲線は異なるポンプ組
立体に対して夫々異なるものである。また、特性
曲線間の関係は異なるポンプ組立体に対して夫々
異なるものである。第2図及び第3図に示されて
いる特定の特性曲線は第4図乃至第16図に示さ
れている本発明実施例のポンプ組立体と概ね同じ
構造を有するポンプ組立体の場合のものである。
しかしながら、ポンプ組立体20の場合の特性曲
線は第2図及び第3図の特性曲線と同様である。
次に、本発明の一特定好適実施例によるポンプ
組立体について説明する。
第1図に概略図示された本発明の実施例におい
ては、ポンプ組立体20はベーンポンプである
が、構造を簡単にするため、ポンプ組立体20は
スリツパポンプ(slipper pump)であつてもよ
い。また、第1図に示された本発明の実施例で
は、チエツクバルブ122乃至140は、カムリ
ング22を貫通して延びている通路によつて出口
円弧部30及び32に流体連通状態に接続されて
いるが、チエツクバルブ122乃至140は、ポ
ンプ組立体の端部を貫通して延びている通路によ
つて出口円弧部に接続可能である。
第4図乃至第16図に示されている本発明の特
定好適実施例においては、ポンプ組立体154は
スリツパポンプであり、チエツクバルブは、その
ポンプ組立体の端部分即ち圧力板を貫通して延び
ている通路により出口円弧部に流体連通状態に接
続されている。このポンプ組立体154と第1図
に概略図示されているポンプ組立体20とは構造
上互いに異つているけれども、そのポンプ組立体
154も、それの作動速度が所定の作動速度を越
えると、該ポンプ組立体を駆動するのに、より少
ないトルクしか必要としないものであり、また、
所定の作動速度を越えた後は、ポンプ組立体15
4からの流体流量は実質上一定に保たれるもので
ある。ポンプ組立体20と同様、1回転毎に、即
ち作動サイクル毎にポンプ組立体154から吐出
される液体の容積は、ポンプの作動速度が増加す
るにつれて減少せしめられるようになつている。
ポンプ組立体154(第4図)はカムリング1
56を有しており、該カムリング156は、直径
方向に互いに対向せしめられた2つの入口円弧部
と直径方向に互いに対向せしめられた2つの出口
円弧部とを形成する内側面158を有している。
一方の入口円弧部159及び一方の出口円弧部1
60は第12図に示されている。カムリング15
6に設けられている入口円弧部及び出口円弧部は
第1図のポンプ組立体20の入口円弧部26及び
28及び出口円弧部30及び32と同じ構造を有
している。
カムリング156に設けられている入口円弧部
の各々は約55度の円弧範囲を有している。出口円
弧部は各々約77度の円弧範囲を有していると共
に、その出口円弧部にはカムリング156の中心
へ向けて半径方向内側に同じ割合で勾配が付され
ている。即ち、出口円弧部に沿つて或る一定の増
分だけ進むごとに、カムリングの表面158は同
じ距離分だけカムリングの中心に近付くようにな
つている。カムリング156は、第1図のカムリ
ング22に関して前述したごとく、半径一定の接
線円弧部即ち密封円弧部と転移円弧部即ち遷移円
弧部とを有している。入口円弧部及び出口円弧部
の円弧範囲は前述した数値と異つたものでもかま
わない。しかしながら、いずれの場合でも、出口
円弧部は入口円弧部の円弧範囲よりも実質上大き
な円弧範囲を有しているべきである。
円筒状ロータ162(第4図及び第12図参
照)はカムリング156によつて囲まれている。
ロータ162には複数個のポンプ作用部材即ちス
リツパ(slipper)164が摺動可能に配備され
ている。スリツパ164は付勢ばね168により
半径方向外方に押されていてカムリング156の
内側面に158に密封係合している。スリツパ1
64はカムリング156及び一対の円形端板即ち
端部分172及び174と協働して円形列をなす
円弧状ポンプ作用室180(第12図)を画定し
ている。数個のポンプ作用室180しか第12図
には示されていないけれども、ポンプ組立体15
4は10個のポンプ作用室180を有している。必
要に応じ、10個よりも多い又は少ない数のポンプ
作用室を備えてもよい。ロータ162が第12図
において矢印182で示されている時計方向に回
転せしめられる際、ポンプ作用室180は液体及
び/又は空気を保持して円形経路に沿つて移動せ
しめられる。ロータ162は、第1図のロータ5
0が駆動軸100によつて駆動されるとの同じ態
様で、駆動軸186(第4図)によつて駆動され
る。
ロータ162の回転時、一方の端部分172に
形成された通路即ち導管190及び192(第5
図)及び他方の端部分174に形成された通路即
ち導管194及び196(第7図)を通して液体
は入口円弧部に供給される。ポンプ作用室180
(第12図参照)の各々がカムリング156に形
成されている入口円弧部に沿つて移動する際、ス
リツパ164は半径方向外方へ移動し、ポンプ作
用室は膨張して該ポンプ作用室内の圧力を低下せ
しめる。この圧力低下により、ポンプ作用室が入
口円弧部に沿つて移動する際該ポンプ作用室の各
各へ通路190乃至196から液体が吸込まれ
る。
ポンプ作用室180がカムリング156内の円
形経路に沿つて移動し続けると、ポンプ作用室の
各々は入口円弧部から離れて出口円弧部へ移動す
る。ポンプ作用室180が出口円弧部に沿つて移
動する際、スリツパ164は一定の割合で駆動軸
186の回転中心へ向つて半径方向内方へ押込め
られる。こうして、ポンプ作用室180の容積
は、出口円弧部に沿つたポンプ作用室の移動に伴
つて一定した割合で減少せしめられ、該ポンプ作
用室内の圧力は高められる。
ポンプ組立体154の作動時、該ポンプ組立体
を駆動するのに必要とされるトルクは、そのポン
プ組立体の作動速度が所定の速度よりも上に高ま
ると、減少する。ポンプ組立体から吐出される液
