JPS6346822B2 - - Google Patents

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JPS6346822B2
JPS6346822B2 JP56205883A JP20588381A JPS6346822B2 JP S6346822 B2 JPS6346822 B2 JP S6346822B2 JP 56205883 A JP56205883 A JP 56205883A JP 20588381 A JP20588381 A JP 20588381A JP S6346822 B2 JPS6346822 B2 JP S6346822B2
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JP
Japan
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exterior
base
stage
insulating layer
waterproof
Prior art date
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Expired
Application number
JP56205883A
Other languages
English (en)
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JPS58106048A (ja
Inventor
Takashi Ishikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
Application filed by IG Technical Research Inc filed Critical IG Technical Research Inc
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Publication of JPS58106048A publication Critical patent/JPS58106048A/ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は建築、構築物の躯体上に下地板と防水
シートからなる下地を設け、この下地と外装材間
に防水性、断熱性、調湿性を具備した防水断熱層
をシージングインシユレーションボードを多数
枚、敷設して階段状に形成すると共に、上記ボー
ドが重合する部分に少なくとも1条のコーキング
材を植設した横葺き構造からなる外装構造に関す
るものである。
従来における段葺き構造の外装構造、例えば屋
根は、第1図に示すような構造になつていた。す
なわち、躯体1(図では垂木)上に下地板2を敷
設し、これを釘3で固設し、その上に、防水シー
ト4(図ではアスフアルトフエルト)を順々に葺
き重ねて下地5を形成したものであり、次に、そ
の上に例えば第2図a〜gに示すような外装材6
(図では屋根材)を係止具11を介して順次固設
した構造であつた。その結果、防水シート4と外
装材6間には楔状の空隙Aが形成され、この空隙
Aが積雪、または屋根上での作業による圧力のた
め、外装材6が変形したり、連結部が離脱するこ
とが非常に多かつた。しかも、この変形等は屋根
の主機能である防水性を損なう欠点があつた。さ
らに、外装材6の変形等は、塗膜に亀裂が入つた
り、地肌が露出するため、外装材6の耐候性、耐
食性が大幅に低下せしめられる欠点があつた。換
言すれば、外装材6は高温(盛夏の60〜80℃)か
ら厳寒の−20℃までの過酷な温度にされされるた
め、僅かの損傷でも急速に劣化が促進される不利
があつた。また、外装材6は内、外気が共に裏、
表面でそれぞれ接触するものであり、結露発生個
所となるため、下地5と外装材6を腐食する等の
欠点があつた。さらに、従来のこの種構造におい
ては、断熱材が下地5と外装材6間に全く存在せ
ず、省エネルギに欠ける不利があつた。その他、
前記下地5と外装材6間の空隙Aにプラスチツク
フオーム、例えばポリスチレンフオームを介在さ
せ、断熱性を改善することも提案されているが、
盛夏の60〜80℃の温度によつて劣化、溶融する不
利があつた。
本発明はこのような欠点を除去するため、外装
材と躯体間に下地板と防水シートからなる下地を
形成し、この下地上に一長尺側面に重合用切り欠
部を形成した長方形状の多数枚のシージングイン
シユレーションボードの短尺側面を相互に当接し
て直列状に配設し、かつ長尺側面を相互に重合し
て階段状に配列すると共に、その重合用切り欠部
に少なくとも1条のコーキング材を介在させて防
水断熱層を構成し、下地表面、外装材裏面に生ず
る結露の発生を抑制し、かつ、万一の漏水に対し
