JPS6360958A - 非イオン造影剤合成用中間体 - Google Patents

非イオン造影剤合成用中間体

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JPS6360958A
JPS6360958A JP62133547A JP13354787A JPS6360958A JP S6360958 A JPS6360958 A JP S6360958A JP 62133547 A JP62133547 A JP 62133547A JP 13354787 A JP13354787 A JP 13354787A JP S6360958 A JPS6360958 A JP S6360958A
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carbon atoms
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amino
hydrogen
compound
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ミロス ソバク
ラマチャンドラン ランガナサン
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University of California
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
高度に官能化された水溶性小有機化合物は多くの用途を
もつ。そのような化合物は、非イオン洗浄剤の製造用ス
テム(stem)として、緩衝剤として、又は水溶化置
換体としての用途をもつ。最後の用途の場合には特にX
線造影剤としての用途に興味がある。 X線造影剤は人体の広範囲な領域を可視化する造影剤は
目的とする領域に所望の不透明度又は乳白度を与えるた
めに高濃度の重い原子を必要とする。これらの化合物は
、造影剤としての使用に際し高濃度であること、重い原
子が高い割合で存在すること、所望の水溶性をもつこと
、熱的及び生理的に安定であること並びに毒性が低いこ
とが要求されるため、使用できる化合物の種類には大き
な拘束がある。前述の拘束のほかに粘度、浸透圧、合成
法などにも係り合いがある。 数多の沃化した化合物が造影剤用として製造されている
が、いずれの場合にもそれらの化合物には−又はそれ以
上の欠点がある。従って、造影剤として物性が一層良好
に組み合わされた新しい化合物を開発する努力が続けら
れている。 新しい造影剤の開発の重要な一面は中間体の調製方法の
開発である。X線研究に使用される多量の化合物は薄型
で、経済的でかつ効率的な調製方法を必須とする。 先丘技止皇災皿 米国特許第3701771号はトリョードベンゾイルシ
ュガーアミンを開示している。現在商業的に人手可能な
化合物としては、例えば、ビス−3,5−ジアセトアミ
ドトリヨードベンゾエート(diatrizoate 
) 、N、 N’−ジ(1’ 、3’ −ジヒドロキシ
プロピル−2’ )5−L−ラクトイルアミドトリヨー
ドイソフタルアミド(Iopamidol)およびグル
コサミンの3−アセトアミド−5−(N−メチルアセト
アミド)トリヨードベンゾイル誘導体(Metriza
mide )があげられる。5ovakらのRadio
logy  1工し’717  (1975)にはショ
ートトリグルコシルベンゼンが記載されている。Wei
tlらのJ、Med、Chem、 19353 (19
75)には造影剤として2,4.6−)リヨードー3−
アセトアミド−5−(N−メチルカルボキシアミド)フ
ェニルβ−D−グルコピラノサイドが記載されている。 AC54月ミーティング(1979)の抄録には、「ニ
トロアロマティックスからのヘキソースのカルボキシア
ミド−トリヨードフェニルエーテルの合成及びそのペン
トース誘導体への分解」と題するRanganatha
n及び5ovakの抄録がある。係層中の米国特許出願
第34099号にはトリヨードアニリンの非グリコシジ
ルカルボヒドレートエーテルが記載されている。D−2
−アミノ−2−デオキシエリスリトールおよびL−2−
アミノ−2−デオキシスレイトールはK15s及びSi
rokmanのHe1v、Chem。 Acta  43 、334 (1960)並びにA、
B、FosterらのJ、Chem、Soc、 196
0.2587それぞれ配置されている。 オ虜」B(社)4枚 本発明に従えば、式 〔式中、Dは−CONVT又は−NWCOE ”i’あ
り、Tは、トリヒドロキシブチル又はそのアセタールも
しくはケタールであり、 ■は、それぞれ独立に、水素又は炭素数1〜2の低級ア
ルキル基であり、 Wは、水素又は炭素数1〜2の低級アルキル基であり、 Eは、水素θ〜2@のオキシ基を有する炭素数1〜3の
アルキル基(このオキシ基は炭素数0〜3個のすキシ基
でヒドロキシル基もしくは炭素数1〜2のエーテル基を
含む)であり、Eは2個が結合して上式を連結する単結
合又は上で定義したオキシ基0〜3個を有する炭素数1
〜4のアルキレン基であることもできる。] が提供される。 小さな水溶化性化合物、特に新規な非イオン性X線造影
剤の新規な中間体が提供される。これらの中間体は適当
