JPS6353714A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPS6353714A
JPS6353714A JP19566686A JP19566686A JPS6353714A JP S6353714 A JPS6353714 A JP S6353714A JP 19566686 A JP19566686 A JP 19566686A JP 19566686 A JP19566686 A JP 19566686A JP S6353714 A JPS6353714 A JP S6353714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
layer
substrate
upper layer
initial
Prior art date
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Pending
Application number
JP19566686A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimitsu Otani
佳光 大谷
Bunichi Yoshimura
吉村 文一
Satoshi Oota
聡 太田
Shigeru Hirono
廣野 滋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication of JPS6353714A publication Critical patent/JPS6353714A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、高密度磁気記録装置の磁気記録媒体に関する
ものである。詳しくはオスミウム(すなわちOs)を含
有するマグヘマイト(すなわちγ−Fe20. )薄膜
に関するものである。
〈従来の技術〉 マグヘマイト薄膜は磁気ディスク、磁気テープ等の磁気
記録媒体の記録層として利用されている。特にOsを含
有するγ−Fe203薄膜は高保磁力、高角形比の特性
を有し、高密度磁気記録媒体としての利用が提案されて
いる(特願昭、 59−54205.59−15514
0.59−27358)。しかし、従来より提案されて
いるOs含有γ−F e 203薄膜はターゲットにお
けるOs組成で酸化鉄中のO3組成を制御し、O3濃度
は膜の深さ方向で均一な構成を目的として゛いたため特
に膜の初期堆積領域において次のような欠点があった。
(1)スパッタリングの初期段階で主成分である酸化鉄
が核生成し、セルフエピタキシャルに成L(する際に、
Os元素がスパッタ飛来すると、Os粒子の原子量が大
きいため大きなエネルギーを有しており、主成分酸化鉄
の安定成長を妨げ、結晶性を劣化させる。
このことにより、膜厚の薄い領域ではアモルファス的な
膜となっており、磁化や角形性の劣化を引きおこす。
(2)膜と基板の界面には大きな歪が生ずることが知ら
れているが、Os元素添加による誘導磁気異方性は、歪
により大きく影響されるため、膜の初期堆積層において
は、磁気異方性の分散が大きくなり、磁気特性を劣化さ
せる。特に保磁力の大きさが粒子の局所で不均一となっ
て、記録再生特性。
特に重ね書き特性を悪くする。また、磁界中アニールに
よる異方性配向の効果を低減する。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明の目的は、上記の欠点、すなわち、Os含有酸化
鉄薄膜の初期堆積領域での磁気特性の劣化の問題を解決
した、高密度磁気記録媒体を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、酸化鉄薄膜の膜底部ではOsをまったく含有
しないかあるいはごく少量の含有とし、上層部となるに
したがい、Os含有量を増加させていることを最も主要
な特徴とする。組成の異なる股を多層化することや、薄
膜の表面から添加元素を拡散させる等の方法は公知であ
るが、本発明は、少なくとも酸化鉄fl IIQを堆積
形成させる初期段階においてはOs元素を添加しないこ
とで、薄膜の磁気特性、特に初期堆積層における磁気特
性を向上させるものであり、従来技術とは目的、効果、
手段において異っている。さらには、本媒体の構成では
、媒体下層部では11cが低く上層部では■。が大きく
なるという、磁気特性の勾配が存在する。これは磁気ヘ
ッドの磁界の勾配と対応し、(ヘッドから遠いほど磁界
は小さくなる)磁気ヘッドから記録しやすく、消去しや
すいという利点がある。
く実 施 例 1〉 はじめに、第1図のような構成の3種のα−Fe20.
薄膜を形成した。同図に示すようにAはOsをほぼ均一
含有する膜、Bは下層flu 1にOsを含有し、上層
膜2にOsを含有しない2層膜、Cは下層膜3にOsを
含有せず上層部4にOsを含有する2層膜である。膜形
成の方法は以下のとおりである。即ち真空ベルジャ内に
直径12cmの鉄ターゲツトとそれに対向して8インチ
のアルマイト被覆アルミ合金ディスク基板を配して、基
板を回転させる。Osを含有する層を形成する際には、
Feターゲット上にOSベレット(20nmφ)を配置
した。ベルジャ内にはアルゴン、酸素の比率1:lの混
合ガスを6 cc/minで導入しガス圧を8 X 1
O−3Torrに保ち、高周波マグネトロンスパッタ方
式で、1.2kWの電力でスパッタリングを行なった。
3種類の膜A、B、Cは全体として1200人の154
厚でIts!B、Cでは、上層、下層膜の膜厚はそれぞ
れ600人とした。
これら第1図に示した薄膜A、B、Cについて、加湿水
素気流中で310℃に3時間加熱し、マグネタイト(p
e3o4)膜を得、さらに大気中で315℃、3時間加
熱することで酸化してγ−FezO,,膜とした。γ−
Fe20.膜とした後のそれぞわの膜について、ESC
Aを用いて、Os元素の深さ方向分布を調べたところ、
還元・酸化の熱処理を施した後でも、膜AではO3元素
はほぼ均一に0.8at!に±0.2(金属元素のみの
