JP2001211570A - 重要負荷への電力供給方法 - Google Patents

重要負荷への電力供給方法

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JP2001211570A
JP2001211570A JP2000017283A JP2000017283A JP2001211570A JP 2001211570 A JP2001211570 A JP 2001211570A JP 2000017283 A JP2000017283 A JP 2000017283A JP 2000017283 A JP2000017283 A JP 2000017283A JP 2001211570 A JP2001211570 A JP 2001211570A
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generator
power
inverter
important load
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JP2000017283A
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Yuji Nakai
裕二 中井
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単独給電方式の発電機を用いても重要負荷の
生残りを可能にする。 【解決手段】 商用電源24からの電力は、インバータ
26を介して重要負荷23に供給し、インバータ26に
は並列運転モードを備えるので、単独給電方式の発電機
25も重要負荷23に並列に接続して電力供給を行うこ
とができる。発電機25が故障すると、検出ユニット3
0によって検知され、制御ユニット31はスイッチ22
を切離し、インバータ26を定電圧定周波数運転モード
に切換える。商用電源24側が停電すると、スイッチ2
1を遮断して、発電機25からの電力のみを重要負荷2
3に供給する。並列ライン48には、重要負荷23ばか
りではなく、非重要負荷を接続し、発電機25の単独運
転または商用電源24側の単独運転のときには非重要負
荷を切離して、重要負荷23のみの生残りを図ることも
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重要負荷に対して
商用電源と自家発電装置などとから電力供給を可能にし
ておき、一方からの電力供給が停止しても重要負荷に対
する電力供給を継続して行うことができる重要負荷への
電力供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、商用電源と自家発電装置を並
列して用いるシステムにおいて、各種生産装置、各種制
御装置あるいは各種医療装置などで、電力供給を継続し
て行うことが必要な重要負荷に対しては、図7に示すよ
うな給電システムが用いられている。遮断器1および遮
断器2を介して、重要負荷3は、商用電源4および発電
機5からの電力供給を受けることができる。商用電源4
は、電力会社から所定の電圧および周波数の交流電力を
供給する。発電機5は、商用電源4から供給される交流
電力に、電圧および周波数を一致させて同期を取る系統
連系運転を行う。なお、必ず継続して電力供給を行わな
くてもよい非重要負荷6については、商用電源4に直接
接続することができる。商用電源4が停電した場合に
は、遮断器1を高速で切離し、重要負荷3に対しては発
電機5から給電を継続する。遮断器1が切離されるの
で、発電機5から非重要負荷6を給電する必要はない。
したがって、重要負荷3の容量を発電機5の定格出力に
近づけておき、商用電源4が正常なときには、発電機5
の出力で非重要負荷6に電力供給をするのに不足する電
力を、商用電源4から供給し、発電機5を定格能力で動
作させて効率よく発電を行わせることができる。
【0003】発電機5が停止した場合には、遮断器2を
高速で切離し、重要負荷3に対しては商用電源4から給
電を継続する。この場合には、非重要負荷6に対する給
電も継続して行われる。このように、発電機5が系統連
系動作を行うかぎり、2つの遮断器1,2の遮断動作に
よって、どちらか一方の電源が断たれた場合において
も、重要負荷3への給電は妨げられないようにすること
ができる。
【0004】図8は、系統連系動作を行うことができな
い発電機を用いる単独給電システムの概略的な構成を示
す。負荷10は、商用電源4または発電機11のいずれ
かから電力供給を受ける。商用電源4と発電機11との
切換えは、切換スイッチ12によって行われる。発電機
11は、商用電源4に対する系統連系の動作を行わない
ので、切換スイッチ12は商用電源4と発電機11とが
完全に切離されている状態で、負荷10を供給する電力
を商用電源4側または発電機11側に切換える。すなわ
ち、発電機11から負荷10への電力供給を行っている
際に、発電機11が停止した場合には、切換スイッチ1
2を商用電源4側に切換えて、負荷10への電力供給が
可能な状態を継続させる。また、商用電源4から負荷1
0への電力供給を行っている際に、商用電源4からの電
力供給が停止した場合には、切換スイッチ12によって
