JPS6351712B2 - - Google Patents

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JPS6351712B2
JPS6351712B2 JP14772080A JP14772080A JPS6351712B2 JP S6351712 B2 JPS6351712 B2 JP S6351712B2 JP 14772080 A JP14772080 A JP 14772080A JP 14772080 A JP14772080 A JP 14772080A JP S6351712 B2 JPS6351712 B2 JP S6351712B2
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JP
Japan
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frame
lockstitch
sewing machine
overlocking
moved
Prior art date
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Expired
Application number
JP14772080A
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English (en)
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JPS5772688A (en
Inventor
Hiroaki Fukao
Osamu Kamya
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP14772080A priority Critical patent/JPS5772688A/ja
Publication of JPS5772688A publication Critical patent/JPS5772688A/ja
Publication of JPS6351712B2 publication Critical patent/JPS6351712B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、本縫縫目形成機構が装備された本
縫用フレームに対して、縁かがり縫目形成機構が
装備された縁かがり縫用フレームが縁かがり縫遂
行のための使用位置と、その使用位置から離隔し
た本縫遂行のための不使用位置とに選択的に移動
配置される複合式ミシンに関するものである。
[発明の目的] この発明の目的は、縁かがり縫遂行のために縁
かがり縫用フレームが予め定められた使用位置に
移動配置されたときに、本縫用フレーム内のミシ
ンモータが縁かがり縫用フレーム内の縁かがり縫
目形成機構への動力伝達を極めて円滑に行い得る
とともに、その動力伝達機構が両フレームの間等
から外方へ露出することなく、外観が良好な複合
式ミシンを提供することにある。
[発明の構成] この発明は前記目的を達成するために、ミシン
モータが本縫縫目形成機構への動力伝達機構は、
本縫用フレーム内に設けられ、縁かがり縫用フレ
ームが不使用位置に移動配置された時に、本縫縫
目形成機構とミシンモータとを作動連結し、縁か
がり縫用フレームが使用位置に移動配置された時
に本縫縫目形成機構とミシンモータとの連結を解
除する第1のクラツチ手段を含み、前記ミシンモ
ータから縁かがり縫目形成機構への動力伝達機構
は、本縫用フレーム内に配置され、前記ミシンモ
ータに作動連結された第一の機構部分と、縁かが
り縫用フレーム内に配置され、縁かがり縫目形成
機構に作動連結された第二の機構部分と、縁かが
り縫用フレームの頂壁部を通して縁かがり縫用フ
レーム内から本縫用フレーム内へ延び且つその縁
かがり縫用フレームの移動に従つて移動可能な第
一の回転縦軸と、前記縁かがり縫用フレームが前
記使用位置に移動配置された時に前記第一の機構
部分と前記回転縦軸とを作動連結し、縁かがり縫