体の流量は、ポンプ組立体の作動速度が高まつて
も実質上一定に保たれる。第1図に示された実施
例に関して前述した通り、トルクの減少及び一定
した吐出流量は、ポンプ組立体154の作動速度
が高まるにつれて、ロータ162の1回転毎に該
ポンプ組立体から吐出される液体の容量を低減せ
しめることにより達成される。
ロータ162の一回転毎にポンプ組立体から吐
出される液体の容積を低減せしめるために、端部
分172にはオリフイス202,204(第5
図)が備えられていて、通路190及び192を
通つてポンプ作用室180に流入する流体の流量
を制限するようになつている。同様に、端部分1
74にはオリフイス206及び208が備えられ
ていて、通路194及び196を通つてポンプ作
用室180へ流れることができる液体の流量を制
限している。比較的高いポンプ作動速度時、ポン
プ作用室180は、それらが入口円弧部に沿つて
移動する際、部分的にしか液体で充たされない。
ポンプ作用室180(第12図参照)の各々の残
りの容積は空気で充たされている。ポンプ作用室
の各各は部分的にしか液体で充たされていないの
で、ロータ162の1回転毎に出口円弧部の所で
各ポンプ作用室から吐出される液体の容積は減少
せしめられる。しかしながら、ポンプ組立体15
4の作動速度は高められているので、ポンプ組立
体からの液体の合計流量は、ポンプ作動速度が
2250rpmよりも上に高められた際に第2図におい
て曲線108で示されているように、実質上一定
に保たれる。
出口円弧部は、端部分即ち圧力板174に配備
されたチエツクバルブシステム216(14図)
を通してポンプ吐出室即ち圧力室212に流体連
通状態をなして接続されている。チエツクバルブ
システム216を主部分即ちベース部分220
(第14図)を有しており、該ベース部分220
からは第1の組のばね指片222,224,22
6,228及び230が半径方向外方へ突出して
いる。ベース部分220からは第2の組のばね指
片232,234,236,238及び240も
半径方向外方へ突出している。
第1の組のばね指片222乃至230は、外方
端部分即ち圧力板174を軸線方向に貫通して延
びている通路244,246,248,250及
び252を介して第1の出口円弧部に流体連通状
態をなして接続されている。第2の組のばね指片
232乃至240は、端部分174を軸線方向に
貫通して延びている通路254,256,25
8,260及び262を介して第2の出口円弧部
に流体連通状態をなして接続されている。ばね指
片222乃至240はベース部分と一体をなして
形成されていると共に、それらばね指片自身の固
有の弾性により、また、吐出室212(第4図参
照)内のポンプ吐出圧により閉状態(第15図参
照)へ向けて付勢されている。ばね指片222乃
至240は半径方向外方へ突出しているとして図
には示されているけれども、ばね指片222乃至
240はそれらばね指片の半径方向外端に連結さ
れた環状ベース部分から半径方向内方へ突出させ
てもよい。
通路244乃至262を通して伝えられる流体
圧力が、ばね指片222乃至240の固有弾性及
びそれらばね指片が受けているポンプ吐出圧に打
克つのに充分になると、ばね指片は閉状態(第1
5図)から開状態(第16図参照)へ移動せしめ
られる。ばね指片が開状態(第16図)にある
時、流体は出口円弧部から通路244乃至262
を通つて圧力室212に流れることができる。第
15図に示されている閉状態から第16図に示さ
れている開状態へのばね指片222乃至240の
外方への移動はリテーナリング266によつて制
限されている。
比較的低速でのポンプ組立体154の作動時、
オリフイス202乃至208を通る液体の流量は
ポンプ作用室180(第12図)の各々を完全に
充たすのに充分である。ポンプ作用室180は完
全に充たされているので、各ポンプ作用室内の流
体圧力は、該ポンプ作用室が入口円弧部から出口
円弧部へ移動する際急激に上昇する。出口円弧部
の始めの所でのポンプ作用室の比較的高い流体圧
力により、ばね指片222乃至230又は232
乃至240の各々はそれの閉状態(第15図)か
ら開状態(第16図)へ移動せしめられる。ポン
プ作用室が出口円弧部から離れるまで、該ポンプ
作用室はばね指片のうちの2つに常に流体連通状
態をなしている。具体的に述べると、出口円弧部
の各々は77度の円弧範囲を有していてばね指片の
中心軸線間の円弧距離が約13度になるようになつ
ている。10個のスリツパ164の中心は約36度の
円弧距離だけ互いに離隔せしめられている。こう
して、ポンプ作用室が出口円弧部に沿つせ移動す
る際、流体はポンプ作用室からポート即ち通路2
44乃至252及び254乃至262を通つて滑
らかに流れることができる。
例えば3500rpmの比較的高速でのポンプ組立体
154の作動時、ポンプ作用室180が入口円弧
部に沿つて移動する際オリフイス190乃至19
6はポンプ作用室180への液体の流量を絞る。
各ポンプ作用室180は部分的にしか液体で充た
されておらず、該ポンプ作用室の残りの空間は液
体に溶け込まないでいる空気で充たされている。
ポンプ作用室が出口円弧部に入る際の該ポンプ作
用室180内の流体圧力は比較的低く、ポンプ作
用室内の流体圧力が、圧力室212内のポンプ吐
出圧によつてばね指片に作用せしめられている付
勢力に打克つまで、該ポンプ作用室内の容積は減
少されなければならない。
ポンプ作用室180が出口円弧部に沿つて移動
する際、ポンプ作用室の容積は一定の割合で減少
せしめられる。これにより、流体圧力がばね指片
222乃至230のうちの一つに作用している付
勢力に打克つのに充分となるまで、ポンプ作用室
内の流体圧力は滑らかに、そして連続して増加せ
しめられる。ばね指片222乃至230のうちの
