JPS6352899A - 糖蜜の脱色、脱塩精製法 - Google Patents

糖蜜の脱色、脱塩精製法

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JPS6352899A
JPS6352899A JP13446686A JP13446686A JPS6352899A JP S6352899 A JPS6352899 A JP S6352899A JP 13446686 A JP13446686 A JP 13446686A JP 13446686 A JP13446686 A JP 13446686A JP S6352899 A JPS6352899 A JP S6352899A
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貞夫 宮城
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太田 守広
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は製糖工場σ)!B造工程中途の糖密、又は廃糖
蜜の高効率高脱色説塩精製法に関するものであり、詳し
くは糖密に水及び水酸化カルシウムを加えて、濃度調整
及び高アルカリ調整し、更に35〜35℃に加温してか
らこれにエチルアルコールを加えて高アルコール含有下
で凝集沈澱物を生成させてから沈降分離、遠心分離、又
は濾過操作等により凝集物質を除去して脱色清澄化した
後に。
炭酸ガスを飽充し形成された炭酸カルシウムを一過して
軟化とpT(の中性域への再調整を行い、その後に多重
効用缶、又は浸透気化式アルコール膜分離濃縮装置、或
いは超音波振動式アルコール分離濃縮装置と多重効用缶
との組合わせ分離濃縮設備によりアルコールを分離濃縮
回収再循環使用し、一方糖密の方は限外濾過膜、又はル
ーズRO領域σ)透過性を示すマイナス荷電性高分子逆
浸透複合膜等により残存高分子色素類を分離するが、分
離した色素、ゴム質物等は第一工程のアルコール混合凝
集工程にリサイクルすることにより、色素成分等は再凝
集固形化分離除去しつつ、糖分のみを再回収する方式に
より糸外への糖分損失を防止しつつ、95%以上の高脱
色率を達成し、七σ)まま。
或いは更に必要に応じて少量の活性炭や合成吸着樹脂等
により、仕上げ脱色し、更に電気透析装置により仕上げ
脱塩するのを特徴とする糖密の高脱色脱塩精製法に関す
るものである。
(従来技術) 甘蔗、甜菜を原料とする製糖、或いは原料槽の精製に於
いては糖結晶の分離母液である糖密は、通常、糖結晶が
経済的に晶析回収しつるまで6回以上数回に亘って繰返
し、煎糖分離を行って得られるものであり1通常かかる
操作を複数回繰返し行うと糖密中の糖分は徐々に減少し
て行く反面。
蔗糖以外の色素、無機塩類、多糖類、ゴム質物、還元糖
、蛋白質等が濃縮されて来て煎糖による糖回収操作b1
経済的に限度に来た末に工程系外に排出されて来るもの
であるb′−1これKは通常蔗糖b″−50%内外、還
元糖、オリゴ糖を含めると尚50%以上もの糖類を含有
しているものであり、製糖工#AK於ける糖分その他有
価物損失の最大のものとなっている。
廃糖蜜には、このように多量の有価物が含有されている
反面、上記の通り色素、無機塩類等多量の不純物も含有
され、苦味、辛味、渋味b’−強く、又極めて粘調な物
質であり精製処理b″−極めて難しく、特に微生物難分
解成分と言われる大量の色素成分の除去と公害防止処分
に多大な処理コストを要する所から、現在、産業廃菓物
に等しい低価格で販売処分されている現状にあり、こi
まで主として高度な精製処理を必要としなくとも利用が
可能な発酵工業や飼料業界等で専ら安価な原料として活
用さねで来たものであるb″−1近年機能性の高い高分
子膜やイオン交換樹脂等が開発されるようになり、よう
やくコスト的にも糖分やアミノ酸類の再回収や可食化を
可能とするような高効率、無公害精製処理法の開発研究
b″−取り上げられるようになって来た。
このような現状を背景として、最近多くの糖密処理法が
開発提案されてはいるが、しかし、その多くは色素の除
去を敬遠するか、除去するにしても不充分な脱色処理で
あるか、或いは多量の活性炭やイオン交換樹脂再生薬剤
を必要とする為に高コストであったり、或いは公害防止
対策上から高COD含有希薄廃液の濃縮焼却、又は海洋
投棄の為に多量のエネルギー消費若しくは高額の運搬コ
ストを負担せざるを得ないような高コスト処理法b″−
多く、風味並びに目視イメージ共によい。高品質の複合
糖や可食糖密等の低コスト製造並びに有用成分の高効率
、低コスト再回収法としては、尚、多くの問題な残して
いると言える。
(問題点を解決した手段及び作用) 我々はこのような実情に鑑み資源の有効再利用の観点か
