JPS635114B2 - - Google Patents

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JPS635114B2
JPS635114B2 JP22105984A JP22105984A JPS635114B2 JP S635114 B2 JPS635114 B2 JP S635114B2 JP 22105984 A JP22105984 A JP 22105984A JP 22105984 A JP22105984 A JP 22105984A JP S635114 B2 JPS635114 B2 JP S635114B2
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JP
Japan
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workpiece
cuff
sewing machine
moving
sewing
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JP22105984A
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Hideo Kawaguchi
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Brother Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は一組のミシン頭部間に配置された被
縫製物の両側縁部を位置決めするために両ミシン
頭部間において被縫製物を移動させるようにした
ミシンの被縫製物移動装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、例えば飾り縫終了後のカフスの一側縁部
にボタン付けの縫製を行うとともに、他側縁部に
ボタン孔かがりの縫製を行うために、所定の間隔
をおいて対向配置された一組のミシン頭部の針間
に前記カフスを配置し、その一側縁部を一方の被
縫製物送り装置で挾持するとともに前記被縫製物
の他側縁部を他方の被縫製物送り装置にて挾持
し、その状態で、一方のミシン頭部及びそれに関
連する被縫製物送り装置を作動させて被縫製物の
一側縁部にボタン付けの縫製を行うとともに、他
方のミシン頭部及び他方の被縫製物送り装置の作
動に基づいて、被縫製物の他側縁部にボタン孔か
がり縫目を形成するようにしたものがある。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上述した装置においては、縫製され
るカフスの大きさが変更される毎に、その大きさ
に応じて一組のミシン頭部の針間の間隔を変更設
定する必要が生じ、そのために、両ミシン頭部を
接近方向又は離間方向へ移動させて前記針間の間
隔を変更するという面倒な操作を行う必要があつ
た。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は上記の問題点を解決するためになさ
れたものであつて、そのために、上下動される針
を含み被縫製物に縫目を形成する縫目形成装置を
それぞれ有し、所定の間隔をおいて対向配置され
た一組のミシン頭部を、両ミシン頭部間に位置す
る被縫製物支持面と、前記被縫製物支持面上にお
いて被縫製物を挾持及び解放し得る機能を持ち、
且つ前記針の上下動通路を横切つて移動されるよ
うに各ミシン頭部に対応して設けられた一対の被
縫製物送り装置と、前記被縫製物支持面上に被縫
製物を供給するために、その被縫製物を捕捉及び
解放可能な捕捉装置と、前記捕捉装置を移動させ
る移動装置と、解放された一対の被縫製物送り装
置と前記被縫製物支持面との間に供給された被縫
製物のセツトに際し、まず前記捕捉装置を一対の
針間において一方向に移動させることにより被縫
製物の一側縁部の位置を決定した後、関連する一
方の被縫製物送り装置にて挾持し、次に前記捕捉
装置を逆方向に移動させることにより被縫製物の
他側縁部の位置を決定した後、他方の被縫製物送
り装置にて挾持するように前記移動装置及び前記
一対の被縫製物送り装置の前記挾持及び解放機能
の作動を制御するための制御手段とを備えた構成
を採用している。
(作用) 上記の構成によりこの発明においては、被縫製
物の大きさが変更されても、ミシン頭部の針間の
間隔を変更調節する必要がなく、被縫製物の大き
