JPS6349463B2 - - Google Patents
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- JPS6349463B2 JPS6349463B2 JP54016024A JP1602479A JPS6349463B2 JP S6349463 B2 JPS6349463 B2 JP S6349463B2 JP 54016024 A JP54016024 A JP 54016024A JP 1602479 A JP1602479 A JP 1602479A JP S6349463 B2 JPS6349463 B2 JP S6349463B2
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- output
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
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- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
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- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
- Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、インバータ出力と他の交流電源とを
切換スイツチにて切換えて無停電の電力を供給す
る電源装置におけるインバータの制御方式に関す
るものである。
切換スイツチにて切換えて無停電の電力を供給す
る電源装置におけるインバータの制御方式に関す
るものである。
従来より無停電電源装置として商用電源停電時
でも蓄電池電源を入力として無停電の電力を供給
するインバータの出力と直送商用電源とを切換ス
イツチにて結合し、常時は切換スイツチを介して
インバータにて負荷へ給電し、インバータ故障時
あるいはインバータ保守点検時には上記切換スイ
ツチを直送商用電源に切換えて直接負荷へ給電
し、故障復旧後あるいは保守点検終了後、再び切
換スイツチをインバータ側に切換えて、負荷へ連
続的に給電し続ける装置が広く用いられている。
でも蓄電池電源を入力として無停電の電力を供給
するインバータの出力と直送商用電源とを切換ス
イツチにて結合し、常時は切換スイツチを介して
インバータにて負荷へ給電し、インバータ故障時
あるいはインバータ保守点検時には上記切換スイ
ツチを直送商用電源に切換えて直接負荷へ給電
し、故障復旧後あるいは保守点検終了後、再び切
換スイツチをインバータ側に切換えて、負荷へ連
続的に給電し続ける装置が広く用いられている。
第1図は、上述の如き無停電電源装置の一例を
示すブロツク図である。同図において、1は直送
商用電源、2は商用電源、3は整流器、4は整流
器3により充電される蓄電池、5は整流器3ある
いは蓄電池4より直流電力の供給を受けて交流電
力に変換するインバータ、6,7は静止形の切換
えスイツチ、8は負荷、11は直送商用電源1と
インバータ5の出力との位相差を検出する位相差
検出器、12は位相差検出器11の出力より低周
波成分のみを取り出すローパスフイルタ、13は
ローパスフイルタ12の出力に応じた周波数にて
発振する電圧制御発振器、14は電圧制御発振器
13の出力を周波数基準として、インバータ5の
出力電圧を一定に制御するインバータ5のゲート
制御回路、15は切換スイツチ6,7と制御する
切換スイツチ制御回路である。
示すブロツク図である。同図において、1は直送
商用電源、2は商用電源、3は整流器、4は整流
器3により充電される蓄電池、5は整流器3ある
いは蓄電池4より直流電力の供給を受けて交流電
力に変換するインバータ、6,7は静止形の切換
えスイツチ、8は負荷、11は直送商用電源1と
インバータ5の出力との位相差を検出する位相差
検出器、12は位相差検出器11の出力より低周
波成分のみを取り出すローパスフイルタ、13は
ローパスフイルタ12の出力に応じた周波数にて
発振する電圧制御発振器、14は電圧制御発振器
13の出力を周波数基準として、インバータ5の
