JPS6347648Y2 - - Google Patents

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JPS6347648Y2
JPS6347648Y2 JP8626483U JP8626483U JPS6347648Y2 JP S6347648 Y2 JPS6347648 Y2 JP S6347648Y2 JP 8626483 U JP8626483 U JP 8626483U JP 8626483 U JP8626483 U JP 8626483U JP S6347648 Y2 JPS6347648 Y2 JP S6347648Y2
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JP
Japan
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temperature side
cycle
high temperature
gas
working space
Prior art date
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JP8626483U
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JPS59192653U (ja
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  • Compressor (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スターリングサイクルまたは逆スタ
ーリングサイクルに類似したサイクルを行なう熱
力学往復動機関に関するものである。
(従来例の構成とその問題点) 従来より、種々のガスサイクルの中に2つの等
温変化と2つの等容積変化よりなるスターリング
サイクルが知られている。これは原動機サイクル
で、その効率はカルノーサイクルと同一となり、
逆サイクルは冷凍機となる。
第1図は、この逆スターリングサイクルに類似
したサイクルを行なう従来の冷凍機(以下単に冷
凍機と称す)の一例を示すもので、同図において
1はデイスプレーサ、2はピストンであり、この
デイスプレーサ1とシリンダヘツド部3とで囲ま
れた空間が低温側作動空間4であり、デイスプレ
ーサ1とピストン2とシリンダ壁5とで囲まれた
空間が高温側作動空間6である。この低温側作動
空間4と高温側作動空間6とは低温側連通口7、
再生器8,高温側連通口9によつて連通してい
る。そして前記シリンダヘツド部3と低温側連通
口7とで低温側熱交換器を構成し、シリンダ壁部
5と高温側連通口9とで高温側熱交換器を構成し
ており、低温側熱交換器で周囲空気の熱を奪い、
高温側熱交換器で冷却水10に熱を与える。前記
デイスプレーサ1はデイスプレーサロツド11、
デイスプレーサコンロツド12を介してクランク
シヤフト13に連結されている。ピストン2はピ
ストンコンロツド14を介してクランクシヤフト
13に連結されている。クランクシヤフト13は
カツプリング15,16を介して電動機17のシ
ヤフト18に連結されている。またオイルポンプ
19により潤滑油を各摺動部に供給している。
ところがこの冷凍機は、ピストン2にピストン
リング20等を設けてもピストン2部を潤滑する
潤滑油がサイクル内に混入することを避けること
ができず、したがつて長時間運転を行なうと潤滑
油が再生器8内の金網に付着して再生器効率を低
下させたり、低温側作動空間4内で氷結し、デイ
スプレーサ1の動きを妨げたりして冷凍機の効率
を低下させるという欠点があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記従来の冷凍機に見られる欠点を
解消するもので、簡単な構造で長時間運転しても
効率の低下を起こさない熱力学往復動機関を提供
するものである。
(考案の構成) この目的を達成するために本考案は、上述した
熱力学往復動機関の高温側熱交換器内の作動ガス
通路に、サイクル内に混入した潤滑油を溜める油
溜めを設けるとともに、この油溜めとクランク室
とを連通する連通路を設け、この連通路中にクラ
ンク室内のガス圧力をサイクル内のガスの最高圧
力より低く保ち、サイクル内のガス圧力が最高圧
力付近になつた時に作動するバルブを設けたこと
を特徴とするものである。
(実施例の説明) 以下、本考案の一実施例について添付図面の第
2図を参照しながら説明する。ここで本実施例を
説明するに当り、第1図に示す従来例と同一の部
分については同一の参照番号を付して説明を省略
する。
同図において、21は高温側熱交換器内の作動
ガス通路である高温側連通口9に設けた油溜め、
22はこの油溜め21とクランク室23との間に
設けた連通管、24は油溜め21と連通管22の
間に設けたバルブであり、このバルブ24はサイ
クル内のガスが最高圧力付近になつた時に開く。
25はチエツクバルブ、26はこのチエツクバル
ブ25を介して高温側連通口9とクランク室23
との間に設けた連通管で、ガス矢印Aの方向のみ
に流れる。
次に、このように構成した冷凍機の作用につい
て説明する。
サイクル内に混入した潤滑油は油溜め21に貯