さとは無関係にその両側縁部の位置決め及び挾持
動作を行うことができる。
(実施例) 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に
従つて説明する。
第1図及び第2図に示すように作業台1の右側
部には頭部2aとベツド部2bとを備えたボタン
付けミシン2がそのベツド部2bにおいて装着さ
れ、ベツド部2b上面が作業台1と同一平面上に
配置されている。ボタン付けミシン2の頭部2b
には下端に針3aを有する針棒3が上下動可能に
支持されている。針3aの上下動通路を横切つて
移動し得るように前記ベツド部2b上には送り台
4が移動可能に支持されている。その送り台4上
にはボタンBをその先端部にて挾持し得るととも
に、送り台4との間で被縫製物としての飾り縫済
みカフスCを挾持し得るボタン挾持腕5がその基
端にて回動可能に装着されている。前記頭部2a
の下面には前記ボタン挾持腕5を送り台4側へ押
圧するためのばね70を備えた押え棒71が上下
動可能に支持されている。
さらに、このボタン挾持腕5は係合ピン72、
回動レバー73、連結棒74及びチエーン75等
を介してエアシリンダ76のピストンに作動連結
され、前記エアシリンダ76の作動に基づき、送
り台4との間でカフスCを挾持する作用位置(第
2図参照)と、送り台4から離間してカフスCを
解放する不作用位置(第8図参照)との間で揺動
される。又、前記送り台4とボタン挾持腕5との
間でカフスCの一側部が挾持されるとともにボタ
ン挾持腕5によりボタンBが挾持された状態でボ
タン付けミシン2が運転されたときには、送り台
4及びボタン挾持腕5との協働によりカフスCに
送りが付与されるとともに針3aと図示しない糸
輪捕捉器との協働により縫目が形成され、ボタン
BがカフスCに縫着される。
なお、前記送り台4及びボタン挾持腕5等によ
りボタン付けミシンの被縫製物送り装置が構成さ
れている。
前記ボタン付けミシン2に近接して作業台1上
には頭部6bとベツド部6bとを有するボタン孔
かがりミシン6がそのベツド部6bにおいて作業
台1に装着され、その頭部6bが前記ボタン付け
ミシン2の頭部2aに対向配置されるとともに、
ベツド部6b上面が作業台1と同一平面上に配置
されている。そして、両ミシン2,6のベツド部
2b,6b間において、作業台1の上面により被
縫製物支持面9が構成されている。このボタン孔
かがりミシン6の頭部6aには下端に針7aを有
する針棒7が上下動可能に支持されるとともに、
ベツド部6b上には図示しない送り台との間でカ
フスCを挾持し得る押え腕8が配設されている。
前記押え腕8は図示しないばねにより送り台
(図示しない)に向かつて押圧されるとともに、
チエーン77を介してエアシリンダ78のピスト
ンに作動連結されている。そして、エアシリンダ
78の作動に基づき、前記押え腕8が送り台との
間でカフスCの他側部を挾持する作用位置(第2
図参照)と、送り台から離間してカフスCを解放
する不作用位置(第8図参照)とに切換え配置さ
れる。又、このボタン孔かがりミシン6において
は、カフスCの一側部が前記押え腕8と送り台と
の間で挾持された状態で前記針7aの上下動通路
を横切つて移動されるとともに、針7aと前記ベ
ツド部6b内の糸輪捕捉器(図示しない)との協
働により前記カフスCに対してジグザグ縫目が形
成され、所定のボタン孔かがり縫目が形成される
ようになつている。なお、前記押え腕8等により
ボタン孔かがりミシンの被縫製物送り装置が構成
されている。
第1図に示すように、前記作業台1の左側部上
面には移動装置12が支持されている。この移動
装置12はY方向駆動モータ13の回転に基づき
第1図のY方向へ移動される移動台14と、その
移動台14上においてX方向駆動モータ15の駆
動に基づき同図のX方向へ移動される移動台16
とから構成されている。
この移動台16の右端部には第1支持ブラケツ
ト20が装着され、その第1支持ブラケツト20
には駆動モータ21の回転に伴つて上下動される
第2支持ブラケツト22が装着されている。第3
図に示すように、第2支持ブラケツト22にはス
プライン軸23が上下動可能及び回転可能に挿通
支持されるとともにそのスプライン軸23を回転
駆動するための駆動モータ24が装着されてい
る。前記第2支持ブラケツト22の内方において
駆動モータ24のモータ軸には駆動プーリ25が
取付けられるとともに、前記スプライン軸23に
はそのスプライン軸23と一体回転し得るととも
