JPS6348796B2 - - Google Patents
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- JPS6348796B2 JPS6348796B2 JP58049188A JP4918883A JPS6348796B2 JP S6348796 B2 JPS6348796 B2 JP S6348796B2 JP 58049188 A JP58049188 A JP 58049188A JP 4918883 A JP4918883 A JP 4918883A JP S6348796 B2 JPS6348796 B2 JP S6348796B2
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- tread
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は一般の乗客の他に身体障害者用の車
椅子使用者に共用可能なエスカレータ装置、特に
互いに隣接した２つの踏段による車椅子積載用の
スペース構成に関するものである。
椅子使用者に共用可能なエスカレータ装置、特に
互いに隣接した２つの踏段による車椅子積載用の
スペース構成に関するものである。
車類の運搬が可能なエスカレータ装置として例
えば特公昭56−41555号公報に示されたものがあ
るが、一般の乗客用踏段の間に奥行きの深い車椅
子用踏段が設けられたものであつて、車椅子用踏
段によつて車椅子が搬送され、また車椅子用踏段
も一般乗客用踏段とともにエスカレータ装置の主
枠内を循環するように構成されている。
えば特公昭56−41555号公報に示されたものがあ
るが、一般の乗客用踏段の間に奥行きの深い車椅
子用踏段が設けられたものであつて、車椅子用踏
段によつて車椅子が搬送され、また車椅子用踏段
も一般乗客用踏段とともにエスカレータ装置の主
枠内を循環するように構成されている。
上記のような従来のエスカレータ装置では奥行
き寸法の長い車椅子用踏段を循環させるための反
転動作時の反転半径が大きくなり深い主枠が必要
となつて設置スペース確保の上から据付場所が制
約されるという問題点があつた。
き寸法の長い車椅子用踏段を循環させるための反
転動作時の反転半径が大きくなり深い主枠が必要
となつて設置スペース確保の上から据付場所が制
約されるという問題点があつた。
この発明はかかる問題点を解決するためになさ
れたもので、奥行き寸法の長い車椅子用踏段を設
けることなく、また主枠深さを増大させることな
く一般乗客、車椅子ともに搬送できるエスカレー
タ装置を得ることを目的とする。
れたもので、奥行き寸法の長い車椅子用踏段を設
けることなく、また主枠深さを増大させることな
く一般乗客、車椅子ともに搬送できるエスカレー
タ装置を得ることを目的とする。
この発明にかかわるエスカレータ装置は、一般
乗客用踏段と同様な踏段に電動機構を介して可動
踏板を設けた車椅子用踏段が配置されて隣接した
乗客用踏段とによつて車椅子積載スペースを構成
するものである。
乗客用踏段と同様な踏段に電動機構を介して可動
踏板を設けた車椅子用踏段が配置されて隣接した
乗客用踏段とによつて車椅子積載スペースを構成
するものである。
この発明においては、車椅子搬送時にエスカレ
ータ乗降口に車椅子用踏段を停止させ、車椅子搬
送サービススイツチの操作を介して付勢される制
御装置により電動機構が制御されて、車椅子用踏
段が乗降口から移動するに従つて可動踏板を上昇
させ主枠の傾斜中間部移動中において隣接した乗
客用踏段とによつて車椅子積載スペースが構成さ
れる。
ータ乗降口に車椅子用踏段を停止させ、車椅子搬
送サービススイツチの操作を介して付勢される制
御装置により電動機構が制御されて、車椅子用踏
段が乗降口から移動するに従つて可動踏板を上昇
させ主枠の傾斜中間部移動中において隣接した乗
客用踏段とによつて車椅子積載スペースが構成さ
れる。
以下、第１〜第７図によつてこの発明の一実施
例を説明する。
例を説明する。
図中、１は傾斜して配置されたエスカレータ装