出力電圧を一定に制御するインバータ5のゲート
制御回路、15は切換スイツチ6,7と制御する
切換スイツチ制御回路である。
位相差検出器11、ローパスフイルタ12及び
電圧制御発振器13はPLL(Phase Locked
Loop)回路を構成し、インバータ5の出力位相
が直送商用電源1の位相に一致すべくインバータ
5の周波数を制御する。常時は、切換スイツチ7
がON、切換スイツチ6はOFFでありインバータ
5にて負荷8へ給電する。一方、何等かの原因で
インバータ5が故障すると、直ちに切換スイツチ
6がONすると共に切換スイツチ7がOFFするこ
とにより、負荷8へは直送商用電源1により瞬断
なく直接給電する。また、インバータ5を保守点
検する場合は、手動にて切換スイツチ7から切換
スイツチ6に切換えることにより、上記と同様に
直送商用電源1にて直接給電する。続いて、イン
バータ5が故障復旧した場合、あるいは保守点検
を終了した場合には、再び切換スイツチ6から切
換スイツチ7に切換えて、直送商用電源1よりイ
ンバータ5に戻して瞬断なく負荷8へ給電する。
しかるに、直送商用電源1よりインバータ5に戻
す際に、インバータ5にとつては無負荷より全負
荷への負荷急変であるため切換過渡時に出力電圧
が大きく変動し負荷8へ悪影響を与える。さら
に、切換スイツチ6から切換スイツチ7へ切換え
る際に切換スイツチ6と切換スイツチ7のラツプ
期間を十分にとつても、インバータ5の内部イン
ピーダンスは、普通直送商用電源1のインピーダ
ンスに比べてかなり大きいため、切換スイツチ
6,7のラツプ期間中は、直送商用電源1が負荷
8への負荷電流が殆んど分担し、切換えスイツチ
6がOFFして初めてインバータ5の出力電流は
増加するので上記の無負荷から全負荷への負荷急
変と殆んど同等の出力電圧変動が生ずる。
電圧制御発振器13はPLL(Phase Locked
Loop)回路を構成し、インバータ5の出力位相
が直送商用電源1の位相に一致すべくインバータ
5の周波数を制御する。常時は、切換スイツチ7
がON、切換スイツチ6はOFFでありインバータ
5にて負荷8へ給電する。一方、何等かの原因で
インバータ5が故障すると、直ちに切換スイツチ
6がONすると共に切換スイツチ7がOFFするこ
とにより、負荷8へは直送商用電源1により瞬断
なく直接給電する。また、インバータ5を保守点
検する場合は、手動にて切換スイツチ7から切換
スイツチ6に切換えることにより、上記と同様に
直送商用電源1にて直接給電する。続いて、イン
バータ5が故障復旧した場合、あるいは保守点検
を終了した場合には、再び切換スイツチ6から切
換スイツチ7に切換えて、直送商用電源1よりイ
ンバータ5に戻して瞬断なく負荷8へ給電する。
しかるに、直送商用電源1よりインバータ5に戻
す際に、インバータ5にとつては無負荷より全負
荷への負荷急変であるため切換過渡時に出力電圧
が大きく変動し負荷8へ悪影響を与える。さら
に、切換スイツチ6から切換スイツチ7へ切換え
る際に切換スイツチ6と切換スイツチ7のラツプ
期間を十分にとつても、インバータ5の内部イン
ピーダンスは、普通直送商用電源1のインピーダ
ンスに比べてかなり大きいため、切換スイツチ
6,7のラツプ期間中は、直送商用電源1が負荷
8への負荷電流が殆んど分担し、切換えスイツチ
6がOFFして初めてインバータ5の出力電流は
増加するので上記の無負荷から全負荷への負荷急
変と殆んど同等の出力電圧変動が生ずる。
この電圧変動を小さくするには、必要以上の大
きな容量のインバータを設けたり、内部インピー
ダンスの小さいインバータとして、制御の複雑な
PWMインバータを設けたりする方法があるが、
経済性の点で問題がある。また、切換え時のイン
バータの負荷急変を緩和するために、切換え直前
にインバータの出力位相を直送商用電源の位相に
対し、若干遅らせ切換スイツチのラツプ期間中に
位相遅れの状態から徐々に位相を進めて、直送商
用電源1からインバータ5へスムースに負荷を移
行するという方法もあるが、全負荷にて位相を
徐々に進める傾きを最適設定した場合、軽負荷運
転においては位相差により生ずる起電力は直送商
用電源1とインバータ5の間に横流を発生させラ
ツプ期間中、インバータ5あるいは直送商用電源
1が負荷電流以外に横流を供給することになるの
でラツプ期間を終了してインバータ側に切換わつ
