JPS6353865A - ナトリウム−硫黄電池 - Google Patents
ナトリウム−硫黄電池Info
- Publication number
- JPS6353865A JPS6353865A JP61198522A JP19852286A JPS6353865A JP S6353865 A JPS6353865 A JP S6353865A JP 61198522 A JP61198522 A JP 61198522A JP 19852286 A JP19852286 A JP 19852286A JP S6353865 A JPS6353865 A JP S6353865A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sodium
- solid electrolyte
- wick
- electrolyte tube
- reservoir
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- BNOODXBBXFZASF-UHFFFAOYSA-N [Na].[S] Chemical compound [Na].[S] BNOODXBBXFZASF-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 23
- 239000007784 solid electrolyte Substances 0.000 claims abstract description 55
- 239000011734 sodium Substances 0.000 claims abstract description 49
- DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M Ilexoside XXIX Chemical compound C[C@@H]1CC[C@@]2(CC[C@@]3(C(=CC[C@H]4[C@]3(CC[C@@H]5[C@@]4(CC[C@@H](C5(C)C)OS(=O)(=O)[O-])C)C)[C@@H]2[C@]1(C)O)C)C(=O)O[C@H]6[C@@H]([C@H]([C@@H]([C@H](O6)CO)O)O)O.[Na+] DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M 0.000 claims abstract description 48
- 229910052708 sodium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 48
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 6
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 9
- 229910052717 sulfur Inorganic materials 0.000 description 9
- 239000011593 sulfur Substances 0.000 description 9
- NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N Sulfur Chemical compound [S] NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 239000013543 active substance Substances 0.000 description 8
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 8
- 229910001415 sodium ion Inorganic materials 0.000 description 8
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 6
- 229910000873 Beta-alumina solid electrolyte Inorganic materials 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- HYHCSLBZRBJJCH-UHFFFAOYSA-N sodium polysulfide Chemical compound [Na+].S HYHCSLBZRBJJCH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 238000003487 electrochemical reaction Methods 0.000 description 2
- 239000012466 permeate Substances 0.000 description 2
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 2
