JPS6251603A - 農園芸用病害防除粘着シ−ト組成物 - Google Patents

農園芸用病害防除粘着シ−ト組成物

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JPS6251603A
JPS6251603A JP18861785A JP18861785A JPS6251603A JP S6251603 A JPS6251603 A JP S6251603A JP 18861785 A JP18861785 A JP 18861785A JP 18861785 A JP18861785 A JP 18861785A JP S6251603 A JPS6251603 A JP S6251603A
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adhesive
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tetrachloroisophthalonitrile
adhesive sheet
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晃 中川
Katsuya Mukai
勝也 迎
Masatoshi Motoyoshi
政俊 元吉
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Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はリンゴ、ミカン、ブドウその他の果樹、花木の
樹幹や樹枝に発生する病害を防除する粘着シート組成物
に関するものである。
従来の技術 リンゴ、ミカン、ブドウその他の果樹、花木の樹幹や樹
枝に発生する病害は、伝染性が高く、−塵発生すると枝
や樹木を枯らす等の大きな被害を引き起こす。近年その
被害面積、被害額共に増加傾向にあり、有効な防除手段
の開発が望まれている。現在このような病害を防除する
方法は、農薬を水和剤、又は乳剤等にし、散布器等を用
いて樹に散布するか、病害が発生した時点で樹の病害発
生部位をナイフで切り取りへヶ等の用具を用いて農薬入
りペーストあるいは乳剤等を、切除部及び周辺に塗布す
るかのいずれかの方法が一般的である。しかし前者の方
法や枝や幹に農薬が浸透し難く又均−に樹幹、樹枝へ散
布することも難しい。
又不定期の風雨によって農薬が洗い流されたり。
日光で分解されたりする為繰り返しの散布が必要であり
、効率の良い方法とは言えない。又後者の方法では、上
記の理由に加えて作業に手間がかかり、同様に良い方法
とは言えない。即ち、病害を防除する方法において半年
間から1年間に渡り持続的に樹幹あるいは樹枝上で、薬
効を有する薬物が無く、更に他にも適切な防除方法が無
いのが現状である。そこで、生産農家は病害が発生する
以前は勿論のこと、長期間に渡り樹木が感染の危険にさ
らされている期間は一定間隔で、特に病害が多発する時
期は、更に頻繁に農薬を散布したり、病害発生部位を上
述したように切除し、薬剤を塗布する方法をとっている
。しかし、それでも効力は不充分であり、多大の労力と
費用、そして農薬を施用する者の身体上の危険と環境の
問題が懸念され、有効な防除方法の開発が望まれていた
本発明者等は広い抗菌スペクトルを有し、且つ人畜等に
対して毒性が低く農園芸用殺菌剤として、広く用いられ
ているテトラクロルイソフタロニトリルを選択し、この
種の病害を防除する方法を検討し、テープ剤として最も
効率的な組成を見出そうとした。
テトラクロルイソフタロニトリルに関する従来の技術は
特公昭51−36330特許公報に示されるように洋紙
、板紙1合成繊維、もしくは合成樹脂製の合成紙又はフ
ィルムの表面又は実質中にテトラクロルイソフタロニト
リルを付着又は含有させた農園芸用殺菌剤そ紙又はフィ
ルムの報告であり、生育中の果実の虫、ねずみ等からの
保護や斑点落葉病、黒斑病、炭そ病、黒点病等の防除及