一つが開状態に移動せしめられた後は、出口円弧
部とロータ162との間の距離が一定の割合で減
少しているので、ポンプ作用室内の圧力は、後続
のばね指片が開状態に駆動されるようなレベルに
維持され、液体はポンプ作用室から滑らかに流れ
る。
第1図の実施例と同様、ポンプ作用室180か
らの液体の流れは、ポンプ組立体154の作動速
度に伴つて変化し且つポンプ作用室にどの程度ま
で液体が充たされているかによつて変化する出口
円弧部に沿つた位置で開始せしめられる。従つ
て、低いポンプ作動速度では、ばね指片222に
連通している出口ポート244にポンプ作用室が
流体連通するや否や該ポンプ作用室からの流体の
流れが始まる。比較的高い作動速度では、ばね指
片228に連通している出口ポート250にポン
プ作用室が流体連通するまで、ポンプ作用室から
の流体の流れは始まらない場合もあり得る。
ポンプ作用室180内の流体圧力がポンプ速度
の変化に伴つて出口円弧部に沿つて変わる態様
は、ばね指片の一つが開くまでは第3図に示され
たグラフと概ね同じである。ばね指片222乃至
230の一つが開いた後は、ポンプ作用室内の圧
力は、ポンプ吐出圧よりもわずかに高い圧力で実
質上一定に保たれる。
ポンプ組立体の入口の構造について以下述べ
る。
端部172に設けらている入口通路190及び
192(第5図参照)は環状溜め272に流体連
通状態をなして接続されている。その溜め272
はカムリング156の外面と、カムリング156
を囲んでいる概ね円筒状の殻体即ちハウジング2
74の内面と、端部分172及び174とによつ
て画定されている。環状溜め272はハウジング
274に設けられた開口278を通つて主溜め2
76(第4図)に接続されている。その主溜め2
76は、内方ハウジング274のまわりに延びて
いる板金製ハウジング282によつて形成されて
いると共に、導管284によつて遠く離れた保持
タンク(図示なし)に接続されている。パワース
テアリングモータからの流体は、パワーステアリ
ング装置の作動時その遠く離れた保持タンクに供
給される。
ポンプ組立体154の作動時、溜め272から
の流体は開口288及び290(第5図及び6図
参照)を通つて通路190及び192に流入す
る。それら開口288及び290は通路190及
び192(第5図)の外端の所で円形開口292
及び294に流体連通状態をなして接続されてい
る。オリフイス202及び204を流過した液体
は枝通路296及び298を通つて、端部分17
2に形成されている円弧状入口凹所300及び3
02へ流れる。これら凹所300及び302は、
ロータ162の半径方向外方の円筒面304(第
12図)に隣接し且つスリツパ164の半径方向
最外方部分に隣接した位置でポンプ作用室180
に次次と対面する。
入口通路190及び192は枝通路306及び
308(第5図)も有しており、これら枝通路3
06,308は、端部分172に形成されている
凹所310及び312(第5図及び第6図)に流
体連通状態をなして接続されている。これら凹所
310及び312はスリツパ164の各々の半径
方向最内方向に隣接した位置でポンプ作用室18
0の各々に対面する。枝通路296,298,3
06及び308を通してスリツパ164の半径方
向内面及び半径方向外面の両方に流体を流してや
ることにより、ポンプ組立体154の作動時スリ
ツパの振動及び作動ノイズは低減せしめられる傾
向にある。
ポンプ作用室180の均一な充填を促進せし
め、もつてポンプ組立体154の作動中のノイズ
を最少ならしめるために、端部分174に設けら
れている通路194及び196(第7図)は、端
部分172に設けられている通路190及び19
2の場合と同様に、ポンプ作用室を環状溜め27
2に流体連通状態をなして接続せしめている。即
ち、通路194及び196は開口320及び32
2(第7図及び第8図)を通つて溜め272に接
続されている。通路194及び196の円形開口
端326及び328(第8図)は開口320及び
322に流体連通状態をなして接続されている。
通路194及び196は、凹所336及び338
(第8図)に流体連通状態をなして接続されてい
る枝通路332及び334(第7図)を有してい
る。凹所336及び338はロータ162(第1
2図)の周面とカム面158に隣接した位置で端
部分174に形成されている。凹所336及び3
38(第8図)は凹所300及び302(第6
図)と同じ輪郭を有している。枝通路332及び
334(第7図)を通つて溜め272から導かれ
た液体は、スリツパ164の半径方向外方部分に
隣接した位置でポンプ作用室180の各々に次々
と流入する。スリツパ164の半径方向内方部分
は、端部分174(第8図)に設けられている凹
所346及び348を通して枝通路342及び3
44(第7図)に流体連通状態をなして接続され
ている。凹所346及び348はスリツパ164
(第12図)の半径方向内端部分に隣接して配置
されていると共に、凹所310及び312(第6
図)と同じ輪郭を有している。それ故、スリツパ
の半径方向内面及び外面は、スリツパが入口円弧
部に沿つて移動する際該スリツパの両端で溜め2
72に接続されている。
スリツパ164が入口円弧部に沿つて移動する
際該スリツパの振動を更に低減せしめるために、
凹所336,338,346及び348(第8図
参照)はバルブ作用面を備えている。そのバルブ
作用面は、ポンプ作用室180が入口円弧部に沿
つて移動する際該ポンプ作用室が受けている流体
圧力を徐々に変化せしめるようになつている。即
ち、凹所338(第10図参照)は、枝通路33
4から離れる方向に(第9図及び第10図で見
て)右方へ向つて外側に傾いている入口バルブ作
用面354を有している。ポンプ作用室が入口円
弧部に沿つて移動する際、該ポンプ作用室は凹所