ら、主として色素や、その他無機堵類。
ゴム質物等、大量の不純物を効率除去出来る低コスト精
製法について鋭意研究した結果、公害防止対策とからも
欠点b″−少なくしかも有用な糖、アミノ酸は高回収し
つつ不要な不純物のみを効率的に無公害除去出来る高脱
色脱塩精製法を考案完成するに至った。
即ち本発明に於いて従来技術σ)問題点を解決改良した
主要な点は以下の諸点にある。
fi+  従来、糖液、特に廃糖蜜の如き不純物の多い
糖液な脱色清浄する目的で限外−過等、膜分離(濾過)
する場合、糖分を30%以上も含有する濾過残液(濃縮
液)b1処理液量の20−50%も発生し系外に除去さ
れる為、多量の不利用糖分が発生する結果となる所から
濾過精度そのものは極めて秀れたものがありながらも、
尚、その糖分回収率の悪さb″−1つの大きな欠点であ
ったが、本発明ではアルコール凝集沈降分離法と、膜p
過去とを組合わせることにより、−旦アルコール凝集分
離清浄された液でも更にこれを膜濾過すると、その膜p
過濃縮残液中の高分子色素やゴム質物等はもう1度アル
コールで再凝集するようになるので。
第一段目のアルコール凝集沈降槽にこれらをリサイクル
きえすれば、これらはいくらでも再処理可能となる所か
ら限外濾過、又はルーズRO濾過と言うような厳しい濾
過処理を行いなり−らも、尚、糖分をほぼ100%回収
出来ると言う糖液膜濾過操作に於ける画期的な方式を見
出し、従来の欠点を克服解消しえたこと。
(2)廃糖蜜のような高色素含有糖液な100%近く完
全脱色せんとする場合、従来は膜分離やケイソード濾過
等での脱色率b″−−通常〜70%を超える事り′−不
可能であった為に、その後の仕上げ脱色剤として大量の
活性炭や合成吸着樹脂を必要とし、その再生に多額のコ
ストを要する所から残念ながらこれまで廃糖蜜を直接完
全脱色して大量の無色或いは淡色の高品質可食糖密を得
る実用技術は開発されてなかったが、本発明では廃糖蜜
のような色価(スタンマー色価=st、CV値) b:
2.000以とと言うような高色価不純糖液であっても
アルコール凝集分離脱色+膜濾過の組合わせ処理により
糸外への糖損失なしに95%以上の高脱色率が達成可能
となる為に、仮にこのアルコール凝集脱色、膜濾過の組
合わせ処理により処理さねた淡色糖蜜を更に活性炭等に
より仕上げ完全脱色するとしても1例えば限外濾過のみ
の単独分離脱色してから活性炭脱色する場合に比べれば
、その活性炭の所要量は115〜1/1o以下で済み、
大幅な活性炭使用削減b″−−可能ること。
(31従来、糖密を通常の処理法で脱色清浄処理した後
でに−A式電気透析脱塩する場合、糖液中の色素、その
他の有機アニオン物質b”−多量に残留している為に一
方のアニオン交換膜が短期間に汚染されてしまうと言う
問題b−ある所から現在プラス、マイナスの電極を頻繁
に交互に変えることにより汚染防止する方法とか、或い
は希釈液、又は濃縮液のpHを2〜5附近まで下げて透
析して汚染防止する為に蕉砧分解の危険が高い、或いは
濃縮液の別途利用がしにくくなる等、撞々の問題点b″
−ある所から実用上程々の特別対策が必要であるが1本
発明法で処理された糖液の場合、既に高脱色、高説有機
アニオンされている為にそのまま或いは若干の仕上げ脱
色処理さえすればに−A式電気透析装置に適用しても無
理なく適用が可能になること。
(4)  高処理効率が達成(純粋率アップが30〜4
0ポイント)出来る為に、例えば廃糖蜜の如き低純度糖
密からでも、更に2段煎糖が楽々と実施可能となり高品
質の槍結晶す一高率回収可能となるばかりでなく、可食
糖密、或いは粉末複合糖としても風味、目視イメージ共
によく、又健康食品素材としても申し分のない淡色複合
糖製品の製造が可能となること。
(5(高価なエチルアルコールを大量に再循環使用する
為、これまでのアルコール分離濃縮技術に於けるような
エネルギー多消費の状況からすれば糖液とアルコールの
分離に大量のエネルギー多消費要となり、コスト上大き
な問題となる所であろうb’−1最近はバイオマスアル
コール利用研究の進展のお蔭により多くの有望な省エネ
ルギー型アルコール分#濃縮技術(例えば浸透気化式ア
ルコール膜分離濃縮装置や超音波振動式アルコール分離
濃縮装置等々)b′−開発されるようになったこと、更
に本発明の場合大量のアルコールを再循環使用するとは
言え再循環アルコールの濃度が70〜80%と言う中濃
度でよい為に、この種、従来からの親水性有機溶媒を用
いる凝集沈澱清浄法に於んるエネルギー多消費型を大幅
な省エネルギータイプに改良した為にアルコール分離エ
ネルギーにょるコストブツシュが問題とならなくなった
こと。
(6)微生物難分解性取分とされる糖密特有の高分子色
素類やゴム質物等を凝集固形化無公害除去出来る為に、
