JPS58122616A - 磁気記録再生方式 - Google Patents

磁気記録再生方式

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Publication number
JPS58122616A
JPS58122616A JP57005574A JP557482A JPS58122616A JP S58122616 A JPS58122616 A JP S58122616A JP 57005574 A JP57005574 A JP 57005574A JP 557482 A JP557482 A JP 557482A JP S58122616 A JPS58122616 A JP S58122616A
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JP
Japan
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magnetic
recording
recording medium
signal
magnetic head
Prior art date
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Application number
JP57005574A
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English (en)
Inventor
Toshio Kaneshiro
金城 寿雄
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Victor Company of Japan Ltd
Nippon Victor KK
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Nippon Victor KK
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Publication date
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Publication of JPS58122616A publication Critical patent/JPS58122616A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 気記録媒体に記録し、また、再生に際しては磁気記録媒
体に高い記録密度で記録されている信号をトラッキング
制御の下に再生しうるようにした磁気記録再生方式を提
供することを目的としてなされたものである。
広帯域な記録信号を磁気記録媒体に記録するのには、記
録信号における最高周波数と対応する磁気記録媒体上の
記録波長の1/2が、磁気ヘッドの磁気空隙中(ヤヤッ
プ巾)よりも大きくなるように、磁気記録媒体と磁気ヘ
ッドとの相対線速度を高めることが必要とされることは
周知のとおりであれ、また、磁気記録媒体への高密度記
録化のために、従来から1例えば、いわゆる傾斜アジマ
ス方式が適用されたり、あるいは、例えば特開昭50−
34419号公報に開示されているような、いわゆるフ
ェーズ・インバート方式、特開昭52−48919号公
報に開示されているような、いわゆるフェーズ・ソフト
方式などが適用されたり、トラッキング制御を行なって
一層の高記録密度化を図かろうという試みがなされてい
ることなども周知のとおりであって、従来、広帯域な信
号を高い記録密度で磁気記録再生する場合には、磁気記
録媒体と磁気ヘッドとの相対線速度が所要の値となるよ
うに磁気記録媒体の移送速度と磁気ヘッドの移送速度と
を設定し、また、磁気ヘッドの磁気空隙の移動軌跡の巾
を所定の微小なものに設定し、かつ、トラッキング制御
を行なってより一層の高密度記録再生を実現しようとす
る場合には、トラッキング誤差検出用の専用の磁気ヘッ
ドを設けてトラッ千ング制御系化構成するなどのことが
行なわれてぃだが、磁気記録媒体と磁気ヘッドとの相対
線速度を高くしたり、トラッキング誤差検出のための専
用の磁気ヘッドを設けるなどの点で、構成が複雑化して
いたから、広帯域な記録信号を高密度記録再生しうるよ
うな磁気記録再生装置を、構成が簡単で小型安価なもの
として提供することは困難であった。
ところで、近年来、ビテオテーブレコータ(VTR)の
超小型化を図かると共に、各種形式の固体撮f象素子と
集積回路の使用によるテレビジョンカメラ(以下、テレ
ビジョンをTVと略記する)の超小型化を図かり、前記
の超小型化VTRと超小型化TVカメラとを一体化した
構成の超小型軽量の磁気記録再生装置が、いわゆる電子
式8ミリ装置と称せられるものとして多くのVTR開発
メーカから発表されるに至っており、また近年来、写真
フィルムを使うスチル・カメラに代わって、電気的に静
止画像を記録しようとする試みも盛んになって、最近に
なり、写眞フィルムの代わりに超小型のフレキシブル磁
気ディスクを用いて映像信号を記録するようにした磁気
記録装置、いわゆる電子式カメラを35ミリ−眼しフカ
メラ並みの大きさのものとして作ったものが公表され、
さらに、本出願人会社においても、写真フィルムの代わ
りに、−35ミリフイルムのバ)G7−ネ程度の大きさ
の円筒形の磁気記録媒体を用いて映像信号を記録するよ
うにした電子式カメラについての提案を行なっている。
さて、前記のように、超小型化された磁気記録装置、あ
るいは磁気記録再生装#において、高い解傷度の再生1
儂が得られるような映像信号の記録再生が行なわれるた
めには、磁気記録媒体と磁気ヘッドとの相対線速度の大
きなことが必要とされ、また、限られた大きさの磁気記
録媒体に多くの画像情報を記録するためには、磁気記録
媒体上に記録形成される記録跡の巾や記録跡間隔が微小
なものとなされることが必要とされる。
しかしながら、磁気記録媒体に画像情報が駒撮り記録さ
れる場合には、磁気記録媒体は記録信号 。
が従っているTV方式の垂直走査標準と関連した回転数
で回転されていることが必要とされるから、的述のよう
に磁気記録媒体の大きさが制限されている状態では、磁
気記録媒体と磁気ヘッドとの相対線速度は制限されるこ
とになり、また、磁気記録媒体上に微小な記録訪中や記
録跡間隔で記録形成された記録跡を、再生時に磁気ヘッ
ドが正確に辿りうろようにするのには、トラッキング制
御手段が必要とされるが、小型化された磁気記録内生装
置において、トラッキング制御のための専用の磁気・\
ソドを設けたりすることは、構造の複雑化を招(ために
採用し−いのである。
本発明は、電子式カメラを例にとって説明したように、
磁気記録媒体と磁気ヘッドとの相対麺線速度が制限され
ている場合であっても、−広帯域な記録信号の記録再生
を良好に行なうことができ、また、本来、記録、P4生
の対象とされている信号の記録再生に用いられる磁気ヘ
ッドをトラッキング誤差検出用の磁気ヘッドとしても用
いられろようにして、装置を複雑化することなくトラッ
キング制御も行ない得るようにした磁気記録再生方式を
提供して、従来の問題点を解決したものであり、以下、
添付図面を参照しながら本発明の磁気記録両生方式の具
体的内容圧ついて詳細に説明する。
まず、本発明は、磁気空隙の移動軌跡の巾方向に対して
時計廻わりに所定の角度だけ傾斜する磁気空隙を有する
ように構成された第1の磁気ヘッドと、磁気空隙の巾方
向に対して反時計廻わりに所定の角度だけ傾斜する磁気
空隙を有すると共に、その磁気空隙の移動軌跡の巾寸法
が、前記した第1の通気空隙の移動軌跡の巾寸法とは異
なるように構成されている第2の磁気ヘッドとが、それ
らの磁気ヘッドの磁気空隙の移動軌跡の一部に重複部分
を生じる如くに2個一対として記録時及び再生時に使用
され、記録時においては、前記した第1、第2の磁気ヘ
ッドによって情報信号による一対の記録跡を磁気記録媒
体上に記録形成させ、また、再生時においては、前記し
た磁気記録媒体上の一対の記録跡に属している2本の記
録跡間の境界部分に、前記した第1.第2の磁気ヘッド
の磁気空隙の移動軌跡における重複部分の中間付近が対
応して位置するように、#記した第1.第2の磁気ヘッ
ドからの各内生信号の一部の信号をトランキング制御信
号としてトラッキング制御を行なうようにした磁気記録
再生方式であって、第1図(at 、 (b1図は本発
明の磁気記録再生方式の構成原理と動作原理とを説明す
るための記録跡パターンと第1.第2の磁気ヘッドH+
 、H2との関係を示す図である。
第1図(al 、 (b)図において、Mは磁気記録媒
体であり、また、Hlは第1の磁気ヘッド、H2は第2
の磁気ヘッドであって、第1の磁気ヘッドH1と第2の
磁気ヘッドH2とは、それらの磁気空隙G、 l G2
が互に逆方向への7ジマス角を有しているように構成さ
れており、また、第1の磁気ヘッドH,における磁気空
1!JG1は、磁気記録媒体M上に巾がAの移動軌跡を
描き、他方、第2の通気ヘッドH2における磁気空1!