338に沿つて(第9図及び第10図で見て)右
から左へ移動する。バルブ作用面354は、ポン
プ作用室が入口円弧部に入る際枝通路334への
ポンプ作用室の徐々なる露出を提供している。
バルブ作用面354は、ポンプ作用室180の
2つの枝通路334に同時に連通状態をなして接
続されるのを可能ならしめるのに充分な大きさの
円弧範囲を有している(第12図参照)。換言す
れば、バルブ作用面354と枝通路334との合
計円弧範囲はスリツパ164の円弧範囲よりも大
きい。最初のポンプ作用室180は、バルブ作用
面354が該バルブ作用面に沿つて後続のポンプ
作用室を入口枝通路334に流体連通し始める
際、その入口枝通路334に完全に露出され得る
ようになつている。
凹所338は、枝通路334から(第9図及び
第10図で見て)左方へ向つて傾斜しているバル
ブ作用面358も有している。ポンプ作用室18
0は入口円弧部に沿つて(第9図及び第10図で
見て)右から左へ移動するので、ポンプ作用室1
80が入口円弧部から離れる際、バルブ作用面3
58は枝通路334とポンプ作用室との間の連通
を徐々に遮断せしめる。入口枝通路334に対す
るポンプ作用室の徐々なる露出及び該入口枝通路
からのポンプ作用室の徐々なる遮断を提供するこ
とにより、ポンプ作用室が入口円弧部に沿つて移
動する際バルブ作用面354及び358はポンプ
作用室内の圧力の変化率即ち変動の程度を減少せ
しめ、さらによりスリツパの揺動及び振動が低減
せしめられる。これによつて、カムリング156
に対するスリツパの衝接によるポンプ作動ノイズ
が低減せしめられると共に、ポンプ構成部品に作
用する作動力が低減せしめられる。バルブ作用面
354、入口導管334及びバルブ作用面358
の合計円弧範囲はポンプ作用室180の円弧範囲
よりも大きい(第12図)。
バルブ作用面354及び358(第9図)の
幅、即ち端部分174に沿つた半径方向範囲は入
口枝通路334の直径にほぼ等しい。凹所338
及びバルブ作用面354及び358の前縁部36
2及び後縁部364は、スリツパ164が配置さ
れているスリツパポケツト即ち溝370(第12
図参照)がそれら縁部362及び364を通過す
る際該スリツパポケツト即ち溝370の前縁部3
66及び後縁部368に対し平行となる。
スリツパ164の半径方向内方の溝370内に
含まれているポンプ作用室の部分の容積及び円弧
範囲は、ロータの半径方向外方に位置しているポ
ンプ作用室の部分の容積及び円弧範囲よりも小さ
い。それ故、凹所348(第9図及び第12図)
の円弧範囲は凹所338の円弧範囲よりも小さ
い。ポンプ作用室が入口円弧部に入る際、該ポン
プ作用室が凹所348に露出せしめられるまで
に、ポンプ作用室は凹所338の縁部362(第
9図及び第12図)を越えてかなりの距離にわた
つて移動している。ロータ162の軸線方向端部
分には切欠き即ち凹所374(第12図)が備え
られていてスリツパ溝370の前縁部を、ロータ
162の周面の半径方向外方に位置しているポン
プ作用室180の部分に連通せしめている。それ
故、ポンプ作用室180が凹所338の縁部36
2を越えて移動する際、スリツパ164の半径方
向内方に位置している溝370の部分は切欠き3
74を介して凹所338及び枝導管334に流体
連通状態をなして接続される。
ポンプ作用室180が入口円弧部に沿つて移動
する際、スリツパ溝370は移動して半径方向内
方の凹所348及び入口枝通路344に流体連通
する(第12図参照)。ポンプ作用室180が入
口円弧部から離れる際、該ポンプ作用室180が
凹所338との流体連通状態から離れた後でも、
スリツパ溝370の後縁部368は凹所348に
露出している。それ故、ポンプ作用室180の後
方部分、即ち、スリツパ溝370内に位置してい
る部分は、ポンプ入口と流体連通状態をなして接
続されているポンプ作用室の最後の部分である。
凹所348は、スリツパ溝370と枝導管344
との間の連通を徐々に遮断即ち阻止するバルブ作
用面378を有している。
次に、ポンプ組立体の出口ポートの構造につい
て述べる。
カム面158には出口円弧部に沿つて一定した
割合でロータ162の回転軸線へ向かう勾配が付
されている。即ち、各出口円弧部は、各々が同じ
小さな円弧範囲を有している多数の円弧増分即ち
円弧部分に分割されているとして考えることがで
きる。スリツパ164がそれらの円弧部分の各々
に沿つて次々と移動する際、スリツパは同じ半径
方向距離だけロータ162の回転軸線へ向つて半
径方向内方へ移動する。それ故、ポンプ作用室1
80が出口円弧部に沿つて移動する際、ポンプ作
用室の容積は、そのポンプ作用室が出口円弧部に
沿つて各円弧増分即ち円弧部分を移動するたびに
同じ量だけ減少せしめられる。
出口円弧部の正確な寸法は本発明の異なる実施
例に対し変わり得るものであるけれども、その出
口円弧部は入口円弧部よりもかなり大きな範囲を
有している。出口円弧部の円弧範囲を大きくする
ことによつて、空気及び液体を含んでいるポンプ
作用室内のその空気は、ポンプの高速作動時その
液体に確実に溶け込まされる。液体に溶け込ませ
るような空気の圧縮は、出口244乃至262の
うちの関連した一つを通して連通せしめられてい
る流体圧力の影響を受けてチエツクバルブ222
乃至240(第14図参照)が開かしめられる前
に生ずる。
出口254乃至262は出口円弧部に沿つて等
開隔に互いに離隔せしめられている。出口254
乃至262は、端部分174に形成された概ね矩
形の凹所即ち開口384,386,390及び3
92を有している。該矩形の凹所384乃至39
2は、端部分174の軸線方向に延びている円筒
状通路396,398,400,402及び40
4に流体連通状態をなして接続されている。出口
