JPS6346747Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6346747Y2 JPS6346747Y2 JP1983112813U JP11281383U JPS6346747Y2 JP S6346747 Y2 JPS6346747 Y2 JP S6346747Y2 JP 1983112813 U JP1983112813 U JP 1983112813U JP 11281383 U JP11281383 U JP 11281383U JP S6346747 Y2 JPS6346747 Y2 JP S6346747Y2
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- Japan
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- shaped
- rod
- cylindrical member
- protrusion
- slope
- Prior art date
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- 230000009471 action Effects 0.000 claims description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は伸縮自在な支柱に関し、特にガススプ
リング等に用いて好適な支柱に関する。
リング等に用いて好適な支柱に関する。
伸縮自在に構成された支柱においては、所定
長、例えば最大長に設定された際に、その長さを
維持するロツク機構すなわち規制手段を必要とす
る。従来提案されているロツク機構は複雑な構造
を有し、加えて確実な作動を期待し難く、それ程
好ましいものではない。
長、例えば最大長に設定された際に、その長さを
維持するロツク機構すなわち規制手段を必要とす
る。従来提案されているロツク機構は複雑な構造
を有し、加えて確実な作動を期待し難く、それ程
好ましいものではない。
本考案は前記諸点に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは、簡単に構成し得る上に
確実な解除作動を保証し得、しかも筒状部材の径
をそれ程大きくすることなしに所定の強度を保持
し得る支柱を提供することにある。
その目的とするところは、簡単に構成し得る上に
確実な解除作動を保証し得、しかも筒状部材の径
をそれ程大きくすることなしに所定の強度を保持
し得る支柱を提供することにある。
前記目的は、本考案によれば、筒状部材と、こ
の筒状部材に進退自在に挿入されており、筒状部
材内部における外周面に、周方向に伸びた第一及
び第二のV字形斜面が連設された棒状部材と、底
部が第一及び第二のV字形斜面のいずれか一方に
当接すると共にこの底部から棒状部材の軸方向に
関してV字形に突出している第一及び第二の突起
を有するロツク部材と、このロツク部材を棒状部
材に弾性的に保持する保持手段と、棒状部材の筒
状部材への進入に際し、ロツク部材の底部が第一
のV字形斜面に位置する場合には第二の突起と当
接させ、棒状部材の筒状部材からの後退に際し、
ロツク部材の底部が第一のV字形斜面に位置する
場合には第二の突起と当接させ、棒状部材の筒状
部材からの後退に際し、ロツク部材の底部が第二
のV字形斜面に位置する場合には第一の突起と当
接させるべく、筒状部材の内面上に設けられた係
合部材と、筒状部材の軸心方向に関して移動自在
且つ筒状部材の軸心を中心として回動自在に筒状
部材の内部であつてロツク部材と筒状部材の棒状
部材挿入端との間に装着された回動体であつて、
第一の傾斜面及びこの第一の傾斜面と交差する第
二の傾斜面を有した前記回動体と、筒状部材と回
動体との間に配置されており、ロツク部材が第一
のV字形斜面に位置する際に棒状部材の筒状部材
への進入に伴つて、回動体を回動させることによ
り前記第二の傾斜面を第一の突起と対向させるカ
ム手段とからなり、ロツク部材が第一のV字形斜
面に位置する際に第一のV字形斜面は前記第一の
傾斜面と実質的に平行な面を有しており、第一の
突起の頂面と連接すると共に棒状部材と対向する