用フレームが前記不使用位置に移動配置された時
に第一の機構部分と回転縦軸との連結を解除する
第2のクラツチ手段と、前記第二の機構部分に連
結され且つ第一の回転縦軸とほぼ同一軸線上に位
置する第二の回転縦軸とから成り、両回転縦軸が
自在継手を介して連結されている構成を採用して
いる。
[実施例] 以下、この考案を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。
下部に支持板部1を有する本縫用フレーム2
は、その支持板部1の右端部から上方へ起立する
脚柱部3と、その脚柱部3の上部から左方へ張り
出すブラケツトアーム部4と、そのブラケツトア
ーム部4の左端部に連続する頭部5と、前記脚柱
部3の下部から左方へ延び、上面を加工布支持面
とした筒状のベツド部6とにより形成されてい
る。従つて、本縫用フレーム2は通常のフリーア
ーム型ミシンとほぼ同じ形状をなしている。本縫
用フレーム2の右側には側部フレーム7が固設さ
れている。そして、前記脚柱部3の上部、ブラケ
ツトアーム部4、頭部5の上部は左右に連続する
ように前方へ張り出しており、その張り出し部の
下面、脚柱部3の下部前面、ベツド部6の前面、
頭部5の下部前面、側部フレーム7及び支持板部
の前部上面に前方及び左方へ開放された凹処8が
実質的に形成されている。
前記頭部5には、押え足11を昇降させるため
の布押え機構と、ベツド部6に設けられた前記本
縫用針9と協働して本縫縫目を形成するための釜
機構(図示しない)等からなる本縫縫目形成機構
が設けられている。
前記凹処8内において、前記支持板部1上には
縁かがり縫用フレーム14が左右方向へ直線的に
移動可能に載置され、第1図及び第2図に示すよ
うに、前記脚柱部3の前面に重合される右方の不
使用位置と、第3図に示すように、前記頭部5及
びベツド部6の前面に重合される左方の使用位置
とに選択的に移動配置されるようになつている。
縁かがり縫用フレーム14は胴部15と、その
胴部15の下部に連なり上面を加工支持面とした
ベツド部16と、胴部15の上部に連なりベツド
部16の上方へ張り出すオーバーハング部17と
により構成されている。又、第4図及び第5図に
示すように、縁かがり縫用フレーム14の頂壁部
18は、前記脚柱部3から頭部5に至る張り出し
部の下壁部19と微少の間隙をおいて重合されて
いる。
第2図及び第3図に示すように、前記縁かがり
縫用フレーム14のオーバーハング部17には、
縁かがり縫用針20を装着した針棒21を含む針
棒機構と、押え足22を昇降させるための押え上
げレバー24を含む布押え機構が設けられてい
る。又、ベツド部6には、針板25の開口(図示
しない)から突出する送り歯(図示しない)と、
縁かがり縫用針20と協働して縁かがり縫目を形
成するためのルーパー機構(図示しない)等が設
けられている。従つて、これらの針棒機構、ルー
パー機構等により縁かがり縫目形成機構が構成さ
れている。
第5図及び第7図に示すように、前記支持板部
1の上面には左右方向へ直線的に延びる1本のレ
ール状突起28が一体に形成され、縁かがり縫用
フレーム14の下部にはレール状突起28上を転
動する左右一対のローラ29が設けられている。
前記支持板部1には左右一対の係止孔30が形
成されている。又、縁かがり縫用フレーム14に
は上下方向に延びる係合部材31が段ねじ42に
案内されて上下動可能に支持され、縁かがり縫用
フレーム14が使用位置又は不使用位置に位置し
たときにその下端が前記係止孔30のいずれか一
方に嵌合可能になつている。
第5図、第7図及び第8図に示すように、縁か
がり縫用フレーム14の頂壁部18の右端には開
口32が形成されている。その開口32内におい
て、後記する摺動部体87の下端部には一対のね
じ33により取手34が固定され、第1図〜第3
図に示すように、左右方向に延びるその前端操作
部34aが縁かがり縫用フレーム14から前方へ
突出されている。前記取手34の後端右側に設け
られた延出部34bには下方へ突出する2本のピ
ン35,36が固定されている。
取手34の下方に設けられる操作片37は取手
