JPS6355721B2 - - Google Patents
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- JPS6355721B2 JPS6355721B2 JP56044465A JP4446581A JPS6355721B2 JP S6355721 B2 JPS6355721 B2 JP S6355721B2 JP 56044465 A JP56044465 A JP 56044465A JP 4446581 A JP4446581 A JP 4446581A JP S6355721 B2 JPS6355721 B2 JP S6355721B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power cable
- ethylene
- weight
- olefin
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Description
この発明は電力ケーブルに関し、詳しくはエチ
レン・α−オレフイン系共重合体に導電性カーボ
ンを添加配合した組成物で半導電層を形成した電
力ケーブルに関するものである。 周知のように、電力ケーブルには電位傾度の改
善や同電位化のために半導電層を設けることがな
されている。従来、この半導電層には、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体やエチレン、エチルアク
リレート共重合体に導電性カーボンを配合した組
成物が使用されてきた。しかし、これら共重合体
を主体とした組成物で半導電層を形成した電力ケ
ーブルは、浸水課電による絶縁耐圧の低下が著る
しいと言う重大な欠点があつた。そのため、電力
ケーブルの布設状況によつては、電力ケーブルが
冠水する場所に布設されることがあり、このよう
な使用状況では、結果的に電力ケーブルの寿命が
短くなる不都合を来たしていた。 この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、
浸水課電による絶縁耐圧の低下がほとんどない電
力ケーブルを提供することを目的とし、エレチン
とα−オレフインからなり、α−オレフインが直
鎖の炭素数4〜10であり、エチレンとα−オレフ
インが重量比で80/20〜95/5であり、結晶化度
が15〜25%、メルトインデツクス(190℃)が3
〜5g/10分、密度が0.86〜0.90g/cm3であるエ
チレン・α−オレフイン共重合体100重量部に導
電性カーボンを10〜120重量部配合した組成物で
電力ケーブルの半導電層を形成したことを特徴と
するものである。 以下、図面を参照してこの発明を詳しく説明す
る。 図面はこの発明の電力ケーブルの一例を示すも
ので、図中符号1はこの発明に係る電力ケーブル
である。この電力ケーブル1は内側から外側に向
つて順次、導体2、内部半導電層3、絶縁層4、
外部半導電層5、シース6から構成されている。
そして、内部半導電層3および外部半導電層5は
前記エチレン・α−オレフイン共重合体100重量
部に導電性カーボン50重量部配合された組成物で
形成されている。前記エチレン・α−オレフイン
共重合体としては、例えば商品名「タフマー」と
して三井石油化学(株)より販売されているものが用
いられる。エチレン・α−オレフイン共重合体に
対する導電性カーボンの配合量は必要とする半導
電層の導電度によつて決定されるが、通常共重合
体100重量部に対して導電性カーボン10〜120重量
部の範囲である。導電性カーボンの配合量が10重
量部未満であれば、導電度が不足し、120重量部
を越えると経済性が悪くなるとともに、組成物の
諸物性の低下が著るしくなり不都合を生ずる。な
お、導電性カーボン以外に老化防止剤、加工助
剤、加硫剤を適宜加えることもできる。そして、
絶縁層4は、架橋ポリエチレン、シース6はポリ
塩化ビニルから形成されている。 次に、図面の電力ケーブルの製造方法の一例を
説明する。 導体2に押出被覆法によつて順次、内部半導電
層3、未架橋ポリエチレン組成物よりなる絶縁層
4、外部半導電層5、シース6を層状に被覆し
て、未架橋ポリエチレン電力ケーブルを形成す
る。ついで、連続架橋装置によつて、未架橋ポリ
エチレン電力ケーブルの絶縁層4を形成している
未架橋ポリエチレン組成物を、所定の架橋温度、
架橋時間にて架橋させることによつて、この発明
による電力ケーブルが得られる。なお、この架橋
工程の際、エチレン・α−オレフイン共重合体
は、耐熱性が従来用いられていたエチレン酢酸ビ
ニル共重合体やエチレン・エチルアクリレート共
重合体に比べて高いので、高い架橋温度で架橋で
き、架橋速度を高めることができる。 以下、実施例を示してこの発明を具体的に説明
