JPS635321A - 液晶表示器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ この発明は、液晶表示器に関し、特にその照明ボックス
の放熱に関するものである。

〔従来の技術〕

第５図（、）は昭和６１年２月２５日発表、テレビジョ
ン学会技術報告、工ＰＤ１０５−２、第５頁〜第８頁に
謁載されている従来の液晶表示器を示す分解斜視図、第
３図（ｂ）は同じく側面図である。

図において、（１）は液晶セル、（１０）は液晶セル（
１）を照光する照明ボックスで、照明ボックス（１０）
は例えば２本の螢光管（２ａ〕、（２ｂ）、反射板（３
）、拡散板（４）で構成されている。螢光管（２ａ）、
（２ｂ）には例えば冷陰極螢光管や熱陰極螢光管などが
用いられる。

また、反射板（３）には−般に金属板が用いられ、例え
ば螢光管（２ａ）、（２ｂ）に対向する側を鏡面加工し
たり、乳白塗装して反射率を上げたアルミニラム板など
が用いられる。拡散板（４）にはアクリル製のびＬ白板
などが用いられるのが一般的である。

次に動作について説明する。螢光管（２ａ）、（２ｂ）
からの光／ｆｉ、−部は直接、−部は反射板（３）で反
射されて拡散板（４）に入る。この光は拡散板（４）で
拡紋され、均一な照度分布を持って液晶セル（１）を照
射する。液晶セル（１）は光スィッチの働きをし、液晶
セル（１）内の液晶層（図示せず）に電圧を印加したり
、切ったりすることで照射光をオンオフする。

この結果、観測者（５）は液晶セル（１）面上に光の濃
淡を視認することとなり、この濃淡を表示に利用するの
が液晶表示器である。

上記のような液晶表示器は薄形性を生かして壁かけテレ
ビへの応用が考えられている。液晶表示器の厚さは照明
ボックス（ｌのの厚さに依存し、螢光管（２ａ）、（２
ｂ）は反射板（３）と拡散板（４）に挾まれた狭い空間
に設置されることになる。螢光管（２ａ）、（２ｂ）は
タングステン球やキセノン球に較べ、管面温度の上昇は
少ないが、狭い空間に設置することにより熱がこもり、
照明ボックス（ｌＯ）内及び拡散板（４）の温度上昇が
起きる。−般に螢光管（２ａ）、（２ｂ）はその周囲温
度に対して明るさが変化し、例えば熱陰極螢光管は周囲
温度が２０層程度を越えると暗くなる。照明ボックス（
１０）の拡散板（４）上の輝度はできるだけ高いことが
必要である。例えば昭和６１年２月２５日発表、テレビ
学会技術報告、ＩＰＤＩＵ５−２、の記載によれば、壁
かけテレビの場合で７０００　ｃｃｉｌｔｒｚもの高輝
度が要べされる。

従って２０〜２５℃の室温雰囲気で使用される壁かけテ
レビを想定すると、照明ボックス（ｌＯ）の温度上昇が
表示輝度の低下を招き好ましくない。また、螢光管（２
ａ）、（２ｂ）は周囲温度が高温き゛ると、−般に管電
流が増して寿命が短くなる。

さらに拡散板（４）の温度上昇は液晶セル（１）の温度
上昇を引き起こし、動作に支障をきたす。例えば液晶セ
ル（１）は最高動作温度を越えると、表示が見えなくな
ってしまう。また、動作電圧及び表示の応答時間などの
温度依存性が大きく、質の高い表示両頁を得るためには
極端に液晶セル（１）の温度が又わることは好ましくな
い。また−般に液晶セル（１）は高温で寿命が短くなる
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の液晶表示器は以上のように構成されているので、
照明ボックス内、拡散板及び液晶セルの温度上昇を引き
起こし、画質が６下したり、寿命が短くなるなどの問題
点がめった。

この発明は上記のよう々問題点を解消する之めになされ
念もので、照明ボックス内、拡散板及び液晶セルの温度
上昇を抑えて、表示品位が高く、長寿命の液晶表示器を
得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段］ この発明に係る液晶表示器は、螢光管、この螢光管から
発する光を反射する反射板、および螢光管からの照射光
を洲ンオ７することにより表示を行なう液晶セルを備え
た液晶表示器に訃いて、反射板に放熱フィンを形成した
ものである。

