JPS6351301A - 農園芸用病害防除組成物並びに農園芸用病害防除シート - Google Patents

農園芸用病害防除組成物並びに農園芸用病害防除シート

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JPS6351301A
JPS6351301A JP19562686A JP19562686A JPS6351301A JP S6351301 A JPS6351301 A JP S6351301A JP 19562686 A JP19562686 A JP 19562686A JP 19562686 A JP19562686 A JP 19562686A JP S6351301 A JPS6351301 A JP S6351301A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ・ 産業上の利用分野 本発明は、リンゴ、ミカン、ナシ、モモ、ブドウその他
の果樹類やナス科、ウリ科植物及びパラ科花木類の樹幹
や樹枝に発生する病害或いは接木時に感染する病害を防
除する農園芸用病害防除粘着シート組成物に関するもの
である。
口、従来技術 リンゴ、ミカン、ナシ、モモ、ブドウその他の果樹類や
ナス科、ウリ科植物及び/<う科花木類の樹幹や樹枝に
発生する病害は伝染性が高く、又、−度発生すると枝や
樹木を枯らす等の大きな被害を引き起こす。
近年、このよう力胴枯性病害は多発順向にあり、又、そ
の被害も増加傾向にあり、有効な防除手段の開発が望ま
れている。
現在、このような病害を防除する一般的な方法としては
、水利剤又は乳剤等の剤型の農薬を散布器等を用いて、
樹木に定期的に散布するか、或いは、病害が発生した時
点で樹木の病患部位をナイフ等で除去した後に・・ケ等
の用具を用いて農薬入りのペーストや乳剤等を切除部或
いは周辺部に塗布するかのいずれかの方法が用いられて
いる。
しかし、前者の方法は、散布ムラなく均一に樹幹及び樹
枝に散布することが難しいことや、散布された農薬が樹
幹や樹枝の内部に浸透し難いことや、風雨等により農薬
が流出してしまったり、日光等により農薬が分解された
りすることにより、長期間にわたる安定した効力が期待
されない為に、繰り返しの散布が必要である。
又、後者の方法は、上記の理由に加えて、作業に非常に
手間がかかるために、同様に良い方法とは言えない。即
ち、胴枯性病害を防除する方法において、半年から1年
に渡り継続的に樹幹或いは樹枝上に存在して効力を持続
化させ得る農薬の製剤方法がない為に、簡単かつ適切な
防除方法がないのが現状である。
このような理由のために、生産農家は病害が発生する以
前から長期間に渡り、樹木が感染の危険にさらされてい
る期間は一定間隔で、特に病害が多発する時期は更に頻
繁に農薬を散布したり、病患部分を上述のように切除し
薬剤を塗布したりする方法をとっている。
しかし、これらの方法を用いても防除効果は不充分であ
り、多大な労力と費用の浪費に終ることも多く、又、農
薬を散布する人の健康上の危険や環境の汚染等も懸念さ
れ、有効な防除方法の開発が望まれていた。
他方、ナス科やウリ科作物及びバラ科花木類等の樹勢の
調節及び病害の感染防止の為に、これらの苗木はいわゆ
る抵抗性台木に接木をして用いられている。しかし、従
来のように単に接木部分をフィルムやクリップ等で固定
するだけでは、接木部分に病原菌が感染し、育苗中に病
害が発生することがあるのでより有効な接木方法の開発
が望まれている。
本発明者らは、広い抗菌スペクトラムを有し、かつ人寄
等に対する毒性の低い農園芸用殺菌剤を選択し、これま
で述゛べてきたような病害を防除する方法を検討し、シ
ート剤として最も効率的な組成物を見い出すべく研究を
行なった。
従来、農園芸用病害虫防除テープ或いはシートとしては
、実用新案出願公開昭59−178301号に於て、合
成樹脂フィルムからなる基板表面に粘着剤、薬剤及び湿
展剤を混合したペースト状物を塗布し、その表面を保護
フィルムで被覆した病害防除テープ、特許出願公開昭5
8−99402号に於て、果樹や花木などの樹幹に寄生
する害虫等を防除するための農薬を接着剤と混合塗布し
た農薬つきテープ、及び実用新案出願公開昭49−66
号に於て、樹木用農薬処理テープ等が知られている。し