第一の突起の頂部側面は、ロツク部材が第一のV
字形傾斜面に位置する際、棒状部材の筒状部材か
らの後退によつて生起される前記第二の傾斜面の
すくい上げ作用を受容する面を有している支柱に
より達成される。
の筒状部材に進退自在に挿入されており、筒状部
材内部における外周面に、周方向に伸びた第一及
び第二のV字形斜面が連設された棒状部材と、底
部が第一及び第二のV字形斜面のいずれか一方に
当接すると共にこの底部から棒状部材の軸方向に
関してV字形に突出している第一及び第二の突起
を有するロツク部材と、このロツク部材を棒状部
材に弾性的に保持する保持手段と、棒状部材の筒
状部材への進入に際し、ロツク部材の底部が第一
のV字形斜面に位置する場合には第二の突起と当
接させ、棒状部材の筒状部材からの後退に際し、
ロツク部材の底部が第一のV字形斜面に位置する
場合には第二の突起と当接させ、棒状部材の筒状
部材からの後退に際し、ロツク部材の底部が第二
のV字形斜面に位置する場合には第一の突起と当
接させるべく、筒状部材の内面上に設けられた係
合部材と、筒状部材の軸心方向に関して移動自在
且つ筒状部材の軸心を中心として回動自在に筒状
部材の内部であつてロツク部材と筒状部材の棒状
部材挿入端との間に装着された回動体であつて、
第一の傾斜面及びこの第一の傾斜面と交差する第
二の傾斜面を有した前記回動体と、筒状部材と回
動体との間に配置されており、ロツク部材が第一
のV字形斜面に位置する際に棒状部材の筒状部材
への進入に伴つて、回動体を回動させることによ
り前記第二の傾斜面を第一の突起と対向させるカ
ム手段とからなり、ロツク部材が第一のV字形斜
面に位置する際に第一のV字形斜面は前記第一の
傾斜面と実質的に平行な面を有しており、第一の
突起の頂面と連接すると共に棒状部材と対向する
第一の突起の頂部側面は、ロツク部材が第一のV
字形傾斜面に位置する際、棒状部材の筒状部材か
らの後退によつて生起される前記第二の傾斜面の
すくい上げ作用を受容する面を有している支柱に
より達成される。
次に本考案による好ましい一具体例を、支柱と
して自動車等のドアに適用されるガススプリング
として用いた場合について図面に基づいて説明す
る。
して自動車等のドアに適用されるガススプリング
として用いた場合について図面に基づいて説明す
る。
図において、筒状部材1の内部にはピストン2
が嵌装されており、筒状部材1の一端面には、気
密に蓋3が固着されており、蓋3には、貫通孔4
を有した取付部材5が取付けられている。ピスト
ン2には、貫通孔6が穿設されており、ピストン
2により2つに画成された筒状部材1内の室7及
び8は孔6を介して連通されており、室7及び8
には高圧ガスが封入されている。
が嵌装されており、筒状部材1の一端面には、気
密に蓋3が固着されており、蓋3には、貫通孔4
を有した取付部材5が取付けられている。ピスト
ン2には、貫通孔6が穿設されており、ピストン
2により2つに画成された筒状部材1内の室7及
び8は孔6を介して連通されており、室7及び8
には高圧ガスが封入されている。
一端がピストン2に連結された棒状部材として
のピストンロツド9は筒状部材1の他端面に取り
付けられたロツドガイド10を貫通しており、ロ
ツド9の他端は筒状部材1の外部に位置してい
る。筒状部材1に対して進退自圧に挿入されたロ
ツド9の外部突出端には、貫通孔11を有した取
付部材12が取り付けられている。ピストン2
は、室7側と室8側との受圧面積の差により室7
の高圧ガスによりA方向に付勢されており、ロツ
ド9にB方向の外力が加わらない際には、ロツド
9は筒状部材1外に最大長をもつて伸長する。筒
状部材1内に配置されたロツド9の一端側には、
断面三角形状の環状凹所13と、断面三角状の環
状凹所14とが形成されており、凹所13から凹
所14に、又はその逆に移動し得るように、ロツ
ド9の周囲には伸縮自在な弾性部材15に保持さ
れた4つのロツク部材16が等間隔に配置されて
いる。
のピストンロツド9は筒状部材1の他端面に取り
付けられたロツドガイド10を貫通しており、ロ
ツド9の他端は筒状部材1の外部に位置してい
る。筒状部材1に対して進退自圧に挿入されたロ
ツド9の外部突出端には、貫通孔11を有した取