- 208000032953 Device battery issue Diseases 0.000 description 1
- 235000015842 Hesperis Nutrition 0.000 description 1
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 235000012633 Iberis amara Nutrition 0.000 description 1
- 229910020275 Na2Sx Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 1
- 239000011149 active material Substances 0.000 description 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000006182 cathode active material Substances 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 230000002250 progressing effect Effects 0.000 description 1
- 238000012827 research and development Methods 0.000 description 1
- 238000007086 side reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/36—Accumulators not provided for in groups H01M10/05-H01M10/34
- H01M10/39—Accumulators not provided for in groups H01M10/05-H01M10/34 working at high temperature
- H01M10/3909—Sodium-sulfur cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
(産業上の利用分野)
本発明はリザーバー(陰極容器)内及び固体電解質管内
に充填されているウィックの種類及び充填状態を改良し
たナトリウム−硫黄電池に関するものである。
に充填されているウィックの種類及び充填状態を改良し
たナトリウム−硫黄電池に関するものである。
(従来の技術)
最近電気自動車用、夜間電力貯蔵用及び宇宙ロケット用
の二次電池としてナトリウム−硫黄電池の研究開発が進
められている。
の二次電池としてナトリウム−硫黄電池の研究開発が進
められている。
ナトリウム−硫黄電池は鉛蓄電池に比べて理論エネルギ
ー密度が高く、充ti!l電時における水素や酸素の発
生といった副反応もなく、活物質の利用率も高いという
特徴を有している。ナトリウム−硫黄電池は陽極に溶融
硫黄、陰樹に溶融金属ナトリウム及びこの両者を隔雛し
、ナトリウムイオンに対して選択的な透過性を有するβ
−アルミナ製の固体電解質からなっており、放電時には
次のような反応によってナトリ「クムイオンが固(A電
解質を透過して陽極の硫黄と反応し、多硫化ナトリウム
を生成する。
ー密度が高く、充ti!l電時における水素や酸素の発
生といった副反応もなく、活物質の利用率も高いという
特徴を有している。ナトリウム−硫黄電池は陽極に溶融
硫黄、陰樹に溶融金属ナトリウム及びこの両者を隔雛し
、ナトリウムイオンに対して選択的な透過性を有するβ
−アルミナ製の固体電解質からなっており、放電時には
次のような反応によってナトリ「クムイオンが固(A電
解質を透過して陽極の硫黄と反応し、多硫化ナトリウム
を生成する。
2Na +X 3−+Na2Sx
また、充電時には放電時とは逆の反応が起こり、ナトリ
rクム及び硫黄が生成される。
rクム及び硫黄が生成される。
ナトリウム−硫黄電池のW4造は、第6図に示すように
、21は陽極端子、22は同陽極端子の上端部に立設さ
れた円筒状の陽極容器、23は陽極容器22の上端部に
固着されたαアルミナ製の絶縁板、24は同絶縁板23
の内端部に苦月固着され、下方へ延びる円筒状の袋管を
形成するβアルミナ製の固体電解質管であって、陰極作
用物質であるナトリウムイオンを透過させる機能を有し
ている。25は上記絶縁板23の上端部に密封固着され
た円筒状のリザーバー(陰極容器)、26は同リザーバ
ー25の上部蓋の中央部に固着されリザーバー25を通
して固体電解質管24底部まで延びた細長い陰極管で、
同陰極管は陰極端子27を兼ねる。そして28は陽極作
用物質である硫黄を含んだカーボンマット、29は陰極
作用物質である溶融ナトリウムを含浸させたステンレス
類のウィックである。
、21は陽極端子、22は同陽極端子の上端部に立設さ
れた円筒状の陽極容器、23は陽極容器22の上端部に
固着されたαアルミナ製の絶縁板、24は同絶縁板23
の内端部に苦月固着され、下方へ延びる円筒状の袋管を
形成するβアルミナ製の固体電解質管であって、陰極作