かし、これらは上述した胴枯性病害や接木時の病害の防
除には充分なものではない。
ハ0発明が解決しようとする問題 本発明者らは、リンゴ、ミカン、ナシ、モモ、ブドウそ
の他の果樹類やナス科、ウリ科植物及びバラ科花木類の
樹幹や樹枝に発生する病害の効果的な防除方法の開発を
目的として農園芸用殺菌剤を選択し、この種の病害を防
除する方法を検討し、シート剤として最も効率的な組成
物を得ようとするものである。
本発明のシート組成物に求められる特性としては次の項
目が挙げられる。
(i)  粘着性:対象とする植物の幹や枝の複雑な凹
凸状の表面に長期間にわたり貼着する必要性から安定し
た充分な粘着性を有しなくてはならない。
(11)耐候性:粘着シートの構成成分が太陽光で分解
せず、長期間安定を保ち、しかも風雨や潅水のために分
解したり、溶解したすせず、シート自体も長期的に剥離
してはならない。
(1Φ 薬剤親和性及び除放性:粘着シート中の薬剤は
基剤成分との親和性が良く、長期間安定であり、樹幹や
樹枝が病害に感染する時期に病害防除に有効な薬量が放
出する製剤でなくてはならない。
二6問題点を解決するだめの手段 本発明はアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステル
〔(メタ)アクリル酸エステルと略す。〕を主主モノマ
とするポリアクリレート又はポリメタクリレート〔ポリ
(メタ)アクリレートと略す。〕系粘着剤と農園芸用殺
菌剤を含有することを特徴とする農園芸用病害防除シー
ト組成物に関する。
以下に本発明の詳細な説明する。
即ち、本発明は支持体上に(メタ)アクリル酸エステル
を主モノマーとするポリ(メタ)アクリレート系粘着剤
を必須成分として含有する粘着性配合組成物と選択され
た農園芸用殺菌剤を積層した粘着シート組成物であり、
リンゴ、ミカン、ナシ、モモ、ブドウその他の果樹類、
ナス科、ウリ科植物、バラ花木類等の枝や幹に貼布し、
病害防除を目的とするものである。
甘た、場合によっては本発明組成物を含有する粘着シー
トは剥離紙を貼り合せ、使用時にこの剥離紙を剥がして
使用することもできる。
本発明で用いられる農園芸用殺菌剤としては、(i) 
 クロロサロニル(chlorothalonileL
キャブタン(Captan)+キャプタホル(capt
afol) y マンゼブ(manzeb) 、グアザ
チン(guaZatlne) rオキシン銅(oxin
e−copper)等の接触型殺菌剤、(11)  チ
オファネートメチル(thiophanatemeth
yl) rべ、ノミル(benomyl) +カルペン
ダノン(carbendazim) +メタラキシル(
metalaxyl) 、オキサツキシル(oxadi
xyl) +プロクロラズ(prochloraz) 
?イマデリル(imazalil) +プロピコナゾー
ル(propiconazole) #フルトリアフォ
ル(f 1utriafol)等の浸透性殺菌剤、が適
当であるが、これに限定されるものではない。
また、単剤で用いても2以上の混合剤で用いても良い。
粘着剤として、シリコンゴム、天然ゴム、スチレン−イ
ソプレンゴム等に従来公知の可塑剤、粘着付与物質、老
化防止剤等を加えて調節した各徨粘着剤、或いは公知の
シリコン粘着剤、アクIJ )し系粘着剤、ポリイソブ
チレン系粘着剤を用いて・粘着剤の安定性、耐候性、粘
着性、及び粘着剤中での薬剤蔑和性、シートからの薬剤
の除放性を検討したところ、アクリル系粘着剤が特に優
れていることが判明した。
アクリル系粘着剤としては、公知のものを使用できるが
、その化学構造は、 ■ (メタ)アクリル酸エステルモノマー、■ 分子内
にカルブキシル基、ヒドロキシル基、アミド基、アミン
基等を適当に含有する官能性モノマー、 ■ 酢酸ビニル等の七ツマ−1 との共重合体である。
本発明で用いられる■の具体例としては、エステル部分
がエチル、n−プロピル、インプロピル、n−ブチル、
5ec−ブチル、tart−ブチル、イソブチル、ヘキ
シル、シクロヘキシル、オフチル、2−エチルヘキシル
、ノニル、デシル、ドデシル基等の(メタ)アクリル酸
エステルであるが、好ましくはエステル部分が炭素数4
から10までのアルキル基である(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルである。■の具体例としては(メタ)ア