なアミノおよびヒドロキシ官能性のジオキセパン(di
oxepane )誘導体である。このジオキセパン誘
導体はアミド生成及びそれに続く加水分解で新規な造影
剤となる有用な中間体である。当該化合物から調製した
製品は造影剤として有用な水溶性と低毒性を示す。 新規な前記非イオン性造影剤は、造影剤として所望の広
範囲な性質をもち、そしてトリヒドロキシルブチル置換
のアミド窒素と残存環位にアシル化されたアミノ基を有
する対称置換のトリヨードイソフタルジアミドの誘導体
である。これらの化合物は良好な水溶性、低毒性、低蛋
白結合性を有することを確認し、更に良好な造影剤とし
て必要なその他の多くの要件に合致する。 前記造影剤は、x!a検査の造影剤として従来の様々な
注射製剤に容易に配合又は処方することができる。 、 の℃・についての晋゛H 本発明の化合側は2−置換−5−アザ置換−6−ヒドロ
キシ−1,3−ジオキセパンで、シス、トランス又はそ
れらの混合物のいずれであってもよい。かかる化合物は
、1,4−ジヒドロキシブテン−2とオキソカルボニル
化合物で1.3−ジオキセピンを調製し、続いて二重結
合の官能化及び隣接(ビシナル)アミノアルカノールの
形成によって製造される。好ましくは、エポキシドを生
成せしめ、続いて窒素求核剤で開環せしめ、2−置換−
5−アザ置換−6−ヒドロキシ−1,3−ジオキセバン
トランスを生成する。このトランス化合物は常法に従っ
て2ス化合物に変態させることができる。前記アザ置換
ヒドロキシジオキセパンはアミノ基又はアミン(アンモ
ニアを含む)とで直接形成されたアミノ基を生成するの
に使用され、次いでアシル化されて所望の造影剤中間体
を与え、更に加水分解によりN−1,3,4−トリヒド
ロキシ−ブチル−2基を与える。 窒素に結合した2個の水素を有する本発明のアミノ置換
化合物は、N−置換トリヨードベンゼンポリカルボキシ
アミド(アミド窒素が造影剤として作用するトリヒドロ
キシ基でモノ置換される)を製造するのに用いられる。 造影剤は単量体又は二量体であり、二量体は環の炭素原
子に置換したアミノ基を介して結合される。単量体は3
個の沃素、少なくとも17個の炭素原子、3個の窒素原
子及び少なくとも6個のヒドロキシル基を有し、一般に
は約6〜9個のオキシ基(そのうちの少なくとも6個は
ヒドロキシル)を有する。炭素の沃素に対する比は、一
般には7:1より大きくなく、更に一般には約6:lよ
り大きくない。 ベンゼン環は3個の沃素原子で対称的に置換され、残り
の環炭素原子は2〜3個のカルボキシアミド基及び0〜
1個のアシル化アミノ基で置換されている。各カルボキ
シアミド窒素はトリヒドロキシブチル基、特に1,3.
4−トリヒドロキシブチル−2基でモノ置換されている
。環炭素原子に結合したアミノ基は、少なくとも1個の
炭素原子で約4個以下の炭素原子、通常は2〜3個の炭
素原子を有する脂肪族カルボン酸でアシル化され、それ
は1〜2個のオキシ基、特にヒドロキシ又は炭素数1〜
2個、好ましくは1個のオキシエーテルを有していても
よく、また前記三量化化合物で  ゛アシル化されてい
てもよい。前記アミノ基は前記−塩基性酸の範囲の2倍
以内の三塩基性酸で置換されていてもよい。 本発明に従った、造影剤化合物は下式に示す通りである
。 〔式中、Dは−CONVT又はNVCOE テあり、T
はトリヒドロキシブチル、特に1,3.4−トリヒドロ
キシブチル−2であり、 ■は水素又は炭素数1〜2の低級アルキル(即ち、メチ
ルもしくはエチル)であり、 Eは水素、又は0〜2個、通常0〜1個のオキシ基を有
する炭素数1〜3、通常1〜2のアルキル基(該オキシ
基はヒドロキシルもしくは炭素数1〜2、好ましくは1
個のエーテル基)であり、また2個のEが一緒になって
結合もしくは0〜4個、通常0〜2個のオキシ基を有す
る炭素数1〜4、好ましくは1〜2のアルキレン基(該
オキシ基は炭素数0〜2、特にヒドロキシルもしくは炭
素数1〜2のアルコキシ基である)の結合基を形成して
いてもよい。〕 上記IEについて例示すれば、メチル、エチル、ヒドロ
キシメチル、■−もしくは2−ヒドロキシエチルなどが
あげられる。2個のEが一緒になって結合基を形成する
場合の結合基の例としては、メチレン、エチレン、ブチ
レン−1,4,1,2−ジヒドロキシエチレン、1.2
−ジメトキシエチレン、プロピレン及び2−オキサプロ
ピレンなどがあげられる。 造影剤を調製するに当っては、ヒドロキシル基の水素を
他の基で置換してエーテルもしくはエステルとした種々
の誘導体を使用する。これらの化合物は主として次のよ
うな構造をもつ。 〔式中、D゛は−CONIIT’又は−Nl(COE”
であり、T″は1,3−ジオキセパンを形成するトリヒ
ドロキシブチレン、特に1,3.4−1−リヒドロキシ
ブチレン又はそのアセタールもしくはケタールであり、 E”は水素、又はヒドロキシ、炭素数1〜2のアルコキ
シもしくは炭素数1〜3、通常1〜2のアシロキシ(ア
シル基は例えばアセトキシの如き脂肪族カルボキシ)で
ある0〜2個のオキシ基を有する炭素数1〜3、通常1
〜2のアルキル基であって、2個のE”が−緒になって
、結合、又は炭素数1〜4、通常1〜3のアルキレン基
であって0〜3個、通常0〜2個のオキシ基(但し、炭
素原子当りのオキシ基の数は1個以下でオキシ基は上記