用物質であるナトリウムイオンを透過させる機能を有し
ている。25は上記絶縁板23の上端部に密封固着され
た円筒状のリザーバー(陰極容器)、26は同リザーバ
ー25の上部蓋の中央部に固着されリザーバー25を通
して固体電解質管24底部まで延びた細長い陰極管で、
同陰極管は陰極端子27を兼ねる。そして28は陽極作
用物質である硫黄を含んだカーボンマット、29は陰極
作用物質である溶融ナトリウムを含浸させたステンレス
類のウィックである。
このようなナトリウム−硫黄電池において、放電時には
ナトリウムは固体電解質管24を介して陽極側へ移動し
、それに伴ってリザーバー25内のナトリウムは徐々に
固体電解質管24内へ移動する。
ナトリウムは固体電解質管24を介して陽極側へ移動し
、それに伴ってリザーバー25内のナトリウムは徐々に
固体電解質管24内へ移動する。
(発明が解決しようとする問題点)
従来、陰極作用物質のナトリウムが収容されているリザ
ーバー25及び固体電解質管24内には、通常安全対策
として線径8μmの一種類のステンレス製つインクが一
定の空孔率97%の割合で充填されている。
ーバー25及び固体電解質管24内には、通常安全対策
として線径8μmの一種類のステンレス製つインクが一
定の空孔率97%の割合で充填されている。
このため電池の放電時又は充電時、特に放電時に6いて
陰極作用物質であるナトリウムのりザーバ−25から固
体電解質管24内への移動がスムーズではなくなり、ナ
トリウムの利用率が低くなって、電池の効率が低下する
という問題点があった。
陰極作用物質であるナトリウムのりザーバ−25から固
体電解質管24内への移動がスムーズではなくなり、ナ
トリウムの利用率が低くなって、電池の効率が低下する
という問題点があった。
発明の構成
(問題点を解決するための手段)
本発明は前記問題点を解決するために、リザーバー内及
び固体電解質管内のウィックのうち、前者の線径を後者
より太くするか又は空孔率を後者より上げて液体ナトリ
ウムの後者への移動をスムーズにするという構成を採用
している。
び固体電解質管内のウィックのうち、前者の線径を後者
より太くするか又は空孔率を後者より上げて液体ナトリ
ウムの後者への移動をスムーズにするという構成を採用
している。
(作用)
上記構成を採用したことにより、陰極作用物質であるナ
トリウムの放電時及び充電時におけるリザーバーと固体
電解質管との間の移動がスムーズになり、特に放電時に
ナトリウムがリザーバー内から固体電解質管内へスムー
ズに移動し、ナトリウムイオンとなって陽極に接する固
体電解質面全体から均等に透過して陽極容器内の硫黄と
定常的に反応する。
トリウムの放電時及び充電時におけるリザーバーと固体
電解質管との間の移動がスムーズになり、特に放電時に
ナトリウムがリザーバー内から固体電解質管内へスムー
ズに移動し、ナトリウムイオンとなって陽極に接する固
体電解質面全体から均等に透過して陽極容器内の硫黄と
定常的に反応する。
(実施例)
次に本発明を具体化した一実施例を第1図及び第2図を
用いて説明する。
用いて説明する。
ナトリウム−硫黄電池の構造は第1図に示すように、1
はナトリウム−硫黄電池の陽極端子、2は同陽極端子1
の上端部に立設された有底円筒状で、クロマイジング処
理された鉄製の陽極容器、3は陽極容器2の外周側上端
部に固着されたαアルミナ製の絶縁板、4は同絶縁板3
の内端部に密封固着され下方へ延びる円筒状の袋管を形
成するβアルミナ製の固体電解質管であって、ナトリウ
ムイオンを放電時には固体電解質管4内から陽極容器2
内へ、充電時には逆にrJA極容器2内から固体電解質
管4内へ自由に透過させる機能を有している。
はナトリウム−硫黄電池の陽極端子、2は同陽極端子1
の上端部に立設された有底円筒状で、クロマイジング処
理された鉄製の陽極容器、3は陽極容器2の外周側上端
部に固着されたαアルミナ製の絶縁板、4は同絶縁板3
の内端部に密封固着され下方へ延びる円筒状の袋管を形
成するβアルミナ製の固体電解質管であって、ナトリウ
ムイオンを放電時には固体電解質管4内から陽極容器2
内へ、充電時には逆にrJA極容器2内から固体電解質
管4内へ自由に透過させる機能を有している。
5は上記絶縁板3の上端部に密封固着立設され、その上
部に蓋を有する円筒状のリザーバー、6は同リザーバー
5の上部蓋中央部に固着されリザーバー5を通って固体
電解質管4底部まで下方へ延びるステンレス又はニッケ
ル類の円筒状の陰極管で、陰極端子を兼ねる。8は前記
陽極容器2と固体電解質管4の間に充填されたra極佳
作用物質ある硫黄を含んだカーボンマット、9Aは固体
電解質管4内部に充填された線径の細いステンレス類の
ウィック、9Bはりザーバー内に充填された線径の太い
ステンレス類のウィックである。ウィック9Aの線径は
5〜20μmの範囲内で例えば8μmが好ましい。線径
20μmを越えるとウィッりの各糸線で形成されるポア
サイズが大ぎくなるため、ナトリウムの流動性が良くな
り、固体電解質管破損時にナトリウムが流出し易く、十
分な安全性が確保しにくい。また、5μm未満ではポア