クリル酸、無水マレイン酸、(メタ)アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル、アクリルアミド、 N−tert−ブ
チルアクリルアミド等である。酢酸ビニルの他に、■の
具体例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸メトキシエチル、アクで構成される。このよ
うな基本モノマーより構成される粘着剤に対して、ジイ
ソシアネート化合物、金属イオン等の架橋剤で、必要に
応じて架橋反応を起こさせ粘着力の調節を行っても良い
。尚上記のアクリル系共重合体は次の組成から成ること
がル酸アルキルエステルモノマーが少くとも40重景チ
以上の範囲で、 ■ 官能性モノマーば0〜40重量%の範囲で、好まし
くは0〜25重量%の範囲で、 ■ 酢酸ビニル等のモノマーは0〜50重−11it%
、好ましくは0〜35重量%の範囲で構成される共重合
体が用いられる。
本発明において、農園芸用殺菌剤の配合量は、粘着剤の
厚みにより異なるが、通常0.01〜20重H%、好ま
しくは01〜15重量係配合され、油脂、無機充填剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤等の安定化剤、界面活性剤等
ば0〜40重量%、好ましくばO〜25重清係配合され
るものである。又一方粘着剤の厚みは5〜100μm好
ましくは10〜50μmが適当である。
次に本発明の組成物の製造法について説明する。
本発明の製剤は前記組成物を充分混合した後支持体に直
接塗布するか、又は離型ライナー上ンて粘着物質を形成
しておき、これを支持体;・て、転着して製造される。
又、本発明に用いられる支持体の具体例とじてはポリエ
ステル、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタ
ン、ポリアクリレート、ポリビニルアセテート、アルミ
ニウムからなるフィルム、不織布、織布、発泡体あるい
はこれらの積層フィルムあるいはシート状物が挙げられ
る。
ホ8作用 本発明の粘着シート組成物はアクリル系粘着剤を使用し
ているため、酸素や紫外線による劣化を受けず安定であ
り、薬剤からの薬物の放出がコントロールされ、長期間
にわたる安定した病害防除作用と粘着性を有している。
又、この粘着シートは通常の農薬散布作業に伴う風によ
るドリフトがなく、農薬の利用効率が高い。
さらに、本発明による粘着シートは樹幹、樹枝に貼布す
るため、固着剤や展着剤を添加しなくても固着能や展着
能を有している。しかし、シート組成物に適当な固着剤
や展着剤を添加することによって固着能、展着能を制御
することができる。
例えば、粘着剤中に動植物油、多価アルコール、界面活
性剤を添加することで薬剤の植物体内への放出、浸透を
コントロールすることができる。
以下に実施例を示し、具体的に説明する。
実施例1゜ アクリル酸−2−エチルヘキシル92部、アクリル酸3
部、酢酸ビニル5部から力る混合物をAIBN(アゾイ
ソブチロニトリル)を重合開始剤として、酢酸エチル中
で65℃に昇温して、共重合物(固形分25℃)を得る
。この溶液の固形分95予に対して、クロロサロニルを
5部添加して充分に混合し、これをシリコン離型紙に、
乾燥厚みで62μmになるように均一に塗布し乾燥後ア
ンカーコートを行った、ポリ塩化ビニルシートに転写し
、本発明の製剤を得る。
実施例2゜ アクリル酸−2−エチルヘキシル95部、酢酸ビニル5
部からなる混合物をAIBN(アゾインブチロニトリル
)を重合開始剤とし7て、酢酸エチル中で、65℃に昇
温しで、共重合物を(固形分25℃)得る。この溶液の
固形分88チに対してキャブタンを12部添加して、充
分に混合し、これをシリコン離型紙に、乾燥厚みで50
μmになるように、均一に塗布し、乾燥後、ポリエチレ
ンシートに転写し、本発明の製剤を得る。
実施例3゜ 市販アクリル粘着剤(日本純薬株式会社製)ジz’)マ
ー5T−320の固形分90部に対して、キャプタホル
を10部添加して、充分混合し、これをシリコン離型紙
に、乾燥厚みで301tmになるよう均一に塗布し、乾
燥後、ポリ塩化ビニルシートに転写し、本発明の製剤を