円弧部に沿つてスリツパ164の軸線方向端部と
端部分174との間に最小の半径方向密封距離を
維持するために、凹所384乃至392は、内側
に勾配の付されている出口円弧部に沿つて次第に
減少するような範囲にわたり、半径方向外方に延
びている。即ち、凹所384は凹所386よりも
大きく、その凹所386よりも更に半径方向外方
へ延びている。同様に、凹所386は凹所388
よりも大きく、端部分174に沿つてその凹所3
88よりも更に半径方向外方へ延びている。これ
により、各スリツパ164が出口円弧部に沿つて
移動する際、凹所384乃至392は各スリツパ
164に沿つて実質上同じ位置まで半径方向外方
に延びるようになされている。スリツパが出口円
弧部に沿つて移動する際凹所384乃至392は
該スリツパ上の同一位置まで延びているので、ス
リツパと端部分174との間の密封部の半径方向
範囲は出口円弧部に沿つて実質上一定に保たれて
いる。
スリツパ164の概ね半径方向内側の位置にお
いて流体は各ポンプ作用室180から出口254
乃至262へ吐出される。スリツパ164がロー
タ162の半径方向内方へ移動せしめられると、
流体はスリツパ溝370から押出される。ポンプ
作用室180の半径方向最外方部分と出口254
乃至262との間に流体連通を提供するために、
各スリツパ164の各軸線方向端部には溝408
(第12図)が形成されている。該溝408はス
リツパの半径方向内面及び外面間に連続した流体
連通を提供していると共にその半径方向内面及び
外剖に作用する圧力を均等化せしめている。
出口円弧部に沿つた各ポンプ作用室180の移
動中、該ポンプ作用室内の流体圧力は変化する傾
向がある。出口円弧部の中央部分で、ポンプ作用
室は、低圧状態にある先行する入口円弧部と後続
の入口円弧部とから最も遠く離されている。低圧
の入口円弧部からの距離は、出口円弧部の両端で
の圧力よりも比較的高い流体圧力が該出口円弧部
の中央部分で発生せしめられるのを可能ならしめ
ようとする。出口円弧部に沿つて流体圧力を均等
化せしめるために、出口256,258及び26
0は切欠き412,414,416及び418
(第9図)を有しており、これら切欠き出口円弧
部の比較的高圧の部分から該出口円弧部の比較的
低圧の部分へ向けての流体漏洩を促進せしめる。
例えば、出口凹所386は出口凹所384に較べ
れば、比較的低圧の入口凹所338(第9図参
照)からより遠くに位置しているので、その出口
凹所384での圧力よりも高い流体圧力が出口凹
所386で得られる。出口凹所384及び386
での流体圧力を均等化するために、切欠き412
は出口凹所386から出口凹所384に向つて
(第9図で見て)右方へ延びている。流体は切欠
き412に沿つて出口凹所386から出口凹所3
84へ漏れることができ、その2つの出口凹所で
の流体圧力を均等化せんとする。
出口凹所388は出口円弧部に沿つた中央に配
置されているので、その出口凹所388には他の
出口凹所384,386,390及び392より
も高い圧力が発生せししめられる可能性がある。
それ故、中央の凹所388は出口凹所386及び
390へ向つて互いに逆方向に延びている2つの
切欠き414及び476を有していて、出口円弧
部の中央部分から出口凹所386及び390へ向
つて流体が漏洩するのを可能ならしめている。出
口凹所390は出口凹所392に較べて、次の先
行する入口円弧部からより遠く離されている。出
口凹所390及び392での流体圧力を均等化す
るために、その凹所390からは凹所392へ向
つて切欠き418が延びている。
第9図及び第12図には出口254乃至262
しか示さなかつたけれども、出口244乃至25
2(第8図)はそれら出口254乃至262と同
じ構造を有している。また、ポンプ作用室180
及びスリツパ164が出口254乃至262と同
じ態様で出口244乃至252と協働しているこ
とは理解されたい。端板即ち圧力板172には盲
の、即ち有底の出口凹所420(第6図)が備え
られていてロータ162に作用する軸線方向流体
圧力を均等化せしめている。
ばね指片222乃至240(第14図参照)は
出口244乃至262での流体圧力を受けてい
る。出口244乃至262での流体圧力が充分に
高くなると、ばね指片222乃至240は閉状態
(第15図)から開状態(第16図)へ駆動せし
められる。出口244乃至262を通り、開いて
いるばね指片222乃至240のまわりを流れる
流体の流れを滑らかにするために、出口244乃
至252の所で端部分174の裏側即ち外側には
細長い出口凹所即ち空所424乃至432(第1
3図)が形成されている。同様に、出口254乃
至262の所で端部分174の裏側即ち外側には
細長い凹所434乃至442が形成されている。
細長い凹所434乃至442はばね指片232乃
至240の内側に沿つて通路396乃至404か
ら半径方向外方へ延出している(第13図及び第
14図)。
凹所424乃至442は細長くなつているの
で、流体は出口244乃至262から容易に且つ
滑らかに流れる。例えば、第15図及び第16図
に示されているごとく、ばね指片240が第15
図に示された閉位置から第16図に示された開位
置へ外側へ移動すると、ばね指片の内側面446
と端部分174の外側主要面454との間には細
長い楔形をした開口452(第16図)が形成さ
れる。その比較的長い開口452は凹所442か
ら室212(第4図)へ流体が滑らかに流れ出る
のを可能ならしめている。
ポンプ作用室180内の圧力が室212内の流
体圧力及びばね指片240の固有弾性の影響力に
打克つのに充分な値になつてしまえば、第15図
の閉位置から第16図の全開位置へのばね指片2
40の移動には、そのばね指片240のわずかづ
つ増加する移動抵抗に打克つだけのわずかな圧力