する。 実施例 断面積50mm2の軟銅撚線上に順次、厚み1mmの内
部半導電層、厚み2mmの、メルトインデツクス2
g/10分、比重0.92のポリエチレン100重量部に
ジクミルパーオキサイド0.2重量部を混入した未
架橋ポリエチレンからなる絶縁層、0.5mm厚の外
部半導電層を押出被覆して電力ケーブルを製造し
た。この電力ケーブルを6Kg/cm2飽和水蒸気で絶
縁層のポリエチレンを架橋させた。この電力ケー
ブルを、水中浸漬、導体注水の条件で1KHz、
10Kvの高周波電圧を1ケ月課電したのち、誘電
正接(tanδ)と交流破壊電圧を測定した。各半導
電層の組成と結果をあわせて表に示した。
レン・α−オレフイン系共重合体に導電性カーボ
ンを添加配合した組成物で半導電層を形成した電
力ケーブルに関するものである。 周知のように、電力ケーブルには電位傾度の改
善や同電位化のために半導電層を設けることがな
されている。従来、この半導電層には、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体やエチレン、エチルアク
リレート共重合体に導電性カーボンを配合した組
成物が使用されてきた。しかし、これら共重合体
を主体とした組成物で半導電層を形成した電力ケ
ーブルは、浸水課電による絶縁耐圧の低下が著る
しいと言う重大な欠点があつた。そのため、電力
ケーブルの布設状況によつては、電力ケーブルが
冠水する場所に布設されることがあり、このよう
な使用状況では、結果的に電力ケーブルの寿命が
短くなる不都合を来たしていた。 この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、
浸水課電による絶縁耐圧の低下がほとんどない電
力ケーブルを提供することを目的とし、エレチン
とα−オレフインからなり、α−オレフインが直
鎖の炭素数4〜10であり、エチレンとα−オレフ
インが重量比で80/20〜95/5であり、結晶化度
が15〜25%、メルトインデツクス(190℃)が3
〜5g/10分、密度が0.86〜0.90g/cm3であるエ
チレン・α−オレフイン共重合体100重量部に導
電性カーボンを10〜120重量部配合した組成物で
電力ケーブルの半導電層を形成したことを特徴と
するものである。 以下、図面を参照してこの発明を詳しく説明す
る。 図面はこの発明の電力ケーブルの一例を示すも
ので、図中符号1はこの発明に係る電力ケーブル
である。この電力ケーブル1は内側から外側に向
つて順次、導体2、内部半導電層3、絶縁層4、
外部半導電層5、シース6から構成されている。
そして、内部半導電層3および外部半導電層5は
前記エチレン・α−オレフイン共重合体100重量
部に導電性カーボン50重量部配合された組成物で
形成されている。前記エチレン・α−オレフイン
共重合体としては、例えば商品名「タフマー」と
して三井石油化学(株)より販売されているものが用
いられる。エチレン・α−オレフイン共重合体に
対する導電性カーボンの配合量は必要とする半導
電層の導電度によつて決定されるが、通常共重合
体100重量部に対して導電性カーボン10〜120重量
部の範囲である。導電性カーボンの配合量が10重
量部未満であれば、導電度が不足し、120重量部
を越えると経済性が悪くなるとともに、組成物の
諸物性の低下が著るしくなり不都合を生ずる。な
お、導電性カーボン以外に老化防止剤、加工助
剤、加硫剤を適宜加えることもできる。そして、
絶縁層4は、架橋ポリエチレン、シース6はポリ
塩化ビニルから形成されている。 次に、図面の電力ケーブルの製造方法の一例を
説明する。 導体2に押出被覆法によつて順次、内部半導電
層3、未架橋ポリエチレン組成物よりなる絶縁層
4、外部半導電層5、シース6を層状に被覆し
て、未架橋ポリエチレン電力ケーブルを形成す
る。ついで、連続架橋装置によつて、未架橋ポリ
エチレン電力ケーブルの絶縁層4を形成している
未架橋ポリエチレン組成物を、所定の架橋温度、
架橋時間にて架橋させることによつて、この発明
による電力ケーブルが得られる。なお、この架橋
工程の際、エチレン・α−オレフイン共重合体
は、耐熱性が従来用いられていたエチレン酢酸ビ
ニル共重合体やエチレン・エチルアクリレート共
重合体に比べて高いので、高い架橋温度で架橋で
き、架橋速度を高めることができる。 以下、実施例を示してこの発明を具体的に説明
する。 実施例 断面積50mm2の軟銅撚線上に順次、厚み1mmの内
部半導電層、厚み2mmの、メルトインデツクス2
g/10分、比重0.92のポリエチレン100重量部に
ジクミルパーオキサイド0.2重量部を混入した未
架橋ポリエチレンからなる絶縁層、0.5mm厚の外
部半導電層を押出被覆して電力ケーブルを製造し
た。この電力ケーブルを6Kg/cm2飽和水蒸気で絶