従来のような濃度の薄い大量の高COD含有色素液を濃
縮焼却する為の大量のエネルギーを必要とせず、又、特
別な排水処理装置も必要とせずに廃糖蜜めような産業廃
棄物に等しい低価格高色素糖蜜をも食用として大量高度
有効利用が可能になること等々である。
以下本発明の溝成並びに特徴について更に詳細に説明す
る。
まず前段としてあらかじめ糖密のBxを50〜30%程
度に希釈し、これに15〜15%sytの石灰乳を加え
てpHを11.o〜12.5好ましくは約12.0i’
r調整する。
通常、アルカリ調整剤としてはNaOH、KOH。
Na2Co3等も考えられるが、特にここで水酸化カル
シウムとして特定した理由は欠による。
即ちNaOH,KOH等は通常、高価な上に造密性が高
いと言う難点があり、蔗糖の回収を目的とする場合望ま
しいものではない。
その点、水酸化カルクラムは安価な上に上記の欠点がな
(、更に次工程で生ずる粘性スラッジを拘置して取扱操
作が極めて容易になるという適性もある所から、この場
合のアルカリ調整剤としては水酸化カル/ラムが極めて
望ましいと言える。
尚、pHを強アルカリ域VCyJ4整する理由は第1表
からも分るように高p)IK調整する程糖純度の向上が
見られ、又脱色率も高pH程、良好となるからである。
コールを95VOL%濃度換算にて希釈前原糖密量白り
2,0〜12.0倍量好ましくは固形分濃度(ブリック
ス、Bx ) 55調整済抛密に対し一’(80%エチ
ルアルコールを約6倍量加えて混合急速攪拌する。
混合時の糖密温度は25〜70℃、望ましくは  ・5
5〜35℃の範囲す1糖損失が少なく脱色効率がよい。
ところで、ここでの糖密の濃度とアルコール−置は上記
の通り、特に厳密な限定bζある訳ではなく、又その比
率もそれぞれの濃度によって変えられうるものであり、
要するに糖密固形分:水:純アルコール分の混合された
状態が全混合液量に対して、それぞれ細密固形分5〜1
5%程水分15−35%、純アルコール分55〜80%
の混合範囲内であればよく、この混合比内の場合に比較
的少ないアルコール量でより高い清浄脱色効果が得られ
、更に又スラッジへの糖損失量を比較的少なくすること
が出来る。
つまり、ここでのそれぞれの混合割合の機能的意味は糖
分を極力溶解しうるだけの必要最少適当量の水分量が確
保されている必要があることと、しかも尚、水に溶解し
やすい色素、その他の不純物類を凝集沈澱せしめうる機
能を同時発揮しうるだけのアルコール分が必要であり、
この割合がいずれかに片寄り過ぎると、例えばアルコー
ル分を多くしすぎると不純物の除去性はよ(なるが、−
方、糖のスラッジへの損失量b″−多くなり、又、−方
、逆の場合、糖を溶解しうるだげの充分量以上の水分量
が多(なってアルコール量り′−少なくなると、抛ロス
は少なくなるが、一方清浄脱色効果は悪化すると言った
相反する面b′−あり、いずれも適当に満足しうる混合
範囲b′−上記の混合範囲であると解釈すべきである。
尚、ここでの含有水はブリックス希釈水から来てもよい
し、又、アルコール希釈水の方から来てもよく、従って
糖密濃度、アルコール濃度は相対的なものなのである。
籾て、この混合により直ちに凝集沈澱物が生成して来る
ので、これを沈澱槽や遠心分離機等を一段、又は二段シ
リーズに組合わせて除去脱色清浄する。
しかし、ここに得られる糖、アルコール混合清澄液は強
アルカリ性の上に残留カルシウム分も多く1次工程のア
ルコール分離回収操作時の効用缶スケール耐着防止、又
は膜汚染防止上からも、或いは又還元糖分解防止上から
も前以て軟化処理並びに中性域へのpHの再調整処理を
する必要がある。その方法としては%Hct 、H2S
 04等の鉱酸を用いて中和する方法等も考えられるが
、低ランニングコストの観点から考えると、煙道ガス等
の炭酸ガスを飽充F遇する方法が最も好適である。因み
VC50℃の条件下、アルコール逸散防止器付飽充槽で
炭酸ガスを飽充し、濾過すると残留カルシウム分も固形
分当り約35,000 I’PMからZ000PPM程
度まで軟化処理す一可能である。
籾で、このようにして軟化、pH再調整処理して得られ
た糖アルコール混合液からのアルコールの分離濃縮回収
が必要となるが、この操作は実際の工程に於いては既に
前述した如く、最近はバイオマスアルコールからの省エ
ネルギー型アルコール分離嬶縮技術の研究bζ、種々意
欲的に試みられるようにな2て来た結果、い(つかの有
望な技術、例えば浸透気化法によるアルコール膜分離f
A縮や超音波振動のキャビチー7ヨンにより高濃度アル
コールを低コスト分離濃縮する方法等、既にこれらは実
際に実用化の段階になりつつあると言われており、本方
法の場合に於いても、好適に適用可能である。
一応、本実験に於いても小型のアルコール膜分離濃縮装
置を用いてアルコール分離を確認しつつある所であろう
