JPS6355753A - トラツキング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、たとえばオーディオ信号をパルス符号変調
信号（以下、ＰＣＭ信号と称す）とし。

これを回転ヘッドにより磁気テープなどの記録媒体上に
斜めのトラックを形成するように、記録し再生する、い
わゆるロータリヘッド式ディジタル番オーディオ・テー
プレコーダ（以下、Ｒ−Ｄ　ＡＴと称す）におけるトラ
ッキング装置に関するものである。

［従来の技術］ 第３図は、Ｒ−ＤＡＴのテープ・フォーマットを示し、
第３図゛はその詳細を示す、第３図において、（１）は
ＰＣＭ信号領域、（２）はＡＴＦ（Ａｕｔ。

ＴｒａｋｉｎｇＦｉｎｄｉｎｇ）信号領域で、このＡＴ
Ｆ信号は、パイロット信号（ｆｌ）、同期信号（ｆ２）
　、　（ｆ３）、消去用信号（ｆ４）から成り立ってい
る。（３）はＳＵＢコード領域で、ここにはプログラム
ナンバーやタイムコードなどが記録されている。

（８）は回転ヘッドであり、そのヘッド幅（Ｗ）はトラ
ック幅（ｔｐ）よりも大きく、第２図および第３図中の
（Ｘ）方向に走査する。（Ｙ）は磁気テープなど記録媒
体の走行方向である。

以上の記録信号は、第２図で示すように、記録媒体上に
、ガードバンドを形成しない状態で斜めのトラックで形
成して記録されている。

つぎに、トラッキング動作について説明する。

回転ヘッド（８）が第２図および第３図の中央のトラッ
クを走査するとき、この回転ヘッド（８）は中央のトラ
ックとその両側のトラックにまたがって走査移動するこ
とになる０回転ヘッド（８）は同期信号（ｆ３）を再生
し、これが（Ｂ）トラック、つまり、−アジマストラッ
クであることを検知する。

これより一定時間後、回転ヘッド（６）の走査方向（Ｘ
）からみて右隣りのトラックのパイロット信号（ｆｌ）
のクロストーク量を検出する。さらに、一定時間後、左
隣りのトラックのパイロット信号（ｆｌ）のクロストー
ク量を検出する。この両パイロット信号（Ｆｌ）　、　
（ｆｌ）のクロストーク量が比較され、両者の差に相当
する出力が図示しないキャプスタンモータに供給されて
、その差が零になるようにキャプスタンモータの回転速
度が制御され。

所定のトラッキングが行なわれる。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来のトラッキング装置は、以上のように構成されてい
るのみで、アフターレコーディング（以下、アフレコと
称す）時のトラッキングについては何ら考慮されていな
い、従って、通常の記録再生には問題が発生しないが、
アフレコ時、すなわち、第３図において、ＳＵＢコード
（３）を再生しながらＰＣＭ信号（１）を書き変える場
合とかその逆の場合、第４図に示すように、回転ヘッド
（６）のヘッド幅（Ｗ）からトラック幅（ｔｐ）を引い
た値の半分だけ、アフレコを行なった部分が本来のトラ
ックよりずれてしまい、再生時、このずれた部分の出力
が低下しやすいという問題があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、アフレコ時において書き変え部分を本来のト
ラックと一致させることができるトラッキング装置を提
供することを目的とする。

Ｌ問題点を解決するための手段］ この発明にかかるトラッキング装置は、アフレコ時にお
いて回転ヘッドが本来のトラックから変位する量だけ、
つまり１回転ヘッドのヘッド幅からトラックのトラック
幅を引いた値の２分の１だけ、回転ヘッドの走査位置を
ずらせて、アフレコすることができるようにし、たこと
を特徴とする。

［作用］ この発明においては、アフレコ時において１回転ヘッド
が通常再生時の走査位置に対してずれる分だけ、そのず
れ方向とは逆方向に変位した箇所を走査されることにな
るから、アフレコされた部分が本来のトラフ′りよりず
れることがなく、再生時の出力低下が防止される。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明する
。