て防水シートと防水断熱層からなる2重の防水構
造として下地、外装材の腐食を防止すると共に、
外装材の変形を前記ボードで阻止し、施工しやす
い構造とした外装構造を提案するものである。
以下に、図面を用いて本発明に係る外装構造の
一実施例について詳細に説明する。すなわち、第
3図a,bは本発明に係る外装構造、例えば屋根
を形成した場合の一例を示す一部切り欠き斜視図
とa図における−線縦断面図である。なお、
第1図と相応する部分は同一符合、番号を付す
る。図において、1は躯体、2は下地板、3は
釘、4は防水シート、5は下地で下地板2上に防
水シート4を敷設したものである。6は外装材で
第2図a〜gに示す断面形状で、段葺き外観とな
るものであり、その高さ(段差)hは下記する防
水断熱層7の厚さ(Δh)に対応するものである。
7は防水断熱層(以下、単に断熱層という)で長
方形状のシージングインシユレーションボード8
(以下、単にボードという)を構成部材とし、こ
れを例えば屋根構造では桁方向に複数枚、その短
尺側面を相互に接触させ、かつ面一で直列に配列
し、棟方向に向かつて第1段目7−n0………7−
n段目まで複数段、その長尺側面相互間を重合し
て階段状に葺成したものである。しかも、断熱層
7の各段7−n0………7−n段の上下の位置関係
は、下段(桁に近い段)のボード8の長尺側面に
上段のボード8の長尺側面の下端部を重合し、か
つ、重合部に第4図に示すようにコーキング材1
0を少なくとも1条植設して重合部の防水性、お
よび結合力を強化すると共に、下記する空隙
A′の空気を他段に直接循環させず、しかも上記
空隙A′内の空気はボード8の調湿機能を十分に
機能させるようにしたものである。さらに、断熱
層7の各段は下地5と構成材であるボード8の背
面8a間に縦断面が3角形状の空隙A′を有する
ように釘3を介して固定したものである。また、
ボード8の形状は第4図に示すように外形を長方
形状に形成し、かつその長尺側面の一端に重合用
切り欠部9を設けたものであり、その寸法は外装
材6、図では屋根材と対応するか、それよりも長
い、あるいは短いものである。具体例としては、
長さL=200〜3636mm、幅W=150〜600mm、厚さ
tは9〜30mm位、ΔW=5〜20mm、d=2〜20mm
位である。しかも、ボード8は防水材、断熱材、
補強材、および調湿材として機能させるため、良
質木材の原木をパルプ化し、さらに解繊、精解繊
されたもの、耐水剤、防腐剤、防虫剤、アスフア
ルト等を原料とし、これを板体に形成したもので
ある。なお、ボード8はアスフアルトを板体の表
面にコーテングしたもの、あるいは板体に成形す
る前にアスフアルトを含浸させたものである。特
に、アスフアルトの含浸量等は調湿、防水機能の
発揮を考慮して10〜40%(重量比)としたもので
ある。また、断熱層7を形成するには第5図a〜
cに示すように第1段目7−n0から第2段目の7
−n1、第3段、………第n段の7−nまで順次く
り返して施工することによつて葺成するものであ
る。すなわち、a図は断熱層7の第1段目7−n0
の一部分を示すものであり、軒部分に構成部材で
あるボード8の1つを8−n0−1として釘3を介
して固定する。この場合、重合用切り欠部9は上
端(図では棟方向に設けたもの)である。次に8
−n0−2,8−n0−3,………8−n0−nの順に
ボード8の左右端面を対面させて直列に下地5上
に敷設し、下端部を釘3で固定するものである。
次にb図に示すように断熱層7の第1段7−n0
の重合用切り欠部9にコーキング材10をその上
端縁と平行に、所謂、軒方向に1条植設するもの
である。その後でc図に示すように断熱層7の第
2段目7−n1を施工するものである。すなわち、
ボード8の1つを8−n1−1として断熱層7の第
1段目7−n0の上端部で、かつ、コーキング材1
0が存在する重合用切り欠部9に積層し、この積
層部(重合部)を釘3で固定する工程を8−n1
2,………図示しない8−n1−nまで断熱層7の
第1段目7−n0と同様に施工するものである。従
つて、下地5に対し、断熱層7を葺成するには上
記したような工程を棟に向かつて第3段目、図示
しない第4段目、………第n段目の順に形成すれ
ばよいものである。
次に外装構造の施工法について説明する。ま
ず、第3図a,bに示すような外装構造、図では
屋根を葺成すると仮定し、躯体1上に下地板2と
防水シート4から形成した下地5上に断熱層7を
第5図a〜cに示す順序で形成する。なお、この
際、釘3はスクリユー釘、あるいは一般的な釘で
もよいが、亜鉛釘が好ましい。また、釘3はボー
ド8の長尺側面(下端部)、所謂、重合部を固定
する方法、もしくは各ボードの(長尺側面)上下
端部を全部固定する方法のいずれかの方法(図で
は前者)で固定する。次に、第2図eに示すよう
な外装材6ここでは屋根材6を断熱層の第1段目
