JPS6357563B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6357563B2
JPS6357563B2 JP20453782A JP20453782A JPS6357563B2 JP S6357563 B2 JPS6357563 B2 JP S6357563B2 JP 20453782 A JP20453782 A JP 20453782A JP 20453782 A JP20453782 A JP 20453782A JP S6357563 B2 JPS6357563 B2 JP S6357563B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection
stirred mixture
ground
construction
humus
Prior art date
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Expired
Application number
JP20453782A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5996324A (ja
Inventor
Motoo Oosawa
Mikio Oonuma
Hidenori Kodera
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP20453782A priority Critical patent/JPS5996324A/ja
Publication of JPS5996324A publication Critical patent/JPS5996324A/ja
Publication of JPS6357563B2 publication Critical patent/JPS6357563B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D3/00Improving or preserving soil or rock, e.g. preserving permafrost soil
    • E02D3/12Consolidating by placing solidifying or pore-filling substances in the soil

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は地盤改良工法に関するものである。 一般に地盤または土の性質を積極的に改良し基
礎と構造物を含めた経済的な構築を追求する工法
として地盤改良工法が存在する。 ところが腐植土層に対してはこれまでほとんど
対処のしようがなく、設計路線を変更するケース
まで出ている。 その理由は、 <イ> 腐植土は通常の砂粒子に比べ骨格のよう
な役割を果すものがなく、また組織間の間隙が
大きい(通常の粘土質2に対し腐植土の場合は
10程度と考えられる)。 従つて組織間の十分な連結力を得るためには
組織間の間隙内をほとんど埋めてしまう程の量
の薬液を注入する必要がある。 具体的には1M3当り800〜900リツトルの薬液
の注入を必要としてしまい、腐植土を置換する
に等しい。 <ロ> また軟弱地盤の改良工法の一種で高圧噴
射撹拌工法が存在するがこの方法も腐植土に対
応できない。 この工法は単に薬液を注入、浸透させるので
はなく、地盤内に超高圧の薬液を噴射しながら
対象土の7〜9割りを除去して人工的に間隙を
形成し、残りの土砂を固化する方法である。 ところが腐植土は砂粒子のような固さがない
ため高圧のジエツトと空気を反発することが出
来ず、従つて対象土をジエツトと空気で置換す
ることは困難である。 <ハ> 一般の薬液注入も腐植土層に対応できな
い。高含水比の地層に薬液を注入することは、
豆腐とか水を含んだスポンジに砂粒子をいれる
ように、注入材と砂粒子の結合が弱く、全体と
して組織の連続性を有しがたい。 従つて構造的に一体性がなく力の伝達が弱い
部分で支配されるため土質の改良効果を期待す
ることが出来なかつた。 本発明はこのような従来の工法では腐植土に対
応できないという問題を解決するために成された
もので、腐植土層であつても十分な強度を得るこ
とができ、かつ透水性を低く抑えることができる
地盤の改良方法を提供することを目的とする。 すなわち本発明は固化材と腐植土層とを撹拌し
て地中に柱状に、かつ相互に接触させず多少の間
隔を介して複数本の混合体柱群を形成し、次に混
合体柱群の間の腐植土層内に固化材を注入して注
入体を形成し、この注入体によつて混合体柱群間
を連結するよう構成する、腐植土層の改良方法に
関するものである。 次に実施例の施工方法について説明する。 本発明は撹拌混合体柱の施工と、注入体の施工
で構成する。 <イ> 撹拌混合体柱の施工(第1図) 撹拌混合体柱1は補強地盤の核となるもので
あり、地盤と注入材との撹拌によつて軟弱地盤
中に壁状または円柱状の強化地盤を形成した物
である。 この撹拌混合体柱1は例えば超高圧噴流注入
工法、強制撹拌工法によつて形成できるが、路
面下に埋設物が存在する場合には地表から大き
な直径の開孔を行うことが困難である。そこで
第3図に示すようにロツド2の先端部にロツド
2の軸方向に折り畳み自在な撹拌羽根3を取り
付けて表層を小口径で掘削し、所定の深さにな
つたら、撹拌羽根3を水平方向に拡大する。 この拡大方法としては油圧、水圧、あるいは
機械的な力を与えて行う方法が公知である。 そしてロツド2の先端から注入材を放射しな
がら地盤と注入材の混合を図りつつロツド2を
引き上げ、円柱状の撹拌混合体柱1を形成す
る。 ロツド2を引き上げる際、所定の深さになつ
たら撹拌羽根3を再び縮小する事によつて地表
に大口径の孔を開けずに拡底した撹拌混合体柱
1の施工が可能となる。 撹拌混合体柱1は従来の工法と異なり他の撹
拌混合体柱1と隣接して形成するのではなく、
