JPS6349050A - 加水成形性α化穀類粉末 - Google Patents
加水成形性α化穀類粉末Info
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- JPS6349050A JPS6349050A JP61193062A JP19306286A JPS6349050A JP S6349050 A JPS6349050 A JP S6349050A JP 61193062 A JP61193062 A JP 61193062A JP 19306286 A JP19306286 A JP 19306286A JP S6349050 A JPS6349050 A JP S6349050A
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Landscapes
- Cereal-Derived Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、加水することにより簡単に餅状となるα化
穀類粉末に関するものである。
穀類粉末に関するものである。
一般に、餅生地は、襦米、梗米等を蒸煮し充分にこねる
ことにより得られるもので、その製造には蒸し器やこね
る道具等が要り、結構手間ひまのかかるものである。
ことにより得られるもので、その製造には蒸し器やこね
る道具等が要り、結構手間ひまのかかるものである。
一方、近年、水を注ぐだけの即席食品や、加熱するだけ
の即席食品等が歓迎される風潮にあり、伝統的な餅様食
品の分野においても、上記手間ひまをかけて−から餅生
地をつくるよりも、例えば水を注ぐだけで簡単に餅生地
が得られるようなものが望まれていた。
の即席食品等が歓迎される風潮にあり、伝統的な餅様食
品の分野においても、上記手間ひまをかけて−から餅生
地をつくるよりも、例えば水を注ぐだけで簡単に餅生地
が得られるようなものが望まれていた。
このような要望を受けて、水を注ぐだけで餅生地となる
ものとして、アミロペクチンを主体とする穀類(繻米、
ワキシコーンスターチ等)を蒸練。
ものとして、アミロペクチンを主体とする穀類(繻米、
ワキシコーンスターチ等)を蒸練。
焙焼、粉砕した穀類粉末のα化物が開発され、実用化さ
れている。
れている。
しかしながら、上記α化穀類粉末は、水の浸透性が良す
ぎるため、水を注ぐと粉末層の表面が急激に吸水膨潤し
て膜状になり、粉末層の内部まで水を浸透させない。そ
のため、粉末が玉状になる、いわゆる「ダマ」が発生し
やすい、という難点を有している。ダマが発生すると、
丁寧に粉末と水とをこねなければ均一な餅生地とならず
、手間がかかり不便である。
ぎるため、水を注ぐと粉末層の表面が急激に吸水膨潤し
て膜状になり、粉末層の内部まで水を浸透させない。そ
のため、粉末が玉状になる、いわゆる「ダマ」が発生し
やすい、という難点を有している。ダマが発生すると、
丁寧に粉末と水とをこねなければ均一な餅生地とならず
、手間がかかり不便である。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、水
の浸透性が適度に抑えられ、加水時にダマを生じないよ
うなα化穀類粉末の提供をその目的とするものである。
の浸透性が適度に抑えられ、加水時にダマを生じないよ
うなα化穀類粉末の提供をその目的とするものである。
C問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明のα化穀類粉末は
、アミロペクチンを主体とする穀類粉末のα化物であっ
て、水−アルコール混合溶液を加えて乾燥されていると
いう構成をとる。
、アミロペクチンを主体とする穀類粉末のα化物であっ
て、水−アルコール混合溶液を加えて乾燥されていると
いう構成をとる。
すなわち、本発明者らは、従来のα化穀類粉末における
ダマの発生を解消するために、上記α化穀類粉末の改質
について一連の研究を行った。その結果、従来のα化穀
類粉末に、さらに水−アルコール混合溶液を加えて乾燥
すると、α化穀類粉末の水浸透性が抑制されて急激な吸
水膨潤が起こらず、ダマも発生しなくなることを見いだ
しこの発明に到達した。
ダマの発生を解消するために、上記α化穀類粉末の改質
について一連の研究を行った。その結果、従来のα化穀
類粉末に、さらに水−アルコール混合溶液を加えて乾燥
すると、α化穀類粉末の水浸透性が抑制されて急激な吸
水膨潤が起こらず、ダマも発生しなくなることを見いだ
しこの発明に到達した。
つぎに、この発明の詳細な説明する。
この発明のα化穀類粉末は、例えばつぎのようにして製
造することができる。すなわち、まず、従来からあるα
化穀類粉末、例えば寒梅粉を準備し、これに水とアルコ