置の主枠、２は主枠１に設けられて詳細は後述す
るがレールを主体として構成されて無端状をなす
循環路で、主枠１の上面側に往路２ａが、端部に
は反転部２ｂが、底面側には帰路２ｃがそれぞれ
形成されている。３は循環路２に沿つて配置され
た多数の第１種踏段で、３ａはこれの軸、３ｂは
軸３ａの両端にそれぞれ枢持された前輪、３ｃは
第１種踏段３の反軸３ａ側に枢着された後輪、
３′は第１種踏段３の相互間に配置されて第１種
踏段３と同様に構成されて循環路２中に４個設け
られ、軸３′ａ、前輪３′ｂ、後輪３′ｃを備えた
第２種踏段、３１は第２種踏段３′の踏板、３１
ａは踏板３１の縁部に配置され第２種踏段３′本
体に固定された固定踏板、３２は第２種踏段３′
に設けられた電動機構で、３２ａは第２種踏段
３′の幅方向の両側にそれぞれ設けられ、かつ奥
行方向に互いに離れて２本が配置され一端が第２
種踏段３′の側面寄りに枢着された電動機構３２
の第１リンク、３２ｂは踏板３１の裏面に設けら
れて一端が第１リンク３２ａ枢着端に対向した位
置で踏板３１裏面に枢着された電動機構３２の第
２リンク、３２ｃは２本の第２リンク３２ｂの間
に配置されて第１リンク３２ａ、第２リンク３２
ｂの回動端を枢着した枢着片、３２ｄは両端にそ
れぞれ逆向きのねじが設けられて両側にそれぞれ
枢着片３２ｃがねじ込まれたねじ棒、３２ｅは踏
板３１裏面に固定されてフレキシブルシヤフト３
２ｆによつてねじ棒３２ｄに回転連結された電動
機、３２ｇ，３２ｈ，３３ａ，３３ｂ，３３ｃ，
３３ｄは第２種踏段３′に設けられて電動機３２
ｅに接続されたアーム状の集電子、３２ｉは電動
機３２ｅに設けられた電磁ブレーキのコイル、４
は第１、第２種踏段３，３′の軸３ａ，３′ａに係
合されて循環路２に沿つて配置された踏段鎖、５
は主枠１に固定されて循環路２に沿つて配置され
前輪３ｂ，３′ｂを案内する前輪レール、６は主
枠１に固定されて循環路２に沿つて配置され後輪
３ｃ，３′ｃを案内する後輪レール、７ａ〜７ｆ
は主枠１に固定されて往路２ａに沿つて配置され
て集電子３２ｇ，３２ｈ，３３ａ，３３ｂ，３３
ｃ，３３ｄにそれぞれ対応して設けられたトロリ
ー線、８はエスカレータの運転スイツチ、９はエ
スカレータの休止スイツチ、１０は車椅子搬送サ
ービススイツチ、１１は車椅子搬送スイツチ、１
２は主枠１に固定された乗口用停止スイツチ、１
３は主枠１に固定された降口用停止スイツチ、１
４は主枠１に固定された降口用停止スイツチ１３
よりも主枠１に長手中間寄りに配置された踏板下
降スイツチ、１５は踏板３１に設けられて第２リ
ンク３２ｂに対向し踏板３１が上昇端にあること
を検出する上昇検出スイツチ、１６は第２種踏段
３′に固定され第１リンク３２ａに対向し踏板３
１が下降端にあることを検出する下降検出スイツ
チ、１７はサービス指令リレーで、１７ａ，１７
ｃは常開接点、１７ｂ，１７ｄは常閉接点、１８
はエスカレータの運転リレーで、１８ａ，１８
ｂ，１８ｃは常開接点、１９はエスカレータの停
止リレーで、１９ａは常開接点、１９ｂは常閉接
点、２０はエスカレータの起動リレーで、２０
ａ，２０ｂ，２０ｃは常開接点、２１は踏板３１
の上昇リレーで、２１ａ，２１ｂは常開接点、２
２は踏板３１の下降リレーで、２２ａ，２２ｂ，
２２ｃは常開接点、２３は車椅子搬送サービスの
補助リレーで、２３ａ，２３ｂは常閉接点、２３
ｃ，２３ｄ，２３ｅは常開接点、（＋）（−）は電
源、２４はサービス指令リレー１７、運転リレー
１８、停止リレー１９、起動リレー２０、上昇リ
レー２１、下降リレー２２、補助リレー２３等か
らなる制御装置である。
置の主枠、２は主枠１に設けられて詳細は後述す
るがレールを主体として構成されて無端状をなす
循環路で、主枠１の上面側に往路２ａが、端部に
は反転部２ｂが、底面側には帰路２ｃがそれぞれ
形成されている。３は循環路２に沿つて配置され
た多数の第１種踏段で、３ａはこれの軸、３ｂは
軸３ａの両端にそれぞれ枢持された前輪、３ｃは
第１種踏段３の反軸３ａ側に枢着された後輪、
３′は第１種踏段３の相互間に配置されて第１種