溜され、サイクル内のガス圧力が最高圧力付近に
なつた時にバルブ24が開き、前記潤滑油は連通
管22を通つてクランク室23に戻される。クラ
ンク室23内は作動ガスで満たされており、通常
ガス圧力はサイクル内の最低圧力とほぼ等しい。
しかしバルブ24が開いた時、作動ガスも潤滑油
と共にクランク室23内に流入するため、サイク
ル内の平均ガス圧力は降下し、クランク室23内
のガス圧力は上昇する。ところがこの圧力上昇分
のガスは連通管26を通つてサイクル内に戻され
るため、サイクル内の平均ガス圧力およびクラン
ク室23内の圧力は一定値を保つことができる。
このように構成した冷凍機においては、サイク
ル内に混入した潤滑油を貯溜してクランク室23
内に戻すことができるので、長時間運転しても潤
滑油が再生器8内の金網に付着して再生効率を低
下させたり、低温側作動空間4内で氷結し、デイ
スプレーサの動きを妨げたりして冷凍機の効率を
低下させることはない。
(考案の効果) 上記の実施例より明らかなように、本考案の熱
力学往復動機関は、高温側熱交換器内の作動ガス
通路、サイクル内に混入した潤滑油を溜める油溜
めを設けるとともに、この油溜めとクランク室と
を連通する連通路を設け、この連通路中にクラン
ク室内のガス圧力をサイクル内のガスの最高圧力
より低く保ち、サイクル内のガス圧力が最高圧力
付近になつた時に作動するバルブを設けるように
したものであり、したがつて本考案によれば簡単
な構成で、長時間運転しても効率の低下が生じな
い優れた熱力学往復動機関を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の示す熱力学往復動機関の縦断
面図、第2図は本考案の一実施例における熱力学
往復動機関の縦断面図である。 1……デイスプレーサ、2……ピストン、3…
…シリンダヘツド部、4……低温側作動空間、5
……シリンダ壁部、6……高温側作動空間、7…
…低温側連通口、8……再生器、9……高温側連
通口、21……油溜め、22,26……連通管、
23……クランク室、24……バルブ、25……
チエツクバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高温、低温の少なくとも2つの作動空間を有
    し、作動流体がその中で熱力学的サイクルを行な
    い、前記高温側作動空間と低温側作動空間は高温
    側熱交換器、再生器、低温側熱交換器を介して連
    通しており、この作動空間の容積は、お互いに位
    相差をもつて往復動を行なう少なくとも2つのピ
    ストン状部材により連続的に変化する熱力学往復
    動機関において、前記高温側熱交換器内の作動ガ
    ス通路に、サイクル内に混入した潤滑油を溜める
    油溜めを設けるとともに、この油溜めとクランク
    室とを連通する連通路を設け、この連通路中にク
    ランク室内のガス圧力をサイクル内のガスの最高
    圧力より低く保ち、サイクル内のガス圧力が最高
    圧力付近になつた時に作動するバルブを設けたこ
    とを特徴とする熱力学往復動機関。
JP8626483U 1983-06-08 1983-06-08 熱力学往復動機関 Granted JPS59192653U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8626483U JPS59192653U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 熱力学往復動機関

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JP8626483U JPS59192653U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 熱力学往復動機関

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59192653U JPS59192653U (ja) 1984-12-21
JPS6347648Y2 true JPS6347648Y2 (ja) 1988-12-08

Family

ID=30216201

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JP8626483U Granted JPS59192653U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 熱力学往復動機関

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0645650Y2 (ja) * 1986-09-30 1994-11-24 アイシン精機株式会社 熱エネルギ−を電気エネルギ−に変換する装置

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Publication number Publication date
JPS59192653U (ja) 1984-12-21

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