JPS6347577B2 - - Google Patents
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- JPS6347577B2 JPS6347577B2 JP15492980A JP15492980A JPS6347577B2 JP S6347577 B2 JPS6347577 B2 JP S6347577B2 JP 15492980 A JP15492980 A JP 15492980A JP 15492980 A JP15492980 A JP 15492980A JP S6347577 B2 JPS6347577 B2 JP S6347577B2
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- pressing
- workpiece
- arm
- pressing means
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- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 7
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 238000004873 anchoring Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Jigs For Machine Tools (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は加工片保持装置に関する。
工作機械にて加工片を機械加工するには、前記
加工片を所定位置に保持固定する必要があるが、
簡潔なものとしては第5図に示したごとき装置が
従来から使用されてきた。
加工片を所定位置に保持固定する必要があるが、
簡潔なものとしては第5図に示したごとき装置が
従来から使用されてきた。
すなわち、基台1に立設された支柱2に嵌挿さ
れ、圧縮ばね3で支持された押圧腕4を、尾端に
係留した圧力シリンダ等の押圧手段5の付勢力に
よつて、前記支柱2の頂部に螺合されたナツト6
の部分を支承点として矢印向きに回動させ、加工
片押圧部7にて加工片8を押圧保持するように
し、加工片8の搬入・搬出に際しては解放状態に
ある押圧腕4を、作業者がほぼ90゜回動させて前
記加工片押圧部7を加工片8上から避退させるよ
うにしていた。
れ、圧縮ばね3で支持された押圧腕4を、尾端に
係留した圧力シリンダ等の押圧手段5の付勢力に
よつて、前記支柱2の頂部に螺合されたナツト6
の部分を支承点として矢印向きに回動させ、加工
片押圧部7にて加工片8を押圧保持するように
し、加工片8の搬入・搬出に際しては解放状態に
ある押圧腕4を、作業者がほぼ90゜回動させて前
記加工片押圧部7を加工片8上から避退させるよ
うにしていた。
ところが、該従来装置においては、上述のごと
く加工片8の搬入・搬出の際に押圧腕4を作業者
がその都度手作業にて回動させなければならず、
手間がかかるとともに危険をも伴い、かつ前記回
動のための余裕スペースを考慮しながら設置位置
を決定する必要があり、さらに加工片によつては
該装置を複数箇所に設置するため、その作業も煩
雑かつ時間を余分に浪費して、生産性の低下を招
来するという欠点を有していた。
く加工片8の搬入・搬出の際に押圧腕4を作業者
がその都度手作業にて回動させなければならず、
手間がかかるとともに危険をも伴い、かつ前記回
動のための余裕スペースを考慮しながら設置位置
を決定する必要があり、さらに加工片によつては
該装置を複数箇所に設置するため、その作業も煩
雑かつ時間を余分に浪費して、生産性の低下を招
来するという欠点を有していた。
そこで前記押圧腕4を自動的に回動させるたと
えば圧力シリンダ等よりなる回動手段を、前記従
来装置に組込むことが提案され、かつ実施もされ
てきたが、該改良装置においては新たに、装置が
複雑化してコスト・アツプになつたり、故障の発
生を誘発するという欠点が生じた。
えば圧力シリンダ等よりなる回動手段を、前記従
来装置に組込むことが提案され、かつ実施もされ
てきたが、該改良装置においては新たに、装置が
複雑化してコスト・アツプになつたり、故障の発
生を誘発するという欠点が生じた。
本発明は上記欠点に鑑み、簡潔な構成でもつ
て、しかも押圧手段の1つの運動力のみによつ
て、押圧腕の進入・退避と加工片の保持固定作用
を別々に行い得るようにし、加工片の固定位置を