JG2は、磁気記録媒体M上に巾がBの移動軌跡を描く
第11M2の磁気ヘッドH,、H2は、それらにおける
磁気空隙G1. G2によって磁気記録媒体M上に描か
れる一対軌跡の巾A、Bが互いに異なりたものとなるよ
うに、それぞれのものにおける磁気空隙G1 + 02
が構成されており、また、第1.第2の磁気ヘッドH1
+ Hlは、それらの磁気空隙G、 、 G、による移
動軌跡が一部においてαだけ重複するような状態で2個
を一対として記録再生のために使用される。
したがって、記I#時に矢印2方向に進行する一対の磁
気ヘッドH,、H2によって磁気記録媒体M上に記録形
成される谷一対の記録跡の記録跡中Wは、2個の磁気ヘ
ッドH+ + Htの記録跡巾方向での重複型をαとす
ると(A+B−α)となるが、前記した一対の磁気ヘッ
ドH1,I(2による一対の記録跡は、第1の磁気ヘッ
ドH,によって記録形成された記録跡1わが(A−α)
の記録跡1aと、第2の磁気ヘッドH2によって記録形
成された記録跡中がBの記録跡tbとによって形成され
ているものである。
第1図(al巾に示す例において、第1の磁気ヘッドH
,17)方が第2の磁気ヘッドH3よりも先行しており
、第117)磁気ヘッドHIKよって磁気記録媒体M上
に本来記録形成されている記録跡の記優訪中はAなので
あるが、第1の磁気ヘッドH2によって記録形成された
記録跡には、第2の磁気ヘッドH2によって記録形成さ
れる記録跡がαだけ重複するから、第1の磁気ヘッドH
3によって記録形成された記録跡中入の内で、第2の磁
気ヘッドH2の記録跡が重複された部分は第2の磁気ヘ
ッドH2による記録跡の形成によって第1の磁気ヘッド
H,による記録跡ではなくなり、結局、第1の磁気へラ
ドH,による記録跡taの記録跡中は既述のように(A
−α)となるのである。第1図(81図においては、前
述のような記録跡の形成状態が判かるように、第1の磁
気ヘッドH8と第2の磁気ヘッドH2とを記録跡の延長
方向(矢印2方向)にわざとず・らして図示してあり、
また、第1図(b1図でも第1図(al図と対応するよ
うに同様な図示の仕方を採用しているが、実施に当って
は、第2図(a)図示のように第1の磁気ヘッドH1と
第2の磁気ヘッドH2とを離さないで・両者を1体的に
構成することが望まし、い。
第1図(at 、 (b1図及び第2図(a)図示の第
1.第2の磁気ヘッドH,l H,は、それらの磁気空
隙G1 + G2の移動軌跡の巾寸法A、Bと、磁気ヘ
ッドH,l H2によってそれぞれ記録形成される記録
跡taltbO記鋒跡巾(A−訪中、Bなどの間に、 (A−α) = B   、°、 A = B+α  
のような関係をもつように構成されており、一対の磁気
ヘッドを構成している第1.第2の磁気ヘッドH,IH
2によってそれぞれ記録形成される記録跡tlL、tb
が共に同一の記録跡中Bとなるようにされている場合の
例であるが、第1.第2の磁気ヘッドH,IH2によっ
て一対の磁気ヘッドを構成するのに、第2図(b1図示
のようにA<B、(A−α)<Hのような状態と乙、第
1の磁気ヘッドH,による記録跡1aの記鎌巾と、第2
の磁気ヘッドH2による記録跡tbの記録跡中とが等し
くないようなものとされてもよい。
次に、記鋒時に、第1.第2の磁気ヘッドH,In2よ
りなる一対の通気ヘッドによって、磁気記録媒体M上に
同時に記録形成された一対の記録跡jB+tbから、前
記した第1.第2の磁気ヘッドH,、H2からなる一対
の磁気ヘッドを用いて信号を再生する場合に、記録跡t
a、tbから第1.第2の磁気ヘッドH1+、 H2i
Cよって、本来の再生信号を得ると共に、その再生信号
中からトラッキング誤差信号も得られるようにする手段
について説明する。
第1図fbj図は、第1図(,1図に示すような記録態
様で、一対の磁気ヘッドH1+ H2によって記録形成
され1こそれぞれ一対の記録跡が順次に並ぶ記録跡み磁
気記録媒体から、第1.第2の磁気ヘッドH,+H2よ
りなる一対の磁気ヘッドを用い゛て信号を再生しつつ、
トランキング誤差の積出も行ないうるようにする場合の
、沼気記録媒体MKおける記録跡パターンと、一対の磁
気ヘッドとの対応関係を示す図であって、本発明の産気
記録再生方式においてその再生モード時における第1.
第2の磁気ヘッド)l、、H,からなる一対の通気ヘッ
ドは、磁気記録媒体Mに記録形成されている一対の記録
跡t8゜tbに対して、第1図(bl図に示されている
ような対応関係となされるようにしてトラッキング制御
が行なわれながら、記録跡中から情報信号の両生を行な
うのである。
すなわち、再生時においては産気記録媒体M上の一対の
記録跡に属している2本の記録跡ta+tb間の境界部
分CLK、一対の磁気ヘッドにおける第1、第2の磁気
ヘッドH,,H2の重複部分の中間付近が対応して位置
するように、一対の磁気ヘッドが記録跡の巾方向に略々
−の距離だけ変位されて、第1の磁気ヘッドH8は、そ
れが本来辿るべき記録跡taの記録跡巾一杯Kまたがっ
た上に、前記の記録跡t8の両隣りの記録跡tb中にそ
れぞれcづつ突き出た状態となされ、また、第2の磁気
ヘッドH2はそれが本来辿るべき記録跡tbと対になっ
ている記録跡t&に対してv2だけ突き出た状態となさ
れ、この状態が再生時における一対の磁気ヘッドによる
記録跡に対する正規のトラッキング状態として信号の再
生動作やトラッキング誤差の検出動作などが行なわれる
のである。
再生時に第1.第2の通気ヘッドH,、H,が、一対の
記録跡に属する2つの記録跡ta、J、へ、第1図(b
)図に示すような態様で対向している状態において、第
1の磁気ヘッドH8は記録跡taの記録跡中Bの全体を
それの磁気空隙G、が横切っており、また、第1の磁気
ヘッドH8の磁気空[G、が記録跡1aの記録跡中Bの
全体を横切っている状態は、第1図(b1図示の状態か
ら第1の磁気ヘッドH8が第11z1(blし1中で記
録跡巾方向に右側あるいは左側へそれぞれa/2以円の
変位を行なっても保持されろ。
【21こがって、第1の磁気ヘッドH8は、禰目→朔1
巻ジ=圧」−テ5glの磁気ヘッドH1が第1図tbl
しI示の位置から記録跡taの右側と左側とにそれぞれ
v2の距離だけ変位しても、記録跡t&中に記録されて
いる角度変調波信号(FM波またはPM波信号)を一定
の信号レベルの再生信号として再生する。
前記した第1の磁気ヘッドH8において隣接する記録跡
tbに突出ている部分では、記録跡tbに記録されてい
る情報信号を拾うのであるが、記録跡tbは第1の磁気
ヘッドH1とは異なる7′)マス角を有する第2のS気
ヘッドH2によりて記録信号が記録されており、したが
って、第1の磁気ヘッドH8では記録跡tbK配録され
ている情報信号における嵩い周波数成分の信号はいわゆ
る7ジマス損失によって再生されることがないから、第
1の磁気ヘッドH8によって記録跡tbから拾い出され
る情報信号は、記録跡tb中に存在する低い周波数成分
だけであり、これが隣接記録跡からの漏話成分となる。
一方、第2の磁気ヘッドH2が第1図(b1図示の状態
で記録跡tbから信号を再生しているときには、それの
磁気空隙G2のv2″の部分が、記録跡tbと一対とな
っている記録跡taへ突出しており、第2の磁気ヘッド
H2が第1図(b)図示の状態がら図中で記鎌訪中方1
司へ右側と左側とに変位すると、第2の磁気・ヘッドH
3によって記録跡tbから両生される角度変調波信号形
態の再生信号のレベルは増減変化する。すなわち、第2
の磁気ヘッドH2が第1図(b1図示の状態から図中で
右側に記録跡巾方向へ変位するときにおける記録跡tb
からの信号の再生出力は、変位量がa/2に達するまで
は次第に増大し。
変位量が1に達したときに最大となり、変位量が12以
上となると次第に減少して行く、というような再生出力
の変化を生じ、また、第2の磁気ヘッドH2が第1図(
b1図示の状態から図中で左側に記録跡巾方向へ変位し
て行くときにおける記録跡tbからの信号の再生出力は
、変位量が(B −a/2 )に達するまでは次第に減
少して行き、変位量が(B−a/2)に達したときに第
2の磁気ヘッドH2から再生される記録跡tbの信号の
再生出力は零となる。
この第2の磁気ヘッドH2についても、それの磁気中1
