JPS634824B2 - - Google Patents

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JPS634824B2
JPS634824B2 JP11718480A JP11718480A JPS634824B2 JP S634824 B2 JPS634824 B2 JP S634824B2 JP 11718480 A JP11718480 A JP 11718480A JP 11718480 A JP11718480 A JP 11718480A JP S634824 B2 JPS634824 B2 JP S634824B2
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JP
Japan
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dimethyl
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triazole
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dichlorophenyl
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JP11718480A
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Juji Funaki
Shizuya Tanaka
Noritada Matsuo
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、一般式()で示される新規なスル
ホニルケトン系化合物およびその製造法に関する
ものである。 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わす。〕 一般式()で示される本発明化合物は、一般
式()で示される特開昭53−130661号公報に記
載のトリアゾリルビニルケトン系化合物および一
般式()で示される特開昭54−41875号公報に
記載のトリアゾリルビニルアルコール系化合物の
製造中間体として重要な化合物である。 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わす。〕 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わす。〕 一般式()および()で示される化合物
は、農園芸用植物に寄生する種々の有害な菌類に
対して高い防除効果を有する殺菌剤として有用で
あり、かかる化合物の製造中間体を提供する本発
明の意義はきわめて大きい。 本発明者らは、一般式()および()で示
される殺菌剤として有用な化合物をいかに工業的
に有利に製造するかを鋭意研究の結果、下記反応
式で示されるごとく、本発明化合物()から容
易にスルホニルケトンブロマイド系化合物()
およびビストリアゾリルケトン系化合物()を
経由して前記トリアゾリルビニルケトン系化合物
()が、さらに該化合物を還元することにより
トリアゾリルビニルアルコール系化合物()が
得られることを見出した。 〔上記式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 また本発明化合物〔〕が工業的に入手可能な
ベンズアルデヒド類とピナコロンとの縮合によつ
て得られるベンザルピナコロン類()から下記
反応式で示されるごとく、チオフエノールの付加
によつて得られるスルフエニルケトン系化合物
()を原料としてきわめて高収率で得られるこ
とも併せ見出した。 〔上記式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 本発明化合物()は、前記スルフエニルケト
ン系化合物()を適当な酸化剤と反応させるこ
とにより容易に製造できる。酸化剤としては、ス
ルフイドよりスルホンへの酸化に用いられる酸化
剤、たとえば過酸化水素、有機過酸類、過マンガ
ン酸カリウム、メタ過ヨウ素酸ナトリウム、硝
酸、次亜塩素酸ナトリウム、オゾン、クロム酸な
どがあげられるが、過酸化水素、有機過酸類、オ
ゾンなどが一般には好ましい。 反応に際しては通常、溶媒類の存在下に行なう
ことが好ましく、かゝる溶媒類としては上記酸化
剤に不活性な溶媒類を単独または混合して用いる
ことができるが、四塩化炭素、塩化メチレン、ク
ロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類や、アセ
トン、メチルエチルケトンなどのケトン類、酢
酸、水などが特に好ましい。反応の温度は−50℃
〜100℃の範囲、好ましくは−10℃〜80℃の範囲
である。酸化剤の量としてはスルフエニルケトン
系化合物1モルに対して活性酸素として2モル量
必要であり、たとえば過酸化水素の場合、スルホ