比)で分布しており、膜Bでは媒体下層部でOsが0.
7aL!にと多く上層部でOsが少ない、膜Cではその
逆に上層部でOs含有量の多い濃度勾配の存在する薄膜
であった。上記のOs元素の濃度分布を変化させた3種
類の膜A、B。
Cについて、USMを用いて測定した磁気特性、および
ギャップ長(2g) = 0.40μm、コア幅=73
μmのMn−Znフェライトヘッドを用いて浮ト量約0
.21μm(周速2001/S)の条件で記録再生特性
を測定した結果を表1にまとめる。
表  1 表中9MMは飽和磁化、Hcは保磁力+D!inは孤立
波出力が半分となる記録密度、0/WはIf−500b
pmと書いた後2f−200Qbpmで重ね占きし、2
f/If’としたもの、Eは孤立波出力である。
磁気特性は膜厚全体の測定であるので、膜全体としてO
s添加量の最も多い膜Aが保磁力が高くなっている。3
種の薄膜のうち、従来含有しない膜Cにおいては、角形
性、飽和磁化が高く、基板界面の初期層における結晶性
劣化、異方性の不均一性が改善されていることを示して
いる。さらに、膜Cは、ヘッドにより媒体下層部まで完
全に記録されていると考えられ、出力、記録密度1重ね
書き特性が他のB、Aに比べて良好である。特に重ね書
き特性の向上が著しい。
く実 施 例 2〉 実施例1と同じベルジャで、ターゲットにはO3を置か
ず、基板にはSiディスク基板を用いて、同一条件でス
パッタリングを行ない、Osを含有しないα−Fe20
3薄膜を形成した。
このα−F e 20 、薄膜の表面に蒸着法でOs元
素を被着させ、実施例1と同様に還元、酸化を行ないγ
−Fe203薄膜とした。ESCAによる深さ方向分布
測定の結果、薄膜表面でOs濃度が高く、基板付近でO
s濃度の非常に少ない膜であった。この薄膜について、
O3を被着させていないOs無添加膜とともに実施例1
と同様に記録再生特性を測定した。この結果を表2に示
す。
表  2 さらに、O3を被着させた膜については、ディスクの円
周方向に3kOeの磁場を印加しながら250℃で20
分間加熱した後の測定結果も併記した。Osの効果によ
り、出力、記録密度が増加しており、また、磁場中アニ
ールによってディスク円周方向の角形性が向上するため
、さらに、特性が向上している。
なお、Os!#、添加酸化鉄薄膜の表面にOsを被着さ
せる方法は他にスパッタリングでも良く、また、酸化鉄
薄膜はa−Fe、03. Fe3O4゜γ−Fe2O3
のどの状態であっても、Os被着後に加熱すれば加熱温
度や時間により、所望のOsの濃度勾配を形成できる。
このことにより、さらに酸化鉄薄膜形成時にはOsを添
加せずども良く、スパッタリング中のOsの損失やター
ゲット加工(Fe−Osの合金化や焼結化)が必要ない
ため、原材料費が大幅に低減できる。
〈実 施 例 3〉 スパッタ装置に鉄ターゲツトとOSターゲットを配置す
るベルジャ内には、什と酸素の比率87:13の混合ガ
スを導入し、4 X 10−’Torrのガス圧とした
。高周波2I4iスパツタリングで鉄ターゲツトに対し
て、 3 、0kilの電力を投入して回転するSi基
板上にFe3O4薄膜を堆積させた。 Fe、O,膜が
300人程度堆禎してから、OSターゲットへも別に電
力を投入し、Osのスパッタを開始し、電力を徐々に増
加させて、 Fe3O4膜中にOsを添加した。このこ
とにより F e、 304膜の上層部はど0slQ度
の高い膜か形成できた。膜厚は約0.27μmで表面層
付近では8alJ(金属元素比)、中間部では2.5a
t%Osが含有している。上記薄膜を膜面垂直に10k
Oeの磁場を印加しながら400℃で1時間大気中酸化
し、γ−)’e20:+薄膜を得た。このディスクにつ
いて、薄膜リングヘッド(ギャップ長0,8μm、コア
幅19μm)を用いて、ヘッドと媒体の相対速度2.7
m/sとして記録再生特性を調べた。孤立再生波形がダ
イパルス状となっており、部分垂直記録されていること
が確認された。また、記録密度D5oは3000bpm
と優れており、重ね書き特性も良好であった。
〈発明の効果〉 以上の説明から明らかなように、本発明の磁気記録媒体
は、従来のOs含有酸化鉄薄膜の欠点である初期堆積層
の結晶性の劣化による角形性の低下や重ね書き特性の劣
化を改善し、高密度記録が可能であるという利点がある
【図面の簡単な説明】
第1図(a) (b) (c)は各々本発明の実施例1
で初めに形成した各種の膜構成を示す説明図である。 図 面 中、 1.3は下層膜、 2.4は上層膜、 5は基板、 A、B、Cは膜である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Osを含有する酸化鉄薄膜において、膜厚方向にOsの
    濃度勾配を設けて基板近傍の下層部でOsの含有量を少
    く、上層部でOsの含有量を多くしたことを特徴とする
    磁気記録媒体。
JP19566686A 1986-08-22 1986-08-22 磁気記録媒体 Pending JPS6353714A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19566686A JPS6353714A (ja) 1986-08-22 1986-08-22 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19566686A JPS6353714A (ja) 1986-08-22 1986-08-22 磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6353714A true JPS6353714A (ja) 1988-03-08

Family

ID=16344972

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JP19566686A Pending JPS6353714A (ja) 1986-08-22 1986-08-22 磁気記録媒体

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