サイズが極端に小さくなるためナトリウムの流動性が悪
くなりナトリウムの利用率が低下する。ウィック9Bの
線径は20〜5oμmである。l!径50μmを越える
と線径が太いため作業性が悪く、均一に充填し難い。ウ
ィックの充填密度を示す空孔率はウィック9A、ウイツ
ク9Bともに97%である。
部に蓋を有する円筒状のリザーバー、6は同リザーバー
5の上部蓋中央部に固着されリザーバー5を通って固体
電解質管4底部まで下方へ延びるステンレス又はニッケ
ル類の円筒状の陰極管で、陰極端子を兼ねる。8は前記
陽極容器2と固体電解質管4の間に充填されたra極佳
作用物質ある硫黄を含んだカーボンマット、9Aは固体
電解質管4内部に充填された線径の細いステンレス類の
ウィック、9Bはりザーバー内に充填された線径の太い
ステンレス類のウィックである。ウィック9Aの線径は
5〜20μmの範囲内で例えば8μmが好ましい。線径
20μmを越えるとウィッりの各糸線で形成されるポア
サイズが大ぎくなるため、ナトリウムの流動性が良くな
り、固体電解質管破損時にナトリウムが流出し易く、十
分な安全性が確保しにくい。また、5μm未満ではポア
サイズが極端に小さくなるためナトリウムの流動性が悪
くなりナトリウムの利用率が低下する。ウィック9Bの
線径は20〜5oμmである。l!径50μmを越える
と線径が太いため作業性が悪く、均一に充填し難い。ウ
ィックの充填密度を示す空孔率はウィック9A、ウイツ
ク9Bともに97%である。
前記固体電解質管4の材料であるβアルミナはNa2
o・5A+20.なる化学組成を有し、βアルミナ(N
a20・11A1゜Oj)に比べてナトリウムイオンが
通りやすく、電気抵抗が低い。
o・5A+20.なる化学組成を有し、βアルミナ(N
a20・11A1゜Oj)に比べてナトリウムイオンが
通りやすく、電気抵抗が低い。
陰極作用物質であるナトリウムは前記陰極管6内を通じ
てウィック9A、ウィック9Bへと注入される。ナトリ
ウム−硫黄電池の放電時には固体電解質管4内のウィッ
ク9Aに含まれたナトリウムが固体電解質を介して陽極
容器2内へ移動し、それによって固体電解質管4内のナ
トリウムが減少するので、その減少分に相当する分だけ
ウィック9Bに含まれたナトリウムが固体電解質管4内
へ移動する。
てウィック9A、ウィック9Bへと注入される。ナトリ
ウム−硫黄電池の放電時には固体電解質管4内のウィッ
ク9Aに含まれたナトリウムが固体電解質を介して陽極
容器2内へ移動し、それによって固体電解質管4内のナ
トリウムが減少するので、その減少分に相当する分だけ
ウィック9Bに含まれたナトリウムが固体電解質管4内
へ移動する。
本発明のナトリウム−硫黄電池は上記のように構成する
か又は第2図に示すように、固体電解質管4内及びリザ
ーバー5内のウィックの線径を変えないで同一とし、リ
ザーバー5内のウィックの空孔率を固体電解質管4内の
ウィックの空孔率より高くするように構成することがで
きる。その場合のウィックの線径は5〜50μmの範囲
内であり、空孔率はりサーバー5内が98〜100%、
固体電解質管4内が98%未満例えば97%である。な
お、ウィックの空孔率が98%以上では固体電解質管破
損時にナトリウムが流出するため充分な安全性が確保で
きない。
か又は第2図に示すように、固体電解質管4内及びリザ
ーバー5内のウィックの線径を変えないで同一とし、リ
ザーバー5内のウィックの空孔率を固体電解質管4内の
ウィックの空孔率より高くするように構成することがで
きる。その場合のウィックの線径は5〜50μmの範囲
内であり、空孔率はりサーバー5内が98〜100%、
固体電解質管4内が98%未満例えば97%である。な
お、ウィックの空孔率が98%以上では固体電解質管破
損時にナトリウムが流出するため充分な安全性が確保で
きない。
次に上記実施例の作用について説明する。
ナトリウム−硫黄電池は通常300〜400℃で効率的
に作動し、陰極作用物質としての液体ナトリウムは陰極
管6内を通じて固体電解質管4内及びリザーバー5内に
充填され、ナトリウム−硫黄電池の放電時には固体電解
質管4内のナトリウムがナトリウムイオンとなってナト
リウムイオン透過性の固体電解質を透過して陽極容器2
内へ移動して、次式の電気化学反応に基づき硫黄と反応
し多硫化ナトリウムを生成する。そして、約1.9■の
放電電圧が得られる。
に作動し、陰極作用物質としての液体ナトリウムは陰極
管6内を通じて固体電解質管4内及びリザーバー5内に
充填され、ナトリウム−硫黄電池の放電時には固体電解
質管4内のナトリウムがナトリウムイオンとなってナト
リウムイオン透過性の固体電解質を透過して陽極容器2
内へ移動して、次式の電気化学反応に基づき硫黄と反応
し多硫化ナトリウムを生成する。そして、約1.9■の
放電電圧が得られる。
2Na +x S−+Na Sx
放電が継続される場合には、固体電解質管4内のナトリ
ウムが減少するため、その減少分に相当するナトリウム
が徐々にリザーバー5内から補給される。
ウムが減少するため、その減少分に相当するナトリウム
が徐々にリザーバー5内から補給される。
