JPS6350793B2 - - Google Patents

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JPS6350793B2
JPS6350793B2 JP13774282A JP13774282A JPS6350793B2 JP S6350793 B2 JPS6350793 B2 JP S6350793B2 JP 13774282 A JP13774282 A JP 13774282A JP 13774282 A JP13774282 A JP 13774282A JP S6350793 B2 JPS6350793 B2 JP S6350793B2
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Japan
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recording medium
magnetic
drive mechanism
rotational drive
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Toshio Kaneshiro
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Victor Company of Japan Ltd
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Priority to NL8204129A priority patent/NL8204129A/nl
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Publication of JPS6350793B2 publication Critical patent/JPS6350793B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/82Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
    • H04N9/83Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded chrominance signal occupying a frequency band under the frequency band of the recorded brightness signal

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高密度記録再生が容易で、しかも、
量産も可能な構造を有する外形状が直円錐台状の
磁気記録媒体、及び直円錐台状の外形状の磁気記
録媒体を収納容器に収納してカートリツジ化され
た磁気記録媒体を用いて、情報信号の磁気記録、
再生を行なう小型化された磁気記録、再生装置を
提供するものである。
(従来技術) 情報信号を磁気記録媒体に磁気的に記録する磁
気記録装置や、磁気記録媒体に記録されている情
報信号を再生する磁気記録の再生装置、及び、磁
気記録媒体への情報信号の記録と、磁気記録媒体
に記録されている情報信号の再生とを行なう磁気
記録再生装置(本明細書中では、それらの装置を
まとめて、磁気記録、再生装置というように表現
している)としては、従来から各種形態の磁気記
録媒体を用いたものが実用化されて来ている。
さて、近年になつて、ビデオテープレコーダ
(VTR)の超小型化を図かると共に、各種形式の
固体撮像素子と集積回路の使用によるテレビジヨ
ンカメラ(以下、テレビジヨンをTVと略記す
る)の超小型化を図かり、前記の超小型化VTR
と超小型化TVカメラとを一体化した構成の超小
型軽量のカメラ一体化VTR(いわゆる電子8ミリ
装置)についての開発研究が盛んに考なわれるよ
うになり、また、写真フイルムを使うスチルカメ
ラに代わつて、電気的に静止画像を記録する、い
わゆる電子式カメラについても、研究開発が行な
われて来ており、写真フイルムの代わりに超小型
の小型なフレキシブル磁気デイスクを用いて映像
信号を記録する形式の電子式カメラについては、
35ミリの一眼レフカメラ並みの大きさにまで小型
化されたものが、既に実用化段階に達したとして
公表されるに至つており、本出願人会社でも、35
ミリの写真フイルムのパトローネ程度の大きさの
円筒状の磁気記録媒体を用いて、駒撮り記録や短
時間の連続記録の可能な超小型の撮像録画装置に
ついての提案を行なつて来ている。
円筒状の磁気記録媒体は、既述のようにそれの
磁性膜と記録再生素子との相対的な線速度が、磁
気記録媒体の全周面にわたつて一定であるから、
磁気記録媒体の全周面が記録再生の領域として有
効に利用できるという可能性があり、また、それ
が、例えば35ミリフイルムのパトローネ(全長47
mm、直径25mm)、あるいは前記のパトローネを収
納するケース(全長53mm、直径31mm)と同程度の
大きさとなされた場合でも、世界で最も普及して
いる型式によるホームVTRにおける磁気ヘツド
と磁気テープ間の相対線速5.8m/sと同程度の
相対速度が得られるから、今、例えば直径が31mm
で長さが50mmの円筒状の磁気記録媒体を毎分3600
回転させて、それの一回転毎にVT映像信号の一
フイールド分を記録させるとし、記録跡巾が3μ
m、ガードバンドが1.5μm、記録跡間隔が4.5μm
として記録した場合に、前記したような形状寸法
の円筒状の記録媒体には、10800駒の静止画像が
記録でき、また、通常のTV映像信号の3分間に
わたる連続記録や、フイールドスキツプ方式の採
用による6分間の記録が可能であるというよう
に、小さな形状寸法で大きな記録容量が得られ、
かつ、磁気記録媒体における中空の内部空間に、
記録媒体の駆動用のモータを設置することにより
磁気記録装置あるいは磁気記録再生装置を小型化
することが容易であり、撮像型録画装置を小型軽
量なものとして構成する上で有効である。
ところで、前記した撮像録画装置において有効
に使用できるものとして、本出願人会社で提案し
た円筒状の磁気記録媒体、すなわち、円筒の外周
側面上に磁気記録面を形成させた構成形態の磁気
記録媒体としては、アルミニウムなどの金属、あ
るいは合成樹脂材料などで作られた円筒状の基体
の外周側面に精密な研磨加工を施こし、前記の研
磨加工によつて所要の面粗らさ(面精度、または
面の平滑さ)の状態にされた円筒状の基体の外周
側面上に、例えば、磁性塗料の塗布、磁性材料の
蒸着、スパツタリング、無電解メツキ、その他各
種の付着手段の適用により磁性層または磁性膜を
付着形成させることによつて円筒状の磁気記録媒
体を構成させたものや、柔軟性を有するプラスチ
ツクフイルム、例えば、ポリエチレンテルフタレ
ートフイルムに磁性膜を付着形成させたものを円
筒状に曲げて端部を貼り合わせて、円筒状の磁気
記録媒体に構成させたものなどがあり、前記した
構成形態の円筒状の磁気記録媒体を用いて、各種
の情報信号の磁気記録、再生を行なう磁気記録、
再生装置が提案されている。
(発明の解決しようとする問題点) ところで、情報信号を磁気記録、再生するため
の磁気記録、再生装置を小型化するためには、小
型な磁気記録媒体を用いるようにすることも1つ
の解決手段であるが、小型な磁気記録媒体を用い
て小型化された磁気記録、再生装置において多量
の情報信号の記録再生を行なうことが要求された
場合には、磁気記録媒体として高密度記録の可能
な構成形態のものが採用されることが必要とされ
る。
前記した高密度記録の可能な磁気記録媒体とし
ては、強磁性体材料の薄膜(例えば、ニツケル、
コバルト、燐合金を0.1μm〜0.2μm程度の膜厚で
基体上に磁性膜として付着形成させる)により、
高い抗磁力、例えば1300エルステツド程度の抗磁
力を有する磁性膜が形成されているようなものを
用いることが必要とされるが、前記のような薄い
膜厚の磁性膜を備えた磁気記録媒体を構成させる
際には、その磁性膜が付着形成されるべき基体に
おける磁性膜の付着面が、それらの表面粗らさと
して磁性膜の膜厚の1/10程度、すなわち、前記し
た磁性膜の例の場合には、磁性膜の付着面の表面
粗らさが、0.01μm〜0.02μm程度となされていな
ければならない。
そして、磁性膜が付着されるべき基体の表面の
表面粗らさを前述の例のように0.01μm〜0.02μm
とすることは、磁気記録媒体の基体として、例え
ば表面粗らさが0.01μm〜0.02μm程度のポリエチ
レンテレフタレートフイルムを使用すれば容易に
達成できるが、ポリエチレンテレフタレートフイ
ルムを基体に用いて円筒状の磁気記録媒体を構成
する場合に、ポリエチレンテルフタレートフイル
ムを円筒状に曲げてそれの端部を突合わせて貼り
合わせても、それの端部に凹凸の無い状態の円筒
状の基体を量産することは困難であり、したがつ
て、ポリエチレンテレフタレートフイルムを基体
に用いて構成した円筒状の磁気記録媒体は採用し
難い。
また、円筒状の基体として、アルミニウムある
いはプラスチツクなどの円筒の表面に研磨加工や
ポリシングなどの機械的な精密仕上げ加工を施こ
したものを用いるようにした場合には、それによ
つて得られる基体表面の表面粗らさは、ゼロコン
マ数μm程度であり、このような表面粗らさの基
体の表面に、前記したように膜厚が0.1μm程度の
高抗磁力の磁性膜を付着形成させてみたところ