商用電源4から発電機11へ切換えを行う。ただし、発
電機11は、系統連系を行う機能を備えていないので、
発電機11の停止時点で商用電源4と発電機11との同
期が取れている補償はないために、切換スイッチ12で
高速の切換えを行うと、急激な位相変化で負荷10が破
損するおそれがある。このため、切換スイッチ12の切
換速度をあまり速くすることはできず、実質的には負荷
10に供給される電力は瞬時停電が伴うことになる。
【0005】図9は、図8に示すような系統連系を行う
機能を備えていない発電機11を用いて、商用電源4と
並列に負荷10に電力供給を行う並列運転システムの概
略的な構成を示す。商用電源4から負荷10へ供給する
電力は、インバータ13を介して供給される。インバー
タ13では、商用電源4から供給される交流電力を一旦
直流電力に変換し、変換された直流電力を交流電力に変
換して出力する。インバータ13を介在させることによ
って、発電機11からの電力が商用電源4に流れ込む逆
潮流を避けることができる。インバータは直流電力を交
流電力に変換する際に、インバータの出力部に接続され
る交流信号に、電圧および周波数を追従させることによ
り、負荷10に対しては、発電機11とインバータ13
とを並列運転し、負荷10へ両方から電力供給を行うこ
とができる。なお、インバータ13は、出力容量を大き
くするとコストも上昇するので、あまり重要でない負荷
14に対しては、商用電源4から遮断器1を介して直接
電力供給を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すような系統
連系が可能な発電機5を用いれば、重要負荷3に対し
て、商用電源4もしくは発電機5が停電/停止した場合
においても、正常な方の電源によって電力供給を継続
し、負荷停止を伴うことなく継続運転が可能となり、重
要負荷3の生残りが可能となる。しかしながら、発電機
5は商用電源4に対して系統連系での運転が可能でなけ
ればならず、コストが上昇してしまう。
【0007】図8に示すような系統連系がない単独給電
システムで重要負荷の生残りを図ろうとしても、発電機
停止時点で商用電源4と発電機11との同期が取れてい
る保証はなく、切換スイッチ12で高速な切換えを行う
と、急激な位相変化によって負荷10が破損するおそれ
がある。このため、切換スイッチ12の切換速度をあま
り速めることはできず、実質的には負荷10に対する瞬
時停電が伴うことになる。
【0008】図9に示すような発電機11とインバータ
13との並列運転システムでは、インバータ13を用い
ることによって発電機11と商用電源4とからの負荷1
0に対する並列給電が可能となる。しかしながら、並列
運転状態で、発電機11が停止した場合、インバータ1
3は発電機11に同期した運転を行うことから、発電機
11の停止とともに停止することになる。逆に、商用電
源4からの電力供給が行われなくなるとき、負荷10に
対して発電機11からの電力を供給し、給電を継続させ
ることは可能であるが、負荷10の容量は発電機11の
容量より小さくなくてはならず、定常時においてインバ
ータ13を介して商用電源4からの電力供給を行う意味
がなくなる。以上のことから、従来方式では実質的に重
要負荷の生残りを図ることができない。
【0009】本発明の目的は、単独給電方式の発電機で
も重要負荷の生残りを可能にする重要負荷への電力供給
方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、重要負荷に対
して、単独給電方式の発電機と、並列運転モードまたは
定電圧定周波数運転モードを切換え可能なインバータを
介する商用電源とから、それぞれの単独運転で、または
両方の並列運転で電力供給が可能にするとともに、電力
供給状態の監視も可能にしておき、発電機および商用電
源の両方から電力供給が可能な状態であるときは、イン
バータを並列運転モードで動作させて、発電機およびイ
ンバータの出力で重要負荷に電力供給を行い、商用電源
からのみ電力供給が可能な状態であるときは、インバー
タを定電圧定周波数運転モードで動作させて、重要負荷
に電力を供給し、発電機の出力と重要負荷との間を遮断
し、発電機からのみ電力供給が可能な状態であるとき
は、発電機から重要負荷に電力を供給し、インバータの
出力と重要負荷との間を遮断することを特徴とする重要
負荷への電力供給方法である。
【0011】本発明に従えば、重要負荷に対しては単独
給電方式の発電機と、並列運転モードまたは定電圧定周
波数運転モードを切換え可能なインバータを介する商用
電源とから、電力供給が可能である。発電機とインバー
タとは、それぞれ単独運転でも電力供給が可能であり、
両方の並列運転でも電力供給が可能である。発電機およ
びインバータからの電力供給状態の監視も可能である。
発電機および商用電源の両方から電力供給が可能な状態
であるときには、インバータを並列運転モードで動作さ
せて、発電機およびインバータの出力で重要負荷に電力
供給を行う。商用電源からのみ電力供給が可能な状態で
あるときは、インバータを定電圧定周波数運転モードで
動作させて、重要負荷に電力を供給し、発電機の出力と
重要負荷との間を遮断する。発電機からのみ電力供給が
可能な状態であるときは、発電機から重要負荷に電力を