に相対移動し得る被動プーリ26が挿嵌され、両
プーリ25,26間にはタイミングベルト27が
掛装されている。そして、駆動モータ24の回転
に伴い駆動プーリ25、タイミングベルト27及
び被動プーリ26を介して前記スプライン軸23
が回転駆動される。
前記スプライン軸23の下端には支持体28及
び支持アーム29により捕捉装置30が取付けら
れている。又、第3図及び第4図に示すように前
記第2支持ブラケツト22の側面には取付板32
によりエアシリンダ31が取付けられ、そのエア
シリンダ31のピストン33の下端部が連結片3
4により前記スプライン軸23の下端部に連結さ
れている。そして、このエアシリンダ31の作動
に基づきピストン33及び連結片34を介して前
記スプライン軸23とともに捕捉装置30が第3
図に実線で示す上方位置と同図に鎖線で示す下方
位置との間で上下動される。
第5図に示すように前記捕捉装置30の本体3
5はほぼ短円柱状に形成され、その上部にはフラ
ンジ部35aが形成されるとともに中央には上下
に延びる支持孔36が形成されている。そして、
この支持孔36内にはほぼ銃弾状をなす上下一対
の移動体37,38が上下動可能に収納されてい
る。下方の移動体38の下方には本体35を貫通
して斜め下方へ放射状に延びる複数の針39が移
動可能に挿通支持され、図示しないばねによりそ
れぞれ上方へ移動付勢されている。そして、前記
移動体38の下方移動に伴いその各針39先端が
本体35の下面より斜め下方へ突出し得るように
なつている。
前記本体35の外周には第1調節リング40、
第2調節リング41及び固定リング42がそれぞ
れ回動操作可能に螺着され、第1調節リング40
の内周には本体35を貫通して第1移動体37の
下方に位置する第1ストツパ43が固着されると
ともに、第2調節リング41の内周には本体35
を貫通して第2移動体38の下方に位置する第2
ストツパ44が取付けられている。そして、前記
各リング40〜42の回動操作に基づき各ストツ
パ43,44の配置位置を変更することができ、
その各ストツパ43,44により各移動体37,
38の下方移動位置を規制し得るようになつてい
る。
前記本体35の中央部下面にはキヤツプ状をな
す緩衝体45がその中央部にてねじ46により上
下動可能に支持され、一対のばね47により下方
へ移動付勢されている。そして、捕捉装置30が
未加工カフスC上に配置されるときにおいて前記
緩衝体45により捕捉装置30に加わる衝撃を吸
収し得るようになつている。前記本体35には第
1移動体37の上方において支持孔36に連なる
第1エア供給通路48と、第1及び第2移動体3
7,38の間において支持孔36に連なる第2エ
ア供給通路49と、第2移動体38の下方におい
て支持孔36に連なる第3エア供給通路50とが
それぞれ形成され、第3エア供給通路50を介し
て前記支持孔36内に供給されるエアにより各移
動体37,38が第6図に示す上方の不作用位置
に配置保持されるとともに、第1あるいは第2エ
ア供給通路48,49を介して支持孔36内に供
給されるエアにより各移動体37,38が下方へ
移動される。そして、その移動に基づき各針39
が本体35の下面より下方へ露出されることによ
り、各針39が未加工カフスCを軽く突刺してそ
のカフスCを保持できるようになつている。又、
カフスCを保持した状態で第3エア供給通路50
にエアが供給された時には各移動体37,38が
上方移動されることにより、各針39が前記ばね
(図示しない)の付勢力に基づいて没入移動され
るため、カフスCが本体35から容易に離脱す
る。
第1図及び第6図に示すようにミシン2と移動
装置12との間において作業台1には未加工カフ
スCを貯蔵しておくために箱状に形成されたケー
ス51が支持され、そのケース51の底部には透
孔51aが形成されている。ケース51の下方に
はエアシリンダ52が配置され、ケース51内に
位置するエアシリンダ52のピストン53の上端
には未加工カフスCより小さな外形を有する支持
台54が設けらている。そして、この支持台54
上に未加工カフスCが積層状態で支持されてい
る。なお、この未加工カフスCは2枚の布あるい
は1枚の布に地縫を施し一辺縁部にて開口する長
方形型の袋状に形成した後、その表裏を反転さ
せ、所要の周縁部に飾り縫を施したものである。
又、前記ケース51の周縁部にて作業台1上に
は最上位の未加工カフスCを検出するために互い
に対向する投光素子55及び受光素子56からな
る検出器が設けられている。
