JPH0327262Y2 - - Google Patents

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JPH0327262Y2
JPH0327262Y2 JP13565685U JP13565685U JPH0327262Y2 JP H0327262 Y2 JPH0327262 Y2 JP H0327262Y2 JP 13565685 U JP13565685 U JP 13565685U JP 13565685 U JP13565685 U JP 13565685U JP H0327262 Y2 JPH0327262 Y2 JP H0327262Y2
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JP
Japan
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valve body
hole
inner pipe
sliding hole
pipe
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JP13565685U
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JPS6245652U (ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は簡単な構造で弁操作休止時に冷媒のもれ
量を少くした膨張弁の構造に関する。
従来のこの種膨張弁は例えば特開昭59−137676
号に示されるようなものがあつた(第4図参照)。
即ち、このものは筒状の弁本体1にピストン状の
弁体2を挿入し、電磁コイル3のON、OFFによ
り弁体2を上下動させる事により弁本体2に設け
られたオリフイス4を開閉して、流路5から流路
6へ、又その逆に冷媒を流すことにより冷媒の流
量を制御していた。
今この弁体2とオリフイス4の部分を拡大して
示した第5図について弁体2と弁本体1との環状
の小間隙をδ、弁体2の外径をd、シール長(弁
体2の下縁とオリフイス4の下縁迄の距離)を
l、冷媒の高圧圧力をP1、低圧圧力をP2、冷媒
の粘度をμとすると、弁の操作休止時の小間隙δ
からの冷媒のもれ量Qは Q=πdδ3/12μl(P2 1−P2 2) で表わされる。
従つて弁部からのもれ量を少くする為にはδを
極力小さくし、且つシール長lを極力長くすれば
良いことになる。然し小間隙δは、弁体2を電磁
コイル3に入力するパルス信号による電磁力によ
り弁本体1に対して抵抗力なしに円滑に摺動させ
る必要がある為に制限を受け、更にシール長lは
弁体のストロークに制限を受ける。即ち弁体のス
トロークはオリフイス4の径とシール長lとを加
えた長さで決まり、このシール長lを長くすれば
する程もれ量Qは少なくなるが、その反面電磁力
はストロークの2乗に反比例して低下することに
なるので大きな電磁コイルが必要となり弁自身が
大形となり然も高価となるという問題点があつ
た。
本案は以上の問題点を解決する為に考案された
もので、本案によれば中心部に摺動孔を有し、こ
の摺動孔に流通孔を介して接続された第1の流路
を有する弁本体と、この弁本体の摺動孔内に挿入
され摺動孔より小径で且つ第2の流路を接続した
インナパイプと、両端がばねで支持されこのイン
ナパイプと弁本体の摺動孔間を電磁コイルの
ON、OFFにより摺動する円筒ピストン状弁体と
を設け、この弁体の摺動により弁体に設けられた
オリフイスを介して前記流通孔を開閉して冷媒の
流量を制御するようにしたものである。
以下図面に示す一実施例について説明する。弁
本体10は中心部に摺動孔11を有し、第1の流
路12は流通孔13を介して摺動孔11と連通し
ている。
前記摺動孔11内には中空で摺動孔よりは小径
のインナパイプ14のパイプ部14aが挿入さ
れ、その中心部の通孔15はその一方は摺動孔1
1に開口し、又他方は第2の流路16に連通して
いる。17はインナパイプ14のパイプ部14a
の側部に設けられた均圧孔で前記摺動孔11とイ
ンナパイプの通孔15に夫々開口している。
前記弁本体10の上方には密封パイプPが設け
られ、この密封パイプの外周に電磁コイル18を
設けている。19は電磁コイルのヨークを示す。
密封パイプPの上方内周にはヨーク19にとめね
じ20で固定された磁性体の吸引子21が設けら
れている。22は円筒ピストン状弁体で前記摺動
孔11内に摺動自在に挿入され、且つその中心部
の連通孔23には前記インナピストン14のパイ
プ部が嵌合している。この弁体22と前記吸引子
21及びインナパイプ14との間に夫々ばね2
4,25を設けている。そしてインナパイプ14
のパイプ部14aの先端縁部26と前記弁本体1
0の流通孔13の下縁部27とは同一高さにして
ある。
又弁体22には一方が弁本体の摺動孔11に、
他方が弁体の連通孔23に開口するオリフイス2
8,28aを設け、そしてこのオリフイスを弁操
