JPS6346712Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6346712Y2 JPS6346712Y2 JP1981087532U JP8753281U JPS6346712Y2 JP S6346712 Y2 JPS6346712 Y2 JP S6346712Y2 JP 1981087532 U JP1981087532 U JP 1981087532U JP 8753281 U JP8753281 U JP 8753281U JP S6346712 Y2 JPS6346712 Y2 JP S6346712Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- shaft
- rotor
- oil
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 239000010802 sludge Substances 0.000 description 4
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、発電機直結形真空ポンプの改良に
関するものである。
関するものである。
まず、この種の従来の装置を第1図、第2図に
ついて説明する。1は自動車用発電機のブラケツ
トリヤ、2はこのブラケツトリヤ1に軸受3を介
して支持され、かつ、図示しない原動機により駆
動される軸である。4は上記軸2にスプライン嵌
合により固定されるロータで、4aはロータ4の
端面に複数個設けられた溝、4bはロータ4の軸
方向に複数個設けられた抜き穴、4cはロータ4
に放射状に複数個設けられた溝である。5は上記
軸2及びロータ4の中心と偏心した筒状内周面を
持つハウジング、6はこのハウジング5を上記ブ
ラケツトリヤ1に固定する取付ボルト、7は上記
ロータ4に放射状に配置され、かつ、溝4c内に
径方向に摺動可能に挿入されているベーン、8は
上記ブラケツトリヤ1とハウジング5との接合面
の気密を保つパツキン、9は上記ブラケツトリヤ
1に固定されたオイルシールで、上記軸2の外周
に摺接して、ポンプの作動室の気密を保つ。1
0,11,12は上記ハウジング5に設けられた
吸入口、排出口、給油口であり、それぞれ図示し
ない真空タンク、オイルパン、油ポンプに接続さ
れている。
ついて説明する。1は自動車用発電機のブラケツ
トリヤ、2はこのブラケツトリヤ1に軸受3を介
して支持され、かつ、図示しない原動機により駆
動される軸である。4は上記軸2にスプライン嵌
合により固定されるロータで、4aはロータ4の
端面に複数個設けられた溝、4bはロータ4の軸
方向に複数個設けられた抜き穴、4cはロータ4
に放射状に複数個設けられた溝である。5は上記
軸2及びロータ4の中心と偏心した筒状内周面を
持つハウジング、6はこのハウジング5を上記ブ
ラケツトリヤ1に固定する取付ボルト、7は上記
ロータ4に放射状に配置され、かつ、溝4c内に
径方向に摺動可能に挿入されているベーン、8は
上記ブラケツトリヤ1とハウジング5との接合面
の気密を保つパツキン、9は上記ブラケツトリヤ
1に固定されたオイルシールで、上記軸2の外周
に摺接して、ポンプの作動室の気密を保つ。1
0,11,12は上記ハウジング5に設けられた
吸入口、排出口、給油口であり、それぞれ図示し
ない真空タンク、オイルパン、油ポンプに接続さ
れている。
次に動作について説明する。軸2が矢印の方向
へ回転すると、ベーン7に生ずる遠心力により、
ベーン7は外方向へ突出し、ハウジング5の内壁
を摺動しながら回転し、これにより吸入口10か
ら真空タンク内の空気を吸入し、排出口11から
排出し、ポンプ作用を行う。一方、、給油口12
からハウジング5内に供給された油は、ベーン7
とロータ4の摺動面の潤滑を行い、排出口11か
らオイルパンへ排出される。
へ回転すると、ベーン7に生ずる遠心力により、
ベーン7は外方向へ突出し、ハウジング5の内壁
を摺動しながら回転し、これにより吸入口10か
ら真空タンク内の空気を吸入し、排出口11から
排出し、ポンプ作用を行う。一方、、給油口12
からハウジング5内に供給された油は、ベーン7
とロータ4の摺動面の潤滑を行い、排出口11か
らオイルパンへ排出される。
〔考案が解決しようとする課題〕
一般に真空ポンプで発生した真空は車両のブレ
ーキの倍力装置に使用され、真空ポンプと倍力装
置の間には普通、真空タンクが設けられている。
通常、真空タンクは高真空に保たれており、ブレ
ーキの操作により大気が導入されるが、この大気
は瞬時にして真空ポンプにより吸入され、真空タ
ンク内の圧力を高真空にする。この時、オイルシ
ール9の真空ポンプ側の圧力も真空タンク内の圧
力変動と同様の圧力変動が生じる。同時に真空ポ
ンプに給油されている油も給油口12からロータ
4端面に設けられている溝4aと抜き穴4b又は
溝4cの底部を通りオイルシール9部に給油され