で、良好な表面性を有する磁性膜を備えた円筒状
の磁気記録媒体を得ることはできないし、また、
上記のような機械な精密仕上げ加工によつて基体
の表面を仕上げたのでは、完成された磁気記録媒
体が高価なものとなるので、それを例えば民生用
の電子式カメラなどのような撮像録画装置の磁気
記録媒体として使用することも困難である。
このように、前記したような円筒状の磁気記録
媒体はそれを高密度記録再生用のものとして安価
に提供し得ないものであつたので、民生用の電子
式カメラなどのような小型な撮像録画装置にも使
用できる高密度記録再生機能を備えた磁気記録媒
体の実現が要望され、その要望に沿う磁気記録媒
体として、鏡面状の外周側面を有するように成型
加工されたプラスチツク製の基体の鏡面状の外周
側面に磁性膜を付着形成して構成した磁気記録媒
体、及び、前記の磁気記録媒体を収納容器中に収
納してカートリツジ化した磁気記録媒体などが提
案された。
すなわち、前記した磁気記録媒体は、磁性膜を
付着形成させるべき基体の面を形成させるのに用
いる射出成形用の型の表面を鏡面としておくこと
により、成型加工品として得られるプラスチツク
製の基体における磁性膜の付着形成面が前記した
射出成形用の型の鏡面の転写により鏡面となされ
ている如き構成のプラスチツク製の基体を用い、
その基体の鏡面状の磁性膜の付着形成面に対して
適当な手段、例えば、無電界メツキ法、蒸着法、
スパツタリング法などの内の任意の手段の適用に
より、高い抗磁力の磁性薄膜を付着形成させ、ま
た、前記のように構成された磁気記録媒体を収納
容器中に収納してカートリツジ化された磁気記録
媒体としたものであり、その磁気記録媒体は基体
がプラスチツクの射出成形品のような成型加工品
であるために、外型状が直円錐台状のものとなさ
れていて、この既提案の磁気記録媒体は、それの
基体がプラスチツク製の成型加工品であつて、し
かも、それの磁性膜の付着形成面は、成型加工用
の型の鏡面が成型加工時に転写された鏡面となさ
れているものであるから、高密度記録用の磁気記
録媒体を大量生産するのに適した構造のものであ
る。
それで、上記のような既提案の磁気記録媒体
は、既述した民生用の磁気記録、再生装置により
高密度記録、再生を行なわせようとする際にも有
効に使用できるが、例えば、民生用の磁気記録、
再生装置として、特にそれの小型軽量化が要望さ
れる場合には、磁気記録媒体の空間占有率の大き
さも重大な問題となる。
また、磁気記録媒体が直円錐台の外形状を有し
ているような場合には、磁気記録媒体における磁
性膜に対して磁気ヘツドを良好に摺接させた状態
で磁気ヘツドを移送させるための手段をどうする
のかが問題となり、また、磁気記録媒体が収納容
器中に収納されてカートリツジ化された磁気記録
媒体が用いられた場合には、それの装着姿態の規
制手段をどうするのかも問題となる。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、もとの直円錐が小角度の頂角2θを有
している如き直円錐台の外形状をもち、中空々洞
状に成型加工されている肉薄なプラスチツク製の
基体の鏡面状の外周側面に磁性膜が付着形成され
ており、また、前記基体の下底面側が開放されて
いるとともに、基体の上底面側に回転駆動機構と
の係合部が設けられている磁気記録媒体や、前記
の磁気記録媒体が収納容器中に収納されてなる磁
気記録媒体を用いて、情報信号の磁気記録、再生
を行なうようにした磁気記録、再生装置を小型な
ものとして構成させるために、磁気記録媒体を磁
気記録、再生装置における回転駆動機構に結合装
着した状態において、回転駆動源を含む回転駆動
機構が磁気記録媒体における中空々洞内に位置
し、かつ、前記の磁気記録媒体によつて包囲され
るような態様を以つて回転駆動源を含む回転駆動
機構を設けたり、また、磁気ヘツドの移送機構を
磁気記録媒体の回転中心に対して角度θだけ傾斜
させて設けたり、さらに、収納容器に設けた磁気
ヘツドの突出用溝孔が磁気ヘツドの移送経路と対
向した状態で、カートリツジ化された磁気記録媒
体が回転駆動機構に結合装着されるようにする手
段を設けた磁気記録、再生装置を提供するもので
ある。
(実施例) 以下、本発明の磁気記録、再生装置の具体的な
内容を添付図面を参照して説明する。第1図は、
本発明の磁気記録、再生装置において情報信号の
記録、再生のために使用される磁気記録媒体Aの
一例のものの斜視図であり、この第1図では磁気
記録媒体Aの構成の理解を容易にするために、一
部を破砕した状態で示している。
第1図において、1はプラスチツクの成型加工
品よりなる基体であつて、2は基体1の鏡面状の
外周側面に付着形成された磁性膜であり、また3
は回転駆動機構の回転軸が嵌合する孔、4は基体
1と回転駆動機構との係合部であつて、この係合
部4は基体1に固着されているものである。
基体1は直円錐をそれの底面に平行な面で切断
して得られる直円錐台の外形状をもつ中空々洞状
の肉薄なプラスチツク成型品であり、基体1の下
底面5は開放されており、また、上底面6には前
記した孔3が設けられていると共に、係合部4が
固着されている。また基体1には基体1の回転位
相を示す信号を発生させるためのマーク部7が設
けられている。マーク部7は図示の例では基体1
の下底面5側に近い部分に設けられているが、マ
ーク部7はそれが基体1の上底面6に近い部分に
設けられてもよい。
前記したマーク部7は、回転位相を示す信号を
発生させるための構成原理や動作原理がどうであ
るのかに応じて、それぞれ所要の構成態様のもの
として構成されるのであり、例えば、光学的手段
によつてマーク部7と対応させて回転位相を示す
信号を発生させるようにした場合には、光源から
の光がマーク部7で透過または反射されて受光素
子に与えられるようにすればよく、また、例えば
電磁気的な手段によつてマーク部7と対応する信
号を発生させるようにした場合には、マーク部7
として永久磁石片を用いて、検出コイルにより回
転位相を示す信号が発生されるようにすればよい
のである。
基体1、すなわち磁気記録媒体Aにそれの回転
位相を示す信号を発生させるためのマーク部7を
設ける理由は次のとおりである。磁気記録媒体が
磁気記録再生装置における回転駆動機構に結合装
着された後に、それが一度も回転駆動機構から離
脱されない状態を以つて情報信号の記録、再生が
行なわれるようになされた場合には、回転駆動機
構の駆動軸の回転位相と、磁気記録媒体Aの回転
位相とは一致しており、その場合には回転駆動機
構の駆動軸に設けた回転位相を示す信号の発生手
段で発生された回転位相信号Aと、磁気記録媒体
で記録再生の対象としているテレビジヨン信号
(以下、TV信号と略記する)の垂直同期信号と
を用いて、磁気記録媒体の自動位相制御回路を動
作させることにより、磁気記録媒体に記録される
TV信号は、それの垂直同期信号部分の記録位置
が、磁気記録媒体における特定な母線位置付近の
領域に整列した状態で記録されるから、磁気記録
媒体に対する回転駆動機構による回転駆動が断続
的に行なわれたとしても、磁気記録媒体に記録さ
れたTV信号の垂直同期信号部分の記録位置には
変化が生ぜず、したがつて、いわゆるつなぎ撮り
を行なつたり、記録画像の入れ替えを行なうこと
も容易である。
ところが、磁気記録媒体の全体が記録済みとな
されるまでに、磁気記録媒体が磁気記録、再生装
置における回転駆動機構に対して何度も着脱を繰
返しながら、それに対する記録再生動作が行なわ
れるようにされる場合には、磁気記録媒体と回転
駆動機構の駆動軸との周方向の相対的な位相関係
は常に同一とはならないから、前記のように回転
駆動機構の駆動軸の回転位相を示す信号を用いて
磁気記録媒体の回転位相の制御を行なつても、磁
気記録媒体上に記録されるTV信号の垂直同期信
号期間の記録位置は磁気記録媒体の装着の都度毎
に異なつたものとなり、再生画像が乱れてしまう
のである。それで、磁気記録媒体自体に、それの
回転位相を示す信号を発生させるためのマーク部
7を設けて、上記の問題点が生じないようにする
のである。
さて、基体1は直円錐台の外形状を有するもの
として構成されているが、それのもとの直円錐は
頂角2θが小角度、例えば数度以内のものである。
しかし、図面に示す基体1では基体1が直円錐台
の外形状を有するものであることが明確に判かる
ようにするために、もとの直円錐としては頂角2θ
が大きな角度を有しているものが用いられてい
る。
第2図は、第1図に示す磁気記録媒体Aの縦断
面図であり、この第2図には基体1と係合部4と
の固着の一例態様が明瞭に示されている。この図
示の例のような係合部4が採用されるときは、係
合部4として強磁性体、例えば軟鉄を用い、プラ
スチツク材料により基体1が成型加工される際
に、前記の係合部4が基体1に一体的に埋込み固
着されるようにするとよい。
第3図は、プラスチツク製の基体1に係合部4
を一体的に埋込み固着させた状態でプラスチツク
製の基台1を射出成形によつて作る場合の説明用
図であつて、この図において、8は雄型、9は雌
型、10は溶融プラスチツクの注入口であり、ま
ず雌型9が取外ずされている状態において、雄型
8の突起部8aに係合部4を嵌合させ、次いで、
雄型8と雌型9とを組合わせ、溶融プラスチツク
の注入口10より溶融プラスチツクを雄型8と雌
型9との間隙内へ圧入し、次いで型を冷却して雌
型9及び雄型8を外ずして、プラスチツク製の基
体1に係合部4が埋込み固着された状態の基体1
が作られるのである。
