JPS63526Y2 - - Google Patents

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JPS63526Y2
JPS63526Y2 JP1981146291U JP14629181U JPS63526Y2 JP S63526 Y2 JPS63526 Y2 JP S63526Y2 JP 1981146291 U JP1981146291 U JP 1981146291U JP 14629181 U JP14629181 U JP 14629181U JP S63526 Y2 JPS63526 Y2 JP S63526Y2
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JP1981146291U
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  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車輛用デフオガ装置、特にウインドウ
に設けられた電気発熱体に通電しこの際得られる
発熱をもつてウインドウの防曇を行なうデフオガ
装置の改良に関する。
車のウインドウ、例えばリアウインドウ等に
は、電気発熱体として抵抗体が配設されたデフオ
ガ装置が備えられている。このようなデフオガ装
置を用いてウインドウの防曇を行なうに当り、デ
フオガ動作初期とその後においては抵抗体が必要
とする供給電力量は異なる。すなわち、曇つてい
るウインドウから曇りを除去するデフオガ動作初
期には大きな供給電力を必要とするが、一旦晴れ
たウインドウが再び曇るのを防止するために必要
な供給電力はデフオガ動作初期に必要とされる供
給電力に比しかなり小さな値で足りる。
しかし、従来のデフオガ装置は、一旦スイツチ
を投入するとスイツチがオフされる迄の間ずつと
デフオガ動作初期に要求される大きな電力を抵抗
線に供給し続ける。従つてウインドウの曇りが晴
れ小さな供給電力で足りる場合にも大きな電力が
供給され続け電力を浪費する欠点があつた。また
このことは、バツテリを充電するオルタネータの
負荷の増大となつて表われ、燃費低下の一因とも
なつていた。
本考案はこのような従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、ウインドウに電気発熱
体を設けこの電気発熱体への通電により前記ウイ
ンドウの防曇を行なう装置において、ウインドウ
に設けられた前記発熱体への供給電力をウインド
ウの周囲条件に基づき演算制御することにより、
ウインドウの防曇に要する電力を必要最少限に制
御することができ、その結果、バツテリ充電を行
なうオルタネータの負荷を低減し燃費の向上を図
ることを可能とする車輛用デフオガ装置を提供す
ることにある。
前記目的を達成するため、本考案の装置は、ウ
インドウに電気発熱体を設けこの電気発熱体への
通電によりウインドウの防曇を行なう車輛用デフ
オガ装置において、車外温度を検出するセンサ
と、車内温度を検出するセンサと、前記ウインド
ウ近傍の湿度を検出する湿度センサと、前記ウイ
ンドウ面の温度を検出するウインドウ温センサ
と、これら各センサの検出する車外温度、車内温
度、湿度、ウインドウ面温度に基づき前記ウイン
ドウの防曇の為に必要な電気発熱体への必要最小
の供給電力を所定時間間隔で演算しこの演算値と
予め定められた上限の基準値及びヒステリシスを
有する下限の基準値とを比較し、演算値が前記上
限の基準値以上であればその基準値に相当する一
定の電力を電気発熱体に供給し下限の基準値以下
であれば電力供給を停止し、上限と下限の中間で
あればその演算値に相当する電力を供給制御する
制御装置と、を備えたことを特徴とする。
次に本考案の好適な実施例を図面に基づき説明
する。
第1図は、本考案の車輛用デフオガ装置の説明
図である。実施例のデフオガ装置は、自動車のリ
アウインドウ10に電気発熱体として抵抗体12
を配設し、バツテリ14から抵抗体12への供給
電力をトランジスタ16のオン・オフにより制御
するものである。
また、自動車の所定部位には、車外温度を検出
する外気センサ20、車内温度を検出する内気セ
ンサ22、リアウインドウ10近傍の湿度を検出
する湿度センサ24、リアウインドウ10面の温
度を検出するウインドウ温センサ26等が設けら
れている。そして、本考案の特徴的な事項は、制
御装置としてのマイクロコンピユータ28を用
い、前記各センサ20,22,24,26の検出
データに基づき抵抗体12への供給電力を所定時
間間隔で演算し、ウインドウの防曇の為に必要な
最少値に演算制御する点にある。
すなわち、各センサ20,22,24,26の
検出する車外温度tp、車内温度ti、湿度ψ、ウイ
ンドウ面温度tg等の検出データに基づき、マイク
ロコンピユータ28はウインドウ10の防曇に必
要な抵抗線12への必要供給電力Vを次式に従い
演算する。
ここにおいて、k1,k2,k3,k4,k5,k6,Cは
定数である。
そして、予じめ上限の基準値V3と、ヒステリ
シスを有する下限の基準値V1,V2を設定してお
