JPS635830B2

JPS635830B2 -

Info

Publication number: JPS635830B2
Application number: JP54125474A
Authority: JP
Inventors: Junichi Daiko; Mitsuo Yamashita; Tomohisa Yoshimaru
Original assignee: Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1979-09-29
Filing date: 1979-09-29
Publication date: 1988-02-05
Also published as: JPS5651069A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、たとえば画像情報記憶検索装置の画
像フアイル装置として用いられる磁気テープにお
ける記録再生方式に関する。

近年、多量に発生する文書などの画像情報を画
像フアイル装置にフアイリング（記憶）し、それ
を必要に応じて検索し記録出力（あるいは表示出
力）する画像情報記憶検索装置が種々開発され、
実用化されている。このような画像情報記憶検索
装置における画像フアイル装置としては、一般に
マイクロフイルム装置などが多用されているが、
最近これらに代るものとして磁気テープ装置が考
えられている。

この磁気テープ装置は、走行方向に沿つて多数
の記録トラツクを有するエンドレス磁気テープを
走行させ、この走行する磁気テープに対してその
走行方向と直交する方向に磁気ヘツドを移動させ
て任意の記録トラツクを選択することにより、そ
の選択した記録トラツクに対して、文書などの画
像情報を光学的に２次元走査することにより得た
ビデオ信号を磁気ヘツドを介して記録し、あるい
はその記録内容を選択的に再生するものである。

このような画像情報記憶検索装置における画像
フアイル装置としての磁気テープ装置において
は、画像情報の記録とともに画像情報の一単位ご
とにその内容を示す固有のインデツクス情報をも
記録し、そのインデツクス情報を画像情報検索時
の検索コードとして用いることにより、良い操作
性が得られ、非常に便利である。しかるに、この
ようにした場合、特にインデツクス情報において
は、ドロツプアウトなどの影響による符号誤りが
多い場合、誤つた画像情報が検索されて再生され
たり、たとえ符号誤りをチエツクする検査ビツト
を設け、誤り検出がない状態を確認してから画像
情報を再生する場合でも、ドロツプアウトが多い
とインデツクス情報の探索時間が長くなり、ひい
ては画像情報の検索時間も長くなつてしまう。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、複数の記録トラツクを画
像情報を記録する情報記録トラツクとインデツク
ス情報を記録するインデツクス記録トラツクとで
構成し、かつインデツクス記録トラツクに同一の
インデツクス情報を複数組記録することにより、
ドロツプアウトなどの影響による符号誤りに伴う
インデツクス情報の探索時間遅れを著しく軽減で
き、ひいては画像情報の検索時間を短縮し得る記
録再生方式を提供することにある。

以下、本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。

第１図は本発明に係わる磁気テープ装置のカセ
ツトテープとその送り機構部を概略的に示すもの
で、ケース１内には回転しない固定リール２が設
けられていて、このリール２には、記録媒体とし
てのたとえば幅が1/2インチ（約12.7ｍ／ｍ）で
長さが約36ｍの磁気テープ３がエンドレス状に巻
回されている。そして、このように構成されたカ
セツトテープが装填されると、リール２に巻回さ
れたテープ３の最内周部のテープがリール２に設
けられた窓２ａから引き出され、キヤプスタン４
およびピンチローラ５によつて図示矢印ａ方向へ
高速度（約５ｍ／sec）で送られたのち再度、テ
ープ３の最外周部へ巻き戻されるようになつてい
る。したがつて、テープ３は約7.2秒で１回転す
るようになる。このテープ３の１回転は、テープ
３の裏面所定部位に貼付された銀紙などのテープ
マーク（図示しない）をマーク検知器６で光学的
に検知することにより、確認するようになつてい
る。しかして、テープ３には、たとえば第２図に
示すように、その走行方向ａに沿つて平行に200
本の記録トラツク（トラツク幅が約40μｍ、トラ
ツク間ピツチが約52μｍ）７が設定されている。
ここに、上記記録トラツク７は、その最下段トラ
ツクから順次「０、１、２、……198、199」とト
ラツク番号が付与されていて、そのうちたとえば
略中央に位置する２本（トラツク番号「99、100」
で、トラツク番号「99」は余備トラツク）は、画
像情報の内容を表わす固有のインデツクス情報を
記録するインデツクス記録トラツク７₁、残りの
198本（トラツク番号「０〜98、101〜199」）は、
画像情報を記録する情報記録トラツク７₂となつ
ている。しかして、テープ３に対する情報の記録
あるいは再生は、キヤプスタン４の近傍に設けら
れた記録再生ヘツドとしての磁気ヘツド８を、図
示しないヘツドアクセス機構によつて走行方向ａ
と直交する方向ｂにミクロン単位で往復移動さ
せ、任意の記録トラツク７を選択することにより
行なうようになつている。なお、上記ヘツド８
は、実際には消去機能をも有する２ギヤツプヘツ
ドが用いられる。

