JPS6357489B2 - - Google Patents
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- JPS6357489B2 JPS6357489B2 JP8219981A JP8219981A JPS6357489B2 JP S6357489 B2 JPS6357489 B2 JP S6357489B2 JP 8219981 A JP8219981 A JP 8219981A JP 8219981 A JP8219981 A JP 8219981A JP S6357489 B2 JPS6357489 B2 JP S6357489B2
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Landscapes
- Adornments (AREA)
Description
本発明は、時計、ネツクレス、指輪等の装飾用
として用いられる低Au含有のAu合金に関するも
のである。 近年、貫金属の高謄に伴い、低Au含有Au合金
の材料が要求されている。 一般に装飾品に於いては、耐食性が良好である
ことが具備条件の一つとされている。 更には、これ等の装飾品は装飾性の面から、複
雑な加工が施される為その加工が容易であるこ
と、さらに、その色が黄金色に近いことも併せて
要求されている。 ところで、これ等の装飾用材料として用いられ
る低Au含有のAu合金としてはK10又はK8等の合
金があるが、これらの合金は上述した様な要望事
項を充分に満足させ得るものではなかつた。 本発明は、この様な諸事情に鑑みて成されたも
のであり、低Au含有の合金で耐食性、加工性に
優れ且つ黄金色を有する装飾用Au合金を提供せ
んとするものである。 以下、本発明による装飾用Au合金について説
明するとその一つはAu28〜59w/o,Al3〜
9w/o,Sn3〜7w/o、残部Cuより成る合金で
あり、もう一つはAu28〜59w/o,Al3〜9w/
oSn3〜7w/o、Pd又はPtを単独で1〜3w/o、
残部Cuより成る合金である。 然るにAu中に上述した様な元素を添加する理
由及びその添加範囲を限定した理由について述べ
ると、AlはAu,Cuと合金を作つた際に表面に安
定な酸化被膜を作り、耐食性を向上すると共に、
黄金色の合金が得られる為のものであり、3w/
o以下ではその効果が薄く、9w/o以上では金
属間化合物を作り、加工が困難になるためであ
る。Snは、Alが作つた酸化被膜をち密なものに
すると共に、Au―Cu―Al合金の難加工性を改善
する為のものであり、3w/o以下ではその効果
が薄く、7w/o以上では黄金色を白色化してし
まうためである。 Cuは、合金の色調を黄金色にするのにAlと共
に非常に有効なものであり、また金相を下げ、溶
解を容易にする。 また、Pd又はPtは、更に耐食性を向上させる
為のもので、1w/o以下でその効果が薄く、
3w/o以上では黄金色を白色化してしまう傾向
が有るためである。 なお、Auの組成範囲を28〜59w/oとしたの
は、Au28w/o以下では黄金色が確保できず、
耐食性が低下するからで、Au59w/o以上では
低Au含有合金とならず、通常のAu―Ag―Au系
合金で耐食性は満足されるからである。 次に本発明を更に明瞭ならしむべき、その具体
的な実施例、比較例及び従来例について述べる。 第1表に示す成分組成の実施例No.1〜No.5の装
飾品用Au合金と比較例No.6及び従来例No.7の装
飾品用Au合金の色、耐汗性及び加工性について
測定したところ、第2表に示すような結果を得
た。
として用いられる低Au含有のAu合金に関するも
のである。 近年、貫金属の高謄に伴い、低Au含有Au合金
の材料が要求されている。 一般に装飾品に於いては、耐食性が良好である
ことが具備条件の一つとされている。 更には、これ等の装飾品は装飾性の面から、複
雑な加工が施される為その加工が容易であるこ
と、さらに、その色が黄金色に近いことも併せて
要求されている。 ところで、これ等の装飾用材料として用いられ
る低Au含有のAu合金としてはK10又はK8等の合
金があるが、これらの合金は上述した様な要望事
項を充分に満足させ得るものではなかつた。 本発明は、この様な諸事情に鑑みて成されたも
のであり、低Au含有の合金で耐食性、加工性に
優れ且つ黄金色を有する装飾用Au合金を提供せ
んとするものである。 以下、本発明による装飾用Au合金について説
明するとその一つはAu28〜59w/o,Al3〜
9w/o,Sn3〜7w/o、残部Cuより成る合金で
あり、もう一つはAu28〜59w/o,Al3〜9w/
oSn3〜7w/o、Pd又はPtを単独で1〜3w/o、
残部Cuより成る合金である。 然るにAu中に上述した様な元素を添加する理
由及びその添加範囲を限定した理由について述べ
ると、AlはAu,Cuと合金を作つた際に表面に安
定な酸化被膜を作り、耐食性を向上すると共に、
黄金色の合金が得られる為のものであり、3w/
o以下ではその効果が薄く、9w/o以上では金
属間化合物を作り、加工が困難になるためであ
る。Snは、Alが作つた酸化被膜をち密なものに
すると共に、Au―Cu―Al合金の難加工性を改善
する為のものであり、3w/o以下ではその効果
が薄く、7w/o以上では黄金色を白色化してし
まうためである。 Cuは、合金の色調を黄金色にするのにAlと共