踏段３と同様に構成されて循環路２中に４個設け
られ、軸３′ａ、前輪３′ｂ、後輪３′ｃを備えた
第２種踏段、３１は第２種踏段３′の踏板、３１
ａは踏板３１の縁部に配置され第２種踏段３′本
体に固定された固定踏板、３２は第２種踏段３′
に設けられた電動機構で、３２ａは第２種踏段
３′の幅方向の両側にそれぞれ設けられ、かつ奥
行方向に互いに離れて２本が配置され一端が第２
種踏段３′の側面寄りに枢着された電動機構３２
の第１リンク、３２ｂは踏板３１の裏面に設けら
れて一端が第１リンク３２ａ枢着端に対向した位
置で踏板３１裏面に枢着された電動機構３２の第
２リンク、３２ｃは２本の第２リンク３２ｂの間
に配置されて第１リンク３２ａ、第２リンク３２
ｂの回動端を枢着した枢着片、３２ｄは両端にそ
れぞれ逆向きのねじが設けられて両側にそれぞれ
枢着片３２ｃがねじ込まれたねじ棒、３２ｅは踏
板３１裏面に固定されてフレキシブルシヤフト３
２ｆによつてねじ棒３２ｄに回転連結された電動
機、３２ｇ，３２ｈ，３３ａ，３３ｂ，３３ｃ，
３３ｄは第２種踏段３′に設けられて電動機３２
ｅに接続されたアーム状の集電子、３２ｉは電動
機３２ｅに設けられた電磁ブレーキのコイル、４
は第１、第２種踏段３，３′の軸３ａ，３′ａに係
合されて循環路２に沿つて配置された踏段鎖、５
は主枠１に固定されて循環路２に沿つて配置され
前輪３ｂ，３′ｂを案内する前輪レール、６は主
枠１に固定されて循環路２に沿つて配置され後輪
３ｃ，３′ｃを案内する後輪レール、７ａ〜７ｆ
は主枠１に固定されて往路２ａに沿つて配置され
て集電子３２ｇ，３２ｈ，３３ａ，３３ｂ，３３
ｃ，３３ｄにそれぞれ対応して設けられたトロリ
ー線、８はエスカレータの運転スイツチ、９はエ
スカレータの休止スイツチ、１０は車椅子搬送サ
ービススイツチ、１１は車椅子搬送スイツチ、１
２は主枠１に固定された乗口用停止スイツチ、１
３は主枠１に固定された降口用停止スイツチ、１
４は主枠１に固定された降口用停止スイツチ１３
よりも主枠１に長手中間寄りに配置された踏板下
降スイツチ、１５は踏板３１に設けられて第２リ
ンク３２ｂに対向し踏板３１が上昇端にあること
を検出する上昇検出スイツチ、１６は第２種踏段
３′に固定され第１リンク３２ａに対向し踏板３
１が下降端にあることを検出する下降検出スイツ
チ、１７はサービス指令リレーで、１７ａ，１７
ｃは常開接点、１７ｂ，１７ｄは常閉接点、１８
はエスカレータの運転リレーで、１８ａ，１８
ｂ，１８ｃは常開接点、１９はエスカレータの停
止リレーで、１９ａは常開接点、１９ｂは常閉接
点、２０はエスカレータの起動リレーで、２０
ａ，２０ｂ，２０ｃは常開接点、２１は踏板３１
の上昇リレーで、２１ａ，２１ｂは常開接点、２
２は踏板３１の下降リレーで、２２ａ，２２ｂ，
２２ｃは常開接点、２３は車椅子搬送サービスの
補助リレーで、２３ａ，２３ｂは常閉接点、２３
ｃ，２３ｄ，２３ｅは常開接点、（＋）（−）は電
源、２４はサービス指令リレー１７、運転リレー
１８、停止リレー１９、起動リレー２０、上昇リ
レー２１、下降リレー２２、補助リレー２３等か
らなる制御装置である。
すなわち、第１種踏段３の間に第２種踏段３′
が配置されて踏段鎖４によつて連結され、主枠１
に設けられた駆動装置（図示しない）により踏段
鎖４を介して第１、第２種踏段３，３′が循環路
２を循環運転される。そして、前輪レール５によ
つて前輪３ｂ，３′ｂが、後輪レール６によつて
後輪３ｃ，３′ｃが案内され、第１、第２種踏段
３，３′は往路２ａの端部では水平移動し往路２
ａの中間部では水平姿勢を保つて傾斜移動する。
また一般乗客を搬送する通常時には踏板３１は第
２種踏段３′に対して下降位置に配置され、サー
ビススイツチ１０は操作されず、サービス指令リ
レー１７は消勢され、また停止リレー１９は付勢
されているので、運転スイツチ８が押されると
（＋）−９−８＋１８−（−）の回路によつて運転
リレー１８が付勢され、かつ接点１８ｂの閉成に
よつて（＋）−９−１９ａ−１８ｂ−１８−（−）
の回路によつて運転リレー１８が自己保持されて
