JPS634920Y2 - - Google Patents

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JPS634920Y2
JPS634920Y2 JP10238181U JP10238181U JPS634920Y2 JP S634920 Y2 JPS634920 Y2 JP S634920Y2 JP 10238181 U JP10238181 U JP 10238181U JP 10238181 U JP10238181 U JP 10238181U JP S634920 Y2 JPS634920 Y2 JP S634920Y2
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JP
Japan
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nozzle
temperature
water
valve
inner diameter
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Expired
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JP10238181U
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JPS588050U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は瞬間湯沸器などの凍結防止に用いられ
る低温作動弁に関するものである。
従来この種の低温作動弁は第4図に示すように
弁体8の動作を制御する温度感知部3にフロンガ
ス等が封入され、この温度感知部3の一部は伸縮
可能なダイヤフラム2で構成されている。温度が
高いと温度感知部3に封入されたフロンガスが膨
脹してノズル7′を弁体8で閉じ水が流れなくな
る。
一般に瞬間湯沸器の中を300c.c./min程度の水
が流れていると−20℃位まで外気温が下つてもノ
ズル7′部の凍結を防止できることが知られてい
る。従つて温度感知部3近傍の温度が0℃の時に
瞬間湯沸器内を300c.c./minの水が流れるように
低温作動弁を構成すればよい。
第5図は、水圧と水量の関係をノズル7′の内
径をパラメータにして表わしたものである。第5
図からも明らかなように水の流量はノズル7′の
内径により決定される。従つて最低保証水圧を
0.5Kg/cm2とするならば、ノズル7′の内径を1.6
mmd1とすればよい。
またノズル7′が全開となる弁体8のストロー
クをxとするとπ/4d2 1=πd1xが成立ち従つて、x =d1/4となる。
故に弁体8がノズル7′の内径の1/4ストロ
ークするとノズル7′が全開となり、このストロ
ーク量の範囲によつて流量が制御される。従つて
ノズル7′の内径を1.6mmd1にすると弁体8のスト
ロークは0.4mmで全開することになる。この弁体
8のストローク量は温度感知部3に封入されたフ
ロンガスの体積の変化によるものであり、温度感
知部3近傍の温度に左右される。
第6図は温度感知部3近傍の温度が3℃で弁体
8が開き始め、0℃で全開となる弁体8のストロ
ーク量を示したものである。
このような特性をもつ構成要素で組立てられた
低温作動弁は、温度感知部3近傍の温度が3℃で
弁体8が開き始め、0℃で全開となつて凍結防止
に必要な約300c.c./minの水量をノズル7′から流
出することができるが、3℃から0℃の範囲で温
度感知部3に設けられた弁体8が動作し水が流出
するので、水の節約という観点からみると、弁体
8の動作設定温度を低くし、かつ必要以上の水を
流出しないようにするのが望ましい。
本考案はこのような従来の低温作動弁の欠点を
解消するもので、流入口に設けられたノズルの内
径を従来のノズルの内径よりも大きくして温度感
知部の動作設定温度を低くし、かつノズルの上流
側にオリフイス又は定水量弁を設けて凍結防止時
に流出する最大水量を従来のノズルから流出する
水量とほぼ同じくすることにより水の節約を図る
ものである。
以下本考案の一実施例を第1図から第3図にも
とづいて説明する。
なお、従来例の低温作動弁と同じ部材のものに
ついては同一符号を付与して説明する。
第1図において、1は低温作動弁の箱体で、こ
の箱体1内には一部伸縮可能なダイヤフラム2で
構成された温度感知部3が設けられている。4,
5は前記箱体1に連結された流水路で、流水路4
の流入口6に設けられたノズル7は従来のノズル
7′よりも内径が大きく構成されている。8はノ
ズル7と対向して温度感知部3に設けられた弁体
である。温度が低下すると温度感知部3は収縮し
前記弁体8はノズル7から離れる。9はノズル7
の上流側の流水路4に設けられたオリフイスで、
前記ノズル7の内径よりも小さく構成されてい
る。
第2図は本考案の他の実施例の低温作動弁を示
すものでノズル7の上流側の流水路4に設けられ
たオリフイス9の代りに水圧がかかるか否かでそ
の通路形状が変化する定水量弁10を設けたもの
である。