得る。
実施例4゜ 市販アクリル粘着剤(日本純薬株式会社製)ジュリマー
5T−320を固形分90部に対し、ミリスチン酸イソ
プロピル3部、マンゼプ7部を添加して、充分混合し、
これをシリコン離型紙に、乾燥厚みで30μmになるよ
う均一に塗布し、乾燥後、ポリエチレンテレフタレート
シートに転写し、本発明の製剤を得る。
実施例5゜ 市販アクリル粘着剤(三洋化成工業株式会社製)ポリシ
ック310Sの固形分93.5部に対し、架橋剤インホ
ロンジイソシアネートを0.5部加えポリプロピレング
リコール3部、グアブチロ3部を添加し、充分混合し、
これをシリコン離型紙に乾燥厚みで、30μmになるよ
う均一に塗布し、乾燥後軟質ポリ塩化ビニルシートに転
写し、本発明の製剤を得る。
実施例6゜ 市販アクリル粘着剤(三洋化成工業株式会社製)ポリシ
ック310Sの固形分90部に対し、架橋剤インホロン
ノイソシアネートを0.4部加えオキシン銅9.6部を
添加し充分混合し、これをシリコン離型紙に乾燥厚みで
、30μmになるように均一に塗布し、乾燥後、軟質ポ
リ塩化ビニルシートに転写し、本発明の製剤を得る。
実施例7゜ 市販アクリル粘着剤(日本純薬株式会社製)ジs−’)
マーST二320の固形分98部に対しパルミチン酸イ
ングロビル0.5部、チオファネートメチル1.5部を
添加して、充分混合し、これをシリコン離型紙に、乾燥
厚みで50μmになるように均一に塗布し、乾燥後、軟
質ポリ塩化ビニルシートに転写し、本発明の製剤を得る
実施例8 市販アクリル粘着剤(日本純薬株式会社製)ジュリマー
5T−320の固形分98部に対し、プロピレングリコ
ール0.5部、ベノミル1.5部を添加して、充分混合
し、これをシリコン離型紙に、乾燥厚みで30μmにな
るように均一に塗布し、乾燥後軟質ポリ塩化ビニールシ
ートに転写し、本発明の製剤を得る。
実施例9゜ 市販アクリル粘着剤(ローム・アンド・)・−ス社製)
QR−969の固形分98部に対して、鉱油1部、カル
ペンダジン1部を添加して、N2気流下、200℃で加
熱溶融して、シリコン離型紙に200μmになるように
均一に塗布し、冷却後、軟質ポリ塩化ビニールシートに
転写し、本発明の製剤を得る。
実施例10゜ 市販アクリル粘着剤(日本純薬株式会社製)ジュリマー
5T−320の固形分90部に対して、トール油2部、
プロクロラダ8部を添加して充分混合し、これをシリコ
ン離型紙に乾燥厚みで30μmになるように均一に塗布
し、乾燥後75μの軟質ポリ塩化ビニールシートに転写
し、本発明の製剤を得る。
実施例11゜ 市販アクリル粘着剤(日本純薬株式会社製)ジュリマー
5T−320の固形分95部に対してイマザリル5部を
添加して充分混合し、これをシリコン離型紙に乾燥厚み
で50μmになるように均一に塗布し、乾燥後軟質ポリ
塩化ビニールシートに転写し、本発明の製剤を得る。
実施例12゜ 市販アクリル粘着剤(三洋化成工業株式会社製)ポリシ
ック310Sの固形分94.5部に対し、架橋剤インホ
ロンジイソシアネートを05部加え、エチレンクリコー
ル1部、プロピコナゾール4部を添加し、充分混合して
、これをシリコン離型紙に乾燥厚みで50μmになるよ
うに均一に塗布し、乾燥後ポリエチレンテレフタレート
シートに転写し、本発明の製剤を得る。
実施例13゜ 市販アクリル粘着剤(三洋化成工業株式会社製)ポリシ
ック310Sの固形分93.5部に対して、架橋剤イン
ホロンツインシアネートを0.5部加え、ポリエチレン
グリコール2部アルトリアフォル4部を添加し、充分混
合し、これをシリコン離型紙に乾燥厚みで30μmにな
るよう均一に塗布し、乾燥後軟質ポリ塩化ビニールシー
トに転写し本発明の製剤を得る。
実施例14゜ 市販アクリル粘着剤(三洋化成工業株式会社製)ポリシ
ック310Sの固形分93.5部に対して、架橋剤イン
ホロンジイソシアネートを0.5部加え、ポリエチレン
グリコール2部、メクラキシル4部を添加し、充分混合
し、これをシリコン離型紙に乾燥厚みで30μmになる
ように均一に塗布し、乾燥後軟質ポリ塩化ビニールシー
トに転写し本発明の製剤を得る。
比較例1゜ 実施例1で作成した25%重合体溶液を薬物無しで実施
例1と同様の製剤を得た。
比較例2゜ スチレンーイソプレンースチレンブロックコポ’)マ 