エスカレータが通常運転される。一方、車椅子の
使用者は次のように搬送される。以下車椅子の使
用者が主枠１の下方端部から上方端部へ搬送され
る場合について説明する。まず、サービススイツ
チ１０が押圧されると（＋）−１０−１７−（−）
の回路によつてサービス指令リレー１７が付勢さ
れ接点１７ａ，１７ｃは閉成され、接点１７ｂ，
１７ｄは開放される。そして接点１７ａの閉成に
より（＋）−１８ａ−１７ａ−１７−（−）の回路
によつてサービス指令リレー１７が自己保持され
る。そして第２種踏段３′によつて乗口用停止ス
イツチ１２が押圧されて開放されると接点１７ｂ
が開放されているので、停止リレー１９が消勢さ
れて、接点１９ａは開放され、接点１９ｂは閉成
される。これによつてエスカレータ運転リレー１
８が消勢され第２種踏段３′が乗口、すなわち主
枠１の下方端部に停止する。第２種踏段３′が乗
口停止用スイツチ１２の位置をはずれると停止リ
レー１９が（＋）−１２−１３−１９−（−）の回
路によつて付勢されエスカレータの運転に備え
る。ついで、車椅子の使用者が第１図に示すよう
に第２種踏段３′と、これに隣接した第１種踏段
３に乗り込んで車椅子搬送スイツチ１１を押すと
（＋）−１１−１７ｃ−２０−（−）の回路によつ
て起動リレー２０が付勢され、接点２０ａ，２０
ｃが閉成される。接点２０ａの閉成によつて
（＋）−９−２０ａ−１８−（−）の回路によつて
運転リレー１８が付勢されてエスカレータが上昇
運転される。第２種踏段３′の停止位置が乗口用
停止スイツチ１２を押圧している場合は停止リレ
ー１９が消勢されているので（＋）−２０ｂ−１
９ｂ−２０−（−）の回路によつて起動リレー２
０は乗口用停止スイツチ１２の動作点をはずれる
まで保持し続ける。さらに接点２０ｃの閉成によ
つて（＋）−１８ｃ−２０ｃ−２３−（−）の回路
により補助リレー２３が付勢されて接点２３ａ，
２３ｂは開放され、接点２３ｃ，２３ｅは閉成さ
れる。そして接点２３ｅの閉成によつて（＋）−
１８ｃ−２３ｅ−２３−（−）の回路によつて補
助リレー２３が自己保持される。また接点２３ｃ
の閉成によつて（＋）−７ｃ−３３ａ−１５−１
７ｄ−２３ｃ−３３ｂ−７ｄ−２１−（−）の回
路により上昇リレー２１が付勢される。このため
接点２１ａ，２１ｂの閉成によつて（＋）−２１
ａ−７ａ−３２ｇ−３２ｅ−３２ｈ−７ｂ−２１
ｂ−（−）の回路により電動機３２ｅが付勢され、
また（＋）−２１ａ−７ａ−３２ｇ−３２ｉ−３
２ｈ−７ｂ−２１ｂ−（−）の回路によりコイル
３２ｉが付勢されて電動機３２ｅの電磁ブレーキ
が解放される。そして電動機３２ｅの付勢により
ねじ棒３２ｄが回転し枢着片３２ｃが互いに離れ
る方向に変位して踏板３１が第６図に示すように
上昇し、踏板３１が隣接した第１種踏段３踏面と
対応した位置に配置され第１図に示すように車椅
子が安定した状態で搬送される。また踏板３１が
上昇して上昇検出スイツチ１５が動作すると上昇
リレー２１が消勢されるので、接点２１ａ，２１
ｂが開放され電動機３２ｅ、コイル３２ｉが消勢
され電動機３２ｅは制動される。ついで車椅子が
乗つた第２種踏段３′が主枠１の上方端部、すな
わち降口に近づいて踏板下降スイツチ１４を押圧
すると（＋）−１４−７ｅ−３３ｃ−１６−３３
ｄ−７ｆ−２３ｄ−２２−（−）の回路によつて
下降リレー２２が付勢され、接点２２ａ〜２２ｃ
が閉成され、接点２２ｃの閉成により（＋）−２
２ｃ−７ｅ−３３ｃ−１６−３３ｄ−７ｆ−２３
ｄ−２２−（−）の回路によつて下降リレー２２
が自己保持される。そして接点２２ａ，２２ｂの
閉成によつて（＋）−２２ａ−７ｂ−３２ｈ−３
２ｅ−３２ｇ−７ａ−２２ｂ−（−）の回路によ
り電動機３２ｅが付勢され、また（＋）−２２ａ
−７ｂ−３２ｈ−３２ｉ−３２ｇ−７ａ−２２ｂ
−（−）の回路によつてコイル３２ｉが付勢され
て電動機３２ｅは電磁ブレーキが解放されて上昇
リレー２１付勢時とは逆転する。これによつてね
じ棒３２ｄを介して枢着片３２ｃが互いに引き寄
せられて第４図に示すように踏板３１が下降す