た際インバータ5の出力電流は急変して出力電圧
変動が生ずる。さらに、直送商用電源1からイン
バータ5への横流は、インバータ自身電力を回生
する機能を持つていないので、インバータの入力
電圧を上昇させて、インバータ5へ悪影響を及ぼ
すことになる。
きな容量のインバータを設けたり、内部インピー
ダンスの小さいインバータとして、制御の複雑な
PWMインバータを設けたりする方法があるが、
経済性の点で問題がある。また、切換え時のイン
バータの負荷急変を緩和するために、切換え直前
にインバータの出力位相を直送商用電源の位相に
対し、若干遅らせ切換スイツチのラツプ期間中に
位相遅れの状態から徐々に位相を進めて、直送商
用電源1からインバータ5へスムースに負荷を移
行するという方法もあるが、全負荷にて位相を
徐々に進める傾きを最適設定した場合、軽負荷運
転においては位相差により生ずる起電力は直送商
用電源1とインバータ5の間に横流を発生させラ
ツプ期間中、インバータ5あるいは直送商用電源
1が負荷電流以外に横流を供給することになるの
でラツプ期間を終了してインバータ側に切換わつ
た際インバータ5の出力電流は急変して出力電圧
変動が生ずる。さらに、直送商用電源1からイン
バータ5への横流は、インバータ自身電力を回生
する機能を持つていないので、インバータの入力
電圧を上昇させて、インバータ5へ悪影響を及ぼ
すことになる。
本発明の目的は前述の点に鑑みなされたもの
で、インバータと他の交流電源の出力端を切換え
スイツチにて結合しインバータの出力位相が交流
電源の位相に一致するよう制御する周波数制御回
路を備える装置において、前記切換えスイツチに
て交流電源よりインバータへ切換える際に出力電
圧の変動が生じないようなインバータの制御方式
を提供することにある。
で、インバータと他の交流電源の出力端を切換え
スイツチにて結合しインバータの出力位相が交流
電源の位相に一致するよう制御する周波数制御回
路を備える装置において、前記切換えスイツチに
て交流電源よりインバータへ切換える際に出力電
圧の変動が生じないようなインバータの制御方式
を提供することにある。
以下、第2図を参照して本発明の一実施例を説
明する。同図において、1〜8,11〜15は第
1図と同様の部分であり、9は負荷電流を検出す
る変流器、20は変流器9の出力を電圧に変換す
るとともに、整流回路等により絶対値に変換する
絶対値変換回路、21は変流器9の出力より低周
波成分(直流分)を取り出すローパスフイルタ、
22は切換スイツチ6,7のラツプ期間中のみロ
ーパスフイルタ21の出力を積分する積分器、2
3は積分器22の出力とローパスフイルタ21の
出力との偏差を取り出すアナログ加算器、25は
位相差検出器11の出力とアナログ加算器23の
出力との偏差をローパスフイルタ12へ与えるア
ナログ加算器、24は切換スイツチ6がONの期
間のみ、アナログ加算器23の出力をアナログ加
算器25へ与えるべく動作するアナログスイツチ
である。
明する。同図において、1〜8,11〜15は第
1図と同様の部分であり、9は負荷電流を検出す
る変流器、20は変流器9の出力を電圧に変換す
るとともに、整流回路等により絶対値に変換する
絶対値変換回路、21は変流器9の出力より低周
波成分(直流分)を取り出すローパスフイルタ、
22は切換スイツチ6,7のラツプ期間中のみロ
ーパスフイルタ21の出力を積分する積分器、2
3は積分器22の出力とローパスフイルタ21の
出力との偏差を取り出すアナログ加算器、25は
位相差検出器11の出力とアナログ加算器23の
出力との偏差をローパスフイルタ12へ与えるア
ナログ加算器、24は切換スイツチ6がONの期
間のみ、アナログ加算器23の出力をアナログ加
算器25へ与えるべく動作するアナログスイツチ
である。
本発明は、直送商用電源1からインバータ5に
切換える際に直送商用電源1に対するインバータ
5の出力位相を負荷電流に応じて遅れの状態から
徐々に進めるように制御することにより、インバ
ータ5の出力電流を徐々に増加させて出力電圧の
変動を小さくするものである。第3図は第2図の
実施例の各部の動作を示す動作波形図である。ま
ず、切換えスイツチ6がON、切換えスイツチが
OFF、すなわち直送商用電源1による給電期間
中は、積分器22の出力は零でアナログ加算器2
3の出力は変流器9、絶対値変換回路20及びロ