次に、この実施例における被縫製物移動装置及
び各ミシン2,6の電気ブロツク回路図について
第7図に従つて説明する。同図において61は制
御手段60を含む中央処理装置(CPU)であつ
て、そのCPU61には移動装置全体及び各ミシ
ン2,6の作動を制御するためのプログラムを記
憶したリードオンリーメモリ(ROM)62が接
続されるとともに、各駆動モータ13,15,2
1,24、各ミシン用モータ63,64、各エア
シリンダ31,52,76,78及び捕捉装置3
0の作動状態に示すデータを記憶可能なランダム
アクセスメモリ(RAM)65が接続されてい
る。そして、作業台1の所定位置に配置されたス
タートスイツチ66及びストツプスイツチ67
(第7図にのみ図示)から所定の信号がCPU61
に入力されたとき、CPU61は図示しない駆動
回路を介して前記各駆動モータなどに制御信号を
出力する。
又、制御手段60は第8図に示す不作用位置に
配置されたボタン挾持腕5及び押え腕8と前記被
縫製物支持面9との間に供給されるカフスCのセ
ツトに際し、まず前記捕捉装置30を一対の針3
a,7a間において第9図a,bに示すようにカ
フスCを左方へ移動させることによりカフスCの
右側縁部の位置を決定した後、ボタン孔かがりミ
シン6の押え腕8及び送り台にてその右側縁部を
挾持し、次に移動装置12の作動に基づき前記捕
捉装置30を右方向へ移動させることによりカフ
スCの左側縁部の位置を決定した後、ボタン付け
ミシン2のボタン挾持腕5及び送り台4にて前記
左側縁部を挾持するように、前記移動装置12及
びボタン挾持腕5、押え腕8等の作動を制御す
る。なお、カフスCを被縫製物支持面9上に配置
した後における捕捉装置30の左右方向への移動
量は縫製されるカフスCの大きさに応じて予め
RAM65に記憶設定されている。
次に、上記のように構成された被縫製物移動装
置及び各ミシン2,6の作用を第10図に従つて
説明する。
さて、飾り縫終了後の未加工カフスCの左側部
にボタン付けを行うとともに、右側部にボタン孔
かがりを行う場合には、まず、第10図のステツ
プS1でスタートスイツチ66が操作されると、
移動装置全体及び各ミシン2,6に電源が投入さ
れる。そして、ステツプS2においてCPU61は
第1図に示す投受光素子55,56からなる検出
器からの検出信号が入力されるまで第6図に示す
エアシリンダ52を駆動して最上位の未加工カフ
スCを作業台1上面と同一平面に配置する。次
に、ステツプS3でCPU61はX方向駆動モータ
15及びY方向駆動モータ13を駆動して捕捉装
置30をケース51のほぼ中央位置まで移動し、
さらに、駆動モータ21を駆動して捕捉装置30
を第3図の実線位置に配置する。従つて、カフス
Cに対する捕捉装置30の位置が決定される。そ
の後、エアシリンダ31を作動して捕捉装置30
を同図の鎖線位置に配置する。
次にステツプS4でCPU61は第5図に示す第
1エア供給通路48あるいは第2エア供給通路4
9にエアを供給するための制御信号を出力する。
従つて、前記いずれかのエア供給通路48,49
に供給されるエアにより両移動体37,38ある
いは第2移動体38のみが第5図に示す位置から
下方移動され、それに伴つて各針39が突出して
前記未加工カフスCを軽く突刺すことにより、そ
の未加工カフスCが捕捉装置30によつて捕捉さ
れる。このとき、各針39はカフスCに斜めに突
刺さるので、そのカフスCが搬送中などに落下す
ることはない。さらに、この実施例では両移動体
37,38の移動時及び、下方の移動体38のみ
の移動時において後者の場合のほうが針39の突
出量を大きく設定することができるとともに、各
調節リング40,41の回動操作によつても前記
針39の突出量を調整することができ、種々の布
厚を有するカフスCを捕捉することが可能であ
る。
その後、ステツプS5において、CPU61はエ
アシリンダ31を作動制御してカフス捕捉状態の
捕捉装置30を第3図の実線位置まで上昇させ
る。その状態で、X方向駆動モータ15及びY方
向駆動モータ13を駆動することにより、カフス
Cを両ミシン2,6の頭部2a,6a近傍まで移
動し、前記エアシリンダ31を再び作動制御して
カフスCとともに捕捉装置30を第3図の鎖線位
置まで下方移動させた後、各駆動モータ15,1
3を駆動してそのカフスCを第1図に鎖線で示す
とともに第9図aに示す位置まで移動させる。こ
のとき前記捕捉装置30は各針3a,7aの中間
位置に配置される。上記の動作により、カフスC
の左側部がボタン付けミシンの解放状態の送り台