zs部、チルペン樹脂アルコンP−10044部、流動
・ぐラフイン25部、ミリスチン酸インプロピル5部、
ブチルハイドロキシトルエン1部を溶融混合し、シリコ
ン離型紙上に100μmの粘着層を形成させ1.l I
Jエチレンを転写して製剤とした。
比較例3. クロロサロニル水利希釈液の製造市販のダ
ニニール50%水利剤を600倍の希釈倍率になるよう
に所定量の水に溶かし、クロロサロニル水和希釈液を得
た。
比較例4. チオファネートメチル水和希釈液の製造 市販のトップジンM 70 %水和剤を1000倍の希
釈倍率になるように所定量の水に溶かし、チオファネー
トメチル水利希釈液を得た。
比較例5. プロクロラズ水利希釈液の製造グロクロラ
ズ原体3部、ノブチルナフタレンスルフォン酸塩1.s
部、ナフタレンスルフォン酸ホルマリン縮金物2部、ホ
ワイトカーボン10部、カオリン83.5部を加えてよ
く混合して、グロクロラズ3チ水利剤を得る。
この水利剤の所定量を所定量の水に溶かして、プロクロ
ラズの1000倍の水和希釈液を製造した。
試験例1 胞子発芽阻止効力試験 あらかじめ培地上で培養した病原菌の胞子或いは遊走子
の濃度を、顕微鏡の100倍倍率の1視野当り100個
に調整し、バレイショ庶糖液体培地と等量混合して胞子
懸濁液を作成した。この懸濁液を前述のように作成した
シートの表面にl m1滴下し、薄い皮膜を形成するよ
うにシートの表面上に拡げた。
このように処理したシートを温度25℃、湿度100%
の暗所に3日間保った後に顕微鏡下で発芽の有無を調べ
た。連数は4連で行ない、第1表に試験結果を示す。
試験例2.ぶどうつる割病防除効力試験ぶどう(巨悠4
年生)の主幹を残して剪定除去し、新柄が伸びた後に全
ての新柄の基部を各シートで包んだ。
処理3日後に接種源として、つる割病罹病枝を樹上に吊
した。
処理66日後に各欄の全ての新梢の基部より10α以内
の発病の有無及び発病程度を調べた。対照薬剤として効
力のすぐれたクロロサロニル、チオファネートメチル、
プロクロラズの水利剤を処理1日後、10日後、20日
後の3回樹全体に充分量散布した。
第2表に試験結果を示す。
試験例3 ナシ胴枯病防除効力試験 ナシ(豊水10年生)の主幹を残して剪定除去し、全て
の切り口を各シートで包んだ。
処理翌日に切口て胴枯病の培養枝をくくりつけ接種した
。対照薬剤区として、接種の前日に切り口に市販のトッ
プジン間ペースト(有効成分3チ)の原液を塗布した。
又、比較例3(クロロサロニル)と比較例4(チオファ
ネートメチル)と比較例5(プロクロラズ)は所定濃度
に希釈したものを接種当日、接種10日後、20日後、
30日後の・1回切り口に充分量散布した。処理110
日後に各欄の全てのせん定切り口の発病を調べた。
第3表に試験結果を示す。
試験例4 モモいぼ皮病防除効力試験 モモ(白鳳2年生)の新柄が伸びた後に全ての新柄の基
部から10crnを各シートで包んだ。
処理7日に接種源として、いぼ皮病罹病枝を樹上に吊し
た。
処理105日後に各欄の全ての新柄の基部より10cr
n以内に発生したいぼ数を調べた。所定濃度に希釈した
比較例の薬剤は処理当日、10日後、20日後、30日
後に樹全体に充分に散布した。
第4表に試験結果を示す。
試験例5 メロンつる枯病防除効力試験メロン(プリン
スメロン)の苗の第1本葉が大豆の種子の大きさ位の時
に、第1本葉の出はじめのカポチャ(スーパー新土佐)
に呼び接ぎを行ない、接ぎ木部分を各シートで包んだ。
無処理区及び対照薬剤区は接ぎ木部分を接ぎ木用クリッ
プでとめた。
接ぎ木2日後に所定濃度に希釈した対照薬剤を充分量散
布した。接ぎ本復から活着までの期間は苗をビニールハ
ウス内に過密になるようにして放置した。
なお、条件としては日中25°〜26℃、夜間は18℃
以上の温度に保ち、湿度も高めに保ちつる枯病が発生し
易い条件とした。
第5表に試験結果を示す。
ヘ0発明の効果 本発明の粘着シート組成物は、リンゴ、ミカン、ナシ、
モモ、ブドウその他の果樹類、ナス科、ウリ科植物及び
バラ科花木類の樹幹や樹枝に発生する病害に対し有効で
ある。
しかも、ナス科、ウリ科植物及びバラ科花木類の有効な
接木方法となることが判明した。
特に、以下のような病害に有効であるが、本発明の防除
対象となる病害はこれらに限定されるものではない。
