JPS6354175A - 医療用被覆部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気的作用を人体に与え、医療効果を発揮す
る医療用被覆部材に関する。

（従来の技術） 従来サポータ−は、人体部分を支持して、応力が集中し
ないようにして、外力を緩和する効果を有するものであ
るが、人体に積極的に作用して、医療効果を発揮するも
のではなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明の目的は、エレクトレットの作用効果を利用して
電気的に人体に影響を与え、積極的な医療効果を発揮す
る医療用被覆部材を提供するものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は次の構成を有する。

表面電荷密度が７Ｘ１０”クーロン／ｌｉ以上である医
療用被覆部材である。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明でいう医療用被覆部材とは、サポータ、テーピン
グ材、ギブス、コルセットなどをいう。

本発明の医療用被耐部材の構成は、表面電荷密度７Ｘ１
０−１１クーロン／−以上を有するエレクトレットシー
トが用いられる。

該エレクトレットシートは、伸縮性のあるものが人体に
フィツトし易く好ましい。

また、素材としても伸縮性のめるものがよい。

表面電荷密度の安定性から該エレクトレットシートの素
材は、体積抵抗率が１０１２Ω・ｃｍ以上のものが好ま
しく、具体的には、ポリプロピレン、ポリカーボネート
、弗素系樹脂、ポリエステルなどが好ましい。

第１図は本発明に係る医療用被覆部材の１例を示す医療
用サポータ−１の概略図である。

医療用被覆部材の具体的な構成は、エレクトレット繊維
シートをそのまま使用してもよいが、第２図および第３
図の如く、エレクトレットシート２の片面または両面を
他のシート３．４と積層接合した構造のものが皮膚への
刺激が少ないので好ましく、特に第２図の構造が外界と
の中和現象や皮膚への影響などからより好ましい。

すなわち、内層のエレクトレットシート２は表面電荷密
度を有するもので、電気的作用を及ぼし、外層表面にも
電気力を誘起し、７Ｘ１０−１１ク一ロン／ゴ以上の表
面電荷密度を外層シート３．４表面に与える。その上、
内部にエレクトレットシート２を有するため、外界から
の中和現象が生じ難く、長期間に亘って、電気的作用を
人体に及ぼすことができる。

エレクトレットシートの表面電荷密度はｌＸ１Ｏ−１０
ク一ロン／ゴ以上が好ましい。

またエレクトレットシートの形態は、織物、編物、不織
布、フィルムなど用いることができるが、伸縮性付与か
ら、編物、不織布形態が好ましい。

他のシートとしては、織編物、不織イ５などが用いられ
るが、エレクトレットシート同様に伸縮性を有するもの
が好ましい。

また電気力を誘起し易くするため、導電性材料を全部ま
たは一部に用いるのが好ましい。導電性材料とは比抵抗
１０８Ω・ｃｍ以下のものである。

なお、内層に用いるエレクトレットシートは、被覆部材
全面でなくとも、患部が被覆できれば一部分に用いるこ
とも可能である。又、外層もエレクトレットシートを用
いればさらに効果的で、長期間に亘って電気作用を及ぼ
すことができる。

該エレクトレットシートの外層への取付は方法は、外層
を袋状にして挿入することもできるし、又、縫製、接着
など種々の方法が可能である。

［実施例］ 実施例１ 円筒状ゴム編構造を有するポリプロピレン素材を用いた
サポータ−を試作し、これに円筒内面にアース電極を取
り付け、外部より針状電極で一３０ｋＶの印加を施して
、エレクトレフ１〜化した。

この表面電荷密度は、５Ｘ１０−１０クーロン／ｃｘ＋
であった。

又、針状電極側のサポータ−表面は、負極性、アース電
）本則は、正極性を示した。

該本発明の医療用サポータ−を、膝用サポータ−として
用いた結果、従来品に比較して本発明の治癒効果が認め
られた。

実施例２ 実施例１で用いたエレクトレット化していない円筒状ゴ
ム編素材を２枚積層し、その内層部に表面電荷密度８Ｘ
１０−”クーロン／−のエレクトレット不織布を挿入し
て、サポータ−を作成した。

外層表面の表面゛電荷房度は４．５Ｘ１０−１０クーロ
ン／−で、人体側は正極性、その反対側は負極性を示し
た。

本サポータ−を、膝サポータ−として用いた結果、従来
品にはみられない痛みの緩和効果がめった。

実施例３ 実施例１で用いた円筒状ゴム編物に比抵抗１Ｘ１０３Ω
・ｃｍの導電糸を筋状に部分的に挿入した素材を２枚積
居し、かつその内層部に表面電荷密度９Ｘ１０−１０ク
ーロン／ｒｉのエレクトレット編物を挿入してサポータ
−を作成した。

外層表面の表面電荷密度は、８．５Ｘ１０−７０クーロ
ン／−で高い値をを示した。

本サポータ−を腕関節に用いた結果、早期の治癒効果が
認められた。

（発明の効果） 本発明の医療用被覆部材は、身体の患部に用いれば、電
気的作用によって、打身、筋肉痛などを緩和し、治癒効
果を発揮することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る医療用被覆部材の１例を示すサ
ポータ−の概略図、第２図および第３図は、本発明に係
る医療用被覆部材構造の他の例を示す断面図である。 １；サポータ−２；エレクトレットシート３．４；他の
シート 特許出願人　　東　し　株　式　会　社第１図 第２図　　第３図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）　表面電荷密度が７×１０＾−＾１＾１クーロン
   ／ｃｍ＾２以上である医療用被覆部材。
2. （２）　医療用被覆部材がエレクトレツトシートで構成
   されている特許請求の範囲第（１）項に記載の医療用被
   覆部材。
3. （３）　エレクトレットシートが他のシートと積層され
   てなる特許請求の範囲第（２）項に記載の医療用被覆部
   材。
4. （４）　他のシートを構成する材料が少なくとも一部に
   導電性材料を用いてなる特許請求の範囲第（３）項に記
   載の医療用被覆部材。