き(0<V1<V2<V3)、マイクロコンピユータ
28は前記第1式に基づく演算値Vと基準値V1
V2,V3とを比較して抵抗体12への供給電力を
次のように制御する。なお、基準値V1,V2は0
付近に設定された小さな値である。
まず、≧3と判断された場合には、抵抗体
12への供給電力は3に制御される。
また、3>V≧V2と判断された場合には、抵
抗体12への供給電力は演算値Vに制御される。
この時、現在の供給電力Wが仮えW=0であつて
も、デフオガがオンされ演算値Vが供給制御され
る。
また、現在の供給電力WがV2とV3との間にあ
つても、演算結果Vが非常に小さくなつたときに
はデフオガをオフする必要がある。そこで、演算
値Vと基準値V1とを比較し、V1≧Vの場合には
供給電力を0に制御する。
また、V2>V>V1と判断された場合には、次
のように制御する。すなわち、現在デフオガがオ
フされてる場合には、そのままオフの状態に制御
する。また現在デフオガがオンされてる場合に
は、そのままオンの状態に制御する。ただ、現在
の供給電力WがV2より大きい場合には、Wとい
う大きい電力を必要としないので供給電力はV2
に制御される。
なお、以上の如きマイクロコンピユータ28に
よる抵抗体12への供給電力の制御は、マイクロ
コンピユータ28によりトランジスタ16をパル
スデユーテイ制御することにより行なわれる。す
なわち、トランジスタ16のベース、エミツタ間
にパルスを印加し、このパルス幅を変えることに
より抵抗線12への供給電力を制御する。
次に、本考案のデフオガ装置の作用を第2図お
よび第3図に基づき説明する。第2図は本考案の
デフオガ装置の動作を示すフローチヤート図であ
り、第3図はその出力特性、すなわち第1式に基
づく必要供給電力Vの演算値と抵抗線12への実
際の供給電力との相関を示した特性図である。
まず、イグニツシヨンがオンされるとマイクロ
コンピユータ28がオンになりデフオガ動作を開
始する。マイクロコンピユータ28は抵抗体12
への実際の供給電力の初期値をV=0に設定す
る。また、このマイクロコンピユータ28は各セ
ンサ20,22,24,26の検出する車外温
度、車内温度、湿度、ウインドウ面温度等の読込
みを行なう。そして、マイクロコンピユータ28
は、先に設定された制御電力Vをメモリ領域Wに
退避させる。
次に、マイクロコンピユータ28は先に各セン
サ20,22,24,26から読み込んだデータ
に基づき第1式に示される必要供給電力Vを演算
する。
この演算値Vが大きな値の場合には、ウインド
ウの防曇に大きな供給電力を必要としている。こ
のため抵抗体12には演算値Vに等しい大きな電
力を供給する必要がある。ただ、構造上抵抗体1
2に供給しうる電力はパルステユーテイ比が1の
時最大となり、この時の供給電力がV3となる。
また、演算値Vが0付近の小さい値の場合に
は、ウインドウの防曇に供給電力をほとんど必要
としないのでデフオガをオフする必要が生ずる。
0付近に設定された基準値V1は、デフオガをオ
フする場合の基準となる。
なお、このようにデフオガがオフされてる場合
に、演算値Vが少し大きくなつてくると、抵抗体
12に電力を供給する必要が生じる。前記基準値
V1より大きめに設定された基準V2は、デフオガ
をオンする場合の基準となる。
また、デフオガのオンとオフとに対して基準値
V1〜V2の間にヒステリシスを設けたのは、ウイ
ンドウの周囲条件の変化で演算値Vが少し変化し
た時、デフオガがオンオフのハツチングをするの
を防止するためである。
従つて、マイクロコンピユータ28は、必要供
給電力を演算したあと、先ず演算値Vと基準値
V2とを比較する。そして、演算値VがV2以上で
あると判断された場合には、更に演算値VとV3
とを比較する。そして、演算値VがV3より小さ
ければ演算値Vに等しい電力を抵抗体12へ供給
する。
また、演算値VがV2以下の場合には、更に演
算値Vと基準値V1とを比較する。そして、演算
値VがV1以下と判断された場合には、ウインド
ウの防曇に必要な電力は全く小さいのでトランジ
スタ16でデフオガをオフする。また、演算値V
がV1以上と判断された場合、すなわち演算値V
が基準値V1とV2との間にあると判断された場合
には、現在デフオガがオン状態かオフ状態かを判
断する。そして、現在デフオガがオフされ抵抗体
12に電力が供給されていないと判断された場合
には、そのまま引きつづき電力を供給しない。ま
た、現在デフオガがオンされ抵抗体12へ電力が
供給されていると判断された場合には、引き続き
そのまま電力を供給する。ただ、現在供給してい
る電力Wが大きい場合には供給電力を小さな値
V2まで引き下げて抵抗体12に供給する。すな
わち、現在の供給電力Wと基準値V2とを比較し、
現在の供給電力Wが基準値V2より大きい場合に
は抵抗体12への供給電力をV2にまで引き下げ
て供給し、現在の供給電力Wが基準値V2より小
さい場合にはそのまま現在の供給電力Wを維持す
る。
なお、上述した如く下限基準値V1,V2に対す
るフイードバツク制御を行なうことにより、抵抗
体12への供給電力は第1式に基づく演算値Vの
値に応じ自動的にオン・オフする。このため、従