付部材12が取り付けられている。ピストン2
は、室7側と室8側との受圧面積の差により室7
の高圧ガスによりA方向に付勢されており、ロツ
ド9にB方向の外力が加わらない際には、ロツド
9は筒状部材1外に最大長をもつて伸長する。筒
状部材1内に配置されたロツド9の一端側には、
断面三角形状の環状凹所13と、断面三角状の環
状凹所14とが形成されており、凹所13から凹
所14に、又はその逆に移動し得るように、ロツ
ド9の周囲には伸縮自在な弾性部材15に保持さ
れた4つのロツク部材16が等間隔に配置されて
いる。
凹所13及び14はそれぞれV字形斜面によつ
て規定されており、弾性部材15は保持手段を構
成する。
て規定されており、弾性部材15は保持手段を構
成する。
ロツク部材16の夫々は、第6図及び第7図に
示すように、突起17と突起18とを有したほぼ
U字形又はV字形の部分19と、凹所13,14
に当接する底部としての円弧部20とからなる。
弾性部材15はコイルスプリングを環状にして構
成され得る。筒状部材1が曲折されて形成された
環状突起2てにより軸方向、すなわちA及びB方
向に移動し得ないように筒状部材1に係止されて
筒状部材1内面に設けられた筒状の係合部材22
は、第4図及び第5図に示すように、内面に、比
較的背の高い4個の突起23と、断面がほぼ三角
形状の比較的背の低い4個の突起24とを有して
おり、突起23と突起24とは円周方向に関して
交互に等間隔に配列されており、突起23の相互
間にロツク部材16が配置されており、突起23
によりロツク部材16の係合部材22内での円周
方向に関する位置決めがなされている。係合部材
22の一端面25側での突起23はほぼ球形状で
あり、ロツク部材16が係合部材22内に一端面
25側から挿入される際、一端面25側のこの球
状の突起部26は、突起23相互間に夫々のロツ
ク部材16が所定に配置されるようにロツク部材
16の挿入を滑らかに案内する。一端が筒状部材
1と係合部材22との間に嵌着された弾性体から
なる案内棒27の他端は、突起28が設けられて
おり、突起28は回動体29の外面に形成された
カム溝30に配置されており、案内棒27の弾性
力により溝30において回動体29に押圧接触さ
れている。回動体29は、第8図から第11図に
示すように、内方に面した傾斜面31を有する4
個の突起32と突起32間で規定され外方に面し
た傾斜面33を有する4個の凹所34とを一端面
側に有しており、突起32は円周方向に関して等
間隔に配置されている。溝部35,36,37及
び38からなる溝30において、筒状部材1の軸
心方向に伸びる溝部35からこの溝部35と同方
向に伸長する部分とこの部分から斜め円周方向に
伸びる部分とからなる溝部36は溝部35よりも
若干深く、溝部36の斜め円周方向に伸びる部分
に連設された溝部37は溝部36よりも若干深
い。溝部37から筒状部材1の軸心方向に伸びた
溝部38の一部分は他の溝部35,36,37と
比較して最も深く、この溝部38の最も深い部分
から円弧状に伸びて溝部35に達する溝部38の
他の部分は、順次浅くなつており、溝部35に連
接する部分で溝部35よりも若干浅くなつてい
る。溝部35及び36は突起32が配置される位
置に形成されており、溝部37は凹所34が配置
される位置に形成されている。円筒状の回動体2
9は筒状部材1の内面と筒状部材1内に挿入され
たロツド9との間に配置されており、ロツド9が
貫通する回動体29は、筒状部材1の軸心方向に
関して移動自在、すなわちA及びB方向に移動自
在に装着されており、かつ筒状部材1の軸心を中
心として回動自在に、すなわちC及びD方向に回
動自在に装着されている。ばね受39と回動体2
9との間にはコイルスプリング40が設けられて
おり、スプリング40により回動体29はB方向
に、ばね受39はA方向に夫々付勢されており、
回動体29のB方向の移動は、突起32の頂面が
係合部材22に当接することにより阻止され、ば
ね受39のA方向の移動は筒状部材1が曲折され
て形成された環状突起41により阻止される。突
起41とロツドガイド10との間にはシール部材
42が設けられており、シール部材42により室
8は外部に対して気密に保持されている。案内棒
27、突起28、溝30及びコイルスプリング4