適当な間隔を介して各々独立して形成する。 注入材としてはセメントまたはモルタルを使
用することもできるが、腐植土の場合にはセメ
ントまたはモルタル以外の固結を目的とした各
種の薬液も適宜選択し使用できる。 <ロ> 注入体の施工 注入体4は前記撹拌混合体柱1のように撹拌
して施工するのではなく単に薬液を注入して各
撹拌混合体柱1間を一体に連結して強化地盤の
一部を構成するものである。 そのため独立して形成した各撹拌混合体柱1
の中間位置に公知の工法で所定の薬液をボーリ
ングロツド5の先端から周囲の各撹拌混合体柱
1へ向けて放射し注入体4を形成する。 その結果各撹拌混合体柱1間は注入体4によ
り連結され全体として一体の構造物が地中に構
築される。 次に本発明の原理を従来工法と比較する。 <イ> 薬液注入のみで施工実験を行つたときの
結果を模式的に図化すると第4図のようにな
る。 注入口を50cmピツチに展開して注入した結
果、互いの連続性がほとんどなかつたことから
図のような形と想像される。 従つて全体的な改良効果を期待できない。 <ロ> 本発明の方法によつて「撹拌混合体柱」
群の間に「注入体」を施工した場合の撹拌混合
体柱と薬液注入部の構造的なつながりを模式的
に考えると第5図のようになる。 すなわち撹拌混合体柱1と注入体4の接触性
を考えた場合、撹拌混合体柱1は改良全区間に
渡り一体化されているが、その撹拌混合体柱1
に向かつて注入体にをいれたとき、その5割程
度は撹拌混合体柱1と十分接触させることは可
能であつた。 次に本発明の工法で施工した実施例について説
明する。 <イ> 撹拌混合体柱 今回の試験に用いた撹拌装置は掘削外形が
200mmで、所定の深さに達したとき、押し込み
ロツドで撹拌羽根をはね出しだし、固化材ペー
ストを拡販翼の上部より吐き出する構造のもの
を用いた。 そして陸上のボーリングマシンにより回転さ
せて固化材ペーストと現位置土を混合した。 実験のパターンは3種類とした。 投入量は対象土1m3当り300Kgとする。 配 合
【表】 対象土1m3当り
その室内配合試験結果を第6図に示す。 現位置混合工法において、室内配合試験の強
度結果(R)と、現位置混合試験の強度結果(F)
の比率はF/R=0.2〜0.4と一般に言われてい
る。 今回、前項の室内配合試験のより現位置で2
Kg/cm2得るには、固化材量を300Kg/m3は必要
と判断した。 <ロ> 注入体 LW−1の50%溶液を使用した。LW−1の
配合はつぎのとうり。
【表】 そして、注入率を従来より増加させ、注入ス
テツプを10cmピツチと細かくした場合について
実験を行つた。 注入方法は、2重管瞬結注入(2.0シヨツト)
とした。 <ハ> 結果 撹拌混合体柱部分と注入体部分の改良結果の
一例を第7図〜第8図に示す。 本発明は以上説明したようになるから次のよう
な効果を期待することが出来る。 <イ> 従来の多くの地盤改良工法によつても対
処のしようがなかつた腐植土層を、十分に実用
可能な状態にまで改良することが出来た。 <ロ> しかもその施工には特殊な機械や高価な
材料・特殊な技術などを使用する必要がなく、
従来の公知の方法をそのまま使用するものであ
るから極めて経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図 本発明の施工方法の説明図、第3
図 撹拌混合体施工用ロツドの一例の説明図、第
4〜5図 施工原理の説明図、第6〜8図 施工
実験結果を示すグラフ 1:撹拌混合体柱、4:注入体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固化材と腐植土層とを撹拌して地中に柱状
    に、かつ相互に接触させず多少の間隔を介して複
    数本の混合体柱群を形成し、 次に混合体柱群の間の腐植土層内に固化材を注
    入して注入体を形成し、 この注入体によつて混合体柱群間を連結するよ
    う構成する、 腐植土層の改良方法。
JP20453782A 1982-11-24 1982-11-24 腐植土層の改良方法 Granted JPS5996324A (ja)

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JP20453782A JPS5996324A (ja) 1982-11-24 1982-11-24 腐植土層の改良方法

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JP20453782A JPS5996324A (ja) 1982-11-24 1982-11-24 腐植土層の改良方法

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Publication Number Publication Date
JPS5996324A JPS5996324A (ja) 1984-06-02
JPS6357563B2 true JPS6357563B2 (ja) 1988-11-11

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ID=16492170

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JP20453782A Granted JPS5996324A (ja) 1982-11-24 1982-11-24 腐植土層の改良方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3750066B1 (ja) * 2005-05-31 2006-03-01 清水建設株式会社 地盤改良工法

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JPS5996324A (ja) 1984-06-02

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