ーパスフイルタ21を介して得られる負荷電流の
絶対値に相当するレベルになり、その出力はアナ
ログスイツチ24を介して、アナログ加算器25
に与えられ位相差検出器11、ローパスフイルタ
12、電圧制御発振器13から成るPLL回路に
てインバータ5の出力位相が直送商用電源1の位
相に対しΔθ1だけ遅れるべくインバータ5は制御
される。次にt1の時点でインバータ5の切換スイ
ツチ7を投入すると、第3図の如く積分器22は
ローパスフイルタ21の出力すなわち負荷電流の
絶対値の積分を開始し、その出力は負荷電流の大
きさに応じた傾きで増加し、積分器22の出力と
ローパスフイルタ21の出力との偏差を取り出す
アナログ加算器23の出力は第3図の如く積分器
22の出力とは逆に、負荷電流の大きさに応じた
傾きで減少する。インバータ5の周波数を制御す
るPLL回路は、アナログ加算器23の出力が正
で、直送交流電源1に対するインバータ5の出力
位相は遅れ、アナログ加算器23の出力が負で、
インバータ5の出力位相は進みとなる様に設定さ
れており、上記の如きアナログ加算器23の出力
レベルに応じてインバータ5の出力位相は遅れの
状態から、徐々に進みの状態に移行する。交流電
源の並列システムにおいて、負荷の有効分の分担
は各電源の位相によつて決定されるものであり、
切換えスイツチ6,7のラツプ期間中(第3図の
t1〜t2)インバータ5の出力位相が遅れの状態か
ら徐々に進みの状態に移行するに伴つて、負荷も
直送商用電源1よりインバータ5へ徐々に移行
し、第3図の如くインバータ5の出力電流は徐々
に増加し、インバータ5の出力電圧制御系はこの
出力電流の増加の傾きに比べ、十分に速い速度で
応答するので出力電圧の変動は殆んど生じない。
インバータ5の出力位相の進みがΔθ2になり負荷
が殆んどインバータ5に移行した時点t2で切換ス
イツチ6をOFFし、積分器22をリセツトする
と共にアナログスイツチ24を開いてアナログ加
算器23のPLL回路への割込みを切離せば、イ
ンバータ5の出力位相は直送商用電源1の位相に
一致すべく動作し正規のインバータ5による負荷
給電の状態に戻る。次に定格負荷以上の負荷にお
ける動作について述べる。例えば、1/2負荷の場
合各部のレベルは第3図の破線の如きレベルとな
り切換えスイツチ7を投入する時点t1でのインバ
ータの位相遅れは負荷電流に応じてΔθ1′(<Δθ1)
となり、位相が徐々に進みに移行する傾きも負荷
電流に応じて小さくなり、切換えスイツチ6を切
離す時点のインバータ5の出力位相の進みは
Δθ2′(<Δθ2)となる。
切換える際に直送商用電源1に対するインバータ
5の出力位相を負荷電流に応じて遅れの状態から
徐々に進めるように制御することにより、インバ
ータ5の出力電流を徐々に増加させて出力電圧の
変動を小さくするものである。第3図は第2図の
実施例の各部の動作を示す動作波形図である。ま
ず、切換えスイツチ6がON、切換えスイツチが
OFF、すなわち直送商用電源1による給電期間
中は、積分器22の出力は零でアナログ加算器2
3の出力は変流器9、絶対値変換回路20及びロ
ーパスフイルタ21を介して得られる負荷電流の
絶対値に相当するレベルになり、その出力はアナ
ログスイツチ24を介して、アナログ加算器25
に与えられ位相差検出器11、ローパスフイルタ
12、電圧制御発振器13から成るPLL回路に
てインバータ5の出力位相が直送商用電源1の位
相に対しΔθ1だけ遅れるべくインバータ5は制御
される。次にt1の時点でインバータ5の切換スイ
ツチ7を投入すると、第3図の如く積分器22は
ローパスフイルタ21の出力すなわち負荷電流の
絶対値の積分を開始し、その出力は負荷電流の大
きさに応じた傾きで増加し、積分器22の出力と
ローパスフイルタ21の出力との偏差を取り出す
アナログ加算器23の出力は第3図の如く積分器
22の出力とは逆に、負荷電流の大きさに応じた
傾きで減少する。インバータ5の周波数を制御す
るPLL回路は、アナログ加算器23の出力が正
で、直送交流電源1に対するインバータ5の出力
位相は遅れ、アナログ加算器23の出力が負で、
インバータ5の出力位相は進みとなる様に設定さ
れており、上記の如きアナログ加算器23の出力
レベルに応じてインバータ5の出力位相は遅れの
状態から、徐々に進みの状態に移行する。交流電
源の並列システムにおいて、負荷の有効分の分担