7−n0の1つの構成部材8−n0−1上に載置し、
係止具11を介して屋根材6−n0−1を固定す
る。屋根材6−n0−1の左端には屋根材6−n0
2の右端を係合、または載置し、これを上記と同
様に係止具11を介して固定する。従つて、断熱
層7の第1段目7−n0に屋根材6を施工するには
上記のような工程を軒方向に順次、図示しない屋
根材6−n0−3,………6−n0−nの順で行えば
よい。また、屋根材6の第2段目、所謂、屋根材
6−n1−1,6−n1−2………図示しない6−n1
−nの下端部を第1段目の屋根材6−n0−1,…
……,6−n0−nの上端部に係合し、第2段目7
−n1の各構成部材であるボード8上に順次載置す
ると共に係止具11を介して固定し、第2段目の
屋根を葺成する。従つて、屋根全体を葺成するに
は、上記したような工程を第3段目から第n段
(図示せず)までを順次くり返して施工すればよ
いものである。
以上、説明したのは本発明に係る外装構造の一
実施例にすぎず、外壁に対し、土台から順に断熱
層7を形成し、次に外装材6を段葺き状に葺成す
ることもできるものである。さらに、第6図a,
bに示すように吸湿紙12、または防水シート1
3(ただし、通気可能なミクロン単位の孔が無数
個穿設されている構造)を貼着したボード8を用
いることもできる。
上述したように本発明に係る外装構造によれ
ば、躯体と外装材間に断熱性、確実な防水性、
および調湿性を有する断熱層を形成することがで
きるため、結露等による下地、および外装材の腐
食を防止できる。断熱層は構成材であるボード
の板厚を段差として段葺き状に形成したため、外
装材装着時の定規として機能し、外装材の施工が
容易となる。外装材は断熱層上に載置、固定さ
れるため、外力に対し十分に耐えることができ
る。外装材が段葺き状に葺成されるため、立体
感のある外装を高能率で、かつ熟練を必要とする
ことなく形成できる。重合部にはコーキング材
を介在させたため、下地と外装材間に完全なる防
水断熱層が形成できる。外装材が盛夏に高温
(80℃)になつても断熱性、防水性、調湿性はア
スフアルトの軟化程度で劣化はしない。外装材
と躯体間に断熱層と防水シートの2重の防水構造
を形成したため、万一の漏水についても下地板、
躯体に雨水が到達することがない。等の特徴があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の外装構造、例えば段葺屋根を示
す斜視図、第2図a〜gは一般に使用されている
外装材、例えば屋根材の縦断面を示す説明図、第
3図a,bは本発明に係る外装構造により葺成さ
れた例えば屋根構造の一実施例を示す斜視図とa
図の−線における切断面図、第4図は本発明
において使用するシージングインシユレーション
ボードを示す斜視図、第5図a〜cは本発明に係
る外装構造により形成される防水断熱層の一部を
示す斜視図、第6図a,bは本発明に係る外装構
造で使用する上記ボードのその他の実施例を示す
斜視図である。 1……躯体、2……下地板、3……釘、4……
防水シート、5……下地、7……防水断熱層、1
0……コーキング材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 建築、構築物の垂木、主柱、間柱等の躯体上
    に下地板を敷設し、その上に防水シートを張設し
    て下地を形成し、該下地と外装材間に防水断熱層
    を設け、該防水断熱層に対して外装材を装着して
    なり、上記防水断熱層は、長方形で、その一長尺
    側面に重合用切り欠部を設けたシージングインシ
    ユレーションボードを多数枚、該ボードの短尺側
    面を相互に当接して直列に配列し、かつ長尺側面
    を相互に重合して階段状に形成すると共に、上記
    重合用切り欠部に少なくとも1条のコーキング材
    を介在させたことを特徴とする外装構造。
JP20588381A 1981-12-19 1981-12-19 外装構造 Granted JPS58106048A (ja)

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JP20588381A JPS58106048A (ja) 1981-12-19 1981-12-19 外装構造

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JPS58106048A JPS58106048A (ja) 1983-06-24
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JPS58106048A (ja) 1983-06-24

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