その際本実施例ではりサーバー5内のウィック9Bの線
径が固体電解質管4内のウィック9Aの線径よりも太い
か又はリザーバー5内のウィック10Bの空孔率が固体
電解質管4内のウィック1OAの空孔率よりも高いので
、ナトリウムのリザーバー5から固体電解質管4への移
動が極めてスムーズに行われる。その効果を第3図、第
4図に示す。
径が固体電解質管4内のウィック9Aの線径よりも太い
か又はリザーバー5内のウィック10Bの空孔率が固体
電解質管4内のウィック1OAの空孔率よりも高いので
、ナトリウムのリザーバー5から固体電解質管4への移
動が極めてスムーズに行われる。その効果を第3図、第
4図に示す。
第3図はリザーバ内のウィック線径とナトリウム利用率
の関係を表わすもので、Aは固体電解質管内のウィック
線径が8μm、[3は20μmで、固体電解質管内及び
リザーバ内のウィックの空孔率がいずれも97%である
。
の関係を表わすもので、Aは固体電解質管内のウィック
線径が8μm、[3は20μmで、固体電解質管内及び
リザーバ内のウィックの空孔率がいずれも97%である
。
第4図はリザーバ内のウィック空孔率とナトリウム利用
率の関係を表わし、A、B、Cはそれぞれ次の条件を表
わす。
率の関係を表わし、A、B、Cはそれぞれ次の条件を表
わす。
固体電解質管内の 固体電解質管内のウィック空孔率
ウィックの線径 (%) (μm) 八 97 8 固体電解質管内のウィックの線径を一定とし、リザーバ
ー内のウィックの線径を変えた場合、ナトリウムの利用
率は第3図に示すようにリザーバー内のウィックの線径
が20μm以上で良好な特性を示した。
ウィックの線径 (%) (μm) 八 97 8 固体電解質管内のウィックの線径を一定とし、リザーバ
ー内のウィックの線径を変えた場合、ナトリウムの利用
率は第3図に示すようにリザーバー内のウィックの線径
が20μm以上で良好な特性を示した。
なお、固体電解質管内のウィックの線径は8μl、20
μmでもこの特性はほぼ同等であった。
μmでもこの特性はほぼ同等であった。
一方、固体電解質管内のウィックの空孔率を一定とし、
リザーバー内のウィックの空孔率を変えた場合、ナトリ
ウムの利用率は第4図に示すように、リザーバー内のウ
ィックの空孔率が98%以上で良好な特性を示した。
リザーバー内のウィックの空孔率を変えた場合、ナトリ
ウムの利用率は第4図に示すように、リザーバー内のウ
ィックの空孔率が98%以上で良好な特性を示した。
なお、固体電解質管内のウィックの空孔率が96〜98
%でもこの特性はほぼ同等であった。
%でもこの特性はほぼ同等であった。
放電が終了し、続いて充電が行われると、陽極容器2内
において前記反応とは逆の反応が起こって多硫化ナトリ
ウムが分解し、陽極には硫黄が生成しナトリウムイオン
は再び固体電解質を透過して固体電解質管4内へ移動し
、固体電解質管4内表面で電気化学反応により再びナト
リウムに戻る。
において前記反応とは逆の反応が起こって多硫化ナトリ
ウムが分解し、陽極には硫黄が生成しナトリウムイオン
は再び固体電解質を透過して固体電解質管4内へ移動し
、固体電解質管4内表面で電気化学反応により再びナト
リウムに戻る。
充電が継続されると生成したナトリウムは固体電解質管
4内を満たし、さらにリザーバー5内へと移動する。充
電時の印加電圧は約1.9〜2.3Vを要する。本実施
例で作成したナトリウム−硫黄電池を、電流密度50m
A/c+n で充放電したときの容旦−電圧特性は第
5図に示す通りであり、電池の容量および電池電圧は従
来電池に比べ大巾に向上した。
4内を満たし、さらにリザーバー5内へと移動する。充
電時の印加電圧は約1.9〜2.3Vを要する。本実施
例で作成したナトリウム−硫黄電池を、電流密度50m
A/c+n で充放電したときの容旦−電圧特性は第
5図に示す通りであり、電池の容量および電池電圧は従
来電池に比べ大巾に向上した。
なお、第5図における条件は次の通りである。
なお、ステンレス製のウィックは固体電解質管4が破損
した際ナトリウムの漏れを防止するとともに、固体電解
質w4内のナトリウムを毛細管現象によってその内面に
対し均一に供給する態能を有している。
した際ナトリウムの漏れを防止するとともに、固体電解
質w4内のナトリウムを毛細管現象によってその内面に
対し均一に供給する態能を有している。
ナトリウム−硫黄電池には上記のような放電と充電の繰
返しによってその機能を果しているので、反応にあづか
るナトリウムの移動の難易は電池の容量、電池の効率の
点から最も重要である。即ち、反応に関与するナトリウ
ムが不足するとその分だけ電池内部抵抗が増加し、充電
電力に対する放電電力の割合で表される充放電の電力効
率が低下するとともに、電池容量が減少するために活物
質単位ff1ffi当りの電力で表されるエネルギー効
率も低下する。
返しによってその機能を果しているので、反応にあづか
るナトリウムの移動の難易は電池の容量、電池の効率の
点から最も重要である。即ち、反応に関与するナトリウ
ムが不足するとその分だけ電池内部抵抗が増加し、充電