る。そして、下降検出スイツチ１６が第１リンク
３２ａによつて押圧されると接点が開放されて下
降リレーに２２が消勢されるので電動機３２ｅは
消勢されて停止し、またコイル３２ｉが消勢され
て制動される。ついで車椅子の乗つた第２踏段
３′がさらに降口に近づいて降口用停止スイツチ
１３を押圧し開放すると停止リレー１９が消勢さ
れてエスカレータが降口、すなわち主枠１の上方
端部に停止する。このように第２種踏段３′の踏
板３１が隣接した第１種踏板３踏面に一致して配
置されて踏板３１と隣接した第１踏段３とのスペ
ースにより車椅子の使用者が搬送されるので、車
椅子等車類の積載のため奥行きの深い踏段を設け
る必要がなく、主枠１が大形化することがなく容
易に据付けることができるエスカレータ装置が得
られる。なお車椅子使用者の搬送後に運転スイツ
チ８が押圧されエスカレータが通常運転される。
また、以上は車椅子の使用者が主枠１の下方端部
から上方へ搬送される場合について説明したが、
この場合の構成、作用を、車椅子の使用者が主枠
１の上方端部から下方へ搬送されるときに容易に
応用することができる。
が配置されて踏段鎖４によつて連結され、主枠１
に設けられた駆動装置（図示しない）により踏段
鎖４を介して第１、第２種踏段３，３′が循環路
２を循環運転される。そして、前輪レール５によ
つて前輪３ｂ，３′ｂが、後輪レール６によつて
後輪３ｃ，３′ｃが案内され、第１、第２種踏段
３，３′は往路２ａの端部では水平移動し往路２
ａの中間部では水平姿勢を保つて傾斜移動する。
また一般乗客を搬送する通常時には踏板３１は第
２種踏段３′に対して下降位置に配置され、サー
ビススイツチ１０は操作されず、サービス指令リ
レー１７は消勢され、また停止リレー１９は付勢
されているので、運転スイツチ８が押されると
（＋）−９−８＋１８−（−）の回路によつて運転
リレー１８が付勢され、かつ接点１８ｂの閉成に
よつて（＋）−９−１９ａ−１８ｂ−１８−（−）
の回路によつて運転リレー１８が自己保持されて
エスカレータが通常運転される。一方、車椅子の
使用者は次のように搬送される。以下車椅子の使
用者が主枠１の下方端部から上方端部へ搬送され
る場合について説明する。まず、サービススイツ
チ１０が押圧されると（＋）−１０−１７−（−）
の回路によつてサービス指令リレー１７が付勢さ
れ接点１７ａ，１７ｃは閉成され、接点１７ｂ，
１７ｄは開放される。そして接点１７ａの閉成に
より（＋）−１８ａ−１７ａ−１７−（−）の回路
によつてサービス指令リレー１７が自己保持され
る。そして第２種踏段３′によつて乗口用停止ス
イツチ１２が押圧されて開放されると接点１７ｂ
が開放されているので、停止リレー１９が消勢さ
れて、接点１９ａは開放され、接点１９ｂは閉成
される。これによつてエスカレータ運転リレー１
８が消勢され第２種踏段３′が乗口、すなわち主
枠１の下方端部に停止する。第２種踏段３′が乗
口停止用スイツチ１２の位置をはずれると停止リ
レー１９が（＋）−１２−１３−１９−（−）の回
路によつて付勢されエスカレータの運転に備え
る。ついで、車椅子の使用者が第１図に示すよう
に第２種踏段３′と、これに隣接した第１種踏段
３に乗り込んで車椅子搬送スイツチ１１を押すと
（＋）−１１−１７ｃ−２０−（−）の回路によつ
て起動リレー２０が付勢され、接点２０ａ，２０
ｃが閉成される。接点２０ａの閉成によつて
（＋）−９−２０ａ−１８−（−）の回路によつて
運転リレー１８が付勢されてエスカレータが上昇
運転される。第２種踏段３′の停止位置が乗口用
停止スイツチ１２を押圧している場合は停止リレ
ー１９が消勢されているので（＋）−２０ｂ−１
９ｂ−２０−（−）の回路によつて起動リレー２
０は乗口用停止スイツチ１２の動作点をはずれる
まで保持し続ける。さらに接点２０ｃの閉成によ
つて（＋）−１８ｃ−２０ｃ−２３−（−）の回路
により補助リレー２３が付勢されて接点２３ａ，
２３ｂは開放され、接点２３ｃ，２３ｅは閉成さ
れる。そして接点２３ｅの閉成によつて（＋）−
１８ｃ−２３ｅ−２３−（−）の回路によつて補