〔作用Ｊ この発明における放熱フィンは、反射板の放熱面積を大
きくし、このため、照明ボックス内の温度および拡散板
の温度上昇を抑えることができる。

〔実施例」 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図は、この発明の一実施例による液晶表示器を示す図で
第１図（ａ）は分解斜視図、第１図（ｂ）は側面図であ
る。図において、（６）は放熱フィンで反射板（３）の
背面に複数枚並設されている。放熱フィン（６）の材質
は例えばアルミニタムで、反射板（３）と−体構造にな
っている。放熱フィン（６）の形状は、放熱効果を考え
て自然空冷用に最適設計する必要がある。例えば、第２
図に示すような昭和アルミニタム（株）製スカイブフィ
ン（商品名）を用いた反射板（３）では、放熱フィン（
６〕の高さくｌ　ｉ　ｌ　５餌にした時、放熱フィン（
６）のピンチ（Ｐ）　全４〜６餌にすれば放熱効果が最
大となる。放熱フィン（６）の高さくＵ）を１０層にし
た時は、放熱フィン（６）のピンチ（Ｐ）は３〜４頗に
すれば、もつとも高い放熱効果が得られる。

動作は従来と同様であるが、螢光管（２ａ）、（２ｂ）
が温度上昇すると、この熱は反射板（３）に伝わる。

この反射板（３）には放熱フィン（６）が設けられてお
り、放熱面積が大きく構成されているので、熱の放牧が
スムーズに行なわれる。このため照明ボックス（１０）
内の温度上昇および拡散板（４）の温度上昇を低減し、
照明ボックス（ｌＯ）内の温度上昇によって生じる表示
輝度の低下、螢光管（２ａ）、（２ｂ）の短寿命化、お
よび拡散板（４）の温度上昇によって生じる誤Ｉノ作や
表示画質の低下、液晶セルの短寿命化などを防ぐことが
できる。

上記のような液晶表示器を例えば壁かけテレビに用いる
場合は第１図に示すように配置される。

従って自然空冷を考えた場合、放熱フィン（６）は縦に
平行に形成することが望ましい。

放熱フィン（６）または反射板（３）の螢光管（２ａ）
、（２ｂ）に相対しない面を黒色塗装すれば放熱効果が
高まることは言うまでもないことである。また、両方と
も黒色塗装すればさらに放熱効果が高まる。

この発明の他の実施例を第３図に示す。（６ａ）、（６
ｂ）は放熱フィンであり、第１図の実施例とは放熱フィ
ン（ｂ）の形成位置が異なる。第１図に示す実施例では
、放熱フィン（６）の高さくＨ）が照明ボックス（ｌＯ
）の厚みを増やし、従来の液晶表示器より薄形性が若干
損なわれる。これに対し、第３図に示す実施例では、放
熱フィン（６ａ）、（６ｂ）の高さくＨ）が照明ボック
ス（１０）の厚みを増やす要因とはなりに＜＜、液晶表
示器の薄形性が損なわれることはない。なお放熱フィン
（６ａ）、（６ｂ）のうちいずれが−方のみを形成して
もよいことは言うまでもない０以上の矢施例では、反射
板（３）と放熱フィン（６）とは−体形成されているが
、第４図に示すようにそれぞれを独立に形反し、例えば
ネジ（７ａ）、（７ｂ）でそれぞれを合体形成してもよ
い。また、反射板（３）と放熱フィン（６」の材質は同
一でも異なっていてもよい。要は照明ボックス（１０）
の放熱面積を大きくして放熱効果が得られる材質のもの
を選定すればよい。

また、螢光管（２ａ）　、（２ｂ）は２本に限るもので
はなく、さらに冷陰極螢光管や熱陰極螢光管などが用い
られる。

【発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、螢光管、この螢光管
から発する光を反射する反射板、および螢光管からの照
射光をオンオフすることにより表示を行なう液晶セルを
備えた液晶表示器に２いて、反射板に放熱フィンを形成
することにより、放熱ｌｋＪ積をふやしたので、液晶表
示器を構成する照明ボックスの温度上昇が抑えられ、こ
の結果、高品位画質、長寿命の液晶表示器を得られる効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による液晶表示器を示す図
で（ａ）は分解斜視図、（ｂ）は側面図、第２図はこの
発明の一実施例による放熱フィンを形成し九反射板を拡
大して示すＭ分斜視図、第３図はこの発明の他の実施例
による放熱フィンを形成した反射板を拡大して示す部分
斜視図、第４凶はこの発明のさらに雌の実施例による放
熱フィンを形成した反射板を拡大して示す部分斜視図、
第５図は従来の液晶表示器を示す図で（ａ）は分解斜視
図、（ｂ）は側面図である。 （１）−・・液晶セル、（２）・・・螢光管、（３）・
・・反射板、（６〕・・・放熱フィン。 なお１図中、同一符号は同一、又は相当部分と示す。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）螢光管、この螢光管から発する光を反射する反射
   板、および上記螢光管から発した照射光をオンオフする
   ことにより表示を行なう液晶セルを備えた液晶表示器に
   おいて、上記反射板に放熱フィンを形成することを特徴
   とする液晶表示器。
2. （２）放熱フィンは、反射板の背面に複数枚並設されて
   なることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の液晶
   表示器。
3. （３）螢光管は、冷陰極螢光管であることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項又は第２項記載の液晶表示器。
4. （４）螢光管は、熱陰極螢光管であることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項又は第２項記載の液晶表示器。