0によりカム手段が構成されている。
示すように、突起17と突起18とを有したほぼ
U字形又はV字形の部分19と、凹所13,14
に当接する底部としての円弧部20とからなる。
弾性部材15はコイルスプリングを環状にして構
成され得る。筒状部材1が曲折されて形成された
環状突起2てにより軸方向、すなわちA及びB方
向に移動し得ないように筒状部材1に係止されて
筒状部材1内面に設けられた筒状の係合部材22
は、第4図及び第5図に示すように、内面に、比
較的背の高い4個の突起23と、断面がほぼ三角
形状の比較的背の低い4個の突起24とを有して
おり、突起23と突起24とは円周方向に関して
交互に等間隔に配列されており、突起23の相互
間にロツク部材16が配置されており、突起23
によりロツク部材16の係合部材22内での円周
方向に関する位置決めがなされている。係合部材
22の一端面25側での突起23はほぼ球形状で
あり、ロツク部材16が係合部材22内に一端面
25側から挿入される際、一端面25側のこの球
状の突起部26は、突起23相互間に夫々のロツ
ク部材16が所定に配置されるようにロツク部材
16の挿入を滑らかに案内する。一端が筒状部材
1と係合部材22との間に嵌着された弾性体から
なる案内棒27の他端は、突起28が設けられて
おり、突起28は回動体29の外面に形成された
カム溝30に配置されており、案内棒27の弾性
力により溝30において回動体29に押圧接触さ
れている。回動体29は、第8図から第11図に
示すように、内方に面した傾斜面31を有する4
個の突起32と突起32間で規定され外方に面し
た傾斜面33を有する4個の凹所34とを一端面
側に有しており、突起32は円周方向に関して等
間隔に配置されている。溝部35,36,37及
び38からなる溝30において、筒状部材1の軸
心方向に伸びる溝部35からこの溝部35と同方
向に伸長する部分とこの部分から斜め円周方向に
伸びる部分とからなる溝部36は溝部35よりも
若干深く、溝部36の斜め円周方向に伸びる部分
に連設された溝部37は溝部36よりも若干深
い。溝部37から筒状部材1の軸心方向に伸びた
溝部38の一部分は他の溝部35,36,37と
比較して最も深く、この溝部38の最も深い部分
から円弧状に伸びて溝部35に達する溝部38の
他の部分は、順次浅くなつており、溝部35に連
接する部分で溝部35よりも若干浅くなつてい
る。溝部35及び36は突起32が配置される位
置に形成されており、溝部37は凹所34が配置
される位置に形成されている。円筒状の回動体2
9は筒状部材1の内面と筒状部材1内に挿入され
たロツド9との間に配置されており、ロツド9が
貫通する回動体29は、筒状部材1の軸心方向に
関して移動自在、すなわちA及びB方向に移動自
在に装着されており、かつ筒状部材1の軸心を中
心として回動自在に、すなわちC及びD方向に回
動自在に装着されている。ばね受39と回動体2
9との間にはコイルスプリング40が設けられて
おり、スプリング40により回動体29はB方向
に、ばね受39はA方向に夫々付勢されており、
回動体29のB方向の移動は、突起32の頂面が
係合部材22に当接することにより阻止され、ば
ね受39のA方向の移動は筒状部材1が曲折され
て形成された環状突起41により阻止される。突
起41とロツドガイド10との間にはシール部材
42が設けられており、シール部材42により室
8は外部に対して気密に保持されている。案内棒
27、突起28、溝30及びコイルスプリング4
0によりカム手段が構成されている。
このように構成された支柱としてのガススプリ
ング50は例えば取付部材5を介して蓋3側が自
動車の車体に、取付部材12を介してロツド9側
がハツチバツクドアに夫々連結される。ロツド9
が筒状部材1から外部に突出されハツチバツクド
アが開かれた状態(第1図の状態)においては、
ロツク部材16は凹所14に位置し、突起17及
び18は突起24と32との間に位置する。この
状態でロツド9にB方向の外力が加わりロツド9
がB方向に移動されようとすると、第2図に詳細
に示すように、突起17が突起24に当接してロ
ツク部材16がE方向に回転されようとする。こ
の回転は凹所14におけるロツド9へのロツク部
材16の当接により阻止され、その結果、ロツド
