JPS6356418A - 模様付皿の成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 本発明は、模様行田の成形方法に関するものである。

（ロ）　従来の技術 従来、食品包装用皿は、合成樹脂素材から形成され、そ
の上面に食品を盛り合わせるとともに、その上方よりラ
ップ類でもって包被した状態で店頭等に置かれている。

かかる包装用皿は、溶解した合成樹脂生地を射出成形器
の内部に形成した空間内に注入すると共に、冷却するこ
とによって成形されている。また、同包装用皿の表面に
は、印刷機を用いて多様な模様を印刷することかできる
。

（ハ）　発明が解決しようとする問題点ところが、かか
る構造の食品包装用皿は出来合いの皿本体に模様を印刷
する為に、その上面に模様のインク液が付着し、その上
面に直接食料品を載置した場合、食料品に模様のインク
液が付着し、食料品を変色し、また衛生上も問題があっ
た。

また、同食品包装用皿は、周縁部が湾曲状に形成されて
いる為に、同湾曲部への印刷は高度の技術及び特殊の印
刷機が必要となり、量器の形成費用は、高頷となると共
に、多大の手間を要する欠点があった。

（ニ）　問題点を解決するための手段 本発明では、二つ割状とした射出成形器内部に形成した
皿形状の空間に、模様を表面に印刷した透明のラミネー
ト紙を収納し、同成形器の注入口から空間中に溶解した
合成樹脂生地を注入して、同ラミネート紙の印刷面を皿
本体に溶着する、以上の工程からなる模様行田成形方法
を提供せんとするものである。

（ホ）　作用・効果 本発明では、模様を印刷したラミネート紙を射出成形器
の空間に収納すると共に、溶解した合成樹脂生地を空間
に注入することにより、模様を有した皿本体を一体に成
形するものである。

その際に、ラミネート紙の印刷面は、皿本体の表面に溶
着し、皿本体の上側面には、ラミネート紙の裏面が位置
するものである。

従って、皿本体の上側面に食料品を載置してもインク液
等からの影響はなく、食料品を衛生的に包被することが
できるものである。

さらに、ラミネート紙は、透明であるために、内部に位
置する印刷面は、同ラミネート紙を透過して皿本体の上
側面に現出されることによって、皿本体への困難な印刷
工程を省き、容易にかつ迅速に成形することができ、ま
た、コスト減を図ることができる効果を奏する。

（へ）　実施例 本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第１図〜
第３図に示す説明図において、（Ａ）は、射出成形器を
示し、同成形器（八）は、二つ割状とした左右成形器分
割体（１）（２）を密閉状態に接合すべく構成している
と共に、その内部には、皿形状の空間（Ｓ）が設けられ
ており、同空間（Ｓ）において、皿本体（Ｍ）を形成す
るものである。

なお、図中、（３）は、同射出成形器（八）の左右成形
器分割体（１）（２）のいずれか一方に設けた注入口で
あり、同注入口（３）は、内部の空間（Ｓ）に連通し、
同注入口（３）より溶解した合成樹脂生地（４）を注入
するものである。

そして、本発明は、かかる射出成形器（Ａ）の空間（Ｓ
）に、模様（ａ）を表面に印刷した幅広状のラミネート
紙（５）を取付け、模様（ａ）を有した皿本体（Ｍ）を
、一体の射出成形により成形するものであり、その成形
方法を詳説すれば次のとおりである。

すなわち、予めラミネート紙（５）を透明なポリスチレ
ン等の合成樹脂シートにより多層構造に形成すると共に
、同ラミネート紙（５）の−側面に所定の模様（ａ）を
印刷するものである。

しかも、かかるラミネート紙（５）は、その表面に同合
成樹脂シートと同材質のインク液（６）により凸状の印
刷面（７）を構成しているものである。

そして、かかる構造のラミネート紙（５）は、射出成形
器（八）の左右成形器分割体（１）’（２）で挾持され
、空間（Ｓ）に張設されるものである。

しかも、同ラミネート紙（５）は、印刷面（７）を空間
（Ｓ）の内側方に向けて配設されている。

次いで、同成形器（Ａ）の注入口（３）より溶解した合
成樹脂生地（４）を注入し、同生地（４）とラミネート
紙（５）の印刷面（７）とを一体に溶若し、皿本体（Ｍ
）を形成する。

