JPS63500355A - ２種類の反応性物質の発熱反応によつて加熱するデバイスを含む食品トレ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ２種類の反応性物質の発熱反応によって加熱するデバイスを含む食品トレ一 本発明は２種類の反応性物質の発熱反応によって加熱するデバイスを含む食品ト レーに係る。

特に、食品、調理食品、飲料を例えば生石灰と水との発熱反応によって加熱する ことは公知である。既知の反応式をもつ化学反応に基づくので加熱の原理は簡単 であるが、その実用化は難しい、多数のデバイスが提案されたが、どのデバイス にも、一方では操作の安全性に他方では効率に関して幾つかの重大な問題がある 。

操作の安全性に関しては、特に反応が生じても使用者を火傷させる危険がないこ と、及び、消費製品が反応物質から密封的に隔離されていること、及び、該消費 製品が外部環境からできるだけ密封的に隔離されることによって十分な保存性を もつことが必要である。

効率に関しては、反応が完全に行なわれること、及び、加熱器と食品との間で最 適の熱交換が得られることが必要である。

本発明の目的は、これらの問題を全て解決することである。より詳細には本発明 は、確実で効率的な独立加熱器を備えた食品トレーにおいて、被加熱製品が反応 物質による攻撃から完全に保護され、しかも発熱反応で生じる熱量と完全に接触 し、極めて短時間しか持続せず従って不十分であることが明らかな反応中に発生 する水蒸気を加熱のために使用しない食品トレーに係る。

本発明は更に、食品の良好な保存を確保するアセンブリを密封閉鎖すべく構成さ れたかかるトレーに係る。

最後に本発明は、加熱中及び加熱後に使用者が火傷の恐れなくトレーを扱える断 熱包装（外側スカート）と協働するトレーに係る。

より詳細には本発明は、２種類の反応性物質の発熱反応によって加熱するデバイ スを含む食品トレーであって、加熱器と食品容器とを夫々受容するトレー（１） の２つの部分即ち室（＾）及び（Ｂ）がカバーによって分離され、該カバーは反 応前及び反応中に２つの部分（＾）と（Ｂ）とを隔離し、同時に食品容器の底部 と協働して該容器に収容された被加熱製品に対して加熱器からの熱の伝導及び輻 射を接触によって確保し、該容器はトレーの部分（Ｂ）の内部断面形及びその周 縁と相補的な断面形を有し、該周縁は食品容器の内容物を外部から隔離する蓋に よって閉鎖されていることを特徴とする食品トレーに係る。

以下の記載及び添付の図面から本発明がより十分に理解されよう。

第１図は本発明のトレーで使用される種々の手段の構成の概略図である。

第２図及び第３図は水ポケットの開封用舌片の位置を示す説明図である。

第４図から第７図は前記トレーの外縁密封閉鎖の種々の変形例の説明図である。

判り易いように全部の図面で同じ部材を同じ参照符号で示す。

第１図に示すように、トレー１は２つの部分を含む、第１部分＾は所謂加熱器を 収容し、第２部分Ｂは食品容器又は食品缶詰を収容している０本発明の重要な特 徴によれば、例えばポリプロピレンから成るこのトレー１はショルダ２を含み、 該ショルダはトレーを例えばポリスチレンから成る外側包装３に挿入したときの 支承点として機能する。包装の機能は、加熱器の作動中に使用者を前記トレー１ から断熱することである。断熱効果を更に改良するために本発明の別の特徴によ れば、トレー１の内面も例えば厚紙の如き同様の断熱材でライニングされている 。このライニング４は箱の形態であり、部分＾の底部に支持されている４本来の 加熱器は被覆アルミニウムまたは複合アルミニウムから成るコンテナ５によって 構成されている。このコンテナは２つの×７．８を支承するショルダ６をもち、 該翼は該コンテナ５の底部１０に支持される密封ポケット９と一体的である。カ バー１１は加熱器５に対応する部分＾を密封的に閉鎖する。

