JPS6350540A - 耐炎性紡績糸の製造方法 - Google Patents

耐炎性紡績糸の製造方法

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JPS6350540A
JPS6350540A JP19055586A JP19055586A JPS6350540A JP S6350540 A JPS6350540 A JP S6350540A JP 19055586 A JP19055586 A JP 19055586A JP 19055586 A JP19055586 A JP 19055586A JP S6350540 A JPS6350540 A JP S6350540A
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JP
Japan
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flame
fibers
spun yarn
resistant
yarn
Prior art date
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Pending
Application number
JP19055586A
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English (en)
Inventor
水口 守
星 豊彦
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐炎性に富み、糸斑及び強力も商業上十二分に
使用可能な耐炎性紡績糸の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
耐炎化繊維はアクリル系繊維、ピッチ系繊維、セルロー
ス系繊維、フェノール系繊維などを原料とする炭素繊維
製造工程の中間体として得られ、公知のように、これら
耐炎化繊維は後加工処理、等ではなく本貫的に耐炎性、
耐熱性の機能を有する。
耐炎化繊維を製造する方法は数多く存在し、−例として
アクリル系やセルロース系繊維の場合は繊維を予め酸化
性雰囲気中で予備酸化処理し続いて200〜300℃の
酸化性雰囲気下で一次焼成し、次いで二次焼成として2
50〜350℃の酸化性雰囲気下で焼成することにより
耐炎化繊維が得られる。耐炎化繊維とは炭素含有率が4
0〜70%程度であり、限界酸素指数が45から65程
度のものを意味する。
炭素含有率40〜70%の耐炎性繊維は脆弱な為、捲縮
がかけられず、取り扱いが非常に難かしく、したがって
現在耐炎化繊維は主としてフィラメントとして供されて
いる。しかし編み布帛、織り布帛にした場合俗にいうフ
ィラメントのもつ風きいの硬さ、冷怒、ワキシー感等が
欠点となって商業的に展開が難かしいのが現状である。
又、連続繊維束(マルチ・フィラメント)は総デニール
が任意に得られるものでなく、製造コスト・市場性を考
慮して総デニールが限定されて製造されるのが一般的で
ある。一方、繊維業界で使用される編機とか織機はそれ
らに仕掛けられる糸の太さにはゲージ等の関係から限界
がある。
上記問題点を解決する為の手段として耐炎化繊維を紡績
糸にすることが考えられる。
耐炎化ta維を紡績糸にする方法として特開昭52−3
1122号、特開昭58−85434号そして特開昭5
9−21733号等に開示された方法が知られている0
例えば、従来から公知の紡績手段を用いて紡績糸となす
製法が特開昭52−31122号に開示されている。
この方法では耐炎化繊維そのものが脆弱であるため、ギ
ルフォラ−等のニードルアクションにより、単繊維切断
が多発し尚且つIを綿繊維のため単m維の座屈現象が著
しく、作業性のみならず生産性に乏しく、且つ糸品位が
悪化する。
特開昭56−85434号に開示された方法でも基本的
には上記特開昭52−31122号の方法と同様の問題
が残る。即ち、耐炎化繊維は強伸度も低く、かつルー1
強伸度ら極めて低い原綿を、連続繊維束(トウ)を牽切