34の操作部34aの右側下面に相対する操作部
37aと、取手34の延出部34bの下面に相対
する延出部37bとが一体に形成されている。延
出部37bの前後2箇所の小判状の透孔38には
前記ピン35,36がそれぞれ遊挿され、前方の
ピン35には操作片37の操作部37aを取手3
4の操作部34aから離間保持するためのスプリ
ング39が嵌装されている。
第5図及び第7図に示すように、縁かがり縫用
フレーム14には連結部材40が回動可能に支持
され、その一端が前記係合部材31の上端に連結
されるとともに、他端が前記操作片37の延出部
37b後端に相対している。連係部材40には係
合部材31を係止孔30に嵌合付勢するためのス
プリング41が係着されている。そして、両操作
部34a,37aの挾持操作にて操作片37を前
記スプリング39の付勢力に抗して回動させる
と、連係部材40を介して係合部材31が係止孔
30から上方へ離脱するようになつている。
第1図〜第3図及び第7図に示すように、前記
側部フレーム7の縁部には蝶番50により半透明
のカバー51が開閉回動可能に支持されている。
L字状の補助テーブル52は長テーブル部52
a及び短テーブル部52bからなり、第1図に示
すように本縫遂行時には、長テーブル部52aに
て本縫用フレーム2のベツド部6の前方に隣接す
るとともに短テーブル部52bにてベツド部6の
左方隣接位置するように支持板部1上に配置され
る。
縁かがり縫遂行時には、補助テーブル52は長
テーブル部52aにて本縫用フレーム2及び縁か
がり縫用フレーム14のベツド部6,16の左方
に隣接位置するとともに短テーブル部52bにて
本縫用フレーム2のベツド部6の後方に隣接する
ように支持板部1上に配置される。
次に、前記本縫縫目形成機構及び縁かがり縫目
形成機構を駆動するための構成を説明する。
第6図に示すように、本縫用フレーム2内には
ホルダー61を介してミシンモータ62が固定さ
れている。ミシンモータ62の上方には前記本縫
縫目形成機構を作動させる主軸63が回転可能に
支持され、第9図に示すように、その右端部に回
転可能に取付けられたスリーブ64の外周には歯
付きプーリー65が固定されている。歯付きプー
リ65とミシンモータ62のモータ軸66上の歯
付きプーリ67間には歯付ベルト68が掛装され
ている。前記歯付プーリ65の一側面には側部フ
レーム7の右側側面より外方へ突起するハンドホ
イール69が一体に形成されるとともに、他側面
には駆動ギヤ70が一体形成されている。
前記スリーブ64の両側において、ミシン主軸
63には一対のカラー71,72が固定されてお
り、スリーブ64とカラー71,72の外周との
間にはそれぞれ巻方向の異なるクラツチスプリン
グ73,74が巻装されている。左方のクラツチ
スプリング73は歯付きプーリ65が正方向(第
6図における反時計方向)に回転されるとき、ス
リーブ64の回転を左方のカラー71を介してミ
シン主軸63に伝達するために作用し、右方のク
ラツチスプリング74はハンドホイール69が手
動にて逆方向(第6図における時計方向)に回転
されるとき、スリーブ64の回転を右方のカラー
72を介してミシン主軸63に伝達するように作
用する。
左方のクラツチスプリング73の外周にはその
クラツチスプリング73の一端が係着されたスリ
ーブ75が嵌挿され、その一端外周にはラチエツ
トホイール76が一体形成されている。又、第6
図に示すように、前記ラチエツトホイール76の
近傍において、本縫用フレーム2内には支持金具
77を介してクラツチ制御部材78が回動可能に
支持され、その一腕爪部78aがラチエツトホイ
ール76に係脱可能に相対している。このクラツ
チ制御部材78はスプリング79により前記―腕
爪部78aにおいてラチエツトホイール76と係
合する方向に回動付勢され、その係合時に前記ク
ラツチスプリング73によるスリーブ64と左方
のカラー71との間の駆動連結が解離されるとと
もに、その離脱時にクラツチスプリング73を介
してスリーブ64とカラー71とが駆動連結され
るようになつている。そして、前記スリーブ6
4、左方のカラー71、クラツチスプリング73