供給し、インバータの出力と重要負荷との間を遮断す
る。商用電源あるいは発電機の一方からの電力供給が停
止しても、他方から電力供給が行われるので、重要負荷
への電力供給は瞬時停電を伴うことなく継続することが
できる。
【0012】また本発明は、前記重要負荷と前記発電機
の出力および前記インバータの出力との間に、スイッチ
をそれぞれ設けておき、前記電力供給を行うときにはス
イッチを導通させ、前記遮断のときにはスイッチを切断
させることを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、重要負荷と、発電機の出
力およびインバータの出力との間にスイッチを設けてお
いて、電力供給を行うときにはスイッチを導通させ、遮
断のときにはスイッチを切断させるので、重要負荷と発
電機の出力およびインバータの出力との間の接続と切離
しとを確実に行うことができる。
【0014】また本発明は、前記商用電源からのみ電力
供給が可能な状態で、前記発電機の出力と前記重要負荷
との間が遮断されているときに、該発電機からの電力供
給が再び可能な状態になると、前記インバータを前記並
列運転モードに切換えて、発電機と同期が取れた時点で
発電機と重要負荷を導通し、発電機から重要負荷への電
力供給を再開し、前記発電機からのみ電力供給が可能な
状態で、インバータと重要負荷との間が遮断されている
ときに、商用電源からの電力供給が再び可能な状態にな
ると、インバータを並列運転モードで動作させて、商用
電源からインバータを介する電力供給を再開することを
特徴とする。
【0015】本発明に従えば、商用電源からのみ電力供
給が可能な状態で発電機の出力と重要負荷との間が遮断
されているときに、発電機からの電力供給が再び可能な
状態になると、インバータを並列運転モードに切換え
て、発電機と同期が取れた時点で発電機と重要負荷を導
通し、発電機から重要負荷への電力供給を再開するの
で、重要負荷に対しては商用電源と発電機とから並列に
電力供給を行うように戻すことができる。また、発電機
からのみ電力供給が可能な状態で、インバータと重要負
荷との間が遮断されているときに、商用電源からの電力
供給が再び可能な状態になると、インバータを並列運転
モードで動作させて、商用電源からインバータを介する
電力供給を再開するので、重要負荷に対して発電機と商
用電源とから並列に電力供給が可能な状態に戻すことが
できる。
【0016】また本発明で前記商用電源からの前記イン
バータを介しての電力供給経路には、商用電源からの電
力を蓄えて、商用電源からの電力供給停止時に、蓄えら
れている電力を放出する蓄電体を含むことを特徴とす
る。
【0017】本発明に従えば、商用電源からインバータ
を介しての電力供給経路には、蓄電体を含み、蓄電体は
商用電源からの電力を蓄えて、商用電源からの電力供給
停止時に蓄えられている電力を放出するので、商用電源
からの電力供給停止時にも蓄電体に蓄えられている電力
でインバータを介する電力供給をある程度の時間継続す
ることができる。これによって、電力供給系統の切換え
などを、時間的な余裕を持って行い、円滑に切換えて、
信頼性を高めることができる。
【0018】また本発明で前記発電機と、前記インバー
タを介する前記商用電源との並列運転では、前記重要負
荷とともに、非重要負荷に対しても電力供給を行い、前
記商用電源からのみ電力供給が可能な状態では、非重要
負荷に対するインバータを介しての電力供給を停止し、
前記発電機からのみ電力供給が可能な状態では、非重要
負荷に対する発電機からの電力供給を停止することを特
徴とする。
【0019】本発明に従えば、発電機とインバータを介
する商用電源との並列運転では、重要負荷とともに非重
要負荷に対しても電力供給を行うので、発電機を定格容
量付近まで動作させて、発電効率を高めることができ
る。発電機から電力供給を行うことができなくなって、
商用電源からのみ電力供給が可能な状態となるときに
は、非重要負荷に対するインバータを介しての電力供給
を停止するので、インバータの出力容量は重要負荷に電
力供給が可能な程度であればよく、インバータとして必
要な出力容量を低減して、インバータの低コスト化と小
型化とを図ることができる。発電機からのみ電力供給が
可能な状態では、非重要負荷に対する発電機からの電力
供給を停止するので、重要負荷の容量を発電機の定格能
力に近くしておいても、非重要負荷に電力供給を行って
過負荷になるのを避けることができる。重要負荷の容量
は発電機もしくはインバータで容量の小さな値以下とす
ることが望ましい。
【0020】また本発明は、前記非重要負荷に対して、
前記インバータを介する電力供給および前記発電機から
の電力供給を停止するとき、該電力供給停止後に、前記
商用電源から直接非重要負荷に対して電力供給を行うこ
とを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、非重要負荷に対してイン
バータを介する電力供給および発電機からの電力供給を
停止するときには、電力供給停止後に、商用電源から直
接非重要負荷に対して電力供給を行うので、非重要負荷
に対する電力供給も続けることができる。商用電源から
非重要負荷に対する電力供給を続けるように切換える際
に、瞬間的な停電は生じても、長期の停電を回避して、