増加しか必要とされない。それ故、ばね指片24
0によるバルブは速かに開いて流体がポンプ作用
室180から圧力室212へ滑らかに流れるのを
可能ならしめている。圧力室212は導管460
(第4図参照)により図示されていないパワース
テアリング制御バルブに流体連通状態をなして接
続されていて、ポンプ作用室から吐出された流体
を車輌のパワーステアリング装置で用いることが
できるようになつている。
ばね指片240が第16図に示された全開位置
へ移動せしめられると、該ばね指片の外側面44
8はリテーナリング266の環状内側面464に
当接し、こうしてばね指片の外方への移動が制限
されている。このように、リテーナリング266
はばね指片240の過渡の外側への移動を阻止し
て、ポンプ作用室からの流体の流れを影響でばね
指片に永久変形が生じないようにしている。
第9図及び第12図には出口254乃至262
しか図示されていないけれども、出口244乃至
252はそれら出口254乃至262と同じ構造
のものであり、また、それら出口254乃至26
2と同様にポンプ作用室180と協働するように
なつている。また、第15図及び第16図にはば
ね指片240しか図示されていないけれども、他
のばね指片乃222至238はそのばね指片24
0と同じ態様で作動されるものである。
次に、ポンプ組立体の潤滑について述べる。
ポンプ組立体154の作動中、入口190,1
92,194及び196(第5図及び第7図参
照)の所での低い圧力により、中心軸線のまわり
で回転するよう駆動軸186を支持している円筒
軸受472(第4図及び第5図参照)から離れる
方向に流体は吸引される。その軸受472を潤滑
せしめるために、端部分174には潤滑用通路4
76,478,480,482,484,48
6,488及び490(第8図参照)が備えられ
ている。同様に、反対側の端部分172(第6図
参照)には潤滑用通路492,494,496,
498,500,502,504及び506が備
えられている。
潤滑用通路476乃至506は円筒軸受472
の(第4図で見て)右端の所で、ロータ162の
軸線方向両端面に沿つて駆動軸186へ潤滑用流
体の絞られた流れを導いている。その潤滑用流体
は、円筒状溜め部分272に接続されている通路
514の一端512に、軸受472に沿つて導か
れている。それ故、潤滑用流体はポンプ作用室1
80から潤滑用通路476乃至506を通つて軸
受472に流れることができる。次いで、潤滑用
流体は通路514を通つて溜めに導かれる。
潤滑用通路476乃至506はスリツパ溝37
0(第12図参照)の半径方向内方で終つてい
る。それ故、ロータ162の軸線方向外端面は端
部分172及び174と協働してポンプ作用室1
80から潤滑用通路476乃至506への流体流
量を絞つている。
次に、ポンプ組立体の別の実施例について述べ
る。
流体は出口円弧部の終りの所でポンプ作用室に
捕促され、即ち閉じ込められてしまう可能性があ
る。その結果、ポンプ作用室が入口円弧部に入る
際、該ポンプ作用室内に比較的高い流体圧力が存
在する可能性がある。その比較的高い圧力はポン
プ組立体の作動時、スリツパの振動及び他のノイ
ズを高めてしまう。従つて、ポンプ組立体154
を第17図に示されているように変形してポンプ
作用室内に閉じ込められていた流体が溜めに戻さ
れるのを可能ならしめ、もつてポンプ作用室が入
口円弧部と流体連通する状態に移動する前に、該
ポンプ作用室内の流体圧力を逃がすようにしても
よい。第17図に示されている本発明の別の実施
例は第4図乃至第16図に示された実施例と概ね
同じなので、同様の構成部品には同じ符号を付
し、また、混同を避けるためにその第17図に用
いられている符号には「a」を添えた。
第17図に示されている通り、ポンプ組立体1
54aは、ロータ162aを囲んでいるカムリン
グ156aを有している。該カムリングにはばね
168aによつて複数個のスリツパ164aが押
付けられている。端部分72a及び174aはカ
ムリング156a、ロータ162a及びスリツパ
164aと協働して、第4図乃至第16図に示さ
れた実施例に関して前述したのと同じ態様でポン
プ作用室を画定している。
この第17図の実施例においては、スリツパ1
64aが出口円弧部に沿つて移動し終えた直後で
且つスリツパが入口円弧部と係合する以前に、各
スリツパ溝370aの半径方向内方部分は溜め2
72aと流体連通状態に接続される。ロータ16
2aに設けられた軸線方向に延びている通路51
6は、端部分172aに形成されている通路52
0に開口している長円形の入口開口518と流体
連通状態に接続されている。その通路520は溜
め272aに流体連通状態をなして接続されてい
る。スリツパ164aの下に閉じ込められた液
体、又は液体及び空気はスリツパ溝370aか
ら、ロータ262aに形成された通路522を通
つて逃げることができる。液体は、溜めに連通し
ている通路520に、通路516に沿つて導かれ
る。
次に、以上述べた本発明を要約して以下に説明
する。
本発明によれば、所定の作動速度に達した後
は、ポンプ組立体からの流体流量を低減せしめる
ことなく、該ポンプ組立体を駆動するのに必要と
されるトルクの量を減少せしめることができる新
規な、そして改良されたポンプ組立体154が提
供される。比較的高速でポンプ組立体154を駆
動するのに必要とされるトルク量を減少せしめる
ことにより、車輌のパワーステアリング制御バル
ブに流体を供給するべくそのポンプ組立体154
を用いた場合、かなりのエネルギ節減を得ること
ができる。トルクの減少を行わせしめるために、
ポンプ組立体154は、所定のポンプ作動速度を
越えた後、ポンプ作用室180内への液体流量を
絞つて各ポンプ作用室が部分的にしか液体で充た