;、現在、装置能力b″−小さい所から実験としては、
主としてこれらの眩特徴を想定しつつ、エバポレーター
を用いてアルコール分離濃縮して研究を進めた訳である
が1通常、浸透気化法によるアルコール膜分離濃縮に於
いてはトータル量は相当に減少するとは言え、それのみ
では完全にはアルコール分離は不可能であり、普通5〜
15%程度はアルコール分bt残留するものである。
従って高価なアルコールを完全に糖液から分離回収する
には、更に蒸留装#が必要であるが、多くの実験結果か
らアルコール分の許容残留濃度となる濃縮度はブリック
スが55%以と(アルコール残留%0.55%)50%
(0,07%)以下、望ましくは40〜45%程度に蒸
留濃縮する必要b″−あることが分った。(第5図参照
) と言うのはエチルアルコールは大変に高価なものであり
、極力高回収する必要b″−ある。
カ、シかし100%完全回収しようとして無制限に高濃
度濃縮すれば、ある濃度段階からはアルコール回収量は
微量となる反面、やたらに水分のみが多(なり、エネル
ギーが不経済となって来るからである。
そこで最適蒸留濃縮度を求めるべ(第二工程処理液のア
ルコール混合糖液について徐々にアルコールを蒸留分離
して行き、Bx25附近から5BxきざみでそれぞれB
x50.55.40.45,50゜30とサンプリン・
グして行って残留アルコール%を測定した所、第5図の
通りとなり、BX!10附近までは0.6〜0.7%程
度もアルコール分が残留し、その損失量は無視しえない
量であるがBx40あたり力〒らは、残留アルコールは
0.20%程度に減少し、許容1度となる特性があるこ
とb−判明した。
従って、ここでのアルコール回収の為の濃縮度合はエネ
ルギー経済性や、次工程での濾過の難易等を総合的に勘
案するとBx40〜45%程度が最もペターな濃度であ
ろうと思われる。
籾て、ここまでの一連の操作により廃糖蜜であれば通常
、脱色率b″−80〜86%−80〜廃糖蜜達成色価(
St、CV値) 2.000〜3.5[]0程度からS
t、CV250〜350程度まで脱色されて、淡赤褐色
となり、色素成分のほか、泡成分をはじめ多糖類、ガム
質物、硫酸根等の無機塩類等も大部分除去されて、抛純
度も純抛率が22〜25ポイントも上昇する等、この第
一、第二、第三工程によるアルコール処理σ)みでも著
しい清浄効果b−発揮される。(第1.第2、第4表1
照)ところで、限外−過システムはその優秀な懸濁物質
除去性能の面から、これまで、既に純水製造や醸造部門
、その他多くの部門で採用され多大な貢献をしている所
から、同様に、多くの濾過操作を必要とする製糖部門で
もこの濾過システムが有用であるはすであり太いに活用
されそうであるが。
実際には現在の所それ程普及を見てないのは何故であろ
うか。
それには色々な理由が考えられるが、その内最も大きな
理由の一つは糖液を限外濾過する場合。
その分画濾過濃縮排除液中の糖純度がそれ程低下せず、
結局、排除濃縮液(全液量の見〜殆量)への糖損失り′
−無視出来ないと言う所に大きな欠点があるからであろ
うと思われる。
本発明の大きな特徴の一つはこの糖液をルーズROtp
過や、限外濾過等高度膜分離濾過する場合の欠点を克服
解消しうる点にある。
即ち本発明では、この排除されて来る濃縮残液を第一工
程のpT(調整槽にリサイクルすることによって糖の回
収b″−図られ得るからである。
と言うのは、今の所如何なる機作の故にそうなるのか、
理論的には不明であるb−1例えばこれまでの一連の操
作と同じBx55の糖蜜なその6倍量の80%エタノー
ルと混合して、−旦凝集沈降分離並びにアルコール分離
した清澄液を分子分画1万相当のダイ′ナミツク膜で色
素等高分子類な高圧限外濾過して得られる分画濃縮残液
を先にアルコール混合凝集沈降させた時と全く同一濃度
、同一量のアルコールと混合して見ると、不思議にもこ
れらの濃縮高分子類は第1回目のアルコール混合時には
凝集分離しなかったにも拘らず、限外濾過して透過しな
かったものは再度又アルコール凝集沈澱して来る不思議
な性質があることが判明したからである。(第8表参照
) このように、本発明での限外渥過、或いは逆浸透濾過シ
ステムではアルコール凝集処理という工程と組合せるこ
とによって、従来限外濾過システムの持つ所σ)楯回収
が悪いと言う欠点を克服解消した所に大きな特徴がある
のである。
ところで、第一、第二、第三、第四工程処理により処理
液の色はスタンマー色価で70−150となって、どす
黒かった糖蜜の色が淡赤褐色明澄になり、目視イメージ
b1相当に改善され、又、風味、甘味度も相当向上して
来るが辛味、渋味す一若干残り、直接可食、又は電流効
率のよいカチオン。
アニオン交換膜ff組合せて用いるに−A式電気透析用
フィード液としては色素、アニオン等の残留b″−若干