る。これも間欠的に高い圧力で給油されるために
オイルシール9には圧力変動が生じる。そしてこ
れらの圧力変動は直接オイルシール9に働く為
に、オイルシール9の特性を低下させ、オイル漏
れが生じるなどしてオイルシール9の耐久性を低
下させる原因となるという問題点があつた。
ーキの倍力装置に使用され、真空ポンプと倍力装
置の間には普通、真空タンクが設けられている。
通常、真空タンクは高真空に保たれており、ブレ
ーキの操作により大気が導入されるが、この大気
は瞬時にして真空ポンプにより吸入され、真空タ
ンク内の圧力を高真空にする。この時、オイルシ
ール9の真空ポンプ側の圧力も真空タンク内の圧
力変動と同様の圧力変動が生じる。同時に真空ポ
ンプに給油されている油も給油口12からロータ
4端面に設けられている溝4aと抜き穴4b又は
溝4cの底部を通りオイルシール9部に給油され
る。これも間欠的に高い圧力で給油されるために
オイルシール9には圧力変動が生じる。そしてこ
れらの圧力変動は直接オイルシール9に働く為
に、オイルシール9の特性を低下させ、オイル漏
れが生じるなどしてオイルシール9の耐久性を低
下させる原因となるという問題点があつた。
また、真空ポンプにはエンジンの冷却、潤滑に
使用した油の一部が給油されるので、ピストン、
シリンダなどの摺動部で生じた微小な金属片など
のスラツジが混入しているが、従来装置では、給
油された油は直接オイルシール9に至るので、こ
のスラツジがオイルシール9の摺動部に突きささ
り、軸2を摩耗させ、オイル洩れの原因となり、
発電機そのものの耐久性や機能をも低下させると
いう問題点があつた。
使用した油の一部が給油されるので、ピストン、
シリンダなどの摺動部で生じた微小な金属片など
のスラツジが混入しているが、従来装置では、給
油された油は直接オイルシール9に至るので、こ
のスラツジがオイルシール9の摺動部に突きささ
り、軸2を摩耗させ、オイル洩れの原因となり、
発電機そのものの耐久性や機能をも低下させると
いう問題点があつた。
この考案は、このような問題点を解決するため
になされたもので、オイルシールの耐久性を向上
させ、品質の高い発電機直結形真空ポンプを得る
ことを目的としている。
になされたもので、オイルシールの耐久性を向上
させ、品質の高い発電機直結形真空ポンプを得る
ことを目的としている。
この考案にかかる発電機直結形真空ポンプは、
ロータにブラケツトの内周側へ軸方向に円筒状突
出部を設け、この突出部の外周部とブラケツトの
内周部とを半径方向にすき間をあけ対応させラビ
リンスを構成したものである。
ロータにブラケツトの内周側へ軸方向に円筒状突
出部を設け、この突出部の外周部とブラケツトの
内周部とを半径方向にすき間をあけ対応させラビ
リンスを構成したものである。
この考案においては、ロータの円筒状突出部と
ブラケツトの内周部とによりラビリンスが構成さ
れており、真空ポンプ作動部で生じた圧力変動は
上記ラビリンスの効果により緩和されてオイルシ
ールに至るので、発電機側への漏れが阻止され
る。また、給油された油のオイルシール側へ至る
量は、ラビリンスにより大幅に制限され、油中の
スラツジによるオイルシールへの悪影響が抑制さ
れる。
ブラケツトの内周部とによりラビリンスが構成さ
れており、真空ポンプ作動部で生じた圧力変動は
上記ラビリンスの効果により緩和されてオイルシ
ールに至るので、発電機側への漏れが阻止され
る。また、給油された油のオイルシール側へ至る
量は、ラビリンスにより大幅に制限され、油中の
スラツジによるオイルシールへの悪影響が抑制さ
れる。
第3図はこの考案の一実施例を示すもので、4
dはロータ4の端面にブラケツト1の内周側へ軸
方向に張り出して設けられた円筒状突出部であ
り、この突出部の外周部とブラケツト1の内周部
1aとの間に半径方向のすき間を有するラビリン
スを構成したものである。なお、その他の構成に
ついては上記従来のものと同様であるので、説明
を省略する。
dはロータ4の端面にブラケツト1の内周側へ軸
方向に張り出して設けられた円筒状突出部であ
り、この突出部の外周部とブラケツト1の内周部
1aとの間に半径方向のすき間を有するラビリン
スを構成したものである。なお、その他の構成に
ついては上記従来のものと同様であるので、説明
を省略する。
このように、ロータ4に設けた円筒状突出部4
dとブラケツト1の内周部1aとの間でラビリン
スの効果を持たせることにより、真空ポンプの作
動部で生じた圧力変動は著しく緩和されてオイル
シール9に至る。また、このラビリンス構造によ
り、給油された油のうちオイルシール9に到達す
る油は、大幅に制限されるので、オイルシール9
に悪影響を及ぼすスラツジの量も大幅に減少され
る。
dとブラケツト1の内周部1aとの間でラビリン
スの効果を持たせることにより、真空ポンプの作
動部で生じた圧力変動は著しく緩和されてオイル
シール9に至る。また、このラビリンス構造によ