ニルケトン系化合物1モルに対して2モル必要で
ある。通常、スルフエニルケトン系化合物は前反
応ステツプからの未反応チオフエノールを微量含
有していることから環境管理上問題となる臭気を
有しており、脱臭を目的として酸化剤を若干過剰
に使用することが望ましい。 生成物を単離するには水で希釈後、水と混和し
ない有料溶媒で抽出するか、生成物を結晶化させ
たのち別することによつて達成される。 以下実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明
する。 また、参考例として本発明化合物の原料である
スルフエニルケトン系化合物()の製造例、本
発明化合物から殺菌剤として有用なトリアゾリル
ビニルケトン系化合物()の製造例をあげる。 実施例 1 1−(4−クロロフエニル)−4・4−ジメチル
−1−フエニルスルホニルペンタン−3−オン
の合成 1−(4−クロロフエニル)−4・4−ジメチル
−1−フエニルスルフエニルペンタン−3−オン
18gをクロロホルム500mlに溶解した。氷冷下メ
タクロル過安息香酸24gを少量ずつ1時間で加
え、ついで20℃で3時間撹拌した。反応液を5%
亜硫酸水素ナトリウム水および重曹水で洗浄後、
濃縮し、生成した固形物をエタノール中で結晶化
させた。別乾燥後18.8g(95%)の結晶として
標題化合物を得た。 融 点 145〜146℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 62.71 5.73 8.86 9.64 計算値 62.53 5.81 8.79 9.71 (C19H21O3SClとして) 実施例 2 1−(2・4−ジクロロフエニル)−4・4−ジ
メチル−1−フエニルスルホニルペンタン−3
−オンの合成 1−(2・4−ジクロロフエニル)−4・4−
ジメチル−1−フエニルスルフエニルペンタン
−3−オン18.3g(0.05モル)を塩化メチレン
500mlに溶解し、−5℃にてメタクロル過安息香
酸19.8g(0.115モル)を加えた。 実施例1と同様に処理して18.3g(92%)の
結晶として標題化合物を得た。 融 点 112〜113℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 57.25 4.96 8.01 17.67 計算値 57.29 4.82 8.05 17.80 (C19H19O3SCl2として) 1−(2・4−ジクロロフエニル)−4・4−
ジメチル−1−フエニルスルフエニルペンタン
−3−オン9.16g(0.025モル)をアセトン200
mlに溶解した。これに37%過酸化水素水6.9g
(0.075モル)を20℃で滴化し、12時間保つた。
ついで、40℃1時間、60℃1時間加温したの
ち、15℃に冷却して水100mlを撹拌下にゆつく
りと滴下し、生成した結晶を別乾燥し、9.0
g(90%)の標題化合物を得た。 参考例 1 1−(4−クロロフエニル)−4・4−ジメチル
−1−フエニルスルフエニルペンタン−3−オ
ンの合成 4−クロロベンザルピナコロン22.3g、トリエ
チルアミン5滴およびエタノール250mlの混合液
にチオフエノール12gを加え、4時間70℃に保つ
た。氷冷後、生成した結晶を別し、冷エタノー
ルで洗浄、乾燥して29g(84%)の白色結晶とし
て標題化合物を得た。 融 点 127〜128℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 68.55 6.33 9.72 10.45 計算値 68.54 6.37 9.63 10.65 (C19H21OSClとして) 参考例 2 1−(2・4−ジクロロフエニル)−4・4−ジ
メチル−1−フエニルスルフエニルペンタン−
3−オンの合成 2・4−ジクロロベンザルピナコロン25.7g、
トリトン−B(4滴)およびエタノール300mlを混
合し、50〜60℃に加温したのちチオフエノール
12.1gを滴下し、6時間還流した。反応液を濃縮
し、氷水を加えたのちエーテルで抽出した。エー
テルを留去後得られた油状物にn−ヘキサンを加
えて結晶化させた。別乾燥後、30g(86%)の
結晶として標題化合物を得た。融点79〜80℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 62.02 5.43 8.83 19.41 計算値 62.12 5.50 8.73 19.30 (C19H20OSCl2として) 参考例 3 2−ブロモ−1−(4−クロロフエニル)−4・
4−ジメチル−1−フエニルスルホニルペンタ
ン−3−オンの合成 1−(4−クロロフエニル)−4・4−ジメチル
−1−フエニルスルホニルペンタン−3−オン
5.0gをクロロホルム100mlおよび酢酸100mlに溶
解した。 50℃で臭素2.2gを滴下した。3時間同温度に
保つたのち氷水および重曹水で洗浄し、クロロホ
ルム層を濃縮して得られた固形物を四塩化炭素/
n−ヘキサン中で結晶化させた。過、乾燥後
