JPS6350009Y2 - - Google Patents

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JPS6350009Y2
JPS6350009Y2 JP1840383U JP1840383U JPS6350009Y2 JP S6350009 Y2 JPS6350009 Y2 JP S6350009Y2 JP 1840383 U JP1840383 U JP 1840383U JP 1840383 U JP1840383 U JP 1840383U JP S6350009 Y2 JPS6350009 Y2 JP S6350009Y2
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JP
Japan
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wire
generatrix
die
ascending
guide rollers
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JP1840383U
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JPS59124610U (ja
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Priority to JP1840383U priority Critical patent/JPS59124610U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は銅、アルミニウム、銀あるいは金等か
らなる線材を細くして極細線に加工するための伸
線機の改良に関する。
近年、電子機器の発達に伴ない、これらの機器
のリード線あるいはコイル巻線等に使用される直
径0.030〜0.015mmの極細線あるいは極細エナメル
線の需要が高まつている。かかる極細線は所定径
の母線を複数のダイスに、順に挿入して引抜加工
によつて徐々に線径を細くして加工されており、
これを第1図及び第2図により説明すると、1は
基台であり、この基台1の中央部にダイスホルダ
2が取り付けられ、このダイスホルダ2の上面
に、ダイヤモンド等の超硬材からなり、かつ、中
央に線材の進行方向に向かつて口径が徐々に小さ
くなる引抜穴が貫設されたダイス3,3……が複
数個、並列せしめられて取り付けられ、さらに、
ダイスホルダ2の左右にはモータ4の駆動によつ
て回転せしめられる一対のキヤプスタン5,6が
配設されており、ボビン7に巻回された所定線径
の母線8は矢印方向に引き出されて各キヤプスタ
ン5,6に巻回されながら、各ダイス3,3……
に順に挿入され、該ダイス3,3……の引抜穴に
よつて引抜加工されて徐々に線径が細くなるよう
に加工されるものである。この場合、前記ダイス
ホルダ2の上面に形成された開口9は潤滑液が吹
き出すためのもので、ダイス3に挿入される母線
に下方から潤滑液を噴射して該母線8の冷却及び
潤滑効果を与え引抜加工が円滑に行なわれるよう
にしている。
このようにして、ダイス3,3……の引抜加工
により線径に順に細くなるように加工された母線
8は左側のキヤプスタン5の一端に取着された上
りキヤプスタン10に巻回された後、最終の引抜
加工を行なう上りダイス11内に挿入されて所定
の線径に加工され、前記モータ4によつて回転駆
動される巻き取りボビン12に巻き取られるもの
である。従つて、当初は太い線径であつた母線も
上りダイス11内を挿通した後は極細の線径に加
工が可能であつたが、かかる上りダイス11によ
る加工は第3図及び第4図に示すように、上りダ
イスホルダ13に取り付けられた保持枠14に固
定されると共に、上りダイス11の左右にガイド
ローラ15,16が設けられており、前記上りキ
ヤプスタン10からの母線8は単にこのガイドロ
ーラ15,16に支承されながら、上りダイス1
1の引抜穴11a内に挿入されて引抜かれるた
め、引抜き加工時の振動により母線も振動をして
円滑な引抜きができず、線材が均一の径に加工で
きないばかりか、途中で折れ曲がつたり、カール
したりして高品質の極細線に加工するのが難しか
つた。
本考案は、最終の引抜加工を行なう上りダイス
に挿入される母線を位置決め可能に調整すること
で上記した欠点を解消したものであり、複数のダ
イス内に母線が挿入され、該ダイスの引抜加工に
より前記母線の線径を順次細く加工する伸線機に
おいて、前記引抜加工の最終の上りダイスの左右
に上下及び前後方向に移動可能な少なくとも2個
のガイドローラが夫々設けられ、前記母線を各ガ
イドローラに交互に掛け渡すことにより、母線が
前記上りダイスの引抜穴内に同軸状かつ引張状態
で挿入されかつ引抜かれることを特徴としてい
る。
以下、第5図及び第6図を参照して本考案の一
実施例を具体的に説明する。
図示の実施例において、最終の引抜加工を行な
う上りダイス21は上りダイスホルダ22の中央
部に設けた保持枠23内に挿入され、該保持枠2
3に挾持されて位置決めされている。そして、上
りダイスホルダ22には前記上りダイス21の左
右に夫々2個のガイドローラ24,25,26,
27が取り付けられている。このガイドローラ2
4,25,26,27はいずれもローラ軸24
a,25a,26a,27aに軸着して、矢印方
