JPS596617B2 - 乾燥固形食品の製造方法 - Google Patents

乾燥固形食品の製造方法

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Publication number
JPS596617B2
JPS596617B2 JP51007987A JP798776A JPS596617B2 JP S596617 B2 JPS596617 B2 JP S596617B2 JP 51007987 A JP51007987 A JP 51007987A JP 798776 A JP798776 A JP 798776A JP S596617 B2 JPS596617 B2 JP S596617B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
raw material
dry solid
solid food
egg white
Prior art date
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Expired
Application number
JP51007987A
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English (en)
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JPS5294434A (en
Inventor
東洋彦 国分
妙子 松浦
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Kewpie Corp
Original Assignee
QP Corp
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Publication date
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  • Confectionery (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は乾燥固形食品の製造方法に関するものである。
さらに詳しくは穀類原料の中に良質の蛋白である卵白を
高度に配合したものでそれ故に糖質と蛋白質の栄養的な
バランスが十分とれていてかつ適度の食感を有し、パン
類・米飯・麺類・オートミール・コーンフレークス等の
従来の主食に代替する食品として、朝食時等に手軽に摂
食できる乾燥固形食品の製造方法に関するものである。
従来この種食品で市販されているのは、穀類を調理加工
して乾燥したいわゆるドライセリアルと称するもので、
その代表的なものとしてはコーンフレークス・ライスフ
レークスがあげられる。
しかしながらこれ等は文字通りフレーク形状であり従っ
てこれ等に牛乳等をかけると全体がたちまち柔らか《な
って口中に含めば噛むほどもなくすぐぐちゃぐちゃの状
態になるか或いはすでにぐちやぐちやであるので、いず
れも食感に於て満足できるものではない。
そこで最近は、ドライセリアルを扁平状、輪切り状態の
若干厚みのある形状に仕上げることも研究されているが
、厚みをつけると極く表面部のみ柔らかくなるが芯部へ
の水分吸収が悪くなりいつまでも芯部が硬いままで残9
表面部と芯部との食感がちくぱぐとなってしまう。
この点を解決するために減圧室に押し出して乾燥し厚み
をつけたまま全体をボーラス形状に製すると今度は水分
吸収による軟化が内部迄急速となりすぐに全体がぐちや
ぐちやとなってしまう。
牛乳等をかけて食する乾燥固形食品に於て、最高の食感
が得られるのは、フレークに近いうすい形状であっても
まず牛乳等に浸された時に若干表面部が柔らかくなりし
ばらくその程度に硬さを持続し従って日中に含まれた時
に適度の歯ごたえが感じられ次いで咀噌運動を少々行え
ばたちまち柔らかくなりそのまま牛乳等とーしよに咽喉
を経て胃中へ納めるに抵抗感がなくなりそれでいて消化
吸収性もいたって良好であるような性状のものである。
而して乾燥固形食品をこのような性状に仕上げるには、
フレーク形状ではなく若干の厚みをつける必要はあろう
が、本発明者は従来品について種々検討してみたが、前
記する通り従来品に於ては、形状を工夫するのみでこの
問題を解決することは困難であり、その原因は、従来の
ドライセリアル等乾燥固形食品の大部分は高糖質原料の
みを主材とするものであり、一部の高蛋白質と称するも
のにしても小麦グルテンを使用している等原料構成によ
る所が大きいとの結論を得た。
そこで本発明者は上記最高の食感を生ずる性状を有しか
つ栄養学的にも主食として満足できるような乾燥固形食
品を得るために工夫を重ね、良質の蛋白である卵白を粉
末化したものを一定量配合することにより両者を同時に
満足し得ることを知見し、改良の上本発明を完成したも
のである。
本発明は、卵白粉10〜30部を含む粉末原料100部
に対し、液状原料30〜40部を加配しつつ又は加配し
て撹拌し発泡させ、これを適宜の形状に整形した後高周
波で誘電加熱し水分含量8〜20優に乾燥したものを片
状に切断し、次いでオーブン等により仕上げ加熱するこ
とを特徴とする乾燥固形食品の製造方法である。
本発明に於で、粉末原料というのは小麦粉、米粉、いも
粉等の水溶性粉末状のものを指称し、この中に卵白粉1
0〜30部を包含するものである。
卵白粉は通常の方法で製した粉末状乾燥卵白でよく、又
粉末原料の一部として小麦胚芽・玄米粉・脱脂粉乳・卵
黄粉等を加えれば栄養食品としてさらに完全なものとす
ることができる。
食塩・砂糖等の調味料も粉状であれば粉末原料のブ部と
なる。
次にこの粉末原料100部に対して液状原料30〜40
部をダマにならないように少しづつ加配しながら攪拌す
るか或いはダマにならないように少しづつ加配しておい
だものを撹拌していずれにしても均一なものとし発泡状
に至らせる。
尚、気泡は発生しても表面に浮上することはないのでよ
く注意する必要がある。
撹拌をするに従って全体に粘り気が生じてくるとまず発
泡に至ったものと見てよい。
発泡するまで撹拌しておかないと乾燥が不均一となり、
製品の硬さにムラが生じてしまう。
従って撹拌にはミギサー擲を使用するとよい。
ここで液状原料というのは清水等のことであるが少量の
ラム酒等を加えれば風味の良いものが得られる。
以上の撹拌工程は次の乾燥工程に於て適当なボーラス状
の製品を得ることにつながり、それが製品の水分吸収性
すなわち硬さを左右することになるので重要である。
就中、卵白粉の使用が重要であるが、粉末原料中に包含
させる卵白粉の割合及びその粉末原料に対する液状原料