1G2が第1の磁気ヘッドH,によって記録された記録
跡taに突出ている部分では、記録跡t&に記録されて
いる信号における低周波成分、すなわち、アジマス損失
を受けない信号成分が漏話として再生出力中に含まれろ
ことになる。
前述のように、再生時において一力の磁気ヘッドを、第
1図(b)図示のような態様で磁気記録媒体M上の一対
の記録跡と対応させておき、一対の磁気ヘッドが第1図
(b)図示の位置から記録跡の巾方向に図中の右側と左
側とにそれぞれ鹸の範囲内で変位させた際におけるIE
I、第2の磁気ヘッドH,、H2からの本来の再生出力
(漏話成分を考えない場合の再生出力)をみると、第1
の磁気ヘッドH1の再生出力は一定の信号レベルを保持
した状態となり、また、第2の磁気ヘッドH2の再生出
力は、一対の磁気ヘッドが右側へ変位するときは変位量
に比例して増大し、また、左側へ変位するときは変位量
に比例して減少しているから、一対の磁気ヘッドを構成
している第1.第2の磁気パッドH,IH2からの再生
出力における漏話成分を除いた信号成分の信号レベルは
、トランキング誤差情報を含んでいるのであり、したが
って、第1.第2の磁気ヘッドH,IH2からの再生出
力中で7ジマス損失によって漏話成分が生じない周波数
範囲の信号成分を抽出すれば、それをトラッキング制御
のための信号として利用できることは明らかである。
このように、互いに異なるアジマスを有し、かつ、一部
に重複部分を有する2個一対の磁気ヘッドによって、2
本の記録跡よりなる一対の記録跡を同時に記録形成させ
、また、その一対の記録跡を前記した2個一対の磁気ヘ
ッドによって再生する際に、記録時における磁気ヘッド
と記録跡との対応位置関係を、2つの磁気ヘッドにおけ
る重複部分の中間部分が、一対の記録跡に属する2本の
記録跡t6 + tbの境界部分CL付近となるように
して再生動作を行なうと、一対の磁気ヘッドを構成して
いる第1.第2の磁気ヘッドH,,H2の再生出力にお
ける漏話成分を含まない信号成分がトラッキング情報と
して利用できるのである。
前記のように、本発明の磁気記録再生方式においては、
2個一対の磁気ヘッドによって、同時に2本一対の記録
跡に情報信号の記録を行ない、また、前記した2本一対
の記録跡から2個一対の磁気ヘッドによって同時に情報
信号の再生を行なうことができるから、広帯域信号を記
録再生することも容易である。
ところで、既述のように、トラッキング情報としては、
第1.第2の磁気ヘッドH,、H2からの再生出力中の
漏話成分のない周波数帯域の信号を用いれば良いが、第
11第2の磁気ヘッドHI+ H2の内生信号出力中に
漏話成分が存在し、しかもそれが除去できないものであ
っては、忠実度の高い情報信号の記録再生ができないか
ら、2個一対の磁気ヘッドによって記録再生されるべき
情報信号としては、第3図(al 、 (b1図、第4
図(at 、 (b1図、第5図’(at 、 (b1
図にそれぞれ例示されている如き占有局t&数帯域関係
のものとする。
第3図乃至g5図における各(a) 、 (bJ図にお
いて、周波数領域Iは7ジマス損失が生ぜず、第1.第
2の磁気へノドH1+ H2の再生出力中に漏話成分を
生じさせる周波数帯域であり、また、周波数領域Uは7
ジマス損失によって漏話成分が生じない周波数?lF域
である。
第3図(at 、 (b)図は、第1の磁気へノドH8
で磁気記録再生される情報信号(第3図fa1図1と、
第2の磁気ヘッドH2で磁気記録再生される情報信号(
第3 [1Q(bl肉1とについて、それらの両者が共
に周波数領域■だけに信号成分を有するものとされた場
合を示しており、第4図(al 、 (b1図及び第5
図(a) 、 (b1図は、第1の磁気ヘッドHは第2
の磁気ヘッドH2とKよってそれぞれ磁気記録されるべ
き2つの情報信号の内の一方のものは、周波数領域■。
■の双方にまたがるものとし、また、他方のものは周波
数領域n内だけに信号成分を有するものとしておき、周
波数領域■内だけに信号成分を有する情報信号を再生す
る磁気ヘッドからの内生出力信号は、それを゛図中の点
線■甲図示のような特弯性の高域濾波器を通して漏話成
分のない情報信号が得られるようにする場合の周波数配
置図である。
なお、第3図乃至第5図において各tat図と谷tb1
図に示す情報信号の周波数占有帯域の態様はいずれも例
示であり1本発明の実施が第3図乃至第5図に示されて
いるような占有周波数帯域を示す情報信号についてのみ
行なわれることを意味するものではない。
M6図及びM7図は、第1の磁気ヘッド式と第2の磁気
ヘッドH2とを1体化した一対の磁気ヘッドの構成態様
例を示す図であり、M6図及び第7図において、CAは
磁気ヘッドのフィルの装着孔、heはヘン1都コアであ
り、また、■は非磁性材料板、msは磁気遮蔽波である
第1図乃至第5図を参照して構成原理とwJ作原理とを
説明した本発明の磁気記録再生方式は、磁気記録媒体と
乙てテープ状、円筒状、シート状のものの何れのものを
用いた各種の磁気記録再生方式についても良好に適用で
き、また、固定磁気ヘッド、回転磁気ヘッドの何れを用
いた磁気記録再生方式にも良好に適用できるのであるが
、次に、例えば電子式カメラのような超小型の磁気記録
再生装置としても有効に使用できる円筒型の磁気記録媒
体を用いて磁気記録再生を行なう磁気記録再生装置に対
して本発明を実施する場合を例にとって、本発明の具体
的な内容をさらに具体的に説明する。
第8図は、磁気記録媒体Mとして円筒型の磁気記録媒体
Mを用いた磁気記録再生装置の一例構成を示すブックク
図である。円筒型の磁気記録媒体としては、例えば本出
願人会社で先に特願昭56−171868号として特許
出願したようなリジッドな記録媒体であってもよいが、
本出願人会社で昭和56年12月29日に特許出願した
記録媒体の方が一層良好な結果が得られる。
第9図はJ本発明の磁気記録再生方式を適用した磁気記
録再生装置の応用例として示すいわゆる電子式カメラの
透視斜視図であり、この第9図において、1はし/ズ、
2はハーフミラ−13は固体撮像素子(固体槽f#累子
3としてはccD型、MOS型、CPD型、CID型な
どの各種構成形式のものから適当なものを選定して使用
できる)であって、被写体(図示せず)がらの光はν1
中の一点鎖線で示すように、レンズ1とハーフミラ−2
とを通して固体撮IJIIポ子3の光電変換部に与えら
れ、固体撮像素子3では被写体の画像と対応する映像信
号(画1砿信号)を発生する。
また、ハーフミラ−2で反射された一部の光は、ミラー
4で反射されて光学的ビューファインター5へ与えられ
、そこで被写体の像を撮像者に確認させうるようにする
。6は電子式カメラの動作用電力を供給する電池であり
、また、7は回路基板、8はシャッタ卸、9は操作用ス
イッチ、1oはレリーズ釦である。
11は円筒形状あるいは截頭円錐形状の磁気記録媒体が
ケース中に収納された状態のものとして構成されている
カートリッジ12を電子式カメラの筐体内へ挿入装着し
たり、筐体内から取出すための開口部に設けられた開閉
蓋であり、また、13は第11第2の磁気ヘッドH,、
H,よりなる一対の磁気ヘッド(以下、単に磁気ヘッド
13と記載する)、15は磁気ヘッド13の移送機構部
、14は磁気ヘッド13の移送機構部15へ動力を伝達
するためのベルトであり、記碌、再生動作時において、
カートリッジ12におけるケース内に収納されている磁
気記録媒体は、信号の記録再生に適用される。[′V式
における垂直走査標準と関連する回転数で高速回転駆動
され、また、静止状態におかれているケースの側面に図
中の上下方向に設けられている溝孔を通して磁気ヘッド
13の先端部が磁気記録媒体の表面に当接された状態に
おいて、磁気ヘッド13が移送機構部15に−よって連
続的または間欠的に移送されることによって、磁気記録
媒体の記録面には所定の記録跡間隔を示す記録跡が形成
され、磁気記録媒体の1回転毎に形成される記録跡によ
り、垂直周期またはそれの整数倍の時間長づつの映儂信
号が記録再生される。
第10図(al 、 fb1図は、第9図中に示されて
いるカートリッジ120ケース内に設けられるべき磁気
記録媒体の構成例を示す斜視図であり、この第10図(