第３図は上述した磁気テープ装置を用いた画像
情報記憶検索装置の構成を概略的に示すものであ
る。すなわち、第１図に示したようなカセツトテ
ープを装填すると、それがカセツトテープセツト
検知器９で検知され、その検知信号が制御装置１
０に供給される。この制御装置１０は、CPU（セ
ントラル・プロセシング・ユニツト）を主体に構
成されており、上記検知器９から検知信号が供給
されると、ヘツド８がトラツク番号「０」の記録
トラツク７に位置するまでパルスモータ１１を駆
動する。このパルスモータ１１は、ヘツド８のア
クセス機構（図示しない）におけるヘツド移動用
モータである。しかして、ヘツド８がトラツク番
号「０」の記録トラツク７に位置すると、ヘツド
位置検知器１２がそれを検知し、その検知信号を
制御装置１０に供給する。すると、制御装置１０
はパルスモータ１１を一時停止し、しかる後ヘツ
ド８がインデツクス記録トラツク（トラツク番号
「100」）７₁に位置するまで再びパルスモータ１１
を駆動する。そして、ヘツド８がインデツクス記
録トラツク７₁に位置すると、制御装置１０はキ
ヤプスタン駆動用モータ１３を駆動することによ
りテープ３を走行させ、インデツクス記録トラツ
ク７₁を再生する。この再生信号は、増幅器１４
を介して制御装置１０へ供給される。これにより
制御装置１０は、インデツクス記録トラツク７₁
にすでに記録されているインデツクス情報がある
か否かをチエツクし、あればその数をカウントす
るとともに、画像情報の最終記録アドレスを検出
し、それを内蔵するRAM（ランダム・アクセ
ス・メモリ、図示しない）に記録する。

この状態で、キーボードデイスプレイなどの表
示機能を有する入力装置１５から、フアイリング
する画像情報の名称を表わすたとえば16桁のイン
デツクスコードを入力すると、それが制御装置１
０に供給される。すると制御装置１０は、RAM
に記憶した最終記録アドレスを基に次の記録アド
レスを決定し、その記録アドレスを上記入力され
たインデツクスコードとともにヘツド８を介して
インデツクス記録トラツク７₁に記録する。なお、
この場合、最終記録アドレスの記憶されたアイテ
ムブロツクの内容をあらかじめRAMに記憶して
おき、上記入力されたインデツクスコードおよび
その記録アドレスを追加した後にアイテムブロツ
ク単位でインデツクス記録トラツク７₁に記録す
るものである。このようにしてインデツクス情報
の記録が終了すると、制御装置１０は次に画像情
報を記録すべく、ヘツド８を上記決定した記録ア
ドレスに対応するトラツク番号の情報記録トラツ
ク７₂に位置するまでパルスモータ１１を駆動す
るとともに、２次元走査装置１６を動作させるこ
とによりセツトされた画像情報（文書）を光学的
に２次元走査し、光電変換された画像情報（ビデ
オ信号）を得る。そして、制御装置１０は、２次
元走査装置１６からの画像情報を周知のMH（モ
デフアイド・ホフマン）変換により圧縮した後、
ヘツド８を介して情報記録トラツク７₂に記録す
る。このようにして１頁分の画像情報が全て記録
し終ると、制御装置１０はヘツド８が再びインデ
ツクス記録トラツク７₁に位置するまでパルスモ
ータ１１を駆動する。そして、次の画像情報が２
次元走査装置１６にセツトされ、入力装置１５か
らインデツクスコードが入力されると、再び上記
同様な動作を繰り返すことにより、画像情報が順
次テープ３に記録（記憶）されるものである。

２次元走査装置１６は、たとえば1728個の
CCD素子を直線状に配列してなるラインアレー
により電子的な主走査を行ない、ラインアレーと
直交する方向に文書を移動させて副走査（8.5ラ
イン／mm）を行なうことにより２次元的に走査す
るようになつている。したがつて、たとえばA4
サイズの文書の場合、約4.36メガビツト（＝1728
×297×8.5）の画像情報が制御装置１０に入力さ
れ、MH変換により画素は平均0.5メガビツトに
圧縮される。なお、上記（）内の数値「297」
はA4サイズ文書の長手方向の長さである。そし
て、テープ３への記録は８ビツトシリアルに行な
われ、７ビツトごとに検査ビツト（１ビツト）を
追加して記録するようになつており、このため
A4サイズ１枚分の文書は約0.57メガビツト（＝
0.5×８／７）の画像情報となる。なお、上記
（）内の数値「７」はMH変換の一単位ビツト
数である。

