JPS6353803B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6353803B2 JPS6353803B2 JP58047218A JP4721883A JPS6353803B2 JP S6353803 B2 JPS6353803 B2 JP S6353803B2 JP 58047218 A JP58047218 A JP 58047218A JP 4721883 A JP4721883 A JP 4721883A JP S6353803 B2 JPS6353803 B2 JP S6353803B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leather
- base material
- cut
- product
- forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 19
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 6
- 239000002649 leather substitute Substances 0.000 claims description 6
- 239000004753 textile Substances 0.000 claims description 5
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 4
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Landscapes
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の属する分野〕
本発明は、皮革製品の母材形成方法にかかり、
とくに天然皮革をうら材とし、人工皮革又は繊維
織物等をおもて材として両者を張り合わせた素材
を利用した皮革製品の母材形成方法に関する。
とくに天然皮革をうら材とし、人工皮革又は繊維
織物等をおもて材として両者を張り合わせた素材
を利用した皮革製品の母材形成方法に関する。
従来より、カバン・ケース・袋物業界では、天
然皮革素材に限つて押し型を用いて所定の形状に
型成する絞り加工を実施しているが、実際には、
光学機器ケースの突出部等、製品の全体としてで
はなく、その一部分としてのみ利用されているの
が現状である。そして、その場合においても絞り
加工を伴なう延展又は圧縮の作用によつて、その
部分の天然皮革は、作用を受けない他の部分と比
較して、表面に荒れが生じ、そのため、一般に絞
り加工後は、二次加工として天然皮革の表面を研
磨し、その上にラツカー・ニス等の塗布を行なつ
て仕上げを施した所謂切り目製品としてしか流通
していない。又、天然皮革をうら材としてその表
面に前記欠点を補なう人工皮革、又は繊維織物等
おもて材を貼着した素材(以下、母材と呼ぶ)で
は、絞り加工による形成後、母材より刃物又は抜
き型等で切り取ると、その切断部は、両材の切り
口が現われて美観を損なうばかりでなく使用中に
剥離を生じ、耐久性に劣る皮革製品とならざるを
得ない。そこで製品の端縁において、おもて材と
うら材を段ちがいに形成して巻きこむ、くるみ加
工がある。
然皮革素材に限つて押し型を用いて所定の形状に
型成する絞り加工を実施しているが、実際には、
光学機器ケースの突出部等、製品の全体としてで
はなく、その一部分としてのみ利用されているの
が現状である。そして、その場合においても絞り
加工を伴なう延展又は圧縮の作用によつて、その
部分の天然皮革は、作用を受けない他の部分と比
較して、表面に荒れが生じ、そのため、一般に絞
り加工後は、二次加工として天然皮革の表面を研
磨し、その上にラツカー・ニス等の塗布を行なつ
て仕上げを施した所謂切り目製品としてしか流通
していない。又、天然皮革をうら材としてその表
面に前記欠点を補なう人工皮革、又は繊維織物等
おもて材を貼着した素材(以下、母材と呼ぶ)で
は、絞り加工による形成後、母材より刃物又は抜
き型等で切り取ると、その切断部は、両材の切り
口が現われて美観を損なうばかりでなく使用中に
剥離を生じ、耐久性に劣る皮革製品とならざるを
得ない。そこで製品の端縁において、おもて材と
うら材を段ちがいに形成して巻きこむ、くるみ加
工がある。
しかしながら、該母材の加工上、素材が比較的
平面的な場合には、おもて材をうら材に巻きこむ
ためにうら材のみに切れ目を入れ、おもて材とう
ら材とを段ちがいに形成することが可能である
が、素材が絞り加工を施こされて曲面を有してい
る場合には、その曲面に沿つて所定の形状にうら
材である天然皮革のみに切れ目を入れることは非
常に困難であり、熟練を要するとともに、手間が
掛かり生産性が悪く、そのため製品が高価なもの
となるという欠点があつた。
平面的な場合には、おもて材をうら材に巻きこむ
ためにうら材のみに切れ目を入れ、おもて材とう
ら材とを段ちがいに形成することが可能である
が、素材が絞り加工を施こされて曲面を有してい
る場合には、その曲面に沿つて所定の形状にうら
材である天然皮革のみに切れ目を入れることは非
常に困難であり、熟練を要するとともに、手間が