al 、 fb1図では、一部を破砕して構成の説明が
容易となるような図示の仕方が採用されており、また、
この第10図(al 、 (b1図に示す磁気記録媒体
では、図示説明の簡略化を図かるためにそれをケースへ
収納する時に必要とされる保持機構部分についての図示
を省略している。
第10図(a) 、 tb1図において、Mは柔軟性を
有する環状の磁気記録媒体であり、この環状の磁気記録
媒体Mはベースとなる薄膜の表面または裏面の一方また
は双方に磁性薄膜により記録面が形成されているもので
あり、的記した柔軟性を有する環状の8気記優媒体Mの
一端部には、その端部の断面形状を所走の直径の円形状
に規制し、かつ、磁気記録媒体Mと一体的に回転しうろ
如くになされた支持部材Sが設けられている。
環状の磁気記録媒体Mは、ベースとして例えば厚さが2
0μm〜200μmの高分子材料膜を用いそれの表面と
裏面との一方または双方に磁性薄膜により記録面を形成
させた継目なしのものとして構成されていても、あるい
は、厚さが20μm〜200μmの高分子材料膜のベー
スの片面または両面に磁性薄膜による記録面を形成させ
たシート状のものを環状に曲げて継ぎ合わせた構成形態
のものとなされていても、あるいはまた、支持部材Sの
部分と一体的に成形加工された高分子材料膜をベースと
し、それの片面または両面に磁性薄膜による記録面を形
成させた構成のものとされていてもよい。
何れにしても、柔軟性を有する環状の磁気記録媒体Mは
、薄いベースの表面と裏面との一方または双方に、強磁
性材料を塗布、蒸着、スパッタリング、イオンブレーテ
ィング、無電界メッキ、電気メッキなどの手段によって
付着させて磁性薄膜による記録面を形成させであるもの
として構成されるのである。
第10図(al 、 (b)Icおいて、支持部材Sの
中心には駆動軸との結合螢孔16が設けられており、こ
の結合孔16Vcモータ17に−よって駆動される駆動
軸19を嵌合し、その駆動軸19と支持部材Sとを固着
して第13B+示の状態として駆動軸19を高速回転さ
せると、支持部材Sと一体化されている柔軟性を有する
環状の磁気記録媒体Mは、遠心力によって張力が与えら
れることにより所定の形状を保持(たままで高速回転を
行なうことができるのであり、このことは次のような実
験によっても明らかとなっている。
すなわち、直径が31.で円筒軸方間の長さが50咽の
円筒状の磁気記録媒体Mを、厚さが30μmのマイラー
膜に磁性膜を付着させたもので411成し、それの一端
部に厚さ3mlの円板状の支持部材Sを嵌合固層して第
10図(at図示の構成形態の磁気記録媒体を作り、そ
れの支持部材Sの中心に設けられた結合孔16に駆動軸
を嵌合して支持部材Sと駆動軸とを固着させ、駆動軸を
毎秒60回転で駆動回転して、磁気記録媒体の回転状態
をストpボフラノンユを用いて観察したところ、磁気記
録媒体Mは支持部材SK固着されている一端部から、他
端の開放端に至るまで完全な円筒面を形成した状態のま
まで回転し、ていることが明らかにされている。
上記の実験を空気中及び10−’Torrの真空中の両
方で行なってみてその結果には差異がなかったから、柔
軟性を竹する環状の磁気記録媒体Mは、それの中心部を
回転中心として高速回転されるときは、遠心力による張
力によって所定の形状を保持したまま、すなわち、磁気
記録媒体Mの表面には変形や定在波によるうねりなどが
生じない状態で高速回転を行なうことができるものと認
められる。
そして、前記の状態で高速回転を行なっている磁気記録
媒体Mの表面あるいは裏面に、微小な寸法の磁気ヘッド
の先端部を当接した場合に、a気ヘッドと磁気記録媒体
Mとの間の接触圧が極めて小さい範囲においては、磁気
ヘッドの位置が磁気記録媒体Mの開放端に近い部分を除
いては、通気ヘッドの当接によっても磁気記録媒体Mの
面にはあばれの生じないことが判かったが、a気ヘッド
と磁気記録媒体との間の接触圧を増して行くと、磁気ヘ
ッドの当接によって磁気記録媒体Mの1ffiKあばれ
が生じ、磁気記録媒体Mからの再生出力の状態が不良と
なる。
ところで、磁気記録再生方式において、磁気記録媒体へ
の情報信号の記録及び油気記録媒体からの情報信号の再
生のために使用される磁気ノ\ノドは、それの血気ギャ
ップ部分と磁気記録媒体面とが良好に摺接していること
が必要とされるから、磁気記録媒体Mが上述のような駆
動回転の態様で駆動されていたのでは良好な記録再生状
態を実現することが困離な場合が多いが、前記の問題点
は、次のようにして容易に解決できる。第11図(at
〜te1図と第12図(al〜(c)因とは、前記した
問題点の解決手段の構成原理な説明するための斜視図で
あって、各図において太線で図示されている部分は磁気
記録媒体Mであり、また、各図において細線で図示され
ている部分Cは磁気記録媒体Mの面に対して所定の微小
な間隙βを隔てて対面する如き壁面を圃えている空隙形
成部Mであり、さらに、Sは既述した支持部番材Sであ
る。
第ttlQ(al〜(c)図は、磁気記録媒体Mの表面
に対して磁気ヘッド13を当接させて通気記録再生を行
なう場合における構成例の概略図であり、また、第12
図(a)〜(c1図は通気記録媒体Mの裏面に対して血
気ヘッド13を当接させて通気記録再生を行なう場合に
おける構成例の概略図であって、各図中で矢印Rは磁気
記録媒体Mの回転方向を示しており、また、矢印Xは磁
気ヘッド13に加えられる圧接力の方向、矢印Yは磁気
ヘッド13の移送方向をそれぞれ示している。
各図において、空隙形成部材Cは磁気記録媒体Mにおけ
る磁気ヘッド13が当接される面とは反対側の面に対し
て所定の微小な間隙βを隔てて対面する壁面を備えてお
り、磁気記録媒体Mが矢印R方向に高速回転を行なうと
きに、磁気記録媒体Mの面と空隙形成部材Cの壁面との
間に存在する空気は高速回転を行なう磁気記録媒体Mの
表面状態の変化を良好に抑止する作用を行なうから、空
隙形成部材Cの壁面との間で微小な間隙βを形成してい
る磁気記録媒体Mの面と対向している磁気記録媒体Mの
面に磁気ヘッド13を当接させる(第11図(,1〜(
c1図、第12図(at〜(c)図参照)と、磁気ヘッ
ド13を磁気記録媒体Mの面へ大きな接触圧で接触させ
ても、磁気記録媒体Mの面にはあばれが生じることがな
く、良好な状態での磁気記録内生動作が安定に行なわれ
る。
第111f(aj 、 (b1図及び第12図(al 
、(b1図は、通気記録媒体Mの全周面と対面するよう
な壁面を圃えている空隙付与部材Cが用いられる場合の
例であり、また、第11図te1図及び第12図fe1
図は磁気記録媒体Mの周面の一部と対面するような壁面
を備えている構成形態の空隙付与部材Cが用いられる場
合の伯を示している。
記録媒体Mのベースの材質や厚さに応じて適当に選定す
ることが望ましい。実験によると磁気記録媒体Mとして
厚さが30μmのマイラーをベースに用いているものの
場合には、前記した間隙βが10μm〜100μmの範
囲で良好な結果を得ることができた。
第10図fa) 、 (b1図示の磁気記録媒体は、支
持部材Sが設けられている端部でない方の端部が開放端
となされており、かつ、磁気記録媒体Mの内部は中空で
空洞化しているから、その空間内に磁気記録媒体Mを駆
動回転させるためのモータを設置するようにすれば、磁
気記録再生装置の小型化の達成に寄与できる。
第14図は、1例として第10図fat図に示すような
構成形態の磁気記録媒体、すなわち、円筒状の磁気記録
媒体Mの内部空間を利用して、磁気記録媒体を駆動回転
させる1こめのモータを設けるようにした構成例を示す
縦断正面図であり、この第14図において、円筒状の磁
気記録媒体Mの一端部に固着されている円板状の支持部
材Sに穿設された孔番姻16には、モー月7の回転軸1
8に固着されている駆動軸19が嵌合され、また、駆動
軸19と支持部材Sとは適当な固着手段によって固着さ
れる。第14図示の例においては、駆動軸19と支持部
材Sとの固着が、駆動軸19に設けられているねじにク
ラ/ブナ−ノド29を螺合することによって行なわれて
いるが、前記した両者間の固着は他の固着手段によって
行なわれてもよいのであり、例えば駆動軸19に支持部
材Sの孔16を嵌合するという動作を行なうだけで両者