狂わすことなく正確に保持することの可能な加工
片保持装置を提供することを目的になされた。以
下図示の実施例に基づいて本発明を詳述する。
て、しかも押圧手段の1つの運動力のみによつ
て、押圧腕の進入・退避と加工片の保持固定作用
を別々に行い得るようにし、加工片の固定位置を
狂わすことなく正確に保持することの可能な加工
片保持装置を提供することを目的になされた。以
下図示の実施例に基づいて本発明を詳述する。
第1図〜第4図において、10は工作機械の所
定位置にボルト等によつて位置調整可能に取付け
られる基台であり、該基台10の前方側の頂部に
は一対の支持脚11が固着され、該支持脚11,
11の頂部にはほぼ水平状に支承ピン12が架橋
挿通されている。なお該支承ピン12は割ピン等
によつて脱落が防止されている。前記支承ピン1
2は、先端に加工片押圧部13を具備した押圧腕
14の中間部に穿設された軸方向長孔15に貫通
し、該押圧腕14を回動可能かつ軸方向移動可能
に支持している。前記加工片押圧部13は本実施
例ではたとえばボルト16とナツト17により押
圧点18の位置調整が可能なように構成されてい
るが、押圧腕14の先端の下面に一体形状の突起
を形成するようにしてもよい。何れにしても、押
圧点18が加工片32を押圧する状態において前
記支承ピン12の中心から押圧点18を通る線
と、機台10の前方に配置された加工片32を載
置するための台座33の加工片載置面との角度が
平行に近似するように押圧点18が設けられてい
る。前記基台10の後方側にはたとえば圧力シリ
ンダ等の押圧手段19が取付けられ、該実施例で
は上方に向けて付勢される可動部(ピストンロツ
ド部)20が押圧腕14の尾端下面に係留可能と
されている。この係留する点に関して前記押圧手
段19の付勢向きと反対側つまり、基台10の後
方側であつて押圧手段19の取付部付近下方に配
設されたピン21には、前記押圧手段19を挾ん
で1対の傾倒片22,22が前記ピン21を回動
支点として回動可能に取付けられ、該傾倒片2
2,22の上端部に穿設されたほぼ上下方向の長
孔23は、前記押圧腕14の尾端に配設されたピ
ン24に嵌挿している。このとき前記傾倒片2
2,22の一端が前記押圧腕14の尾端に対し、
該押圧腕のほぼ軸方向にのみ拘束された状態で係
留されたこととなる。前記傾倒片22,22の前
記ピン21に関して前記支承ピン12と反対側で
かつ前期ピン21からの距離が傾倒片22に係留
されたピン24よりも比較的近傍した位置に水平
状の連結ロツド25が固着され、1対の傾倒片2
2,22が一体化されている。ただし該連結ロツ
ド25が傾倒片22,22に対して遊嵌状態であ
つても、実施可能である。押圧手段19の可動部
20つまり圧力シリンダのピストンロツド部に
は、後方に延在した突片26が固着され、該突片
26と係点である連結ロツド25との間には引張
ばね(付勢手段)34が係装されており、これに
よつて前記突片26と連結ロツド25は互に接近
向きに付勢されている。27は前記突片26に対
し軸方向位置調整可能に取り付けられ、その下端
部が前記連結ロツド25に当接可能な係止片であ
り、該係止片27により前記突片26と連結ロツ
ド25の互の接近が規制される。なお前記係止片
27は前記傾倒片22に取り付けてそれが押圧手
段19の可動部20に当接するように構成しても
実施可能である。前記基台10の前方側で前記支
承ピン12より前位置には、前記押圧腕14の加
工片押圧部13側を常時開放向き(該実施例にお
いては上方向き)に付勢するための付勢手段28
が配設され、該付勢手段28は穴29内に嵌挿さ
れた押圧ピン30と、該押圧ピン30を上方に付
勢するための圧縮ばね31とより構成されてい
る。なお基台10の前方には加工片32を載置す
るための台座33が配設されている。
定位置にボルト等によつて位置調整可能に取付け
られる基台であり、該基台10の前方側の頂部に
は一対の支持脚11が固着され、該支持脚11,
11の頂部にはほぼ水平状に支承ピン12が架橋
挿通されている。なお該支承ピン12は割ピン等
によつて脱落が防止されている。前記支承ピン1
2は、先端に加工片押圧部13を具備した押圧腕
14の中間部に穿設された軸方向長孔15に貫通
し、該押圧腕14を回動可能かつ軸方向移動可能
に支持している。前記加工片押圧部13は本実施
例ではたとえばボルト16とナツト17により押
圧点18の位置調整が可能なように構成されてい
るが、押圧腕14の先端の下面に一体形状の突起
を形成するようにしてもよい。何れにしても、押