5.8g(95%)の結晶として標題化合物を得た。
融点167〜168℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) Br(%) 実測値 51.55 4.43 7.20 8.05 17.90 計算値 51.42 4.55 7.22 7.99 18.00 (C19H20O3SClBrとして) 参考例 4 2−ブロモ−1−(2・4−ジクロロフエニル)
−4・4−ジメチル−1−フエニルスルホニル
ペンタン−3−オンの合成 1−(2・4−ジクロロフエニル)−4・4−ジ
メチル−1−フエニルスルホニルペンタン−3−
オン39.9gをクロロホルム500mlに溶解した。60
℃で臭素16.8gを滴下し、4時間同温度に保つ
た。参考例3と同様に処理して44.5g(93%)の
結晶として標題化合物を得た。 融 点 135〜136℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) Br(%) 実測値 47.82 4.22 6.65 14.71 16.72 計算値 47.71 4.01 6.70 14.83 16.71 (C19H19O3SCl2Brとして) 参考例 5 1−(4−クロロフエニル)−4・4−ジメチル
−1・2−ビス(1・2・4−トリアゾール−
1−イル)ペンタン−3−オンの合成 トリアゾール0.56g(0.008モル)、炭酸カリウ
ム1.1g(0.008モル)およびアセトニトリル30ml
の混合液を1時間還流したのち、アセトニトリル
30mlに溶解した2−ブロム−1−(4−クロロフ
エニル)−4・4−ジメチル−1−フエニルスル
ホニルペンタン−3−オン1.8g(0.004モル)を
加えた。2時間還流したのち、不溶物を去し、
母液を濃縮した。これに氷水を加えクロロホルム
で抽出した。有機層を留去後1.5gの油状物を得
た。四塩化炭素に溶解後、n−ヘキサンを加えて
結晶化させ、別乾燥後1.38g(96%)の結晶と
して標題化合物を得た。 融 点 157〜161℃ 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 57.02 5.38 23.35 9.73 計算値 56.89 5.35 23.42 9.88 (C17H19N6OClとして) 参考例 6 1−(2・4−ジクロロフエニル)−4・4−ジ
メチル−1・2−ビス(1・2・4−トリアゾ
ール−1−イル)ペンタン−3−オンの合成 トリアゾール1.4g(0.02モル)、炭酸カリウム
2.8g(0.02モル)およびアセトニトリル60mlを
2時間加熱還流した。反応液を氷冷したのち、2
−ブロム−1−(2・4−ジクロロフエニル)−
4・4−ジメチル−1−フエニルスルホニルペン
タン−3−オン4.8g(0.01モル)を加え、20℃
で1時間撹拌した。 ついで加熱還流して2時間保つた。参考例5と
同様の後処理をして3.5gの油状物を得た。これ
をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(n−ヘ
キサン/アセトン=20/1、特にことわらない限
り以下同様)により精製し、3.12g(79%)の1
−(2・4−ジクロロフエニル)−4・4−ジメチ
ル−1・2−ビス(1・2・4−トリアゾール−
1−イル)ペンタン−3−オンを油状物として得
た。 n27 D 1.5440 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 51.87 4.71 21.36 17.89 計算値 51.91 4.62 21.37 18.03 (C17H18N6OCl2として) 参考例 7 1−(4−クロロフエニル)−4・4−ジメチル
−1−フエニルスルホニル−1−ペンテン−3
−オンのトリアゾール化反応 トリアゾール1.04g(0.015モル)、無水炭酸カ
リウム2.07g(0.015モル)およびアセトニトリ
ル30mlの混合液を1時間撹拌下に加熱還流した。
冷却後、1−(4−クロロフエニル)−4・4−ジ
メチル−1−フエニルスルホニル−1−ペンテン
−3−オン4.44g(0.01モル)を加えて25℃で1
時間、還流下に5時間保つた。不溶物を別後参
考例5と同様の後処理をして、2.52gの残渣を得
た。シリカゲルカラムクロマトグラフイーにより
精製し、2.12g(79%対トリアゾール)のビスト
リアゾール化合物1−(4−クロロフエニル)−
4・4−ジメチル−1・2−ビス(1・2・4−
トリアゾール−1−イル)ペンタン−3−オンを
得た。 融 点 157〜161℃ 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 56.70 5.33 23.50 9.92 計算値 56.89 5.35 23.42 9.88 (C17H19N6OClとして) 参考例 8 1−(2・4−ジクロロフエニル)−4・4−ジ
メチル−1−フエニルスルホニル−1−ペンテ