電力に対する放電電力の割合で表される充放電の電力効
率が低下するとともに、電池容量が減少するために活物
質単位ff1ffi当りの電力で表されるエネルギー効
率も低下する。
また、反応にあづかるナトリウムの移動の難易は電池の
容最変動、電圧変動にも影響する。即ち、反応に関与す
るナトリウムが不足すると陰極の抵抗が大きくなって電
池の容量が変動し、また電池の電圧が低下する。
容最変動、電圧変動にも影響する。即ち、反応に関与す
るナトリウムが不足すると陰極の抵抗が大きくなって電
池の容量が変動し、また電池の電圧が低下する。
発明の効果
本発明によれば、ナトリウム−硫黄電池におけるナトリ
ウムの利用率のアップ、内部抵抗の安定化すなわち電池
の容量アップ、電池効率のアップをはかることができる
とともに、電池の容■変動、電圧変動が小さく、特性の
安定した電池が得られ、さらに電池相互の容量のバラツ
ギを減少させることができるという優れた効果を秦する
。
ウムの利用率のアップ、内部抵抗の安定化すなわち電池
の容量アップ、電池効率のアップをはかることができる
とともに、電池の容■変動、電圧変動が小さく、特性の
安定した電池が得られ、さらに電池相互の容量のバラツ
ギを減少させることができるという優れた効果を秦する
。
第1図は本発明の一実施例を示すナトリウム−硫黄電池
の概略縦断面図、第2図は本発明の別個を示すナトリウ
ム−硫黄電池の概略縦断面図、第3図はリザーバー内の
ウィック線径とナトリウム利用率の関係を示すグラフ、
第4図はりザーバー内のウィック空孔率とナトリウム利
用率の関係を示すグラフ、第5図は電池の充放電特性を
示すグラフ、第6図は従来のナトリウム−硫黄電池の概
略縦断面図である。 2・・・陽極容器、4・・・固体電解質管、5・・・リ
ザーバー、9A・・・線径の細いウィック、9B・・・
線径の太いウィック、10A・・・固体電解質管内の空
孔率の低いウィック、10B・・・リザーバー内の空孔
率の高いウィック。 特 許 出 願 人 日本碍子 株式会社代 理 人
弁理士 恩1)博賞第2図 第8図 A +0 20 30 40
50リサ′−バー内、’7.t、、、フ’ 瑞J +
(a m )第4図
の概略縦断面図、第2図は本発明の別個を示すナトリウ
ム−硫黄電池の概略縦断面図、第3図はリザーバー内の
ウィック線径とナトリウム利用率の関係を示すグラフ、
第4図はりザーバー内のウィック空孔率とナトリウム利
用率の関係を示すグラフ、第5図は電池の充放電特性を
示すグラフ、第6図は従来のナトリウム−硫黄電池の概
略縦断面図である。 2・・・陽極容器、4・・・固体電解質管、5・・・リ
ザーバー、9A・・・線径の細いウィック、9B・・・
線径の太いウィック、10A・・・固体電解質管内の空
孔率の低いウィック、10B・・・リザーバー内の空孔
率の高いウィック。 特 許 出 願 人 日本碍子 株式会社代 理 人
弁理士 恩1)博賞第2図 第8図 A +0 20 30 40
50リサ′−バー内、’7.t、、、フ’ 瑞J +
(a m )第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、リザーバー(5)内及び固体電解質管(4)内のウ
イックのうち前者の線径を後者より太くするか又は空孔
率を後者より上げて液体ナトリウムの後者への移動をス
ムーズにしたことを特徴とするナトリウム−硫黄電池。 2、リザーバー(5)内のウイックの線径が20〜50
μm、固体電解質管(4)内のウイックの線径が5〜2
0μmである特許請求の範囲第1項に記載のナトリウム
−硫黄電池。 3、リザーバー(5)内のウイックの空孔率が98〜1
00%、固体電解質管(4)内のウイックの空孔率が9
8%未満である特許請求の範囲第1項に記載のナトリウ
ム−硫黄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61198522A JPS6353865A (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | ナトリウム−硫黄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61198522A JPS6353865A (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | ナトリウム−硫黄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6353865A true JPS6353865A (ja) | 1988-03-08 |