圧点18が加工片32を押圧する状態において前
記支承ピン12の中心から押圧点18を通る線
と、機台10の前方に配置された加工片32を載
置するための台座33の加工片載置面との角度が
平行に近似するように押圧点18が設けられてい
る。前記基台10の後方側にはたとえば圧力シリ
ンダ等の押圧手段19が取付けられ、該実施例で
は上方に向けて付勢される可動部(ピストンロツ
ド部)20が押圧腕14の尾端下面に係留可能と
されている。この係留する点に関して前記押圧手
段19の付勢向きと反対側つまり、基台10の後
方側であつて押圧手段19の取付部付近下方に配
設されたピン21には、前記押圧手段19を挾ん
で1対の傾倒片22,22が前記ピン21を回動
支点として回動可能に取付けられ、該傾倒片2
2,22の上端部に穿設されたほぼ上下方向の長
孔23は、前記押圧腕14の尾端に配設されたピ
ン24に嵌挿している。このとき前記傾倒片2
2,22の一端が前記押圧腕14の尾端に対し、
該押圧腕のほぼ軸方向にのみ拘束された状態で係
留されたこととなる。前記傾倒片22,22の前
記ピン21に関して前記支承ピン12と反対側で
かつ前期ピン21からの距離が傾倒片22に係留
されたピン24よりも比較的近傍した位置に水平
状の連結ロツド25が固着され、1対の傾倒片2
2,22が一体化されている。ただし該連結ロツ
ド25が傾倒片22,22に対して遊嵌状態であ
つても、実施可能である。押圧手段19の可動部
20つまり圧力シリンダのピストンロツド部に
は、後方に延在した突片26が固着され、該突片
26と係点である連結ロツド25との間には引張
ばね(付勢手段)34が係装されており、これに
よつて前記突片26と連結ロツド25は互に接近
向きに付勢されている。27は前記突片26に対
し軸方向位置調整可能に取り付けられ、その下端
部が前記連結ロツド25に当接可能な係止片であ
り、該係止片27により前記突片26と連結ロツ
ド25の互の接近が規制される。なお前記係止片
27は前記傾倒片22に取り付けてそれが押圧手
段19の可動部20に当接するように構成しても
実施可能である。前記基台10の前方側で前記支
承ピン12より前位置には、前記押圧腕14の加
工片押圧部13側を常時開放向き(該実施例にお
いては上方向き)に付勢するための付勢手段28
が配設され、該付勢手段28は穴29内に嵌挿さ
れた押圧ピン30と、該押圧ピン30を上方に付
勢するための圧縮ばね31とより構成されてい
る。なお基台10の前方には加工片32を載置す
るための台座33が配設されている。
上述のごとき構成になる本発明装置の作用をつ
ぎに説明すると、まず、第1図に示したごとき状
態においては、押圧手段19の可動部20は下降
端にあり、係止片27の下端部は連結ロツド25
に当接し、押圧腕14は後退した位置にあつて、
加工片押圧部13は加工片32の設定載置位置か
ら避退した状態にある。この状態で加工片32を
搬入して該加工片32を台座33上のあらかじめ
設定された規定位置に載置する。このとき押圧腕
14の先端にある加工片押圧部13は、既述のご
とく避退位置にあるため加工片32の搬入に何ら
支障をきたすことはない。つぎに可動部20を押
圧手段19の作動によつて第1段階の上昇を行わ
せると、引張ばね34によつて連結ロツド25が
上方に引張られ、係止片27の下端部が前記連結
ロツド25に当接したままの状態で傾倒片22,
22がピン21を中心に前方へ向けて回動する
が、引張ばね34を係装したロツド25は、ピン
21からの距離が傾倒片22に係留されたピン2
4よりも比較的近傍した位置に設けられているた
め、押圧手段19の可動部20のわずかな移動量
によつて傾倒片22の上端部は大きく回動する。
傾倒片22,22が前方へ向けて回動すると、ピ
ン24を介して押圧腕14が前方に向けて押し出
され、加工片押圧部13が加工片32上に臨む状
態となる。このとき押圧腕14の先端部は付勢手
段28によつて常に開放向きに付勢されているた
め、該押圧腕14の前進中に先端部が下降して、
加工片押圧部13が加工片に接触するといつた事
態は一切発生しない。ただし、押圧腕14の支承
点の関係で、該押圧腕14の尾端部の方が重く該
押圧腕自体が重力の関係によつて先端部が常に開
放状態となる場合は、前記付勢手段28を省略す
ることが可能である。長孔15の後端が支承ピン
12に当接すると、それ以上の押圧腕14の前進
は阻止され、その時点から可動部20は第2段階
の上昇運動に入るが、前記押圧腕14の前進が阻
止されているため、傾倒片22,22のそれ以上
