JPS6352808A - ロ−タリ型植付機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は苗載台内の苗を圃場に植付けるロータリ型植付
機に関する。

Ｃ口）従来技術 従来、ロータリケースに植付体を回動可能に軸支し、こ
の植付体を常に苗載台側へ向うようにすると共に苗載台
からの苗掻取姿勢とそれに続いて下降した植付姿勢とに
制御するようにしたロータリ型植付装置は特開昭８１−
５７１０号公報、特開昭６１−５７１２号公報、又は特
開昭６０−１９９３０９号公報等により既に知られてい
る。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 前記既知の植付装置はいずれも、太陽ギヤを機体に固定
し、該太陽ギヤと遊星ギヤとの間に中間ギヤを介装して
いたので、製作及び組付けが困難な偏心ギヤ又は楕円ギ
ヤの数が多くなると共にロータリケースが大型化し、そ
れによりコスト高になると共に植付部の重量が大になっ
て軟弱な圃場で機体の沈下量が大きい場合はロータリヶ
ースが圃場面に侵入して溝を形成する等の問題点があり
、また、ギヤ数が多いため、バックラッシュが大になっ
て植付量が変化すると共に植付部が振動する等の問題点
もあった。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明は苗載台と対向する部位の機枠にロータリケース
を回転自在に支承し、該ロータリケースの外側部に植付
体を回動可能に支承したロータリ型植付機において、前
記ロータリケース内に、その回動中心に軸支した太陽ギ
ヤと、前記植付体の支承部に取付けられていて上記太陽
ギヤに直接噛合した遊星ギヤとを収納し、前記ロータリ
ケースと太陽ギヤとを、それらが苗載台から圃場へ向う
方向に回転駆動してロータリケースが一回転する間に植
付体が逆向きに一回転するように連動連繋し、前記ロー
タリケース内の太陽ギヤ及び遊星ギヤ、又はロータリケ
ースの駆動系の伝動輪、若くは太陽ギヤの駆動系の伝動
輪を、偏心させるか或いは楕円にして植付体を不等速回
動させるように構成することにより、植付体を適切な苗
掻取姿勢及び植付姿勢に制御することができるものであ
りながら製作及び組付けが困難な偏心ギヤ又は楕円ギヤ
等の数を少なくして前述の諸問題を解決した。

（ホ）作用 ロータリケースを植付体が苗載台から土壌面に向かって
回動するように回転駆動、し、ロータリケースが一回転
する間に植付体がロータリケースに対して逆方向へ１回
転するように、即ち、遊星ギヤをロータリケースが１回
転する間に２回転するように駆動すると、植付体はロー
タリケースに対して逆向きに一回転することとなり、結
局植付体は苗載台に向かった姿勢でロータリケースと共
に回動しなから苗載台の苗を１株ずつ掻取って圃場に植
付ける。

その際、ロータリケース内のギヤ、又は製作及び組付け
が困難である偏心するか又は楕円状になっていて中間ギ
ヤを介することなく太陽ギヤに遊星ギヤを直接噛合させ
るか、又は太陽ギヤ及び遊星ギヤを共に真円ギヤとし、
ロータリケースの駆動系又は太陽ギヤの駆動系の一方の
伝動輪のみを偏心させるか若くは楕円にするだけ°です
み、かつロータリケース内のギヤ数が少なくなることに
より全体としてのバックラッシュが小さくなり、植付部
を小型軽量にすると共に騒音が小さくなる。

（へ）実施例 本発明を図面について説明すると、１は四輪型走行車２
の後部にアッパーリンク３とロアリンク４．４により昇
降可能に装架した植付装置であって、伝動ケース５拳・
と苗載台６とフロート７・・と植付部８とからなり、該
植付部８はロータリケース１０と植付爪１１を有する植
付体１２．１２とで構成されている。

次に前記植付部８について説明する。

実施例（Ｉ） 第１図及び第２図において、ロータリケース１０はその
軸筒部１３を機枠に回転自在に支承し、中心軸１５は前
記ロータリケース１０と機枠とに回転自在に支承しであ
る。

前記植付体１２．１２は筒袖１ｆｉ、　１Ｂによりロー
タリケース１０に回転自在に支承されており、該ロータ
リケース１０に内装されていて前記中心軸１５に固定し
た太陽ギヤとなる偏心ギヤ１７に、筒袖１８．１８に固
定した遊星ギヤとなる偏心（又は楕円）ギヤ１８、１９
を、偏心方向を同一にして直接噛合させである。

また、前記ロータリケース１０の軸筒部１３と、中心軸
１５の外端部にはそれぞれ真円のスプロケット２０、２
１を取付け、それらと駆動軸２２に取付けた同径の駆動
スプロケッ）２３．２４にチェン２５．２５ヲ張設して
あり、ロータリケースＩＯのスプロケット２０の直径は
中心軸１５のスプロケット２１の直径の２倍になってい
るので、ロータリケース１０が第２図において半時針方
向へ一回転すると、中央の偏心ギヤ１７はロータリケー
スｌＯと同方向へ２回転し、その結果、植付体１２．１
２はロータリケース１０に対し相対的に逆向きに１回転
することとなり、第２図に示す如く苗載台６に向かった
姿勢を保持しながら回動し、偏心ギヤ１７．１８．１８
がそれぞれ偏心していることにより植付体１２．１２は
苗載台６内の苗マット２Ｂに対して図示のようにエプロ
ン２７の苗取出口２日に侵入して苗を掻き取り、下降し
ながら姿勢を下向きに変えて圃場に植付け、上昇する過
程で苗掻取姿勢に戻る。

