JPS6356052B2 - - Google Patents

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JPS6356052B2
JPS6356052B2 JP55053633A JP5363380A JPS6356052B2 JP S6356052 B2 JPS6356052 B2 JP S6356052B2 JP 55053633 A JP55053633 A JP 55053633A JP 5363380 A JP5363380 A JP 5363380A JP S6356052 B2 JPS6356052 B2 JP S6356052B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
composite
manufacturing
sheet
melts
Prior art date
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Expired
Application number
JP55053633A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56150544A (en
Inventor
Shohei Yoshimura
Hiroyuki Kuramochi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP5363380A priority Critical patent/JPS56150544A/ja
Publication of JPS56150544A publication Critical patent/JPS56150544A/ja
Publication of JPS6356052B2 publication Critical patent/JPS6356052B2/ja
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は材料を異にする複数のプラスチツクの
薄膜が厚さ方向及び幅方向に複合されてなる多列
多層複合プラスチツクシートの製造法に関するも
のである。
従来、プラスチツクシートの複合は、いわゆる
ラミネートの形で、シートの厚さ方向に行われる
ものが大部分であり、幅方向への複合は、複数の
シートの縁部を重ね合せて接着する方法によるも
のを除けば、ほとんど行われていない。接着によ
る複合シートは、接着部分における厚さや透明性
が他の部分と異なるばかりでなく、製造工程も煩
雑であるという欠点を持つことは言うまでもな
い。「なお実公昭47−37019号公報には、2色縞の
フイルムを特殊なダイにより2枚同時に製造し、
次いでこれらの間に他の素材膜を入れてサンドイ
ツチ体にすることが記載されているが、同種ある
いは同系の接着性のよい素材を用いない限り複合
が確実に行われず剥離を起こし易いこと、ダイに
きわめて複雑な構造のものを必要とし、複合態様
の変更が容易でないこと、などの問題があり、実
施されてはいない。
本発明は、このような欠点のない幅方向複合構
造、すなわち材料を異にする複数の帯状プラスチ
ツク薄膜が並列配置で、互に重なり合うことなく
それらの端面において接合されて一体化した構造
の多列複合層を少くとも一層に持つ積層プラスチ
ツクシートの製造法を提供するものである。
本発明による多列多層複合シートの製造法は、
2以上の熱可塑性プラスチツク成形材料をそれぞ
れ1又は2以上の押出機により溶融し、押出機を
出た各成形材料の溶融物の流れを、それらの流動
方向がすべて単一の仮想的平面Xに沿うようにし
て、デイストリビユーターの管状流路において合
流させて層状流を形成させ、この層状流に、別の
プラスチツク成形材料の溶融物の流れを、その流
動方向が層状流の層界面に沿うようにして上記管
状流路において合流させた後、吐出口が上記平面
X又はこれと平行な平面の上に存在するTダイよ
り大気中に流出させてシート状に成形することを
特徴とする。
以下本発明を図面を参照しながら具体例につい
て説明する。
第1図は本発明の製法により製造された複合シ
ートの一例である2列3層複合シートの幅方向断
面図であつて、層1〜4はいずれも異なる材料か
らなる。
第2図及び第3図は第1図のシートを本発明の
方法によつて製造している状態の説明図であつ
て、第3図は第2図の−断面を示す。
両面において5〜8は押出機、9はデイストリ
ビユーター、10はTダイである。デイストリビ
ユーター9は管状流路11を持ち、この流路は供
給孔12〜15により押出機の出口と連通してい
る。
第1図のシートのための4種類の成形材料は、
それぞれ押出機5〜8に供給され、ここで加熱さ
れて溶融物16〜19となり、デイストリビユー
ターの管状流路11に送られる。管状流路11の
上端から入つて合流する押出機5及び6からの溶
融物16及び17は、シートの幅方向複合層2及
