JPS6356269A - 魚肉の肉質改良法 - Google Patents

魚肉の肉質改良法

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Publication number
JPS6356269A
JPS6356269A JP61198543A JP19854386A JPS6356269A JP S6356269 A JPS6356269 A JP S6356269A JP 61198543 A JP61198543 A JP 61198543A JP 19854386 A JP19854386 A JP 19854386A JP S6356269 A JPS6356269 A JP S6356269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fish
meat
fish meat
plasma
quality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61198543A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Nakamura
誠 中村
Norihito Sato
佐藤 則仁
Norihisa Nishi
西 範久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruha Nichiro Corp
Original Assignee
Taiyo Fishery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Fishery Co Ltd filed Critical Taiyo Fishery Co Ltd
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Publication of JPS6356269A publication Critical patent/JPS6356269A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、魚肉の肉質、特にその弾力及び保水性を改良
する方法に関するもので、本発明の魚肉の肉質改良法に
よれば、水産加工食品原料としての評価の低い魚種をそ
の肉質を改良し水産加工食品原料として活用することが
できる。
〔従来の技術及びその問題点〕
近年、日米、日ソ間等の200海里問題とも関連して入
電漁獲、大9処理できる助宗ダラ等が踵々の規制を受け
て入手困難となり、近海性雑魚。
未利用底魚の利用が重要な課題となって来ている。
しかし、イワシ、サバ、ヘイク等を含むこれらの魚種は
、それぞれ特有の特徴があって、フィレー、落し身、ス
リ身等にした時には、水産加工食品原料にとって不可欠
の要件である保水性、弾力が著しく悪いために、水産加
工食品原料としての評価が低く、経済性もない。
そして、このように水産加工食品原料としての評価の低
い魚種の保水性、弾力を改i%する有効な方法は、未だ
開発されていないとういうのが実情である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、水産加工食品原料としての評1+ffi
の低いこれらの魚種の水産加工食品原料への有す】活用
を図る目的で、種々広範な角度から肉質を改善すべく、
保水性及び弾力性を指標として検討を行った結果、これ
らの魚種の魚肉に血k又は血1・?1を少量添加するこ
とによって、これらの魚種の魚肉の保水性及び弾力を著
しく改善できることを知見し、本発明の魚肉の肉質改良
法に到達した。
即ち、本発明の魚肉の肉質改良法は、魚肉に血清又は血
!!λをra加il1合することを特徴とするものであ
る。
以下、本発明の魚肉の肉質改良法について説明する。
本発明の処理対象となる魚種は、イワシ、サバ、ヘイク
等、従来、水産加工食品原料としての評価の低い魚種が
好ましいが、必ずしもこれに制限されず、水産加工食品
原料として評価の高いスケソウダラ等であっても良い。
又、本発明により処理すべき魚肉の状態には特に制限は
な(、例えば、フィレー、落し身又はスリ身(粉砕肉)
の何れの状態であっても良い。
又、本発明に用いられる血’tR又は血漿としては、1
1+n¥L類、例えば、実用上、牛、豚、羊又は鶏等由
来のものを用いるのが好ましい。
而して、本発明の魚肉の肉質改良法を実施するには、上
記魚肉に上記血清又は上記血漿を添加混合する。
魚肉への血清又は血漿のr6加?は、それらの((頚又
はそれらを添加する魚種によって若干の差異はあるが、
魚肉の弾力及び保水性を改善し、併せて旨味、風味、色
調、魚臭等を改善する上で、実用上、魚肉lOO重皇部
(乾物重量)に対し0.1〜50重量部(乾物重11)
(生鮮肉に対して0.02〜15市量%相当)、特に1
−10重量部(乾物重量)とするのが好ましい、血清又
はffu ’JOの添加量がO,1重量部未満では、改
善効果が若干は認められるが実用上好ましくなく、又、
50重量部超では、魚肉に好ましくない質的変化が生じ
、保水性及び弾力性の改善効果が平衡状態となるため好
ましくない。
又、魚肉へのmll又は血漿の添加混合−よ、含浸、晒
し状態での洗浄、注入等の手段により行えば良く、要す
るに血清又は血漿が魚肉中になるべく均一に混合される
ように行えば良い、又、魚肉への血清又は血漿の添加混
合に際しては、魚肉のpHを6.5〜7.2に調整する
のが好ましいが、これは必須要件ではない。
次に、本発明の魚肉の肉質改良法を、代表的な缶、肉の
状態、即ち、フィレー、落し身及びスリ身ζこ適用する
場合の好ましい実施態様(工程)について詳述する。
まず、フィレーの場合は、鮮魚又は冷凍魚をドレスにし
た後フィレーとし、フィレーを所定の溶液61度とした