し捲縮を付与して従来がらの紡績工程にイモ1卦1すれ
ばギルドラフトでのフォーラ−によるニードルアクショ
ンを避ける事は出来ない、そのためにスライバーを構成
する星iB維の切断が多発し、11塵の如き短ta維群
(ノイル)となり、作業性悪化は否めない、又平均繊維
束が短かくなることから、ローラ等のゲージ間で浮遊繊
維が多くなり、引いてはスライバー均正度が斑となって
表出し、糸斑も決して高品位とはいいがたい製造方法で
ある。
又、特開昭59−21733号はいわゆる結束紡績方式
であり、牽切法は古典的なりuponL社のRotor
 i I法を用いているにすぎない、即ち擦過ローラ(
又は熱ローラ)によって整トウ作用を施し、牽切域で牽
切し、その後延伸され、糸形成域で空気仮撚ノズルにて
仮撚を加えて結束糸となす製造方法である。
この方法では、牽切時の繊維長から強力を保持する方法
として空気仮撚ノズルで短繊維を結束することによって
得んとするものである。しがし空気仮撚ノズルによる結
束は非常に低い値でありかつ素抜は等が発生し、作業上
非常に効率が悪い。
又、結束することによって紡績糸が短繊維にランダムに
首捲き状に締めつけられるため、風合いが非常に硬いも
のになる。結束紡績において風合いをソフトなものにす
るためは空気仮撚ノズルの空気圧を下げることによって
可能であるが、この紡績糸は強力が弱く、ワインダーで
の巻返し等で素抜けが多発し、操業上問題となること大
である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
市場では前述の問題点を解決し、商業上満足すべき耐炎
性紡績糸を要望しているといっても過言ではなく、特に
産業資材用インテリア資材用等で難撚、防炎問題が大き
くクローズアップされてきている現状にかんがみ実用性
のある耐炎性紡績糸力弓虫く要望されている。
そこで本発明者等は従来の紡績糸の問題点である工程上
の問題1品質の問題等を解決すべく、鋭意検討を重ねた
結果本発明に到達した。
即ち、本発明の目的は前述の如き問題点を解決して、通
常のリング糸の形態を有し強力的にも十二分に商業的に
使用且つ糸斑も極めて良好なる耐炎性紡績糸の製造方法
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記本発明の目的は、無撚且つ無捲縮の50000デニ
ール以下の耐炎化連続繊維束を使用し、その繊維束を構
成する単繊維の強伸度績が50以下の連続繊維束を一工
程で一段牽切延伸し、直ちに実加撚して紡績糸となすこ
とを特徴とする耐炎性紡績糸の製造方法に関するもので
ある。
本発明に用いる耐炎化繊維はアクリル系繊維、ピッチ系
繊維、セルロース系繊維そしてフェノール系繊維などの
原料とする炭素繊維製造工程の中間体として得られるも
のであるが、これらの繊維に限定されるものではない、
その耐炎化繊維を構成する単繊維の強伸度積が50以下
なら全て包合される。総デニールが50000 Dで且
つ単繊維性p11猜が50以上では牽切が困難であり、
仮りに牽切出来たとしても段切れ、ノードラフト等の牽
切斑が発生し、実用性のある耐炎性紡績糸が得られない
しかし通常のリング精紡機に使用される加圧ローラの幅
は一般的に40 ml ta幅であり、そこで10.0
OOD以上50,0OOD以下の総デニールを有する耐
炎化連続繊維束を商業的に満足する糸品質並びに糸物性
を得るため、加圧ローラ幅を更に広くして単繊維把持を
十分にした後、更には単繊維把持力の向上を目的として
通常使用されるペンシュラム加圧荷重を2倍までアップ
することによって、50.0OOD以下の総デニールを
有する耐炎化連続繊維束を一段牽切し直ちに加熱した紡
績糸を得る製法を見い出した。
又、連続繊維束が5ooooデニ一ル以上では、牽切域
を構成するローラ把持の問題がら連続繊維束の把持力が
幅方向で斑となり、牽切斑となり易いことや、牽切後の
単繊維束の幅が大きくなり集束加熱が容易でない為、実
用性のある耐炎紡績糸が得られない。
一般的に牽切する場合、連続繊オ、1束牽切時に静電気