間が強固に連結固着され、また、両者の分離も容易であ
るような固着手段が採用されろことは好ましい実施の態
様である。
モータ17は、円筒状の磁気記録媒体Mの内周面に対し
て微小な間隙βを隔てて対面する外周面を有する円筒状
の間隙付与部材Cの内部空間内に位置するように1円筒
状の間隙付与部材Cにおけろ天a30へ、ねじ20,2
1によって亀付けられている。
なお、第14図中に例示されているモータ17は、コア
レス型の直流モータであって、22.23は軸受、24
はマグネット、25はモータケース、26はコイル、2
7はブラシ、28は動作用電力の供給線であり、線28
で直流電力を供給することによって、モータ17は磁気
記録媒体を所定の回転数で回転させる。
円筒状、の間隙付与部材Cは、それの外周面と通気記録
媒体Mの内周面との間隙βが、例えばloμm〜200
μm程度となされるように直−径が定められろが、前記
した間隙βは、回転する磁気記録媒体と間隙付与部材と
が接触しない限り、できるだけ小さな方がよい。また1
円筒状の間隙付与部材Cは、モータ17からの漏洩磁束
がa党記碌媒体Mに対して悪影響を及ぼすような場合に
は、それが磁気シールドとしての機能をも果たしうるよ
うな構成態様のものとすることができるが、通常のモー
タではそれからの漏洩屈束によって磁気記録媒体Mに悪
影響を及ぼすことがないから、円筒状の間隙付与部材C
としては、それをfljえばアルミニウムのような非磁
性材料を用いて作ったり、あるいはプラスチックスな用
いて作ってもよい。
第15図は、内部の空間にモータ17を設置した状態の
円筒状の間隙付与部材Cの斜視図であり、この図では一
部を破砕して内部にモータ17がある状態が判かるよう
にしている。なお、磁気記録媒体Mが第10図(b)図
示のように截頭円錐形状のものであれば、それの内部空
間内に配置されるべき間隙付与部材Cも第16図に示す
ように截頭円錐形状となされろものであることはいうま
でもなく、また、この場合にも血気記録媒体Mの内周面
と、間隙付与部材の外周面との間隙βが例えば10μm
〜200μmとなされるように間隙付与部材Cが作られ
る。
第10図(at 、 (b)図に示す血気記録媒体は、
例えば厚さが20μm〜200μm程度のマイラーベー
スに磁性薄膜による記録面が形成されている柔軟性を有
する薄い環状の磁気記録媒体Mの一端部に支持部材Sが
設けられTこ構成形態のものであることは既述し1こと
おりであり、この第10図(at 、 (b1図示のよ
うな構成態様のままでも、それを磁気記録媒体として有
効に使用できることは勿論であるが、第10図(a) 
、 (b1図示の状態のものでは磁性薄膜が露出してい
ることにより、それが損傷を受けたり、磁性薄膜に汚れ
やごみなどが付き易く、さらに、磁気記録媒体を記録再
生装置に取付けて使用する場合に取扱いが容易でないな
どのことが問題になることがある。
上記の問題点は、磁気記録媒体をケース内に麺収納して
カートリッジ化することによって解決できる。第17図
及び第18図は、ケースD内に磁気記録媒体を収納した
カートリッジの構成例を示す縦断正面図であり、第17
図、第18図において、Dはケースであり、このケース
Dはそれの外形状が円筒形状あるいは多角筒形状など任
意の外形状を採用して作ることができ、また、ケースD
は任意の構成材料で作られてもよいが、プラスチックス
の成型品としてケースDが作られることは好ましい実施
の態様である。
ケースDは、それの内部に通気記録媒体の全体を収納で
きる内部空間を有するものとなされており、また、磁気
記録媒体Mの開放端側には磁気記録媒体Mの開放端側の
断面よりも大きな開口D1が構成されている。
前記した開口り、が構成されている端部とは反対側の端
部にはa磁気記録媒体の支持部材Sの中央部に突設した
保合部SIを遊嵌させうる孔D2が穿設されている天板
D3が構成されている。ケースD内に収納された磁気記
録媒体は、それが駆動機構と連結されて回転されるとき
には、ケースDに接触しない状態で高速回転が確実に行
なわれ、また。
磁気記録媒体が駆動機構と切離された状態においては、
磁気記録媒体における油性薄膜がケースDの内面に触れ
ない状態で、磁気記録媒体がケースD内に確実に保持さ
れていることが必要とされる。
そこで、第17図に示す構成形態のカートリッツにおい
ては、磁気記録媒体の支持部材Sの係合部S。
に環状溝31を設けておき、ケースDの天板D3に設け
たねじ孔32a、32bに螺入し1こねじ33,34の
先端部分が、前記した環状溝31内に突出している状態
として磁気bピ録媒体がケースD内に保持されるように
しており、また、第18図に示す構成形態のカートリッ
ジにおいては、磁気記録媒体Mの開放端側の外周にリン
グ部材35を設けておき、また、ケースDの開放端側に
、ケースDの内周面より内方へ僅かに突出して、前記し
たリング部材35と保合できるような抑止部材36を設
けて、磁気記録媒体がケースD内に保持されるようにし
ている。tLお、前記した抑止部材36は、それを例え
ばリング状に形成し、ケースDの開放端側圧設けた溝孔
中に嵌入したり、あるいはケースDの開放端側圧設けた
ねじ孔に螺入して、抑止部材36がケースDに取付けら
れるようにするのがよい。
前述した第17図、第18図示のカートリッジは、カー
トリッジの構成例を示したのにすぎず、カートリッジと
しては前記した構成形態以外の様々な構成形態のものが
用いられてもよいことは勿論である。
第19図は、円筒状のケースDVCa気記録媒体を収納
して構成されているカートリッジの一例のものの斜視図
であり、また、第20図は角筒状のケースDに磁気記録
媒体を収納して構成されているカー1リツジの一例のも
のの斜視図である。
第19図及び第20図にそれぞれ示されているカートリ
ッジにおいて、それのケースDには磁気記録媒体におけ
る母線の方向と平行な長孔37が穿設されているが、こ
の長孔37はカートリッジの外側からカートリッジの内
部へ磁気ヘッド13が挿入できるようにするためのもの
である。
また、第19図に示すカートリッジにおけるケースDに
穿設されている突起38 、39や、第20図に示すカ
ートリレジにおけるケースDの切欠面部40などは、カ
ートリッジを所定の設定態様で記録再生装置へ装着する
ことができるようにするための案内部として作用する。
また、第19図中の突起38゜39に設けられているス
プリング41.42は、カートリッジを記録内生装置へ
装着したときに、それが確実にロックされた状態となる
ようにするためのものである。
第21図は、第19図に示すような構成形態のカートリ
ッジが装着されるべき記録内生装置側の対応細成部分の
斜視図であゆ、また、第22図は記録内生装置へカート
リッジが装着された状態を図示説明する縦断正面図であ
杢。第21図において、43はケースホルダであり、こ
のケースホルダ43にはカートリッジのケースDに突設
された突起38.39と係合する案内溝44145が設
けられている。
したがって、ケースホルダ43の案内溝44.45へ、
カートリッジのケースDに突設されている突起38゜3
9を嵌合させてカー1 ’)ツノを記録内生装置へ装着
すると、カートリッジのケースDに穿設されている長孔
37が磁気ヘッド13の移送範囲と正しく対応している
状態でカートリッジの装着が行なわれるのである。前述
のように、カートリッジの正しい装着が容易、かつ、迅
速に行なわれるようにするためには、カートリッジのケ
ースDに突設させる案内用の突起38 、39の配置位
置や、突起38.39の形状などに留意されるべきこと
は当然であり、例えば突起38と突起39との形状を異
ならしめたり、突起38と突起39の突設位置とを中心
に対して非対称の位置にしたりするとよい。
第21図において、46は血気ヘッド13を磁気記録媒
体Mの母線方向へ移送させるための移送機構のモータで
あり、このモータ46としてはパルスモータ(ステッピ
ングモータ)またはギャード減速DCモータなどを用い
ることができる。47は移送用ねじであり、この移送用
ねじ47に噛合うナツト48には案内棒49が貫通され
ており、また、前記のナツト48にはアクチュエータ5
0が1着されている。7クチユエータ50は磁気ヘッド