ールとを所定量だけ混合した混合溶液を加えて撹拌する
。そして、この混合物を乾燥して改質されたα化rt類
粉末を得る。
造することができる。すなわち、まず、従来からあるα
化穀類粉末、例えば寒梅粉を準備し、これに水とアルコ
ールとを所定量だけ混合した混合溶液を加えて撹拌する
。そして、この混合物を乾燥して改質されたα化rt類
粉末を得る。
このようにして得られたα化穀類粉末は、水−アルコー
ル混合溶液による処理のため、水浸透性が抑制されてい
る。したがって、加水しても、急激な吸水膨潤が起こら
ず、従来から問題となっていたダマが発生しない、した
がって、この発明のα化穀類粉末を用いると、瞬時にダ
マのない餅生地をつ(ることができ、即席の牛皮原料や
大福餅等の餅菓子の紐素材とすることができる。また、
このα化穀類粉末を所定のモールドに入れて加水し、型
抜きすることにより、子供が作りながら楽しめる即席餅
様粉末として利用することもできる。
ル混合溶液による処理のため、水浸透性が抑制されてい
る。したがって、加水しても、急激な吸水膨潤が起こら
ず、従来から問題となっていたダマが発生しない、した
がって、この発明のα化穀類粉末を用いると、瞬時にダ
マのない餅生地をつ(ることができ、即席の牛皮原料や
大福餅等の餅菓子の紐素材とすることができる。また、
このα化穀類粉末を所定のモールドに入れて加水し、型
抜きすることにより、子供が作りながら楽しめる即席餅
様粉末として利用することもできる。
なお、上記製法において、水−アルコール混合溶液によ
って処理するα化穀類粉末としては、寒梅粉の他に、橘
米粉、梗米粉、ワキシコーンスターチ等のα化物があげ
られる。
って処理するα化穀類粉末としては、寒梅粉の他に、橘
米粉、梗米粉、ワキシコーンスターチ等のα化物があげ
られる。
また、上記製法において、α化穀類粉末に添加する水−
アルコール混合溶液における水の配合量が多いと、α化
穀類粉末が餅化してダマができやすいため取り扱い性の
悪いものとなる傾向がみられる。そして、水−アルコー
ル混合溶液におけるアルコールの配合量が多いと、α化
穀類粉末に対する水浸透性抑制効果があまり得られない
という傾向がみられる。したがって、上記の2点を考慮
すれば、水−アルコール混合溶液における水の配合量は
、2〜40重憬%(以下「%」と略す)の範囲内にする
ことが好適である。そして、α化穀類粉末に対する水−
アルコール混合溶液の添加量は、5〜40%の範囲内に
することが好適である。
アルコール混合溶液における水の配合量が多いと、α化
穀類粉末が餅化してダマができやすいため取り扱い性の
悪いものとなる傾向がみられる。そして、水−アルコー
ル混合溶液におけるアルコールの配合量が多いと、α化
穀類粉末に対する水浸透性抑制効果があまり得られない
という傾向がみられる。したがって、上記の2点を考慮
すれば、水−アルコール混合溶液における水の配合量は
、2〜40重憬%(以下「%」と略す)の範囲内にする
ことが好適である。そして、α化穀類粉末に対する水−
アルコール混合溶液の添加量は、5〜40%の範囲内に
することが好適である。
なお、上記水−アルコール混合溶液において、用いるア
ルコールとしては、エタノールが好適である。
ルコールとしては、エタノールが好適である。
つぎに、この発明のα化穀v4粉末の水浸透性抑制効果
を調べるために、つぎのような試験を行つた。すなわち
、第1図(a)に示すように、一定の深さを有する容器
1に単なる寒梅粉(従来のα化穀類粉末)2を入れ、一
方、第1図(b)に示すように、容器3に上記のように
して水−アルコール混合溶液で処理した寒梅粉(改質α
化穀類粉末)4を入れて、ともに、上方から水を滴下し
てその水滴の状態を観察した。この場合、第2図(a)
に示すように、容器1においては、寒梅粉2上で水滴が
表面張力によって球状に保持されたままであった。これ
をよく見ると、水滴と寒梅粉2の接点において、ごく一
部分の寒梅粉2が餅状となって造膜しており、水が下方
に浸透するのを妨げている。これは、寒梅粉2の水浸透
性が良すぎて水と接した瞬間に粉が急激に吸水膨潤した
ためと考えられる。これに対し、容器3においては、第
2図(b)に示すように、滴下した水が完全に寒梅粉4
内部まで吸収されている。このことは、寒梅粉4の水浸
透性が、水−アルコール混合溶液の処理によって抑制さ
れたことを示している。なお、第2図において、5は紐
状部である。
を調べるために、つぎのような試験を行つた。すなわち
、第1図(a)に示すように、一定の深さを有する容器
1に単なる寒梅粉(従来のα化穀類粉末)2を入れ、一
方、第1図(b)に示すように、容器3に上記のように
して水−アルコール混合溶液で処理した寒梅粉(改質α