非重要負荷に対する電力供給を継続させることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
しての電力供給装置20の概略的な構成を示す。本実施
形態の電力供給装置20では、スイッチ21,22を介
して重要負荷23に対する電力供給が、商用電源24側
から、および発電機25からそれぞれ行われる。商用電
源24は、一定の電圧および周波数を有する交流電力を
供給する。発電機25は、系統連系の機能を有しない単
独給電方式の発電機である。スイッチ21およびスイッ
チ22をともに閉じた状態で、重要負荷23に対して商
用電源24と発電機25とから並列に電力供給を行うこ
とを可能にするために、スイッチ21と商用電源24と
の間にはインバータ26が設けられる。インバータ26
には、商用電源24から供給される交流電力を直流電力
に変換する整流装置27と、整流装置27によって変換
された直流電力を、再び交流電力に変換する逆変換装置
28と、整流装置27によって整流される直流電力を蓄
える蓄電体29とを含む。逆変換装置28は、出力する
交流電力を、一定の電圧で一定の周波数となるように動
作するCVCF(Constant Voltage Constant Frequenc
y)運転モードと、外部の交流電圧に電圧と周波数とを
合わせるように動作する並列運転モードとを切換え可能
である。蓄電体29は、商用電源24から供給される電
力を電気的なエネルギの状態、あるいは機械的な運動エ
ネルギの状態などで蓄えておき、必要に応じて蓄えられ
ているエネルギを電力として放出することができる。
【0023】本実施形態の電力供給装置20では、重要
負荷23に対する電力の供給状態を、検出ユニット30
で監視し、制御ユニット31で検出ユニット30の監視
結果に基づいて、スイッチ21,22の開閉制御と、イ
ンバータ26の動作モードの切換えとを行う。
【0024】図2は、図1の電力供給装置20で、重要
負荷23の生残りを可能にする制御ユニット31の制御
手順を示す。ステップa1から手順を開始し、ステップ
a2ではインバータ26をCVCF運転モードで起動す
る。ステップa3では、スイッチ21をON状態とし、
スイッチ22をOFF状態とする。ステップa4では、
発電機25を起動する。ステップa5では、インバータ
26の運転モードを発電機25の出力に同期させる並列
運転モードに切換える。発電機25の出力とインバータ
26の出力との間で同期が取れると、ステップa6でス
イッチ21およびスイッチ22をともにON状態とし、
並列運転を開始する。なお、発電機25を先に起動し、
インバータ26を並列運転モードで起動し、発電機25
と同期が取れた時点で並列運転状態とすることも可能と
している。
【0025】発電機25とインバータ26との並列運転
時において、発電機25が停止した場合には、図1の検
出ユニット30が検出し、もしくは発電機25から制御
ユニット31に対して停止状態を知らせる信号を仮想線
で示すように入力して認識させ、インバータ26をCV
CF運転モードに切換えて、重要負荷23に対する連続
的な電力供給を可能にする。発電機25の停止として
は、過負荷での停止や発電機を駆動する動力の不足によ
る停止などが生じる。特に、発電機25を、コージェネ
レーションシステムの1つの要素として運転しているよ
うなときには、熱エネルギの需要などに応じて、発電機
25が運転停止に至る可能性がある。
【0026】発電機25の停止は、ステップa7で判断
する。ステップa7で、発電機停止と判断されるときに
は、ステップa8で、スイッチ22をOFFにし、発電
機25の出力と重要負荷23との間を切離す。ステップ
a9では、インバータ26をCVCF運転モードに切換
える。以下、商用電源24からインバータ26を介する
重要負荷23への連続的な電力供給の状態が継続する。
その間に、ステップa10では、発電機25の運転状態
が復旧しているか否かを判断する。発電機25の運転状
態が復旧していると判断されるときには、ステップa1
1で、インバータ26を発電機25との並列運転モード
に切換え、発電機25の出力とインバータ26の出力と
の同期が取れれば、ステップa12でスイッチ22をO
N状態に戻し、商用電源24と発電機25との並列運転
を再開し、ステップa7に戻る。
【0027】発電機25の運転は正常に行われていて
も、商用電源24が停電などを生じる可能性もある。こ
の場合に、インバータ26からの電力供給はなくなるけ
れども、発電機25は自立運転を行うため、重要負荷2
3へは発電機25から継続的に電力供給が行われ、重要
負荷23の継続的な運用が可能となる。
【0028】すなわち、図2のステップa7で、発電機
停止でないと判断された後、ステップa13では、商用
電源24が停電か否かを判断する。商用電源24が停電
していなければ、ステップa7に戻る。ステップa13
で商用電源24が停電していると判断されるときには、
ステップa14でスイッチ21をOFFとして、インバ
ータ26の出力と重要負荷23との間を切離す。この状
態で、発電機25からの出力のみで、重要負荷23への
電力供給が継続される。ステップa15では、停電が解
消されて商用電源24が復旧しているか否かを判断す
る。復旧していると判断されるときには、ステップa1