さて、テープ３は、前述したように１回転に約
7.2秒を要し、それがマーク検知器６で検知され
る。これにより制御装置１０は、内蔵するブロツ
クカウンタ（図示しない）を上記検知器６の出力
でクリアし、テープ３の走行に同期して発生する
クロツクパルス（周期が約28ｍｓ）によりカウン
トアツプするようになつている。また、テープ３
は、たとえば第４図に示すように、その走査方向
ａに沿つて256個のブロツクに分けてあり、上記
ブロツクカウンタの内容によりそのブロツク位置
を知るようになつている。なお、第４図における
符号１８はテープマークである。しかして、画素
１ビツトに対して約0.65μsでシリアルにPCM記
録を行なうようになつており、これにより約43キ
ロビツト（＝28／0.65×10³）が１個のブロツク
に記録される。したがつて、A4サイズ１枚分の
画像情報の記録は可変長で行ない、平均14個のブ
ロツク（≒570／43）を要する。

このような画像情報（画素情報）を記録する情
報記録トラツク７₂のフオーマツトを第５図に示
す。画像情報は１本のトラツクに一単位の情報を
８ビツトシリアルに記録し、各フレーム（文書１
枚分の画像情報）１９間に２個のブロツクのギヤ
ツプ（無記録エリア）２０を設けて画像情報の区
切りとし、約15枚分の画像情報を記録する。そし
て、各フレーム１９は、ラインアレーにおける１
本の走査ラインの画像情報２１ごとに８ビツトの
ギヤツプ２２を設け、全てのライン情報を記録す
ると、それを示すエンドマーク２３を記録する。
また、各ライン情報２１は、最初にスタートマー
ク２４を記録したのちMH変換情報２５をシリア
ルに記録し、８ビツトごとに検査ビツトが設けら
れている。したがつて、１個のカセツトテープに
対してA4サイズの文書情報を約3000枚フアイリ
ング（記憶）し得ることになる。

このようにして記録された画像情報の内容を示
すインデツクス情報を記録するインデツクス記録
トラツク７₁のフオーマツトを第６図に示す。イ
ンデツクス記録トラツク７₁は、第１〜第14まで
の14個のアイテムブロツク２６からなつていて、
各アイテムブロツク２６はそれぞれ256個のアイ
テム２７からなり、各アイテムブロツク２６間に
２個のブロツクのギヤツプ２８が設けられてい
る。したがつて、アイテム２７は3584（＝256×
14）個まで記録できるようになつている。しかし
て、各アイテムブロツク２６は、最初にスタート
マーク２９を記録したのちアイテム２７を順次記
録して、最後にエンドマーク３０を記録し、８ビ
ツトごとに検査ビツト31が設けられている。上記
各アイテム２７は、16桁のインデツクスコード３
２と、その画像情報の記録位置を示す３桁の記録
アドレス３３とからなり、記録アドレス３３は、
画像情報が記録されている情報記録トラツクを示
す２桁のトラツク番号３３₁と、画像情報が記録
されているフレームを示す１桁のフレーム番号３
３₂とからなつている。そして、このインデツク
ス記録トラツク７₁は、画像情報の記録量に対し
インデツクス情報の記録量が非常に少ないことに
着目し、探索時間の短縮およびドロツプアウトの
影響を除去するために、全く内容の等しいインデ
ツクス情報を複数回記録している。すなわち、各
アイテムブロツク２６の同一情報をたとえば６回
順次記録するものである。これにより、第１アイ
テムブロツクはたとえばブロツク番号「２、44、
86、128、170、212」の位置にそれぞれ記録され、
第14アイテムブロツクはブロツク番号「41、83、
125、167、209、251」の位置にそれぞれ記録され
ることになる。