なお、この皿本体（Ｍ）を形成する合成樹脂生地（４）
は、ラミネート紙（５）と同じ材質としたポリスチレン
等合成樹脂を利用し、相互に溶着しやすく構成している
。

かかる方法により、皿本体（Ｍ）成形工程中における射
出成形器（Ａ）内部に模様（ａ）を印刷したラミネート
紙（５）を介在させて、模様（ａ）を有した皿本体（Ｍ
）を形成するものである。

従って、模様（ａ）を有したラミネート紙（５）を皿本
体（Ｍ）と一体に溶着することにより、皿本体（Ｍ）を
印刷工程を省略して容易に形成すると共に、張設したラ
ミネート紙（５）により皿本体Ｕ）の湾曲部（ト１）に
模様（ａ）を歪むことなく正確に付着させることができ
る。

また、同ラミネート紙（５）は、インク液（６）が付着
した印刷面（７）を皿本体（Ｍ）の表面と溶着し、同紙
（５）の裏面（５−１）を、同皿本体（Ｍ）の上側面（
Ｍ−２）とし、同上側面（Ｍ−２）に食料品を直接載こ
しても、インク液（６）と接触せず衛生的なものとする
ものである。

更に、ラミネート紙（５）は、多層構造として、インク
液（６）が皿本体（Ｍ）の上側面（ト２）に浸透するの
を防止すると共に、透明である為に内部の印刷面（７）
の模様−）を上側面（ト２）に露出させるものである。

しかも、模様（ａ）は、ラミネート紙（５）を透過して
外方より透視可能となっており、さらに、同ラミネート
紙（５）のレンズ作用により模様（ａ）を鮮やかに現出
させることができるものである。

なお、ラミネート紙（５）は、透明なものに限定するも
のではなく他の実施例として半透明なものでもよい。

また、かかる構造のラミネート紙（５）は、中広状のロ
ール（８）に形成すると共に、同ロール（８）を、射出
成形器（八）の左右成形層分割体（１）（２）との間の
上下方に介在させて、同成形器（Ａ）の開蓋時にラミネ
ート紙（５）のロール（８）は、巻き取られ連続的にラ
ミネート紙（５）を空間（Ｓ）中に移送することができ
るものである。

しかも、同ロール（８）は、上下方より緊張されており
、射出成形器（Ａ）が閉塞した際に、ラミネート紙（５
）を空間（Ｓ）の弯曲面に歪みを生ずることなく収納す
るものである。

また、同成形器（Ａ）の空間（Ｓ）におけて、左右成形
層分割体（１）（２）の周縁は、凹凸状に形成されてお
り、凹凸部（９）（１０）が嵌合することによりラミネ
ート紙（５）を皿本体（Ｍ）の大きさに切断されるもの
である。

かかる構造により、ラミネート紙（５）の余分な耳部を
切断することなく射出成形器により一体に形成すること
ができ、またラミネート紙（５）をロール（８）として
巻き取ることにより連続的に皿本体（Ｍ）を形成するこ
とかできるものである。

なお、かかる形成方法によって、皿本体（Ｍ）の深さや
いかなる形状にもかかわらず、容易に模様（ａ）を有す
る皿を形成することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は、本発明の成形方法によって皿本体を
成形する工程図である。 第４図は、模様を有する皿本体の斜視図である。 第５図は、ラミネート紙の斜視図である。 第６図は、皿本体の断面図である。 （八）：射出成形器 （ａ）：模様 （Ｓ）：空間 （Ｍ）：皿本体 （３）：注入口 （４）：合成樹脂生地 （５）：ラミネート紙 （７）：印刷面

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）二つ割状とした射出成形器（Ａ）内部に形成した皿
   形状の空間（Ｓ）に、模様（ａ）を表面に印刷した透明
   のラミネート紙（５）を収納し、同成形器（Ａ）の注入
   口（３）から空間（Ｓ）中に溶解した合成樹脂生地（４
   ）を注入して、同ラミネート紙（５）の印刷面（７）を
   皿本体（Ｍ）に溶着する、以上の工程からなる模様付皿
   成形方法。