び3となるものである。なお3列以上の幅方向複
合を行う場合は、そのための成形材料の溶融物
を、それらの流動方向がすべて単一平面(第2図
においては紙面)に沿うようにして、順次合流さ
せる。
通常の押出条件では、溶融物の流れは低速且つ
高粘度のものであるから、管状流路内で合流した
溶融物は相互に混じり合うことなく、明確な境界
面(第2図では紙面に垂直)を持つ層状流を形成
して管状流路11内を前進する。
この層状流に対して、押出機7及び8からの溶
融物18及び19が合流するが、この場合の流動
方向は既に形成されている層状流の層界面に沿う
ものである。したがつて、新たに合流した溶融物
によつて、最初の層形成とは直角方向の層形成が
行われる。第4図〜第6図はこのようなデイスト
リビユーター内における層状流の形成を示すもの
で、第4図は第2図の−断面図、第5図は第
2図の−断面、第6図は第3図の−断面
である。
合流後の各溶融物間の境界面を安定に保ち、ま
た層間混合を最少限度に抑えるためには、各溶融
物の粘度その他の流動特性がなるべく近いもので
あることが望ましいから、この点も考慮して成形
材料の種類及び溶融物の温度を選定するとよい。
Tダイ10は、その吐出口が、シートの幅方向
複合層のための溶融物16及び17の合流時の流
動方向が沿う面に沿つて(従つて層界面とは直交
する方向に)伸びているから、Tダイに入つた溶
融物16及び17は並列状態で、他はこれらに重
なり合つた状態で、それぞれ薄くなり、次いでT
ダイを出て冷却されると第1図のような断面構造
の複合シートとなるのである。
上述の例は、3層積層シートにおいて一層が2
列複合層である複合シートの製造例であつたが、
これ以外の多列多層構造のものも同様にして製造
可能なこと、もちろんである。
本発明の製造法により多列多層複合シートを製
造する場合、上述の例のようにすべての成形材料
の溶融物を一つのデイストリビユーター内で合流
させずに、幅方向複合層用のものの合流を専用の
デイストリビユーター内で行ない、得られた層状
流を別のデイストリビユーターに導いて他の厚さ
方向複合層用の溶融物と合流させてもよい(厚さ
方向複合成分も、上記別のデイストリビユーター
内で形成された層状流との合流前に、その一部又
は全部が合流を終つていてもよい。)。
本発明の製造法により多列多層複合シートを製
造する場合、各列の幅及び各層の厚さは、押出機
による各成形材料の供給比率を調節することによ
り簡単に変更することができるし、列数や層数の
変更も容易である。
本発明による多列多層複合シートの製造法で
は、デイストリビユーター中で各成分の複合が行
われ、その後T−ダイを通過する過程で複合樹脂
流が大きな変形を起こす結果、列間および層間の
各接触界面において僅かな混合を生じるから(但
しこれは分子レベルでのことであつて、肉眼で見
れば境界は明確である)、通常溶融接着し難い樹
脂同士でも強力に接着し、列間または層間のはく
離を起こす恐れがない。したがつて、本発明の製
造法において複数の成形材料の組合せは特に限定
されるものではなく、樹脂組成を異にするもの、
色調又は透明度を異にし樹脂組成は同一のもの、
あるいは色調、透明度及び樹脂組成のすべてを異
にするものなど、いずれであつてもよい。また本
発明の複合シートにおける中間層は、その上下の
層の接着剤層としての役割を果すものであつても
よい。
次に本発明の製造法による複合シートの具体例
を示す。
例 1 第1層:低密度ポリエチレン層 第2層:イソプレン・スチレン共重合体層(接
着剤層) 第3層:スチレン・ブタジエン共重合体層(幅
200mm)及び酸化チタン2%含有スチレン・
ブタジエン共重合体層(幅200mm)からなる
幅方向複合層 第4層:スチレン・ブタジエン共重合体層 例 2 第1層:例1の第3層と同じ 第2層:スチレン・ブタジエン共重合体層 例 3 第1層:ポリプロピレン 第2層〜第4層:例1と同じ 例 4 第1層:高密度ポリエチレン 第2層〜第4層:例1と同じ 例 5 第1層:ポリエチレンテレフタレート・イソフ
タレート共重合体(イソフタレート共重合比
15モル%) 第2層〜第4層:例1と同じ 例 6 第1層:エチレン・酢酸ビニル共重合体(エチ
レン共重合比45モル%。ケン化度98%) 第2層〜第4層:例1と同じ このように、本発明の製法により製造される複
合シートは、幅方向複合層が存在することによ
り、幅方向に異なる特性の部分が現れる複合特性
のものである。すなわちそれ自体が、普通のプラ
スチツクシートに筋状の印刷や他のシートとの貼
合などの後加工を施すことによつて初めて得られ
るような特性を備えているものであつて、デイス
プレイ効果のすぐれた包装材料や装飾材料等とし
て、きわめて有用なものである。
そして本発明の製造法によれば、どのような組
合わせの樹脂を用いても確実な複合が行われて列
間剥離もしくは層間剥離の恐れがなく、厚さが均
一で、同一樹脂部分では透明度も均一な多列多層
