JPS6346669A - ディスクカセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種のアナログ、ディジタル信号等の記録再
生用磁気ディスクカセットであって、特に、上及び下ハ
ーフから構成され、その上及び下ハーフの少なくとも一
方にヘッド挿入孔が形成されて成るカセット筐体と、そ
のカセット筐体内に回転自在に収納された磁気シートに
て構成された磁気ディスク等の如きディスク状記録媒体
と、前記カセット筐体に移動自在に取付けられて前記ヘ
ッド挿入孔を開閉するシャッターとを具備する記録再生
用ディスクカセットに関するものである。

〔背景技術とその問題点〕

上記の記録再生用ディスクカセットによれば、その不使
用時においてはシャッターにてヘッド挿ヌ孔を閉塞して
おくことが出来るので、ヘッド挿入孔からカセット内に
異物や塵埃等が侵入してこれらがディスク状記録媒体の
記録再生面に付着して、記録再生に弊害を招（ようなこ
とを防止出来て有効なものである。

ところで従来は、ヘッド挿入孔を開放する位置までシャ
ッターを移動させた時に、そのシャッターに設けた係合
孔をハーフに設けた山形突起にクリック的に係合させて
ロックさせる。またシャッターを前記開放位置から閉塞
位置へ移動させることによって前記係合孔を前記山形突
起からクリック的に外してロック解除させると共に、そ
の閉塞位置でも別の係合孔と山形突起とによって同じよ
うにロックさせるように構成していた。そして使用に際
しては、シャッターを開放位置へ移動させてロックした
後に、カセットを記録再生装置に装着するようにし、ま
たカセットを記録再生装置から取外した後には、シャッ
ターを閉塞位置へ移動させてロックさせるようにしてい
た。

しかしながらこのような従来構造では、シャッターを顧
緊に往復動させている間に、ハーフに設けられている山
形突起がシャッターの保合孔のユッヂで次第に削り取ら
れてしまい、やがてはシャッターをロック出来なくなっ
てしまう欠陥があった。

〔発明の目的〕

本発明は上述の如き欠陥を是正出来て、長時間の使用に
よってもシャッターを確実にロックすることが出来る信
鯨性の高いロック構造を有し、しかもシャッターを開放
位置から閉塞位置へワンタッチで軽快に移動操作するこ
とが出来る操作性の良いものを提供しようとするもので
ある。

′〔発明の概要」 本発明は、上及び下ハーフから構成され、その上及び下
ハーフの少な（とも一方にヘッド挿入孔が形成されて成
るカセット筐体と、そのカセット筐体内に回転自在に収
納されたディスク状磁気記録媒体と、前記カセット筐体
に移動自在に取付けられて前記ヘッド挿入孔を開閉する
シャッターとを具備する磁気ディスクカセットにおいて
、前記ヘッド挿入孔を開放する位置から閉塞する位置へ
前記シャッターを移動附勢するＶ字状若しくは０字状の
線条バネと、前記シャッターを前記開放位置に保持する
掛け外し操作可能なロック機構とを具備し、前記線条バ
ネが、その一端にリング状の係止部を備えて上及び下ハ
ーフの一方に形成されたピンに回動自在に係止されてい
ると共に、前記線条バネの他端が自由端となっていて前
記シャッターの一側部に係止されていることを特徴とす
るものである。

このように構成することにより、シャッターを開放位置
から閉塞位置へバネ力でもって軽快に移動操作でき、従
って、操作性が非常によく、また附勢バネをカセット筐
体内に極めて簡単に組込むことができ、しかもバネ附勢
構造の信重頁性及び耐久性が格段に優れた磁気ディスフ
カセントを得ることができるようにしている。

〔実施例〕

以下本発明を適用した記録再生用ディスクカセットの実
施例を図面に基き説明する。

先づ第１図及び第２図において、カセット筺体１は第２
図に示されるようにほぼ正方形状をなす薄い筐体に構成
されている。そしてこのカセット筺体ｌは第１図に示さ
れるような上ハーフ２と下ハーフ３とを構成されており
、これら上下ハーフ２．３は上下から相互に嵌合されて
周囲を接着されるか又は四隅を溶着ダボ締めやビス止め
等の適宜固着方法によって固着されて一体に結合されて
いる。なお上下ハーフ２．３はＡＢＳ樹脂の如き適度な
弾性を有する合成樹脂にて成形されている。