9のB方向への移動は阻止される。すなわち、第
1図に示す状態で単にB方向に移動させる力がロ
ツド9に加わつても、ロツド9はロツク部材16
によりロツクされてB方向に移動されない。これ
に対して、ガススプリング50を短縮するには、
まずロツド9を一旦A方向に移動させ、第12図
に示すように、突起18を突起32の傾斜面31
に当接させる。傾斜面31とこの傾斜面31に対
向する凹所14の傾斜面とがほぼ平行であるた
め、突起18の傾斜面31への当接では、ロツク
部材16は回転されず、ロツド9のA方向の移動
と共にスプリング40の伸長力に抗して回動体2
9は同様にA方向に移動され、突起28は溝部3
5から溝部36に位置せしめられる。次に逆にロ
ツド9をB方向に移動させると、回動体29はス
プリング40の伸長力により同じくB方向に移動
される結果、突起28は溝部35にもどることな
く、斜め円周方向に伸びた溝部36に導入されて
溝部37に位置されようとするため、回動体29
はC方向に回動され、第13図に示すように凹所
34が突起18に対面する。この状態で再びロツ
ド9をA方向に移動すると、凹所34の傾斜面3
3と突起18との当接が生じる。即ち突起18の
頂面50(第7図参照)は傾斜面33と当接す
る。この当接でもつて回動体29が若干A方向に
移動されると、突起28が溝部38に配置され、
これにより回動体29のA方向の移動は阻止さ
れ、更にロツドド9がA方向に移動されると、突
起18はすくい上げ作用を受容する頂部側面51
を有しているため、傾斜面33により突起18は
すくい上げらるような力を受ける結果、ロツク部
材16は第14図に示すように、凹所14から凹
所13に移動される。第14図に示す如く、凹所
13に配置されると、ロツク部材16が凹所14
に配置されていた場合と比較して、若干F方方向
に回動される結果、突起17は筒状部材1の中心
側に移動される。この状態で、逆にロツド9をB
方向に移動すると、突起17が突起24に当接す
ることなく、ロツク部材16はロツド9と共にB
方向に移動さされる。尚、ロツク部材16のB方
向の移動にともなつて、スプリング40が自由長
となるように、回動体29が同じくB方向に移動
されると、突起28が溝部35に位置するよう
に、回動体29はD方向に回動される。
ング50は例えば取付部材5を介して蓋3側が自
動車の車体に、取付部材12を介してロツド9側
がハツチバツクドアに夫々連結される。ロツド9
が筒状部材1から外部に突出されハツチバツクド
アが開かれた状態(第1図の状態)においては、
ロツク部材16は凹所14に位置し、突起17及
び18は突起24と32との間に位置する。この
状態でロツド9にB方向の外力が加わりロツド9
がB方向に移動されようとすると、第2図に詳細
に示すように、突起17が突起24に当接してロ
ツク部材16がE方向に回転されようとする。こ
の回転は凹所14におけるロツド9へのロツク部
材16の当接により阻止され、その結果、ロツド
9のB方向への移動は阻止される。すなわち、第
1図に示す状態で単にB方向に移動させる力がロ
ツド9に加わつても、ロツド9はロツク部材16
によりロツクされてB方向に移動されない。これ
に対して、ガススプリング50を短縮するには、
まずロツド9を一旦A方向に移動させ、第12図
に示すように、突起18を突起32の傾斜面31
に当接させる。傾斜面31とこの傾斜面31に対
向する凹所14の傾斜面とがほぼ平行であるた
め、突起18の傾斜面31への当接では、ロツク
部材16は回転されず、ロツド9のA方向の移動
と共にスプリング40の伸長力に抗して回動体2
9は同様にA方向に移動され、突起28は溝部3
5から溝部36に位置せしめられる。次に逆にロ
ツド9をB方向に移動させると、回動体29はス
プリング40の伸長力により同じくB方向に移動
される結果、突起28は溝部35にもどることな
く、斜め円周方向に伸びた溝部36に導入されて
溝部37に位置されようとするため、回動体29
はC方向に回動され、第13図に示すように凹所
34が突起18に対面する。この状態で再びロツ
ド9をA方向に移動すると、凹所34の傾斜面3
3と突起18との当接が生じる。即ち突起18の
頂面50(第7図参照)は傾斜面33と当接す