上記のようにして射出成形によつて作られるプ
ラスチツク製の基体1は、雌型9や雄型8を容易
に外ずすことができるように、また、前記の雌型
9や雄型8を取外ずす際の雌型9や雄型8の移動
変位によつても製品の表面に傷がつかないように
するために、基体1は円筒状ではなく直円錐台形
状となされている。
射出成形作業の容易さの面からいえば、直円錐
台形状の製品は、直円錐台のもとの円錐が頂角の
大きなものであつた方がよいのであるが、磁気記
録媒体に使用される直円錐台形状の基体1として
は、それの外周側面に形成される記録再生領域中
において記録媒体面と磁気ヘツドとの相対的な線
速度が余りに大巾に異なることは望ましくないか
ら、基体1の直円錐台のもとの円錐としては頂角
が小さいものの方が好ましいので、可能な範囲で
前記した頂角の小さい円錐がもとの円錐となされ
ているような直円錐台形状の基体1が作られるよ
うにする。
さて、前記のように射出成形によつて作られる
基体1の表面の状態は、雄型8の表面の状態と雌
型9の表面の状態が転写されたものとなつている
から、基体1における磁性膜の付着形成面を形成
させるのに用いられる型の表面が鏡面となされて
いれば、射出成形によつて作られた基体1として
は、それの磁性膜の付着形成面の表面が鏡面にな
されているものが得られる。
基体1の外周側面に磁性膜が付着形成される場
合には、雌型9としてそれの内周面が鏡面に仕上
げられている状態のものを使用すればよい。すな
わち、雌型9として、それの内周面にアモルフア
スな材料(例えば石英ガラス)を用い、その表面
に光学ポリシングを施こして鏡面状に仕上げるこ
とにより、その表面粗さを0.01μm程度の鏡面と
したものを用いれば、プラスチツク製の基体1は
それの外周側面の表面粗さが0.01μm前後のもの
として大量生産することができるものである。
前記のようにして射出成形によつて作られる基
体1の材料としては、ポリカーボネート、アクリ
ルニトリル、ブタジエン、スチレン共重合樹脂
(ABS)、アクリル樹脂などのように、耐熱性、
耐衝撃性、強靭性、及び表面硬度などに優れてお
り、また、成形加工性の良好な樹脂が使用でき
る。
成形加工に当つては、雌型と雄型との嵌合によ
つて基体1の回転軸心が正確に得られるようにな
されるべきことは当然である。
プラスチツク材料の射出成形により、磁性膜の
付着形成面となされる面が鏡面状となつている基
体1は、その鏡面状となされている磁性膜の付着
形成面に、蒸着、スパツタリング、あるいは無電
解メツキなどによつて磁性膜が付着形成され、次
いで基体1の所定の部分にマーク部7が設けられ
ると、第1図示のような構成の磁気記録媒体が完
成する。
直円錐台形状の基体1としてそれの上底面6の
直径25mm、下底面の直径が27mm、母線の長さが54
mmのものは、もとの直円錐はその頂角が略々2度
である。また、前記の寸法関係を備えた基体1は
その側面の肉厚が、例えば1.5mm程度とされる。
また、前記の寸法関係の基体を用いて作られてい
る磁気記録媒体において、上底面6側と下底面5
側との円周長の差は略々7%であるから、磁気記
録媒体の記録再生領域内で生じるべき磁気ヘツド
と記録媒体面との相対線速度の変化は7%以下に
納まり、したがつて、磁気記録媒体の外形状が直
円錐台形状となされたことによつても、磁気記録
再生特性上には何らの支障も生じさせることがな
い。
第4図は、前記した第1図及び第2図に示すよ
うな磁気記録媒体Aを回転駆動機構に結合させた
状態を示す縦断面図であつて、この第4図におい
て、19は基台、18はモータ支持体、11はモ
ータであり、軸受15a,15bに支持されてい
るモータ11の回転軸12には回転板13が固着
されており、回転板13には環状の永久磁石14
が固着されている。
それで、磁気記録媒体Aを、それの孔3にモー
タ11の回転軸12の先端を入れ、次いで、孔3
と回転軸12とを嵌合させると、回転円板13に
固着されている永久磁石14と磁気記録媒体Aの
基体1の上底面6に固着されている軟鉄製の係合
部4とが磁気的に吸着してモータ11によつて磁
気記録媒体Aが回転駆動されるのである。
なお、第4図中において16はマグネツト、1
7はコイルであり、また、20は発光素子、21
は受光素子であり、この発光素子20と受光素子
21とは、磁気記録媒体Aに設けられたマーク部
7の透孔が両者間に存在するときに磁気記録媒体
Aの回転位相を示す信号を発生する。
また、第4図において、33は移送用のモー
タ、34は送りねじ、35は案内棒、36は移送
体、37はアクチユエータ、38は磁気ヘツドで
あり、また、39は磁気ヘツド強制変位機構であ
り、送りねじ34と案内棒35は磁気記録媒体A
の回転中心に対してθ度だけ傾斜されて設けられ
ている。
これまでに説明した磁気記録媒体Aは、それの
磁性膜2が露出している状態となつているから、
取扱い上不便であるし、また、磁性膜が損傷され
易いなどのことが問題となる。そして上記の問題
点は、磁気記録媒体Aを収納容器B中に収納して
カートリツジ化することによつて解決できる。
第5図は、直円錐台の外形状を有する磁気記録
媒体Aを収納容器B内に収納してカートリツジ化
した磁気記録媒体の斜視図であり、この図では内
部の構造が明確に示されるように一部を破砕して
図示している。また、第6図は第5図中のX―X
線位置における縦断面図である。
第5図及び第6図において、Aは磁気記録媒
体、Bは磁気記録媒体Aと略々相似な外形状を有
するような収納容器であり、磁気記録媒体Aは収
納容器Bを構成している外壁部22と内壁部23
との間に収納される。
収納容器Bを構成する外壁部22と内壁部23
とは、それぞれプラスチツクの成型品で作られる
のがよく、外壁部22と内壁部23とが分離され
ている状態において外壁部22の中空々洞内へ磁
気記録媒体Aをそれの上底面を先頭にして挿入し
た後に、内壁部23と前記した外壁部22とを結
合部24で結合させる。
この状態において、磁気記録媒体Aにおける磁
性膜面が収納容器Bの外壁部22の内面に接触し
て損傷されることがないように、第5図及び第6
図に示されている例のものにおいては、磁気記録
媒体Aにおける下底面側の外周側面上に突起25
を設け、また、収納容器Bの外壁部22の上底面
側の内周壁面上に突起76を設けている。前記し
た突起25,76は環状突起であつても、あるい
は不連続的に設けられた複数個の突起であつても
よい。また、前記した突起25,76は、射出成
形時に基体1や外壁部22と一体的に形成させる
ことが望ましい。
26は収納容器Bの外壁部22に穿設された溝
孔であり、この溝孔26は磁気ヘツドが収納容器
B内の磁気記録媒体Aの磁性膜面へ当接可能なよ
うにするためのもので、したがつて、溝孔26は
外壁部22の特定な部分に所定の長さにわたつて
母線方向に設けられている。27は前記した溝孔
26の外周に設けられた案内用突起であり、この
案内用突起27はカートリツジ化された磁気記録
媒体を記録装置あるいは記録再生装置へ装着する
ときに、収納容器Bの外壁部22の溝孔26が、
前記の装置側に設けられている磁気ヘツドの移送
領域と正しく対応している状態となるように、カ
ートリツジの装着姿態を規制するために用いられ
るもので、カートリツジが装着されるべき磁気記
録、再生装置側には、前記した案内用突起27と
対応するガイド溝(例えば第17図中の符号87
で示される部分)が設けられている。
また、収納容器Bの内壁部23には案内用の突
起28が突設されており、この案内用の突起28
は回転駆動機構に設けられた案内溝30(第7
図)に係合してカートリツジの装着姿態を規制す
るのに用いられる。前記した案内用の突起28に
は固定位置を定めるための孔29が設けられてお
り、カートリツジが回転駆動機構に対して正しく
装着された状態となされたときに、前記の孔29
に対して、案内溝30中に設けられた可動突起体
31が嵌入してカートリツジが固定されるように
する。前記した可動突起体31としてはスプリン
グで付勢されているボールを用いた周知構成のも
のが使用できる。
第7図は、回転駆動機構の部分と磁気ヘツドの
移送機構の部分とを示す斜視図であり、32はモ
ータ11の保持部で、この保持部32は直円錐台
状の外形状を備えていて、回転駆動機構へのカー
トリツジの装着時に、カートリツジの装着が容易
となるようにされる。
第7図において、33は移送用のモータ、34
は送りねじ、35は案内棒、36は送りねじと噛
合う移送体、37はアクチユエータ、38は磁気
ヘツドであり、送りねじ34や案内棒35は磁気
記録媒体の回転中心に対してθ度だけ傾斜してお
り、また、磁気ヘツド38はアクチユエータ37
によつて所要のように駆動変位される。また、3
9は移送体36に固着されている磁気ヘツド強制
変位機構であり、これは例えば電磁石を含んで構
成されていて、電磁石に通電された時に磁気ヘツ
ド38がカートリツジの外部へ退避された状態に
される。
この磁気ヘツド強制変位機構39は、装置への
カートリツジの装着時、あるいは装置からのカー
トリツジの取出し時などのように磁気ヘツド38
をカートリツジの通路部分から退避させることが
必要なときに動作させるものであるから、前記の
ようにカートリツジの移動が行なわれる以前に、
自動的に磁気ヘツド強制変位機構の電磁石へ通電
されるような回路構成が採用されることは望まし
い実施の態様である。
第8図は、回転駆動機構へカートリツジ化され
た磁気記録媒体を装着した状態を示す縦断面図で
あり、また、第9図は磁気記録媒体Aの回転位相