認められ、特にアニオン交換膜汚染防止上からは塩類儂
縮液の低pH調整σ)必要がある等、尚不十分であり、
−層の仕上げ脱色、脱アニオンb″−望まれる。
七のような改善法としては種々の面で粒状活性炭脱色が
望ましい。
このような観点から膜濾過工程の次工程として粒状炭カ
ラムを使用し、膜濾過工程から得られ、#縮したBx5
0%の清澄液を粒状炭カラム通液した所、スタンマー色
価150のものを同20程度まで脱色するのに粒状炭1
を肖96倍量の6tの糖液な通液出来た。
一方、これに対して同一分子分画の膜で限外濾過のみし
てスタンマー色価tJ′−810となったものを同じ粒
状炭で脱色した所1粒状炭1を当り僅かに1.2 L 
L、か通液出来ず、アルコール処理+限外濾過(UF)
処理液は、単独UF処理のみの、処理液に対してその粒
状炭所要量は約見で済むことになり1粒状炭の再生コス
トを大幅にコストダウンすることが可能となる。
又1粒状炭カラム色糖液は純糖率り′−約5ポイントも
丘昇し、渋味b−完全に抜け、風味が著しく改善された
以上の四工程により処理して得られる透明糖蜜は可食密
としては僅かに辛味btあるとはいえ甘味度、風味共に
素晴らしく液状のままでも、或いは粉末乾燥をすればそ
のままでも料理用、漬物用。
佃煮用等1種々の用途が考えられ十分実用に供し得るも
のであるb’−1しかし、未だ灰分含i 6−高く、糖
の再結晶回収、又は製菓用等の面からは更に灰分レベル
を下げる方り′−望ましいと思われる。
ところで廃糖蜜のような高色素、フミン酸等の多い高塩
類含有液の脱塩法としては、既にカチオン交換膜と中性
膜を組合わせて用いるTD式電気透析法が#埋なく好適
に適用出来ることについては特許公報5B−55920
号にて本発明者等が証明した所であるbl、今回の如く
、既に95%以上も脱色″:!−れており、仮に、更に
活性炭等で完全脱色するとしても低コストで済む場合で
あわば。
TD式電気透析法を用いるのは如何にも勿体なく。
むしろこのような場合の方法としては電流効率bl高く
、高脱塩のしやすいカチオン交換膜とアニオン交換膜と
を組合わせて用いるに−A電気透析法が望ましいと言え
るだろう。そこで、粒状炭カラムより得られた淡色清澄
糖液(Bx40)をカチオン交換膜とアニオン交換膜と
を20対組合わせて。
セル電圧0,6■、205分間電気透析した所、電流効
率95.5%、脱塩率84%、純糖率アップ14ポイン
トと高効率、高脱塩出来ることが確認出来た。
実施例 1゜ せ蔗糖工場の廃糖蜜を採取し、これをあらかじめ石灰乳
でpH7,0に調整し、ブルツクス度55%に希釈して
5.00 Orpm、10分間遠心分離してスラッジを
除去した。
この遠心分離液1tずつをサンプルとして、それぞれに
15%石灰乳を添加し、pHを7.0.8.0゜9.0
 、10.0.11.0.12.0.13.0に調整し
、これを30・℃に加温してからそれぞれ80%エチル
アルコールを6t(6倍量)ずつ混合攪拌し、生じて来
る凝集沈澱物を東洋p紙屋2で濾過してスラッジを除去
し、得られた清澄、糖アルコール混合液をロータリーエ
バポレーターで蒸留濃縮した所1表1.及び第1図の通
りの結果が得られた。
該表に示す通り、調整puが高くなる程純糖率アップは
向上し、pH12,0の箇所で純糖率アップ、脱色率と
もに最高の清浄効果を示すことが分る。
尚、pH12,0を超えた所から蔗糖の分解す1認めら
れ、pH調整は12.5を限度とすべきと考える。
実施例2.(アルコール濃度別清浄効果試験)廃糖密を
ブリックス55に希釈して遠心分離し。
スラッジ除去後の分離液をブリックス50に希釈し、こ
れK Bxl 4の石灰乳を添加し、pHを12.0に
調整してから800−ずつのサンプルを7ケ用意し、そ
れぞれ30℃に加温してから、これに対して別にそれぞ
れ30%、35%、70%、75%、80%、85%、
90%濃度に調整してあった5、6z(7倍りのエチル
アルコールを急速混合攪拌し、それぞれ生成したスラッ
ジを東洋p紙&2でヂ遇し、ロータリーエバポレーター
テBX51〜30程度まで濃縮し完全にアルコールを除
去してから分析した所、第2表の結果を得た。
上表から分かる通り、糖蜜ブリックスを一定にし、これ
に等倍量のアルコールを混合して行く場合、アルコール
含有濃度bζ高くなって行くにつれて糖純度も脱色率も
向として行くことが分かる。
しかし、全混合液量に対して純アルコール分b′−75
%を超えるあたりから糖の損失量が増加する傾向b’−
あり、混合含有%は80%程度b′−限度である。
実施例66(混合時の糖蜜温度別清浄効果試験)アルコ
ール混合凝集沈澱清浄する際に、温度の清浄効果に対す
る影響効果を調べる為に、廃糖蜜をブリックス50度に
希釈した遠心分離液サンプル6tを採取し、これに15