る。この当接でもつて回動体29が若干A方向に
移動されると、突起28が溝部38に配置され、
これにより回動体29のA方向の移動は阻止さ
れ、更にロツドド9がA方向に移動されると、突
起18はすくい上げ作用を受容する頂部側面51
を有しているため、傾斜面33により突起18は
すくい上げらるような力を受ける結果、ロツク部
材16は第14図に示すように、凹所14から凹
所13に移動される。第14図に示す如く、凹所
13に配置されると、ロツク部材16が凹所14
に配置されていた場合と比較して、若干F方方向
に回動される結果、突起17は筒状部材1の中心
側に移動される。この状態で、逆にロツド9をB
方向に移動すると、突起17が突起24に当接す
ることなく、ロツク部材16はロツド9と共にB
方向に移動さされる。尚、ロツク部材16のB方
向の移動にともなつて、スプリング40が自由長
となるように、回動体29が同じくB方向に移動
されると、突起28が溝部35に位置するよう
に、回動体29はD方向に回動される。
その後、第15図に示すように突起18が突起
24に当接することにより、再びロツク部材16
は第16図に示すようにE方向に回動されつつ凹
14側に移動され、突起18の突起24への当接
が解除され、突起18は筒状部材1の中心側に移
動される。この状態で更にロツド9をB方向に移
動すると、突起18は突起24に当接せず、ロツ
ク部材16はロツド9と共にB方向に移動され、
この結果、ロツド9を筒状部材1内に更に順次挿
入し得、ガススプリング50を最も短く設定し得
る。一方、この状態からガススプリング50を伸
長すべく、ロツド9がA方向に移動されると、第
17図に示すように、突起18は突起24に当接
せず、後続の突起17が突起24に当接し、ロツ
ク部材16は若干F方向に回動され、この回動に
より突起17の突起24への当接が解除され、第
1図に示すように、ロツク部材16は再び突起2
4と32との間に位置せしめられる。第1図に示
す状態にガススプリング50が設定されると、単
にB方向にロツド9を押し付けてもロツド9は前
記したように移動せず、ガススプリング50を短
縮するには、一旦A,B及びA方向に順番にロツ
ド9を移動してロツク状態を解除しなければなら
ない。このように、ガススプリング50にその伸
長状態を保持する規制手段てしてのロツク機構を
設けておくと、筒状部材1内に封入された高圧ガ
スが周囲温度の低下により有効にピストン2に作
用せず、高圧ガスのみによる伸長状態の保持が困
難となつた場合、極めて有用である。
24に当接することにより、再びロツク部材16
は第16図に示すようにE方向に回動されつつ凹
14側に移動され、突起18の突起24への当接
が解除され、突起18は筒状部材1の中心側に移
動される。この状態で更にロツド9をB方向に移
動すると、突起18は突起24に当接せず、ロツ
ク部材16はロツド9と共にB方向に移動され、
この結果、ロツド9を筒状部材1内に更に順次挿
入し得、ガススプリング50を最も短く設定し得
る。一方、この状態からガススプリング50を伸
長すべく、ロツド9がA方向に移動されると、第
17図に示すように、突起18は突起24に当接
せず、後続の突起17が突起24に当接し、ロツ
ク部材16は若干F方向に回動され、この回動に
より突起17の突起24への当接が解除され、第
1図に示すように、ロツク部材16は再び突起2
4と32との間に位置せしめられる。第1図に示
す状態にガススプリング50が設定されると、単
にB方向にロツド9を押し付けてもロツド9は前
記したように移動せず、ガススプリング50を短
縮するには、一旦A,B及びA方向に順番にロツ
ド9を移動してロツク状態を解除しなければなら
ない。このように、ガススプリング50にその伸
長状態を保持する規制手段てしてのロツク機構を
設けておくと、筒状部材1内に封入された高圧ガ
スが周囲温度の低下により有効にピストン2に作
用せず、高圧ガスのみによる伸長状態の保持が困
難となつた場合、極めて有用である。
尚、本考案は具体例のガススプリングのような
支柱に限定されず、高圧ガスを封入しないその他
の伸縮自在の支柱にも適用し得る。
支柱に限定されず、高圧ガスを封入しないその他
の伸縮自在の支柱にも適用し得る。