に非常に有効なものであり、また金相を下げ、溶
解を容易にする。 また、Pd又はPtは、更に耐食性を向上させる
為のもので、1w/o以下でその効果が薄く、
3w/o以上では黄金色を白色化してしまう傾向
が有るためである。 なお、Auの組成範囲を28〜59w/oとしたの
は、Au28w/o以下では黄金色が確保できず、
耐食性が低下するからで、Au59w/o以上では
低Au含有合金とならず、通常のAu―Ag―Au系
合金で耐食性は満足されるからである。 次に本発明を更に明瞭ならしむべき、その具体
的な実施例、比較例及び従来例について述べる。 第1表に示す成分組成の実施例No.1〜No.5の装
飾品用Au合金と比較例No.6及び従来例No.7の装
飾品用Au合金の色、耐汗性及び加工性について
測定したところ、第2表に示すような結果を得
た。
【表】
【表】
なお人工汗試験はNH4Cl 15.5g/l,NaCl20
g/l,酢酸2.5g/、尿素5g/,乳酸15
g/,PH4.7の液組成で液温40℃,240時間浸
漬後判定した。
g/l,酢酸2.5g/、尿素5g/,乳酸15
g/,PH4.7の液組成で液温40℃,240時間浸
漬後判定した。
【表】
また、第1表のサンプルNo.1〜No.7について測
色した結果を第1図に示し、同じサンプルについ
て腐食前、後の色差についてその結果を第2図に
示した。 上記で明らかなように本発明による装飾用金合
金は従来の装飾用金合金に比し耐汗性、加工性に
優れ、かつ黄金色を有していることが判る。 以上、詳記した通り、本発明の装飾用金合金は
耐汗性、加工性が優れかつ黄金色を有しているの
で、従来の装飾用金合金にとつて代わることので
きる画期的なものと言える。
色した結果を第1図に示し、同じサンプルについ
て腐食前、後の色差についてその結果を第2図に
示した。 上記で明らかなように本発明による装飾用金合
金は従来の装飾用金合金に比し耐汗性、加工性に
優れ、かつ黄金色を有していることが判る。 以上、詳記した通り、本発明の装飾用金合金は
耐汗性、加工性が優れかつ黄金色を有しているの
で、従来の装飾用金合金にとつて代わることので
きる画期的なものと言える。
図1はサンプルNo.1〜No.7の分光光度計による
測色結果を示すグラフで、図2は耐汗試験前後の
色差を示すグラフである。
測色結果を示すグラフで、図2は耐汗試験前後の
色差を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Au28〜59w/o,Al3〜9w/o,Sn3〜
7w/o、残部Cuより成る装飾用金合金。 2 Au28〜59w/o,Al3〜9w/o,Sn3〜
7w/o、Pd又はPtを単独で1〜3w/o、残部
Cuより成る装飾用金合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8219981A JPS57198231A (en) | 1981-05-29 | 1981-05-29 | Gold alloy for decoration |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8219981A JPS57198231A (en) | 1981-05-29 | 1981-05-29 | Gold alloy for decoration |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57198231A JPS57198231A (en) | 1982-12-04 |
JPS6357489B2 true JPS6357489B2 (ja) | 1988-11-11 |
Family
ID=13767751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8219981A Granted JPS57198231A (en) | 1981-05-29 | 1981-05-29 | Gold alloy for decoration |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57198231A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3142541C2 (de) * | 1981-10-27 | 1986-07-31 | Demetron Gesellschaft für Elektronik-Werkstoffe mbH, 6540 Hanau | Mehrstofflegierung für Targets von Katodenzerstäubungsanlagen |
JP2010019045A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Aiwa:Kk | 床板および該床板の製造方法 |
-
1981
- 1981-05-29 JP JP8219981A patent/JPS57198231A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57198231A (en) | 1982-12-04 |
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