ン−3−オンのトリアゾール化反応 1−(2・4−ジクロロフエニル)−4・4−ジ
メチル−1−フエニルスルホニル−1−ペンテン
−3−オン3.97g(0.01モル)、トリアゾール2.07
g(0.03モル)、炭酸カリウム0.69g(0.005モル)
およびアセトニトリル50mlの混合液を12時間加熱
還流した。冷却後参考例5と同様に処理して4.2
gの油状物を得た。これをシリカゲルカラムクロ
マトグラフイーにより精製して3.85g(98%)の
1−(2・4−ジクロロフエニル)−4・4−ジメ
チル−1・2−ビス(1・2・4−トリアゾール
−1−イル)ペンタン−3−オンを得た。 n28 D 1.5445 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 51.85 4.63 21.43 17.92 計算値 51.91 4.62 21.37 18.03 (C17H18N6OCl2として) 参考例 9 1−(4−クロロフエニル)−4・4−ジメチ
ル−2−(1・2・4−トリアゾール−1−イ
ル)−1−ペンテン−3−オンの同定用サンプ
ルの合成 掲題化合物は二重結合を有するため、幾何異
性体が存在する。下記式で示すように、フエニ
ル基とトリアゾリル基がシス位にある方をZ−
異性体、トランス位にある方をE−異性体と称
する。
【式】
【式】 特開昭53−130661号公報に記載の方法に従つ
て、トリアゾリルピナコロン50g、炭酸カリウム
41gおよび4−クロロベンズアルデヒド46.3gを
用いて反応を行ない粗生成物を得た。 これを100mlのベンゼンに溶解し、1.2Kgのシリ
カゲル(100〜200メツシユ)を含むカラムに通し
た後、n−ヘキサン/アセトン(10/1)を展開
溶媒としてカラムクロマトグラフイーを行なつ
た。薄層クロマトグラフイーにより同一成分を含
有する分画を合して濃縮し、残渣を四塩化炭素よ
り再結晶して純粋なZ−異性体36g(収率41.6
%、融点78〜79℃)およびE−異性体10g(収率
11.5%、融点108〜109℃)を得た。各異性体の元
素分析値およびNMRスペクトルの結果を示す。
NMRスペクトルは重クロロホルムを溶媒とし
て、テトラメシルシランを内部標準とする化学シ
フトをζ値で示した。 1−(4−クロロフエニル)−4・4−ジメチル
−2−(1・2・4−トリアゾール−1−イル)−
1−ペンテン−3−オンのE−異性体 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 計算値 62.17 5.58 14.50 12.23 (C15H16N3OClとして) 分析値 62.32 5.60 14.41 12.20 NMRスペクトル 8.11(1H、シングレツト、トリアゾールプロト
ン)、7.90(1H、シングレツト、トリアゾールプ
ロトン)、7.15(4H、シングレツト、フエニルプ
ロトン)、6.99(1H、シングレツト、オレフイン
プロトン)、0.99(9H、シングレツト、ブチルプ
ロトン)1−(4−クロロフエニル)−4・4−ジ
メチル−2−(1・2・4−トリアゾール−1−
イル)−1−ペンテン−3−オンのZ−異性体 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 分析値 62.35 5.59 14.38 12.18 NMRスペクトル 8.14(1H、シングレツト、トリアゾールプロト
ン)、7.98(1H、シングレツト、トリアゾールプ
ロトン)、7.22(2H、ダブレツト、フエニルプロ
トン、J=8Hz)、6.73(2H、ダブレツト、フエ
ニルプロトン、J=8Hz)、7.49(1H、シングレ
ツト、オレフインプロトン)、1.22(9H、シング
レツト、ブチルプロトン) 1−(2・4−ジクロロフエニル)−4・4−
ジメチル−2−(1・2・4−トリアゾール−
1−イル)−1−ペンテン−3−オンの同定用
サンプルの合成 と同様の方法で標題化合物のEおよびZ−
異性体を得た。その物性、NMRスペクトルデ
ータは以下のごとくであつた。
【表】 参考例 10 ビストリアゾリルケトン系化合物の熱分解によ
るトリアゾリルビニルケトン系化合物の合成 1−(4−クロロフエニル)−4・4−ジメチ
ル−2−(1・2・4−トリアゾール−1−イ
ル)−1−ペンテン−3−オンの合成 参考例5で得られた1−(4−クロロフエニ
ル)−4・4−ジメチル−1・2−ビス(1・
2・4−トリアゾール−1−イル)ペンタン−
3−オン0.5gをオイルバス上180℃に1時間、
200℃に3時間加熱したのち冷却し、クロロホ
ルム50mlに溶解した。水50mlで洗浄後、有機層
を濃縮して、黄色油状物0.37g(92%)を得
た。また、水層を同様に濃縮して0.095g(99
%)のトリアゾールを回収した。油状物を下記
条件でガスクロマトグラフイーを行つたところ
リテンシヨンタイム300secと360secに36/64の
面積比で二つのピークを示した。 ガスクロマトグラフイー条件 装 置 日本電子20K型 FID検出器 カラム 5%XE−60クロモソルムW担体、1