ポケット９は反応物質の１つ、この場合水を収容しており、ポケット９の上方の 加熱器５の自由スペースの一部には第２試薬例えば生石灰１５が配置されている 。

本発明の別の重要な特徴によれば、第２図及び第３図のポケット９の上面図及び 底面図の夫々により詳細に示すように、ポケット９は該ポケットを包囲する開封 リボン２０を備える。このリボンの末端ａはゾーンＳの処でポケットの上面に接 着又は溶接されている。リボンは破断ゾーン２１が形成されたポケット９の側縁 で折り返される。このリボン２０はポケット９の底面に接着されずに該底面に沿 って伸び、別の翼を越えて外部に突出する。従ってリボン２０の他端すは、カバ ー１１と加熱器５との間を両者間に設けられた第１シールを破壊せずに通過して 加熱器の外側に突出する（第１図）、該シールは例えば、蝋がら成りリボン２ｏ を自由に滑動せしめる。

トレー１の部分Ｂは、食品缶詰（第１図）又は被加熱製品３１の収容容器（双方 共参照符号３０で示される）を受容する。以後の図で示すように、缶詰は予め密 封された蓋３５、容器は蓋３５０によって夫々閉鎖されており、双方の蓋は消費 製品３１を外部環境から隔離する。

本発明によれば、容器即ち缶詰３０の底部３２は加熱器５の閉鎖カバーと密接に 接触している。

より判り易いように、第１図では底部３２とカバー１１とを若干離間して示して いるが実際にはこれらは重なり合っている。これらの条件下で消費製品の加熱は 伝導及び輻射の双方によって得られる。

本発明の重要な特徴によれば、この容器又は缶詰３０はトレー１の断面形と相補 的な断面形を有しており、閉鎖部の処に密封シールを形成する平坦縁３００を備 える。トレー１の周縁１ａでのかかるシールの形成は技術的に容易である。これ らの断面形は第４図から第７図に示されている。夫々の図は食品３１を収容した 容器又は缶詰３０をトレー１の周縁１ａで平坦縁３００を介してトレー１にシー ルするための異なる４つの具体例を示す。

第１具体例ではく第４図）、容器３０のレベルに平坦縁３００が設けられ、トレ ー１の周縁１ａに対してｒで折り返される。

次に周縁１ａに外蓋３５０を熱封止する。この熱封止は複合材料に対して行なわ れる。

第２具体例ではく第５図）、缶３０の蓋３５の縁３００をトレー１の周縁１ａに 密封する被覆射出成形部分９０が設けられている。

第３具体例ではく第６図）、ｉ　３５０の縁が周縁よりも突出し、食品容器３０ と蓋の縁端とをトレー１に同時に密封し得る。

最後に第４具体例では、機械的クリンプ９１が使用されている。

全ての場合に、外部環境に対する密封を補完するために例えば蝋、マスチックま たは等価の材料から成る第２シールをリボン２０の出口とｕ３５，３５０との処 に形成する。

前記の記載より本発明の特徴がはっきりと理解されよう。

一方で、食品容器３０の底部とカバー１１との間を熱接触させるので熱伝導が可 能である。他方で、加熱器５とカバー１１との製造に使用された材料は熱の良導 体から選択される。

実験によれば実際、約１２〜１５分後に生じる加熱ピークまでの加熱サイクル中 に９０℃〜１００℃の蒸気の発生は発熱反応の最初の１分間だけしか続がない、 この蒸気の作用だけでは食品容器の温度を好条件に上昇させることはできないこ とが判明した。これに反して、本発明のデバイスでは、反応中に石灰が膨張して 初期体積の２倍になりこれがカバー１１と底部３２との接触に更に寄与する利点 が得られる０反応混合物の温度が３００℃〜３３０℃に近い値に到達すると、他 の全ての条件（被加熱製品の量、この製品の圧縮状態）が等しいとき石灰材料が 食品容器３０とその内容物３１とを難無く加熱する。

これらの条件下で反応式が既知であるから、最適な使用水量を選択し得る。ポケ ット９の開封手段即ちリボン２０は、石灰のできるだけ広い表面積にわたって水 を均等に拡散させるように設計且つ作成されている６例えば、石灰の粒度は断面 積２ＩＩＩＩ＠２を上回るブレーンに対応する。