%の石灰乳を加えてpH12,0に調整し、これから8
0Mずつの7サンプルを作成し、それぞれ20℃、30
.40゜50.30.70.80℃に加温してから等し
く75%エチルアルコールを4.8tずつ(6倍jt)
混合、凝集沈澱させてからロータリーエバポレーターで
ブリックス45%程度まで蒸留濃縮してアルコールを除
去してから分析した所、それぞれ第2図の通りとなった
上図から分かる通り、脱色率のみを考えれば高温はどよ
いと言えるが、しかし、70℃あたりかち還元糖の分解
b′−激しくなると共に灰分の増加も大きくなる傾向b
″−あり1棟々勘案した場合55〜35℃附近6’−最
もペターと考えられる。
実施例 4゜ アルコールに混合する際の細密の濃度は清浄効果にそれ
程関係はない。
清浄効果に関係のあるファクターはpHと温度そして「
固形分:水:アルコール」の混合比である。
これを証明する為に糖密量とアルコール量を全く一定量
にしたままで各段階のBxK希釈する為の水を逆にアル
コール希釈水として使用し、混合比をはy一定にした場
合の清浄試験結果を第3表に示す。
上表の通り「固形分:水:アルコール」の混合比が大体
一定でありさえすれば希釈Bxに拘りなく、その清浄効
果(純糖率アップ、色価)は殆ど同じである。
実施例 5゜ 原糖工場の廃糖密をブリックス55IIC希釈して、サ
ンプル1tを10tポリバケツに採取し、これに15%
石灰乳を加えてpH12,0に調整した後に80%エタ
ノール6tを混合攪拌した所、凝集沈澱物質が直ちに生
じて来た。
約10分間静置してから傾斜法にてスラッジを除去し、
清浄な上澄糖アルコール混合液を得た。
これを2分解し、一方の6tをロータリーエバポレータ
ーでブリックス54.95まで蒸留濃縮してアルコール
を除去して、こiをアルコール清浄サンプルとし、又、
一方の6tは内径50%x長さし500%のジャケット
付ガラスカラムに移し30℃の温水で保温しつつ、pH
メーター〇投込式電極なカラム内に挿入してコントロー
ルしつつ、炭酸ガスを吹込みpH8,0になった所でガ
ス吹込を終了し、形成された炭酸カルシウムを東洋濾紙
A2で真空濾過した後ロータリーエバポレーターで以て
BX!11.20になる迄蒸留してアルコールを完全に
除去し、分析に供した所第4表の結果を得た。
原密の分析値も比較掲載する。
実施例 6゜ せ黒廃糖密を30BxK希釈して遠心分離し、その分離
液を更にブリックス度、25%に希釈し、その1.4t
を採取し、これVCl4%石灰乳を加えテpH12,O
K調整した後に92%エチルアルコール2.81(2倍
量)を混合攪拌し、′j#、集沈澱物を除去せずにその
まま続けて炭酸ガスを飽充してpHを8.0に再調整し
てから生成された凝集沈澱物、及び炭酸カルシウム等を
東洋P紙&2で真空−過してスラッジを除去し、清浄な
糖アルコール混合液を得た。
これをロータリーエバポレーターで蒸留してブリックス
度46.55%の濃縮液を得た。
ここに得られた濃縮液を分析した所、下表の通りとなっ
た。
上記分析結果からも分かるようにアルコールを混合し、
凝集沈澱物す一懸濁状態のままで続けて炭酸カスを飽充
してpHを調整−過する当該方法は。
実施例6、及び4の方法と比較した場合、濾過分離操作
が1回で済む上に、処理液の灰分レベルb′−低く、還
元糖の分解も少ないと言う利点がある反面、脱色率が若
干悪く、マグネシウムの除去率も悪い、又、スラッジ量
b−多くなる、得られる処理液の純抛率の変動b″−大
きいと言う傾向があり、蔗糖の回収を目的とするか、発
酵用原液清浄を目的とするかにより、いずれの方法を選
択するか決定すればよいと思われる。
実施例 Z 実施例5と同一の処理法によりアルコール混合。
凝集、沈澱分離及び炭酸飽充濾過処理した廃糖密の処理
液(Bx40.50 、A−pty56.50 、 S
t、CV292)を約13.5を作成し、これをサンプ
ルとしてノーニス・エンジニアリング社製逆浸透ヂ過装
[(ボ/ブ:キャピタル高圧プランジャーRO−51A
、モジュール:日東電工製逆浸透膜モジエール、マイナ
ス荷電性合成高分子複合膜NTR−7410−82、有
効膜面a1.25m”)を用いて530分間、20h、
’mで透過処理した所、Z51の透過液と6tの濃縮液
(#縮倍率2.25)6″−得られたので、これの分析
値を第3表に、又ラボ用限外p過装置(日東電工製Uw
−IA型:モジュールNTu−sooO−plsu、有
効膜面積0.76m5”−チューブラ−)を用いてBx
55の遠心分離液を限外濾過した時の透過液、及び濃縮
液の分析値を第7表に掲載する。
前ページの表から分る通り、アルコール凝集分離清浄と
、膜濾過を組合せて処理すると、原審の色m(St、C
M)2.155からSt、CM77まで脱色されて、そ
のトータル脱色率は96.45%と、通常の処理法では
