JPS6360452A - 静電記録フイルム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は静電記録用フィルムに関するものである。最近
ＣＡＩＩ　ＣＡＭの発展にともｉいそのアウトプットを
静電記録で行う事が増々多くなってきた。本発明はプラ
スチックフィルムを支持体とする静電記録用フィルムに
関するものである。

〔従来の技術〕

静電記録フィルムは支持体、導電層、誘電層の３層より
構成されるが導電層は従来、カチオン系ポリマー、アニ
オン系ポリマーなど高分子電解質や、イオン性の界面活
性剤あるいは、吸えυ性ポリマーに無機イオンを添加し
たものであった。しかしこれらのイオン系の素材では導
電性は湿度依存性があり、低湿になると導電性は低下し
一十分に導電層としての作用をしなくなり、静電記録像
は不鮮明となる。

このため導電層に湿度変化に依存しない電子伝導系の素
材が検討された。特開昭ｊｊ−／３３１４！！号にはポ
リアニリン系素材を使用することが開示されているが、
このものは着色があり好ましくはない。特開昭ｊｌ−λ
ｓｉ≠Ｏ号１％開昭よ！−／／ＪコＪｌ−号１％開昭ｊ
！−１ｊｊ９０号には導電性金属酸化物粒子全バインダ
ー中に分散し１紙等圧塗布することが記載されている。

しかし上記特許における導電性金属酸化物粒子は数μの
大きさがあり、光散乱を生じ透明フィルムには適用でき
ない。これを改良して、特開昭Ｊｔ−／≠３弘≠３号に
は０．ｊμ以下の導電性金属酸化物粒子を導電層として
使用することにより導電性と透明性の両者を満足させら
れる手が記載されている。

しかしながらこれらの導電微粒子はコストが比較的高い
ため、出来るだけ使用ｔを少くすることが望まれている
。すなわち、よシ少い塗布量で必要な導電性を与える事
が望オれていた。

〔発明の目的〕

本発明はより少い塗布量で必要な導電性を付与すること
を目的とするものであり、これにより透明性を大きくし
かつ大きなコストダウンをすることが可能とするもので
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

透明な支持体を導電層及び誘電体層よりなる静電記録フ
ィルムにおいて一導電層として酸化スズを主体とする針
状の導電性物質を用いることにより上記目的が達せられ
ることがわかつ７−ｃ０本発明の針状導電性物質とは軸
／長径の長さ比が少くとも１０以上で、導電性＝ｉ４え
る物質は酸化スズを主体としたもので体積抵抗率ｉｏ５
Ω・α以下のものである。例えばトリガーｌりｒ６年７
月号ページ２１に記載されているような導電性酸化スズ
を針状結晶体に被覆したものや、特開昭ｊＪ−／２０３
１９号に記載されているような導電性酸化スズの針状結
晶体などがある。

導電層としては上記針状導電性物質をポリマーバインダ
ーに分散して塗布すればよい。

ポリマーバインダーとしては一場化ビニルー塩化ビニリ
デン、酢酸ビニル、スチレン、メチルスチレン、ヒドロ
キシスチレン、ブタジェンアクリル酸、アクリル酸のア
ルキルエステル（ＣＩ−Ｃ４のアルキル基）、メタアク
リル酸のアルキルエステル（Ｃ１〜Ｃ４のアルキル基）
、ヒドロキシエチルアクリレート、無水マレイン酸、ビ
ニルピロリドン、アクリロニトリルなどよりなるポモポ
リマー、これらモノマーを含有するコポリマー、有機溶
剤可溶性ポリエステル−水溶性ポリエステル、アルコー
ル可溶性ナイロン、水溶性ナイロン−ゼラチン−ゼラチ
ン誘導体、ポリビニルアルコール〜などを用いることが
できる。