は各電源の位相によつて決定されるものであり、
切換えスイツチ6,7のラツプ期間中(第3図の
t1〜t2)インバータ5の出力位相が遅れの状態か
ら徐々に進みの状態に移行するに伴つて、負荷も
直送商用電源1よりインバータ5へ徐々に移行
し、第3図の如くインバータ5の出力電流は徐々
に増加し、インバータ5の出力電圧制御系はこの
出力電流の増加の傾きに比べ、十分に速い速度で
応答するので出力電圧の変動は殆んど生じない。
インバータ5の出力位相の進みがΔθ2になり負荷
が殆んどインバータ5に移行した時点t2で切換ス
イツチ6をOFFし、積分器22をリセツトする
と共にアナログスイツチ24を開いてアナログ加
算器23のPLL回路への割込みを切離せば、イ
ンバータ5の出力位相は直送商用電源1の位相に
一致すべく動作し正規のインバータ5による負荷
給電の状態に戻る。次に定格負荷以上の負荷にお
ける動作について述べる。例えば、1/2負荷の場
合各部のレベルは第3図の破線の如きレベルとな
り切換えスイツチ7を投入する時点t1でのインバ
ータの位相遅れは負荷電流に応じてΔθ1′(<Δθ1)
となり、位相が徐々に進みに移行する傾きも負荷
電流に応じて小さくなり、切換えスイツチ6を切
離す時点のインバータ5の出力位相の進みは
Δθ2′(<Δθ2)となる。
すなわち、切換えスイツチ6,7のラツプ期間
中のインバータ5の出力位相の変化の傾き及び量
は負荷に応じて変化し、直送商用電源1とインバ
ータ5の間に横流が発生しないように最適制御さ
れる。また、アナログ加算器23の出力がt2で0
になつても、PLL回路に含まれるローパスフイ
ルタ12の作用により、インバータ5の出力位相
はt2で0にならず、ある遅れを持つて0になる。
すなわち、PLL回路の閉ループ内の遅れにより、
インバータ5の出力位相は、t2で0にならない。
したがつて、負荷が変化しても横流が発生しない
ので出力電圧の変動が生じないと共にインバータ
5に悪影響を及ぼすことも解消される。また、負
荷電流を検出する変流器9は通常負荷電流を監視
するために設置される変流器にて代用出来積分
器、ローパスフイルタ、アナログ加算器、アナロ
グスイツチの簡単な構成を付加するだけですむの
で、経済性の点でも有利である。
中のインバータ5の出力位相の変化の傾き及び量
は負荷に応じて変化し、直送商用電源1とインバ
ータ5の間に横流が発生しないように最適制御さ
れる。また、アナログ加算器23の出力がt2で0
になつても、PLL回路に含まれるローパスフイ
ルタ12の作用により、インバータ5の出力位相
はt2で0にならず、ある遅れを持つて0になる。
すなわち、PLL回路の閉ループ内の遅れにより、
インバータ5の出力位相は、t2で0にならない。
したがつて、負荷が変化しても横流が発生しない
ので出力電圧の変動が生じないと共にインバータ
5に悪影響を及ぼすことも解消される。また、負
荷電流を検出する変流器9は通常負荷電流を監視
するために設置される変流器にて代用出来積分
器、ローパスフイルタ、アナログ加算器、アナロ
グスイツチの簡単な構成を付加するだけですむの
で、経済性の点でも有利である。
以上述べた如く本発明を実施することにより、
負荷にかかわらず過渡時を含めて一定電圧を負荷
に給電することができ、高い品質の電源装置を構
成することができる。
負荷にかかわらず過渡時を含めて一定電圧を負荷
に給電することができ、高い品質の電源装置を構
成することができる。
上記実施例の説明において、直送商用電源にて
給電中はインバータの出力位相を遅らせている
が、直送商用電源からインバータへ切換える直前
に負荷電流に応じてインバータの出力位相を遅ら
せるようにしても同様である。
給電中はインバータの出力位相を遅らせている
が、直送商用電源からインバータへ切換える直前
に負荷電流に応じてインバータの出力位相を遅ら
せるようにしても同様である。
なお、上記実施例では、他の交流電源として商
用電源を使用した場合について述べたが本発明は
上記実施例に限定されるものではなく他の交流電
源として種々の電源を用いても同様な効果を得る
ことは言うまでもない。例えば、他の交流電源は
自動定電圧装置(AVR)を介した商用電源、自
家用発電機、あるいはインバータであつてもよ
い。
用電源を使用した場合について述べたが本発明は
上記実施例に限定されるものではなく他の交流電