E′で定義した通り)を有するアルキレン基である結合
基を形成していてもよい。]本発明の化合別物以下の合
成手順のフローに従って1.4−ジヒドロキシブテン−
2から調製される。 ↓ A (CONt+CH(CH20H) Cl1OHCl
(zolI) m上式において、 R−水素又は有機ラジカル、 ■−水素又は干渉基をもたない有機ラジカル、m−2〜
3、 A−普通アシル化された0〜1個の環アミノ基及び2〜
3個のカルボニル基をもつ」n−ポリヨードベンゼン。 以下のフローチャートはエポキシド経由の製造手順を示
す。
〔0〕はオキシハロゲネーションを含む酸化であっ
て次工程での閉環によってエポキシドを生成させる任意
の形の酸化を意味する。
〔0〕 ↓ 本発明プロセスは容易に入手可能なl、4−ジヒドキシ
ブテンー2を出発物質とする。この化合物はオキソカル
ボニル化合物と反応してl、3−ジオキセピンを生成す
る。本発明の化合物をX線造影剤の製造に使用する場合
にはオキソ−カルボニル化合物は除かれるので、オキソ
−カルボニル化合物の選定は本発明において特に臨界的
ではない。従って、使用するオキソ−カルボニル化合物
は合成に便利で、経済的で、合成工程を妨害するものが
なくかつ除去の簡単なものとなるであろう。 大砥の場合には、オキソ−カルボニル化合物は少なくと
も適度に水溶性であり、合成手順において使用する薬剤
に比較的不感性で合成過程で反応薬剤の所望の溶解度を
与えるも゛のとする。オキソ−カルボニルはアルデヒド
又はケトンのいずれでもよく、好ましくはケトンであり
、−mには炭素数1〜12、更に一般には炭素数2〜6
、そして好ましくは炭素数2〜4のもので、脂肪族、脂
環族、芳香族もしくはこれらの任意の組合せのいずれで
もよく、特に好ましいものはアセトン及び2−ブタノン
である。更にオキソ基を除いて炭化水素又は合成過程で
実質上不活性な置換体で置換された炭化水素とすること
ができる。1,3−ジオキセピンは、常法に従って、例
えばオキソ−カルボニル及び1. 4−’;ヒドロキシ
ブテンー2を少量の酸でオキソ−カルボニル化合物又は
そのアセタールもしくはケタール(特にメタノールもし
くはエタノールからの)で化合させ、水もしくはアルカ
ノールを留出せしめることによって調製することができ
る。 次いで、このオレフィンをvic−アミノアルカノール
へ、様々な手段、例えば安定な中間体もしくは一時的に
エポキシ化したり、アミノヒドロキシの両官能性を直接
導入したり、或いは2つの官能性を順次導入したりする
ことによって、官能化させる。以下に、アミノアルカノ
ールを調製するいくつかの反応経路を示す。 以下余白 1l− CI            Nil□H− 011−5Oz CI  OH−Nllz OH= +
KMnOn →51.−1”T OHOz  S−・Ntl− O3040ff NHCOz  01lOOHNH2*
=+−o2CNCI + Ag −−w  ’−’*H
erranz et al、、 J、Am、Chem、
Soc、100.3596 (1978)好ましい方法
は過酸化水素を用いるエポキシ化又は、例えば次亜塩濃
酸を用いるオキシバコゲ゛ン化である。 上記方法では求核剤としてアミノ若しくは置換アミノ基
を用いることを示しているが、例えばアジドのような、
他の求核剤を使用することもできる。 エポキシ化は有機もしくは無機の過酸を用いて実施する
ことができる。更に詳しくは、経済的な観点から、過酸
化水素を極性溶媒中で穏やかに加熱した温度条件下(2
5〜50℃)使用し、過酸化水素の量は少なくとも化学
量論量、一般には少なくとも約2倍モル量過剰で使用す
る。 別法として、オキシハロゲン化は、特に塩素を用い、そ
して、エポキシ中間体を経て又は経ることなく、窒素求
核剤でハロゲンを置換させる。このオキシハロゲン化は
一般には極性溶媒中で温和な酸性条件下(−10〜20
″C)で実施する。エポキシド生成を望む場合には溶液
のアルカリ度を増大せしめ、そして温度を常温より高い
温度、一般には約50〜110°Cの温度範囲に昇温さ
せる。普通は化学量論量より過剰の官能化剤を使用する
。 エポキシドの単離後、約100〜150°Cの温度範囲
で自然昇圧下にアミン(アンモニアを含む)を用いるエ
ポキシドのアザ置換によってアミノアルコールを調製す
ることができる。別法として、アジドを用いてアジドア
ルコールを生成せしめ、次いでこのアジドを一般的方法
、例えば接触還元でアミノに還元する。 次いで、生成したアミノ基が少なくとも一つの水素を有
するアミノアルコールは常法に従ってアシル化する。活
性アシル例えばハライド、混合無水物(mixed a
nhydride ) 、活性エステル(例えばN−ヒ
ドロキシサクシンイミド)などを好都合に使用すること
ができる。特定のアシル化方法は本発明にとって臨界的
ではない。 次いで保護オキソ−カルボニル基を、任、tの一般的方
法、例えば酸加水分解によって除去する。 使用するl、2−ジヒドロキシブテン−2は、トランス
体は1.3−ジオキセピンを生成しないので、シス化合
物とする。従って、上述の合成方法では、1.3−ジオ
キセパンの加水分解によってスレイチル誘導体を生成す
るトランス−アミノアルコールが生成する。エリスリチ
ル誘導体を望む場合には、5−アミノ−6−ヒドロキシ
−1゜3−ジオキセパンをアミノ基もしくはヒドロキシ