針状導電性物質とポリマーバインダーの比は、重量比で
ポリマーバインダー／に対してＯ３！からｌがよく、よ
り好ましくは１から乙程度がよい。

針状導電性物質のポリマーバインダーへの分散物の塗布
における溶媒としては水系でもよいし有機溶剤系でもよ
い。有機溶剤としては１例えばジクロルメタン、トリク
ロルエチレンなどの塩素化炭化水素−メタノール、エタ
ノール、プロパツールのようなアルコール系、酢酸チル
ル、酢酸エチル、酢酸ブチルのようなエステル−テトラ
ヒドロフラン−ジオキサン、メチルセロンルプ、エチル
セルロースなどのようなエーテル類、アセトン。

メチルエチルケトン、シクロヘキサノンのようなケトン
類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなど
を上げることができる。またこの層にはバインダーの架
橋剤などを添加しても支障がない。塗布層の厚さは０．
２μからλμ程度が好ましい。

本発明に使用する支持体としてはポリエチレンテレフタ
レート、ポリカーボネート、ポリスルホン−、ｔ？　ｌ
エーテルスルホン、三酢酸セルロースなどのフィルムで
ある。

誘電体層は絶縁性を有することが条件であるため、イオ
ン性のポリマーや、吸湿して解離するよう々ポリマーは
好ましくなく一又イオン性＊Ｊ質全多量に含まないこと
が必要であり一有機溶剤町溶性ポリマーが好ましい。

有機溶剤可溶性ポリマーとしては、塩化ビニル−塩化ビ
ニリデン、スチレ／、メチルスチレンーヅタジ／、アク
リル酸のアルキルエステル（Ｃ１からＣ４までのアルキ
ル基）、メタアクリル酸のアルキルエステル（Ｃ１から
０４までのアルキル基）、酢酸ビニル、アクリロニトリ
ルイソブチレンなどのホモポリマー又はコポリマーや可
溶性ポリエステル、ポリカーボネート、エチルセルロー
ス、セルロースアセテート、セルロースプロピオネート
などのセルロース誘導体、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルホルマールなどを上げることが出来る。

誘電体層を導電層の上に直接設けるさいは導電層のバイ
ンダーとして水浴性ポリマーを使用することが望ましく
、導電層のバインダーとして有機溶剤可溶性のポリマー
を使用する時は導電層と誘電体層の間に中間層として水
溶性ポリマーよりなる層を設けることが望ましい。

以下に実施例を記載するが１表面抵抗率はケイスレー社
のエレクトロメーターを用いｍ＝３０Ｃ９相対湿度ｐｏ
ｅｔの雰囲気中で測定した。

実施例１ 二軸延伸熱固定した厚さ１００μのポリエチレンテレフ
タレートフィルムの表面をグロー放電処理を施し、導電
層として次の処方の液を塗布し一１３００Ｃでｉｏ分間
乾燥した。針状導電性物質の塗布量は０　、　／　ｊ　
？　７ｍ２とした。

ゼラチン　　　　　　　　　　／ｊ（重量部）デントー
ルＷＫ　（針状導電性物質） Ｃ入場化学製）　　　　　　　３０（＃　　１λ、≠−
ジクロルー乙−ヒドロキシ ー５−トリアジのナトリウム塩 ０．０Ｊ（Ｉ　　ｌ 水　　　　　　　　　　　　　　　ｉｏｏ。

このものの表面抵抗率は３×ｌＯ７Ωであった。

この層の上に誘電体層として次の組成の液を乾燥膜が一
μになるように塗布し１２ｏ０ｃでｉ。

分間乾燥し７−サンプルＩとした。

バイロン−２００ （東洋紡製ポリエステル）　ｊＯ（重量部）バイロン−
３００ Ｃ東洋紡製ポリエステル）　コ０（ｌ　）メチルエチル
ケトン　　　　７００（＃　　）シクロヘキサン　　　
　　　１ｏｏ（ｚ　　）酢酸エチル　　　　　　　　２
００（１）ポリエチレン粒子　　　　　　　２（＃　　
ＩＣ平均粒径！μ） 実施例コ 実施例１と同様な支持体上に次の処方の導電層を塗布し
、１３ｏ０Ｃでｉｏ分間乾燥した。針状導電性物質の塗
布量はＯ，１３９７ｍ２とした。