の回動も不可能となり、連結ロツド25はほぼ定
位置に停止したままの状態で、係止片27が連結
ロツド25から離隔しながら引張ばね34の付勢
力に抗して可動部20は上昇を続ける。該可動部
20の引き続いた上昇運動により、今度は押圧腕
14を支承ピン12を中心として先端部の閉止向
きに回動させ、加工片押圧部13が加工片32の
上面に当接した状態で停止され、押圧手段19の
付勢力によつて加工片32を第3図に示されるよ
うに保持固定する。この状態において、加工片3
2が所定位置からずれないよいうに支承ピン12
の中心から押圧点を通る線と、台座の加工片載置
面との角度は平行に近似するように小さいほうが
良い。即ち前記角度が小さいことは前記押圧部の
加工片を押圧する力の横方向成分が少なくなり、
加工片が押圧される状態において所定位置からず
れにくくなるのであり、前記角度は例えば10度以
内が良好である。このように加工片32を保持固
定した後は、適宜機械加工が行われる。機械加工
を終了して加工片32を解放するに際しては、押
圧手段19の付勢力を解除して可動部20を下降
させれば、上述と全く逆の作動によつて第1図に
示すごとき状態となり、加工片32の搬出が自由
に行える。このとき押圧手段19を単動式の圧力
シリンダとした場合には、可動部20の迅速な下
降を期して、別途突片26と基台10との間に引
張ばねを装架し、前記可動部20を常に下降向き
に付勢しておくことも可能である。なお上述では
可動部20の運動を第1段階および第2段階に分
けて説明を行つたが、可動部20の運動自体に段
階があるのではなく、可動部20自体は常に連続
的な運動を行うものであり、押圧腕14が軸方向
の前後進および回動の二種類の運動を独自に段階
的に継続して行うため、説明の便宜上そうしたま
でである。
ぎに説明すると、まず、第1図に示したごとき状
態においては、押圧手段19の可動部20は下降
端にあり、係止片27の下端部は連結ロツド25
に当接し、押圧腕14は後退した位置にあつて、
加工片押圧部13は加工片32の設定載置位置か
ら避退した状態にある。この状態で加工片32を
搬入して該加工片32を台座33上のあらかじめ
設定された規定位置に載置する。このとき押圧腕
14の先端にある加工片押圧部13は、既述のご
とく避退位置にあるため加工片32の搬入に何ら
支障をきたすことはない。つぎに可動部20を押
圧手段19の作動によつて第1段階の上昇を行わ
せると、引張ばね34によつて連結ロツド25が
上方に引張られ、係止片27の下端部が前記連結
ロツド25に当接したままの状態で傾倒片22,
22がピン21を中心に前方へ向けて回動する
が、引張ばね34を係装したロツド25は、ピン
21からの距離が傾倒片22に係留されたピン2
4よりも比較的近傍した位置に設けられているた
め、押圧手段19の可動部20のわずかな移動量
によつて傾倒片22の上端部は大きく回動する。
傾倒片22,22が前方へ向けて回動すると、ピ
ン24を介して押圧腕14が前方に向けて押し出
され、加工片押圧部13が加工片32上に臨む状
態となる。このとき押圧腕14の先端部は付勢手
段28によつて常に開放向きに付勢されているた
め、該押圧腕14の前進中に先端部が下降して、
加工片押圧部13が加工片に接触するといつた事
態は一切発生しない。ただし、押圧腕14の支承
点の関係で、該押圧腕14の尾端部の方が重く該
押圧腕自体が重力の関係によつて先端部が常に開
放状態となる場合は、前記付勢手段28を省略す
ることが可能である。長孔15の後端が支承ピン
12に当接すると、それ以上の押圧腕14の前進
は阻止され、その時点から可動部20は第2段階
の上昇運動に入るが、前記押圧腕14の前進が阻
止されているため、傾倒片22,22のそれ以上
の回動も不可能となり、連結ロツド25はほぼ定
位置に停止したままの状態で、係止片27が連結
ロツド25から離隔しながら引張ばね34の付勢
力に抗して可動部20は上昇を続ける。該可動部
20の引き続いた上昇運動により、今度は押圧腕
14を支承ピン12を中心として先端部の閉止向
きに回動させ、加工片押圧部13が加工片32の
上面に当接した状態で停止され、押圧手段19の
付勢力によつて加工片32を第3図に示されるよ
うに保持固定する。この状態において、加工片3
2が所定位置からずれないよいうに支承ピン12
の中心から押圧点を通る線と、台座の加工片載置
面との角度は平行に近似するように小さいほうが
良い。即ち前記角度が小さいことは前記押圧部の
加工片を押圧する力の横方向成分が少なくなり、