基のいずれかを転位せしめて2入化合物を生成させるの
に使用することができ、これから1.3−ジオキセパン
の加水分解によりエリスリチルアミンを直接生成させる
ことができる。アミノ基又はヒドロキシ基の転位技術は
従来から周知の通りである。例えば、オキサゾリンもし
くはオキサシロンは、アミノ基のアシル化によって、そ
してヒドロキシルの活性化することによって、例えばト
シレート、メシレートもしくはブロシレートのようなサ
ルフェートエステルを調製することによって、調製する
ことができる。別法として、シス化合物を直接合成する
技術(上述のHerranz )が存在する。このよう
にして本発明方法はエリスリチルもしくはスレイチルア
ミドのいずれも生成させる。 本発明の化合物は、以下の式で表わされる。 以下余白 式中、Zはアジド又はHNWであり、Wは水素もしくは
炭素数1〜12、一般には炭素数1〜8、の置換もしく
は未置換の有機ラジカルであって脂肪族的に飽和もしく
は0〜2位置に脂肪族不飽和、特にエチレン系、を有す
る、脂肪族的に不飽和な炭化水素(脂肪族、脂還族、芳
香族もしくはそれらの任意の組合せ、但し環の数は通常
1以下)とすることができる、又は1〜3、−iには1
〜2の、非オキソ−カルボニル、非反応性ハロ(例えば
フルオロもしくは芳香族環炭素に結合した八日)、オキ
シ(例えばヒドロキシ)、アミノもしくはオキソ−カル
ボニルとすることができる置換体を有することのできる
有機ラジカルでこの有機ラジカルは、一般には6以下、
更に一般には4以下のへテロ原子(酸素、窒素及びハロ
ゲン)を含むことができ、 Rは、同一であっても異なっていてもよい、水素又は有
機ラジカルで有機ラジカルとしては炭化水素もしくは置
換炭化水素があげられ、その置換炭化水素の置換体は不
活性で、目的化合物の前駆体の調製を含む造影剤の調製
工程を妨害しない任意の置換体とすることができる。 Rは脂肪族、脂還族、芳香族、複素環族もしくはこれら
の任意の組合せとすることができ、また2個のRが一緒
になって環を形成してもよいが、好ましくはRは脂肪族
的に飽和であり、更に好ましくは炭素数2〜4のアルキ
ル、更に普通には炭素数2〜3のアルキルである。当然
の事乍ら、Rによって定義される分子の一部分及び2個
のRが結合する炭素は本発明にとって臨界的でなく、主
としてチドリトールアミンの末端ヒドロキシルの保護基
となるもので、この基は造影剤の調製に際し除かれる。 従って1.3−ジオキセパンの調製のためのオキソ−カ
ルボニルの選定は専ら便宜的である。それにもかかわら
ず、反応の性質、使用゛ する溶媒、分離の容易性など
の観点から、低級アルキル基が最も好ましい。 更に立体化学については式に特定していない点に留意さ
れたい。 具体的な化合物は以下の通りである。 2.2−ジメチル−5−アミノ−6−ヒドロキシ−1,
3−ジオキセパン、 2−エチル−2−メチル−5−アミノ−6−ヒドロキシ
−1,3−ジオキセパン、 2−フェニル−5−アミノ−6−ヒドロキシ−1,3−
ジオキセパン、 2−ベンジル−5−アミノ−6−ヒドロキシ−1,3−
ジオキセパン、 スピロ〔シクロへキシル−1,2“−5°−7ミノー6
°−ヒドロキシ−1”、3′−ジオキセパン〕、 2−メチル−2−メトキシメチル−5−アミノ−6−ヒ
ドロキシ−1,3−ジオキセパン、及び2.2−ジプロ
ピル−5−アミノ−6−ヒドロキシ−1,3−ジオキセ
バン (2スーもしくはトランス−のいずれをも含む)Rが水
素以外の場合には、2個のRの炭素の総数は、通常12
を超えることなく、更に普通は10を超えることなく、
−iには2〜8、更に一般には2〜6の範囲である。 造影剤の製造に本発明の化合物を用いることにより数多
くの利点が達せられる、先ず、特定の中間体を調製する
効率的で経済的なプロセスが得られる。次に、ビシナル
アミノアルコールが、ヒドロキシルもしくはアミノ基を
先ずアシル化するかどうかとは無関係に、アミドを生成
させるので複数個の他の活性な官能基でアミンをアシル
化する問題が回避される。トリヒドロキシブチルアミン
よりむしろ、l、3−ジオキセバンアミ′ノアルコール
を使用することによって、−層クリーンで経済的でかつ
効率的なアシル化反応かえられる。このようにして、高
分子量のポリヨード(多沃素)置換の芳香族酸を効率的
にかつ高収率で使用することができる。 次に造影剤について考えると、多くの造影剤は立体異性
体を使用できることはいうまでもない。 ラセミ体又は活性型のり、Lもしくはメソ型(環への各
置換体について)のいずれも使用することができる。 造影剤の環状アミンに、前駆体として又は最終製品にお
いて、結合するアシル基を例示すれば、アセチル、グリ
コリル、メトキシアセチル、プロピオニル、アセトキシ
グリコイル、2−アセトキシプロピオニル、マロンジオ
イル、サクシンジオイル、タルタルジオイルなどをあげ
ることができる。 本発明の前駆体を使用した造影剤製品を例示すれば下記
表Iの通りである。 表−土 N、N’−ビス(1°、3’、4’ −)リヒドロキシ
プチル−2”)−2,4,6−ドリヨード=5−アセト
アミドイソフタルジアミド、N、N’−ビス(1“、3
’ 、4’ −トリヒドロキシブチル−2°)−2,4
,6−1リョード−5−グリコールアミドイソフタルジ