発生が問題となるため、予め、電気抵抗値で106〜1
09Ωとなる様に制電油剤を均一に付着せしめる必要が
ある0本発明による紡績方法は、連続繊維束をある一定
荷重下の牽切域で、−気に牽切し延伸し、その後直ちに
所定の実撚が得られる加撚機構へと牽切された有限繊維
長の繊維束を導き紡績糸とする方法である8本発明での
牽切は延伸倍率が3〜50倍までがより好ましく、その
頭載で牽切域以上にまたがるミスカットは一切なく良好
な有限繊維長が得られることを見い出した。一般に言わ
れている通常の繊維の一段牽切では短繊維の発生・糸斑
が著しく供給総デニールも3000デニ一ル位が適当と
いわれていたが本発明では50000デニール以下の供
給総デニールで一段一工程で且つ単繊維強伸度ff50
以下のマルチフィラメントを牽切しても糸斑もなく強力
も十二分に商業的に耐え得るものであり、したがって紡
績加工コストも驚異的に低減することができる。
〔実施例〕
以下本発明の方法の実施例を示し、併せて得られた耐炎
性紡績糸の物性を比較例の紡績糸と比較する。
害句干LL 総デニール50,0OOD /33000フィラメント
、強度2.5/D、伸度20%(強伸度績50)の炭素
含有率60%のアクリル系耐炎化連続m維束を無撚、無
捲縮の状態で一定荷重下で牽切ドラフト57倍、実撚数
250 T/Mで本発明の製造方法により171ONm
の耐炎性紡績糸を得た。この紡績糸の物性は強力117
0g (番手強力積で11.7に+n)伸度8.3%、
糸斑を表わす0%で5.8%であった、通常の牽切紡績
糸では紡績糸残留収縮率が10%以上あるが本耐炎性紡
績糸1.7%と極めて良好なものであった。
火1匠斐 総デニール10,000今D /6600フィラメンl
〜、強度1.7g/D、伸度25%(強伸度績43)の
耐炎化連続繊維束を一定荷重下で牽切延伸倍率55倍、
実撚数660 T / mで1/48Nmの紡績糸を得
た。この紡績糸物性は強力が200g、伸度5.6%で
あった。
この紡績糸を双糸加工してダブルシャーシー用編機に供
した所糸切れもなく、編凹面もリング糸以上の良好なも
のであることが確認された。
又、前記同一系をレピアm機に供し、経密度64本/吋
、緯密度50本/吋、組織2−2絞で製織した所、糸切
れもなく良好な製織を行うことができた。
比較例 30iD /20000フィラメントのアクリル系耐炎
化トウを多段牽切機にて延伸牽切後捲縮数6個/インチ
、捲縮度8%の捲縮を付与して8g/mのスライバーを
得、ギル工程2回通しにて粗紡工程を経てM紡機で紡出
し、粗糸重量015g/m、¥I¥紡ドラフト30倍、
撚数350T/mで1/15Nff+を紡出した。多段
牽切時の平均繊維長は110vnで最大1a維長190
m+nであった。最終ギル工程での平均繊維長84mm
となり、多段牽切機がら最終ギル工程のフライ並びにウ
ェストは原料1kg当り50gとなり95%の歩留りと
なる。
尚粗紡、精紡工程では糸切れ多発により更に4%増加し
、ワインダー工程では総歩留り841%であった。又、
強力は平均番手強力績6.8kmであり、番手強力績の
最大は、9.5 km、最低は素抜けのため測定不可で
あった。1%は12%と悪い結果となった。
〔発明の効果〕
本発明は前述のように構成されているので、本発明によ
る製造方法を採用することにより強力、糸斑等において
優れた耐炎性紡績糸を得ることができ、且つこの製造方
法は原料歩留りにおいても優れている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 単繊維強伸度積が50以下で、総デニールが50000
    デニール以下の実質的に無撚かつ無捲縮の耐炎化連続繊
    維束を一工程一段牽切後直ちに実加撚して紡績糸となす
    ことを特徴とする耐炎性紡績糸の製造方法。
JP19055586A 1986-08-15 1986-08-15 耐炎性紡績糸の製造方法 Pending JPS6350540A (ja)

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