及びラチエツトホイール76を有するスリーブ7
5等により第一のクラツチ手段が構成されてい
る。
第4図に示すように、ミシン主軸63及び前記
レール状突起28と平行に延びるように、本縫用
はフレーム2内には軸受80により水平案内軸8
1が回転可能に支持され、第6図に示すようにそ
の右端には中間ギヤ83を介して前記駆動ギヤ7
0に連結される被動ギヤ83が固定されている。
水平案内軸81の左端中空部内にはクラツチ爪
体84が回動可能に支持され、その突部84aが
水平案内軸81に透設されたスリツト85から出
没可能である。クラツチ爪体84はスプリング8
6により突部84aがスリツト85から突出する
方向へ付勢されている。
第4図に示すように、前記水平案内軸81には
摺動部体87がその2つの腕部87a,87bに
おいて摺動可能に挿嵌され、その下端部が、本縫
用フレーム2の前記下壁部19に透設されたスリ
ツト88及び縁かがり縫用フレーム14の開口3
2を通つて縁かがり縫用フレーム内に位置してい
る。前記両腕部87a,87b間において、水平
案内軸81にはスリーブ89が相対回転及び摺動
可能に支持され、その内周には前記クラツチ爪体
84の突部84aが係合可能な係合溝90が形成
されている。スリーブ89の外周にはベベルギヤ
91が固定されている。
摺動部体87には縁かがり縫用フレーム14の
頂壁部18を通して延びる第一の回転縦軸92が
回転可能に貫通支持され、その上端には前記ベベ
ルギヤ91と噛合するベベルギヤ93が固定され
ている。縁かがり縫用フレーム14内には、第一
の回転縦軸92と同一軸線上において第一回転縦
軸92に自在継手94を介して連結された第二の
回転縦軸95が回転可能に支持されている。
従つて、係止孔30から係合部材31を解除し
た状態では摺動部体87と縁かがり縫用フレーム
とが一体的に横移動可能である。
そして、クラツチ爪体84、係合溝90を有す
るスリーブ9により第二のクラツチ手段が構成さ
れている。
摺動部体87の右方の腕部87bの上面にはカ
ム面87Cが形成されており、縁かがり縫用フレ
ーム14が右方の不使用位置に配置されたとき
に、前記クラツチ制御部材78がこのカム面87
cとの係合により前記スプリング79の付勢に抗
して第4図に2点鎖線で示す状態から実線で示す
状態に回動され、第6図に示すようにその爪部7
8aがラチエツトホイール76から離脱して、歯
付きプーリ65を有するスリーブ64と左方のカ
ラー71とがクラツチスプリング73を介して駆
動連結されるようになつている。
第4図に示すように、前記第二の回転縦軸95
はベベルギヤ96,97、伝達軸98、針棒クラ
ンク99を介して針棒21に連結されており、伝
達軸98の回転により、針棒21に上下運動が付
与される。又、伝達軸98上の送りカム100の
回転により送り歯(図示しない)に送り運動が付
与されるようになつている。第二の回転縦軸95
はルーバ機構に作動的に連結されている。
上述したミシンモータ62から縁かがり縫目形
成機構までの動力伝達機構は、本縫用フレーム2
内に配置された歯付きプーリ65、水平案内軸8
1、ベベルギヤ91等を含む第一の機構部分と、
縁かがり縫用フレーム14内に配置されたベベル
ギヤ96,97、伝達軸98等を含む第二の機構
部分と、両機構部分を連結する第一、第二の回転
縦軸92,95とからなつている。
第4図、第10図及び第11図に示すように、
前記自在継手94は、第一の回転縦軸92の下端
に固定された筒状の第一の継手部材101と、第
二の回転縦軸95の上端に固定された第二の継手
部材102と、前記両継手部材101,102間
に介在された弾性部材103とにより構成されて
いる。弾性部材103の軸心部には中心孔103
aが貫設されており、その中心孔103aには第
一の回転縦軸92の下端に突出された小径部92
aが挿嵌されている。前記第一及び第二の継手部
材101,102の一端部には、それぞれ3本の
突起101a,102a等間隔をおいて形成され
るように3箇所に切込部101b,102bが形
成されている。前記弾性部材103の外周には各
