JPS635092Y2 - - Google Patents

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JPS635092Y2
JPS635092Y2 JP1982098751U JP9875182U JPS635092Y2 JP S635092 Y2 JPS635092 Y2 JP S635092Y2 JP 1982098751 U JP1982098751 U JP 1982098751U JP 9875182 U JP9875182 U JP 9875182U JP S635092 Y2 JPS635092 Y2 JP S635092Y2
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feeding
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coins
motor
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JP1982098751U
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JPS596268U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は主として銀行等の金融機関の窓口で使
用される硬貨払い出し機に係り、特にテラー机と
カウンターの〓間に設置できるように小型化を図
つた硬貨払い出し機に関するものである。
「従来の技術」 一般に金融機関の窓口業務に使用されるテラー
机はその高さが例えば70〜75センチメートル程度
であり、また、テラー机の前面に配置して顧客と
対面するためのカウンターはその高さが例えば90
〜95センチメートル程度である。
ところで、上記テラー机には、支払い作業の便
のため硬貨払出し機(硬貨放出機とも呼ばれてい
る)を設置するのが一般的である。この硬貨払出
し機の従来例として、例えば、実開昭54−30898
号公報(「硬貨放出機におけるカートリツジの取
付装置」)に記載されたものがあり、この硬貨放
出機は、硬貨を上下に積み上げた状態で金種別に
それぞれ収納する複数の収納筒(カートリツジ)
から、その下方の受皿に所定枚数放出するように
した構成となつている。そして、前記収納筒から
硬貨を繰り出すためのプツシヤーは、水平方向に
向けて設置されたモータの回転を、垂直面内で動
作するクランク機構を介して伝達することにより
動作するようになつている。
「考案が解決しようとする問題点」 上記硬貨放出機には、その使用条件から、高さ
寸法が重要視される。例えば、上記硬貨払い出し
機ように、垂直面内で動作するクランク機構を介
して駆動される方式であると、このクランク機構
の動作のために上下方向に延びるスペースを確保
することが必要になつて、その高さがカウンター
とテラー机との高さの差を越えることが避けられ
ず、集積筒の先端部などがカウンターの上面より
上方へ突出して体裁を損なうとともに、突出部分
が金銭や書類の授受の際に支障を来たす可能性が
ある。
本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、硬
貨収納筒、硬貨シユート、硬貨繰り出し機構等の
配置関係を効率良くまとめることにより、高さな
らびに横幅を抑制してテラー机とカウンターの上
板との間に収納可能とした硬貨払い出し機の提供
を目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本考案は、機体の前
面に並設された複数の硬貨収納筒の下部に、硬貨
を下側から1枚ずつ前方に繰り出すための繰り出
し片が前記収容筒内の硬貨に対して平行な平面内
で前後に往復自在にそれぞれ設けられ、これら繰
り出し片の上方でかつ各収納筒の後方位置に、各
繰り出し片を選択的に往復操作する各繰り出し機
構のモータが前後方向に交互にずらしてかつ前記
収納筒の軸線とほぼ平行な方向に向けて設けら
れ、該モータと前記繰り出し片との間に、モータ
の軸とほぼ直交する平面内で運動してモータの回
転を繰り出し片の往復動に変換する運動変換手段
が設けられ、前記収納筒下部の前方に、繰り出さ
れた硬貨を落下させかつ下部開口が機体の下端位
置からカルトンの高さより若干高い位置に離間さ
せた硬貨シユートが設けられた構成としたもので
ある。
「作用」 上記構成であると、運動変換手段が収納筒内の
硬貨と平行な平面内でモータの回転運動を繰り出
し片の往復動に変換することができ、変換動作の
範囲が一つの平面内に限定されて動作に要するス
ペースの上下への広がりが小さくなる。また、モ
ータ等が位置をずらして配置されているから、左
右方向への広がりも小さくなる。
「実施例」 以下、本考案を図面に示す一実施例に基づいて
説明する 第1図において、符号1で示すものはテラー
机、2はテラー机1に隣設されるカウンター、2
aはカウンターの上板、3は貨幣の授受をするた
めのカルトン(受皿)、4は本考案に係る硬貨払
い出し機である。
この硬貨払い出し機4は第2図ないし第5図に
示す如く、機体5の前面位置に金種別(図示例で
は1円〜500円)に硬貨を収納するために複数の
硬貨収納筒6A〜6Fが幅方向(左右方向)に沿
つて並設されて、これら硬貨収納筒6A〜6Fの
下部から必要とする枚数の硬貨を取り出して、機
体5下側に置いたカルトン3に落下させるもので
ある。
前記硬貨収納筒6A〜6Fは、それぞれが硬貨
収納筒受台7に鉛直に立てられた状態で前記機体
5に取りつけられる。また、各硬貨収納筒6A〜
6Fの下部には、収納硬貨を1枚ずつ繰り出すた
めの繰り出し用孔8が第3図に示すようにそれぞ
