JPS6357438A - 段ボ−ル紙用給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は段ボール箱製造工程における段ボール紙の給紙
装置に関し、特に、段ボール紙をラップ状に搬送して、
次工程のホッパーに一枚づつ落し込むようにしたことを
特ｉｆｌとするものである。

（従来の技術） 段ボール箱は、先ず材料ダンボール紙を所定の形状に裁
断し、然るのち、これに印刷その他の加工を施して製造
する。　そのため、段ボール箱の製造工程中には印刷機
その他の加工機のそれぞれに給紙部が付設されている。

これを印刷機を例にして説明すると、印刷機には始端部
にフィーダが具えられていて。

このフィーダによって、段ボール紙を一枚づつ印刷機に
送り込むようになっているのであるが、このフィーダに
対して、更に給紙装置が付設されていて、この給紙装置
によってフィーダのホッパに段ボール紙を供給するよう
になっているのである。

従来の給紙装置は、第４図に示すようにストッカー３１
と送りコンベヤ３２とから成っており、この送りコンベ
ヤ３２の先端が印刷機１に具えられたフィーダ２のホッ
パー３３の上に位置していて、ストッカー３１に積まれ
た段ボール紙Ａを作業者が送りコンベヤ３２に載せ、こ
れが送りコンベヤ３２の先端からフィーダ２に落し込ま
れるようになっている。　ところで、この場合において
、印刷機１の印刷速度が極めて速いので、この速度に対
応するために送りコンベヤ３２には段ボール紙Ａを十数
枚乃至数十枚づつ纒めて積み重ねるのであるが、逼りコ
ンベヤ３２の回転速１度も速いので、これに段ボール紙
を載せるとき、段ボール紙に不揃いが多発する。　従っ
て、これがフィーダ２上に落ち込むと、当然ここで不揃
いが生じることとなる。　しかもこの段ボール紙はブロ
ック状で落下するため、落下時に過大な衝撃力を受ける
ので、端縁部が裂けたり折れ曲がったりして傷むものが
多く発生する。　そのため従来は段ボール紙の端縁部に
落し代を付けざるを得ないうえ、フィーダのキックミス
による破れや斜め通しが起るので、製品の不良率が高ま
るばかりでなく１機械の運転を停止する事態が生じるの
である。

（問題点を解決するための手段） 本発明は−１−、記した従来の給紙装置の不具合を解消
し、段ボール紙の端紘に損傷を与えることなく、整揃し
てフィーダへ落し込むと共に、段ボール紙の端縁部の落
し代を不要にし。

フィーダのキックミスを無くして、不良率を低減したも
のであって、送りコンベヤの先端にこのコンベヤの回転
速度より若干遅い速度で回転する調整ローラを取付け、
送りコンベヤで段ボール紙をラップ状にして搬送し、こ
れをフィーダに一枚づつ落し込むようにしたものである
。

（実施例） 以下、本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明す
る。

図中符号１は印刷機である。　このものは上記した従来
のものと同様であって、始端部にフィーダ２が取付けら
れており、更に該フィーダ２にはフロントストッパー３
とジョガー１２が具えられていて１両者の間に投下され
た段ボール紙の前後縁を揃えたのち、−枚づつ印刷機１
に送り込むようになっている。

符号４は給紙装置である。　このものは、荷役パレット
５に積み上げて運び込まれる段ボール紙Ａをホッパー３
に落し込む仲立ちをするものであって、傾斜板６．送り
コンベヤ７及び調整ロール８とから成り、昇降自在、且
つ進退自在に形成されていて１段ボール紙Ａの形状に応
じて、ホッパー３に対する給紙装置４の相対的位置を調
節することができるようになっている。　傾斜板６は段
ボール紙Ａを送りコンベヤ７にラップ状にして載せるた
めの予備的なコンベヤであり、送りコンベヤ７に対する
一種の供給シュートであって、作業者がこの上に段ボー
ル紙を載せると、これを送りコンベヤ７に移行させるも
のである。

従って、このものはベルトコンベヤの様に段ボール紙Ａ
を送りコンベヤ７に向けて強制的に移動させるものであ
る必要はない。　要は、この上に載せられた段ボール紙
へを自重で、或いは作業者が押すことにより送りコンベ
ヤ７に向けて移行させることができるものであれば充分
であって、例えば滑走シュートが用いられるのである。

　符号１１は案内ロールであって１段ボールＭＡをパレ
ット５から傾斜板６に載せ換える作業を容易にするもの
である。

送りコンベヤ７は傾斜板６より送り込まれる段ボール紙
ラップ状に並び変えるもので。

可成の速度で回転するようになっている。

調整ロール８は送りコンベヤによって搬送される段ボー
ル紙Ａを一枚づつ落し込むものであり、殊に送りコンベ
ヤ７の起動時と停止時に、言い換えれば、段ボールの落
し初めと落し終りの、段ボール紙の落し込みを確実にす
るものであって、送りコンベヤ７の先の、該コンベヤよ
りやや高い位置に具えられていて、送りコンベヤ７より
若干遅い速度で回転するようになっているゆ　尚、傾斜
板６の一側の。