アミド、N、N“−ビス(l”、3′、4“ −トリヒ
ドロキシブチル−2’ )−2,4,6−1−リヨード
ー5−ラクトアミドイソフグルジアミドN、N’−ビス
(1°、3’、4° −トリヒドロキシブチル−2’ 
)−2,4,6−)リヨードー5−メトキシアセトアミ
ドイソフタルイミドYスーN、N’   (N” 、N
”’−ビス(1°。 3°、4″ −トリヒドロキシブチル−2’)−2゜4
.6−)リヨードイソフタルジアミドー5−イル)タル
タルジアミド 互込−N、N” −(N“°、N″”′−ビス(l”。 3”、4’ −トリヒドロキシブチル−2“)−2゜4
.6−トリヨードイソフタルジアミドー5−イル)グル
タルジアミド (1’、3°、4’ −)リヒドロキシプチルー2°は
り、  L又はDLエリスリチルもしくはスレイチルの
いずれでもよい。) 本発明の前駆体の使用の結果として、生成造影剤化合物
は以下の1つもしくはそれ以上の好ましい性質をもつ。 すなわち、該化合物は、従来、特に米国において使用さ
れているポリヨード非イオン系造影剤に比較して、より
低い毒性とより高い安定性を有し、許容できる粘度及び
水溶性を有し、高ヨード濃度が可能であり、浸透圧が低
くそしてミクロサーキュレーションの干渉度が低い。 X線造影剤として使用する場合には、これらの化合物は
写真学的に支障のない担体と組み合せて使用され、造影
剤化合物は約20〜500mg1/ml、更に一般には
100〜400mg r / mlの濃度で存在する。 投与される造影剤の種類及び量は、系内に僅か約2〜3
時間程度滞留するようにするのが好ましいが、もっとも
これより短い或いは長い滞留時間も一般には支障がない
。 造影剤としての使用のほかに、本発明の造影剤化合物は
、その高い分子量及び密度の故に、その他の種々の目的
に使用することができる。本発明化合物は、細胞を高比
重の溶液中で取り扱う、生物学的技法において、例えば
、その低浸透性がイオン性化合物に比較して細胞の浸透
分解(osmotic−1ysis )を残するので、
遠心法もしくは優先浮選法において使用することができ
る。更に本発明の化合物は、遠心法などによる分子量分
離用の密度勾配(density gradient)
を与えるのに使用することができ、放射性沃素を用いて
調製して放射性標識体として使用することができ、或い
は放射性ラベル、螢光クエンチャ−などとして沃素をも
つラヘル化合物に使用することができる。 本発明の化合物はチドリトール(tetri tol 
)アミンへの有用なルートを与え、そのアミノ基を親水
性−疎水性を変化させるよう置換もしくは未置換とする
ことができる。即ち、チドリトールアミンはアルキレン
オキサイドと重合させて変性することにより洗浄剤を生
成し、或いは直接バッファーなどとして使用することが
できる。更に窒素変性を親化合物又はその誘導体の物理
的、化学的及び生理学的性質を変えるのに使用すること
ができる。 以下に本発明の詳細な説明するが、本発明をこれらの実
施例に限定するものでないことはいうまでもない。なお
以下の例において温度は特にことわらない限り摂氏温度
であり、「部」は容積基準で示した液体混合物以外は全
て重量基準である。 また以下において、略語DMAはN、N−ジメチルアセ
トアミドを意味する。 上記化合物を刊行物記載の方法に従って合成した(Fr
ied及びElliot、J、Org、Chem、+ 
4L 2469(1976)参照)。 A、 m−クロロ過安息香酸(純度74%、78.15
g、0.33モル)の塩化メチレン(600mn)懸ン
蜀;夜に室温下30分で2,2−ジメチル−4,7−シ
ヒドロー1.3−ジオキセビン(II)  (41,0
g、0.32モル)の塩化メチレン(200d)溶液を
添加した。混合物を8時間還流せしめ、次いで水中で1
時間冷却した。沈澱固形分を濾別し、有機濾液を10%
亜g酸ナトリウム水溶液(2xlOOmN)、飽和重突
酸ナトリウム水;容液(3X 500m1) 、5%水
酸化ナトリウム水溶液(2X 250mff1)及びブ
ライン(2X 200.wf )で洗浄し、そして乾燥
(M g S 04 ) シた。溶媒を除き、残留油分
を真空蒸留してエポキシド生成物(II[)を無色の液
体として取得した。36.94g (収率80%) 、
b、p。 90〜92°/11mm0 以下の方法はエポキシ化剤として一層経済的な過酸化水
素を用いた改良方法である。 B、2.2−ジメチル−4,7−シヒドロー1゜3−ジ
オキセピン(151,4g、 1.18モル)のメタノ
ール(−500rd)撹拌溶液中に、無水の炭酸ナトリ
ウム(85g)を添加し、次いでアセトニトリル(15
0d)を添加した。この懸濁液を過酸化水素水(30%
、315 ml、2.78モル)で滴下速度が温度を4
0°に保持するようにして処理した。5時間後、40°
で反応混合液をグラ1゛ン(1,5ffi)中に注ぎ、
生成溶液をn−ブタノールで抽出した。 有機相をブラインで洗浄し、乾燥し、そして真空下に溶
媒を飛ばした。残留物を真空蒸留して生成物(III)
を無色液体(114g)として取得した(収率67%)
。 C1炭酸ナトリウム(37g、 0.35モル)の、ジ
オキセビン(II)  (158,7g、1.26モル
)、ベンゾニトリル(127,9g、1.26モル)及
びメタノール(150mR)のン昆合ン夜中の懸濁ン夜