れ形成され、この繰り出し用孔8の若干上方に硬
貨を検出するためのセンサ用透孔9が形成され、
かつ、外周壁には各金種毎に突出方向を変えた係
合ピン10が設けられた構成とされている。
一方前記硬貨収納筒受台7には、前記各係合ピ
ン10と嵌合させられる筒位置決め溝11が形成
され、第5図に示すように、各繰り出し用透孔8
を機体5内の前方に臨ませて配置させるようにな
つている。また、硬貨収納筒受台7の両側部は、
機体5に外径が左右非対称となるように植設され
た受台ガイドピン12A,12Bと係合させられ
て位置決めがなされるものである。
さらに、第2図に示す如く機体5の前面付近に
は、例えば一取引に必要な硬貨の残留量(4枚な
ど)以下であることを表示するためのニヤーエン
ド表示ランプ13A〜13Fが各金種毎に設けら
れ、その付近などに、ニヤーエンドあるいは硬貨
詰りなどの表示を解除するためのリセツト釦14
と電源用メインスイツチ15となどが設けられて
いる。
次いで、前記硬貨収納筒6A〜6Fから硬貨を
1枚ずつ必要量繰り出すための繰り出し機構16
について説明する。この繰り出し機構16は機体
5内部に設けられ、硬貨収納筒6A〜6Fの下部
に挿入されて硬貨を前記繰り出し用孔8から1枚
ずつ前方に繰り出すための各繰り出し片17と、
この繰り出し片17の両側を前後方向に移動自在
に支持するための各ガイド18と、繰り出し片1
7の下側を前後方向に移動自在に支持するための
ガイドブロツク19と、前記各硬貨収納筒6A〜
6Fの後方に位置する如く前記機体5に前後方向
に交互にずらされて支持されかつ繰り出し片17
を選択的に往復操作するための繰り出しモータ2
0と、このモータ20のモータ出力軸21に連結
された駆動リンク22と、この駆動リンク22に
より駆動されて前記繰り出し片17を操作する連
結リンク23と、繰り出し片17の移動を検出し
前記繰り出しモータ20を一回転ずつ制御する繰
り出し動作検出スイツチ24とから構成されるも
のである。そして、上記駆動リンク22と連結リ
ンク23とにより、モータ20の回転運動を繰り
出し片17の往復動に変換する運動変換機構が構
成されている。
また、前記硬貨収納筒受台7の下部付近には、
繰り出された硬貨と交差してその検出を行なう繰
り出し確認センサ25が設けられるとともに、前
記センサ用透孔9を介して硬貨の残留量を検出す
るニヤーエンド検出センサ26が設けられてい
る。
さらに、前記機体5の前部には、繰り出された
硬貨を円滑に落下させるために、繰り出し用孔8
の前方に上部開口27aを位置させたシユート2
7が設けられ、このシユート27の下部開口27
bは、機体5の下端位置から前記カルトン3の高
さより若干高い位置に離間させた構成とされる。
そして、シユート27の下部開口27aは、機体
5の前側下部に、硬貨を受けるべく設けられた窪
部28を臨み、この窪部28の内には、カルトン
3が挿入されていることを検出して前記繰り出し
モータ20の運転を可能とする受皿センサ29
と、硬貨の計数中にのみカルトン3の引き出しが
阻止される(第5図実線位置より左方の揺動が阻
止される)如く、ロツク状態に維持される受皿取
出防止板30とがそれぞれ設けられている。
このように構成された硬貨払い出し機4におけ
る硬貨の払い出し操作について以下説明する。
複数枚の硬貨を硬貨収納筒6A〜6Fに収納さ
せるとともに、カルトン3を窪部28に挿入し
て、受皿センサ29の信号により繰り出し機構1
6を動作可能な状態にした後、繰り出しを必要と
する金種について枚数(または金額)を指令す
る。この指令により繰り出しモータ20が回転
し、この回転は繰り出し動作検出スイツチ24に
より制限され、また一回転する毎に駆動リンク2
2が連結リンク23を介して繰り出し片17を往
復動させ、繰り出し片17が硬貨収納筒6A〜6
F内の最下部にある硬貨を繰り出し用孔8からシ
ユート27の上部開口27aに押し出し、また、
この硬貨の繰り出し操作は繰り出し確認センサ2
5によつて検出され、硬貨の枚数が計数されてシ
ユート27からカルトン3に落下させられるもの
である。
なお、前記繰り出し動作検出スイツチ24は、
第3図に示すように繰り出し片17が硬貨収納筒
6A〜6Fから最も離れた位置にあるときは信号
を出力せず、若干移動したときに信号を出力す
る。したがつて繰り出し片17が正しい位置に設
定されているかどうかを検出するセンサ兼用させ
ることができるものである。
しかして、本考案による硬貨払い出し機4の高
さは、可能な限り低く押えられ、また、その幅も
小さくなるものである。すなわち、硬貨収納筒6
A〜6Fの高さは、その中に収納される硬貨の厚
さが例えば現行500円硬貨で1.8ミリメートルであ
り、通常の包装単位50枚を装填するものとすれ
ば、硬貨収納筒6A〜6Fの上部開口から繰り出
し孔8最下部までの寸法が基準となる。したがつ
て硬貨収納筒6A〜6Fの収納孔の高さは90ミリ
メートルを越えた値、例えば100ミリメートル程
度であればよい。次いで、シユート27の高さは
特に制限がなく、繰り出し確認センサ25、受皿
取出防止板30の中心軸などを取りつけ得る程
度、例えば15ミリメートル程度であればよい。そ
して、シユート27の下部開口27bから機体5
の下端位置までの高さ(窪部28の高さ)が、使
用されるカルトン3の最大高さ(32ミリメートル
位)より大きく、例えば40ミリメートル程度であ
ればよい。
したがつて硬貨払い出し機4に必要な高さは、
100+15+40=155ミリメートル程度に押え得るこ
とが明らかであり、第1図に示す如くテラー机1
(高さが例えば70センチメートル)とカウンター
2(高さが例えば95センチメートル)の上板2a
(厚さ例えば3センチメートル)との〓間(95−