13をカートリッジのケースDの長孔37を通過させて
磁気記録媒体Mの面へ当接させたり、あるいはカートリ
ッジのケースDの長孔37から外部へ磁気ヘッド13を
退避させたり、磁気記録媒体Mの面上でトラッキング制
御、ジッタ補正などのために磁気ヘッドを駆動変位させ
たりするために用いられる。アクチュエータ50として
は適当な構成形態のものが使用されてもよいが、例えば
特開昭55−28533号公報に記載されているような
構成形態のものを使用すれば良好な結果が得られる。
磁気記録媒体がケースDに収納されているカートリッジ
が記録両生装置へ装着されたときに、血気記録媒体にお
ける支持部材Sの中心の孔16は駆動軸19に嵌合し、
ま1こ、磁気記録媒体Mの存在位置は、第22図に示さ
れているように、間隙付与部材Cの外周面に対して所定
の微小間隔βだけ離隔している部分となされる。磁気記
録媒体における支持部材Sの孔16に嵌合された駆動軸
19と支持部材Sとを固着してからモータ17に通電し
、磁気記録媒体を高速回転させると、柔軟性を有する環
状の磁気記録媒体Mは遠心力によって張力が与えられた
状態で、間隙付与部材Cの外周面がら微小な間隔βだけ
離隔した位置において高速回転を行なう。
上述のようにして高速回転を行なっている通気記録媒体
Mは、それの磁性薄膜に対して磁気ヘッド13を当接さ
せても、磁気記録媒体は磁気ヘッド13の当接個所だけ
に変形が生じるのみで、磁気記録媒体面の広範囲にわた
ってあばれが生じることはなく、磁気ヘッド13と磁気
記録媒体における磁性薄膜とは常に良好な接触状態とな
される。このことは磁気記録媒体Mに対して加えられる
遠心力よる張力と、磁気記録媒体Mの内周面と間隙付与
部材Cの外表面との間に存在する空気の薄層の作用によ
って生じるものと考えられる。
前記の構成を有する磁気記録媒体は、それを例えばいわ
ゆる電子式カメラで用いる場合に、それの形状寸法を光
学カメラで使用される35ミリフイルムのパトローネ程
度の大きさとしても、1万駒以上の静止画像の記録再生
も可能である。この点について具体的に説明すると次の
とおりである。
電子式カメラの大きさを、35ミリフイルムを使用する
現在の一般的な光学カメラと同程度のものとして作る場
合には、磁気記録媒体の形状寸法は、35ミリフイルム
のパトローネ(全長47能、直径25−m)あるいは前
記のメト9−ネな収納するケース(全長53m+、直径
31筒)と同程度であることが望まれる。
ところで、世界で最も普及している型式によるホームV
TRにおけろ磁気ヘッドと磁気テープ間の相対線速度5
.’8m/S  と同程度の相対線速度が得られ、かつ
、環状の磁気記録媒体の一回転毎に、■映像信号の1フ
イ一ルド分が記録されるような環状の磁気記録媒体はそ
の直径が約31.0ものとなる。また、環状の磁気記録
媒体の長さが50mであるとし、記録訪中が3μm、ガ
ートバンドが15μmであって、記録跡間隔が45μm
であるとすると、前記の環状の通気記録媒体には108
00駒の静止画像の記録が可能であることが判かる。そ
して、前記のような小さな記録跡間隔で並ぶ記録跡の追
跡は、いわゆる電子トラッキング技術の適用により可能
である。
また、10800駒の静止画像の記録が可能であるとい
うことは、通常のTV映像信号を3分間にわたって連続
記録することができるということを意味し、また、仮に
フィールドスキップ方式を採用すれば記録時間は6分間
となることは明らかである。
上記した説明例からも明らかなように、環状の記録媒体
形状が採用されている前述した構成の磁気記録媒体は、
それの記録面と記録再生素子との相対的な線速度が全周
面にわたって一分あるいは略々一定となされるから、磁
気記録媒体の全周面を記録再生の領域として有効に使用
することもでき、小さな寸法のものであっても多数駒の
TiH偉信号の記録再生を行なうことができるのは勿論
のこと、小型コンピュータ用のメモリとしても有効に使
用することができる。
しかも、前述の構成を有する磁気記録媒体は、柔軟性を
有する薄い環状のものを高速回転させて、遠心力による
張力によって所定の形状が保持されるよう圧して使用す
るものであるがら、駆動機構などを環状の磁気記録媒体
の内部空間に収容することにより、記録再生装置が一層
小型化でき乙のであり、また、高速回転を行なって所定
の外形状を保持する環状の記録媒体の周面に対して例え
ば10μm〜200μmの微小間隙を隔てて対面する壁
面を備えた間隙付与部材を設けることにより、磁気記録
媒体と磁気ヘッド13との接触状態を良好なものとして
安定な記録再生動作を実現できろ。なお、磁気記録門生
方式がいわゆる水平磁化記録方式の場合と、いわゆる垂
直磁化記録方式の場合とに応じてそれぞれ所要の適化膜
が記録面に構成されている血気記録媒体が用いられるべ
きことは当然である。
次に、第17図及び第19図に示されているような構成
を有するカートリッジイヒされた情報信号の磁気記録媒
体を、磁気記録再生装置における第21図ボのような構
成の駆動機構部分へ第22し1示の状態となるように装
着した後に行なわれる磁気記録再生動作を、第8図に示
されているブロック図その他の図面、をも参照して説明
する。
第8図において、一点鎖線枠Wで示す部分は第21図及
び第22図に示されている駆動機構部分であるが、第8
図においては動作の説明を容易にするために、モータ1
7が磁気記録媒体Mの外部に設けられている如くに図示
されている。また、第8図示のブロック図は、記録系の
回路と再生系の回路とが録再切換スイッチyによって切
換え自在に構成されている記録再生系を示しているが、
例えば、電子式カメラのように装置全体を極めて小型化
することが要求される場合には、カメラの筐体内の回路
を記録系の回路だけとし、再生系の回路はそれをカメラ
とは別体に構成させた再生専用装置とすることが望まし
い。
第8図中に示されている駆動機構部分即におけるモータ
17は、回転制御系RC8から線28を介して、供給さ
れる駆動電力によって所定の回転数で駆動回転される。
磁気記録媒体Mに記録されるべき情報信号が、フィール
ド数60のTV信号であり′、かつ、磁気記録媒体の1
周中に1フイ一ルド分の映像信号が記録されるようにな
される場合には、前記したモータ17によって回転駆動
される磁気記録媒体Mは、それの回転数が、毎分360
0回転(毎秒60回転川用るように、回転制御系RC8
によって制御される。なお、第8図中で61と62とに
よって示されている部分は、モータ17の回転数に応じ
たパルスを発生するエンコーダであり、エンコータから
の出力パルスは回転制御系RC8が磁気記録媒体Mを所
定の回転数で回転させるようにモータ17の回転制御動
作を行なうのである。
OPは操作部であって、この操作部OPには記録再生装
置の各種の動作態様を設定するための操作釦(または操
作スイッチ、操作キイ)を備えており、制御回路CTC
は前記し1こ操作部OPにおける操作釦の操作に応じて
発生された信号によって、記録門生装置の各構成部分が
それぞれ所要の動作を行なうように各構成部分の動作を
制御する。制御回路CTCとしては、例えばマイク−プ
ロセッサを含んで構成されているものを使用することが
できる。
制御回路CTCに対して端子68から供給される信号は
同期信号であり、この周期信号は記録信号あるいは再生
信号中の同期信号が与えられるようになされていてもよ
い。
63.64はそれぞれ記録の対象とされる信号の入力端
子であって、以下の説明例においては、入力端子63に
対して与えられる信号が、輝度信号と色信号とが帯域共
有多重化されているような信号形態の複合カラ゛−映像
信号(例えば、NTSC方式の複合カラー映像信号)で
あり、また、入力端子64に対して与えられる信号がT
V信号に附随する音声信号であるものとされている。
入力端子63に供給された複合力2−映倫信号は、りp
スオーバーネソトワークcN1vにおいて輝度信号と搬
送色信号とに分離され、輝度信号はFM変調器F MM
pM号波として与えられ、また、搬送色信号はFM変変
調器へ信号波として与えられる。また、入力端子64に
供給された音声信号はy変調器隅−信号波として与えら
れ、FM変、ll器FMM3から出力されたFM変調波
は前記したFM変調器FMM2へ信号波として与えられ