２９は押出体３０をカムンにより押出作動させるための
回転軸である。

実施例ＣＵ） 第４図に示す実施例は中心軸に取付けたギヤ１７ａと、
筒袖１８．１６に取付ると共に上記ギヤ１７ａに噛合さ
せたギヤ＋８ａ　、　１９ａをそれぞれ真円ギヤとなし
、軸筒部１３に取付けたスプロケット２ｏは真円とし、
中心軸１５のスブロケッ）　２１ａを偏心させるか又は
楕円とし、この偏心したスズロケット２１ａに掛けたチ
ェ７２５にタイトナー３１を付設しである。

実施例（Ｉ） 第５図に示す実施例はロータリケース１０内のギヤ＋７
ａ　、　１８ａ　、　１９ａを実施例（ＩＩ）と同様に
真円ギヤとなし、中心軸１５のスプロケット２１も真円
とし、軸筒部１３のスブロヶッｈ　２０ａは偏心させる
が又は楕円にしたもので、タイトナー３１はスプロケッ
ト２０ａに掛けたチェ７２５に付設する。

前記実施例（ＩＩ）、（ＩＮ）は植付体１２．１２の姿
勢を実施例（Ｉ）と同様に制御することができるもので
ありながら、ロータリーケース１ｏ内のギヤすべてと、
いずれか一方のスプロケットとを真円ギヤとなすことが
できるので、部品の製作及び組立が容易でコストダウン
を図ることができる。

なお、スプロケット２０．２１及びロータリケース１０
内のギヤを全て真円とした場合は駆動スプロケッ）２３
．２４のいずれか一方を偏心させるか又は楕円にする。

実施例（ＩＶ） 第６図に示す実施例はロータリケース１０内のギヤを実
施例（Ｉ）と同様に偏心（楕円）ギヤ１７゜１８、１９
となし、スプロケット２１（又は２０）を偏心させるか
又は楕円にしたもので、このように構成すると、植付体
１２．１２を従来のクランク式のものに近い掻取姿勢及
び植付姿勢に制御することができる。

（ト）発明の効果 本発明は前述のように苗載台６と対向する部位の機枠に
ロータリケース１０を回転自在に支承し、該ロータリケ
ース１０の外側部に植付体１２を回動可能に支承したロ
ータリ型植付機において、前記ロータリケース１０内に
、その回動中心に軸支した太陽ギヤと、前記植付体１２
の支承部に取付けられていて上記太陽ギヤに直接噛合し
た遊星ギヤとを収納し、前記ロータリケース１０と太陽
ギヤとを、それらが苗載台６から圃場へ向う方向に回転
駆動してロータリケース１０が一回転する間に植付体１
２が逆向きに一回転するように連動連繋し、前記ロータ
リケース１０内の太陽ギヤ及び遊星ギヤ、又はロータリ
ケースの駆動系の伝動輪、若くは太陽ギヤの駆動系の伝
動輪を、偏心させるか或いは楕円にして植付体１２を不
等速回動させるように構成したので、太陽ギヤ１７と遊
星ギヤ１８．１９との間に中間歯車を介装する必要がな
く、ロータリケース１０内のギヤ数を少なくすると共に
ロータリケース１０を小型になし、高速植付を行ない得
るものでありながらコストダウンを図ることができ、か
つ植付部を軽量化して軟弱な圃場でもロータリケース１
０が土壌中に侵入するのを防止することができる。

しかも、前記のように中間ギヤを省略することによりバ
ックラッシュを著しく小さくして騒音及び振動を少なく
すると共に苗の掻取量が変動するのを防止することがで
きる。

更に、ロータリケース１０内のギヤのみ偏心又は楕円に
する場合でも製作及び組付けが困難な偏心ギヤを少なく
することができ、太陽ギヤの駆動系又はロータリケース
の駆動系に偏心又は楕円の伝動輪を介装した場合は、そ
れのみを偏心又は楕円にするだけですみ、ロータリケー
ス１０内のギヤは真円ギヤを採用し得てコストダウンを
図ることができると共に部品の製作及び組付を容易に行
なうことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例の一部を示すものであって、第１
図は植付部の縦断平面図、第２図は苗植付状態及びロー
タリケース内の一部断面を示す側面図、第３図は乗用植
付機の側面図、第４図、第５図及び第６図はそれぞれ別
の実施例における縦断平面図である。 ８・・植付部、１０・・ロータリケース、１２・・植付
体、１７．１８．１９・・偏心ギヤ、２０．２１．２３
．２４・・スプロケット、２５・・チェノ、３１・・タ
イトナー 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 苗載台６と対向する部位の機枠にロータリケース１０を
   回転自在に支承し、該ロータリケース１０の外側部に植
   付体１２を回動可能に支承したロータリ型植付機におい
   て、前記ロータリケース１０内に、その回動中心に軸支
   した太陽ギヤと、前記植付体１２の支承部に取付けられ
   ていて上記太陽ギヤに直接噛合した遊星ギヤとを収納し
   、前記ロータリケース１０と太陽ギヤとを、それらが苗
   載台６から圃場へ向う方向に回転駆動してロータリケー
   ス１０が一回転する間に植付体１２が逆向きに一回転す
   るように連動連繋し、前記ロータリケース１０内の太陽
   ギヤ及び遊星ギヤ、又はロータリケースの駆動系の伝動
   輪、若くは太陽ギヤの駆動系の伝動輪を、偏心させるか
   或いは楕円にして植付体１２を不等速回動させるように
   構成したことを特徴とするロータリ型植付機。