に、30%過酸化水素水(42,2g、1.24モル)
を温度が80゜未満に保持されるような速度で30分間
で添加した。この混合物を油浴中80°Cで2時間保持
し、この間に過酸化水素の99%が反応した。混合物を
デカンテーションし、次いで先ず60mmで、次に20
mmで、最後に5mmで分別蒸留した。6mmで沸点7
5〜85°の留分を6mmで再分別蒸留して無色液体の
生成物(In)を得た( 125.5g)  (収率7
0%) 、 b、p、82−87°/6mm。 D、ジオキセピン(II)  (12,81g、0.1
モル)の希硫酸でpl+ 6.0に調整したt−ブタノ
ール水溶液(50%、50d)中の、水冷(5°)及び
撹拌した溶液に、pl+を6.0に保持し乍ら、次亜塩
素酸し一ブチル(11,3g 、  0.105モル)
を添加した。 反応混合液を室温まで上昇せしめ、光を′f2断して4
時間撹拌した。反応混液に重炭酸ナトリウム(200m
g)を添加し、50%苛性ソーダ水溶液でpH12とし
た。反応混液をlOOoCで1時間加熱し、次いで冷却
した。上層のし一ブタノール層を分離し、水層をも一ブ
タノール(,3X20mN)で抽出した。合併した有機
層を乾燥した(NazCO3)溶媒を除去し、次いで分
別蒸留して無色油状のエポキシド生成物(In)を約8
0%収率で得た。 E、前記ジオキセビン(150,0g、 11.8モル
)のし−ブタノール(250mffi)及び水(150
d)の混合液の、水冷(0〜5°)及び撹拌した溶液中
に、溶液中に連続的に炭酸ガスを吹込み乍ら1時間で粉
体次亜塩素酸カルシウム(59%、150g、0.62
モル)を少しずつ添加した。30分後、50%苛性ソー
ダ水溶液(160g、2モル)を添加し、生成懸濁液を
油浴(100°)を用いて撹拌し乍ら1.5時間還流せ
しめた。混合物を濾過し、濾液の有機層を分離した。水
層をt−ブタノール(50ml)で−度抽出し、合併し
た有機層をブライン(3X20d)で洗浄した。洗液を
合せてt−ブタノール(50mりで一度再抽出した。ロ
ートペーパー(Rotovapor )にて70’″及
び100mmで有機層から溶媒を除去した。残留物を分
別蒸留し、無色油状の生成物(II[)を単離した( 
116.1g、収率68%) 。b、p、65〜67°
15mm。 A、鋼製ボンベに、−70°Cに保持した・イソプロパ
ノ−ルードライアイス浴で冷却し乍ら、液安(60ml
)を装入した。これに前記エポキシド(III )  
(21,46g、0.15モル)を添加し、次いで水(
2,70d、0.15モル)を添加した。ボンベを密封
し、油浴中で120°Cで4時間加熱した。ボンベを冷
却し、開放し、そしてアンモニアを薄光させた。粗残留
物をエーテルで処理(trituraLe ) L/、
結晶生成物を濾過により分離した。目的とするアミン(
TV)を白色プリズム状で得た( 18.78 g 。 87%収率)。m、p、81.5〜82.5°。 B、2.2−ジメチル−4,7−シヒドロー1゜3−ジ
オキセピン(8,63g、59.8ミリモル)を500
mj!パル(Parr)高圧反応器に装入し、これに濃
水酸化アンモニウム(45mjりを添加した。ボンベを
閉じ、油浴中で(ヘンド開放)70°Cに加熱した。こ
の点でベントを閉じた。加熱をつづけ、できるだけ速や
かに145°とした。系が平衡に達した時の圧力は65
psiであった。45分後、容器を室温に冷却し、開放
した。反応混液を250dの丸底フラスコに移し、真空
下(H20アスピレータ−)にアンモニアを除去した。 H,Oを蒸発除去せしめて黄色で粘稠な油分を得、これ
を更に無水エタノールとの共蒸留により乾燥させた。残
留油分を無水エチルエーテル(15〜20rd)を用い
て一20°Cで処理した。エーテルを濾別し、粗生成物
(TV)  (7,92g)を酢酸エチル/ヘキサンか
ら再結晶した。収率:82%。 上記化合物(V)を、刊行物に記載の方法と同様の方法
で、ヨード化により、次いで塩素化により5−アミノ−
イソフタル酸から調製した(Wallingfordら
、J、Am、Chem、 Soc、、74.4365 
(1952) )。 このビス−クロリド(V)を穏やかな条件下にベンゼン
から結晶化させることにより精製した。 4、ヒス−クロリド V のアシルヒ 前記ビスークロリド(V)のDMA溶液を室温で一昼夜
5当量の塩化アセチルで処理した。反応混液を氷水中に
注いだ後、生成者(Va)を濾過し乾燥した。この生成
物(純度98%)を更に精製することなく用いた。 0−アセチルグリコリルクロリド又は0−アセチル−D
L−もしくはL−ラクトイルクロリドを用いて同様にし
て(Vl b )及び(Vlc)を得た。 前記N−アセチル−ビス−クロリド(■a)(0,6g
、1.0 ミリモル)をDMA(5d)中の2.5当量
の一ト」ヒ良/7.−5−アミノー2.2−ジメヂル−
6−ヒトロキシー1.3−ジオキセパン(IV)と−緒
に50°で5時間撹拌した。D M Aを蒸発させ、残
留物を゛、クロロホルムーメタノーク混液を用いてシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、無色泡状の
生成物(■a )  (0,93g、定量収率)を得た
。 5−アセトキシアセチルアミノ−及び5−(2−アセド