を示す信号を磁気的に発生させるようにしたもの
の構成例を示す縦断面図であり、図において、4
0はマグネツト、41は検出コイル(ピツクアツ
プコイル)である。
第10図は、磁気記録媒体Aと回転駆動機構と
の結合部分の異なる構成態様を示す縦断面図であ
り、この第10図に示すものではモータの回転軸
12に固着された回転板13に、磁気記録媒体A
の嵌合用孔3に嵌合する突起13aを設け、回転
板13の突起13aの先端の細い部分が磁気記録
媒体Aの嵌合用孔3に挿入された状態で磁気記録
媒体Aが回転駆動機構に押し込まれて行くと、回
転板13に固着されている環状の永久磁石14
と、磁気記録媒体Aの基体1の上底面6に固着さ
れている軟鉄製の吸着板43が磁気的な吸引力で
吸引されることにより、磁気記録媒体Aと回転駆
動機構とが結合された状態となされるのである。
図中の42は磁気シールド用の強磁性体製リング
である。
第11図及び第12図は磁気ヘツド38の構成
例を示す図であり、第11図はセンアロイ系の合
金の薄膜45を多結晶フエライト板46,47で
挾んで磁路を構成し、また、磁気空隙44の部分
付近は高い耐磨耗性を有するセラミツク板48,
49でセンアロイ系の合金の薄膜45を挾着した
構成とし、さらに、磁気空隙44付近の磁気記録
媒体Aとの凹曲面状の摺接の曲率が、磁気記録媒
体Aにおける最小の曲率の部分の曲率よりも僅か
に小さな曲率をもつように構成された磁気ヘツド
であり、50,51はコイルである。
また、第12図は単結晶フエライトで作られた
磁気ヘツドであつて、この磁気ヘツドにおいても
磁気記録媒体Aとの凹曲面状の摺接面の曲率は第
11図に示す磁気ヘツドの場合と同様になされて
いる。第12図中において、52,53はガラス
ボンデイング部分である。
第13図は、収納容器B中に磁気記録媒体Aを
収納してカートリツジ化された磁気記録媒体の別
の構成態様のものを示す縦断面図であり、この第
13図においては、収納容器Bにおける外壁部2
2の開放端側に、収納容器Bの中空々洞内に収納
されている磁気記録媒体Aが収納容器B中から脱
出しないようにするためと、磁気記録媒体を回転
駆動機構へ装着する際の案内部となるリング部材
54が設けられている構成のものである。前記し
たリング部材54と、外壁部22との結合の態様
は任意であつてもよいが、第13図に示されてい
るように両者に構成させた凹凸部を嵌合させるこ
とによつて行なうのが簡単でよい。
実施に当り収納容器Bとしては任意の外形状の
ものとされてもよいのであり、例えば、円筒状の
外形状の収納容器を採用したり、あるいは角筒状
の外形状の収納容器が採用されてもよい。
また、磁気記録媒体と回転駆動機構との結合の
態様は、これまでに説明した実施態様のように両
者間における磁気的吸着力による結合手段に限ら
ず、例えば、回転軸の先端部分にねじを切つてお
き、それにナツトを噛合わせて磁気記録媒体と回
転駆動機構とを結合させたり、あるいは回転軸に
取付けられた円転板に対して、磁気記録媒体をス
プリングあるいはスプリングによつて付勢された
ボールなどによつて圧着させて、磁気記録媒体と
を結合させるようにしてもよい。磁気的な結合手
段の採用によつても、磁気記録再生作用に対して
何らの悪影響をも与えることがないようになされ
るならば、磁気記録媒体と回転駆動機構との結合
手段として前述したような磁気的吸着作用を用い
た結合機構が用いられることは機構の簡単化のた
めに望ましい実施の態様である。
第14図は、磁気記録媒体Aを収納した収納容
器Bの天板55の内面と磁気記録媒体Aの上底面
の上面との間に、例えば板ばね56とボール57
とによる押圧部材を設けた構成のものであり、収
納容器Bの天板55に固着されている板ばね56
へ回転自在に支持されたボール57が板ばね56
の付勢によつて磁気記録媒体Aに圧接されること
により、カートリツジ化された磁気記録媒体が回
転駆動機構に結合されていない状態においては、
磁気記録媒体Aががたつきのない状態で収納容器
B内に収納され、また回転駆動機構に磁気記録媒
体が結合された状態においては、板ばね56で付
勢されたボール57によつて磁気記録媒体Aが回
転駆動機構における結合部材58に圧着された状
態になるようにして、回転駆動機構から磁気記録
媒体への回転動力の伝達が滑べりなく円滑に行な
われうるようにされる。このとき、板ばね56で
付勢されているボール57は、磁気記録媒体Aの
上底面の上面で回転状態で接するから、板ばね5
6とボール57とによつて構成された押圧部材の
存在が回転駆動機構に対して大きな負荷を与える
ようなことはない。
第16図、収納容器Bに磁気記録媒体Aを収納
してカートリツジ化されている磁気記録媒体が利
用装置側の回転駆動機構へ装着された時に、磁気
記録媒体が装着されるべき利用装置側に設けられ
ている押圧部材によつて、収納容器B内の磁気記
録媒体Aが回転駆動機構の結合部58へ圧接され
るようにして、回転駆動機構側から磁気記録媒体
Aへの回転動力の伝達が良好に行なわれうるよう
にされた磁気記録媒体の構成例を示したものであ
り、この第16図示のものには収納容器Bの天板
55に利用装置側に設けられている押圧部材59
を貫通させるための孔55aが穿設されており、
収納容器B内に収納されてカートリツジ化されて
いる磁気記録媒体を利用装置側に装着した後に、
利用装置側の押圧部材59を収納容器Bの天板5
5の孔55aを貫通させ、その先端部により磁気
記録媒体が押されるようにして、磁気記録媒体を
回転駆動機構の結合部58に圧接させて、磁気記
録媒体への回転駆動機構からの回転動力の伝達が
良好に行なわれるようにされる。第16図中に示
されている押圧部材59としては、それの先端部
に回転自在なボールを設けてあるものを使用する
とよく、また、前記のボールはばねで付勢されて
いるような構成のものとされていることが望まし
い。また、前記した押圧部材59は、利用装置へ
カートリツジ化された磁気記録媒体を装着する際
に用いられる利用装置側の装着孔の蓋に取付けて
おき、カートリツジ化された磁気記録媒体を利用
装置側の装着孔に挿入した後に、その装着孔の蓋
を閉めるのと同時に、収納容器中の磁気記録媒体
Aが、前記の蓋に取付けられている押圧部材59
によつて回転駆動機構の結合部材58へ圧接され
るようになされるのがよい。
第17図は、本発明の磁気記録、再生装置を、
電子式カメラに実施した場合の一例構成を示す図
であつて、第17図ではカメラ部分は透視斜視図
で示し、また、再生用付加装置部分やモニタTV
受像機部分は斜視図で示してある。
この第17図示の磁気記録、再生装置は、カメ
ラ部分PGAとして光学系やイメージセンサ及び
記録系と、磁気記録媒体の回転駆動機構ならびに
磁気ヘツドの移送機構などを備えて構成されたも
のを用い、また、再生に当つては前記したカメラ
部分PGAに設けられている磁気記録媒体の回転
駆動機構や磁気ヘツドの移送機構などを用いて磁
気記録媒体から情報信号を再生し、その再生信号
をコネクタCNTによつて再生付加装置部分PBA
へ与え、電気回路だけで構成されている再生付加
装置部分PBAにおいて所要のTV映像信号として
それをモニタTV受像機TVSに与えるように構成
したものである。
第17図に示すカメラ部分PGAにおいて、6
0はレンズ、61はハーフミラー、62は例えば
CCDイメージセンサのような固体撮像素子、6
3は反射鏡、64は光学的ビユーフアインダであ
り、被写体からの光は図中の一点鎖線で示すよう
に、レンズ60とハーフミラー61とを通して固
体撮像素子62の光電変換部に与えられ、固体撮
像素子62では被写体の画像と対応する映像信号
(画像信号)を発生する。
また、ハーフミラー61で反射された一部の光
は、反射鏡63で反射されて光学的ビユーフアイ
ンダ64へ与えられ、そこで被写体の像を撮像者
に確認させうるようにする。65は電子式カメラ
に動作用電力を供給する電池であり、66は回路
基板、67はシヤツタ釦、68は操作用スイツ
チ、69はレリーズ釦である。
70は磁気記録媒体が収納容器B中に収納され
た状態のものとして構成されているカートリツジ
化された磁気記録媒体を電子式カメラの筐体内へ
挿入装着したり、筐体内から取出すための開口部
であり、また、71は開口部70に設けられた開
閉蓋であり、この開閉蓋71には押圧部材72
(図示の例ではスプリング72)が設けられてい
る。また、38は磁気ヘツド、39は磁気ヘツド
強制変位機構、37はアクチユエータ、33は磁
気ヘツドの移送機構部に設けられた移送用のモー
タである。記録動作時において、カートリツジ化
された磁気記録媒体における収納容器B内に収納
されている磁気記録媒体は、信号の記録に適用さ
れるTV方式における垂直走査標準と関連する回
転数で高速に回転駆動され、また、静止状態にお
かれている収納容器の側面に図中の上下方向に設
けられている透孔26を通して磁気ヘツド38の
先端部が磁気記録媒体Aの磁性膜の表面に当接さ
れた状態において、磁気ヘツド38がそれの移送
機構部によつて連続的または間欠的に移送される
ことによつて、磁気記録媒体の磁性膜には所定の
記録跡間隔を示す記録跡が形成され、磁気記録媒
体の1回転毎に形成される記録跡により、垂直周
期またはそれの整数倍の時間長づつの映像信号が
記録される。
このように、本発明の磁気記録媒体を用いて記
録装置、記録再生装置を構成すれば、第17図示
のような超小型な電子式カメラ、その他、小型な
利用装置も容易に提供することが可能となるので