突起101a,102a間及び切込部101b,
102bの底面間に挾持される6本の突条103
bがその全長にわたつて形成されており、その突
条103bの上下長さは、一方の継手部材10
1,102の突起101a,102aの先端面と
他方の継手部材102,101の切込部102
b,101bの底面との間に若干の間隙が形成さ
れる程度の長さに設定されている。又、弾性部材
103の各突条103b間における芯管部の外周
面と、前記各突起101a,102aの内周面と
の間にはそれぞれ間隙が形成されている。
そして、自在継手94は、弾性部材103と両
継手部材101,102との間の軸線方向の摺動
に基づいて第一、第二の回転縦軸92,95の軸
線に沿う方向における相対移動を許容するととも
に、弾性部材103の弾性変形作用に基づいて両
回転縦軸92,95の各軸線が一致しない状態の
移動を許容するようになつている。従つて、一方
の回転縦軸92,95は弾性部材103の弾性変
形限界内において、他方の回転縦軸に対していず
れの方向への移動でも許容される。
次に、このように構成された複合式ミシンにつ
いてその作用を説明する。
さて、第1図、第4図、第5図及び第6図は本
縫遂行時のセツト状態を示し、この状態において
は縁かがり縫用フレーム14内の係合部材31が
スプリング41の付勢力により、右方の係止孔3
0に嵌合されて、その縁かがり縫用フレーム14
が右方の不使用位置に遊動しないように使用決め
されている。
さらに、摺動部体87が右方位置に配置され
て、クラツチ制御部材78がその摺動部体87の
カム面87cに係合し、その爪部78aがスプリ
ング79の付勢力に抗してミシン主軸63上のラ
チエツトホイール76から外れ、大径の歯付きプ
ーリ65に伝達されるミシンモータ62の回転が
スリーブ64、左方のクラツチスプリング73及
びカラー71を介してミシン主軸63に伝達され
る状態にある。
従つて、この状態においてミシンモータ62を
回転させれば、ミシン主軸63が回転され、本縫
用フレーム2の本縫縫目形成機構が作動されて、
本縫が遂行される。
次に縁かがり縫を行うには次のように操作す
る。
まず、補助テーブル52を支持板部1上から取
外し、縁かがり縫用フレーム14側の取手34及
び操作片37の操作部34a,37aを挾持操作
して、その操作片37をスプリング39の付勢力
に抗して回動させれば、連係部材がスプリング4
1の付勢力に抗して回動され、係合部材31が上
昇されて係合孔30から抜出る。そして、この状
態を保持したまま、前記両操作部34a,37a
により縁かがり縫用フレーム14を左方の使用位
置まで移動させる。
一方、前記縁かがり縫用フレーム14が右方の
不使用位置から左方へ僅かに移動された時、クラ
ツチ制御部材78と摺動部体87のカム面87c
との係合が解離され、その爪部78aがスプリン
グ79の付勢力によりラチエツトホイール76に
係合して、歯付きプーリ65とミシン主軸63と
の間の駆動連結が解離される。
そして、縁かがり縫用フレーム14が左方の使
用位置まで移動されると、係合部材31が左側の
係止孔30(第2図参照)と対向し、この状態で
操作部34a,37aに対する挾持操作を解除す
れば、係合部材31はスプリング41の付勢力に
より係止孔30に嵌合され、縁かがり縫用フレー
ム14はその左方の使用位置に遊動不能に位置決
めされる。
又、縁かがり縫用フレーム14が左方の使用位
置に配置されると、第4図に2点鎖線で示すよう
に、水平案内軸81の左端のクラツチ爪体84が
摺動部体87の両腕部87a,87b間に位置す
るスリーブ89の係合溝90に嵌合され、水平案
内軸81と第一の回転縦軸92との間の駆動連結
状態が形成される。従つて、この状態で第3図に
示すように、補助テーブル部52を縁かがり縫用
にセツトする。この後、ミシンモータ62を回転
させれば、その回転が大径の歯付きプーリ65、
駆動ギヤ70、中間ギヤ82及び被動ギヤ83を
介して水平案内軸81に伝達され、その回転がク
ラツチ爪体84、スリーブ89及びベベルギヤ9
1,93を介して第一の回転縦軸92に伝達され
る。これにより、第二の回転縦軸95が自在継手