信じ難いような超高脱色を行うことb″−可能となる。
この色価レベルは原糖工場の清浄性、又はローンラップ
の色価レベル100〜120程度よりもはるかに低く、
又、全くコロイドを含まない清澄なシラツブであり、従
ってこのレベルからは原糖の色価レベル(St、CM2
 Q )迄の脱色を仮に活性炭や骨炭等を使用して行う
とし℃も、その使用量は僅かに処理クラップ量の楠〜殉
程度と少な(。
無色の7ラツプを得ることも容易である。尚、前ページ
記載の膜濾過濃縮液b’−第−ニー工程H調整槽にリサ
イクルして処理可能かどうかを検証する為に膣液に石灰
乳を加え、pH12,0に再調整してから80%アルコ
ールを6倍量混合し、再凝集沈澱物を東洋戸紙&2で濾
過し、メイン操作と同シくロータリーエバポレーターで
アルコール分ト、一部の水分を蒸留除去して得た濃縮液
を分析した所、第8表の通りであり、純糖率1色価等か
ら言っても全く問題なく再処理可能であることが分かる
実施例 8゜ 実施例5と同−処理法忙よりアルツール混合令凝集・沈
澱分離、炭酸飽充処理液(ブリックス56、S 9 、
 puritY 54.70 、 Ash/100Bx
 11.52゜pH8,8、St、CV547)をルー
ズROマイナス荷電複合膜でルーズRO濾過した透過液
(Bx5(:1.51 、 purity54.18 
、 Ash/10DBx13.63 。
pH8,71、St、CV144.m縮比2.85)を
5を採取し、カチオン交換膜(旭化成工業Ac1ple
xCK−1’)  とポリビニールアルコール中性in
糖製N−4)を20対組合わせた膜面積57.6dwl
のラボ用電気透析装置を用い、セル電圧1.8 V 。
180分間電気透析(脱塩率78.29%)した。
その結果を無処理廃糖密の分析値と共に第9表に比較掲
載した。
この表から分かるように、無処理廃糖密を基準にして比
較すると、純糖率アップb’−50,86ポイント、脱
色率95.35%、脱灰率80.0%、 Caa/10
0Bx除去率85.01%、Mgo/100Bx除去率
96.54%と言う抜群の清浄効果が得られ、またその
処理液の風味も素晴らしいもσ)であった。
実施例 9 実施例5と同一処理法により甘蔗廃糖密をアルコール混
合、凝集、沈澱、分離、炭酸飽充濾過処理した処理液(
ブリックス55.16 、 A、pty55.20 、
 pH8,85、R3/ID0Bx(%)12.40゜
Ash/100Bx(%)11.74 、St、CV5
!! )を日東電工膜のマイナス荷電性、ルーズRO膜
(NTR−7410−82)で、Bx35 、40℃、
濃縮比6.57倍の条件逆浸透濾過した所、Bx27.
72゜A、pty54.40 、 pH8,94、R8
/100Bx13.12%、 Ash/I DOBx 
12.12%、st、cviooの透過液とBx56.
06 、Apty57.50 、 pH8,9°4゜R
8/100Bx 10.72 、 Ash/100Bx
 9.48%。
St、CV725  の濃縮液が得られた。
ここに得られた透過液を一旦、保存の為にBx52まで
濃縮してあったものから6.4を採取し、塩酸でpHを
6.8に調整してからカチオン交換膜(旭化成工業製A
c1plex CK−1)とアニオン交換膜(旭化成工
業製A−201)を21対組合わせた有効膜面積30.
48dm’のラボ用電気透析装置ヲ用イ、−にルを圧0
.5V 、 220分間でに−A式電気透析(脱塩率7
8.58%)した所、下記の結果が得られた、その運転
記録の一部を第10表に、又、その分析結果を第11表
に掲載する。
上記第10.11表からも分かる通り廃糖密の如き色素
成分等大量のアニオン有機物含有糖液でも95%以上も
の色素成分す一除去され、ルーズに濾過と言う高精度で
全高分子コロイド類を除去してから電気透析すれば被処
理糖液pHの低下も殆ど起さずに透析b′−可能となり
、又、アニオン交換膜の汚染防止も可能となる。
(支) 甘蔗廃糖蜜の場合は還元糖とアミノ酸の含有蓋が多く、
oHが8.0以とのアルカリ域で電気透析する場合、着
色して来る傾向b″−ある所から本実施例に於いても一
応炭酸飽充濾過液E)Hは8.6であったb″−1塩酸
を用いて更にpH6,8まで再調整してからED処理を
行った。
実施例 10゜ 甘蔗廃抛密をBx55に希釈し、30℃加温してから8
0%アルコール6倍量を混合凝集沈降清浄し、更に炭酸
ガス飽充p過後、アルコール分離した濃縮液をBx40
にしてTDK■製自己排除性ダイナセラム膜モジュール
(DCO305、膜面積0.16m’X 2 )を用い
て高圧限外濾過(20時/c111)して得た透過液を
、東洋カルボン■製CAL粒状活性炭を用いて5V=1
.30℃の条件下、活性炭当りBx43.04σ)もの
+ttResin当98倍量通液処理し℃脱色率68.