6で、インバータ26を発電機25の出力との並列運転
モードで起動し、同期が取れれば、ステップa17でス
イッチ21をONとし、商用電源24と発電機25との
並列運転に戻して、ステップa7に戻る。
【0029】なお、本実施形態のインバータ26では、
蓄電体29が設けられているので、商用電源24が停電
しても、インバータ26はある程度の時間電力供給を継
続することができる。また、短時間の商用電源24の停
電時においては、重要負荷23に対する電力供給は商用
電源24に停電を生じていないときと同様に行うことが
できる。
【0030】図3は、本発明の実施の他の形態としての
電力供給装置40の概略的な構成を示す。本実施形態の
電力供給装置40で、図1に示す電力供給装置20と対
応する部分には同一の参照符を付し、重複する説明を省
略する。本実施形態の電力供給装置40では、商用電源
24と発電機25とから並列ライン42を介して並列に
重要負荷23に対する電力供給を行う際には、非重要負
荷43に対しても電力供給を行うようにしている。ま
た、本実施形態のインバータ46には、図1のインバー
タ26のような蓄電体29は含まない。さらに、非重要
負荷43は、スイッチ50によってインバータ46の出
力または発電機25の出力への接続と切離しとを制御
し、また商用電源24からバイパスライン47を介して
の直接の電力供給も可能にしている。
【0031】図4は、図3に示すスイッチ50につい
て、A点への接続パターンの例を示す。図4(1)は、
図3のバイパスライン47と並列ライン42との切換え
を、スイッチ51とスイッチ52とで別個に行い、さら
にスイッチ51およびスイッチ52と非重要負荷43と
の間の断続をスイッチ50とで行う構成を示す。スイッ
チ51とスイッチ52とはともにONとならないように
インターロックをかけておく。図4(2)は、単独の切
換スイッチ54で、バイパスライン47と並列ライン4
8とを切換える。この方式では、スイッチ50を省略可
能である。図4(3)では、単独の切換スイッチ54で
バイパスライン47と並列ライン42とを切換えた後、
さらにスイッチ50で切換スイッチ54の共通接点と非
重要負荷43との間を断続し、重要負荷生残りをより確
実にするとともに、電源復旧時に非重要負荷43を並列
ライン42に切換える際に、一度に全負荷を並列ライン
42に接続することを防ぐことを可能としている。
【0032】図5は、図3のスイッチ50について、B
点への接続パターンの構成例を示す。図5(1)は、バ
イパスライン47との間を断続するスイッチ51と、並
列ライン42と非重要負荷43との間を断続するスイッ
チ50とを設ける構成を示す。図5(2)は、バイパス
ライン47との間をスイッチ51で断続し、並列ライン
42との間をスイッチ50で断続し、スイッチ51およ
びスイッチ50と非重要負荷43との間をスイッチ53
で断続する構成を示す。図5(3)は、並列ライン42
との間をスイッチ50で断続し、バイパスライン47と
スイッチ50と非重要負荷43との間に切換スイッチ5
4を設け、非重要負荷43に対する電力供給をバイパス
ライン47またはスイッチ50を介する並列ライン42
に切換える構成を示す。
【0033】図3に示すように、負荷として重要負荷2
3とともに非重要負荷43を接続している場合には、発
電機25とインバータ46との並列運転時において、発
電機25が停止した場合に、停止状態を検出ユニット3
0が検知し、もしくは発電機25から制御ユニット31
に与えられる信号によって認識する。非重要負荷43を
並列ライン42から切離し、インバータ46をCVCF
運転モードに切換えることで、重要負荷23に対する連
続的な電力供給が可能になる。
【0034】逆に、商用電源24が停電した場合におい
ては、非重要負荷43を並列ライン42から切離すこと
で、インバータ46からの電力供給はなくなっても、発
電機25の自立運転により、重要負荷23へは発電機2
5から継続的に電力供給が行われ、継続的な運用が可能
になる。
【0035】なお、非重要負荷43についても、バイパ
スライン47への切換機能を持たせることで、瞬時の停
電は伴うものの切換え後は通常と同様に運用することも
可能になる。
【0036】図6は、以上説明した図3の電力供給装置
40における制御手順を示す。ステップb1からステッ
プb2は、図2に示すステップa1およびステップa2
と基本的にそれぞれ同等である。ステップb3では、ス
イッチ21をONにし、スイッチ22をOFFにして、
スイッチ50をOFFにする。ステップb4およびステ
ップb5の各ステップは、図2に示すステップa4およ
びステップa5の各ステップとそれぞれ同等である。ス
テップb6においては、図2に示すステップa6に加
え、スイッチ50をONとすることにより、非重要負荷
43へも並列ライン42から電力供給が可能な状態とす
る。ステップb7は、図2のステップa7と同様に、発
電機25が停止しているか否かを判断する。停止してい
ないと判断されるときには、ステップb7で図2のステ
ップa8と同様に、スイッチ22をOFFにするととも
に、スイッチ50もOFFにする。ステップb9では、
インバータ46をCVCF運転モードに切換える。これ
によって、インバータ46の出力で重要負荷23にのみ
電力供給を行う状態が継続される。ステップb10で