4及びボタン挾持腕5の間へ、カフスCの右側部
がボタン孔かがりミシン6の解放状態の押え腕8
及び送り台(図示しない)の間へそれぞれ挿入配
置される。
次に、ステツプS6でCPU61はカフスCの大
きさに応じて予め定められた移動量データを
RAM65から読出し、そのデータに基づきX方
向駆動モータ15を制御して捕捉装置30ととも
にカフスCを第9図bに示す左方位置まで左方へ
移動させる。それにより、カフスCの右側縁部が
ボタン孔かがりミシン6の縫製位置に位置決め配
置される。その後、ステツプS7でCPU61は第
2図に示すエアシリンダ78を作動制御して押え
腕8を第2図及び第9図bに示す作用位置に配置
しカフスCの右側縁部を挾持する。そして、ステ
ツプS8で押え腕8と送り台との間でカフスCの
右側縁部が挾持されたか否かが判別され、その結
果がYESになると次のステツプS9に進む。この
ステツプS9では前記X方向駆動モータ15の作
動制御に基づき捕捉装置30とともにカフスCの
左側部が右方移動され、カフスCの左側縁部が第
9図cに示すようにボタン付けミシン2の縫製位
置に位置決め配置される。このとき、捕捉装置3
0と前記押え腕8との間においてカフスCにはた
るみが形成される。
次に、ステツプS10でCPU61は第2図に示す
エアシリンダ76を作動制御してボタン付けミシ
ン2のボタン挾持腕5を第2図及び第9図cに示
す作用位置に配置し、そのボタン挾持腕5と送り
台4との間でカフスCの左側縁部を挾持する。
次に、ステツプS11で、前記ボタン挾持腕5を
送り台4との間でカフスCの左側縁部が挾持され
たか否かが判別され、その結果がYESになると
次のステツプS12に進む。このステツプS12では
前記RAM65に予め記憶された移動量データに
基づきX方向駆動モータ15が駆動されて捕捉装
置30が第9図dに示す各針3a,7aの中間位
置に配置される。この場合、前記捕捉装置30の
右方移動時において形成されたカフスCのたるみ
量が小さくなるとともに、捕捉装置30とボタン
挾持腕5との間に新たにカフスCのたるみが形成
される。
この状態で、ステツプS13において各ミシン
2,6が運転され、ボタン付けミシン2の作動に
基づいてカフスCの左側縁部にボタンBが縫着さ
れるとともに、ボタン孔かがりミシン6の作動に
基づいてカフスCの右側縁部にボタン孔かがり縫
目が形成される。次にステツプS14においてカフ
スCに対する縫製が終了したか否かが判別され、
その結果がNOである場合にはステツプS13が繰
返し行われ、YESになつたときには次のステツ
プS15に進む。ステツプS15においては、押え腕
8と送り台(図示しない)とによるカフス挾持状
態がエアシリンダ78の作動制御に基づいて解除
され、ステツプS16においてカフスCの右側縁部
の解放が終了したか否かが判別される。その結果
がYESになるとステツプS17進み、ボタン挾持腕
5と送り台4とによるカフス挾持状態及びボタン
挾持状態が前記エアシリンダ76の作動制御に基
づいて解除される。そして、ステツプS18でカフ
スCの左側縁部の解放が終了したか否かが判別さ
れ、その結果がYESになつたとき次のステツプ
S19に進む。
このステツプS19ではCPU61はX方向駆動モ
ータ15及びY方向駆動モータ13に所定の駆動
信号を出力し、縫製終了後のカフスCとともに捕
捉装置30を第1図に示す前記未加工カフス収納
ケース51とほぼ同一構成の完成品収納ケース6
8上まで移動する。その後、ステツプS20でCPU
61は捕捉装置30を作動制御して縫製終了後の
カフスCを前記ケース68内に投入する。次に、
ステツプS21でストツプスイツチ67が操作され
たか否かが判別され、その結果がYESである場
合には縫製作業が終了する。又、その結果がNO
である場合には前記ステツプS2に戻り、前述し
たステツプS2からステツプS20までの処理が行わ
れ、新たなカフスCに対するボタン付け及びボタ
ン孔かがりの縫製が実行される。
なお、この実施例においては、カフスCの左右
の長さが両ミシン2,6の各針3a,7a間の間
隔より大きく設定され、カフスCの両側縁部の挾
持状態においては第9図dに示すように捕捉装置
30の両側においてカフスCにたるみが形成され
るため、両ミシン2,6の運転中においてカフス
Cの左右方向及び前後方向への移動を許容するこ
とができ、正確な縫製作業を行うことができる。
さらに、以上の説明から明らかなように、左右
の長さの異なるカフスCの縫製に際しては、その