縁層のポリエチレンを架橋させた。この電力ケー
ブルを、水中浸漬、導体注水の条件で1KHz、
10Kvの高周波電圧を1ケ月課電したのち、誘電
正接(tanδ)と交流破壊電圧を測定した。各半導
電層の組成と結果をあわせて表に示した。
【表】
【表】
表から明らかなように、エチレン・α−オレフ
イン共重合体を半導電層に用いた電力ケーブル
は、水中浸漬、導体注水状態に長期間放置しても
誘電正接の増加、交流破壊電圧の低下は認められ
ないことがわかる。 以上説明したように、この発明の電力ケーブル
は、半導電層をエチレン・α−オレフイン共重合
体に導電性カーボンを配合した組成物で形成した
ものであるので、半導電層の耐水性が大きく向上
し、電力ケーブルの耐水性が向上し、長期間冠水
状態にあつても、絶縁耐圧が低下したり、誘電正
接が増加したりすることがない。
イン共重合体を半導電層に用いた電力ケーブル
は、水中浸漬、導体注水状態に長期間放置しても
誘電正接の増加、交流破壊電圧の低下は認められ
ないことがわかる。 以上説明したように、この発明の電力ケーブル
は、半導電層をエチレン・α−オレフイン共重合
体に導電性カーボンを配合した組成物で形成した
ものであるので、半導電層の耐水性が大きく向上
し、電力ケーブルの耐水性が向上し、長期間冠水
状態にあつても、絶縁耐圧が低下したり、誘電正
接が増加したりすることがない。
図面はこの発明の電力ケーブルの一例を示す断
面図である。 3……内部半導電層、5……外部半導電層。
面図である。 3……内部半導電層、5……外部半導電層。
Claims (1)
- 1 エチレンとα−オレフインからなり、α−オ
レフインが直鎖の炭素数4〜10であり、エチレン
とα−オレフインが重量比で80/20〜95/5であ
り、結晶化度が15〜25%、メルトインデツクス
(190℃)が3〜5g/10分、密度が0.86〜0.90
g/cm3であるエチレン・α−オレフイン共重合体
100重量部に導電性カーボンを10〜120重量部配合
した組成物で半導電層を形成した電力ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4446581A JPS57158907A (en) | 1981-03-26 | 1981-03-26 | Power cable |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4446581A JPS57158907A (en) | 1981-03-26 | 1981-03-26 | Power cable |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57158907A JPS57158907A (en) | 1982-09-30 |
JPS6355721B2 true JPS6355721B2 (ja) | 1988-11-04 |
Family
ID=12692236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4446581A Granted JPS57158907A (en) | 1981-03-26 | 1981-03-26 | Power cable |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57158907A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5998403A (ja) * | 1982-11-26 | 1984-06-06 | 日立電線株式会社 | 半導電性組成物 |
WO1991015860A1 (en) * | 1990-04-03 | 1991-10-17 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Semiconductive resin composition and rubber/plastic insulated power cable produced by using the same |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5553816U (ja) * | 1978-10-06 | 1980-04-11 |
-
1981
- 1981-03-26 JP JP4446581A patent/JPS57158907A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57158907A (en) | 1982-09-30 |
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