ある。
第18図は、磁気記録、再生装置における信号
処理系や制御系などの構成例と磁気記録媒体に記
録されているTV信号の再生系の構成例とを示す
ブロツク図であり、この第18図に示すブロツク
図は、磁気記録媒体における回転駆動機構部MD
や磁気ヘツド38の移送機構部SDなどが、磁気
記録媒体からの信号の再生時にも兼用されるよう
に構成されている磁気記録、再生装置を示してい
る。
この第18図中において、RCSは磁気記録媒
体の位相制御系で、モータ11は回転位相制御系
による制御動作によつて所定の回転位相で例えば
毎分3600回転し、磁気記録媒体Aの1周中に、フ
イールド数が60のTV信号の1フイールド分の映
像信号が、それの垂直同期信号位置が磁気記録媒
体Aの特定な母線位置に揃つて記録されるような
記録態様で記録される(なお、第18図において
モータ11が磁気記録媒体Aの外部に設けられて
いるように図示されているが、これはモータ11
が図示されるようにしたものである)。
第18図において、OPrは操作部であり、この
操作部OPrには磁気記録、再生装置の各種の動作
態様を設定するための操作釦(または操作スイツ
チ、操作キイ)を備えており、制御回路CTCは
前記した操作部OPrにおける操作釦の操作に応じ
て発生された信号によつて磁気記録、再生装置の
各構成部分がそれぞれ所要の動作を行なうように
各構成部分の動作を制御する。制御回路CTCと
しては、例えばマイクロプロセツサを含んで構成
されているものを使用することができる。
SGは映像信号源であり、この映像信号源SGの
端子73からは複合カラー映像信号が送出され、
また、端子74からは複合同期信号が送出され
る。映像信号源SGとしては、所定の信号形態の
カラー映像信号と複合同期信号とを送出しうるよ
うなものであればどのようなものであつてもよ
い。
第18図に示す構成の装置では、映像信号源
SGの端子73からは、例えば第19図a図に示
すような波形の複合カラー映像信号、すなわち、
輝度信号の占有周波数帯域中に、輝度信号と色信
号とが帯域共有多重化されているような信号形態
の複合カラー映像信号(例えば、いわゆるNTSC
方式の映像信号)が送出され、また、端子75か
らは映像信号に附随する音声信号が送出されてい
るものとして、以下の説明が行なわれる。
映像信号源SGの端子73から送出された複合
カラー映像信号は、記録信号生成回路RSPと色
信号処理回路CPCとに供給され、また、端子7
4から送出された複合同期信号は制御回路CTC
に与えられ、さらに、端子75からの音声信号が
記録信号生成回路RSTに与えられる。複合カラ
ー映像信号が供給された色信号処理回路CPCで
は、複合カラー映像信号中の搬送色信号を抽出し
て、それを低域変換搬送色信号に変換して記録信
号生成回路RSPに与え、また、複合カラー映像
信号及び音声信号と前記した低域変換搬送色信号
とが与えられている記録信号生成回路RSPでは、
まず、複合カラー映像信号中の輝度信号を抽出
し、その抽出された輝度信号を信号波とする周波
数変調輝度信号を得、また、前記の周波数変調輝
度信号と、音声信号を信号波とする周波数変調音
声信号と、低域変換搬送色信号とによつて周波数
分割多重化信号形態の記録信号を作つてスイツチ
ング回路SWCrに供給する。
一方、複合同期信号が供給されている制御回路
CTCでは、複合同期信号から垂直同期信号と水
平同期信号を得て、それらの信号に基づいて必要
な各種のパルスを作り、操作部OPrで設定された
動作モードに応じてカメラ部分PGAの各構成部
分が所要の動作態様での動作を行ないうるような
制御動作を行なう。第18図において、PGAは
磁気記録装置として構成されているカメラ部分、
PBAは再生用付加装置、CNTはコネクタであ
り、例えば、記録装置PGAと再生用付加装置
PBAとがコネクタCNTで切離されていて、記録
装置PGAの操作部OPrにおいて、記録モードに
設定されたとした場合には、モータ11が回転位
相制御系によつて毎分3600回転で垂直同期信号と
同期した状態で駆動回転されるように、制御回路
CTCから回転位相制御系に対して制御信号が与
えられ、また、操作部OPrで指定した記録態様で
の記録が磁気記録媒体Aで行なわれるように、制
御回路CTCから移送機構のモータ33のフイー
ド制御及びサーボ回路77に対して制御信号が与
えられる。なお、78はエンコーダであり、また
第18図中における79〜83の各端子には、制
御回路CTCからそれぞれ所要のパルスが与えら
れて、各構成部分の動作が後述のように制御され
るのである。
さて、記録モード時において、録再切換スイツ
チSWにおける可動接点Vは、端子81に供給さ
れている切換制御信号によつて固定接点R側に切
換えられていて、記録増幅器RAからの出力信号
が磁気ヘツド38へ供給されるようになされてい
るから、記録モード時に磁気ヘツド38によつて
磁気記録媒体Aに記録される情報信号は、混合器
MIXから記録増幅器RAに与えられる信号であ
る。
磁気記録媒体Aに対して、既述した記録信号生
成回路RSPからの周波数分割多重化信号が連続
的に記録されるようにする場合には、スイツチン
グ回路SWCrが記録信号生成回路RSPの出力信号
を連続して混合器MIXに供給しうる状態となる
ように、制御回路CTCから端子79に切換制御
信号を与えると共に、スイツチング回路SWtが連
続的にオフの状態となされるように、それの端子
80へ制御回路CTCから切換制御信号を与えて、
記録信号生成回路RSPの出力信号がスイツチン
グ回路SWCr→混合器MIX→記録増幅器RA→録
再切換スイツチSWの固定接点R→同可動接点V
の回路を介して、記録信号生成回路RSPから出
力された周波数分割多重化信号が連続的に磁気ヘ
ツド38に供給されるようにする。
上記のような記録態様での記録媒体Mへの記録
は、時間軸上で連続している情報信号がすべて記
録できるので、音声信号の記録再生も良好に行な
われ得るが、前記の記録態様ではトラツキング制
御用の信号を記録してはいないから、再生時にい
わゆる電子式トラツキング手段を適用できず、し
たがつて、磁気ヘツドの移送手段における機械的
精度を考慮して記録跡間隔(トラツクピツチ)を
大きく設定しておかないと、再生時にミストラツ
キングを起こすことになる。それで、上記のよう
な記録態様では記録密度を高くすることが困難で
ある。そして、記録密度を高めるためには、再生
時にいわゆる電子トラツキング手段が適用できる
ように、記録時にトラツキング参照信号が記録さ
れるようにすることが有効なのであり、次に、そ
の一例態様について説明する。第20図a図は記
録信号生成回路RSPからスイツチング回路SWCr
へ与えられる周波数多重化信号形態の記録信号
が、時記軸上に連続して存在していることを示す
図であり、図中の1Vは垂直同期信号と次の垂直
同期信号との間の1垂直走査期間(1フイールド
期間)を表わしており、また第20図b図は、
1V期間毎にオン、オフを繰返すスイツチング動
作を行なうスイツチング回路SWCrからの出力信
号の存在期間を示す図である。第20図b図示の
信号は、制御回路CTCからスイツチング回路
SWCrの端子66へ2V周期の切換制御信号を与
えることによつて得られる。
第20図c図に示すトラツキング参照信号fp1
と第20図e図に示すトラツキング参照信号fp2
とは、第18図中のブロツクTSGで示すトラツ
キング参照信号発生器TSGで作られるトラツキ
ング参照信号であり、トラツキング参照信号発生
器TSGからは、第20図d図に示されている期
間にはトラツキング参照信号fp1が送出され、ま
た、第20図f図に示されている期間にはトラツ
キング参照信号fp2が送出されるようになされて
いる。トラツキング参照信号発生器TSGと混合
器MIXとの間のスイツチング回路SWtの端子8
0には、前記した端子79へ供給される切換制御
信号とは逆位相(逆極性)の切換制御信号が供給
される。
したがつて、混合器MIXからの出力信号は第
20図g図示のように、次々の1V期間が、トラ
ツキング参照信号fp1だけが存在している1V期間、
周波数多重化信号形態の記録信号だけが存在して
いる1V期間、トラツキング参照信号fp2だけが存
在している1V期間、周波数多重化信号形態の記
録信号だけが存在している1V期間が、順次に時
間軸上に配列されている状態の信号となり、これ
が記録増幅器RAと録再切換スイツチSWとを介
して磁気ヘツド38に供給されることにより、磁
気記録媒体Aにはフイールドスキツプ式に記録さ
れた1V期間の周波数多重化信号形態の記録信号
による記録跡(主要情報信号による記録跡)が、
トラツキング参照信号fp1による記録跡とトラツ
キング参照信号fp2による記録跡とによつて挾ま
れているような態様の記録跡パターンが形成され
る。
前記の記録跡パターンによる記録を行なう場合
に、磁気ヘツド38による記録巾Tw(磁気ヘツ
ドの磁気空隙の長手方向の長さ)と、記録跡間隔
Tpとの関係を、記録跡巾Twに比べて記録跡間
隔Tpの方が僅かに小さくなるようにすると、記
録密度の低下を僅少なものとしてトラツキング参
照信号の記録を行なうことができる。
ところで、磁気記録再生系において、トラツキ
ング参照信号fp1,fp2が周波数多重化信号形態の
記録信号に対してビート妨害を起こすようなこと
を防ぎ、かつ、好適な信号レベルでの記録を行な
い、高S/Nでトラツキング参照信号の記録、再
生を行なうことができるようにするために、トラ
ツキング参照信号fp1,fp2を複合カラー映像信号