加工片が押圧される状態において所定位置からず
れにくくなるのであり、前記角度は例えば10度以
内が良好である。このように加工片32を保持固
定した後は、適宜機械加工が行われる。機械加工
を終了して加工片32を解放するに際しては、押
圧手段19の付勢力を解除して可動部20を下降
させれば、上述と全く逆の作動によつて第1図に
示すごとき状態となり、加工片32の搬出が自由
に行える。このとき押圧手段19を単動式の圧力
シリンダとした場合には、可動部20の迅速な下
降を期して、別途突片26と基台10との間に引
張ばねを装架し、前記可動部20を常に下降向き
に付勢しておくことも可能である。なお上述では
可動部20の運動を第1段階および第2段階に分
けて説明を行つたが、可動部20の運動自体に段
階があるのではなく、可動部20自体は常に連続
的な運動を行うものであり、押圧腕14が軸方向
の前後進および回動の二種類の運動を独自に段階
的に継続して行うため、説明の便宜上そうしたま
でである。
ここで押圧腕14の軸方向移動量は主に、傾倒
片22の回動支点であるピン21と引張ばね34
の係点である連結ロツド25との間の距離と、前
記ピン21と傾倒片22の一端が押圧腕14の尾
端に係留する点にあるピン24との間の距離とに
関係して決定されるため、押圧手段19の可動部
20のわずかな移動量で押圧腕14は軸方向に大
きく移動することができる。前記押圧腕14の加
工片押圧部13の回動移動量は主に、押圧手段1
9の可動部20の運動量と、支承ピン12を支点
とした押圧腕14自体のてこの関係とによつて決
定される。なお、前記押圧腕14の後退位置は係
止片27の軸方向位置を調節することによつて適
宜設定可能である。
片22の回動支点であるピン21と引張ばね34
の係点である連結ロツド25との間の距離と、前
記ピン21と傾倒片22の一端が押圧腕14の尾
端に係留する点にあるピン24との間の距離とに
関係して決定されるため、押圧手段19の可動部
20のわずかな移動量で押圧腕14は軸方向に大
きく移動することができる。前記押圧腕14の加
工片押圧部13の回動移動量は主に、押圧手段1
9の可動部20の運動量と、支承ピン12を支点
とした押圧腕14自体のてこの関係とによつて決
定される。なお、前記押圧腕14の後退位置は係
止片27の軸方向位置を調節することによつて適
宜設定可能である。
上述のごとく本発明によれば、押圧腕が軸方向
に前後進して加工片押圧部が加工片上に進退する
ため、従来のごとく加工片押圧部を加工片上から
退避させるための水平回動運動が必要なく、作業
者の手を煩わせることなく、また前記回動運動の
ための機構を必要とせず構造が簡潔化し、さらに
設置スペースを制限されることもなく、かつ押圧
手段の1方向のみの運動によつて押圧腕の進退運
動ならびに加工片保持のための回動運動を独自に
切離した状態で継続して行えるため、全体構成が
簡潔化し、保守も容易で故障も皆無となり、また
押圧腕の前進移動中に加工片に接触したり、加工
片押圧時に横方向の力がほとんど加わることがな
いため、加工片の位置決めを狂わせることもな
く、その上押圧腕の前後進移動量も容易に調整可
能で、さらに押圧手段の可動部の移動量は少なく
てすみ、よつて押圧手段が小型となり消費動力が
少ないという種々の顕著な効果を有している。
に前後進して加工片押圧部が加工片上に進退する
ため、従来のごとく加工片押圧部を加工片上から
退避させるための水平回動運動が必要なく、作業
者の手を煩わせることなく、また前記回動運動の
ための機構を必要とせず構造が簡潔化し、さらに
設置スペースを制限されることもなく、かつ押圧
手段の1方向のみの運動によつて押圧腕の進退運
動ならびに加工片保持のための回動運動を独自に
切離した状態で継続して行えるため、全体構成が
簡潔化し、保守も容易で故障も皆無となり、また
押圧腕の前進移動中に加工片に接触したり、加工
片押圧時に横方向の力がほとんど加わることがな
いため、加工片の位置決めを狂わせることもな
く、その上押圧腕の前後進移動量も容易に調整可
能で、さらに押圧手段の可動部の移動量は少なく
てすみ、よつて押圧手段が小型となり消費動力が
少ないという種々の顕著な効果を有している。
第1図〜第4図は本発明の実施例を示したもの
で、第1図〜第3図はそれぞれ各作動状態を示し
た正面図、第4図は第3図における左側面図であ
り、第5図は従来装置を示した正面図である。 12……支承ピン、13……加工片押圧部、1
4……押圧腕、19……押圧手段、20……可動