次に、上述したようにして記録（記憶）された
画像情報を検索する場合について説明する。ま
ず、記録済のカセツトテープを装填すると、前述
した記録時と同様な動作を経てヘツド８がインデ
ツクス記録トラツク７₁にセツトされる。しかし
て、入力装置１５から16桁以内のインデツクスコ
ードを入力することにより、それを受けた制御装
置１０はテープ３を走行させ、インデツクス記録
トラツク７₁を再生する。そして、制御装置１０
は、再生したアイテムブロツク２６をRAMに記
憶し、ドロツプアウトやテープ走行系のジツタに
よる符号誤りを検査する目的で付加された検査ビ
ツト３１をチエツクし、誤りが検出されない場合
は、上記入力されたインデツクスコードとRAM
に記憶されたアイテムブロツク２６内の各アイテ
ム２７のインデツクスコード３２とを順次比較す
る。この検査ビツトのチエツクおよびインデツク
スコードの比較は、アイテムブロツク２６間に設
けられたギヤツプ２８をヘツド８が通過する間に
処理するようになつている。なお、上記検査ビツ
トのチエツクの結果、誤りが検出された場合はイ
ンデツクスコードの比較は行なわず、次のアイテ
ムブロツク２６をRAMに記憶して再び同様なチ
エツクを繰り返し、誤りがなければインデツクス
コードの比較を行なう。この場合、前述したよう
にインデツクス記録トラツク７₁には同一内容の
インデツクス情報が６回記録されているので、上
記チエツクにおいてドロツプアウトや走行系のジ
ツタによる符号誤りを検出したとしても、テープ
３が１回転（7.2秒）するまで待つことなく、す
ぐに（1/6回転ごと）再び同一内容のインデツク
ス情報が再生される。したがつて、符号誤りなど
によるインデツクス情報の探索時間の遅れを除去
し得る。

しかして、上記比較によりインデツクスコード
が一致しない場合、制御装置１０は次のアイテム
ブロツク２６をRAMに記憶し、再び上記同様な
チエツクおよび比較を行なう。このような動作を
インデツクスコードが一致するまで順次行ない、
インデツクスコードが一致した場合、制御装置１
０は一致したインデツクスコード３２のアイテム
２７内のトラツク番号３３₁に基き、対応する情
報記録トラツク７₂までヘツド８を移動させ、そ
のトラツクの再生を開始する。このとき制御装置
１０は、上記再生信号により、マーク検知器６が
テープマーク１８を検知した後ギヤツプ２０をカ
ウントし、そのカウント内容が上記一致したイン
デツクスコード３２のアイテム２７内のフレーム
番号３３₂と一致すると、そのときの再生信号つ
まり画像情報をバツフアメモリ（図示しない）な
どに一時記憶する。そして、制御装置１０は、そ
の再生情報をMH逆変換により元の画像情報に戻
して記録装置１７へ供給し、ハードコピーとして
記録出力するものである。

以上詳述したように本発明によれば、複数の記
録トラツクを画像情報を記録する情報記録トラツ
クとインデツクス情報を記録するインデツクス記
録トラツクとで構成し、かつ画像情報の記録量に
対しインデツクス情報の記録量が非常に少ないこ
とに着目し、インデツクス記録トラツクに同一の
インデツクス情報を複数組記録することにより、
ドロツプアウトなどの影響による符号誤りに伴う
インデツクス情報の探索時間遅れを著しく軽減で
き、ひいては画像情報の検索時間を短縮し得る記
録再生方式を提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図
はカセツトテープとその送り機構部を概略的に示
す構成図、第２図は磁気テープのトラツク構成を
詳細に示す図、第３図は磁気テープ装置を用いた
画像情報記憶検索装置の概略構成図、第４図は磁
気テープとブロツクカウンタとの対応図、第５図
は情報記録トラツクのフオーマツトを詳細に示す
図、第６図はインデツクス記録トラツクのフオー
マツトを詳細に示す図である。３……記録媒体（磁気テープ）、７……記録ト
ラツク、７₁……インデツクス記録トラツク、７₂
……情報記録トラツク、８……記録再生ヘツド
（磁気ヘツド）。

Claims

【特許請求の範囲】１複数の情報を記録する複数の情報記録トラツ
クとその各情報にそれぞれ対応する固有のインデ
ツクス情報を記録する少なくとも１つのインデツ
クス記録トラツクをその移動方向に沿つて有する
記録媒体を移動させ、この移動する記録媒体に対
してその移動方向とほぼ直交する方向に記録再生
ヘツドを移動させることにより任意の記録トラツ
クを選択して所定の情報を記録再生するものにお
いて、前記インデツクス記録トラツクに同一のイ
ンデツクス情報を複数組記録することを特徴とす
る記録再生方式。２前記情報記録トラツクに記録する情報は、画
像情報を２次元的な光走査により光電変換した２
次元画像情報である特許請求の範囲第１項記載の
記録再生方式。３前記記録媒体はエンドレス磁気テープである
特許請求の範囲第１項記載の記録再生方式。