リンゴの腐らん病(Valsa ceratosper
ma)胴枯病 (Phomopsis mali、Di
aporthetanakae) 疫  病  (Phytophthora  cact
orum)す シの枝枯病 (Botryosphae
rja dothjdea)輪紋病(いぼ疫病) (P
hysalosporapiricola) 紅粒がんしゅ病(Nectria cinnabari
na)疫  病  (Phytophthora  c
actorum)モ モの胴枯病 CLeucosto
ma persoonif)いぼ疫病(Physalo
apora persjcae)枝折病 (Fusic
occum sp、)ブドウのつる割病(Phomop
sis viticola)り リの胴枯病 (End
othia parasitica)疫病(Phyto
phthora katsurae)カンキツの樹脂病
(Phomopsis sp、)赤衣病 (Corti
cium salmonicolor)すそ腐病(Ph
ytophthora n1cotianae)パラの
キトスポラ胴枯病(Valaa ceratosper
ma)枝枯病 (Leptosphaeria con
iothyrium)疫  病  (Phytopht
hora megasperma)腐らん病(Cryp
tosporella umbrina)すそ枯病(C
yl indrocladium Scoparium
)サクシのデルメア枝枯病(Dermea ceras
i)胴枯病 (Valsa ambiens)灰色こう
やく病(Scptobasidiumbogorien
se) 褐色こうやく病(Septobas idiumtan
akae) 7オモプシス枝枯病(Diaporthe eres)
さめ版胴枯病(Botryosphaeriadoth
idea) ナス科植物の 疫  病  (Phytophthora  1nfe
stans)灰色疫病(Phytophthora c
apsjcj)褐色腐敗病(Phytophthora
 n1cotianae)菌核病 (Scleroti
nia sclerotiorum)炭そ病 (Col
letotrichum phomoides)黒枯病
 (Corynespora melongenae)
白絹病 (Corticium rolfsii)葉か
び病(Cladosporium fulvum)輪紋
病 (AIternarra 5olani)ウリ科植
物の 疫  病  (Phytophthora melon
is)//   (Phytophthora n1c
otianae)灰色疫病(Phytophthora
 capsici)褐斑病 (Corynespora
 melonis)菌核病 (Sclerotinia
 sclerotiorum)白絹病 (Cortjc
ium rolfsii)炭そ病 (Colletot
richum laugenartum)つる枯病(M
ycosphaerella melonis)黒星病
 (Cladosporium cucumerinu
m)更に、本発明の粘着シート組成物は、薬効成分を長
期に渡って樹木に放出し、且つ風雨によって洗い流され
る心配もなく、日光にも分解されず、公知の製剤に比し
、使用量、及び散布回数を大幅に減するという効果を有
する。
又、特に雨を媒体として感染する病害の場合には、本発
明粘着シート組成物は、樹枝をシートが覆っているため
、侵入部位に到達する病原菌の景を大幅に減するという
効果も有する。
以上詳述した如く、本発明の農園芸用病害防除シート組
成物は、優れた効果を有し、果樹、花木の病害防除剤と
して、産業上非常に有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)アクリル酸エステル、又はメタクリル酸エステルを
    主モノマーとするポリアクリレート系粘着剤と農園芸用
    殺菌剤とを含有することを特徴とする農芸用病害防除シ
    ート組成物。 2)アクリル酸エステル、又はメタクリル酸エステルの
    エステル部分が炭素数4から10までのアルキル基であ
    る特許請求の範囲第1項記載の農園芸用病害防除シート
    組成物。
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