助リレー２３が自己保持される。また接点２３ｃ
の閉成によつて（＋）−７ｃ−３３ａ−１５−１
７ｄ−２３ｃ−３３ｂ−７ｄ−２１−（−）の回
路により上昇リレー２１が付勢される。このため
接点２１ａ，２１ｂの閉成によつて（＋）−２１
ａ−７ａ−３２ｇ−３２ｅ−３２ｈ−７ｂ−２１
ｂ−（−）の回路により電動機３２ｅが付勢され、
また（＋）−２１ａ−７ａ−３２ｇ−３２ｉ−３
２ｈ−７ｂ−２１ｂ−（−）の回路によりコイル
３２ｉが付勢されて電動機３２ｅの電磁ブレーキ
が解放される。そして電動機３２ｅの付勢により
ねじ棒３２ｄが回転し枢着片３２ｃが互いに離れ
る方向に変位して踏板３１が第６図に示すように
上昇し、踏板３１が隣接した第１種踏段３踏面と
対応した位置に配置され第１図に示すように車椅
子が安定した状態で搬送される。また踏板３１が
上昇して上昇検出スイツチ１５が動作すると上昇
リレー２１が消勢されるので、接点２１ａ，２１
ｂが開放され電動機３２ｅ、コイル３２ｉが消勢
され電動機３２ｅは制動される。ついで車椅子が
乗つた第２種踏段３′が主枠１の上方端部、すな
わち降口に近づいて踏板下降スイツチ１４を押圧
すると（＋）−１４−７ｅ−３３ｃ−１６−３３
ｄ−７ｆ−２３ｄ−２２−（−）の回路によつて
下降リレー２２が付勢され、接点２２ａ〜２２ｃ
が閉成され、接点２２ｃの閉成により（＋）−２
２ｃ−７ｅ−３３ｃ−１６−３３ｄ−７ｆ−２３
ｄ−２２−（−）の回路によつて下降リレー２２
が自己保持される。そして接点２２ａ，２２ｂの
閉成によつて（＋）−２２ａ−７ｂ−３２ｈ−３
２ｅ−３２ｇ−７ａ−２２ｂ−（−）の回路によ
り電動機３２ｅが付勢され、また（＋）−２２ａ
−７ｂ−３２ｈ−３２ｉ−３２ｇ−７ａ−２２ｂ
−（−）の回路によつてコイル３２ｉが付勢され
て電動機３２ｅは電磁ブレーキが解放されて上昇
リレー２１付勢時とは逆転する。これによつてね
じ棒３２ｄを介して枢着片３２ｃが互いに引き寄
せられて第４図に示すように踏板３１が下降す
る。そして、下降検出スイツチ１６が第１リンク
３２ａによつて押圧されると接点が開放されて下
降リレーに２２が消勢されるので電動機３２ｅは
消勢されて停止し、またコイル３２ｉが消勢され
て制動される。ついで車椅子の乗つた第２踏段
３′がさらに降口に近づいて降口用停止スイツチ
１３を押圧し開放すると停止リレー１９が消勢さ
れてエスカレータが降口、すなわち主枠１の上方
端部に停止する。このように第２種踏段３′の踏
板３１が隣接した第１種踏板３踏面に一致して配
置されて踏板３１と隣接した第１踏段３とのスペ
ースにより車椅子の使用者が搬送されるので、車
椅子等車類の積載のため奥行きの深い踏段を設け
る必要がなく、主枠１が大形化することがなく容
易に据付けることができるエスカレータ装置が得
られる。なお車椅子使用者の搬送後に運転スイツ
チ８が押圧されエスカレータが通常運転される。
また、以上は車椅子の使用者が主枠１の下方端部
から上方へ搬送される場合について説明したが、
この場合の構成、作用を、車椅子の使用者が主枠
１の上方端部から下方へ搬送されるときに容易に
応用することができる。
また第１〜第７図の実施例においてトロリー７
ａ〜７ｆを主枠１に対して上昇、後退可能に装着
して、サービススイツチ１０が押圧されたときに
上昇して集電子３２ｇ，３２ｈ，３３ａ，３３
ｂ，３３ｃ，３３ｄと接触するように構成するこ
とも可能であつて、このような構成において通常
時における集電子３２ｇ、トロリー７ａ等の無用
な損耗を防ぐことができる。
ａ〜７ｆを主枠１に対して上昇、後退可能に装着
して、サービススイツチ１０が押圧されたときに
上昇して集電子３２ｇ，３２ｈ，３３ａ，３３
ｂ，３３ｃ，３３ｄと接触するように構成するこ
とも可能であつて、このような構成において通常
時における集電子３２ｇ、トロリー７ａ等の無用
な損耗を防ぐことができる。
第８、第９図はこの発明の他の実施例を示すも
ので、図中、第１〜第７図と同符号は相当部分を
示し、３２ｅは出力軸にねじ棒３２ｄが直結され
た電動機、３２ｊは電動機３２ｅの固定部から突
設されて枢着片３２ｃに摺動可能に係合され電動