び土壌中に薬剤を埋蔵した時のレタスの菌核病、フザリ
ウム属、リゾクトニア属及びビシューム属による立枯病
や立枯性えき病等の病害の妨害の防除を目的としたもの
であり、本発明の目的である樹幹や樹枝に発生する病害
の防除方法の開発ではない。又特開昭58−99402
特許公開公報に示されるように、農薬を接着剤に混合塗
布した農薬つきテープを用いて、栗やミカンその他の果
樹や花木などの樹幹に寄生する害虫等を防除しようとい
う提案があるが防除目的が違い薬物も指定されていす、
本発明とは明らかに相違するものである。
発明が解決しようとする問題点 本願発明者らは、リンゴ、ミカン、ブドウその他の果樹
、花木の樹幹や樹枝に発生する・ミカンの赤衣病(Co
rticium salmonicolor)・リンゴ
の胴枯病(Phomopsis mali)0リンゴの
腐らん病(Valsa ceratospern+a)
・ナシの胴枯病(Phomopsis fukushi
i)0モモの胴枯病(Leucostoma pers
oonii)φブドウのつる割病(Phomopsis
 viticola)等の病害の効果的な防除方法の開
発を目的に、特定の範囲の粘着剤にテトラクロルイソフ
タロニトリルを含有させた粘着テープシート組成物を得
ようとするものである。
本発明の粘着シート組成物に求められる特性としては次
の項目があげられる。
(1)粘着性 リンゴ、ミカン、ブドウ、ナシ、モモ等の複雑な凹凸状
の樹幹や樹枝の表面に、半年から1年。
貼着する必要性から、安定した充分な粘着性を有しなく
てはならない。
(2)耐光性 農家で現実に使用する場合に、太陽光で粘着シートの構
成成分が分解せず、半年から1年安定でなくてはならな
い。
(3)耐水性 粘着シートは雨で分解したり、溶解したすせず、半年か
ら1年安定でなくてはならない。
(4)薬剤との親和性および徐放性 粘着シート中の薬剤は基剤成分との親和性が良く、半年
から1年充分安定で、樹幹や樹枝が病害に感染する可能
性のある時期は、経済的で必要充分量の薬剤の徐放性を
示し、病害を防除しなくてはならない。
問題を解決するための手段 本発明は、テトラクロルイソフタロニトリルを有効成分
とする、農園芸用病害防除粘着シートに関するものであ
る。
更に詳細には、本発明は裏打ち部材上に適当量のテトラ
クロロイソフタロニトリルと粘着剤との配合組成物を塗
布し、粘着剤に接着しない離型紙を貼り合わせ、使用時
にこの離型紙を剥がしてリンゴ、ミカン、ブドウその他
の果樹や花木の枝や幹に貼付して使用するところの粘着
シート組成物に関するものである。
本発明に用いられる粘着剤としては。
■ 天然ゴム系、エチレン−酢酸ビニール共重合体、ス
チレン−ブタジェン共重合体系、スチレン−イソプレン
共重合体、シリコン系共重合体、アクリル酸エステル共
重合体系、メタアクリル酸エステル共重合体系等の広く
公知の疎水性重合体に必要に応じて公知の粘着付与物質
、可塑剤、動・    ゛植物性油脂、鉱物油等の油脂
類、無機充填剤、酸化防止剤ないし老化防止剤等の安定
剤、更に場合により架橋剤等を配合した疎水性粘着剤、
■ 更にエマルジョン型粘着剤であれば上記配合物に界
面活性剤を加え水中に懸濁させた疎水性粘着剤、 ■ セルロース系高分子、デンプン等のポリサッカライ
ド、ポリエーテル、ゼラチン、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリアク
リル酸あるいはその金属塩。
アクリル酸共重合体、マレイン酸及びその無水物の共重
合体、ポリビニルアルキルエーテル等の親水性高分子に
必要に応じて多価アルコール及びその誘導体、界面活性
剤、ポリエチレンイミン、ロジン水溶液、更に多価金属
塩、エポキシ化合物、メラミンや尿素の初期締金物等、
無機充填剤、アルカリ塩、尿素を水、アルコールその他
、水溶性溶剤との配合によって生成する水溶性あるいは
再湿粘着剤、 ■ あるいは、スチレン−イソプレン系高分子あるいは
スチレン−ブタジェン系高分子に水、グリセリン、界面