長さの変化に応じて前記たるみ量が変化するのみ
であり、カフスCを被縫製物支持面9上に配置し
た後における捕捉装置30の左右方向への移動量
を前記カフスCの長さに応じて予め記憶設定して
おけば、長さの異なるカフスCを縫製する度に各
針3a,7a間の間隔を変更設定する必要はな
く、カフスCの左右両側縁部の位置決めを確実に
行うことができる。従つて、長さの異なる多種類
のカフスCのボタン付け及びボタン孔かがりの縫
製を連続的に遂行することができ、省力化及び作
業能率の向上を図ることができる。
なお、この発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば各ミシンにカフスCの左右両側
縁部を検出するための検出器を設け、前記各ステ
ツプS6、S9の処理が実行される際に、その検出
器から出力される信号に基づいてカフスCの左右
両方向への移動動作を制御するようにすることも
できる。
発明の効果 以上詳述したようにこの発明は、解放された一
対の被縫製物送り装置と被縫製物支持面との間に
供給された被縫製物のセツトに際し、まず捕捉装
置を一対の針間において一方向に移動させること
により被縫製物の一側縁部の位置を決定した後、
関連する一方の被縫製物送り装置にて挾持し、次
に前記捕捉装置を逆方向に移動させることにより
被縫製物の他側縁部の位置を決定した後、他方の
被縫製物送り装置にて挾持するように移動装置及
び一対の被縫製物送り装置の挾持及び解放機能の
作動を制御するようにしたので、被縫製物の大き
さが変更される毎に一組のミシン頭部の針間の間
隔を変更するという面倒な操作を行う必要がな
く、大きさの異なる多種類の被縫製物の縫製を連
続的に遂行することができ、省力化及び作業能率
の向上を図ることができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例の被縫
製物移動装置及びミシンを示す平面図、第2図は
一対のミシンを示す拡大側面図、第3図は移動装
置及び捕捉装置の拡大背面図、第4図は同じく拡
大側面図、第5図は捕捉装置の拡大断面図、第6
図はカフス貯蔵状態を示す拡大断面図、第7図は
被縫製物移動装置の電気ブロツク回路図、第8図
は一対の被縫製物送り装置の非作動状態を示す部
分正断面図、第9図a〜dは作動説明図、第10
図はフローチヤートである。 図において、2aはボタン付けミシンの頭部、
3aは針、6aはボタン孔かがりミシンの頭部、
7aは針、9は被縫製物支持面、12は移動装
置、30は捕捉装置、60は制御手段、Cはカフ
スである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上下動される針3a,7aを含み被縫製物C
    に縫目を形成する縫目形成装置をそれぞれ有し、
    所定の間隔をおいて対向配置された一組のミシン
    頭部2a,6aと、 両ミシン頭部2a,6a間に位置する被縫製物
    支持面9と、 前記被縫製物支持面9上において被縫製物Cを
    挾持及び解放し得る機能を持ち、且つ前記針3
    a,7aの上下動通路を横切つて移動されるよう
    に各ミシン頭部2a,6aに対応して設けられた
    一対の被縫製物送り装置と、 前記被縫製物支持面9上に被縫製物Cを供給す
    るために、その被縫製物Cを捕捉及び解放可能な
    捕捉装置30と、 前記捕捉装置30を移動させる移動装置12
    と、 解放された一対の被縫製物送り装置と前記被縫
    製物支持面9との間に供給された被縫製物Cのセ
    ツトに際し、まず前記捕捉装置30を一対の針3
    a,7a間において一方向に移動させることによ
    り被縫製物Cの一側縁部の位置を決定した後、関
    連する一方の被縫製物送り装置にて挾持し、次に
    前記捕捉装置30を逆方向に移動させることによ
    り被縫製物Cの他側縁部の位置を決定した後、他
    方の被縫製物送り装置にて挾持するように前記移
    動装置12及び前記一対の被縫製物送り装置の前
    記挾持及び解放機能の作動を制御するための制御
    手段60と を備えたことを特徴とするミシンの被縫製物移動
    装置。
JP22105984A 1984-10-19 1984-10-19 ミシンの被縫製物移動装置 Granted JPS6198284A (ja)

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