JPS6350737A - 拘束継手試験方法 - Google Patents

拘束継手試験方法

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JPS6350737A
JPS6350737A JP19267586A JP19267586A JPS6350737A JP S6350737 A JPS6350737 A JP S6350737A JP 19267586 A JP19267586 A JP 19267586A JP 19267586 A JP19267586 A JP 19267586A JP S6350737 A JPS6350737 A JP S6350737A
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JP
Japan
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joint
restraint
test
tensile
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP19267586A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Ono
大野 啓充
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6350737A publication Critical patent/JPS6350737A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は溶接構造物の溶接継手の割れ試験や引張拘束応
力の測定を行う拘束継手試験方法に関するものである。
〔従来の技術〕
溶接構造物は信頼性向上が重要な技術課題であり、疲労
破壊やぜい性破壊等と防止するため多くの検討がなされ
ている。溶接継手の破壊は1通常。
溶接ビード止端部から発生することが多い。しかし、内
部に欠陥が存在すると、欠陥を起点に低い応力で破壊す
ることが多々ある。これらの欠陥のうち、溶接割れや不
溶着部等が特に重要である。
上記欠陥が存在する継手は−1のき裂を有する問題とな
り、き裂がそれ以上進展するかが構造物の破壊に至るか
否かの問題となる。このき裂進展(ζ対しては疲労ある
いはぜい性破壊とも引張応力成分が重要である。引張応
力成分は外力によるものも重要であるが、残留応力や拘
束応力でも同様の影響を及ぼす。溶接構造物では、白組
精度の問題などから高い引張拘束応力が生じる状態で溶
接される場合が多く、溶接時の溶接割れや使用中の疲労
破壊やぜい性欠壊が問題と々る。すなわち、拘束石力に
よる溶接割れが初期欠陥として問題と々す、引張拘束応
力がそれからのき裂進展の促進効果を与えるため大きさ
が問題となる。
従来、拘束応力下の溶接割れ試験法としてはJIS  
Z3157.U形溶接われ試験方法が一般的である。こ
の方法は、試験板に切欠きを設け。
この切欠きにはさまれた継手部に開先が設けられている
拘束継手が使用される。この拘束継手の継手部に溶接ビ
ードを置くと、引張拘束応力のため溶接ビードに割れが
生じることが多い。この溶接割れの検出は酸化着色など
を施した後、引張試験や裏曲げ試験を行って、拘束継手
を破断させて直接観察測定する。また、溶接学会全国大
会講演概要第35集墓329(昭59−9)で用いられ
ているH形拘束継手と呼ばれる拘束継手も用いられる。
この拘束継手は、JIS  Z3157で使用されてい
る拘束継手に比較して、切欠の形状を長くして継手部の
長さを長くしたものに相当し、この寸法によって引張拘
束応力を調節することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
これらの拘束継手を用いて前記溶接割れ試験を行うこと
は可能であるが、溶接後引張り破断や裏曲げ破断させる
際、試験板が一体であるため、大きな破断荷重が必要と
なり、したがって大型試験機による試験が必要となって
合理的でない。
また、引張拘束応力の影響を定量的に把握することは信
頼性向上に関して重要である。従来の拘束継手について
、引張拘束応力を定量的に求めるには、X線応力測定等
を行うか、溶接ビード近傍にひずみゲージを貼付してま
わりを切断して、拘束応力を解放して求めることになり
、工数的、精度的にも問題がある。
本発明の目的は拘束割れ試験において、溶接割れ寸法の
測定を行なうための引張破断試験あるいは裏曲げ試験で
の試験荷重の低減をはかつて試験を簡便に行えるように
すると共に、溶接継手部に負荷されている引張拘束応力
を比較的簡便に測定できるようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
通常、溶接拘束応力で悪影響を及ぼし、穫々試験が必要
となるのは引張拘束応力である。この点から考えると、
従来の拘束継手は試験板が一体であるため、圧、縮拘束
応力が作用しても成りたつが。
破断試験荷重が大きくなり、定量測定のためには切断が
必要となるなど、必要とする引張拘束応力発生の面から
は品質過剰ともいえる。
溶接継手部が引張応力を受けるということは。
拘束を与えている継手部の両側の試験板は圧縮応力を受
けていることになる。引張応力は一体でなければ伝達で
きないが、圧縮応力は接触していれば一体でなくても伝
達可能である。そこで、拘束する部分を2分割等分割し
て製作し、これらの試験板を突合せて溶接することによ
って拘束継手を裏作した。溶接することによって拘束応
力が生じるため1分割状、倹板の溶接時の機械的拘束は
両者密着するようにした仮留め程度で十分である。この
ようにすれば溶接割れ試験での破断試験では荷重が小さ
くて良く、拘束応力を測定するにはひずみゲージや変位
計を継手部等に取付けて引張試験を行って、ひずみある
いは変位と試験荷重の線形性をみることによって容易に
測定することが可能となる。
〔作用〕
2分割した引張拘束継手を溶接した後、それを引張る時
、たとえばひずみを測定し、ひずみと荷重の関係をみる
と第9図に示すごとくなる。すなわち、拘束応力が作用
している範囲では各部のひずみと荷重の関係は線形挙動
を示すが、引張荷重が拘束力を越えると1両側の分割部
は荷重を負担しなくなるため、ひずみは増加しなくなる
のに対し、溶接部のひずみは勾配を変えて急速に増加す
るようになる。この変曲点が拘束応力に対応しており容
易にしかも明確に求めることができる。
また、破断試験では溶接部のみが一体であるため、拘束