り、給油された油のうちオイルシール9に到達す
る油は、大幅に制限されるので、オイルシール9
に悪影響を及ぼすスラツジの量も大幅に減少され
る。
なお、第4図に他の実施例を示すように、ブラ
ケツト1とロータ4の双方に軸方向の円筒状突出
部1c,4dを設け、突出部4dの外周部と突出
部1cの内周部とをすき間をあけ対応させ、ラビ
リンスを構成しても、同様の効果を奏する。
ケツト1とロータ4の双方に軸方向の円筒状突出
部1c,4dを設け、突出部4dの外周部と突出
部1cの内周部とをすき間をあけ対応させ、ラビ
リンスを構成しても、同様の効果を奏する。
以上のように、この考案によれば、ロータにブ
ラケツトの円周側へ軸方向に円筒状突出部を設
け、双方間にラビリンスを構成したので、オイル
シールの耐久性を向上させ、品質の高い発電機直
結形真空ポンプが得られるという効果がある。
ラケツトの円周側へ軸方向に円筒状突出部を設
け、双方間にラビリンスを構成したので、オイル
シールの耐久性を向上させ、品質の高い発電機直
結形真空ポンプが得られるという効果がある。
第1図は従来の発電機直結形真空ポンプを示す
側断面図、第2図は第1図の−線における断
面図、第3図はこの考案の一実施例を示す側断面
図、第4図はこの考案の他の実施例を示す側断面
図である。 図中、1はブラケツト、1aは内周部、1cは
突出部、2は軸、3は軸受、4はロータ、4dは
突出部、5はハウジング、7はベーン、9はオイ
ルシール、10は吸入口、11は排出口、12は
給油口である。なお、図中同一符号は同一又は相
当部分を示す。
側断面図、第2図は第1図の−線における断
面図、第3図はこの考案の一実施例を示す側断面
図、第4図はこの考案の他の実施例を示す側断面
図である。 図中、1はブラケツト、1aは内周部、1cは
突出部、2は軸、3は軸受、4はロータ、4dは
突出部、5はハウジング、7はベーン、9はオイ
ルシール、10は吸入口、11は排出口、12は
給油口である。なお、図中同一符号は同一又は相
当部分を示す。
Claims (1)
- 吸入口と排出口と給油口を有し筒状に形成され
たハウジングと、このハウジング内の筒状内周面
と偏心して設けられた軸と、この軸を回転可能に
支承する発電機のブラケツトと、上記ハウジング
の筒状内周面に偏心し、かつ、上記軸と同心に形
成されたロータと、このロータに径方向に摺動可
能に装着されると共に上記ハウジングの筒状内周
面に常に摺接して上記吸入口から上記排出口に流
体を圧送し得るベーンと、上記ブラケツトに固定
され上記軸の外周に摺接してポンプの作動室を気
密に保つオイルシールを備えたものにおいて、上
記ロータに上記ブラケツトの内周側へ軸方向に円
周状突出部を設け、この突出部の外周部とブラケ
ツトの内周部とを半径方向にすき間をあけ対応さ
せラビリンスを構成したことを特徴とする発電機
直結形真空ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981087532U JPS6346712Y2 (ja) | 1981-06-12 | 1981-06-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981087532U JPS6346712Y2 (ja) | 1981-06-12 | 1981-06-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57198390U JPS57198390U (ja) | 1982-12-16 |
JPS6346712Y2 true JPS6346712Y2 (ja) | 1988-12-02 |
Family
ID=29882733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981087532U Expired JPS6346712Y2 (ja) | 1981-06-12 | 1981-06-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6346712Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50160817A (ja) * | 1974-06-07 | 1975-12-26 |
-
1981
- 1981-06-12 JP JP1981087532U patent/JPS6346712Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50160817A (ja) * | 1974-06-07 | 1975-12-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57198390U (ja) | 1982-12-16 |
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