JPS636093A - 窒化ほう素含有離型用または潤滑用組成物 - Google Patents

窒化ほう素含有離型用または潤滑用組成物

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JPS636093A
JPS636093A JP14940086A JP14940086A JPS636093A JP S636093 A JPS636093 A JP S636093A JP 14940086 A JP14940086 A JP 14940086A JP 14940086 A JP14940086 A JP 14940086A JP S636093 A JPS636093 A JP S636093A
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boron nitride
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surfactant
nitride powder
monovalent hydrocarbon
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Masahiko Ogawa
匡彦 小川
Mitsuo Umemura
梅村 光雄
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐熱性、耐摩耗性に優れた窒化ほう素粉末を主
剤とする離型用または潤滑用の組成物に関するものであ
る。
(従来の技術と問題点) 従来、窒化ほう素を離型、濶滑剤として用いる場合、水
や溶剤等に懸濁させ、スプレー式あるいは刷毛塗りなど
によって各種基材に塗布するか、あるいは窒化ほう素粉
末それ自身を基材表面に敷きつめるなどの方法により行
なわれてきた。
しかし窒化ほう素粉末を離型、潤滑剤として利用しよう
とする場合、同粉末は基材との密着性に乏しく、従来の
ような方法により形成された塗膜は、1回ないしは数回
の使用で離型、a滑効果が失われて使用に不満足な状態
となり、そのため塗布を頻繁に行なわなければならない
という不利があった。その対策として粉末を樹脂、オイ
ル等に混練して用いても、それだけでは基材になじみに
くい欠点は改善されない。
この基材との密着性を改良する方法として、カルボキシ
メチルセルロース、リグニンスルフオン酸ソーダのよう
な添加剤や水ガラス、リン酸塩のような添加助剤を用い
た例(特開昭55−29506)、第1リン酸アルミニ
ウムを用いた例(特開昭56−145131)などがあ
げられる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしこれらの方法は、強酸性や強アルカリ性の材料を
用いるため作業性に問題があり、その外基材に対する腐
食性や1時間がたつに従って沈殿を生じたりして保存安
定性を維持するのにも難点があり、これらの改良が望ま
れていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明はこのような欠点を改良するために色々と検討し
た結果なされたもので、その要旨は窒化ほう素粉末10
0重量部に対して、有機けい素化合物10〜150重量
部と、界面活性剤1〜10重量部を有機溶剤に分・散溶
解してなる窒化ほう素含有組成物を供することにある。
本発明により得られる窒化ほう素含有組成物はそれ自身
保存安定性に優れ、これを基材に塗布し、乾燥ないしは
焼付けにより形成した被膜は、その強度や基材との密着
性が改良されること等により、離型、潤滑剤としての持
続期間が向上し、作業効率を大幅に改善することができ
る。
以下これについて詳しく説明すると、本発明に用いる有
機けい素化合物は、−般式で 置換の1価炭化水素基から選択される原子または基、a
、bはOva <2 、0.001 <b <0.5 
)で示される分子量不定のシリコーンワニスで信越化学
工業製のKR230B、 KR311,KR5221等
が例示される。
は異種の非置換または置換の1価炭化水素基から選択さ
れる原子または基、 c、dは0 <c、d <2、m
、nは厘≧1.n≧0)で示される分子量不定のポリシ
ラザンポリシロキサン。
(ここにRは非置換または置換の1価炭化水素基から選
択される基、Rは飼料の非置換または置換の1価炭化水
素基、eは1,2.3から選択される正数)で示される
エステルシラン(カーボンファンクショナルシラン)で
、たとえば信越化学工業製のKBM−503(γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン) 、 KBM
−403(γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラ
ン)のようなものが例示される。
窒化ほう素粉末は、有機溶剤中に投入、懸濁され、これ
に有機けい素化合物と界面活性剤を加えて、ホモジナイ
ザーのような強力なミキサーにより充分に混合0分散さ
せることにより本発明の離型、潤滑剤用に適する組成物
が得られる。
窒化ほう素粉末の粒径は小さい程その分散性は向上し、
焼付は時に均一な被膜が得られるが、−般的には201
L11以下のものが望ましく、その濃度は塗布の方法に
合せて任意のものを採用できる。
また有機けい素化合物の配合量は窒化ほう素粉末に対し
、10から150 %の範囲で使用される。102以下
ではその効果が乏しくなり、150$以上では窒化ほう
素の特性が損なわれる。
界面活性剤は窒化ほう素粉末100重量部に対して1〜
10重量部の割合で配合され、その種類はアニオン、カ
チオン、ノニオン系その他いずれでもよいが具体的には
アルキルスルフォン化物、高級。