キシーDL−もしくはL−プロピオニルアミノ)同族体
(■b)及び(■C)をそれぞれ87%及び95%収率
で同様にして合成した。 別法として、DMAの除去後、残留物をエタノール水に
溶解し、希塩酸でpu6.oに調整する。溶媒蒸発後、
酢酸エチルを残留物に添加し、過剰アミンの塩酸塩の大
部分が晶出した場合にはそれを濾別する。次に酢酸エチ
ル層をブラインで洗浄し、乾燥し、そして溶媒除去によ
り(■C)を生成する。 前記保護ビス−アミド(■a )  (630mg、0
.71ミリモル)を90%トリフルオロ酢酸水溶液(4
ml)と1時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物を水−
エタノール混液を用いてダイアイオン(Diaion)
HP−20樹脂のカラムクロマトグラフィーによって精
製した。生成物(313mg、収率55%)を水からの
再結晶により白色プリズム状で得た。 m、p、 246−247°。 保護されたビス−アミド(■b )  (1,21g、
1.28ミリモル)をpH11で苛性ソーダを用いて脱
アセチル化し、次いで上述のようにして90%トリフル
オロ酢酸で処理した。ダイアイオンHP−20カラムの
クロマトグラフィーで精製した後、生成物10.86 
g 、収率82%)をメタノール水から結晶化させた。 c246−t−リヨードー5− (2−DLもしくはL
−ヒドロキシプロピオニルアミノ)−イソフタル六−ビ
スーNN”−(134この化合物をヒドロキシアセチル
同族体(■b)について述べたのと同様にして合成した
。生成物は無色のガラス状固形物として収率69%で得
た。 生成物の水に対する溶解度は、20℃で400■1/r
dより大で37°Cで300■■/Idの粘度は6.6
cpsであった。 前記ビス−クロリド(V)(2,45g、4.1ミリモ
ル)を95°でジオキサン(10mり中にてマロノイル
ジクロリド(330d、3.2ミリモル)と1時間撹拌
した。冷却により生成物は結晶化し、濾過及び乾燥によ
り生成物1.71 gを得た(収率66%)。 8、NN’ −ビス−246−ドリヨードー35−ビス
−NN”−トーンスーし2−ジメチル−6−ヒドロキシ
−13−ジオキ前記テトラーキスークロリド(IX)を
上述のようにしてトランス−2,2−ジメチル−6−ア
ミノ−5−ヒドロキシ−1,3−ジオキセパン■で処理
し、シリカゲルのクロマトグラフィーで精製して生成物
8.53g (収率89%)を得た。 保護された前記テトラ−キス−アミド(X)を室温にて
90%トリフルオロ酢酸水溶液で1時間処理した。溶媒
を除去し、水中の残留物をダウエンクス(Dowex 
) −1−OH○樹脂でpus、oに中和した後、水−
エタノール混液を用いてダイアイオン−HP 20樹脂
で精製し、無色固体の生成物を得た。収率72%、この
生成物を水から再結晶した。 10、じし−1−」L1上IJ Eし:上二」し二N二
ノjL上化合物(XII)を5−N−メチルアミノイソ
フタル酸(20,05g、35ミリモル)を常法通り塩
化チオニルで処理することによって調製した。生成物(
XI[)を54%収率で淡褐色固体として得た。 11、ビス−クロリド xn  のアシル前記ビス−ク
ロリド(Xn)(11,5g、15.7ミリモル)のD
MA(40+jり溶液を5当量の塩化アセチルを用いて
室温で一昼夜処理した。沈澱固形分を濾過し、次いで水
、重炭酸ナトリウム水溶液及び水の順に順次洗浄した。 生成物(XI[I)を乾燥した。収率82%。 N−メチルアセチル−ビス−クロリド(XI[[)(4
,20g 、 6.4ミリモル)をDMA(30+1)
中の4当量のトランス−5−アミノ−2,2−ジメチル
−6−ヒドロキシ−1,3−ジオキセパン(IV)と5
0°で8時間撹拌した。DMAを真空テ蒸発させ、残留
物をクロロホルム−メタノール混液を用いてシリカゲル
のカラムクロマトグラフィーで精製した。無色泡状の生
成物(XIV)を収率89%で得た。 保護されたビス−アミド(XIV)(9,46g。 10.5ミリモル)を氷冷した90%トリフルオロ酢酸
水溶液(60te)に溶解し、この液を室温で1時間撹
拌した。溶媒を真空中で除去し、残留物をエタノールと
4回共蒸発せしめた。残留物の水溶液をダウエンクス−
1−OH樹脂で中和し、次いで水−エタノール混液を用
いてダイアイオン−HP−20樹脂のカラムクロマトグ
ラフィーで精製した。生成物(XV)を無色ガラス状固
形物として得た(4.79g、収率56%)。 N、N’ −ビス−メチル−テトラ−キス−クロリド(
X〜’II)(7,0g、5.44ミリモル)のDMA
(30mll)溶液をトリブチルアミン(5,2ml、
21.7ミリモル)で、次いでトランス−2,2−ジメ
チル−5−アミノ−6−ヒドロキシ−1,3−ジオキセ
パン(IV)  (5,25g、32.6ミリモル)で
50°で6時間処理した。溶媒を真空中で除去し、残留
物をクロロホルム−メタノール混液を用いてシリカゲル
のクロマトにかけた。最初の留分から所望生成物(X■
)の予想される幾何学的異性体の一つを純粋な形で得た
(5.20 g、収率53%)。 その後の留分からは生成物(X■)の異性体混合物(2
,25g、収率23%)を得た。単離生成物の全収率は
76%であった。 テトラ−キス−アミド(X■)  (4,56g、2.