る。
FM変調器FMM、から出力された輝度信号によるFM
変調波(周波数変調輝度信号)は、記録増幅器RA、で
増幅された後に、録再切換スイッチSWにおける固定接
点R1へ与えられ、また、FM変調器FMM2から出力
されたFM変調波、すなわち、音声信号によるFM変調
波と搬送色信号とが周波数分割多重化された信号形態の
信号波によって周波数変調され1こ周波数変調波は、記
録増幅器RA2で増幅された後に録再切換スイッチ5W
Vcおける固定接点へへ与えられろ。
録再切戻スイッチSWの可動接点V、、V2は、制御回
路CTCから端子67に供給される制御パルスによって
、固定接点RI、R2側と固定接点P、、P2側とに連
動して切換えられるが、可動接点V1. V2の切換え
の態様は操作部OPでの操作の態様が、記録モードであ
るのか、再生モードであるのかに応じて定には、モータ
17が回転制御系RC8によって例えば 。
毎分3600回転で垂直同期信号と同期した状態で駆動
回転されるように、制御回路CTCから回転制御系RC
8K対して制御信号が与えられ、また、操作部OPで指
定した記録態様での記録が磁気記録媒体Mで行なわれる
ように、制御回路CTCから移送機構サーボ回路FSC
に対して制御信号を4事えて、移送機構のモータ46が
操作部OPで指定された記録モードと対応するような動
作を行ないつるようにする。なお、端子69−71の各
端子にも操作部OPで設定された動作モードに応じて、
それぞれ所要パルスが制御回路CTCから与えられて、
各構成部分がそれぞれ後述のように制御されるのである
さて、記録モード時において、録再切換スイッチSWに
おける可動接点V、、V、は、端子67に供給されてい
る切換制御信号によって、固定接点R,,R2側に切換
えられていて、記録増幅器RAxからの出力は録再切換
スイッチ瀾の固定接点R1→同可動接点V、→線72を
介して磁気ヘッド13Vcおける第1の磁気ヘッドH3
の巻線へ与えられ、また、記録増幅器RA2からの出力
は、録再切換スイッチSWの固定接点馬→同可動接点v
2→線73を介して磁気ヘッド13の第2の磁気ヘッド
H2の巻線に与えられる。
前記した磁気へノド13における第1.第2の磁気ヘッ
ドH,、H2によって、磁気記録媒体Mの周面には2本
一対の記録跡ta、tbが同時に記録形成されろ。磁気
ヘッド13の第1.第2の磁気ヘッドH1゜H2に供給
されるそれぞれの記録信号は、第31!Wl〜g5凶に
おける各(al 、 (blは1に例示されているよう
な周波数配置を有していて、それぞれ充分に広帯域な信
号であっても、それらの信号は良好に磁気記録媒体1f
Nc記録されうるのである。
前記のようにして磁気記録媒体Mvc記録形成される記
録跡パターンは、一対の記録跡の記録訪中W(第1図、
第2図)と、移送機$による磁気ヘッド13の移送量と
の相対関係によって色々に変わり、例えば、磁気記録媒
体Mの1回転毎の磁気ヘッド13の移送量が一対の記録
跡の記録訪中Wと等しくなるようにすれば、磁気記録媒
体Mには第1図及び第2図に示されているように記録訪
中Wと記録跡間隔(トラックピッチ)との等しい記録跡
パターンが記録形成されるし、ま拍、磁気記録媒体Mの
1回転毎の磁気ヘッド13の移送量を一対の記録跡の記
録跡中Wよりも大きくすると、磁気記録媒体Mにはガー
トバンドを備えている記録跡ノくター/が形成される。
前記した磁気記録媒体Mへの記録の態様としては、連続
記録、駒撮り記録なと任意の態様で行なうことができる
ことは勿論である。
次に、操作sOPを操作して再生モードとすると、制御
回路CTCは谷構成部分に対してそれぞれ所要の制御i
ll信号が供給され、磁気記録媒体Mはモータ17によ
って所定の回転数で回転し、また、移送機構のモータ4
6も再生モードに必要とされる移送の態様でg1気ヘッ
ド13を移送させうるような回転動作を行ない、さらに
、再生モードと対応して端子67.69〜71  にパ
ルスが供給されることにより、再生系はトラッキング制
御の下に所要の再生信号が得られるように動作する。
再生モード時において、録再切換スイッチSWは、それ
の可動接点V、 、 V、が固定接点P、、P、側に切
換えられて、磁気ヘッド13の第1の磁気ヘッドH4か
らの再生信号は、線72→録再切換スイッチSWの可動
接点V、→同固足固定接点を介して前置増幅器P rA
へ与えられ、また、磁気ヘッド13の第2の磁気ヘッド
H2からの再生信号は、線73→録再切換スイッチSW
の可動接点v2→同同定接点P2を介[て前置増幅器P
rA2へ与え嬶られろ。
前置増幅器PrA1へ与えられた第1の磁気へノドH1
による再生信号、すなわち、磁気記録媒体Mの一対の記
録跡における記録跡tavC記録されていた周波数変調
輝度信号は前置増幅器PrA1で増幅された後に眩遅延
回路H/2DL1  と、利得調整用増幅器A沈に与え
られ、また、前置増幅器PrA、へ与えられた再生信号
、すなわち、磁気記録媒体Mの一対の記録跡における記
録跡tbに記録されていた周波数変調波は、前置増幅器
PrA2で増幅された後に、復調器DE1i11J、利
得調整用増幅器A2とに与えられる。
前記したV2遅延回路H/:2 ])L、と後述するH
/2遅延回路H/2 DL2とは、端子69.70 K
与えられる制御信号に応じて、入力信号K V2の時間
遅延を与えたり、あるいは時間遅延を与えないようにし
たすする、という2様の動作態様を行ないうるように構
成されているが、それは磁気記録媒体からの再生信号が
、フィールドスキップされているような信号の場合に、
その信号を用いて2:1の飛越走査を行なう信号を作り
出すφの罠必要とされるためである。
れ、合成回路ACT K供給される。また、復調器DE
M、によって周波数値間されることによって得られた搬
送色信号は、■遅延回路f(/2 DL2を経て色信号
処理回路CPCK与えられて色信号処理回路CPCで所
要の信号処理が行なわれた後に前記した合成回路ACT
に供給され、合成回路ACTから出力端子65に対して
、複合カラー映像信号が出力される。
また、復w4器DEMlの出力として得られた音声信号
によるFM変調波は、周波数復調器DEM、によって周
波数復調されて音声信号となされて出力端子66に送出
される。
磁気記録媒体Mにおける一対の記録跡を構成する記録跡
ta、tbからの再生信号の強度、すなわち、@置増幅
器ArP□及び前置増幅器PrA2からそれぞれ出力さ
れたFM変調波の強度は、第1図(b1図を参照して説
明したように、トラッキング誤差情報を含んでいる。
前置増幅器PrA1からの出力信号を増幅する利得調整
用増幅器A、と、前置増幅器P rA2からの出力信号
を増幅する利得調整用増幅器P rA2とは、第1図(
b1図を参照して述べたような再生信号中に含まれてい
るトラッキング誤差情報を良好に取出しうる状態Km整
するために設けたものである。
利得調整用増幅器A、と利得調整用増幅器A2とからの
出力信号は、帯域濾波器BPF、、BPF!の内の対応
するものに与えられる。前記した帯域濾波器BPF、 
、 BPF、は高域濾波器に代えてもよい。DETI、
IDET憂ま検波器であって、これらの検波器DET、
 。
DET2は周波数変調波を振幅復調することにより、周
波数変調波(FM波)の振幅と対応する信号を取り出し
て、それを差動増幅器DAに与える。
本発明の磁気記録再生方式においては、再生モード時に
おける一対の磁気ヘッドと一対の記録跡との対応関係が
、第1図(b)図に示されている状態となるようにトラ
ッキング制御を行なうものであるが、そのとぎに一対の
磁気ヘッドにおける第1の磁気ヘッドH,が記録跡t&
から再生する再生FM波の振幅は、磁気ヘッドが第1図
(b1図示の状態から記録跡の巾方向に±v2ずれても
変動することなく略々一定値を保ち、また、第2の磁気
へソドH2が記録跡tbから再生する。再生FM波の振
幅は、磁気ヘッドが第1図(b1図示の状態から記録跡
の巾方向に右側または左側にv2の距離以内で変位する
ときに、増児または減少するものであるから、差動増幅
器DAからは、トラッキング誤差と対応するトラッキン
グ誤差信号が出力される。
差動増幅器DAから出力されたトラッキング誤差信号は