機３２ｅの自転を阻止する脚片である。
ので、図中、第１〜第７図と同符号は相当部分を
示し、３２ｅは出力軸にねじ棒３２ｄが直結され
た電動機、３２ｊは電動機３２ｅの固定部から突
設されて枢着片３２ｃに摺動可能に係合され電動
機３２ｅの自転を阻止する脚片である。
すなわち、この実施例においても電動機構３２
が設けられて第２種踏段３′の踏板３１が隣接し
た第１種踏段３踏面に一致して配置されることに
よつて車椅子の使用者が搬送されるので、詳細な
説明を省略するが第１〜第７図の実施例と同様な
作用が得られることは明白である。
が設けられて第２種踏段３′の踏板３１が隣接し
た第１種踏段３踏面に一致して配置されることに
よつて車椅子の使用者が搬送されるので、詳細な
説明を省略するが第１〜第７図の実施例と同様な
作用が得られることは明白である。
〔発明の効果〕
以上説明したとおりこの発明は、連続して配置
され循環運転される第１種踏段の間に、可動踏板
を持つ少なくとも１個の第２種踏段を設け、かつ
第２種踏段に踏板を上下変位させる電動機構を設
け、車椅子搬送時には車椅子搬送サービススイツ
チの操作を介して付勢される制御装置により電動
機構を制御して第２種踏段の搬送路往路移動時に
踏板を隣接した第１種踏段踏面対応位置に配置し
たものである。
され循環運転される第１種踏段の間に、可動踏板
を持つ少なくとも１個の第２種踏段を設け、かつ
第２種踏段に踏板を上下変位させる電動機構を設
け、車椅子搬送時には車椅子搬送サービススイツ
チの操作を介して付勢される制御装置により電動
機構を制御して第２種踏段の搬送路往路移動時に
踏板を隣接した第１種踏段踏面対応位置に配置し
たものである。
これによつて循環路往路の一方の端部で、第１
種踏段とこれに隣接し踏板が後退した第２種踏段
によつて形成されるスペースに車椅子を積載し、
往路の中間では第２種踏段の踏板が上昇して車椅
子スペースが維持され車椅子の使用者等の車類を
不具合なく運搬することができ、また車類用の外
形寸法の特別な踏段を設けないので、踏段の反転
半径の増大を伴なうことがなく主枠が大形化せず
設置場所の制約が少なく容易に据付けできるエス
カレータ装置を実現するものである。
種踏段とこれに隣接し踏板が後退した第２種踏段
によつて形成されるスペースに車椅子を積載し、
往路の中間では第２種踏段の踏板が上昇して車椅
子スペースが維持され車椅子の使用者等の車類を
不具合なく運搬することができ、また車類用の外
形寸法の特別な踏段を設けないので、踏段の反転
半径の増大を伴なうことがなく主枠が大形化せず
設置場所の制約が少なく容易に据付けできるエス
カレータ装置を実現するものである。
第１図はこの発明によるエスカレータ装置の一
実施例を概念的に示す縦断側面図、第２図は第１
図の部拡大図、第３図は第２図の要部平面図、
第４図は第２図の−線断面図、第５図は第２
図における第２種踏段が往路を移動して傾斜移動
時における踏板の上昇状態を説明した図、第６図
は第５図の−線断面図、第７図は第１図の装
置の要部電気回路図、第８図はこの発明によるエ
スカレータ装置の他の実施例を示す第５図相当
図、第９図は第８図の−線断面図である。 １……主枠、２……循環路、２ａ……往路、２
ｂ……反転部、２ｃ……帰路、３……第１種踏
段、３′……第２種踏段、１０……車椅子搬送サ
ービススイツチ、３１……踏板（可動踏板）、３
２……電動機構、２４……制御装置。なお、図中
同一部分または相当部分は同一符号により示す。
実施例を概念的に示す縦断側面図、第２図は第１
図の部拡大図、第３図は第２図の要部平面図、
第４図は第２図の−線断面図、第５図は第２
図における第２種踏段が往路を移動して傾斜移動
時における踏板の上昇状態を説明した図、第６図
は第５図の−線断面図、第７図は第１図の装
置の要部電気回路図、第８図はこの発明によるエ
スカレータ装置の他の実施例を示す第５図相当
図、第９図は第８図の−線断面図である。 １……主枠、２……循環路、２ａ……往路、２
ｂ……反転部、２ｃ……帰路、３……第１種踏
段、３′……第２種踏段、１０……車椅子搬送サ