活性剤を分散させたあるいは更に水溶性高分子、吸水高
分子等を上記高分子中に水、グリセリン、界面活性剤と
共に分散させた含水粘着剤、 等が挙げられる。
尚、粘着性、耐水性を考慮すると、前に述べた疎水性粘
着剤が好ましく、更に半年〜1年に渡る粘着力の保持、
射光、耐熱性、その経済性を考慮するとアクリル系共重
合体が特に好ましい、アクリル系共重合体としては、従
来公知のものを広く使用できるが、特に好ましいものは (i)  アルキル基が4以上のアクリル酸アルキルエ
ステルモノマーあるいはメタアクリル酸アルキルエステ
ルモノマー (n)  分子内にカルボキシル基ないしヒドロキシル
基、アミド基ないしアミノ基ないしジアルキルアミノ基
ないし、エポキシ基を含む官能性モノマー (正)酢酸ビニル等のモノマー との共重合体である。
(i)は粘着力に付与し、(n)は架橋化基点となった
り接着性の改良に付与し、(五)は接着性、凝集性に付
与する。
本発明に用いられるアクリル酸アルキルエステルモノマ
ーの具体例としては、アミルアクリレート、ブチルアク
リレート、ヘキシルアクリレート、オクチルアクリレー
ト、イソオクチルアクリレート、ノニルアクリレート、
2−エチルへキシルアクリレート等があり、一方(メタ
)アクリル酸アルキルエステルモノマーの具体例として
は、ブチルメタクリレート、2−エチルへキシルメタク
リレート、ドデシルメタクリレート、トリデシルメタク
リレート等を挙げることができる。
官能性モノマーとしては、メタクリル酸、アクリル酸、
イタコン酸、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキ
シエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ジメチルア
ミノエチルメタクリレート、tart−ブチルアミノエ
チルメタクリレート、ジメチルアミノアクリレート、ア
クリルアミド、メチロールアクリルアミド、N−ter
t−ブチルアクリルアミド、グリシジルメタクリレート
、無水マレイン酸等を挙げることができる。
酢酸ビニル等のモノマーとしては、他に、アクリロニト
リル、スチレン、メチルメタクリレート。
メタクリル酸メトキシエチル、アクリル酸2−メトキシ
プロピル、メチルアクリレート等を挙げることができる
上記に示したアクリル系共重合体は、これらの異性体及
び誘導体も当然用いることができる。又。
本発明に上記例示した粘着剤に限定されるものではなく
、従来、公知のものを広く使用できることは勿論である
このような基本組成モノマー成分より構成される粘着剤
に対して更にジイソシアネート化合物、エポキシ樹脂、
メラミン樹脂、ジアルデヒド化合物、酸無水物、アミン
類、尿素樹脂、メチロールポリマー、金属イオン等の架
橋剤で必要に応じて架橋反応を起こさせ、粘着力、凝集
力、接着力の調節を行なっても良い。
尚、上記の好ましいアクリル系共重合体は次の共重合組
成から成るものである。
即ち。
(i)アルキル基の平均C数が4以上のアクリル酸エス
テル又はアクリル酸メタアクリルエステルモノマ一単位
は少なくとも40重量%以上の範囲で、(ii)官能性
モノマ一単位は、0〜40重量%の範囲で、好ましくは
0〜25重量%の範囲で、(■)酢酸ビニル等のモノマ
ーはO゛〜50重量%、好ましくは0〜35重量%の範
囲で、 等の範囲で包含される共重合体が用いられる。
本発明中に使用した上記特定のアクリル粘着剤は、構造
的にも、他の粘着性よりも耐光性を有し。
遊離ラジカルを生じにくい。又一方テトラクロルイソフ
タロニトリルは、太陽光の短波長側の光で、遊離ラジカ
ルを生じやすく、分離しやすい、即ち、このテトラクロ
ルイソフタロニトリルを単独で散布すると、その高い効
力の為、病原菌を死滅させ、1時的に高い効果を得るこ
とができるが、しかし、その易光分解性の為、残効性を
有しないという性質を有している。当該性質は、果樹の
薬剤残留を少なくするという面からは、大変好ましいも