源として種々の電源を用いても同様な効果を得る
ことは言うまでもない。例えば、他の交流電源は
自動定電圧装置(AVR)を介した商用電源、自
家用発電機、あるいはインバータであつてもよ
い。
第1図は、従来の無停電装置の一例を示すブロ
ツク図、第2図は本発明の一実施例を示すブロツ
ク図、第3図は第2図に示す装置の各部の動作を
説明する動作波形図である。 1……直送商用電源、2……インバータ用商用
電源、3……整流器、4……蓄電池、5……イン
バータ、6,7……切換えスイツチ、8……負
荷、9……CT、11……位相差検出器(PHD)、
12,21……ローパスフイルタ(LPF)、13
……電圧制御発振器(VCO)、14……ゲート制
御回路、15……切換えスイツチ制御回路、20
……絶対値変換回路、22……積分器、23,2
5……アナログ加算器、24……アナログスイツ
チ。
ツク図、第2図は本発明の一実施例を示すブロツ
ク図、第3図は第2図に示す装置の各部の動作を
説明する動作波形図である。 1……直送商用電源、2……インバータ用商用
電源、3……整流器、4……蓄電池、5……イン
バータ、6,7……切換えスイツチ、8……負
荷、9……CT、11……位相差検出器(PHD)、
12,21……ローパスフイルタ(LPF)、13
……電圧制御発振器(VCO)、14……ゲート制
御回路、15……切換えスイツチ制御回路、20
……絶対値変換回路、22……積分器、23,2
5……アナログ加算器、24……アナログスイツ
チ。
Claims (1)
- 1 インバータと他の交流電源の出力端を切換え
スイツチにて結合し、該インバータの出力電圧位
相が該交流電源の電圧位相に一致するように制御
する周波数制御回路を備えた装置において、前記
切換えスイツチにて前記交流電源より前記インバ
ータへ負荷を切換える際に、負荷電流と負荷電流
の積分値との偏差に応じて、前記交流電源に対す
る前記インバータの出力電圧位相を遅れの状態か
ら徐々に進めるように制御することを特徴とする
インバータの制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1602479A JPS55109144A (en) | 1979-02-16 | 1979-02-16 | Inverter control system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1602479A JPS55109144A (en) | 1979-02-16 | 1979-02-16 | Inverter control system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55109144A JPS55109144A (en) | 1980-08-22 |
JPS6349463B2 true JPS6349463B2 (ja) | 1988-10-04 |
Family
ID=11904986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1602479A Granted JPS55109144A (en) | 1979-02-16 | 1979-02-16 | Inverter control system |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55109144A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60113630A (ja) * | 1983-11-21 | 1985-06-20 | 三菱電機株式会社 | インバ−タ制御装置 |
JPS63167644A (ja) * | 1986-12-26 | 1988-07-11 | 三菱電機株式会社 | インバ−タ出力切換回路 |
-
1979
- 1979-02-16 JP JP1602479A patent/JPS55109144A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55109144A (en) | 1980-08-22 |
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