掛かり生産性が悪く、そのため製品が高価なもの
となるという欠点があつた。
本発明の目的は、上記従来例の有する不都合を
改善し、熟練を要することなく、しかも生産性良
くくるみ加工を皮革製品になし得る皮革製品の母
材形成方法を提供することにある。
改善し、熟練を要することなく、しかも生産性良
くくるみ加工を皮革製品になし得る皮革製品の母
材形成方法を提供することにある。
そこで、本発明では、天然皮革をうら材とし、
人工皮革又は繊維織物等をおもて材として両者を
接着することにより皮革素材を形成し、しかるの
ちこの皮革素材を所定の形状に絞り加工したのち
二分割して眼鏡ケース等の一対のケース母材を同
時に形成する皮革製品の母材形成方法において、
前記皮革素材のうら材部分に、予め、デザインさ
れた所定の切込み線を入れるとともに、この切り
込み線により形成されたうら部材の線取り部分を
絞り加工後に除去し、次に、母材の底部に露出し
た表部材の中央を二分割するとともに、その後、
その端縁部分でうら部材をくるみ加工する、とい
う構成を採つている。これによつて前述した目的
を達成しようとするものである。
人工皮革又は繊維織物等をおもて材として両者を
接着することにより皮革素材を形成し、しかるの
ちこの皮革素材を所定の形状に絞り加工したのち
二分割して眼鏡ケース等の一対のケース母材を同
時に形成する皮革製品の母材形成方法において、
前記皮革素材のうら材部分に、予め、デザインさ
れた所定の切込み線を入れるとともに、この切り
込み線により形成されたうら部材の線取り部分を
絞り加工後に除去し、次に、母材の底部に露出し
た表部材の中央を二分割するとともに、その後、
その端縁部分でうら部材をくるみ加工する、とい
う構成を採つている。これによつて前述した目的
を達成しようとするものである。
以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
第1図において、符号1は天然皮革よりなるう
ら材であり、符号3は、人工皮革又は繊維織物よ
りなるおもて材である。また、符号2はうら材1
に予めデザインされた所定の切込み線を示す。第
2図は、切り込み線を設けたうら材1の表面に、
おもて材3を貼着したところを示す。ここで、天
然皮革のうら材1に貼着したところを示す。ここ
で、天然皮革のうら材1に貼着したおもて材3の
有する色、模様、風合い等の選択は自由であり、
又種類についても上記人工皮革や繊維織物に限ら
ず目的や効果(例えば防水性や光沢等)に適切に
応じたものならば何でも良い。またうら材1とお
もて材3の両者を貼着して得られる材料(以下、
母材と呼ぶ)に形成されたうら材1の切り込み線
は、母材形成前に予めうら材1に設ける場合を示
したが、これは母材形成後であつても何ら差支え
ない。
ら材であり、符号3は、人工皮革又は繊維織物よ
りなるおもて材である。また、符号2はうら材1
に予めデザインされた所定の切込み線を示す。第
2図は、切り込み線を設けたうら材1の表面に、
おもて材3を貼着したところを示す。ここで、天
然皮革のうら材1に貼着したところを示す。ここ
で、天然皮革のうら材1に貼着したおもて材3の
有する色、模様、風合い等の選択は自由であり、
又種類についても上記人工皮革や繊維織物に限ら
ず目的や効果(例えば防水性や光沢等)に適切に
応じたものならば何でも良い。またうら材1とお
もて材3の両者を貼着して得られる材料(以下、
母材と呼ぶ)に形成されたうら材1の切り込み線
は、母材形成前に予めうら材1に設ける場合を示
したが、これは母材形成後であつても何ら差支え
ない。
以下、この母材を用いて絞り加工を施こし、皮
革製品又はその一部とするまでの過程を説明す
る。
革製品又はその一部とするまでの過程を説明す
る。
うら材1とおもて材3を貼着し、うら材1に切
れ込み線2を設けた母材を、第3図に示すように
皮革加工用の押し型5にて成型し所定の形状を得
る。次に所定の形状に形成された母材を製品形状
に形成するべくうら材1の一部Cを母材より切断
し剥離する。その場合、形成した母材の周囲部分
a,bにおいては、母材が押し型のメスに密着し
ているため扱い易く、第4図に示す如く刃物をも
つてうら材1個のみを切断し、うら材1の周囲部
分a,bを除去する。
れ込み線2を設けた母材を、第3図に示すように
皮革加工用の押し型5にて成型し所定の形状を得
る。次に所定の形状に形成された母材を製品形状
に形成するべくうら材1の一部Cを母材より切断
し剥離する。その場合、形成した母材の周囲部分
a,bにおいては、母材が押し型のメスに密着し
ているため扱い易く、第4図に示す如く刃物をも
つてうら材1個のみを切断し、うら材1の周囲部
分a,bを除去する。
また、母材の底部については、うら材1の前述
した切り込み線2が予め設けられているため、そ
の切り込み線2に縁取られた天然皮革部分Cを母
材より剥離し、除去し、続いて、天然皮革を除去
したおもて材3の露出した母材の底部において、
その露出したおもて材3の略中央部を通る線を想
定し、当該想定線に沿つて母材を2分割する。こ
れにより、形成された天然皮革であるうら材1の
表面にはおもて材3が貼着され、しかも、うら材
1は所定の形状に切断され、そのうら材1の周囲
におもて材3が延設された状態ができあがる。
した切り込み線2が予め設けられているため、そ