は、図2のステップa10と同様に、発電機25が復旧
しているか否かを判断する。ステップb11も図2のス
テップa11と同等であり、インバータ46を並列運転
モードで起動させる。ステップb12では、スイッチ2
2をONにした後、スイッチ50もONにし、並列ライ
ン48から重要負荷23と非重要負荷43とに電力供給
が可能な状態にして、ステップb7に戻る。
【0037】ステップb7で発電機25の停止と判断さ
れないときには、ステップb13に移り、図2のステッ
プa13と同様に、商用電源24の停電か否かを判断す
る。停電と判断されないときには、ステップb7に戻
り、停電と判断されれば、ステップb14で、スイッチ
21をOFFにし、スイッチ50もOFFにする。すな
わち、商用電源24の停電と判断されるときには、イン
バータ46の出力側を並列ライン48から切離すととも
に、並列ライン48から非重要負荷43も切離し、発電
機25の出力で重要負荷23に電力供給を行う状態を継
続する。ステップb15では、図2のステップa15と
同様に、商用電源24が復旧しているか否かを判断す
る。復旧していると判断されるときには、ステップb1
6で、図2のステップa16と同様に、インバータ46
を並列運転モードで起動し、ステップb17では、スイ
ッチ21をONとし、スイッチ50もONとし、並列ラ
イン48を介して非重要負荷43への電力供給も可能に
し、ステップb7に戻る。
【0038】以上の説明では、非重要負荷43をバイパ
スライン47に直接接続して電力供給を行う手順の説明
を省略しているけれども、スイッチ50をOFFにして
非重要負荷43と並列ライン42とを切離した後で、図
4のスイッチ51あるいは切換スイッチ54で非重要負
荷43をバイパスライン47に接続し、あるいは図5の
スイッチ51または切換スイッチ54でバイパスライン
47に接続すれば、瞬時の停電は伴っても、切換え後は
通常と同様に非重要負荷43も継続して運用することが
できる。
【0039】本実施形態のインバータ46には、図1の
実施形態のインバータ26のような蓄電体29を搭載し
ていないけれども、同様に蓄電体29を設けて、より安
定した運用を行うこともできる。蓄電体29を接続して
おけば、短時間の商用電源24の停電時においては、重
要負荷23および非重要負荷43に対して、ともに全く
影響を与えないで運用することも可能になる。また以上
説明した各実施形態では、スイッチ21,22,51,
52,53および切換スイッチ54を用いて並列運転と
一方のみの運転とを自動的に切換え、さらに復旧時には
並列運転に戻す操作を自動的に行うようにしているけれ
ども、一旦一方からのみの電力供給状態になった後、原
因を取除いた後での手動による起動でのみ並列運転モー
ドに復旧させるようにすることもできる。
【0040】図1および図3の実施形態では、発電機2
5と商用電源24との間にはインバータ26,46を設
置しておき、商用電源24側から発電機25側に電力を
一方方向にしか流れないように制御している。発電機2
5によって発電された電力が商用電源24側に流れる逆
潮流を起こさないので、発電機25の設置で商用電源2
4に影響を与えることがない。このため、本システムは
系統連系ではなく、単独給電として位置づけることがで
きる。
【0041】以上説明したインバータ26,46は、並
列運転モードとCVCF運転モードとを切換え可能であ
り、運転モードの切換えは、次のいずれかの手段もしく
はその他の手段によって行うことができる。すなわち、
外部からの切換信号による、内部で検出する電圧降
下や周波数低下などによる、並列ライン42の電圧や
周波数検出から自動で検出するなど、を用いることがで
きる。モード切換えに伴う負荷への電力供給停止を防止
するために、インバータ26,46のモード切換速度は
高速で可能にしておく。
【0042】また、検出ユニット30は、発電機25か
らの故障信号を制御ユニット31に取込むことで故障に
対応することができる場合は不要となる。このような場
合でも併用することもできる。スイッチ21,22,5
1,52,53および切換スイッチ54などは、機械的
なスイッチであっても、あるいは半導体素子を用いるス
イッチであってもよい。
【0043】発電機25の停止の場合には、検出ユニッ
ト30は発電機25とインバータ26,46の出力との
並列ライン42の電圧および/または周波数を常に監視
し、閾値を超えた場合、もしくは不足した場合に、発電
機25停止を検出する。この場合、制御ユニット31か
らインバータ26,46への並列運転モードからCVC
F運転モードへの切換指令出力は、発電機25からの故
障信号に基づいても行われるので、信頼性を高くするこ
とができる。
【0044】インバータ26,46が故障している場
合、もしくは商用電源24が停止した場合には、インバ
ータ26,46からの電力供給がなくなるけれども、発
電機25は自立運転を継続し、重要負荷23への電力供
給を妨げることなく継続することができる。ただし、ス
イッチで問題を生じている部分を切離すことができれ
ば、重要負荷23の生残りをより確実に行うことができ
る。
【0045】図4および図5に示す各構成例で用いる切
換スイッチ54としては、いわゆるダブルスローと呼ば
れるものを用いることができる。図4および図5に示す
