JPS6350759A - 回転方向検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、電動機の回転方向を検出する装置に関する
ものである。

［従来の技術］ 第２図は例えば１９８４年３月発行のセンサ技術（Ｖｏ
ｌ、　４　、　Ｎｏ、　３　）の第２３頁に示された従
来の電動機の回転方向検出手段を示す模式図であり、１
は図示しない電動機の回転軸に直結されたＮ個のスロッ
トを有する回転板、２は、回転板１↓のスロットを検出
したとき論理１′Ｏ″′の信号を出方し、回転板１の歯
（スロットでない部分）を検出したとき論理Ｉｔ　Ｉ　
ＩＩの信号を出方する第１信号発生器、３は、第１信号
発生器２と全く同じ動作をするもので、回転板１のスロ
ットの端が第１信号発生器２の上に位置したとき回転板
１のスロットの中央に位置するように配置された第２信
号発生器、４は第１信号発生器２の出力を入力信号とし
第２信号発生器３の出力をクロック入力とする検出器と
してのフリップフロップである。

次に、第３図（ａ）、（ｂ）のタイミング図を用いて動
作について説明する。

電動機とともに回転板１が、第２図に示すように、Ｒ方
向（右方向）へ回転しているとき、第１信号発生器２お
よび第２信号発生器３はともに回転板１上のスロットの
有無を検知する。

そして、第１信号発生器２が、スロットを検知すると、
第３図（ａ）に示すような方形波の出力信号Ｓ１を出力
し、第２信号発生器３も回転板１上のスロットの検知に
より方形波の出力信号Ｓ２を出力する。

このとき、第２信号発生器３は第１信号発生器２より１
スロツトの半分幅だけずれた位置に設置されているため
、第３図（ａ）に示すように、出力信号Ｓ２は、出力信
号Ｓ１より１／４周期分だけ遅れた方形波信号として出
力される。

次に、第１信号発生器２からの出力信号Ｓ１と第２信号
発生器３からの出力信号Ｓ２とが、フリップフロップ４
に入力されて、このフリップフロップ４では、第２信号
発生器３の出力信号Ｓ２の立上りエツジを受けて、この
時の第１信号発生器２からの出力信号Ｓ１を取り込み、
この信号Ｓ１に基づいた出力信号ＦＲとして第３図（ａ
）のごとく論理“１″を出力する。

一方、回転板１が第２図に示すＬ方向（左方向）へ回転
しているときには、第３図（ｂ）に示すように、第２信
号発生器３の出力信号Ｓ２は、第１信号発生器２の出力
信号Ｓ１に対し１／４周期分だけ位相の進んだ方形波信
号として出力される。

この場合、立上りエツジ時の出力信号Ｓ１の論理は常に
“ＯＩ？であるので、フリップフロップ４は、第３図（
ｂ）のごとく出力信号ＦＲとして論理“０″を出力する
。

以上のように、右方向への回転時にはプリップフロップ
４からの出力信号ＦＲが“１″となる一方、左方向への
回転時にはフリップフロップ４からの出力信号ＦＲが“
０″となるので、ブリップフロップ４からの出力によっ
て回転板１の回転方向を検出できるのである。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来の回転方向検出手段では、互いに位相差を有する２
つの信号を得るために回転板１の円周上の２つの位置に
各々第１．第２信号発生器２，３を配置する必要がある
ので、信号発生器２，３を駆動するための電源を供給す
る配線が個別に必要であるなど、信号発生器を２つ要す
ることから繁雑な構成となるほか、回転板１のスロット
の間隔に合わせて、各信号発生器２，３を位置調整しな
がら取り付ける必要があるなどの問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、回転板のスロットの間隔にかかわらず、信号
発生器をＢ置できるとともに、信号発生器の駆動のため
の配線を減じることができる回転方向検出装置を得るこ
とを目的とする。

ｃ問題点を解決するための手段］ この発明に係る回転方向検出装置は、回転軸に取り付け
られた回転板の周上に沿い所要の間隔をあけて配設され
た多数のスロットから成る第１スロット群と、同第１ス
ロツト群を構成するスロットの配設周軌跡と同心的な周
軌跡上において上記第１スロット群を構成するスロット
に対してそのスロット幅の半分だけ配設位相をずらされ
て配設された多数のスロットから成る第２スロット群と
をそなえ、上記第１スロット群に対向して配設され同第
１スロツト群によって変調された信号を発生する第１信
号発生器と、上記第２スロット群に対向し且つ上記第１
信号発生器と同相位置に配設されて上記第２スロット群
によって変調された信号を発生する第２信号発生器とを
設けるとともに、上記の第１信号発生器および第２信号
発生器からの信号に基づき上記回転板の回転方向を検出
する検出器を設けたものである。

［作　　　用］ この発明における回転方向検出装置は、２つの信号発生
器（第１信号発生器および第２信号発生器）を回転板の
円周上の同相位置に設け、回転板上に互いに同心的で１
スロツトの半分の幅だけ位相をずらした２組のスロット
（第１スロット群および第２スロット群）をそなえるこ
とで、位相差を有する２つの方形波信号を発生するよう
にしたもので、上記２つの信号発生器の設置位置が自由
となり、同２つの信号発生器を一体設置できるようにな
る。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、４は、第１信号発生器１２（後述）の出力
を入力信号とし第２信号発生器１３（後述）の出力をク
ロック入力として１回転板１１（後述）の回転方向を示
す信号を出力する検出器としてのフリップフロップ、１
１は回転軸に取り付けられた回転板、１２は、回転板１
１の第１スロット群１４（後述）に対向して配設され、
同第１スロツト群１４によって変調された信号を発生す
る第１信号発生器、１３は、回転板１１の第２スロット
群１５（後述）に対向し且つ第１信号発生器１２と同相
位置に配設され、同第２スロツト群１５によって変調さ
れた信号を発生する第２信号発生器、１４は、回転板１
１の周上に沿い所要の間隔をあけて配設された多数のス
ロット１４ａから成る第１スロット群、１５は、第１ス
ロット群１４を構成するスロット１４ａの配設周軌跡と
同心的な周軌跡上において、スロット１４ａに対してそ
のスロット幅の半分だけ位相をずらされて配設された多
数のスロット１．５　ａから成る第２スロット群である
。