における水平帰線消去期間と対応する期間だけに
存在させるようにすることは、望ましい実施の態
様であり、また、その場合に、第19図b,c図
に示すように、トラツキング参照信号fp1とトラ
ツキング参照信号fp2とを1水平走査期間(1H期
間)おき毎の2H周期で発生させ、記録跡パター
ン上で1つの主要情報信号による記録跡を挾んで
いるトラツキング参照信号fp1,fp2とが1H期間だ
けずれて第21図に示されているように串目状に
記録されるようにすることは効果的である。
第22図は、磁気ヘツド38によつて磁気記録
媒体Aに記録される前期した各種の信号の周波数
配置図であつて、この第22図において、は周
波数変調輝度信号の占有周波数帯域、または低
域変換搬送色信号の占有周波数帯域、は周波数
変調音声信号の占有周波数帯域であり、図中の
fp1,fp2はトラツキング参照信号である。ここで
トラツキング参照信号fp1,fp2は、低域変換搬送
色信号の占有周波数帯域内に存在するが、トラ
ツキング参照信号fp1,fp2と低域変換搬送色信号
とは時分割多重化された状態で記録され、かつ、
トラツキング参照信号fp1,fp2は第19図a〜c
図示のようにカラーバースト信号期間を除く水平
帰線消去期間と対応する時間位置にあるようにな
されているので、何らの問題も生じない。
次に、第21図を参照して磁気記録媒体Aに記
録形成される記録跡パターンについて説明する。
第21図は磁気ヘツド38の記録巾Twを3.5μm、
記録跡間隔Tpを2μmとし、第20図g図示のよ
うな時系列信号を記録したときに磁気記録媒体A
に形成される記録跡パターンであり、第21図に
おいてSPで示す位置は垂直同期信号の記録位置
である。
磁気記録媒体Aを、それが1V期間に1回転す
るように駆動回転させると、垂直同期信号が記録
跡の巾方向で整列すると共に、水平同期信号も記
録跡の巾方向で整列する。第21図中のt1,t2
t3…は磁気記録媒体Aの1回転毎に形成される記
録跡である。まず、磁気記録媒体Aの最初の1回
転で、垂直同期信号の後の2番目の水平同期信号
位置から2H周期でトラツキング参照信号fp1が記
録された記録跡t1が形成され、次の1回転ではス
イツチング回路SWrから出力された1V期間の周
波数分割多重化信号形態の記録信号が記録された
記録跡t2が形成され、さらに次の1回転では垂直
同期信号の後の1番目の水平同期信号位置から
2H周期でトラツキング参照信号fp2が記録された
記録跡t3が形成される。以下、同様にして次々の
記録跡t4,t5…が順次に記録形成されて行き、第
21図示のような記録跡パターンが形成されるの
である。
ところで、第21図示の記録跡パターンを形成
させるのに、磁気ヘツド38の記録巾Twと記録
跡間隔Tpとが、既述のようにTw>Tpの関係と
なされていたから、ある記録跡とその次に記録形
成される記録跡との間には(Tw―Tp)だけ重
ね書き記録の部分が生じるが、前の記録跡におけ
る重ね書きされた部分は減磁される。
第21図示の記録跡パターンにおいて、周波数
多重化信号形態の記録信号による記録跡、すなわ
ち、主要情報信号による記録跡t2,t4,t6…の両
側の記録跡における一方の記録跡には実線で示す
位置にトラツキング参照信号fp1が記録されてお
り、また、他方の記録跡には破線図示の位置にト
ラツキング参照信号fp2が記録されているが、ト
ラツキング参照信号fp1の記録位置とトラツキン
グ参照信号fp2の記録位置とは1Hずれている。な
お、上記したトラツキング参照信号fp1,fp2の記
録は特開昭52―122416号公報中に開示されている
ような他の態様で行なわれてもよい。
前記のようにして磁気記録装置として動作する
カメラ部分PGAで作られた記録済磁気記録媒体
から記録信号を再生する場合には、記録済記録媒
体を再生装置で再生すればよいのであるが、第1
8図示の構成例においては、カメラ部分PGAと
再生用付加装置PBAをコネクタCNTで接続し、
カメラ部分側の操作部OPrまたは再生用付加装置
PBA側の操作部OPpによつて所望の再生モード
に設定する。前記したコネクタCNTによる前記
の両装置PGA,PBA間の接続動作と対応して、
コネクタCNTのピンによつてスイツチSWpの可
動接点aが固定接点Rp側から固定接点Pp側へと
切換わる。それによりコネクタCNTによつてカ
メラ部分PGAと再生用付加装置PBAとが接続さ
れていない状態において、カメラ部分PGAに対
する動力用電力の供給が、カメラ部分PGAに内
蔵されている電池65から、スイツチSWpの固
定接点Rp、同可動接点aの回路を介して行なわ
れていたのが、前記のスイツチSWpの可動接点
aの切換えにより、記録装置PBAの外部に設け
られている電源PSAIあるいはPSA2から記録装置
PGAに対して動作用電力が供給されるようにな
される。
電源PSA1は、商用交流電源からの交流電力を
整流平滑して直流電力を出力しうるように構成さ
れている源であり、また、電源PSA2は蓄電池で
あるとされており、電源PSA1,PSA2の一方が選
択的に使用される。なお、前記の外部電源PSA1
PSA2としては、再生用付加装置PBAの動作用電
源が用いられるようになされてもよいことは勿論
である。
次に、第18図のブロツク図を参照して再生用
付加装置PBAの構成例や、再生時の動作などに
ついて説明する。操作部OPrまたはOPpを操作し
て再生モードにすると、録再切換スイツチSWの
可動接点Vが固定接点P側に切換えられて、磁気
ヘツド38の再生出力が前置増幅器PrA1に与え
られ、それからの出力信号が前置増幅器PrA2
与えられる。また、制御回路CTCの動作と回転
位相制御系の動作により、磁気記録媒体Aは所定
の回転数で駆動回転され、さらに、磁気ヘツド3
8は操作部OPrまたはOPpに設定された再生モー
ドと対応する変位態様での動作を行なうように、
制御回路CTCによつて制御される。なお、操作
部はそれをカメラ部分PGA側だけに設け、再生
用付加装置PBA側には操作部OPpを設けないよ
うにしてもよい。
前記のように駆動回転される磁気記録媒体Aに
は、磁気ヘツド38の記録巾Twと記録跡間隔
TpとがTp<Twの関係にある第21図示のよう
な記録跡パターンが記録形成されているから、磁
気ヘツド38からは主要情報信号とトラツキング
参照信号fp1,fp2との3つの信号が同時に再生さ
れ、再生された信号は録再切換スイツチSWの可
動接点Vと固定接点Pと前置増幅器PrA1とを介
して前置増幅器PrA2に与えられる。
前置増幅器PrA2からの再生信号出力は、H/
2遅延回路H/2DL1と、色信号処理回路CPCr
と、自動利得制御回路AGCとに与えられる。色
信号処理回路CPCrでは、再生信号中から低域変
換搬送色信号を分離してから周波数変換によりも
との搬送色信号に戻す作用を行なう。色信号処理
回路CPCrからの出力信号はH/2遅延回路H/
2DL2を通して復調回路DEMへ与える。
復調回路DEMでは、H/2遅延回路H/2DL1
を介して与えられた再生信号中の周波数変調輝度
信号と周波数変調音声信号とをそれぞれFM復調
した後、復調輝度信号はそれとH/2遅延回路
H/2DL2からの搬送色信号とを多重化し、また、
復調音声信号は周波数変調し、前記した各信号を
多重化して所定の標準方式のカラーTV信号とそ
れに附随する音声信号として出力端子84へ与え
ると共に、同期分離回路SEPへ与える。
同期分離回路SEPからの出力信号は制御回路
CTCに供給されると共に、同期分離回路SEPで
得られた垂直同期パルスはスイツチングパルス発
生器SPGに与えられる。
なお、前記したH/2遅延回路H/2DL1
H/2DL2は、端子82,83に与えられる制御
信号によつて、ある1V期間は入力信号をH/2
期間だけ遅延させ、また、次の1V期間は入力信
号に遅延を与えないという動作を順次交互に繰返
すように動作する。このような動作の必要な理由
は、再生信号が2:1インターレースを行なつて
いる映像信号をフイールドスキツプした一方のフ
イールドの映像信号だけであるからであり、1V
期間毎に映像信号にH/2遅延を与えることによ
つて実質的に2:1インターレースを行なつてい
る映像信号が得られるのである。
一方、前置増幅器PrA2からの再生信号は、自
動利得制御回路AGCによつてトラツキングのず
れ以外の原因に基づく信号レベルの変動が抑えら
れた後に帯域濾波器BPF1,BPF2に供給されて、
帯域濾波器BPF1,BPF2からはトラツキング参照
信号fp1,fp2が抽出されてスイツチング回路SWC
に与えられる。
スイツチング回路SWCは、スイツチングパル
ス発生器SPGから与えられるスイツチングパル
スによつて切換動作を行なつて、2つのトラツキ
ング参照信号fp1,fp2がトラツキングサーボ回路
TSCにおける2つの入力端子85,86へ与え
られる態様を変更する。
スイツチングパルス発生器SPGは、操作部OPr
またはOPpで設定されたモードの設定状態に応じ
て制御回路CTCから与える制御信号により、ス
イツチング回路SWCが操作部OPで設定されたモ
ードと正しく対応した切換態様での切換動作を行
ないうるようなスイツチングパルスを発生してそ
れをスイツチング回路SWCに供給している。
例えば、操作部OPrまたはOPpで設定された再
生モードが静止画再生モードの場合には、スイツ
チング回路SWCは切換動作を行なわず、また、
操作部OPrまたはOPpで設定された再生モードが