向に進行する母線8の移動に伴なつて回転するよ
うになつていると共に、いずれのローラ軸24
a,25a,26a,27aにもねじが刻設され
て上りダイスホルダ22の側面に取り付けられて
いる。そして、このローラ軸24a,25a,2
6a及び27aは上りダイスホルダ22の側面に
取り付けられた前後調整ナツト28,29,3
0,31に螺合し、該ナツトとの螺合長に応じて
上りダイスホルダ22に対して前後方向に進退し
て前後方向の調整が可能となつていると共に、上
りダイスホルダ22の上下端面に取着された上下
調整ナツト32,33,34,35にも連結し
て、該ナツトにより上下方向に移動して上下方向
の調整も可能となつている。従つて、前記ガイド
ローラ24,25,26,27は前後調整ナツト
28,29,30,31及び上下調整ナツト3
2,33,34,35によつて上りダイスホルダ
22上を前後及び上下方向に移動して調節が可能
となつており、上りダイス21に隣接したガイド
ローラ25,26を上りダイス21に穿設された
引抜穴21aの穴軸の延長線上に位置せしめて、
母線8を該引抜穴21aに同軸状に挿入し、かつ
引抜くことが可能となつている。又、他のガイド
ローラ24,27も同様に調整することによつ
て、共に前記ガイドローラ25,26よりも下方
に位置決めされ、かつ母線8をこれらのガイドロ
ーラ24,25及び26,27にそれぞれ上下交
互に掛け渡し、これにより、母線8はガイドロー
ラ24から25及び26から27へ移動する際に
引張力が付与されるようになつている。従つてキ
ヤプスタン10から振動しながら移動せしめられ
た母線8はまずガイドローラ24及び25間を走
行する際に引張せしめられて緊張し、振動が停止
せしめられ、この状態で上りダイス21の引抜穴
21a内に同軸状に挿入され、かつガイドローラ
26,27によつても引張力が付与されて、該引
抜穴21aから引抜かれる場合にも振動が付与さ
れることなく同軸状に引抜かれるため、引抜加工
の際に均一な線径に加工することが可能となると
共に、線が折れたり、カールしたりすることもな
く高品質の極細線の加工が可能となる。
本考案においては前記実施例に限られることな
く、種々の変更が可能であり、例えば、ガイドロ
ーラを上りダイスの左右に夫々3個以上取り付け
てもよく、又、その上下及び前後の調整もナツト
によらないでスリツトを上りダイスホルダに開設
して該スリツトに調整杆を移動可能に形成せしめ
てもよく、これらの場合にも上記実施例と同様な
効果を得ることができる。
以上詳細に説明したように、本考案によれば、
最終の引抜き加工を行なう上りダイス内に母線を
無振動状態でかつ同軸上に挿入し引抜くことが可
能であり、高品質の極細線を加工することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は伸線機の全体の平面図及び
正面図、第3図及び第4図は従来の要部の平面図
及び正面図、第5図及び第6図は本考案の一実施
例の要部の平面図及び正面図である。 21……上りダイス、22……上りダイスホル
ダ、24,25,26,27……ガイドローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のダイス内に母線が挿入され、該ダイスの
    引抜加工により前記母線の線径を順次細く加工す
    る伸線機において、前記引抜加工の最終の上りダ
    イスの左右に上下及び前後方向に移動可能な少な
    くとも2個のガイドローラが夫々設けられ、前記
    母線を各ガイドローラに交互に掛け渡すことによ
    り、母線が前記上りダイスの引抜穴内に同軸状か
    つ引張状態で挿入されかつ引抜かれることを特徴
    とする伸線機。
JP1840383U 1983-02-10 1983-02-10 伸線機 Granted JPS59124610U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1840383U JPS59124610U (ja) 1983-02-10 1983-02-10 伸線機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1840383U JPS59124610U (ja) 1983-02-10 1983-02-10 伸線機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59124610U JPS59124610U (ja) 1984-08-22
JPS6350009Y2 true JPS6350009Y2 (ja) 1988-12-22

Family

ID=30149603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1840383U Granted JPS59124610U (ja) 1983-02-10 1983-02-10 伸線機

Country Status (1)

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JP (1) JPS59124610U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59124610U (ja) 1984-08-22

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