、トラッキング制御回路正に与えられ、このトラッキン
グ制御回路πでは操作部Orで設定された各動作モード
に適合してトラッキング制御を行なうことができるよう
なトラッキング制御信号を発生し、それを線74を介し
てアクチュエータ50に供給し、磁気ヘッド13が常に
記録跡t、、tbに対して第1図(b)図示のような状
態で乗ってトラッキング制御が行なわれるようにする。
再生モード時において、磁気ヘッドと記録跡との相応関
係が第1図(bl囚示の状態とするためには、再生モー
ド時に磁気ヘッド13を記録跡の中力−」しこ記録時の
状態に比べてv2の距離だけ変位させることが必要とさ
れるが、それは、再生モード時にトラッキング制御回路
πから線74を介して所定の直流電圧が7クチユエータ
50に供給されるようICすることによって容易に行な
うことができろ。
また、再生モードが静止画再生、スローモーション再生
、高速再生、2ンタムアクセス、などの場合には、制御
回路CTCから端子71を介してトラッキング制御回路
正に対し、所要のキックパルスが供給されて、前記した
各種の動作モードによる再生動作が良好に行なわれ得る
ようにする。
まγこ、トラッキング制御回路■から線75を介してト
ラッキング誤差信号を移送機構サーボ回路FSCに供給
することにより、閉ループのサーボ回路を構成し、移送
機構にトラッキング誤差が累積されることがないように
する。
これまでの説明は、記録の対象とされている信号が複合
カラー映像信号と音声信号であり、輝度信号とりp7信
号とを対となる別々の記録跡へ同時に記録する場合を例
に挙げて行なって来たが、この例の場合には輝度信号と
クロマ信号とを充分に広帯域信号として記録することが
できるので、高品質の再生画像を容易に得るやことので
きる磁気記録再生装置を、磁気ヘッドと磁気記録媒体と
の相対線速度の増加なしに容易に構成でき、また、一対
の記録跡に記録されたFM波信号によってトラッキング
誤差の検出が行かわれるので、トラッキング誤差の検出
のための特別な再生ヘッドなどを必要としないから、簡
単な構成で高密度記録再生の可能な磁気記録再生装置が
容易に得、られるのである。
本発明の磁気記録再生方式は、TV映像信号以外の広帯
域な信号1例えばFMされたPCM信号、PMされたP
CM信号、FMされた他の情報信号などの記録再生にも
良好に適用できるのであり、広帯域信号を周波数分割し
て、それをFM#またはPM波とし、一対の記録跡に同
時に記録し再生することにより、上述の場合と同様な効
果が得られる。まfこ、」ノビュータの磁気メモリに対
して本発明方式を適用しても良好な成果が得られること
はいうまでもない0 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明の磁気記録再生方式は、各種形態の磁気記録媒体に対
して、2個一対の磁気ヘッドにより一対の記録跡を同時
に記録形成し、また、一対の記録跡から同時に゛信号の
再生を行なうようにして、広い周波数帯域の信号の磁気
記録再生を容易とすると共に、再生信号自体に含まれて
いるトラッキング誤差情報を利用してトラッキング制御
動作を良好に行なうことができるために、構成が簡単な
小型化された磁気記録再生装置により、諷冨帯域信号の
高密度記録再生を容易に行なうことができるのであり、
特に、本発明方式をいわゆる雷子式カメラ、あるいは電
子8ミリ装置などに応用すれば多大の効果が期待できる
【図面の簡単な説明】
第1図(at 、 (b1図及び第2図(al 、 f
b1図は本発明の磁気記録再生方式の構成原理や動作原
理を説明するための記録跡と磁気ヘッドとの対応関係を
示す平面図、第3図(al 、 (bl/ 、第4図(
at 、(b1図及び第5図ta) 、 (b)図は記
録信号の周波数配置図、第6図及び第7図は磁気ヘッド
の斜視図、第8図は磁気記録再生方式の一実施態様のブ
ロック図、第9図は電子カメラの透視斜視図、第10図
(at 、 fb1図は磁気記録媒体の容具なる構成形
態のものの一部破砕して示す斜視図、第11図(IL)
〜(c1図及び第12図(a)〜(clli9は記録媒
体と間隙付与部材との配設関係を示す斜視図、第13図
はモータによって、駆動されている記録媒体の斜視図、
第14図は間隙付与部材の内部空間に配設されたモータ
によって駆動される記録媒体を示す縦断正面図、第15
図は内部空間にモータが配設された間隙付与部材の一部
を破砕して示す斜視図、第16図は截頭円錐体状の記録
媒体と間隙付与部材とを示す縦断正面図、第17図及び
第18図はカートリッジ化された記録媒体の縦断正面図
、第19図及び第20図はカートリッジの構成例を示す
斜視図、第21図はカートリッジが装着されるべき記録
内生装置の一部の斜視図、第22図はカートリッジの装
着態様を示す縦断正面図である。 M・・・柔軟性を有する環状の記録媒体、S・・・支持
部材、C・・・間隙付与部材、D・・・ケース、CPC
・・色信号処理回路、TS・・・トラッキング制御回路
、CwI・・・りpスオーバーネットワーク1、FMM
、〜FMM3 ・・・FM変調器、DA・・・差動増幅
器、DET、 、 DET2・・・検波器、D EM、
〜DEM3・・・復調器、ACT・・合成回路、H□・
・・第1の磁気ヘッド、H2・・・第2の磁気ヘッド、
RAl、 RA2・・・記録増幅器、RC8・・・回転
制御系、CTC・、・制御回路、OP・・・操作部、R
rA、 I P rA2 ・++前置増幅器、ル’2 
DL、 l I(/2 DL2・、・V2遅延回路、B
PF、、BPF2・、・帯域濾波器、SW・・・録再切
換スイッチ、13・・・磁気ヘッド、17・・・モータ
、19・・・駆動軸、37・・・長孔、38.39・・
・突起、43・・・ケースホルタ、44.45・・・案
内溝、46・・・移送機構のモータ、47・・・移送用
のねじ、48・・・ナツト、49・・・案内棒、50ア
クチユエータ、63〜71・・・端子、特許出願人 日
本ヒクター株式会社 手続補正書(自発) 昭和57年 2月ユ?日 特許庁長冨島田春樹 殿 1、事件の表示 昭和57生特許鵬第5574号 2、発明の名称 磁気記録再生方式 3、補正をする者 私i’lとの関係  特  許  出願人〒”    
−−1) $ + 1? l 11ヤ1.。 fl   所   神奈川県tIA兵市神奈用区守屋町
31’H12番地名 称  (432)日本ビクター株
式会社5、補正命令の日付(自発) 槽圧する。 あ 22  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、磁気空隙の移動軌跡の巾方向に対して時計例わりに
    所定の角度だけ傾斜する磁気空隙を有するように構成さ
    れた第1の磁気ヘッドと、磁気空隙の移動軌跡の巾方向
    に対して反時計廻わりに所定の角度だけ傾斜す番薯気空
    隙を有すると共に、その磁気空隙の移動軌跡の巾寸法が
    、前記した第1の磁気ヘッドの磁気空隙の移動軌跡の巾
    寸法とは異なるように構成されている第2の磁気ヘッド
    とが、それらの磁気ヘッドの磁気空隙の移動軌跡の一部
    に重複部分を生じる如くに2個一対として記録時及び再
    生時に使用され、記録時においては前記した第1.第2
    の磁気ヘッドによって情報信号による一対の記録跡を磁
    気記録媒体上に記録形成させ、また、再生時においては
    前記した磁気記録媒体上の一対の記録跡に属している2
    本の記録跡間の境界菖分に、前記した第1.第2の磁気
    ヘッドの磁気空隙の移動軌跡における重複部分の中間付
    近が対応して位置するように、前記した第1゜第2の磁
    気ヘッドからの各再生信号の一部の信号をトラッキング
    制御信号としてトラッキング制御を行なうようにした磁
    気記録再生方式 2第1.第2の磁気ヘッドとして1体的((#l成され
    1こものを用いた特許請求の範囲第1項記載の磁気記録
    再生方式
JP57005574A 1982-01-18 1982-01-18 磁気記録再生方式 Pending JPS58122616A (ja)

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