mガラスカラム カラム温度 200℃ 気化室温度 240℃ キヤリアーガス圧 1.0Kg/cm2 この油状物の元素分析値は C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 62.20 5.45 14.38 12.42 計算値 62.17 5.58 14.50 12.23 (C15H16N3OClとして) となり、1−(4−クロロフエニル)−4・4−
ジメチル−2−(1・2・4−トリアゾール−
1−イル)−1−ペンテン−3−オンのそれに
一致した。ガスクロマトグラフイー上前者のピ
ークは参考例9に示されるE−異性体の、後者
のピークはZ−異性体のリテンシヨンタイムに
一致した。またNMRスペクトルは参考例9で
得られたEおよびZ−異性体の混合されたシグ
ナルを示した。 1−(2・4−ジクロロフエニル)−4・4−
ジメチル−2−(1・2・4−トリアゾール−
1−イル)−1−ペンテン−3−オンの合成 参考例6で得られた1−(2・4−ジクロロ
フエニル)−4・4−ジメチル−1・2−ビス
(1・2・4−トリアゾール−1−イル)ペン
タン−3−オン1.0gをと同様の条件で加熱
反応させ、後処理後0.73g(89%)の淡黄色油
状物を得ると共に、水層からはトリアゾール
0.172g(98%)を回収した。同様の条件下ガ
スクロマトグラフイーを行ない。37/63の面積
比で標題化合物のE/Zに相当する二つのピー
クを示した。 この油状物の元素分析値は C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 55.41 4.55 13.10 21.72 計算値 55.56 4.67 12.96 21.87 (C15H14N3OCl2として) となり、NMRスペクトルは参考例9に示され
る1−(2・4−ジクロロフエニル)−4・4−
ジメチル−2−(1・2・4−トリアゾール−
1−イル)−1−ペンテン−3−オンのEおよ
びZ−異性体の混合したシグナルを示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わす。〕 で示されるスルホニルケトン系化合物。 2 一般式 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わす。〕 で示されるスルフエニルケトン系化合物を酸化す
    ることを特徴とする一般式 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わす。〕 で示されるスルホニルケトン系化合物の製造法。
JP11718480A 1980-08-21 1980-08-25 Sulfonyl ketone compound and its preparation Granted JPS5740460A (en)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11718480A JPS5740460A (en) 1980-08-25 1980-08-25 Sulfonyl ketone compound and its preparation
US06/292,631 US4379921A (en) 1980-08-21 1981-08-13 Production of triazolylvinyl ketones
CA000384187A CA1166641A (en) 1980-08-21 1981-08-19 Production of triazolylvinyl ketones
DE8181303785T DE3166844D1 (en) 1980-08-21 1981-08-19 Production of triazolylvinyl ketones
EP81303785A EP0046658B1 (en) 1980-08-21 1981-08-19 Production of triazolylvinyl ketones
DK369181A DK369181A (da) 1980-08-21 1981-08-20 Fremgangsmaade til fremstilling af triazolylvinylketonforbindelser

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11718480A JPS5740460A (en) 1980-08-25 1980-08-25 Sulfonyl ketone compound and its preparation

Publications (2)

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JPS5740460A JPS5740460A (en) 1982-03-06
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