されていず、該ポンプの残りの部分が空気で充た
されるよう構成された流体入口オリフイスを有し
ている。
ポンプ作用室180が出口円弧部に沿つて移動
する際、該ポンプ作用室の寸法は減少せしめら
れ、該ポンプ作用室内の圧力は上昇せしめられ
る。出口円弧部に沿つて複数個の出口244乃至
262が配置されている。そして、これら出口に
はチエツクバルブ222乃至240が備えられて
いる。ポンプ作用室180内の流体圧力が、ポン
プ組立体から吐出される流体の圧力と少なくとも
同じ大きさになるまで、各チエツクバルブはポン
プ作用室からの流体流を阻止すべく作動する。こ
れにより、ポンプ作用室への望ましからざる逆流
の発生が最少ならしめられると共に該ポンプ作用
室内での衝撃波の発生が最少ならしめられ、それ
により、ポンプ組立体の作動中に発生せしめられ
るノイズが低減せしめられる。
チエツクバルブ222乃至240は弾性的にそ
らされることが可能な、即ち曲げ可能なばね指片
で構成されている。該ばね指片222乃至240
は、それらばね指片の外側面448に作用してい
るポンプ吐出圧の影響を受けて閉位置へ向けて付
勢されている。ばね指片222乃至240の内側
面446はポンプ作用室180の各々における流
体圧を受けている。ポンプ作用室内の流体圧力が
ポンプ吐出圧を越えると、そのポンプ作用室内の
流体圧力の影響を受けてばね指片は、ポンプ出口
を通つての流体流れを阻止している閉状態から開
状態へ移動せしめられる。ばね指片222乃至2
40は多くの異なつた位置に装備することができ
るけれども、それらはばね指片をポンプ組立体の
端部分174に装備するのが有利である。
ポンプ組立体154はスリツパベーンポンプで
あり、ロータ162を有しており、該ロータ16
2にはポンプ作用部材、即ちスリツパ164が装
備されている。ロータ162のための軸受472
は流れ経路に沿つてポンプ作用室から該軸受に導
かれてきた流体により潤滑せしめられ、その流れ
経路はポンプ組立体の端部分172及び174と
ロータとの間に形成された通路476乃至506
を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例に従つて構成されたポン
プ組立体の概略図であり、第2図は第1図に図示
されたものと同様に構成されたポンプ組立体に関
して代表的な流量対速度曲線及びトルク対速度曲
線を示すグラフであり、第3図は第1図に示され
たものと同様に構成されたポンプ組立体の場合の
出口円弧部に沿つたポンプ作用室の位置と該ポン
プ作用室内の流体圧力との代表的な関係を示すグ
ラフであり、第4図は本発明に従つて構成された
ポンプ組立体の一特定好適実施例の断面図であ
り、第5図は第4図のポンプ組立体の一部分の拡
大断面部分図で、ポンプ作用室が入口円弧部に沿
つて移動する際溜めから該ポンプ作用室へ導かれ
る流体が通させしめられる入口を示している図で
あり、第6図は第5図の概ね6―6線に沿つた断
面図で、ポンプ作用室へ流入する流体が通させし
められる開口を備えた内方端板即ち端部分を示し
ている図であり、第7図は第4図のポンプ組立体
の一部分を示す断面部分図で、ポンプ作用室が入
口円弧部に沿つて移動する際溜めから該ポンプ作
用室へ導かれる流体が通させしめられる別の入口
を示している図であり、第8図か第7図の概ね8
―8線に沿つて見た平面図で、ポンプ作用室へ流
入する流体が通させしめられる開口を有している
外方端板即ち端部分を示している図であり、第9
図は第8図の外方端部分の一部分を示す拡大部分
図で、ポンプ作用室が入口円弧部に沿つて移動す
る際該ポンプ作用室へ流入する流体が通させしめ
られる入口と、ポンプ作用室が出口円弧部に沿つ
て移動する際該ポンプ作用室から流出する流体が
通させしめられる出口との関係を示している図で
あり、第10図は第9図の概ね10―10線に沿
つた拡大断面部分図で、流体入口の所に設けられ
ている複数の開口のうちの一つの構造を詳細に示
している図であり、第11図は第9図の概ね11
―11線に沿つた拡大断面部分図で、流体入口の
所に設けられている開口のうちの別のものの構造
を示している図であり、第12図は、第4図のポ
ンプ組立体のカムリング、ロータ、ポンプ作用部
材、及び外方端部分即ち圧力板の相互の関係を示
している拡大断面部分図であり、第13図は第7
図の13―13線に概ね沿つて見た場合の平面図
で、外方端部分に形された細長い出口空所の形状
を示しており、図示明瞭化の目的で流量制御バル
ブを除去してある図であり、第14図は第7図の
概ね14―14線に沿つて取られた平面図で、流
量制御バルブを示している図であり、第15図は
第14図の15―15線に沿つて取られた拡大断
面部分図で、流量制御バルブと出口との間の関係
を示し、また、出口を通しての流体流れを阻止す
る閉位置に置かれている流量制御バルブの状態を
示している図であり、第16図は第15図と概ね
同様の断面部分図で、流体が出口を通つて流れる
のを可能ならしめる開位置に置かれた流量制御バ
ルブを示している図であり、第17図は本発明の
別の実施例の一部分を示す断面部分図である。 20…ポンプ組立体、22…カムリング、24
…内周面、26,28…入口円弧部、30,32
…出口円弧部、36,38…密封円弧部、40,
42,44,46…遷移円弧部、50…ロータ、
54,56,58,60,62,64,66,6
8,70,72…ベーン、76,78,80,8
2,84,86,88,90,92,94…ポン
プ作用室、98…矢印、100…駆動軸、10
2,104…導管、108,110…曲線、11
4,116…オリフイス、120…吐出室即ち圧
力室、122,124,126,128,13
0,132,134,136,138,140…
チエツクバルブ、144…線、146,148…
曲線、154,154a…ポンプ組立体、15