ノーマル再生モードの場合には、スイツチング回
路SWCは磁気記録媒体Aの1回転毎にスイツチ
ング動作を行なう。
トラツキングサーボ回路TSCは、トラツキン
グ参照信号fp1,fp2を包絡線検波した後にそれを
差動増幅器に与え、差動増幅器の出力信号として
トラツキング誤差信号を得て、次いで、前記のト
ラツキング誤差信号に所定の位相補償を施こした
り電力増幅を行なつたりしてトラツキング制御信
号を作り、それをアクチユエータ37に供給す
る。
したがつて、磁気ヘツド38は磁気記録媒体A
の記録跡からの2つのトラツキング参照信号fp1
fp2が同じ信号レベルの状態のものとして再生さ
れるようにアクチユエータ37によつて記録跡の
巾方向に駆動変位されながら再生動作を行ない、
主要情報信号が常に最大信号レベルの状態で再生
されるようにトラツキング制御されるのである。
再生モードが静止画再生モードとなされたとき
は、既述のようにスイツチングパルス発生器
SPGからはスイツチングパルスは発生されず
(または、その極性が一定のものとして保持され
ており)、トラツキング極性は常に一定とされて
いる。例えば、第21図中の記録跡t4の主要情報
信号を静止画として再生する場合を例にとつて説
明すると、再生されたトラツキング参照信号fp1
の信号レベルの方がトラツキング参照信号fp2
信号レベルよりも大きなときは、記録跡t6側へ磁
気ヘツド38の走査軌跡がずれているので、この
場合には記録跡t2側へ磁気ヘツド38が微小変位
されるようにトラツキング制御が行なわれ、ま
た、再生されたトラツキング参照信号fp1,fp2
大きさの関係が前記とは逆の場合には、磁気ヘツ
ド38は記録跡t6側へ微小変位されるようにトラ
ツキング制御が行なわれて、磁気ヘツド38が常
に記録跡t4を正確に追跡するようになされるので
ある。
そして、磁気ヘツド38が記録跡t4についての
再生終了位置、すなわち、第21図中のSP位置
に到達して記録跡t5についての再生が開始される
と、記録跡t5に記録されているトラツキング参照
信号fp1が最大の信号レベルで再生されるから、
磁気ヘツド38は直ちに記録跡t2の方へと変位さ
れて、磁気ヘツド38は記録跡t4上を正確に追跡
している状態に保持されるのである。すなわち、
記録跡t4について静止画再生が行なわれていると
きは、トラツキングの極性が記録跡t4の走査と対
応するものに保持されているから、記録跡t4の再
生終了位置における垂直同期信号の記録位置SP
の段違い不連続記録跡部分においても、常に記録
跡t4を再生するように引戻されて、記録跡t4のみ
の繰返し再生が行なわれてフイールド単位の静止
画が再生されるのである。
次に、ノーマル再生モードとなされたときの動
作について説明する。ノーマル再生モード時に
は、記録モード時と同様に磁気ヘツド38は移送
機構によつて磁気記録媒体Aの軸方向に所定の送
度で連続的に移送されるが、記録がいわゆるフイ
ールドスキツプ方式で行なわれているために、ノ
ーマル再生画像は主要情報信号による同一の記録
跡が2回づつ走査されることによつて得ることが
できる。
すなわち、磁気ヘツド38は、例えば第21図
中の記録跡t2を2回走査した後に、垂直同期信号
の記録位置SPの直前における記録跡t2上から、
記録跡t4の垂直同期信号の記録位置SPの直後の
位置へと急速に変位することが必要とされる。そ
れで、ノーマル再生モード時においては、垂直同
期信号の記録位置SPの位置でトラツキングの極
性を反転させるために、スイツチングパルス発生
器SPGのスイツチングパルスの極性を反転させ
て、記録跡t2に対する走査時とは逆に、トラツキ
ング参照信号fp1の方がトラツキング参照信号fp2
に比べて大きなときは記録跡t2の方へ磁気ヘツド
38が変位され、トラツキング参照信号fp1の方
がトラツキング参照信号fp2に比べて小さなとき
は記録跡t6の方へ磁気ヘツド38が変位されるよ
うにして、記録跡t4を追跡できるようにするので
ある。
以下、前記と同様にして磁気ヘツド38は次々
の主情報信号による記録跡を2回づつ再生して、
ノーマル再生画像が得られるのである。
これまでの記載においては、磁気ヘツド38と
して単一ヘツドが用いられているものとされてい
たが、磁気ヘツドとして一体コアによるダブルギ
ヤツプヘツド、または分離した2個のヘツドを用
い、輝度信号と搬送色信号(必要に応じ音声信号
を含め)とを、それらの2個のヘツドギヤツプ
(または2個のヘツド)によりそれぞれ専用的に
記録、再生しうるようにして画質や解像度を一段
と優れたものにすることもできる。
(効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなよう
に、本発明の磁気記録、再生装置では、もとの直
円錐が小角度の頂角を有している如き直円錐台の
外形状をもち、中空々洞状に成型加工されている
肉薄なプラスチツク製の基体の鏡面状の外周側面
に磁性膜が付着形成されており、また、前記基体
の上底面側に回転駆動機構との係合部が設けられ
ている磁気記録媒体や、前記の磁気記録媒体が収
納容器中に収納されてカートリツジ化された磁気
記録媒体を用いて、情報信号の記録再生を行なう
磁気記録、再生装置において、磁気記録媒体がそ
れを回転駆動させるべき回転駆動機構に装着され
たときに、磁気記録、再生装置側に設けられてい
る回転駆動機構が中空々洞状の磁気記録媒体や収
納容器などにおける中空々洞部内に位置して、そ
れが磁気記録媒体によつて包囲されているような
態様となされるものであるから、磁気記録、再生
装置を良好な空間利用率を示すものとして構成す
ることができ、したがつて、磁気記録、再生装置
を小型軽量化することが容易となり、例えば超小
型な電子式カメラも容易に提供でき、あるいは例
えばデジタル信号の磁気メモリ装置の小型化も容
易となる。
また、本発明の磁気記録、再生装置では磁気ヘ
ツドの移送機構を磁気記録媒体の回転中心に対し
てθ度傾斜させて設けているために、磁気記録媒
体の磁性膜に対する磁気ヘツドの摺接状態が常に
良好となり、優れた記録再生特性を備えた磁気記
録、再生装置を容易に提供できる。
さらに、本発明の磁気記録、再生装置では、磁
気記録媒体を収納容器中に収納してカートリツジ
化した磁気記録媒体に設けた案内部材と、磁気記
録、再生装置側に設けられた案内部材とによつ
て、カートリツジ化された磁気記録媒体を所定の
装着姿態で容易に磁気記録、再生装置へ装着でき
るのであり、さらにまた、磁気記録媒体の着脱に
当つては磁気ヘツドが磁気ヘツドの強制変位機構
によつて磁気記録媒体の移動範囲外へ退避される
ので、磁気記録媒体の着脱は容易に行なわれる。
以上のとおりであつて、本発明の磁気記録、再
生装置では、高密度記録再生の可能な磁気記録再
生装置を小型化することが容易であり、また、記
録再生特性に優れ、かつ、取扱いの容易な装置を
容易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第5図は磁気記録媒体の斜視図、第
2図、第6図及び第13図ならびに第14図は磁
気記録媒体の縦断面図、第3図は基体の成形用の
型の縦断面図、第4図、第8図、第10図及び第
15図ならびに第16図は磁気記録媒体を回転駆
動機構に結合させた状態の縦断面図、第7図は回
転駆動機構部分の斜視図、第9図は回転位相信号
発生器の一例構成を示す縦断面図、第11図及び
第12図は磁気ヘツドの斜視図、第17図は磁気
記録、再生装置の一例のものの斜視図、第18図
は磁気記録、再生系の一例のもののブロツク図、
第19図a〜c図は信号の波形図、第20図a〜
g図は信号構成を説明するためのタイムチヤー
ト、第21図は記録跡パターンを示す平面図、第
22図は信号の周波数配置図である。 A…磁気記録媒体、B…収納容器、1…基体、
2…磁性膜、4…係合部、5…下底面、6…上底
面、7…マーク部、11…モータ、12…回転
軸、13…回転板、14…環状の永久磁石、18
…モータ支持体、19…基台、20…発光素子、
21…受光素子、22…外壁部、23…内壁部、
24…結合部、25,76…突起、26…溝孔、
27,28…案内用突起、30,87…案内溝、
33…移送用のモータ、34…送りねじ、35…
案内棒、36…移送体、37…アクチユエータ、
38…磁気ヘツド、39…磁気ヘツドの強制変位
機構、40…マグネツト、41…検出コイル、5
4…リング部材、55…天板、56…板ばね、5
7…ボール、58…結合部材、59…押圧部材、
60…レンズ、62…固体撮像素子、71…蓋、
CNT…コネクタ、PGA…カメラ部分、PBA…再
生用付加部分、TVS…モニタTV受像機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 もとの直円錐が小角度の頂角を有している如
    き直円錐台の外形状をもち、中空々洞に成型加工
    されている肉薄なプラスチツク製の基体の鏡面状
    の外周側面に磁性膜が付着形成されており、ま
    た、前記基体の下底面側が開放されているととも
    に、基体の上底面側に回転駆動機構との係合部が
    設けられている磁気記録媒体を用いて、情報信号
    の磁気記録、再生を行なう磁気記録、再生装置で
    あつて、前記した磁気記録媒体を所定の回転数で
    回転駆動させるべき回転駆動源を含む回転駆動機
    構は、それに、磁気記録媒体が結合装着された状
    態において、その回転駆動源を含む回転駆動機構
    が磁気記録媒体における中空々洞内に位置し、か