94を介して回転駆動され、ベベルギヤ96,9
7及び伝達軸98を介し縁かがり縫目形成機構が
作動されて、縁かがり縫を遂行することができ
る。
この場合、縁かがり縫用フレーム14の頂壁部
18と本縫用フレーム2の下壁部とが重合され、
縁かがり縫用形成機構へ動力を伝達する動力伝達
機構中の第一の回転縦軸92はその重合部を通し
て水平案内軸81に連結されているので、この第
一の回転縦軸92が両フレーム2,14から外方
へ露出することはない。
又、縁かがり縫用フレーム14が左方の使用位
置へ移動される際、例えば水平案内軸81とレー
ル状突起28との平行度が製作誤差等に起因して
上下方向及び前後方向にずれていて、第一の回転
縦軸92と第二の回転縦軸95との間に相対的な
ずれが生じても、そのずれは自在継手94の変形
により吸収される。従つて、縁かがり縫用フレー
ム14の移動に支障をきたしたり、両回転縦軸9
2,95の回転に支障をきたしたりするおそれは
ない。
さらに、縁かがり縫用フレーム14を再び右方
の使用位置に移動して本縫の状態にするには、操
作片37により係合部材31を左側の係止孔30
から離脱させて位置決めを解除した後に、縁かが
り縫用フレーム14を移動させれば、スリーブ8
9がクラツチ爪体84から離脱して、水平案内軸
81と第一の回転縦軸92との間の駆動連結が解
離される。
そして、縁かがり縫用フレーム14を右方の不
使用位置まで移動させた後、前記操作片37の操
作を解放すれば、係止孔30に対する係合部材3
1の係合により縁かがり縫用フレーム14がその
位置に位置決めされるとともに、摺動部体87の
カム面87cにクラツチ制御部材78が係合し、
そのクラツチ制御部材78の爪部78aがラチエ
ツトホイール76から離脱して、ミシンモータ6
2とミシン主軸63との間の駆動連結状態か形成
される。
このように、この複合式ミシンは、縁かがり縫
用フレーム14が右方の不使用位置に配置された
ときは勿論のこと、左方の使用位置に配置された
ときにおいても、その縁かがり縫用フレーム14
の頂壁部18と本縫用フレーム2の下壁部19と
が重合され、その重合部を通して第一の回転縦軸
92が配置されているので、その回転縦軸92を
含む動力伝達機構が外方へ露出することはなく、
外観が良好である。
そして、両回転縦軸92,95が自在継手94
を介して連結されているので、縁かがり縫用フレ
ーム14が左方の使用位置に移動配置されると
き、回転案内軸81とレール状突起28との間の
平行度が製作精度上充分に確保されておらず、両
回転縦軸92,95の間にずれが生じても、その
ずれは自在継手94で吸収されて、縁かがり縫用
フレーム14を円滑に移動し得ることは勿論のこ
と、両回転縦軸92,95間にずれが存在する状
態のまま縁かがり縫用フレーム14が使用位置に
配置されたとしても両回転縦軸92,95の回転
に支障をきたすおそれはなく、水平案内軸81か
らの動力が縁かがり縫目形成機構に円滑に伝達さ
れて、縁かがり縫を支障なく行うこととができ
る。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明は縁かがり縫用
フレームが使用位置に配置されたとき、本縫用フ
レーム内のミシンモータから縁かがり縫目形成機
構への動力伝達を極めて円滑に行い得るととも
に、その動力伝達機構が少なくとも前記使用位置
において露出することがなく、ミシンの外観を良
好にしえる等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した実施例の複合式
ミシンにおける縁かがり縫フレームを不使用位置
に配置した状態の外観図、第2図は第1図におけ
る補助テーブルを外し、カバーを開放した状態を
示す斜視図、第3図は縁かがり縫フレームを使用
位置に配置した状態の斜視図、第4図は縁かがり
縫用フレームを不使用位置に配置した状態の要部
拡大正断面図、第5図は第7図の5―5線におけ
る断面図、第6図は第4図の6―6線における断
面図、第7図は第4図の7―7線における断面
図、第8図は取手と操作片とを示す分解斜視図、