加熱を得るためにカバー１１を部分的に破壊する必要はない。逆にカバー１１は 、反応性媒体と被加熱エレメントとの間のく熱伝導には全く無関係な）隔離板と しての機能を維持する。

従って水蒸気は最大限閉じ込められており、食品の加熱だけでなく発熱反応の良 好な進行の促進にも寄与する。かかるカバー１１による保護によって取り扱い中 に故障が生じても石灰のオーバーフローを防止し得る。

最後に、厚紙ライニング４と外側ポリスチレン包装３との配置によって熱を最大 限までトレー内部に維持し得る。このため加熱が有利に行なわれ使用者はこの包 装の外部の熱を６０℃より低温に維持した状態で危険なくトレーを取り扱うこと ができる。

本発明によれば、かかる自動加熱トレーは個人レベルの使用だけでなく量販レス トランレベルの使用にも適当である。

Ｃ） 国際調査報告 ＡＮＮＥＸ　Ｔｏ　ＴＨＥ　ＩＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　５ＥＡＲＣＨＲ三Ｐ ＯＲτＯＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．２種類の反応性物質の発熱反応によって加熱するデバイスを含む食品トレー （１）であって、加熱器（５）及び食品容器（３０）を夫々受容するトレー（１ ）の２つの部分（Ａ）及び（Ｂ）がカバー（１１）によって分離され、該カバー は反応前及び反応中に２つの部分（Ａ）と（Ｂ）との間の隔離を確保し且つ食品 容器（３０）の底部（３２）と協働し接触によって加熱器（５）から前記容器（ ３０）内の被加熱製品（３１）までの熱伝導及び輻射を確保しており、該容器は 部分（Ｂ）の内側断面形に合致する形状をもちそれ自体蓋（３５，３５０）によ って閉鎖されており、該蓋は外部環境と容器の内容物（３１）とを密封的に隔離 することを特徴とする食品トレー（１）。 ２．前記トレー１の周縁を形成するフランジ（１ａ）の断面形が、該フランジ（ １）の周縁全体にわたって食品用蓋（３５，３５０）の延長上の平坦縁（３００ ）と共に封止され得ることを特徴とする請求の範囲１に記載のトレー。 ３．封止が食品用蓋（３５）の平坦縁（３００）を前記フランジ（１ａ）に折り 返すことによって得られることを特徴とする請求の範囲２に記載のトレー。 ４．封止が、蓋（３５０）と容器（３０）とトレー（１）とを同時に固定すべく 容器（３０）の周縁から突出した蓋（３５０）を熱封止することによって得られ ることを特徴とする請求の範囲２に記載のトレー（１）。 ５．封止が被覆成形（９０）によって得られることを特徴とする請求の範囲２に 記載のトレー（１）。 ６．封止が金属リングによるクリンプによって得られることを特徴とする請求の 範囲２に記載のトレー（１）。 ７．隔室（Ａ）がショルダ（６）をもつコンテナ（５）を内蔵し、該ショルダが ポケット（９）の２つの翼（７，８）を支承し、該ポケットは前記コンテナ（５ ）の底部（１０）に支持され反応体の一方を収容しており、第２反応体は該ポケ ット上でカバー（１１）によって規定された自由スペース内の一部に配置されて いることを特徴とする請求の範囲１から６のいずれかに記載のトレー（１）。 ８．ポケット（９）が破断開始ゾーン（２１）を含み、リボン（２０）の一端は ポケット（９）の上面に固定され、リボンは該ポケットの底面に沿って固定され ずに伸びてトレー（１）の外部に突出しており、末端（ｂ）を操作することによ ってポケット（９）が破壊されポケットに内蔵された反応体が遊離してカバー（ １１）を破壊せずに発熱反応が開始し得ることを特徴とする請求の範囲７に記載 のトレー（１）。 ９．断熱材から成るコンテナ（４）がコンテナ（５）の底部と壁とをトレー（１ ）から断熱することを特徴とする請求の範囲１から８のいずれかに記載のトレー （１）。 １０．シールが、リボン（２０）の滑動性を維持し乍らリボン（２０）の通路及 びトレー（１）の閉鎖部の処の密封性を確保することを特徴とする請求の範囲１ から９のいずれかに記載のトレー（１）。