6,156a…カムリング、158…内側面、1
59…入口円弧部、160…出口円弧部、16
2,162a…ロータ、164,164a…スリ
ツパ、168,168a…ばね、172,172
a,174,174a…端部分、180…ポンプ
作用室、182…矢印、186…駆動軸、19
0,192,194,196…導管即ち入口、2
02,204,206,208…オリフイス、2
12…吐出室即ち圧力室、216…チエツクバル
ブシステム、220…ベース部分、222,22
4,226,228,230,232,234,
236,238,240…ばね指片即ちバルブ、
244,246,248,250,252,25
4,256,258,260,262…通路即ち
出口、272,272a…溜め、274…ハウジ
ング、276…主溜め、278…開口、282…
ハウジング、284…導管、288,290,2
92,294…開口、296,298…枝通路、
300,302…入口凹所、304…円筒面、3
06,308…枝通路、310,312…凹所、
320,322…開口、326,328…開口
端、332,334…枝通路、336,338…
凹所、344…枝通路、346,348…凹所、
254,258…バルブ作用面、362…縁部、
366…前縁部、368…後縁部、370,37
0a…スリツパ溝、374…切欠き、378…バ
ルブ作用面、384,386…開口即ち凹所、3
88…凹所、390,392…開口即ち凹所、3
96,398,400,402,404…通路、
408…溝、412,414,416,418…
切欠き、420…出口凹所、424,426,4
28,430,432,434,436,43
8,440,442…凹所、446…内側面、4
48…外側面、452…楔形開口、454…主要
外側面、460…導管、464…環状内側面、4
72…軸受、476,478,480,482,
484,486,488,490,492,49
4,496,498,500,502,504,
506…潤滑用通路、512…一端、514,5
16…通路、518…入口開口、520,522
…通路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 円形列をなして配置された流体入口円弧部1
    59及び流体出口円弧部160を画定するカム手
    段156と、該カム手段により囲まれ前記流体入
    口円弧部及び流体出口円弧部に沿つて延びた円形
    経路に沿つて順次移動可能で、液体、又は液体及
    び空気を保持する複数個のポンプ作用室180
    を、前記カム手段と共働して、部分的に画定する
    ポンプ作用部材164と、前記各ポンプ作用室が
    前記流体入口円弧部に沿つて移動する際に該各ポ
    ンプ作用室へ流体を導くため前記流体入口円弧部
    に連通した入口ポート手段190,192,19
    4,196と、前記各ポンプ作用室が前記流体出
    口円弧部に沿つて移動する際に該各ポンプ作用室
    から液体を排出させるため前記流体出口円弧部に
    連通し、該流体出口円弧部に沿つて一列をなして
    延在した複数個の出口ポート手段254―262
    とを有する回転ポンプ組立体154であつて、 ポンプ動作速度が所定速度以上になつたときに
    前記流体出口円弧部に沿つての前記各ポンプ作用
    室の移動中該各ポンプ作用室から排出される液体
    の体積を減少させることにより、前記所定速度以
    上での前記ポンプ動作速度において前記回転ポン
    プ組立体からの流体の流量を実質上一定の所定量
    に維持するための流れ制御手段を備えており、 該流れ制御手段が、 (イ) 前記回転ポンプ組立体の動作速度が前記所定
    速度以上にあつたときに該回転ポンプ組立体へ
    の流体の流入流量を前記所定量に制限するため
    のオリフイス手段202,204,206,2
    08、及び (ロ) 前記回転ポンプ組立体の動作速度が増加する
    につれて増加する円弧距離に亘つての前記流体
    出口円弧部に沿う前記各ポンプ作用室の移動期
    間中該各ポンプ作用室からの流体の流出を阻止
    することにより、前記ポンプ動作速度が前記所
    定速度以上になつたときに前記各ポンプ作用室
    から流体を排出させることのできる前記出口ポ
    ート手段の数を減少させるバルブ手段216で
    あつて、固定された一端部と、対応する前記出
    口ポート手段からの流体の流出を阻止する閉じ
    た状態から開いた状態へ前記ポンプ作用室内の
    流体の圧力により変位される自由他端部とをそ
    れぞれ有する複数個の細長いばね指片232―
    238からなるものを有しており、 前記出口ポート手段254―262が、前記ポ
    ンプ作用部材が前記流体出口円弧部に沿つて移動
    する際に前記回転ポンプ組立体の中心の方へ半径
    方向内方へ移動するときに前記出口ポート手段の
    半径方向外縁部と前記ポンプ作用部材164との
    間に実質上一定の空間関係を提供すべく、前記流
    体出口円弧部の始端部に隣接して位置し比較的大
    きな半径方向の長さを有する凹所384から該流
    体出口円弧部の終端部に隣接して位置し比較的小
    さな半径方向の長さを有する凹所392まで該流
    体出口円弧部に沿つて減少する半径方向の広がり
    を有することを特徴とする回転ポンプ組立体。
JP58092218A 1982-05-25 1983-05-25 回転ポンプ組立体 Granted JPS5928081A (ja)

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