構成のうちで最も簡易な構成は、図4(2)に示す構成
である。この構成では、切換スイッチ54を切換えて、
非重要負荷43を並列ライン42から切離すと、直接バ
イパスライン47に接続することができる。図4(3)
や図5(3)の構成は、図4(2)に示す構成にさらに
スイッチ50を追加し、切換スイッチ54によるバイパ
スライン47への切換えとともに、一旦スイッチ50で
非重要負荷43を解列することで、信頼性向上を図って
いる。なお、切換スイッチ54の代りに、単なるスイッ
チを用いても同等の機能を果たすことも可能である。こ
れらは、図4(1)、図5(1)および図5(2)に示
すとおりである。また図6の説明では、並列運転への復
旧時に、ステップb12またはステップb17でスイッ
チ50もONとし、非重要負荷43を並列ライン42に
接続するようにしているけれども、制御ユニット31に
対する設定で、スイッチ50のON動作は行わないよう
にして、非重要負荷43をバイパスライン47側に接続
したままにすることもできる。
【0046】以上のように、図1および図3に示す実施
形態の電力供給装置20,40では、発電機25やイン
バータ26,46の故障、もしくは商用電源24の停電
時においても重要負荷23への電力供給は妨げられず、
重要負荷23を継続的に運用することが可能となる。な
お、本システムでは、発電機25の単独給電システムと
位置づけることができるので、本システムを構築するこ
とで系統連系時に必要となる各種保護装置の設置や、受
電設備の改造費用などを不要にすることができる。ま
た、本システムでは発電機25の定格容量超過分の電力
は、インバータ26,46を介して商用電源24から供
給することができるので、発電機25の高負荷率運転が
可能になる。したがって、本発明を適用すれば、系統連
系を行わずに系統連系と同等の効果を得るシステムを安
価に構築することができる。
【0047】また、図1に示す電力供給装置20および
図3に示す電力供給装置40では、蓄電体29を用い
て、重要負荷生残りをより確実に行わせることができ
る。また、図1に示す電力供給装置20および図3に示
す電力供給装置40では、スイッチ21,22などの操
作で、重要負荷生残りをより確実に行うことができる。
【0048】また、図3に示す電力供給装置40では、
重要負荷23と非重要負荷43との並列運転時には発電
機25およびインバータ26,46の故障、もしくは商
用電源24の停電時に重要負荷23への電力供給は妨げ
られず、継続的な運用が可能になるとともに、非重要負
荷43に対してはバイパスライン47への切換えによっ
て、一時的な停電は伴っても商用電源24が正常であれ
ば、並列運転時と同様に非重要負荷43の自由な運用が
可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、発電機や
インバータの故障、もしくは商用電源の停電時などにお
いても、重要負荷への電力供給は妨げられず、重要負荷
の継続的な運用が可能となる。
【0050】また本発明によれば、スイッチを設けて、
発電機またはインバータから重要負荷への電力供給と遮
断とを確実に行うことができる。
【0051】また本発明によれば、発電機またはインバ
ータを介する商用電源からの電力供給が一方のみから行
っている状態で、他方からの電力供給状態が回復すれ
ば、再び両方から重要負荷に電力供給を行う並列運転に
復帰させることができる。
【0052】また本発明によれば、商用電源から供給さ
れる電力を蓄電体に蓄えておいて、商用電源の停電時な
どに蓄電体に蓄えられている電力を放出して、重要負荷
の生残りをより確実に行うことができる。
【0053】また本発明によれば、発電機およびインバ
ータを介する商用電源の並列運転時には、重要負荷と非
重要負荷への電力供給を行って、発電機の運転効率を高
めることができる。発電機やインバータの故障、もしく
は商用電源の停止時には、重要負荷への電力供給は妨げ
られないので、重要負荷の継続的な運用が可能になる。
非重要負荷に対してはインバータを介する電力供給を停
止するので、インバータとして必要な出力容量は、重要
負荷に対して電力供給が可能な程度でよく、非重要負荷
に電力供給を行わせるためにインバータの定格出力を上
昇させて、費用を上昇させてしまうことを防ぐことがで
きる。
【0054】また本発明によれば、非重要負荷に対して
は商用電源から電力供給を行うように切換えることがで
きるので、切換えによる一時的な停電を伴っても、商用
電源からの電力供給が正常に行われるかぎり、非重要負
荷に対しても電力供給を続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の電力供給装置20の概
略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1の電力供給装置20での制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】本発明の実施の他の形態の電力供給装置40の
概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図4】図3のスイッチ50の構成の例を示す図であ
る。
【図5】図3のスイッチ50の構成の例を示す図であ
る。