第１図はこの発明の一実施例によるトラッキング装置の
構成を示すブロック図であり、同図において、（７）は
再生信号の入力端子であって、記録媒体上に記録された
ＰＣＭ信号を図示しない回転ヘッドで再生して入力され
るものである。（８）は再生信号よりＡＴＦエラー信号
を生成するＡＴＦエラー生成回路、（８）はＡＴＦエラ
ー信号を一方の入力とする差動アンプ、（１０）は通常
再生時における基準電位発生回路、　（１１）はアフレ
コ時における基準電位発生回路、（１２）はこの２つの
基準電位を入力し、一方を差動アンプ（９）に入力する
切換回路、（１３）は差動アンプ（９）の出力を一方の
入力とする加算回路、（１４）は自動速度制御（以下、
ＡＦＣと称す）エラー生成回路であって、このＡＦＣエ
ラー生成回路（１４）の出力！あるＡＦＣエラー信号は
、加算回路（１３）のもう一方の入力となる。　（１５
）はサーボアンプで、加算回路（１３）の出、力を入力
し、このサーボアンプ（１５）の出力が図示しないキャ
プスタンモータを駆動するように、モータドライバに入
力されるようになっている。

つぎに、上記構成のトラッキング装置の動作を、第５図
を参照しながら説明する。

回転ヘッド（６）が第５図中の（６ａ）で示すように、
トラックの中央を走査している場合では、入力端子（７
）に回転ヘッド（６）からの再生信号が入力され、第２
図中の（Ｃ）で示す両隣りのトラックのパイロット信号
（ｒｏ　、　（ｆｌ）のクロストーク量が検出され比較
され、その結果、ＡＴＦエラー生成回路（８）よりその
クロストーク量の差に対応するＡＴＦエラー信号が出力
される。このように、回転ヘッド（６）がトラックの中
央を走査している状態におけるＡＴＦエラー信号に適合
する信号が基準電位発生回路（ｌＯ）から出力され、切
換回路（１２）で選択されたのち両信号を差動アンプ（
３）で比較し、その出力と、ＡＦＣエラー生成回路（１
４）からのＡＦＣエラー信号とが加算（１３）で加算さ
れ、この加算回路（１３）からの出力がサーボアンプ（
１５）に加えられ、キャプスタンモータを駆動する。

そして、第５図中の（６ｂ）で示すように、回転へラド
（６）がトラックの中央よりずれて走査した場合では１
両隣りのトラックのパイロット信号（ｆｌ）　、　（ｒ
ｔ）のクロストーク量およびその差が変化し、したがっ
て、それに比例してＡＴＦエラー信号が変化する。これ
に応じて、差動アンプ（９）、加算回路（１３）、サー
ボアンプ（１５）の出力が変化し、キャプスタンモータ
の速度が制御されて、回転ヘッド（８）がトラックの中
央を走査するようなトラッキング動作が行なわれる。こ
の状態のままでアフレコを行なうと第４図のようになる
。

この発明の実施例においては、アフレコ時に回転ヘッド
（８）を、トラックの中央ではなく。

第５図中の（６Ｃ）で示すように、回転ヘッド（８）の
ヘッド幅（Ｗ）からトラック幅（ｔｐ）を引いた値の半
分だけ回転ヘッド（８）の走査方向・（４）から見て右
側へずらして走査させる。これにより、ずれた位置を回
転ヘッド（６）が走査するとき得ら□れるＡＴＦエラー
信号に適合する信号をアフレコ時の基準電位発生回路（
１１）で発生させ、切換回路（１２）で選択し、差動ア
ンプ（９）に加えれば、回転ヘッド（６）は、ずれた状
態のままで走査する。この状態でアフレコを行なうとア
フレコを行なった場所は、第３図で示すように、本来の
トラックの状態と全く同じ状態のトラックパターンとな
る。

なお、上記の場合、第５図（８ｃ）の回転ヘッド（６）
の位置では、走査方向（４）から見て左側のトラックか
らのパイロット信号（ｆｌ）が得られないようにみえる
が、実際には、パイロット信号（ｆｌ）は低周波数の信
号であり、第５図中の（Ｇｂ）　、　（８ｃ）の位置で
もクロストークは得られる。また、クロストークが得ら
れない場合においても、走査方向（４）から見て右側か
らのクロストークのみでＡＴＦエラー信号が得られる。