    つ、前記の磁気記録媒体により包囲される如くに
    設けられていることを特徴とする磁気記録、再生
    装置。 2 もとの直円錐が小角度の頂角2θを有している
    如き直円錐台の外形状をもち、中空々洞状に成型
    加工されている肉薄なプラスチツク製の基体の鏡
    面状の外周側面に磁性膜が付着形成されており、
    また、前記基体の下底面側が開放されているとと
    もに、基体の上底面側に回転駆動機構との係合部
    が設けられている磁気記録媒体を用いて、情報信
    号の磁気記録、再生を行なう磁気記録、再生装置
    であつて、前記した磁気記録媒体を所定の回転数
    で回転駆動させるべき回転駆動源を含む回転駆動
    機構は、それに磁気記録媒体が結合装着された状
    態において、その回転駆動源を含む回転駆動機構
    が磁気記録媒体における中空々洞内に位置し、か
    つ、前記の磁気記録媒体により包囲される如くに
    設けられているとともに、前記した磁気記録媒体
    の回転中心に対して角度θだけ傾斜している状態
    の磁気記録媒体の外周側面の磁性膜面に磁気ヘツ
    ドの磁気空隙部分を摺接させながら、磁気記録媒
    体における母線方向の所定範囲にわたつて連続
    的、あるいは間欠的に磁気ヘツドを移送させる磁
    気ヘツドの移送機構を、磁気記録媒体の回転中心
    に対して角度θだけ傾斜させて設けてなる磁気記
    録、再生装置。 3 もとの直円錐が小角度の頂角2θを有している
    如き直円錐台の外形状をもち、中空々洞状に成型
    加工されている肉薄なプラスチツク製の基体の鏡
    面状の外周側面に磁性膜が付着形成されており、
    また、前記基体の下底面側が開放されているとと
    もに、基体の上底面側に回転駆動機構との係合部
    が設けられている磁気記録媒体を用いて、情報信
    号の磁気記録、再生を行なう磁気記録、再生装置
    であつて、前記した磁気記録媒体を所定の回転数
    で回転駆動させるべき回転駆動源を含む回転駆動
    機構は、それに磁気記録媒体が結合装着された状
    態において、その回転駆動源を含む回転駆動機構
    が磁気記録媒体における中空々洞内に位置し、か
    つ、前記の磁気記録媒体により包囲される如くに
    設けられており、また、前記した磁気記録媒体の
    回転中心に対して角度θだけ傾斜している状態の
    磁気記録媒体の外周側面の磁性膜面に磁気ヘツド
    の磁気空隙部分を摺接させながら、磁気記録媒体
    における母線方向の所定範囲にわたつて、連続
    的、あるいは間欠的に磁気ヘツドを移送させる磁
    気ヘツドの移送機構を、磁気記録媒体の回転中心
    に対して角度θだけ傾斜させて設けるとともに、
    回転駆動機構に対する磁気記録媒体の着脱動作時
    に、磁気ヘツドを磁気記録媒体の磁性膜面から離
    脱させる離脱機構を設けてなる磁気記録、再生装
    置。 4 もとの直円錐が小角度の頂角を有している如
    き直円錐台の外形状をもち、中空々洞状に成型加
    工されている肉薄なプラスチツク製の基体の鏡面
    状の外周側面に磁性膜が付着形成されており、ま
    た、前記基体の下底面側が開放されているととも
    に、基体の上底面側には回転駆動機構との係合部
    が設けられている磁気記録媒体が、磁気ヘツドの
    突出用の溝孔と、装着姿態の規制用の案内部と、
    一端に開放端部を有する如き中空々洞状の収納容
    器中に、それから脱出することがないような状態
    で収納されていて、磁気記録媒体が回転駆動機構
    に結合装着された状態において、磁気記録媒体が
    収能容器の壁部に対して非接触の状態で回転駆動
    されうるようにカートリツジ化された磁気記録媒
    体を用いて、情報信号の磁気記録、再生を行なう
    磁気記録、再生装置であつて、前記した磁気記録
    媒体を所定の回転数で回転駆動させるべき回転駆
    動源を含む回転駆動機構は、それに磁気記録媒体
    が結合装着された状態において、その回転駆動源
    を含む回転駆動機構が、収納容器中の磁気記録媒
    体における中空々洞内に位置し、かつ、前記の磁
    気記録媒体により包囲される如くに設けられてい
    ることを特徴とする磁気記録、再生装置。 5 もとの直円錐が小角度の頂角2θを有している
    如き直円錐台の外形状をもち、中空々洞状に成型
    加工されている肉薄なプラスチツク製の基体の鏡
    面状の外周側面に磁性膜が付着形成されており、
    また、前記基体の下底面側が開放されているとと
    もに、基体の上底面側には回転駆動機構との係合
    部が設けられている磁気記録媒体が、磁気ヘツド
    の突出用の溝孔と、装着姿態の規制用の案内部
    と、一端に開放端部を有する如き中空々洞状の収
    納容器中に、それから脱出することがないような
    状態で収納されていて、磁気記録媒体が回転駆動
    機構に結合装着された状態において、磁気記録媒
    体が収納容器の壁部に対して非接触の状態で回転
    駆動されうるようにカートリツジ化された磁気記
    録媒体を用いて、情報信号の磁気記録、再生を行
    なう磁気記録、再生装置であつて、前記した磁気
    記録媒体を所定の回転数で回転駆動させるべき回
    転駆動源を含む回転駆動機構は、それに磁気記録
    媒体が結合装着された状態において、その回転駆
    動源を含む回転駆動機構が収納容器中の磁気記録
    媒体における中空々洞内に位置し、かつ、前記の
    磁気記録媒体により包囲される如くに設けられて
    おり、また、前記した磁気記録媒体の回転中心に
    対して角度θだけ傾斜している状態の磁気記録媒
    体の外周面の磁性膜に磁気ヘツドの磁気空隙部分
    を摺接させながら、磁気記録媒体における母線方
    向の所定の範囲にわたつて連続的、あるいは間欠
    的に磁気ヘツドを移送させる磁気ヘツドの移送機
    構を、磁気記録媒体の回転中心に対してθ度だけ
    傾斜させて設け、さらに、カートリツジ化された
    磁気記録媒体における収納容器に設けられた磁気
    ヘツドの突出用の溝孔が、前記した磁気ヘツドの
    移送経路と対向した状態でカートリツジ化された
    磁気記録媒体が回転駆動機構に結合装着されるよ
    うに、収納容器に設けられた装着姿態の規制用の
    案内部と係合する案内部を機体側に設けてなる磁
    気記録、再生装置。 6 もとの直円錐が小角度の頂角2θを有している
    如き直円錐台の外形状をもち、中空々洞状に成型
    加工されている肉薄なプラスチツク製の基体の鏡
    面状の外周側面に磁性膜が付着形成されており、
    また、前記基体の下底面側が開放されているとと
    もに、基体の上底面側には回転駆動機構との係合
    部が設けられている磁気記録媒体が、磁気ヘツド
    の突出用の溝孔と、装着姿態の規制用の案内部
    と、一端に開放端部を有する如き中空々洞状の収
    納容器中に、それから脱出することがないような
    状態で収納されていて、磁気記録媒体が回転駆動
    機構に結合装着された状態において、磁気記録媒
    体が収納容器の壁部に対して非接触の状態で回転
    駆動されうるようにカートリツジ化された磁気記
    録媒体を用いて、情報信号の磁気記録、再生を行
    なう磁気記録、再生装置であつて、前記した磁気
    記録媒体を所定の回転数で回転駆動されるベき回
    転駆動源を含む回転駆動機構は、それに磁気記録
    媒体が結合装着された状態において、その回転駆
    動源を含む回転駆動機構が収納容器中の磁気記録
    媒体における中空々洞内に位置し、かつ、前記の
    磁気記録媒体により、包囲される如くに設けられ
    ており、また、前記した磁気記録媒体の回転中心
    に対して角度θだけ傾斜している状態の磁気記録
    媒体の外周面の磁性膜に磁気ヘツドの磁気空隙部
    分を摺接させながら、磁気記録媒体における母線
    方向の所定の範囲にわたつて連続的、あるいは間
    欠的に磁気ヘツドを移送させる磁気ヘツドの移送
    機構を、磁気記録媒体の回転中心に対してθ度だ
    け傾斜させて設け、さらに、カートリツジ化され
    た磁気記録媒体における収納容器に設けられた磁
    気ヘツドの突出用の溝孔が、前記した磁気ヘツド
    の移送経路と対向した状態でカートリツジ化され
    た磁気記録媒体が回転駆動機構に結合装着される
    ように、収納容器に設けられた装着姿態の規制用
    の案内部と係合する案内部を機体側に設け、さら
    にまた、回転駆動機構に対するカートリツジ化さ
    れた磁気記録媒体の着脱動作時に、磁気ヘツドを
    カートリツジ化された磁気記録媒体における収納
    容器の通路外に離脱させる離脱機構を設けてなる
    磁気記録、再生装置。
JP13774282A 1981-10-27 1982-08-08 磁気記録,再生装置 Granted JPS5928271A (ja)

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