力以上では両側は分離してしまうので低荷重で試験でき
る。
〔実施例〕
第1図および第2図は本発明の溶接割れ試験や拘束応力
測定に用いる拘束継手の一実施例を示したものである。
拘束継手は対称的な2枚の分割試験板1.2からなって
いる。分割試験板1は2個所に設けられた切欠き部1a
、lbとこれら切欠き部1aと1b間にはさまれた中央
継手部ICが設けられている。また1分割試験板2は、
2個所に設けられた切欠き部’la、2bとこれら切欠
き部2aと2b間にはさまれた中央継手部2Cが設けら
れている。これら分割試験板1,2を突合せて仮止めす
る。これにより、2個所の切欠き3゜4とこれらの切欠
き3,4にはさまれた中央継手部1c、2cの部分には
開先部5が形成される。
6は分割試験板1,2の分割線である。そして、拘束継
手は、若干すきまのある中央継手部1c。
2Cによって形成される開先部を溶接することによって
製作される。継手部IC,2Cには八−A′矢視断面図
のような開先部を設けるだけでなく。
第3図のごとく任意形状の開先部を設けても同様である
。溶接割れ試験ではこの拘束継手を引張シあるいは曲げ
破断させて観察する。この際、破断試験前に酸化着色等
によって、溶接割れ部を着色しておけばより明確に溶接
割れを検出できる。
第4図は第1図に示した拘束継手において、裏曲げ破断
試験2行う場合の実施例であり、継手部等の構成は第1
図と同様であるが、拘束を与える両側の分割線6の断面
形状を図に示すごとく切欠き7を有する構造としたもの
である。この切欠き7を設けることによって1曲げ破断
試験がより容易となる。
第5図は別の実施例であり、H形拘束継手の例であり、
継手部の形状等は第1図と同様である。
なお、8は継手部に形成された開先部に施された溶接に
よる溶接ビードである。このようなH形拘束継手におい
ても、引張り試験や裏曲げ試験法は同じである。
第6図および第7図は別の実施例であり、十字継手の例
である。分割試験板1,2の継手部1c。
2Cの寸法を挿入するリプ板9の厚さに合せて任意に選
び、これらを突合せて組合せた後、継手部をたとえば第
7図の溶接ビード10で示すごとくすみ肉溶接して拘束
継手を製作した例であり、開先形状を変えてもよい。な
お、溶接割れの判定試験は上記実施例と同様である。
以上説明した各分割拘束継手を用いて拘束応力を測定す
る試験法は同様であるので、以下第5図に示したH形拘
束継手を用いた例について第8図により説明する。
第5図に示した拘束継手において、分割線6の近傍の3
 、j[lil所にひずみゲージ11をセットし1分割
試験板1,2の側面に分割線6を境とするように変位セ
ンサ12をセットする。そして引張荷重Pを負荷して第
9図に示す例のごとく、荷重−ひずみ(変位)等の関係
を求め、この線図の変曲点が拘束部の分離に相当するこ
とから簡便かつ正確に引張拘束力あるいは引張拘束応力
を求める方法である。
〔発明の効果〕
本発明によって、従来定量値測定が面倒であった。引張
拘束応力の引張拘束応力の定量測定が簡便となり、溶接
割れ試験では破断試験が大幅に簡便となって、溶接構造
物の信頼性向上に反映させることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に用いる拘束継手の一例の平面
図、第2図は第1図における継手部の■−■′線矢視断
面図の一例を示す図、第3図は同じ< n−n’線矢視
断面図の他の例を示す図、第4図は裏曲げ試験のための
分割試験板の分IFIJI部の切欠き断面形状の例を示
す図、第5図は別の実施例のH形拘束継手の平面図、第
6図は同じく十字形拘束継手の平面図、第7図は第6図
の■−vF線矢視断面図、′r48図シよび第9図は本
発明方法を説明する図で、第8図はひずみゲージ、変位
センサの取付状態を示す図、第9図は引張試験による荷
重−ひすみ特性の例を示す図である。 1.2・・・分割試験板、IC,2C・・・継手部、3
゜4・・・切欠き、5・・・開先部、6・・・分割線、
8.10・・・溶接ビード、9・・・ツブ板、11・・
・ひずみゲージ。 12・・・変位センナ。 第1 肥 12凹 ¥ 3 凹 ぐ 8−+ 図 6′ 第5凹 j6国 第7 図 零8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶接構造物の溶接継手部に作用する引張拘束応力の
    影響を調べる引張拘束継手試験法において、拘束を与え
    る溶接継手部の両側部分が溶接前は一体でない分割形で
    あり、これらを組合せて溶接した分割形拘束継手を用い
    、引張試験曲げ試験あるいは引張拘束応力測定試験を行
    うことを特徴とする拘束継手試験方法。 2、分割形拘束継手を用い、継手部にひずみゲージある
    いは変位検出センサを取付け、引張試験を行つて荷重−
    ひずみ(変位)特性の変曲点を検出し、これにより引張
    拘束荷重あるいは引張拘束応力の測定を行うことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の拘束継手試験方法。
JP19267586A 1986-08-20 1986-08-20 拘束継手試験方法 Pending JPS6350737A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5248200A (en) * 1992-10-16 1993-09-28 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Portable asphalt stress and strain measuring device
JP2011013153A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Ihi Corp 破壊試験片
JP2013091094A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Ihi Corp レーザアークハイブリッド溶接割れ試験方法
CN104655489A (zh) * 2015-02-06 2015-05-27 哈尔滨工业大学 一种测量厚板对接接头焊趾处应力集中的方法
CN104849144A (zh) * 2015-05-26 2015-08-19 山东大学 一种不锈钢焊接接头应变强化非匀质变形的检测方法

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