化穀類粉末)4を入れて、ともに、上方から水を滴下し
てその水滴の状態を観察した。この場合、第2図(a)
に示すように、容器1においては、寒梅粉2上で水滴が
表面張力によって球状に保持されたままであった。これ
をよく見ると、水滴と寒梅粉2の接点において、ごく一
部分の寒梅粉2が餅状となって造膜しており、水が下方
に浸透するのを妨げている。これは、寒梅粉2の水浸透
性が良すぎて水と接した瞬間に粉が急激に吸水膨潤した
ためと考えられる。これに対し、容器3においては、第
2図(b)に示すように、滴下した水が完全に寒梅粉4
内部まで吸収されている。このことは、寒梅粉4の水浸
透性が、水−アルコール混合溶液の処理によって抑制さ
れたことを示している。なお、第2図において、5は紐
状部である。
また、単なるα化穀類粉末と、水−アルコール混合溶液
で処理されたα化N’S粉末との区別は、上記水浸透性
の差異だけでなく、沃素溶液による発色の差異によって
も区別される。すなわち、例えばα化穀類粉末の水浸透
性抑制効果を調べる場合(第1図および第2図参照)と
同様にして水の代わりに0.00025Nの沃素溶液を
滴下すると、単なる寒梅粉は藍色に発色し、水−アルコ
ール混合溶液によって処理された寒梅粉は、紫色に発色
する。上記発色の差異は、肉眼によって充分に区別する
ことができる。
で処理されたα化N’S粉末との区別は、上記水浸透性
の差異だけでなく、沃素溶液による発色の差異によって
も区別される。すなわち、例えばα化穀類粉末の水浸透
性抑制効果を調べる場合(第1図および第2図参照)と
同様にして水の代わりに0.00025Nの沃素溶液を
滴下すると、単なる寒梅粉は藍色に発色し、水−アルコ
ール混合溶液によって処理された寒梅粉は、紫色に発色
する。上記発色の差異は、肉眼によって充分に区別する
ことができる。
以上のように、この発明のα化穀類粉末は、水−アルコ
ール混合溶液を加えて乾燥処理されており粉末の水浸透
性が抑制されているため、注水してもα化澱粉の膨潤速
度が従来のα化穀類粉末に比べて遅くなる。そのため、
ダマが発生することなく簡単に餅生地となる。したがっ
て、従来例のように、水と一緒に練る作業が不要となり
、水の滴下だけで容易に餅生地が得られるため、従来品
よりずつと筒便な紐素材となるだけでなく、モールド等
に入れ水を加えて型抜きできる子供用即席餅様粉末とし
て利用することもできる。
ール混合溶液を加えて乾燥処理されており粉末の水浸透
性が抑制されているため、注水してもα化澱粉の膨潤速
度が従来のα化穀類粉末に比べて遅くなる。そのため、
ダマが発生することなく簡単に餅生地となる。したがっ
て、従来例のように、水と一緒に練る作業が不要となり
、水の滴下だけで容易に餅生地が得られるため、従来品
よりずつと筒便な紐素材となるだけでなく、モールド等
に入れ水を加えて型抜きできる子供用即席餅様粉末とし
て利用することもできる。
つぎに、この発明の実施例について説明する。
まず、水15m1とエタノール100mj2とを均一に
混合し、水−エタノール混合溶液を調製した。この混合
溶液を寒梅粉500gに添加し、攪拌したのち、60℃
で20分間乾燥を行い、目的とする改質寒梅粉を得た。
混合し、水−エタノール混合溶液を調製した。この混合
溶液を寒梅粉500gに添加し、攪拌したのち、60℃
で20分間乾燥を行い、目的とする改質寒梅粉を得た。
上記改質寒梅粉100重量部(以下「部」と略す)、砂
糖30部、香料1部を均一に混合したのち、第3図に示
すようにうさぎを模した型のモールド6に振り入れた。
糖30部、香料1部を均一に混合したのち、第3図に示
すようにうさぎを模した型のモールド6に振り入れた。
ついで、上記振り入れた粉末マの上に水を注ぐと、粉末
は瞬時に餅様に変化した。そこで、上記餅様物を取り出
すと、第4図に示すようにモールド6の型に沿ってうさ
ぎ形に形付けられた餅様物7aが型抜きされ、柔らかく
て均質な餅様菓子として喫食することができた。
は瞬時に餅様に変化した。そこで、上記餅様物を取り出
すと、第4図に示すようにモールド6の型に沿ってうさ
ぎ形に形付けられた餅様物7aが型抜きされ、柔らかく
て均質な餅様菓子として喫食することができた。
第1図および第2図はこの発明のα化穀類粉末の水浸透
性抑制効果を調べるための試験方法を説明する説明図、
第3図および第4図はこの発明のα化穀類粉末から餅様
物をつくる過程を説明する説明図である。 4・・・改質α化穀類粉末 5・・・紐状部(a)
(b)第1図 (a) (b)第2図
性抑制効果を調べるための試験方法を説明する説明図、
第3図および第4図はこの発明のα化穀類粉末から餅様
物をつくる過程を説明する説明図である。 4・・・改質α化穀類粉末 5・・・紐状部(a)
(b)第1図 (a) (b)第2図