JPH0577156B2 JPH0577156B2 (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=16392538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61198522A Granted JPS6353865A (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | ナトリウム−硫黄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6353865A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0495164A (ja) * | 1990-08-07 | 1992-03-27 | Nec Corp | 電子ファイリング装置の文書管理システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6012680A (ja) * | 1983-07-01 | 1985-01-23 | Yuasa Battery Co Ltd | ナトリウム−硫黄電池 |
JPS6151774A (ja) * | 1984-08-22 | 1986-03-14 | Hitachi Ltd | ナトリウム−硫黄電池 |
-
1986
- 1986-08-25 JP JP61198522A patent/JPS6353865A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6012680A (ja) * | 1983-07-01 | 1985-01-23 | Yuasa Battery Co Ltd | ナトリウム−硫黄電池 |
JPS6151774A (ja) * | 1984-08-22 | 1986-03-14 | Hitachi Ltd | ナトリウム−硫黄電池 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0495164A (ja) * | 1990-08-07 | 1992-03-27 | Nec Corp | 電子ファイリング装置の文書管理システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0577156B2 (ja) | 1993-10-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3811943A (en) | Mass transportation electrode for energy conversion device | |
US3887396A (en) | Modular electrochemical cell | |
US3716409A (en) | Cathodes for secondary electrochemical power-producing cells | |
KR100250163B1 (ko) | 납배터리 | |
US2614138A (en) | Sealable storage battery construction | |
US4357398A (en) | Electrochemical cell having cylindrical electrode elements | |
US4492742A (en) | Electrochemical storage cell | |
US4403020A (en) | Electrochemical cell | |
JPS6353865A (ja) | ナトリウム−硫黄電池 | |
US4091151A (en) | Secondary battery or cell with improved rechargeability | |
US4004068A (en) | Electrochemical cell of a rechargeable nature | |
JPS61277169A (ja) | 溶融炭酸塩型燃料電池のセル構造 | |
EP0103134B1 (en) | Electrochemical cell containing a liquid cathode | |
JP2612888B2 (ja) | ナトリウム−硫黄電池 | |
JP2568622B2 (ja) | ナトリウム−硫黄電池 | |
US4581305A (en) | Electrochemical cell | |
WO1980002472A1 (en) | Electric storage batteries | |
JPH0145945B2 (ja) | ||
JPH01235168A (ja) | 流動型ナトリウム―硫黄電池 | |
JP2612894B2 (ja) | ナトリウム−硫黄電池 | |
US3871917A (en) | Negative active substance for a storage cell | |
JPS63294671A (ja) | ナトリウム−硫黄電池 | |
US20230327093A1 (en) | Lithium alloy based anode for non-aqueous ammonia primary and reserve batteries | |
JPH0631648Y2 (ja) | ナトリウム−硫黄電池 | |
JP2635989B2 (ja) | ナトリウム−硫黄電池 |