複合シートを、原料樹脂から一挙に製造すること
ができる。本発明の製法の特に有利な点は、簡単
な管状流路中で溶融樹脂流の複合を行うだけでよ
く、ダイに特殊なものを必要としないから、これ
により、製造工程の管理や製造装置の保守がきわ
めて容易であり、製造装置も安価なものですむこ
とである。
次に本発明の製造法の実施例を示す。
実施例 第1の押出機よりメルトインデツクス
(ASTMD−1238−57T)2.3g/10mmのスチレ
ン・ブタジエン共重合体(ブタジエン含有量20モ
ル%)を温度220℃で押出してデイストリビユー
ターの端から送入し、これにTダイに対する配置
がすべて第3図の供給口14と同様である供給口
A,B及びCから次の成形材料の溶融物を順次供
給して合流させた。
供給口A:Tダイに対する供給口の配置が第2
図の供給口12及び13と同様である2つの
供給口を持つ別のデイストリビユーター内で
あらかじめ合流させた、上記スチレン・ブタ
ジエン共重合体溶融物及び酸化チタン2重量
%を含む同じ共重合体の溶融物からなる層状
流。温度220℃。
供給口B:イソプレン(80モル%)・スチレン
(20モル%)共重合体。温度180℃。
供給口C:メルトインデツクス2.4g/10mmの
低密度ポリエチレン。温度210℃。
合流を終つた溶融物を幅800mmのTダイから押
出して、第7図のような幅方向断面を持つ複合シ
ートを得た。同図において、20はスチレン・ブ
タジエン共重合体層(厚さ100μ)、21はスチレ
ン・ブタジエン共重合体層(厚さ200μ)、22は
酸化チタン含有スチレン・ブタジエン共重合体層
(厚さ200μ)、23はイソプレン・スチレン共重
合体層(接着剤層・厚さ30μ)、24はポリエチ
レン層(厚さ200μ)である。
このシートを、層24を内面にして、層22が
ある部分から浅い箱形の容器が、層21がある部
分から容器の蓋が、それぞれ形成されるように成
形することにより、第8図のような、不透明な容
器部分25と透明な蓋部分26とが矢印の個所で
ヒンジ状に連結されていて且つヒートシール可能
な容器を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図、第7図:本発明の製法に製造された複
合シートの具体例の幅方向断面図、第2図、第3
図:第1図の複合シートを本発明の製造法により
製造している状態の説明図、第4図:第2図の
−断面図、第5図:第2図の−断面図、第
6図:第3図の−断面図、第8図:第7図の
シートを用いて成形した容器の断面図 5〜8:押出機、9:デイストリビユーター、
10:Tダイ、16〜19:成形材料の溶融物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2以上の熱可塑性プラスチツク成形材料をそ
    れぞれ1又は2以上の押出機により溶融し、押出
    機を出た各成形材料の溶融物の流れを、それらの
    流動方向がすべて単一の平面Xに沿うようにし
    て、デイストリビユーターの管状流路において合
    流させて層状流を形成させ、この層状流に別のプ
    ラスチツク成形材料の溶融物の流れを、その流動
    方向が層状流の層界面に沿うようにして上記管状
    流路において合流させた後、吐出口が上記平面X
    又はこれと平行な平面の上に存在するT−ダイよ
    り大気中に流出させてシート状に成形することを
    特徴とする多列多層構造複合プラスチツクシート
    の製造法。 2 最初に合流させる溶融物の少なくとも一つが
    着色されたものである特許請求の範囲第1項記載
    の製造法。
JP5363380A 1980-04-24 1980-04-24 Composite plastic sheet and its manufacture Granted JPS56150544A (en)

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US4562023A (en) * 1981-08-18 1985-12-31 Dynamit Nobel Aktiengesellschaft Process and apparatus for producing a synthetic resin sheet having a colored band of varying color intensity
JPS6189816A (ja) * 1984-10-09 1986-05-08 Polyplastics Co ラミネ−トフイルムの製造方法
JP2008284757A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Fuji Seal International Inc シュリンクフィルムおよびシュリンクラベル

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