作業者と対向する位置に揃え板９が設けられていて１段
ボール紙Ａを傾斜板１こ載せたとき、段ボール紙の側縁
が揃えられるようになっており、更に、送りコンベヤ７
の先の両側にはサイドジョガー１０が取付けられていて
、調整ロール８から落し込まれる段ボール紙の両縁を揃
えるようになっている。

（作用） フィーダ２のホッパー３に段ボール紙を供給するには、
先ず、給紙装置を起動させて、パレット５に積み上げら
れている段ボール紙Ａを傾斜板６に載せる。　尚、この
場合、段ポール紙Ａは十数枚乃至数十枚を一纏めにし、
第２図（イ）に示すように案内ロールｌｌ上を滑らせて
傾斜板６に載せ換えるのであり、そしてその際、段ボー
ル紙Ａを揃え板９に押し付けて位置決めをし、然して段
ボール紙Ａから手を癲す。　すると段ボール紙Ａは傾斜
板６上を滑走しなから＋’ｒｉｆ方に向って倒れてラッ
プ状に重なり（第３図（イ）参照）、送りコンベヤ７に
よって搬送され、やがて、調整ロール８を経てフィーダ
２上に落し込まれる。　ところで、この場合、送りコン
ベヤ７の先端に到った段ボール紙は、続いて調整ロール
８に乗り上げるのであるが、このロール８は送りコンベ
ヤ７に比べて回転速度が若干遅いので、この部分では段
ボール紙の重なりが強くなる。

そのため、傾斜板６に新たな段ボール紙を載せ足して、
段ボール紙の搬送を続けると、第３図（ロ）に示すよう
に調整ロール８の上には一定址の段ボール紙が重なり、
送りコンベヤ７上の段ボール紙はその分だけ傾斜角度が
大きくなり、然して、サイドジョガー１０によって左右
縁を揃えられてフロントストッパー３とパックジョガー
１２との間へ定量的に落し込まれ、ここで前後縁を揃え
られるのである。

尚、この状態で送りコンベヤ７の回転を停めると、調整
ロール８の上に重なり合ったものだけがホッパー３に向
けて落下するのである。

（効果） 以上詳述した様に本発明は給紙装置を傾斜板６と送りコ
ンベヤ７及び調整ロール８とによって構成したものであ
り、この様に構成することによって作業者の給紙装置へ
の段ボール紙の載ｉ［￥操作を著るしく容易にし、段ボ
ール紙の端縁部を傷めることなく、これがホッパー内で
確実に整揃されるようにしたものである。　段ボール紙
は、傾斜板に載せることによって必然的に左右の端縁が
揃えられることとなり、しかも、それぞれの段ボール紙
には他の段ボール紙の重量が殆ど加えられないから、こ
れを揃え板９に押し付けることにより前後の端縁も簡単
にｈ）ｉえられるのである。

しかも新たに載せる段ボール紙は先に載せた段ボール紙
に続けて並べるので、−度に載せる段ボール紙の量に制
限は無いので、結局段ボール紙を載せる作業に何等の技
能も要求されないのである。　そして、送りコンベヤ７
の回転速度を傾斜板６上で段ボール紙が送りコンベヤに
向かって移行する速度よりも早くし、調整ロール８は送
りコンベヤ７よりも（％かに高い位置にもうけ、その回
転速度を送すコンベヤの回転速度よりも若干遅くしたの
で、送りコンベヤ７上でそれぞれの段ボール紙の間には
傾斜板６の移行速度と送りコンベヤ７の回転速度の比に
相当する分だけ間隔があけられて、ラップ状となり、調
整ロール８に到って再び互いの間隔が狭められて重なり
を生じ、然してこれがサイドジョガー１０により左右縁
を揃えられて一枚づつフィーダ２に向けて落し込まれる
。　そのため段ボール紙は、落下の際に過大な衝撃を受
けずに順に重ねられるので、フロントストッパー３とパ
ックジョガー１２との間で、容易に、且つ確実に揃えら
れるのであり、しかも、その際、端縁が損傷することが
ないので、あらかじめλ１６録部に落し代を形成してお
く必要もなくなって材料費も低減されるのである。　又
、運転中に、送りコンベヤ７の回転を停めると、その時
点で調整ロール８に乗り上げている段ボール紙はそのま
ま落下を続けるので、ホンパー３に段ボール紙の量を検
出するセンサーを取付けてこれを送りコンベヤに連絡す
ることにより、フィーダ２上の段ボール紙の量の多少に
応じて、送りコンベヤの起動と停止を自動的に行い、フ
ィーダ２上の段ボール紙の址を適量にすることが出来る
ので、この点の作業トラブルも解消されるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す一部切欠側面図、第２
図は同上要部を示す正面図、第３図は稼働状態を示す説
明図、第３図はホッパーを示す正面図、第４図は従来の
給紙装置を示す側面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　送りコンベヤの始端部に傾斜板が取付けられると共
   に、その先端の僅かに高い位置に調整ロールが取付けら
   れた給紙コンベヤであって、調整ロールの回転速度は送
   りコンベヤの回転速度より若干遅いものであることを特
   徴とする段ボール紙用給紙装置。 ２　送りコンベヤの先方の両側にサイドジョガーを取付
   けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の段ボ
   ール紙用給紙装置。