のであるが、従来の剤型においては何回も散布しなけれ
ばならず、これは大きな欠点として改良が望まれていた
。そこで、テトラクロルイソフタロニトリルを前記特定
のアクリル粘着剤に、配合することを試みたところ、前
記した欠点が顕著に解消されることを見出し、本発明を
完成したのである。
即ち1本発明の組成は、シート剤型に最も適当な防除薬
剤を選択するという長期間の研究、並びにその薬剤を含
有してもシート剤型に製剤化され、且つ防除効果を有効
に継続して発現するという基剤を見出す長期間の研究等
が集大成されて完成されたものである。
次に配合量について説明する。
本発明製剤において、有効成分であるテトラクロルイソ
フタロニトリルの配合量は粘着剤の厚みなどにより異な
るが、通常0.01〜20重量%、好ましくは0.01
〜15重量%配合され、油脂類、無機充填剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤等の安定化剤、界面活性剤等は通常0
〜40%、好ましくはO〜25重量%配合されるもので
ある。
粘着剤の厚みは通常10〜5000μm、好ましくは5
0〜1000 a mが適当である。
次に本発明の組成物の製造法について説明する6本発明
の製剤は前記組成物を十分に混合した後、支持体に直接
塗布するか、又は予め離型ライナー上に粘着物質を形成
しておき、これを支持体に転着して製造される。
又、本発明に用いられる支持体の具体例としては、ポリ
エステル、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレ
タン、ポリアクリレート、ポリビニルアセテート、アル
ミニウムからなるフィルム、不織布、織布、発泡体、あ
るいはこれらの積層フィルム、あるいはシート状物が挙
げられる。
作用 本発明の粘着シート組成物は延長期間継続して病害防除
作用を有する。又、更に樹幹、樹枝の表面への高い粘着
作用を有する。
実施例 以下に実施例を示す。
実施例1 アクリル酸イソオクチル90部、アクリル酸3部、酢酸
ビニル7部からなる混合物をAIBN (アゾビスイソ
ブチルニトリル)を重合開始剤として、酢酸エチル中で
、65℃に昇温しで、共重合物(固形分25%)を得る
。この溶液の固形分99.5部に対して、テトラクロル
イソフタロニトリルを0.5部添加して充分に混合し、
これをシリコン離型紙に、乾燥厚みでも62μmになる
ように均一に塗布し、乾燥後、40μmの軟質ポリ塩化
ビニルシートに転写し、本発明の製剤を得る。
実施例2 実施例1と同じ操作で、共重合体固形分99部に対し、
テトラクロルイソフタロニトリル1部添加して本発明の
製剤を得る。
実施例3 実施例1と同じ操作で、共重合体固形分97部に対し、
テトラクロルイソフタロニトリル3部添加して本発明の
製剤を得る。
実施例4 実施例1と同じ操作で、共重合体固形分95部に対し、
テトラクロルイソフタロニトリル5部添加して本発明の
製剤を得る。
実施例5 実施例1と同様に 市販アクリル粘着剤(東亜合成株式会社製)アロンタッ
ク2422Hの固形分97部に対し、テトラクロルイソ
フタロニトリル3部を添加し、充分混合し、本発明の製
剤を得る。
実施例6 実施例1と同様に 市販アクリル粘着剤(三洋化成工業(株)製)ポリシッ
ク31OSの固形分96.5部に対し、架橋剤イソホロ
ンジイソシアネートを0.5部加え、テトラクロルイソ
フタロニトリル3部を添加し、本発明の製剤を得た。
比較例1 実施例1で作成した25%重合体溶液を薬物無しで、実
施例と同様の製剤を得た。
市販ダコニール水和剤(75%水和剤 武田薬品工業株
式会社製)の1部に対し水を600部加え希釈液を得た
比較例3 ダイホルタン 和J希釈液の製゛市販ダイホ
ルタン水和剤(80%水和剤三共株式会社製)の1部に
対し水を800部加え希釈液を得た。
試験例1 胞子発芽試験 予め、培地上で培養した病原菌の胞子濃度を顕微fi1
00倍、1視野当たり200個に調整し、バレイショ庶
粘液体培地と等量混合し、胞子懸濁液を作成した。この