の添加割合が上記範囲内となるように厳守しなければな
らない。
卵白粉と液状原料の添加量の多少(従って粉末原料の添
加量の多少)によって製品が硬目になったり柔らかに目
になったりするが、大体マヨネーズよりもやや硬い程度
に撹拌するのが好適である。
この撹拌原料を適宜の形状例えば棒状に整形し高周波誘
電加熱装置により誘電加熱し水分含量8〜20%にまで
発泡乾燥させる。
高周波装置は出力5KW<らいのものでよい。
乾燥の見当としては表面までバリバリに乾燥する直前で
水分含量8係となるからその少し前のまだ柔らかさが残
っているところで乾燥を終了させればよい。
完全に乾燥させてしまうと表面がボロボロになって切断
し難くなる。
他方、水分含量20係を越えると発泡が不完全であるの
で適当でない。
次いでこの不完全乾燥品を輪切り状等任意の片状に切断
し発泡面を表面に出してからオーブン等で仕上げ加熱を
して製品とする。
本発明に於ては、粉末原料中の卵白粉の割合及び撹拌工
程での粉末原料と液状原料の添加量を一定範囲内に規制
することによって乾燥工程での発泡性を一定にし、従っ
て製品の水分吸収性を適当なものとすることに成功した
ものであり、本発明により得られる乾燥固形食品は、牛
乳等をかけて食しても適度の歯ごたえがあり食感上好ま
しいので、しかも卵白を多量使用しているので高蛋白質
であり、従来の主食に替るものとして手軽に使用するこ
とができるものである。
以下本発明の効果を表わす試験例を説明する。
試験例 卵白粉20部・小麦粉60部・砂糖20部から成る粉末
原料100部に対して清水35部を加配し、ミキサーで
10分間撹拌して十分発泡させ、これを径IQmmの棒
状に整形した。
次いでこれを出力5KWの高周波誘電加熱装置により水
分含量14%になる迄乾燥し、更に3mm厚の片状に切
断し、ガスオープン(雰囲気温度120℃)によりキツ
ネ色になる迄仕上げ加熱して乾燥固形食品を製した(試
験品)。
対照として、小麦グルテン10部・脱脂粉乳10部・・
小麦粉60部、砂糖20部から成る粉末原料100部を
用い以下前記同様に処理して別の乾燥固形食品を製した
(対照品1)。
又対照品1と同原料を用いQ. 5 mm程度厚の片状
に切断して他は対照品1の場合と同様処理して乾燥固形
食品を製した(対照品2)。
このように製した乾燥固形食品の各々を牛乳に浸してか
ら若干の歯ごたえを残す程度の柔らかさになる迄の時間
を測定して次の表を得た。
牛乳等に浸した時に若干表面部が柔らかくなりしばらく
その程度に硬さを持続し従って口中に含まれた時に適度
の歯ごたえが感じられ次いで咀噌運動を少々行えばたも
まち柔らかくなり牛乳等と一しよに飲み込んで抵抗感が
生じないようにするためには、牛乳等に浸漬し若干の歯
ごたえを残す程度の柔らかさになる迄の時間が少くとも
20秒〜1分位はあってしかもその時に硬い芯がないこ
とが必要である。
上表から試験品はその条件に合っており、対照品ぱ1に
おいては硬い芯があるため、又2においてはすぐ柔らか
くなってしまうため、その条件から外れることが判る。
尚本試験例において、■清水の使用量のみ30部〜40
部の範囲内で種々変化させてみたもの及び■粉末原料1
00部中の小麦粉・砂糖の相互比率は変えないで卵白粉
の使用割合を10部〜30部の範囲内で種々変化させた
ものについて試験してみた結果も本試験品と同様の結果
であった。
実施例 (イ)配合 (口) 工程 上記の量の粉末原料をそれぞれミキサー中に秤取しよく
混合した後同じ《秤取した上記量の液状原料を少しづつ
注ぎながら撹拌し、発泡させる。
次いでこれを直径12mrnの棒状にしほり出し高周波
誘電加熱装置(出力5KW)で乾燥し、表面捷で乾燥し
ないうちに取り出し、厚さ3mmの輪切りと七てからオ
ーブンにて仕上げ乾燥を行なう。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 卵白粉10〜30部を含む粉末原料100部に対し
    、液状原料30〜40部を加配しつつ又は加配して撹拌
    し発泡させ、これを適宜の形状に整形した後高周波で誘
    電加熱し水分含量8〜20%に乾燥したものを片状に切
    断し、次いでオーブン等により仕上げ加熱することを特
    徴とする乾燥固形食品の製造方法。
JP51007987A 1976-01-29 1976-01-29 乾燥固形食品の製造方法 Expired JPS596617B2 (ja)

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JP51007987A JPS596617B2 (ja) 1976-01-29 1976-01-29 乾燥固形食品の製造方法

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JP51007987A JPS596617B2 (ja) 1976-01-29 1976-01-29 乾燥固形食品の製造方法

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JPS5294434A JPS5294434A (en) 1977-08-09
JPS596617B2 true JPS596617B2 (ja) 1984-02-13

Family

ID=11680764

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6189445U (ja) * 1984-11-15 1986-06-11
JPS61156171U (ja) * 1985-03-19 1986-09-27
JPS6233998A (ja) * 1985-08-07 1987-02-13 伊藤 知雄 支保工上にメツセル式掘さく矢板を固着させる構造
JPH01129036U (ja) * 1988-02-23 1989-09-04
JPH0525015U (ja) * 1991-09-11 1993-04-02 ソニー株式会社 部材取付け装置

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JPH01129036U (ja) * 1988-02-23 1989-09-04
JPH0525015U (ja) * 1991-09-11 1993-04-02 ソニー株式会社 部材取付け装置

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JPS5294434A (en) 1977-08-09

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