作休止時にインナパイプの上縁部及び流通孔13
の下縁部27より距離l1だけ下方に位置せしめて
いる。
本案は以上のように構成されているから、電磁
コイル18に電子制御をする外部コントローラ
(図示しない)を介して通電すると、そのパルス
信号により発生した電磁力とばね24,25との
関係から弁体22は弁本体10の摺動孔11内を
摺動し、弁体22に設けられたオリフイス28,
28aが弁本体の流通孔13を開閉し、単位時間
当りの冷媒流量をパルス信号に応じて連続的に第
1の流路12より流通孔13、オリフイス28,
28a、通孔15を経て第2の流路16へ、或は
又その逆に流し、任意に制御を行うものである。
上記パルス信号は周期を一定で一周期内の開時
間或は閉時間を可変にしている。
今この動作を第1図の要部を拡大して示した第
2図及び第3図について更に説明する。
第2図は開弁状態を示したもので、この時弁体
22は図において上昇し、この為オリフイス2
8,28aは弁本体10の流通孔13と連通し、
冷媒が例えば第1の流路12から矢印A方向に流
れるとすると、冷媒はこの時開いた流通孔13、
オリフイス28,28a、インナパイプ14の通
孔15を経て第2の流路16へ流れる。
又第3図は閉弁状態を示したもので、この時弁
体22はばね24の弾力により下降し、オリフイ
ス28と流通孔13とは遮断される。従てこの時
のシール長は流通孔13の下縁部とオリフイス2
8の上縁部迄の距離と、オリフイス上縁部とイン
ナパイプ14のパイプ部14aの上縁部迄の距離
を加えたものとなり、冷媒のもれ量は従来のもの
に比し遥かに少なくなる。
然も本案によれば、弁体は距離l1より僅か大き
く動くだけで冷媒の流量を制御し得るから小形の
電磁コイルを使用し得るものである。
以上のように本案によれば、弁操作休止時に冷
媒のもれ量が少なく、冷凍システムの効率を損わ
ず、然も小形の電磁コイルを使用する事が出来る
ので、安価で小形な膨張弁を提供し得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案膨張弁の概略の縦断面図、第2
図,第3図はその要部の拡大断面図で第2図は弁
の開状態を、又第3図は弁の閉止状態を示し、第
4図は従来の膨張弁の概略の縦断面図で、第5図
は第4図の弁体とオリフイス部とを拡大して示し
た縦断面図である。 10……弁本体、11……摺動孔、12……第
1の流路、13……流通孔、14……インナパイ
プ、15……通孔、16……第2の流路、17…
…均圧孔、18……電磁コイル、21……吸引
子、22……弁体、23……連通孔、24,25
……ばね、28,28a……オリフイス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心部に摺動孔を有し、この摺動孔と連通する
    流通孔を介して接続された第1の流路を有する弁
    本体と、この弁本体の前記摺動孔内に挿入され中
    心部に通孔を有し、この通孔と摺動孔とに開口す
    る均圧孔を有し、摺動孔よりは小径で且つ第2の
    流路を接続したインナパイプと、前記弁本体に設
    けられ弁本体より上方に延びる密封パイプと、こ
    の密封パイプの外周に設けられた電磁コイルと、
    この電磁コイルのヨークに固定され密封パイプの
    上方に位置する磁性体の吸引子と、弁本体の摺動
    孔内にインナパイプを包囲する如く摺動自在に設
    けられ、中心部に連通孔を有し、この連通孔と前
    記摺動孔とに開口するオリフイスを有すると共に
    前記吸引子及びインナパイプに対して夫々ばね支
    持され電磁コイルのON、OFFにより制御される
    円筒ピストン状弁体とよりなり、前記インナパイ
    プの先端部と流通孔の下縁とを同一高さとなし、
    前記オリフイスを弁体の不作動時に前記インナパ
    イプの先端部より下方に位置させた事を特徴とす
    る膨張弁。
JP13565685U 1985-09-06 1985-09-06 Expired JPH0327262Y2 (ja)

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JPS6245652U JPS6245652U (ja) 1987-03-19
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JP4576077B2 (ja) * 2001-07-16 2010-11-04 株式会社不二工機 電磁弁
JP4576440B2 (ja) * 2001-07-16 2010-11-10 株式会社不二工機 開閉弁

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JPS6245652U (ja) 1987-03-19

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