【図6】図3の電力供給装置40での制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】従来からの系統連系を用いて重要負荷生残りを
行うことが可能な電力供給装置の概略的な電気的構成を
示すブロック図である。
【図8】従来からの単独給電方式の発電機と商用電源と
を切換えて負荷に対する電力供給を行う構成を示すブロ
ック図である。
【図9】インバータを用いて単独給電方式の発電機と商
用電源との並列運転を行うシステムの概略的な電気的構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
20,40 電力供給装置 21,22,50,51,52,53 スイッチ 23 重要負荷 24 商用電源 25 発電機 26,46 インバータ 28 逆変換装置 29 蓄電体 30 検出ユニット 31 制御ユニット 42 並列ライン 47 バイパスライン 54 切換スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 7/48 H02M 7/48 N Fターム(参考) 5G015 GA05 HA14 JA05 JA24 JA32 JA33 JA48 JA52 5G066 HA04 HA06 HA24 HB02 HB04 JA02 JB03 5H007 BB05 DA04 5H420 BB14 CC04 CC06 DD03 DD08 EA37 EA47 EB39 EB40 FF03 FF24 LL03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重要負荷に対して、単独給電方式の発電
    機と、並列運転モードまたは定電圧定周波数運転モード
    を切換え可能なインバータを介する商用電源とから、そ
    れぞれの単独運転で、または両方の並列運転で電力供給
    が可能にするとともに、電力供給状態の監視も可能にし
    ておき、 発電機および商用電源の両方から電力供給が可能な状態
    であるときは、インバータを並列運転モードで動作させ
    て、発電機およびインバータの出力で重要負荷に電力供
    給を行い、 商用電源からのみ電力供給が可能な状態であるときは、
    インバータを定電圧定周波数運転モードで動作させて、
    重要負荷に電力を供給し、発電機の出力と重要負荷との
    間を遮断し、 発電機からのみ電力供給が可能な状態であるときは、発
    電機から重要負荷に電力を供給し、インバータの出力と
    重要負荷との間を遮断することを特徴とする重要負荷へ
    の電力供給方法。
  2. 【請求項2】 前記重要負荷と前記発電機の出力および
    前記インバータの出力との間に、スイッチをそれぞれ設
    けておき、 前記電力供給を行うときにはスイッチを導通させ、 前記遮断のときにはスイッチを切断させることを特徴と
    する請求項1記載の重要負荷への電力供給方法。
  3. 【請求項3】 前記商用電源からのみ電力供給が可能な
    状態で、前記発電機の出力と前記重要負荷との間が遮断
    されているときに、該発電機からの電力供給が再び可能
    な状態になると、前記インバータを前記並列運転モード
    に切換えて、発電機と同期が取れた時点で発電機と重要
    負荷を導通し、発電機から重要負荷への電力供給を再開
    し、 前記発電機からのみ電力供給が可能な状態で、インバー
    タと重要負荷との間が遮断されているときに、商用電源
    からの電力供給が再び可能な状態になると、インバータ
    を並列運転モードで動作させて、商用電源からインバー
    タを介する電力供給を再開することを特徴とする請求項
    1または2記載の重要負荷への電力供給方法。
  4. 【請求項4】 前記商用電源からの前記インバータを介
    しての電力供給経路には、商用電源からの電力を蓄え
    て、商用電源からの電力供給停止時に、蓄えられている
    電力を放出する蓄電体を含むことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の重要負荷への電力供給方法。
  5. 【請求項5】 前記発電機と、前記インバータを介する
    前記商用電源との並列運転では、前記重要負荷ととも
    に、非重要負荷に対しても電力供給を行い、 前記商用電源からのみ電力供給が可能な状態では、非重
    要負荷に対するインバータを介しての電力供給を停止
    し、 前記発電機からのみ電力供給が可能な状態では、非重要
    負荷に対する発電機からの電力供給を停止することを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の重要負荷への
    電力供給方法。
  6. 【請求項6】 前記非重要負荷に対して、前記インバー
    タを介する電力供給および前記発電機からの電力供給を
    停止するとき、該電力供給停止後に、前記商用電源から
    直接非重要負荷に対して電力供給を行うことを特徴とす
    る請求項5記載の重要負荷への電力供給方法。
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