第６図は、アフレコ時のトラッキング動作をより確実な
ものとするため、第１図のものに新たな回路を加えた別
の実施例によるトラッキング装置の構成を示すブロック
図である。第６図において、（１６）は再生信号を入力
するエンベロープ検波回路、（１７）は通常再生時にエ
ンベロープ検波回路（１Ｂ）の出力のピークホールドを
する通常時ピークホールド回路、（１８）はアフレコ時
にエンベロープ検波回路（ＩＢ）の出力のピークホール
ドをするアフレコ時ピークホールド回路、（１９）は２
つのピークホールド回路（１７）　、　（１８）の出力
を入力し、比較を行なって、その差に応じて出力する比
較回路、（２０）はアフレコ時基準電位発生回路（１１
）からの出力である基準電位比較回路（１９）の出力を
加えるピーク加算回路である。その他の回路は上記実施
例を示す第１図のものと同一である。

この別の実施例によるトラッキング装置の動作について
説明する。

通常再生時において、再生信号をエンベロープ検波回路
（ｔｉｌｔ）に入力し、この出力を通常時ピークホール
ド回路（１７）に入力し、再生エンベロープの最大振幅
値を記憶させる。ついで、アフレコ時においては、同様
にエンベロープ検波回路（１６）の出力をアフレコ時ピ
ークホールド回路（１Ｂ）に入力し、再生エンベロープ
の最大振幅値記憶する。そして、両ピークホールド回路
（１７）　、　（１８）からの出力を比較回路（１８）
で比較し、その差分を出力しピーク加算回路（２０）で
アフレコ時基準電位発生回路（１１）の出力であるアフ
レコ時基準電位と加算し、切換回路（１２）で選択され
、差動アンプ（９）に加えられる。すなわち、正常にア
フレコされている時には、両ピークホールド回路（１７
）　、　（１８）の出力は等しくて、比較回路（１８）
の出力は零であるが、オフトラックした場合、アフレコ
時ピークホールド回路（１日）の出力が低下し、これが
比較回路（１８）の出力に表われピーク加算回路（２０
）でアフレコ時基準電位と加算されることにより１強制
的にトラッキング位置を正常な位置へ戻すように作用す
る。

なお、上記実施例では、ＰＣＭ領域（１）をアフレコす
る場合について説明したが、ＳＵＢ領域（３）をアフレ
コする場合についても、上述と全く同様である。

［発明の効果Ｊ 以上のとおり、この発明によるときは、アフレコ時にお
いて、そのアフレコされた部分をアフレコされていない
部分と同一のトラック上に形成することができ、再生時
の出力低下を防いで信号読取り精度を非常に高いものに
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるトラッキング装置の
構成を示すブロック図、第２図はテープ・フォーマット
、第３図は第２図の詳細図、第４図は従来のトラッキン
グ装置でアフレコした時のトラック詳細図、第５図はこ
の発明のトラッキング動作を説明するためのトラック詳
細図、第６図はこの発明の別の実施例によるトラッキン
グ装置の構成を示すブロック図である。 （６）・・・回転ヘッド、（８）・・・ＡＴＦエラー生
成回路、（８）・・・差動アンプ、（１０）・・・基準
電位発生回路、（１１）・・・アフレコ時基準電位発生
回路、（１２）・・・切換回路、（１３）・・・加算回
路、（１４）・・・ＡＦＣエラー生成回路、　（１５）
・・・サーボアンプ、（１６）・・・エンベロープ検波
回路、（１７）・・・通常時ピークホールド回路、（１
８）・・・アフレコ時ピークホールド回路、（１８）・
・・比較回路、　（２０）・・・ピーク加算回路。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録媒体上に、ガードバンドを形成しない状態で
   斜めのトラックを形成してパルス符号変調した信号を記
   録、再生する回転ヘッドのヘッド幅を上記トラックのト
   ラック幅よりも大に設定し、上記回転ヘッドが上記トラ
   ックを走査するとき、その走査方向に対して直交する方
   向で隣接する両側のトラックのパイロット信号のクロス
   トーク量を検出し比較する手段と、この比較手段の出力
   により、上記回転ヘッドが上記トラックの中央を走査す
   るようにキャプスタンモータの回転速度を制御する手段
   を備えたトラッキング装置において、アフターレコーデ
   イング時における上記回転ヘッドの走査位置を、この回
   転ヘッドのヘッド幅から上記トラックのトラック幅を引
   いた値の２分の１だけ、上記回転ヘッドの走査方向に対
   して直交する方向で、かつ、上記記録媒体の進行方向と
   は逆方向に変位可能な手段を設けたことを特徴とするト
   ラッキング装置。