血ln又は血漿に浸漬するか、又は所定の溶液濃度とし
た血清又は血9Qをフィレーの筋肉組織中に注入した後
、水切又は脱水して、平常のフィレーと同様に取り扱う
ことによって、保水性、弾力が著しく散漫され、同時に
旨味、風味も改善される。
又、落し身の場合は、鮮魚又は冷凍魚をドレスにした後
、又はフィレーにした後、ミンチ状に採肉して得た落し
身に、血清又は血漿を所定の溶液濃度として含1%せし
めるか又は晒し状態にして洗浄し、しかる後、水切又は
脱水して平常の落し身と同様に取り扱うことによって、
保水性、弾力が著しく改善され、同時に旨味、風味、色
調、魚臭も改善される。尚、この時、落し身とする前の
ドレス、又はフィレーについて上述のフィレーの場合と
同様に血?+’i又は血漿を添加混合する前処理を行う
と更に有効である。
又、スリ身の場合は、血清又は血漿を所定の溶液濃度と
して単に添加混合して平常のスリ身同様に取り扱うこと
によって、保水性、弾力が著しく改善され、同時に旨味
、風味、色調、魚臭も改善される。又、このように肉質
の改?”されたスリ身を得るには、スリ身に加工される
以前の段階で血清又は自リスを添加混合することによっ
ても行うことができる。例えば、上述の如く血清又は血
りπを添加il1合したフィレー又は落し身を粉砕した
後、硬蛋白や骨等を濾別して得た内部を、プレス又は遠
心脱水しても(!Iることができる。得られたスリ身は
、常法ではスリ身として評価され得ないものしか製造で
きなかったイワシ、ザハ、ヘイクFの魚種を原料とした
場合であっても、カマボコ原料等の水産加工食品原料と
して安定した肉質をγfするものである。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げ、本発明の魚肉の肉質改良法を更に
具体的に説明する。
実施例1 ヘイクスリ身100重量部(乾物重量)に血清又は血グ
た1〜20重量部(乾物重量)を添加混合したところ、
無添加区がツミレ乃至オカラ状である(応力150g、
凹5IIII11)のに対して、応力400〜700g
、凹8〜12(1)11に弾力が改善された。
実施例2 イワシ及びサバそれぞれの落し身及びスリ身を、それぞ
れpl+を7.0±0.2にt周整し、それぞれ100
重量部(乾物重量)に血清又は血漿を0.01〜50重
量部(乾物重量)を添加混合したところ、0.01〜0
.1ffI量部の添加範囲では、弾力及び保水性の改善
効果が若干は認められたが、実用上は0.1[1部辺り
から明瞭な効果が出現し、1. Offfff置部以上
20(1)量 が得られ、50重量部を超えると好ましくない質的変化
が生じると共に、弾力及び保水性が平i)j状態と八っ
た。
〔発明の効果〕
叙上の如く、本発明の魚肉の肉質改良法は、魚肉に血清
又は血漿を添加混合することにより、魚肉の保水性及び
弾力を顕著に改善することができ、併せて、呈味、風味
、色調、魚臭も改甚することができるもので、水産加工
食品原料としての評価の低いイワシ、サバ、ヘイク等の
魚種について、水産加工食品原料ー1への経済的有効利
用を可能としたものであるため、食品産業の立場からも
、資源の有効活用の立場からも極めて有nであり、その
効果は多大である。
手続補正書 昭和62年 7月31日 1、事件の表示 特願昭(31  198543号 2、発明の名称 魚肉の肉質改良法 3、補正をする者 事件との関係  特許出1頭人 (327)大洋漁業株式会社 4、代理人 東京都港区赤坂九丁目6番29号 バシフィソク乃木坂601号 自発補正(出願1]から1年3ケ月以内の1ili正)
(i.?+li正のス1象 明細書の発明の11°C細な説明の憫 7、補正の内容 第4頁8行〜9行のro.02〜15重量%」を1” 
O. O 1〜15重量%」と補正。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)魚肉に血清又は血漿を添加混合することを特徴と
    する魚肉の肉質改良法。
  2. (2)魚肉がフィレー、落し身又は粉砕肉である、特許
    請求の範囲第(1)項記載の魚肉の肉質改良法。
  3. (3)魚肉100重量部(乾物重量)に対し血清又は血
    漿を0.1〜50重量部(乾物重量)添加混合する、特
    許請求の範囲第(1)項記載の魚肉の肉質改良法。
JP61198543A 1986-08-25 1986-08-25 魚肉の肉質改良法 Pending JPS6356269A (ja)

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JPS6356269A true JPS6356269A (ja) 1988-03-10

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ID=16392909

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000059320A1 (fr) * 1999-04-02 2000-10-12 Fuji Oil Company, Limited Procede de production de produits de chair de poisson transformes

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000059320A1 (fr) * 1999-04-02 2000-10-12 Fuji Oil Company, Limited Procede de production de produits de chair de poisson transformes

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