3−70=22センチメートル)に硬貨払い出し機4
が納め得て、体裁を損なうことがなく、かつ突出
しないから金銭や書類の授受の際に支障を来たす
ことがない。また、カウンター2越しに見えない
ように設置することも可能である。
次いで、本考案による硬貨払い出し機4の幅に
ついて説明すると、繰り出しモータ20,20…
が前後方向に交互にずらして設けられているた
め、モータ20の外径が、硬貨収納筒6A〜6F
の外径の2倍以下であると、その外径差分だけし
か幅寸法が大きくならない。したがつて、各硬貨
収納筒6A〜6Fの後方でかつ繰り出し片17の
上方に各繰り出しモータ20を配設することによ
り、繰り出し機構16が硬貨払い出し機4全体の
高さに影響を与えることがなく、また、幅寸法を
押えて全体の小型化を図ることができるものであ
る。
「考案の効果」 以上の説明で明らかように、本考案によれば、
モータを鉛直に設けるとともに、水平面内におけ
る運動によりモータの回転を繰り出し片の往復動
作に変換しているから、この変換機構が垂直面内
の運動により動力を変換している従来例に比し
て、上下方向への所要スペースが小さくなり、し
たがつて、テラー机上に設置した場合にカウンタ
ーの上面より上方に突出し離く、金融機関等の窓
口の美観を損なうことがないとともに、現金の受
け渡しの障害となることがないという効果を奏す
る。また、モータを前後方向に交互に位置をずら
して設けるようにしたから、水平面内で動作する
運動変換機構を用いているにもかかわらず、水平
方向(硬貨収納筒の配列方向)への寸法もさほど
大きくなることがなく、したがつて、全体として
硬貨払い出し機を小形化することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はテラー机とカウンターと硬貨払い出し機との相
互関係を示す側面図、第2図は全体斜視図、第3
図は一部を省略した繰り出し機構付近の斜視図、
第4図は一部を切欠した平断面図、第5図は側断
面図である。 1……テラー机、2……カウンター、2a……
上板、3……カルトン(受皿)、4……硬貨払い
出し機、5……機体、6A〜6F……硬貨収納
筒、16……繰り出し機構、17……繰り出し
片、20……繰り出しモータ、21……出力軸、
22……駆動リンク、23……連結リンク、27
……シユート、27a……上部開口、27b……
下部開口、28……窪部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体の前面に複数の硬貨収納筒が幅方向に沿つ
    て並設され、これら複数の硬貨収納筒の下部に、
    内部の硬貨を下側から1枚ずつ前方に繰り出すた
    めの繰り出し片が前記硬貨収容筒内の硬貨に対し
    て平行な平面内で前後方向に沿つて往復自在にそ
    れぞれ設けられ、これら繰り出し片の上方でかつ
    前記各硬貨収納筒の後方位置に、各繰り出し片を
    選択的に往復操作する各繰り出し機構のモータが
    前後方向に交互にずらしてかつ前記硬貨収納筒の
    軸線とほぼ平行な方向に向けて設けられ、該モー
    タと前記繰り出し片との間に、モータの軸とほぼ
    直交する平面内における運動によりモータの回転
    を繰り出し片の往復動に変換する運動変換手段が
    設けられ、前記硬貨収納筒下部の前方に、繰り出
    された硬貨を落下させかつ下部開口が前記機体の
    下端位置からカルトンの高さより若干高い位置に
    離間させた硬貨シユートが設けられた構成とされ
    る硬貨払い出し機。
JP9875182U 1982-06-30 1982-06-30 硬貨払い出し機 Granted JPS596268U (ja)

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JP9875182U JPS596268U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 硬貨払い出し機

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JP9875182U JPS596268U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 硬貨払い出し機

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JPS596268U JPS596268U (ja) 1984-01-14
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0749579Y2 (ja) * 1987-10-05 1995-11-13 ローレルバンクマシン株式会社 硬貨払い出し機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5430898B2 (ja) * 1976-03-24 1979-10-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5430898U (ja) * 1977-07-30 1979-02-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5430898B2 (ja) * 1976-03-24 1979-10-03

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JPS596268U (ja) 1984-01-14

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