前記の如く、本考案よれば、簡単な構成によ
り、筒状部材に対する棒状部材の進退の一方の動
きを確実に規制し得、その上、回動体とこの回動
体を回動させるカム手段によりこの規制状態を簡
単な操作でもつて解除し得、ガススプリング等に
好ましく適用し得る。本考案の支柱においては、
第一のV字形斜面は第一の傾斜面と実質的に平行
な面を有しているが故に、ロツク部材が第一のV
字形斜面に位置した際、棒状部材を筒状部材内か
ら後退させるような大きな力が瞬間的に作用した
としても、ロツク部材の回転は生起されず確実に
第一のV字形斜面内に保持され得る。従つて本考
案によれば、縮小された状態から伸長された状態
にすべく、筒状部材から棒状部材を急激に引き抜
かれたとしても、棒状部材は、ロツク部材が回動
体と当接した最も伸長された状態で停止し得ると
共に、ロツク部材が第二のV字形斜面に移行する
ことはない。即ち本考案の支柱は、いかなる場合
にも棒状部材の最長伸長状態が維持され、伸長状
態にもたらす動作によつてロツク解除動作に移行
する事態は生起されないという利点を有する。
り、筒状部材に対する棒状部材の進退の一方の動
きを確実に規制し得、その上、回動体とこの回動
体を回動させるカム手段によりこの規制状態を簡
単な操作でもつて解除し得、ガススプリング等に
好ましく適用し得る。本考案の支柱においては、
第一のV字形斜面は第一の傾斜面と実質的に平行
な面を有しているが故に、ロツク部材が第一のV
字形斜面に位置した際、棒状部材を筒状部材内か
ら後退させるような大きな力が瞬間的に作用した
としても、ロツク部材の回転は生起されず確実に
第一のV字形斜面内に保持され得る。従つて本考
案によれば、縮小された状態から伸長された状態
にすべく、筒状部材から棒状部材を急激に引き抜
かれたとしても、棒状部材は、ロツク部材が回動
体と当接した最も伸長された状態で停止し得ると
共に、ロツク部材が第二のV字形斜面に移行する
ことはない。即ち本考案の支柱は、いかなる場合
にも棒状部材の最長伸長状態が維持され、伸長状
態にもたらす動作によつてロツク解除動作に移行
する事態は生起されないという利点を有する。
第1図は本考案の好ましい一具体例の断面図、
第2図は第1図に示す具体例の一部拡大図、第3
図は第1図に示す−線断面図、第4図は第1
図に示す係合部材の平面図、第5図は第4図に示
す−線断面図、第6図は第1図に示すロツク
部材の平面図、第7図は第1図に示すロツク部材
の側面図、第8図は第1図に示す回動体の一部拡
大図、第9図は第8図に示す溝の説明図、第10
図は第1図に示す回動体の平面図、第11図は第
10図に示すXI−XI線断面図、第12図ないし第
17図は第1図に示す具体例の動作説明図であ
る。 1…筒状部材、9…ピストンロツド、13,1
4…凹所、16…ロツク部材、22…係合部材、
29…回動体。
第2図は第1図に示す具体例の一部拡大図、第3
図は第1図に示す−線断面図、第4図は第1
図に示す係合部材の平面図、第5図は第4図に示
す−線断面図、第6図は第1図に示すロツク
部材の平面図、第7図は第1図に示すロツク部材
の側面図、第8図は第1図に示す回動体の一部拡
大図、第9図は第8図に示す溝の説明図、第10
図は第1図に示す回動体の平面図、第11図は第
10図に示すXI−XI線断面図、第12図ないし第
17図は第1図に示す具体例の動作説明図であ
る。 1…筒状部材、9…ピストンロツド、13,1
4…凹所、16…ロツク部材、22…係合部材、
29…回動体。
Claims (1)
- 筒状部材と、この筒状部材に進退自在に挿入さ
れており、筒状部材内部における外周面に、周方
向に伸びた第一及び第二のV字形斜面が連設され
た棒状部材と、底部が第一及び第二のV字形斜面
のいずれか一方に当接すると共にこの底部から棒
状部材の軸方向に関してV字形に突出している第
一及び第二の突起を有するロツク部材と、このロ
ツク部材を棒状部材に弾性的に保持する保持手段
と、棒状部材の筒状部材への進入に際し、ロツク
部材の底部が第一のV字形斜面に位置する場合に
は第二の突起と当接させ、棒状部材の筒状部材か
らの後退に際し、ロツク部材の底部が第二のV字
形斜面に位置する場合には第一の突起と当接させ
るべく、筒状部材の内面上に設けられた係合部材