の切り込み線2に縁取られた天然皮革部分Cを母
材より剥離し、除去し、続いて、天然皮革を除去
したおもて材3の露出した母材の底部において、
その露出したおもて材3の略中央部を通る線を想
定し、当該想定線に沿つて母材を2分割する。こ
れにより、形成された天然皮革であるうら材1の
表面にはおもて材3が貼着され、しかも、うら材
1は所定の形状に切断され、そのうら材1の周囲
におもて材3が延設された状態ができあがる。
次にうら材1の周囲に延設されたおもて材3
を、第5図d,eの如くへり返し、くるみ加工し
て製品とするが、もしくは第6図ないし第15図
に示す如く製品の一部としていくつか組み合せて
完成品とする。この場合、図中、Aはおもて材を
示し、Bはうら材を示す。また、6は折り返えし
部を7は支持板を各々示す。
を、第5図d,eの如くへり返し、くるみ加工し
て製品とするが、もしくは第6図ないし第15図
に示す如く製品の一部としていくつか組み合せて
完成品とする。この場合、図中、Aはおもて材を
示し、Bはうら材を示す。また、6は折り返えし
部を7は支持板を各々示す。
本発明は以上のように構成され機能するので、
これによると、とくに皮革素材のうら材部分に、
予めデザインされた所定の切り込み線を入れると
いう手法を採用したので、たとえ複雑な絞り加工
による端縁部であつても何ら熟練を要することな
る、しかも短時間に皮革部材にくるみ加工をなし
得るという従来にない優れた皮革製品の母材形成
方法を提供することができる。
これによると、とくに皮革素材のうら材部分に、
予めデザインされた所定の切り込み線を入れると
いう手法を採用したので、たとえ複雑な絞り加工
による端縁部であつても何ら熟練を要することな
る、しかも短時間に皮革部材にくるみ加工をなし
得るという従来にない優れた皮革製品の母材形成
方法を提供することができる。
第1図は本発明に係る皮革部材の貼り合せの手
順を示す斜視図、第2図ないし第3図は各々絞り
加工の状態を示す説明図、第4図ないし第5図は
各々加工手順を示す説明図、第6図ないし第15
図は各々他の製品における加工手順を示す説明図
である。 1……うら材、2……切り込み線、3……おも
て材。
順を示す斜視図、第2図ないし第3図は各々絞り
加工の状態を示す説明図、第4図ないし第5図は
各々加工手順を示す説明図、第6図ないし第15
図は各々他の製品における加工手順を示す説明図
である。 1……うら材、2……切り込み線、3……おも
て材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 天然皮革をうら材とし、人工皮革又は繊維織
物等をおもて材として両者を接着することにより
皮革素材を形成し、しかるのちこの皮革素材を所
定の形状に絞り加工したのち二分割して眼鏡ケー
ス等の一対のケース母材を同時に形成する皮革製
品の母材形成方法において、 前記皮革素材のうら材部分に、予め、デザイン
された所定の切込み線を入れるとともに、この切
り込み線により形成されたうら部材の線取り部分
を絞り加工後に除去し、 次に、母材の底部に露出したおもて部材の中央
を二分割するとともに、その後、その端縁部分で
うら部材をくるみ加工することを特徴とした皮革
製品の母材形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58047218A JPS59172600A (ja) | 1983-03-23 | 1983-03-23 | 皮革製品の母材形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58047218A JPS59172600A (ja) | 1983-03-23 | 1983-03-23 | 皮革製品の母材形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59172600A JPS59172600A (ja) | 1984-09-29 |
JPS6353803B2 true JPS6353803B2 (ja) | 1988-10-25 |
Family
ID=12769028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58047218A Granted JPS59172600A (ja) | 1983-03-23 | 1983-03-23 | 皮革製品の母材形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59172600A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63154339A (ja) * | 1986-12-19 | 1988-06-27 | 出光石油化学株式会社 | 皮革様成形品 |
-
1983
- 1983-03-23 JP JP58047218A patent/JPS59172600A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59172600A (ja) | 1984-09-29 |
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