アルコール硫酸化物、!s4級アンモニウム塩、有機ア
ミンの酸化エチレン付加物、アミドの酸化エチレン付加
物、脂肪酸の酸化エチレン付加物等が例示される。ただ
し本発明の実施において、界面活性剤を添加しなくても
相応の効果をあげることができる。
溶剤は特に制限無く有機けい素化合物に対して溶解性の
あるものであれば何でもよく、たとえばジクロロメタン
、ジクロロエタン、ジエチルエーテル、テトラハイドロ
フラン、トルエン、キシレン等が例示される。
こうして得られた窒化ほう素含有組成物は基材にスプレ
ー法や刷毛塗り等により塗布された後。
加熱処理することによって基材への!着性の良好な被膜
を形成する。
(作 用) 本発明の窒化ほう素含有組成物は、耐熱、潤滑性のある
窒化ほう素粉末と、同じく耐熱性やgI型性に加え化学
的に中性で安定性のある有機けい素化合物を配合したも
のであって、これを基材に塗布し、乾燥または焼付は処
理することにより形成される被膜は、両者の特性が相乗
的に発揮され、従来の方法に比して基材に対する接着性
、作業性、耐久性等に優れたものとなる。従ってその用
途は、アルミニウムのグイキャスト用鋳型や、ガラス成
形時の離型剤のような用途のほかに、エンジンオイルそ
の他側滑油への添加剤として用いることができる。この
場合、本発明の窒化ほう素含有組成物を乾燥して有機溶
剤を除去した後、粉体化したものを添加する方法も有用
である。
(実施例1) 窒化ほう素粉末120g、)ジクロロエタン1080g
を混合し充分懸濁させる。この原液各50gに対し、信
越化学工業(株)製のシリコーンワニスKR−230B
、 KR−311,変性シリコーンワニスKR−522
1(ポリエステル変性シリコーンワニス)、ES−10
01Nにポキシ変性シリコーンワニス)を各2.0gと
花王(株)製の界面活性剤エマゾールL−10(ソルビ
タンモノラウレート) 0.1gをそれぞれ添加し、ホ
モジナイザーにより均一に分散させた試料を作成した。
これらの試料を0.3■の鉄のテストピースに刷毛で塗
布し、lL乾後後180℃30分焼き付けた。これら被
膜の特性は第1表にまとめたとうりである。
次に前記の窒化ほう素粉末のトリクロロエタン分散液2
00g中に、ES−1001Nを10g添加したものお
よび添加しないものとを、それぞれ石膏製の型の表面に
刷毛塗りして乾燥し窒化ほう素被膜を形成させた。
これらの型に700〜800℃の溶融ガラスを流し込み
、ガラス成形体を作成した。このガラス成形体を型から
抜き出したあとの窒化ほう素被膜の状態は、シリコーン
ワニス無添加では全面剥離して再使用が不能であったの
に対し、添加した型の被膜は安定しており、4回まで再
使用できた。
(実施例2) 塩化メチレン500 g中にメチルトリクロロシラ71
0Qgと両末端ジクロロポリシロキサン(平均分子量2
800) lOgを加えた後、20℃以下で攪拌しなが
らアンモニアガスを吹き込み反応を行ない、吸収が無く
なったところで過剰のアンモニアガスを排出し生成した
塩化アンモニウムを濾別して、濃度が約10%のポリシ
ラザンポリシロキサン溶液を得た。
実施例1と同様の窒化ほう素粉末のトリクロロエタン分
散液50gに、前記ポリシラザンポリシロキサン溶液l
ogを添加し、更に日本油脂(株)製の界面活性剤ナイ
ミーンS−215(ポリオキシエチレンオクタデシルア
ミン) 0.1gを添加したものによって実施例1と同
様の塗布処理を行ない、その被膜特性を測定した。
その結果を第1表に併せて示す。
(実施例3) 窒化ほう素粉末50 gを信越化学工業製のカーボンフ
ァンクショナルシランKBM−503の 1zメタノ一
ル溶液200gで処理した。この処理した窒化ほう素粉
末5gをトリクロロエタン45 、Hに加え、界面活性
剤エマゾールL−10を0.1gとKR−230Bを2
.0g添加後、ホモジナイザーで均一に分散させた。こ
の処理液は未処理の窒化ほう素を用いた場合と比較する
と分散性が向上し沈降しにくくなった。 実施例1と同
様の塗布処理後の被膜特性を測定した。その結果を第1
表に併せて示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、窒化ほう素粉末100重量部に対して、有機けい素
    化合物10〜150重量部と、界面活性剤1〜10重量
    部を有機溶剤に分散溶解してなる窒化ほう素含有組成物
    。 2、有機けい素化合物は、一般式 R^1_aSi(OH)_bO_(_4_−_a_−_
    b)_/_2(ここにR^1は水素原子または非置換あ
    るいは置換の1価炭化水素基から選択される原子または
    基、a、bは0<a<2、0.001<b<0.5)で
    示される特許請求の範囲第1項記載の窒化ほう素含有組
    成物。 3、有機けい素化合物は、一般式 [R^2_cSi(NH)_(_4_−_c_)_/_
    2]_m[R^3_dSiO_(_4_−_d_)_/
    _2]_n(ここにR^2、R^3は水素原子または同
    種あるいは異種の非置換または置換の1価炭化水素基か
    ら選択される原子または基、c、dは0<c、d<2、
    m、nはm≧1、n≧0)で示される特許請求の範囲第
    1項記載の窒化ほう素含有組成物。 4、有機けい素化合物は、一般式 R^4_eSi(OR^5)_4_−_e (ここにR^4は非置換または置換の1価炭化水素基か
    ら選択される基、R^5は飽和の非置換または置換の1
    価炭化水素基、eは1、2、3から選択される正数)で
    示される特許請求の範囲第1項記載の窒化ほう素含有組
    成物。
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