塩化ビニリデン／エチルアクリレ ート／アクリル酸共重合体（共 重合比、ｒｊ／ｌＯ／よ、固形分 ２！４）　　　　　　　　　　≠ｏ（重量部）デントー
ルＷ（人尿化学製）　　３０（ｚ　　ｌ水　　　　　　
　　　　　　　　１０００（＃　　　１この層の表面抵
抗率は／Ｘ１０７Ωであった。

更にこの上の上に中間層として次の処方の液を塗布し、
／コｏ　０Ｃで７０分間乾燥した。

ゼラチン　　　　　　　　　　コＯ（重量部）コツ４ｔ
−ジクロルー６−ヒドロ キシーｓ−トリアジンのナト リウム塩　　　　　　　　ｏ、ｏｒ（ｚ　　ｌ水　　　
　　　　　　　　　　　　１０００（＃　　　）次いで
上記層の上に誘電体層として１次の処方の液全乾燥膜厚
が２．ｊμになるように塗布（７゜１２０°Ｃで７０分
間乾燥し、サンプル且とした。

バイロン−コθ０ （東洋紡製ポリエステル）　３０（重量部）ロジンエス
テル （荒用化学製）　　　　　　コ０（ｌ　）メチルエチル
ケトン　　　　弘００（＃　　）シクロヘキサノン　　
　　　　ｔｏ（ｙ　　）ポリエチレン粒子 （粒子径！μ）　　　　　　／・！（′）比較例／ 実施例１と同様にグロー放電処理した支持体に一次の処
方の液を導電層として塗布し一１３ｏ０ｃでｉｏ分間乾
燥した。導電性粒子の塗布ｉＶｉ実施例１と同じくｏ、
ｉｚり７ｍ２とした。

ゼラチン　　　　　　　　　　／ｊ（重量部）平均粒径
０．３μのアンチモン ドープした酸化スズ（アンチ モン量は酸化スズに対してよ ４）　　　　　　　　　　　　３０（重量部）２９μｍ
ジクロル−ｔ−ヒドロ キシ−５−）リアジンのナト リウム塩　　　　　　　θ、ＤＪ（＃　　）水　　　　
　　　　　　　　　　１０００（＃　　　１このものの
表面抵抗率は≠×１０１０Ωであった。

この層の上に実施例１と同じ誘電体層を塗布しサンプル
■とした。

比較例コ 実施例１と同様にグロー放電処理した支持体に、次の処
方の液を導電層として塗布し−／３ｏ０ｃで７０分間乾
燥した。導電性粒子の塗布量は０゜Ｊ　Ｊ’　Ｓ’　７
ｍ２とした。

ゼラチン　　　　　　　　　　ｌｒ（重量部）平均粒径
（７，Ｊμのアンチモン ドープした酸化スズ（アンチ モン量は酸化スズに対して！ 憾）　　　　　　　　　　　　ｊｏ（１）１９μｍジク
ロル−ｔ−ヒドロ キシ−５−）リアジンのナト リウム塩　　　　　　　　ｏ、ｏ３（ｔ　　）水　　　
　　　　　　　　　　　　ｔｏｏｏ（ｚ　　　）この層
の表面抵抗率は２×１０７Ωであった。

この層の上に実施例１と同じ誘電体層を塗布しサンプル
■とした。

上記サンプル（Ｉ＞から（Ｍ）まで′ｔ−静電プロツタ
ーにかけて、得られた画償の比較をした。結果を第１表
にまとめた。

上記表かられかるように針状導電物質全使用したものは
塗布量が少くても表面が低く、画償も良好であった。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透明な支持体、導電層、誘電体層よりなる静電記録フイ
   ルムの導電層として軸／長径比が少くとも１０以上であ
   る針状導電性物質を用いた事を特徴とする静電記録用フ
   イルム。