来デフオガスイツチを入れたまま長時間運転した
場合に生じていたデフオガスイツチの切り忘れに
よる電力消費を防ぐことが可能となる。
本考案によれば、ウインドウに電気発熱体を設
けこの発熱体への通電により前記ウインドウの防
曇を行なう車両用デフオガ装置において、車外温
度、車内温度、ウインドウ近傍の湿度、ウインド
ウ面温度等のウインドウ周囲条件に基づき発熱体
への供給電力を所定時間間隔で演算制御すること
により、ウインドウの防曇に要する電力を必要最
少限の値に制御することができ、その結果バツテ
リ充電用のオルタネータの負荷を低減し燃費の向
上を図ることができる。また、冬場にはワイパ
ー、ヒータ等の多量の電力を消費し、この消費量
がオルタネータの充電量以上となる場合がある
が、本考案のデフオガ装置は消費電力が必要最少
限に逐次制御されるため、オルタネータの充電量
と消費電力との収支バランスの改善を図ることも
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の車輛用デフオガ装置の好適な
実施例を示す説明図、第2図は第1図のデフオガ
装置の動作を示すフローチヤート図、第3図は第
1図のデフオガ装置の出力特性図である。 10……ウインドウ、12……電気発熱体とし
ての抵抗体、20……外気センサ、22……内気
センサ、24……湿度センサ、26……ウインド
ウ温センサ、28……制御装置としてのマイクロ
コンピユータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ウインドウに電気発熱体を設けこの電気発熱
    体への通電によりウインドウの防曇を行う車両
    用デフオガ装置において、車外温度を検出する
    センサと、車内温度を検出するセンサと、前記
    ウインドウ近傍の湿度を検出する湿度センサ
    と、前記ウインドウ面の温度を検出するウイン
    ドウ温センサと、これら各センサの検出する車
    外温度、車内温度、湿度、ウインドウ面温度に
    基づき前記ウインドウの防曇の為に必要な電気
    発熱体への必要最小の供給電力を所定時間間隔
    で演算し、この演算値と予め定められた上限の
    基準値及びヒステリシスを有する下限の基準値
    とを比較し、演算値が前記上限の基準値以上で
    あればその基準値に相当する一定の電力を電気
    発熱体に供給し下限の基準値以下であれば電力
    供給を停止し、上限と下限の中間であればその
    演算値に相当する電力を供給制御する制御装置
    と、を備えたことを特徴とする車両用デフオガ
    装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲(1)記載の装置におい
    て、各センサの検出する車外温度をtp、車内温
    度をti、湿度をψ、ウインドウ面温度をtgとし、
    k1,k2,k3,k4,k5,k6,Cを定数とした場合
    に、制御装置は電気発熱体への必要供給電力V
    に基づき演算することを特徴とする車両用デフ
    オガ装置。
JP14629181U 1981-10-01 1981-10-01 車輛用デフオガ装置 Granted JPS5850051U (ja)

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JP14629181U JPS5850051U (ja) 1981-10-01 1981-10-01 車輛用デフオガ装置

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JPS5850051U JPS5850051U (ja) 1983-04-05
JPS63526Y2 true JPS63526Y2 (ja) 1988-01-07

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ID=29939201

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06101368B2 (ja) * 1986-06-06 1994-12-12 株式会社小糸製作所 交流電力制御装置
JPH09233381A (ja) * 1996-02-26 1997-09-05 Fuji Photo Optical Co Ltd カメラハウジング装置
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JPS545181A (en) * 1977-06-14 1979-01-16 Nippon Pii Shii Esu Kk Speed control device of air cylinder
JPS5682631A (en) * 1979-12-10 1981-07-06 Toyota Motor Corp Antifogging device for window glass of vehicle

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