Claims (3)
- (1)アミロペクチンを主体とする穀類粉末のα化物で
あつて、水−アルコール混合溶液を加えて乾燥されてい
ることを特徴とするα化穀類粉末。 - (2)水−アルコール混合溶液における水の含有量が、
2〜40重量%に設定されている特許請求の範囲第1項
記載のα化穀類粉末。 - (3)α化穀類粉末に対する水−アルコール混合溶液の
割合が、5〜40重量%に設定されている特許請求の範
囲第1項または第2項記載のα化穀類粉末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61193062A JPS6349050A (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 加水成形性α化穀類粉末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61193062A JPS6349050A (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 加水成形性α化穀類粉末 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6349050A true JPS6349050A (ja) | 1988-03-01 |
JPH0471500B2 JPH0471500B2 (ja) | 1992-11-13 |
Family
ID=16301563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61193062A Granted JPS6349050A (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 加水成形性α化穀類粉末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6349050A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5051133A (en) * | 1988-12-12 | 1991-09-24 | Suntory Limited | Gelatinized cereal flours and process for their production |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2740611B2 (ja) * | 1993-02-08 | 1998-04-15 | 住友ベークライト株式会社 | 培養容器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53104747A (en) * | 1977-12-15 | 1978-09-12 | Kanebo Ltd | Production of instant rice cake |
JPS5550870A (en) * | 1978-10-09 | 1980-04-14 | Kiso Kojima | Preparation of instant rice cake powder |
-
1986
- 1986-08-19 JP JP61193062A patent/JPS6349050A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53104747A (en) * | 1977-12-15 | 1978-09-12 | Kanebo Ltd | Production of instant rice cake |
JPS5550870A (en) * | 1978-10-09 | 1980-04-14 | Kiso Kojima | Preparation of instant rice cake powder |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5051133A (en) * | 1988-12-12 | 1991-09-24 | Suntory Limited | Gelatinized cereal flours and process for their production |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0471500B2 (ja) | 1992-11-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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