部、21……ピン(回動支点)、22……傾倒片、
25……連結ロツド(係点)、27……係止片、
28……付勢手段、32……加工片、34……引
張ばね(付勢手段)。
で、第1図〜第3図はそれぞれ各作動状態を示し
た正面図、第4図は第3図における左側面図であ
り、第5図は従来装置を示した正面図である。 12……支承ピン、13……加工片押圧部、1
4……押圧腕、19……押圧手段、20……可動
部、21……ピン(回動支点)、22……傾倒片、
25……連結ロツド(係点)、27……係止片、
28……付勢手段、32……加工片、34……引
張ばね(付勢手段)。
Claims (1)
- 1 先端に加工片押圧部を備え、尾端に係留した
押圧手段の付勢力によつて押圧腕をその中間部を
支承点として回動させ、前記加工片押圧部で台座
上の加工片を保持固定する加工片保持装置におい
て、前記支承点を押圧腕のほぼ軸方向に設定距離
だけ移動可能とし、前記押圧腕の尾端と前記押圧
手段との係留点に関して前記押圧手段の付勢向き
と反対側に配置された回転支点を中心に回動可能
な傾倒片の一端を前記押圧腕の尾端に対し該押圧
腕のほぼ軸方向にのみ拘束された状態で係留する
とともに、前記傾倒片の前記回動支点に関して前
記支承点と反対側でかつ前記回動支点からの距離
が前記係留された傾倒片の一端よりも比較的近傍
した位置の係点と前記押圧手段の可動部とをこれ
らの間に係装される付勢手段によつて互に接近向
きに付勢し、かつ前記互の接近を前記押圧手段の
可動部もしくは前記傾倒片に位置可変に取り付け
られた係止片にて規制するとともに、前記押圧腕
の加工片押圧部を前記押圧手段の付勢力よりも小
さな力で常時開放向きに付勢し、前記加工片押圧
部が加工片を押圧する状態で前記支承点から前記
加工片押圧部先端を通る線が前記台座の加工片載
置面と平行に近似するように押圧腕が支持された
ことを特徴とする加工保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15492980A JPS5783330A (en) | 1980-11-04 | 1980-11-04 | Workpiece holding device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15492980A JPS5783330A (en) | 1980-11-04 | 1980-11-04 | Workpiece holding device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5783330A JPS5783330A (en) | 1982-05-25 |
JPS6347577B2 true JPS6347577B2 (ja) | 1988-09-22 |
Family
ID=15595024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15492980A Granted JPS5783330A (en) | 1980-11-04 | 1980-11-04 | Workpiece holding device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5783330A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02143781U (ja) * | 1989-05-09 | 1990-12-06 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5647581A (en) * | 1995-09-12 | 1997-07-15 | Lucent Technologies Inc. | Pneumatic cylinder clamping device |
-
1980
- 1980-11-04 JP JP15492980A patent/JPS5783330A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02143781U (ja) * | 1989-05-09 | 1990-12-06 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5783330A (en) | 1982-05-25 |
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