5%脱色した脱色液6を採取し、カチオン交換膜(無化
成工業製Ac1olex CK−1)とアニオン交換膜
(無化成工業製A −201)を21対組合わせた膜面
積30.48dm″のラボ用電気透析装置を用い、セル
電圧0.6V、205分間電気透析した所、脱灰率75
.59(脱塩率では84.91%>’rt流効率95.
6%、純糖率アップポイント14.76と高効率、高脱
塩出来ることbt確認出来た。【の軸条1;葛+2Lに
示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は調整oHと脱色率及び純糖率アップポイントと
の関係を示す図であり、第2図はアルコール混合凝集沈
澱する際の、温度の清浄効果に対する影響を示す図であ
り、第3図は蒸発濃縮度(ブリックス)と残留アルコー
ル%との関係を示す図である。 一15

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、糖密に水及び水酸化カルシウムを加えて30〜80
    重量%の固形分濃度(ブリックス)とpHを11.0〜
    12.5の範囲内のpHに調整し、更にこれを25〜7
    0℃の範囲内の温度に調整後、調節済糖密に対しエチル
    アルコールを95容量%濃度エチルアルコール換算量に
    て希釈前糖密容量の2.0〜12.0倍相当量を混合攪
    拌して、糖密固形分5〜10重量%、水分15〜35重
    量%、純アルコール分55〜80重量%の混合物を調製
    し、生成する凝集沈澱懸濁物質をろ別することにより脱
    色清浄する第一工程と、この第一工程処理液に炭酸ガス
    を飽充してpH7.0〜9.0の範囲に再調整し形成さ
    れる炭酸カルシウムを分離してCaOとして7,000
    ppm以下にする第二工程と、更に第二工程処理液をそ
    のまま、又は更に鉱酸を用いてpHを7.0〜5.0ま
    で再調整してからアルコール分及び一部の水分を分離濃
    縮することにより糖液濃度をブリックス35〜50%に
    濃縮する工程を第三工程とし、続いて第三工程処理濃縮
    液をルーズRO領域の透過性を示すマイナス荷電性合成
    高分子逆浸透複合膜、又は分子分画約10,000相当
    の透過性を示すダイナミック膜を用いて10kg/cm
    以上の高圧膜ろ過し、高脱色清浄ろ過液を得る第四工程
    とよりなる糖密の脱色清浄法。 2、糖密に水及び水酸化カルシウムを加えて30〜80
    重量%の固形分濃度(ブリックス)とpHを11.0〜
    12.5の範囲内のpHに調整し、更にこれを25〜7
    0℃の範囲内の温度に調整後、調節済糖密に対しエチル
    アルコールを95容量%濃度エチルアルコール換算量に
    て希釈前糖密容量の2.0〜12.0倍相当量を混合攪
    拌して、糖密固形分5〜10重量%、水分15〜35重
    量%、純アルコール分55〜80重量%の混合物を調製
    し、生成する凝集沈澱懸濁物質をろ別することにより脱
    色清浄する第一工程と、この第一工程処理液に炭酸ガス
    を飽充してpH7.0〜9.0の範囲に再調整し形成さ
    れる炭酸カルシウムを分離してCaOとして7,000
    ppm以下にする第二工程と、更に第二工程処理液をそ
    のまま、又は更に鉱酸を用いてpHを7.0〜5.0ま
    で再調整してからアルコール分及び一部の水分を一旦糖
    液中の残留アルコール分が25〜5容量%となる程度に
    分離濃縮減容化処理する第三工程と、このアルコール含
    有第三工程処理液をルーズRO領域の透過性を示すマイ
    ナス荷電性合成高分子逆浸透複合膜、又は分子分画20
    ,000以下の限外ろ過膜を用いて膜ろ過して高脱色透
    過液を得る第四工程と、更に多段精留塔を用いて、残留
    アルコール分を高濃度回収する工程の第五工程とよりな
    る糖密の脱色清浄法。 3、第五工程のアルコール分離回収装置が多重効用缶で
    あつて、残留アルコールの回収を図りつつ、併せて糖液
    濃度をブリックス35〜55%になるように濃縮する特
    許請求の範囲第2項記載の糖密の脱色清浄法。 4、第一工程処理に於いてアルコール混合後ろ別するこ
    となく、続いて第二工程の炭酸ガスを飽充し、pHを7
    .0〜9.0の範囲に再調整してから生成された凝集沈
    澱物及び炭酸カルシウム等を分離する特許請求の範囲第
    1項及び第2項、第3項記載の糖密の脱色清浄法。 5、第四工程における高圧膜ろ過の分画ろ過濃縮残液を
    第一工程に返送し、アルコール混合再凝集分離処理する
    ことにより糖分の系外損失防止を達成する特許請求の範
    囲第1項乃至第4項のいずれかに記載の糖密の脱色清浄
    法。 6、脱色清浄された濃縮糖密液をそのまま、又は更に活
    性炭、骨炭、又は合成吸着樹脂等に接触せしめて仕上げ
    脱色した後に、カチオン交換膜と中性膜とを組合わせて
    用いるK−N式電気透析装置、又はカチオン交換膜とア
    ニオン交換膜とを組合わせて用いるK−A式電気透析装
    置により脱塩処理する特許請求の範囲第1項乃至第5項
    のいずれかに記載の糖密の高脱色脱塩精製法。
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