5ミリモル)の脱保護化を実験XHの場合に上述したよ
うにして90%トリフルオロ酢酸水溶液で処理すること
により実施した。無色固体9生成物(2,93g、収率
72%)を得た。 2.4.6−)リヨードトリメシン酸トリスークロリド
(XIX)(15,0g、23.3ミリモル)をDMA
(70ml)中にて7.5当量のトランス−5−アミノ
−2,2−ジメチル−6−ヒドロキシ−1、3−ジオキ
セバン直■)と50”で17時間撹拌した。D M A
を真空中で蒸発させた。残留シロップをエタノール水に
溶解し、2NHC1で中和した。溶媒を除去し、残留物
のクロロホルム溶液をブラインで洗浄した。有機層から
溶媒を除去することによって淡黄色シロップ状の生成物
を得た。 実験16で得た粗トリスーアミド(XX)の脱保護化を
実験13で述べたように90%トリフルオロ酢酸水溶液
で処理することによって実施した。 生成物は灰色がかった白色の固形物(16,48g、収
率79%)であった。 本発明化合物の低毒性を示すために、二量体化合物(X
i)を−例として用い、−S的な方法に従って市販の造
影剤と比較し乍ら、以下の実験を行なった。結果を以下
の表に示す。 以下余白 (結論)上記結果から化合物6C及び15が現在知られ
ているすべての造影剤のうち最も毒性が少ないことを示
している。 毒性:立ヱ上Ω点忌更生(慢性的に挿入したカニユーレ
を通して制心室中に注入した後の嗜好/忌避試験)(ラ
ット10匹の群の平均) %嫌忌性    29.8    24.6    9
.4Metrizamide        1.2倍
様3.4倍嫌基準の嫌忌性  1    忌性小   
忌性小嫌忌性を示した。 JJl[−t[(原虫類 プレファリマス アメリック
(protzoan Blepharisma ame
ric )の(票準化培養の4゛におけるLD、、)■
      ■ 猫揄:化合物■CはMetrizamide及びIop
amidolに比し毒性が低い。 本発明に従えば、チドリトールアミンをアシル化によっ
て好都合に造影剤とすることができる形で製造する新規
な効率的で経済的なプロセスが提供される。環状1,3
−ジオキセバン誘導体は様々な中間体の製造並びにその
分浦及び精製を著しく容易にする。最終工程では保護基
を簡単に除去して所望の造影剤を得ることができる。 以上、本発明について明確な理解を得るために例示及び
解説の目的で詳細に説明して来たが、本発明の特許請求
の範囲を逸脱することなく様々な変更や改変がなく得る
ことはいうまでもない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Dは−CONVT又は−NWCOEであり、T
    は、トリヒドロキシブチル又はそのア セタールもしくはケタールであり、 Vは、それぞれ独立に、水素又は炭素数 1〜2の低級アルキル基であり、 Wは、水素又は炭素数1〜2の低級アル キル基であり、 Eは、水素0〜2個のオキシ基を有する 炭素数1〜3のアルキル基(このオキシ基は炭素数0〜
    3個のオキシ基でヒドロキシル基もしくは炭素数1〜2
    のエーテル基を含む)であり、Eは2個が結合して上式
    を連結する単結合又は上で定義したオキシ基0〜3個を
    有する炭素数1〜4のアルキレン基であることもできる
    。〕 で表される化合物。 2、Dが−NWCOEであり、2つのEが一緒になって
    いる特許請求の範囲第1項に記載の化合物。 3、Eが0〜1個のヒドロキシル基を有する炭素数1〜
    2のアルキル基である特許請求の範囲第1項に記載の化
    合物。 4、Vが水素であり、Wがメチルであり、そして2つの
    Eが一緒になって、炭素数1〜4のアルキレン基でオキ
    シ基の数が0〜4個である特許請求の範囲第1項に記載
    の化合物。 5、2つのEが一緒になってメチレン基を定義する特許
    請求の範囲第4項に記載の化合物。 6、Tがスレイチル基である特許請求の範囲第1項、第
    4項又は第5項に記載の化合物。 7、Eが炭素数1〜3のアルキル基であり、オキシ基が
    0〜2である特許請求の範囲第1項に記載の化合物。
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