と、筒状部材の軸心方向に関して移動自在且つ筒
状部材の軸心を中心として回動自在に筒状部材の
内部であつてロツク部材と筒状部材の棒状部材挿
入端との間に装着された回動体であつて、第一の
傾斜面及びこの第一の傾斜面と交差する第二の傾
斜面を有した前記回動体と、筒状部材と回動体と
の間に配置されており、ロツク部材が第一のV字
形斜面に位置する際に棒状部材の筒状部材への進
入に伴つて、回動体を回動させることにより前記
第二の傾斜面を第一の突起と対向させるカム手段
とからなり、ロツク部材が第一のV字形斜面に位
置する際に第一のV字形斜面は前記第一の傾斜面
と実質的に平行な面を有しており、第一の突起の
頂面と連接すると共に棒状部材と対向する第一の
突起の頂部側面は、ロツク部材が第一のV字形傾
斜面に位置する際、棒状部材の筒状部材からの後
退によつて生起される前記第二の傾斜面のすくい
上げ作用を受容する面を有している支柱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11281383U JPS6021041U (ja) | 1983-07-20 | 1983-07-20 | 支柱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11281383U JPS6021041U (ja) | 1983-07-20 | 1983-07-20 | 支柱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6021041U JPS6021041U (ja) | 1985-02-13 |
JPS6346747Y2 true JPS6346747Y2 (ja) | 1988-12-05 |
Family
ID=30261386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11281383U Granted JPS6021041U (ja) | 1983-07-20 | 1983-07-20 | 支柱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6021041U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009081939A1 (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-02 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | 車両ドアの支持装置及び車両ドア装置 |
JP5056402B2 (ja) * | 2007-12-25 | 2012-10-24 | アイシン精機株式会社 | 車両用中折れ式ドアのロッド構造及び車両用中折れ式ドア |
JP4992766B2 (ja) * | 2007-12-25 | 2012-08-08 | アイシン精機株式会社 | 車両用中折れ式ドアの支持装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5812741B2 (ja) * | 1976-12-29 | 1983-03-10 | 三菱電機株式会社 | 半導体記憶装置の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5812741U (ja) * | 1981-07-20 | 1983-01-26 | トキコ株式会社 | ガススプリング |
-
1983
- 1983-07-20 JP JP11281383U patent/JPS6021041U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5812741B2 (ja) * | 1976-12-29 | 1983-03-10 | 三菱電機株式会社 | 半導体記憶装置の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6021041U (ja) | 1985-02-13 |
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