このような構成において弁体8をノズル7の内
径の1/4ストロークさせることによつてノズル7
が全開することや、温度感知部3近傍の温度によ
つて弁体8のストローク量が変ることは既に述べ
ている。従つてノズル7の内径を従来よりも大き
くして単位時間当りの流出水量を従来とほぼ同じ
にすると弁体8のストローク量は少なくてよいこ
とになる。弁体8のストローク量が少なくてよい
ということは、温度感知部3の温度変化が少なく
てよいことを示し、0℃を基準にとると温度感知
部3の弁体8が動作する設定温度を低く(例えば
3℃〜0℃を2℃〜0℃に)することができる。
しかし温度感知部3近傍の温度が低下しダイヤ
フラム2部が収縮してノズル7が全開状態になる
と、ノズル7の内径が従来よりも大きいので第5
図に示す如く流水量が多くなるが、ノズル7の上
流側の流水路4にこのノズル7の内径よりも小さ
いオリフイス9を設けることによつて、流出量を
低下させ300c.c./minに近づけることができる。
また第2図に示す他の実施例のようにオリフイ
ス9の代りに定水量弁10を設ければ、流水路4
中の水圧によつて定水量弁10が第3図bのよう
に変化するが、前述オリフイス9を設けた利点の
他に第7図に示す如く水圧が変化しても一定の流
出量にすることができ、水の無駄を更に省くこと
ができる。
以上の説明からも明らかなように本考案の低温
作動弁は、流水路の流入口に設けたノズルの内径
を従来のノズルよりも大きくし、このノズルの内
径よりも小さいオリフイスをノズルの上流側の流
水路に設け、温度感知部に設けられた弁体で前記
ノズルの開閉を制御するので、ノズルの内径を従
来よりも大きくすることによつて温度感知部の動
作温度を下げることができる。しかも温度感知部
近傍の温度が低下して凍結温度近くになると、温
度感知部の弁体が開いてオリフイスから吹き出る
水がノズルを経て凍結防止に必要な水量が流出さ
れるので、従来の低温作動弁よりも水の無駄を省
くことのできる低温作動弁となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す低温作動弁の
断面図、第2図は本考案の他の実施例を示す低温
作動弁の断面図、第3図aは第2図の定水量弁に
水圧がかからない状態を示す拡大断面図、同図b
は定水量弁に水圧がかかつた状態を示す拡大断面
図、第4図は本考案の従来例を示す低温作動弁の
断面図、第5図は流水路の径の大きさと水量の関
係を示す特性図、第6図は温度感知部近傍の温度
と弁体のストローク量を表わす相間関係図、第7
図はオリフイス又は定水量弁を用いた本考案の低
温作動弁の水圧と水量の関係を示す図である。 1……箱体、3……温度感知部、4……流水
路、7……ノズル、8……弁体、9……オリフイ
ス、10……定水量弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 箱体と、この箱体内に設けられ低温時に収縮
    する温度感知部と、前記箱体に連結された流水
    路の流入口に設けられたノズルと、このノズル
    と接触自在に対向して前記温度感知部に設けら
    れた弁体とからなり、前記流水路の内径よりも
    前記ノズルの内径を大きくしたことを特徴とす
    る低温作動弁。 (2) 前記流水路内に水圧により形状が変化する定
    流量弁を設けたことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の低温作動弁。
JP10238181U 1981-07-09 1981-07-09 低温作動弁 Granted JPS588050U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10238181U JPS588050U (ja) 1981-07-09 1981-07-09 低温作動弁

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10238181U JPS588050U (ja) 1981-07-09 1981-07-09 低温作動弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS588050U JPS588050U (ja) 1983-01-19
JPS634920Y2 true JPS634920Y2 (ja) 1988-02-09

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ID=29897019

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JP10238181U Granted JPS588050U (ja) 1981-07-09 1981-07-09 低温作動弁

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JPS588050U (ja) 1983-01-19

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