第9図は第6図の9―9線における断面図、第1
0図は自在継手を示す分解斜視図、第11図は第
7図の11―11線における拡大断面図である。 支持板部……1、本縫用フレーム……2、縁か
がり縫用フレーム……14、頂壁部……18、ミ
シンモータ……62、ミシン主軸……63、駆動
ギヤ……70、水平案内軸……81、被動ギヤ…
…83、ベベルギヤ……91、第一の回転縦軸…
…92、自在継手……94、第二の回転縦軸……
95、ベベルギヤ……96,97、伝達軸……9
8。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上下往復動可能な針9を含む本縫縫目形成機
    構とミシンモータ62とが装備された本縫用フレ
    ーム2に、上下往復動可能な針20を含む縁かが
    り縫目形成機構が装備された縁かがり縫用フレー
    ム14が、少なくとも縁かがり縫遂行時にその頂
    壁部18において本縫用フレーム2の一部と重合
    する使用位置と、その使用位置から離隔した本縫
    遂行のための不使用位置とに選択的に移動配置さ
    れる複合式ミシンにおいて、 前記ミシンモータ62から本縫縫目形成機構へ
    の動力伝達機構は、前記本縫用フレーム2内に設
    けられ、前記縁かがり縫用フレーム14が前記不
    使用位置に移動配置された時に、前記本縫縫目形
    成機構と前記ミシンモータ62とを作動連結し、
    縁かがり縫用フレーム14が前記使用位置に移動
    配置された時に本縫縫目形成機構とミシンモータ
    62との連結を解除する第1のクラツチ手段6
    4,71,73,76等を含み、 前記ミシンモータ62から縁かがり縫目形成機
    構への動力伝達機構は、本縫用フレーム2内に配
    置され、前記ミシンモータ62に作動連結された
    第一の機構部分70,81〜83,91等と、縁
    かがり縫用フレーム14内に配置され、縁かがり
    縫目形成機構に作動連結された第二の機構部分9
    6,97,98等と、縁かがり縫用フレーム14
    の頂壁部18を通して縁かがり縫用フレーム14
    内から本縫用フレーム2内へ延び且つその縁かが
    り縫用フレーム14の移動に従つて移動可能な第
    一の回転縦軸92と、前記縁かがり縫用フレーム
    14が前記使用位置に移動配置された時に前記第
    一の機構部分65,81等と前記回転縦軸92,
    95とを作動連結し、縁かがり縫用フレーム14
    が前記不使用位置に移動配置された時に第一の機
    構部分65,81等と回転縦軸92,95との連
    結を解除する第2のクラツチ手段84,89,9
    0等と、前記第二の機構部分96,97,98等
    に連結され且つ第一の回転縦軸92とほぼ同一軸
    線上に位置する第二の回転縦軸95とから成り、 両回転縦軸92,95が自在継手94を介して
    連結されている複合式ミシン。 2 前記縁かがり縫用フレーム14は、本縫用フ
    レーム2の前方側においてその本縫用フレーム2
    の支持板部1上に載置され、その支持板部1上に
    形成されたレール状突起28と、本縫用フレーム
    2内に装備されそのレール状突起28とほぼ平行
    に延びる水平案内軸81とに案内されて本縫用フ
    レーム2の左右方向へ直線的に移動可能であり、
    本縫遂行時には本縫用フレーム2の右方に位置す
    る脚柱部3近傍の不使用位置へ移動配置され、縁
    かがり縫遂行時には本縫用フレーム2の左方に位
    置する頭部5近傍の使用位置へ移動される特許請
    求の範囲第1項記載の複合式ミシン。 3 前記自在継手94は、第一及び第二の回転縦
    軸92,95の軸線に沿う方向における相対移動
    と、両回転縦軸92,95の各軸線が一致しない
    状態への移動とを許容し得る特許請求の範囲第1
    項又は第2項に記載の複合式ミシン。
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