次に、この発明の一実施例の動作について説明する。

回転板１１が図示しない電動機とともに第１図に示すＲ
方向（右方向）に回転すると、第１信号発生器１２は、
同第１信号発生器１２の前を回転板１１上の第１スロッ
ト群１４のスロット１４ａが通過する際に、同スロット
１４ａを検知し、これにより従来と同様に第３図（ａ）
に示すような出力信号Ｓ１を出力する。

一方、第２信号発生器１３は、回転板１１上の第２スロ
ット群１５のスロット１５ａを検知することで、第３図
（ａ）に示すような出力信号Ｓ２を出力する。

そして、第１信号発生器１２と第２信号発生器１３とは
、回転板１１の円周方向に対し同相位置に設置されてお
り、また、回転板１１上の、第１スロット群１４のスロ
ット１４ａと第２スロット群１５のスロット１５ａとが
互いに位相を１スロツトの半分幅だけずれているので、
第３図（ａ）に示すような位相関係の出力信号が得られ
る。

そして、従来同様に、フリップフロップ４では第２信号
発生ａ１３の出力信号Ｓ２の立上りエツジを受信するこ
とにより第１信号発生器１２かもの出力信号Ｓ１を取り
込み、さらにフリップフロップ４から第３図（ａ）に示
すような出力信号ＦＲ１つまり論理″１”の信号が出力
される。

一方、回転板１１が第１図に示すＬ方向（左方向）へ回
転すると、第１信号発生器１２および第２信号発生器１
３が設置された位置においては、第２スロット群１５の
スロット１５ａが第１スロット群１４のスロット１４ａ
より先に到達するので、従来と同様、第３図（ｂ）に示
すように、第１信号発生器１２の出力信号Ｓ１が、第２
信号発生器１３の出力信号Ｓ２より１／４周期分だけ位
相の遅れた信号として出力される。

そして、出力信号Ｓ２の立上りエツジ時における出力信
号Ｓ１の論理は常に“０″となるので、フリップフロッ
プ４は、第３図（ｂ）に示すような出力信号ＦＲ１つま
り論理“０″の信号を出力する。

以上のように、第１信号発生器１２と第２信号発生器１
３とを、回転板１１上の同相位置に設置しながら１回転
板１１（つまり電動機）の右方向への回転時には信号Ｆ
Ｒが論理″１ｎとなり、左方向の回転時には信号ＦＲが
論理Ｌｔ　Ｏｊ９となってそれぞれ発信されるので、回
転方向が確実に検出できるのである。

このように、第１信号発生器１２と第２信号発。

生器１３とを同相位置に設置することは比較的容易であ
るため、設置上の利点となり、また、第１信号発生器１
２と第２信号発生器１３とを一体化させることができる
ので、両者１２．１３を一体化することで、信号発生器
駆動用の電源供給配線を削減できる利点もある。

［発明の効果コ 以上のように、この発明によれば、位相をずらした２つ
のスロット群を回転板に設けて２つの信号発生器を同相
位置に設置しながら、回転板のスロットの構造に応じた
所望の信号が得られるように構成したので、回転板のス
ロットの間隔にかかわらず自由に信号発生器を設置する
ことができるという効果と同時に、２つの信号発生器の
一体化が容易にできるため、信号発生器駆動用の電源供
給配線を削減できるという効果も得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による回転方向検出装置を
示す模式図、第２図は従来の回転方向検出装置を示す模
式図、第３図（ａ）、（ｂ）は従来およびこの発明の回
転方向検出装置の動作を説明するためのタイミング図で
あり、第３図（ａ）は右方向への回転時におけるタイミ
ング図、第３図（ｂ）は左方向への回転時におけるタイ
ミング図である。 図において、４−・・検出器としてのフリップフロップ
、１１・・−回転板、１２・・・第１信号発生器、１３
−第２信号発生器、１４・−・第１スロット群、１４ａ
−・・・第１スロット群の各スロット、１５−・・第２
スロット群、３．５　ａ−第２スロット群の各スロット
。 なお、図中、同一の符号は同一、又は相始部分を示して
いる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　回転軸に取り付けられた回転板の周上に沿い所要の間
   隔をあけて配設された多数のスロツトから成る第１スロ
   ツト群と、同第１スロツト群を構成するスロツトの配設
   周軌跡と同心的な周軌跡上において上記第１スロツト群
   を構成するスロツトに対してそのスロツト幅の半分だけ
   配設位相をずらされて配設された多数のスロツトから成
   る第２スロツト群とをそなえ、上記第１スロツト群に対
   向して配設され同第１スロツト群によつて変調された信
   号を発生する第１信号発生器と、上記第２スロツト群に
   対向し且つ上記第１信号発生器と同相位置に配設されて
   上記第２スロツト群によつて変調された信号を発生する
   第２信号発生器とが設けられるとともに、上記の第１信
   号発生器および第２信号発生器からの信号に基づき上記
   回転板の回転方向を検出する検出器が設けられたことを
   特徴とする回転方向検出装置。