JPH04108518U - 冷湿布体 - Google Patents

冷湿布体

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JPH04108518U
JPH04108518U JP1967491U JP1967491U JPH04108518U JP H04108518 U JPH04108518 U JP H04108518U JP 1967491 U JP1967491 U JP 1967491U JP 1967491 U JP1967491 U JP 1967491U JP H04108518 U JPH04108518 U JP H04108518U
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JP
Japan
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sheet material
cold compress
gauze
skin
back surface
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Pending
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JP1967491U
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修三 木村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 火傷などの患部に添える冷湿布体であって、
放熱性能に優れたものにする。 【構成】 皮膚に当たる裏面が平滑で、外表面が微細な
凹凸状に形成されたシート材1と、シート材1の裏面に
付着された治療薬4とからなる。シート材1の外表面の
凹部2と凸部3とが、シート材1と共に一体にプラスチ
ック成形されている。シート材1の外表面に各凹部2を
覆う状態でガーゼ6が一体に積層されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主に火傷その他の外傷など皮膚表面の患部に添える冷湿布体に関す る。
【0002】
【従来の技術】
第1度火傷の治療に、患部に対して油脂類、チンク油の塗布・湿布をすること が公知である。また、外傷などの創面にばんそうこうを貼り付けることも公知で ある。普通のばんそうこう、いわゆる亜鉛華ゴムばんそうこうでは、主成分のパ ラゴムにバルサム類、脱水ラノリンなどを混合して布などのシート材に塗布して なる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
火傷についてみると、ばんそうこうは皮膚に対する粘着性が強いので、用いる ことができない。それに冷湿布の効果(放熱性)が得られない。冷湿布の点から みると、油脂類、チンク油などを含浸するガーゼを火傷の患部に添えることが考 えられるが、ガーゼも患部に貼り付くので用いることができない。 火傷の治療に昔から民間治療として効果的に用いられたものに枇杷の葉がある 。枇杷の葉は、かたくて厚いので、患部が他物と接触するのを保護するのに適し ているうえに、葉の表面が平滑で裏面がザラザラの微細な凹凸状を呈しており、 かつ水分も含んでいるので、放熱性に優れ冷湿布に有利だからと思われる。 そこで本考案者は枇杷の葉が持つ有用性にヒントを得て本考案を完成したもの である。 本考案の目的は、皮膚をよく保護し、放熱性に優れ、とくに火傷の治療用に供 して好適な冷湿布体を得るにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の冷湿布体は、皮膚に当たる裏面が平滑で、外表面が微細な凹凸状に形 成されたシート材1と、シート材1の裏面に付着された治療薬4とからなる。 シート材1の外表面の凹部2と凸部3とは、シート材1と共に一体にプラスチ ック成形することができる。そして、シート材1の外表面に各凹部2を覆う状態 でガーゼ6が一体に積層されたものにすることができる。
【0005】
【考案の効果】
シート材1は裏面が平滑面に形成されているので、治療薬4を介して火傷など の皮膚表面に当てたときも、食い込みがなく患部の保護に有利である。 シート材1の外表面は凹凸面に形成されているので、その分だけ表面積が大き くて放熱性に優れ、冷湿布に効果的である。 一体にプラスチック形成したシート材1の凹凸表面にガーゼ6を積層したとき は、シート材1に通気性がなくてもガーゼ6が通気性を有して放熱性能を維持で きたうえで、表面のガーゼ6がシート材1の凹凸外表面を覆うので手触りもよく 外観も損ねない。
【0006】
【実施例】
図1は本考案に係る火傷用冷湿布体を例示しており、プラスチック製の柔軟な シート材1を本体とする。シート材1の裏面は平滑で、外表面は凹部2と凸部3 とを有する微細な凹凸形状に形成されている。シート材1はプラスチック材の中 でも熱伝導率の高い、つまり比熱の小さいナイロン樹脂で一体に成形されており 、本体部1aの厚みは0.5mm、凸部3の高さは0.5mm程度にそれぞれ設定する。 皮膚表面の火傷に当たる平滑な裏面には、チンク油・亜麻仁油石灰水、肝油、 オリーブ油、生理食塩水などの1種ないし数種からなる治療薬4が塗布され、剥 離シート5で剥離可能に保護されている。 かくして、シート材1の凹凸外表面には凸部3の突端面にわたって各凹部2を 全面的に覆う状態でガーゼ6、すなわち平織綿織物を接着して一体に積層してあ る。 しかるときは、剥離シート5を剥いでシート材1の裏面を治療薬4を介して火 傷の部位に当てて使用する。シート材1の裏面の両端には図2に示すごとく適当 に図外の粘着剤層7を形成してあり、そのまま皮膚表面に貼り付けることができ る。 この使用状態において、治療薬4による治療に加えて、シート材1は通気性を 有しないので外気および他物との接触から火傷面をよく保護し、かつシート材1 の外表面が凹凸状に形成されて表面積が大きいから放熱性を良好に発揮する。こ れら相まって火傷面に添えて有効となる。なお、外表面に積層したガーゼ6は目 があらいので、通気性に富み、手触りを良くして外観を柔らかにしこそすれ、シ ート材の放熱性能を阻害しない。
【0007】 (別実施例) シート材1の外表面はガーゼなどの目のあらい織布や編布の類を一体に積層形 成することによって凹凸形状にしてもよい。図1の例においてガーゼ6は省略し てもよい。
【0008】 その他、本考案は火傷に限らず各種の外傷の創面にも添えて使用できる。皮膚 内部の冷湿布用にも供することができ、その場合の治療薬4には公知のホウ酸水 、鉛糖水、生理食塩水などを用いることができる。 シート材1は安価に量産できるプラスチックシートで形成することが好ましい が、紙材などでもよい。それらの場合にはシート材1中に治療薬4を含浸させて あってもよく、この形態もシート材1の裏面に治療薬4が付着されている概念に 含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の縦断面図である。
【図2】全体の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 シート材 2 凹部 3 凸部 4 治療薬 5 剥離シート 6 ガーゼ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚に当たる裏面が平滑で、外表面が微
    細な凹凸状に形成されたシート材1と、シート材1の裏
    面に付着された治療薬4とからなる冷湿布体。
  2. 【請求項2】 シート材1の外表面の凹部2と凸部3と
    が、シート材1と共に一体にプラスチック成形されてい
    る請求項1記載の冷湿布体。
  3. 【請求項3】 シート材1の外表面に各凹部2を覆う状
    態でガーゼ6が一体に積層されている冷湿布体。
JP1967491U 1991-03-05 1991-03-05 冷湿布体 Pending JPH04108518U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014524276A (ja) * 2011-07-29 2014-09-22 アルミナイド インターナショナル,エージー 医学的治癒を補助するための、熱伝導性の金属をベースとするバンデージ及び使用法
US8858796B2 (en) 2005-08-22 2014-10-14 Evoqua Water Technologies Llc Assembly for water filtration using a tube manifold to minimise backwash
CN104783961A (zh) * 2011-07-29 2015-07-22 阿卢米奈德国际股份有限公司 辅助医疗愈合的铝基绷带及其使用方法

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