懸濁液を前述のように作成したシートの表面に1社滴下
し、薄い皮膜をつくるように表面を拡げた。このように
処理したシートを25℃湿度100%の暗所に3日間保
ったのちに顕微鏡下で胞子の発芽の有無を調べた。第1
表に試験結果を示す。
表1のようにテトラクロルイソフタロニトリルは高い効
力を示し、0.5%含有量でも高い効力が期待される。
試験例2 ぶどう(巨峰4年生)の主幹を残して剪定除去し、新梢
が伸びた後に、全ての新梢の基部を各シートで包んだ。
処理3日後に接種源として、樹上につる割病罹病技をつ
るした。処理60日後に各樹の全ての新梢の基部10C
III以内の枝について発病程度を調べた。
対照薬剤として、効力のすぐれたダイホルタンとテトラ
クロルイソフタロニトリルを用い処理1日後、15日後
、20日後の3回樹全体に充分量散布した。
結果を表2に示した。
表2のように本発明のシートはテトラクロルイソフタロ
ニトリルを含有していなくても無処理区と比較すると明
らかに効力が認められる。又、テトラクロルイソフタロ
ニトリル0.125%及びダイホルタン0.1%の液剤
を散布した区よりも明らかに効力が認められている。又
その含有量が高い区程高い効力を示し、アクリル粘着剤
が溶剤型であろうとエマルジミン型であろうと溶剤型の
架橋型であろうと高い効力を有している。
表1,2から明らかなように、本発明のテトラクロロイ
ソフタロニトリルを含有する粘着シートは樹木等の病害
に対して優れた防除能力を有し、農業上、際めて有用な
ものである。
発明の効果 本発明の粘着シート組成物は下記の果樹の病害に対し、
長期で且つ顕著な防除効果を有する。
−ミカンの赤衣病(Corticium salmon
icolor)・リンゴの胴枯病(Phomopsis
 mali)―リンゴの腐らん病(Valsa cer
atosperma)・ナシの胴枯病(Phomops
is fukushii)0モモの胴枯病(Leuco
stoma persoonii)eブドウのつる割病
(Phomopsis viticola)尚、有効な
病害はこれらに限定されるものではない。
更に、本発明の粘着シート組成物は、薬効成分を長期に
渡って樹木に放出し、且つ風雨によって洗い流される心
配もなく、日光にも分解されず。
公知の展剤に比し、使用量、及び散布回数を大幅に減す
るという効果を有する。
又、特に雨により感染する病害の場合には、本発明粘着
シート組成物は、樹枝をシートが覆っているため、侵入
部位に到達する病原菌の量を大幅に減するという効果も
有する。
以上詳述した如く、本発明のテトラクロルイソフタロニ
トリル含有の粘着シート組成物は、優れた効果を有し、
果樹、花木の病害防除剤として、産業上非常に有用であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、テトラクロルイソフタロニトリルを有効成分とする
    農園芸用病害防除粘着シート組成物。
JP18861785A 1985-08-29 1985-08-29 農園芸用病害防除粘着シ−ト組成物 Granted JPS6251603A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020004964A1 (ko) * 2018-06-27 2020-01-02 채금옥 해충 제거 도구
EP4133940A4 (en) * 2020-04-06 2024-06-05 Nichiban Co.,Ltd. PRESSURE-SENSITIVE ADHESIVE TAPE CONTAINING AN AGROCHEMICAL PRODUCT

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5899402A (ja) * 1981-12-05 1983-06-13 Susumu Ito 農薬つきテ−プ

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