ービススイツチ、３１……踏板（可動踏板）、３
２……電動機構、２４……制御装置。なお、図中
同一部分または相当部分は同一符号により示す。
Claims (1)
- １ 傾斜して配置されて上面側に往路が端部に反
転部が底面側に帰路がそれぞれ形成された循環路
を構成した主枠と、上記循環路に多数が連続して
配置されて循環運転され上記往路の端部では水平
移動し上記往路の中間部では水平姿勢を保つて傾
斜移動する第１種踏段と、これら第１種踏段の相
互間に設けられて上記第１種踏段と同様に循環移
動する第２種踏段と、この第２種踏段に電動機構
を介して装着されて常時は上記第１種踏段の踏面
相当の後退位置に保持された踏板と、車椅子搬送
サービススイツチの操作を介して付勢され上記電
動機構を制御して上記第２種踏段の上記往路移動
時に上記踏板を変位させ隣接した上記第１種踏段
の踏面対応位置に配置する制御装置とを備えたエ
スカレータ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4918883A JPS59177292A (ja) | 1983-03-24 | 1983-03-24 | エスカレ−タ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4918883A JPS59177292A (ja) | 1983-03-24 | 1983-03-24 | エスカレ−タ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59177292A JPS59177292A (ja) | 1984-10-06 |
| JPS6348796B2 true JPS6348796B2 (ja) | 1988-09-30 |
Family
ID=12824046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4918883A Granted JPS59177292A (ja) | 1983-03-24 | 1983-03-24 | エスカレ−タ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59177292A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60223781A (ja) * | 1984-04-18 | 1985-11-08 | 株式会社日立製作所 | 車椅子用エスカレ−タ− |
| JPH0774078B2 (ja) * | 1985-06-28 | 1995-08-09 | 株式会社日立製作所 | 車椅子兼用エスカレーター |
| JP4273048B2 (ja) | 2004-05-31 | 2009-06-03 | ティーオーエー株式会社 | スピーカシステム及びスピーカクラスターシステム |
| CN1989783B (zh) * | 2004-05-31 | 2011-06-15 | Toa株式会社 | 扬声器系统以及扬声器群系统 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS597685A (ja) * | 1982-07-05 | 1984-01-14 | 株式会社日立製作所 | エスカレーター装置 |
-
1983
- 1983-03-24 JP JP4918883A patent/JPS59177292A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS597685A (ja) * | 1982-07-05 | 1984-01-14 | 株式会社日立製作所 | エスカレーター装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59177292A (ja) | 1984-10-06 |
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