そしてカセット筺体１内には磁気シートにて構成された
磁気ディスク等の如きディスク状記録媒体（以下単にデ
ィスクと記載する）４が回転自在に収納されている。な
お第１図に示されるようにディスク４はその中央に一体
に固着された金属板からなるセンタープレート５によっ
て下ハーフ３の中央部に設けられた円形孔６に嵌合され
た状態で回転自在に収納されている。また上ハーフ２と
下ハーフ３とには夫々パッド挿入孔７とヘッド挿入孔８
とが設けられている。これら再挿入孔７．８はディスク
４の半径方向に延びる長孔にて構成されていて上下から
相対向する状態に配置されている。そしてディスク４の
記録再生面４ａはヘッド挿入孔８と対向するように下向
きに配置されている。次に第２図に示されるようにカセ
ット筺体１にはシャッター１１が移動自在に取付けられ
ている。このシャッター１１は第１図に示されるように
ステンレス、アルミニウム、合成樹脂等をはばコ字状に
成形したものであって、その直方形状をなす上片１１ａ
及び下片１１ｂの一端側には前記再挿入孔７．８に一致
される一対の窓孔１２．１３が設けられている。一方上
下ハーフ２．３の一端縁ｌａ側の上下面には夫々長方形
状をなす凹部１４が形成されている。そしてシャッター
１１はカセット筺体１を上下に跨ぐようにしてその上下
片１１ａ、ｌｌｂを上下両凹部１４内に嵌合させた状態
で、カセット筺体１の一端縁１ａに沿って直線的に往復
動自在に取付けられている。

次に第３Ａ図及び第３Ｂ図はシャッター１１による再挿
入孔７．８の開閉状態を示したものであり、シャッター
１１を第３Ａ図の如く一側方の開放位置へ移動させると
、両窓孔１２．１３が再挿入孔７．８上に重ねられて、
これら再挿入孔７．８が開放される。またシャッター１
１を第３Ｂ図の如く他側方の閉塞位置へ移動されると、
両窓孔１２．１３が再挿入孔７．８上から横にずれて、
これら再挿入孔７．８が上下片１１ａ、Ｉｌｂにて閉塞
される。

なおこの際第３Ａ図及び第３Ｂ図に示されるように、シ
ャッター１１はＶ字状の線条バネ１６によって開放位置
から閉塞位置（矢印ａ方向）へ移動附勢されている。そ
してシャッター１１を開放位置（矢印す方向）に移動さ
せると線条バネ１６が圧縮される。なおシャッター１１
は後述するロック構造により開放位置にてロックされる
が、そのロックが解除されると、シャッター１１は線条
バネ１６の反発力にて閉塞位置へ自動的に移動されて前
記閉塞状態に保持されるように構成されている。

またこの記録再生用ディスクカセットは、例えばシャッ
ター１１を第３Ａ図の如く開放位置へ移動させた状態で
ロックして記録再生装置に装着される。なお記録再生装
置へのカセツトの挿入動作を利用してシャッター１１を
開放させることも可能である。すると記録再生装置に設
けられているディスク駆動用回転台上にディスク４が円
板５によってマグネット吸着されて位置決めされる。そ
してヘッド挿入孔８からカセット筺体１内に挿入された
磁気ヘッド等からなる記録再生用ヘッドがディスク４の
記録再生面４ａに接触されると共に、バンド挿入孔７か
らカセット筺体１内に挿入されたパッドにてディスク４
の上面側が抑えられる。

そしてその状態でディスク４が回転駆動されると共に記
録再生用ヘッドがディスク４を半径方向に走査して、所
望の記録再生動作が行われるものである。

次に第４図は線条バネ１６の取付構造を示すために上ハ
ーフ２の一部を取除いた状態の部分正面図である。線条
バネ１６は、その一端に取付用フック部１６ａが形成さ
れ、また他端にはシャッター１１に係止するための直角
に折り曲げられた係止部１６ｂを備え、また中間の折曲
部１６ｃはコイル状に約３６０°巻回されて全体として
７字状に成形されている。上ハーフ２と下ハーフ３とを
一体結合する際に、第４図の実線の如くに、線条バネ１
６のフック部１６ａが下ハーフ３のコーナ一部に形成さ
れたビン１７に挿入され、これによってバネ１６がカセ
ット筐体に回動自在に取付けられる。また下ハーフ３に
は、バネ１６の位置を規制する３つの位置規制ビン１８
〜２ｏが形成され、バネ１６はこれら規制ビンの範囲内
で伸縮動作をする。

上ハーフ２及び下ハーフ３が一体結合され、シャッター
１１が各ハーフの凹部１４に挿入されると、次に線条バ
ネ１６の一端の係止部１６ｂがシャッター１１の側部１
１ｃの内側に形成された係止片２１と第４図の点線の如
くに係合される。このように線条バネ１６をカセット筐
体とシャッター１１との間に取付ける作業は極めて簡単
である。

しかも線条バネ１６によるシャッター附勢構造は、極め
て簡単である故、長期にわたって故障のない安全な動作
が得られる。

第５図はシャッターの構造を示す破断斜視図であって、
上記係止片２１は、シャッター１１の側部１１ｃの一部
を内側にＬ字状に折曲げることによって形成され、線条
バネ１６の係止部１６ｂは、この係止部２１に形成され
たスリット２１ａに引っ掛けられて係止されるようにな
っている。なおシャッター１１の係止片２１に隣接して
、シャッターをその開放位置にロックさせるため設けら
れたカセット筐体のロック機構に係合する角穴２２が側
部１１ｃから下片１１ｂにかけて形成されている。また
シャッター１１の下片１１ｂには、下ハーフ３に形成さ
れたガイド溝（図示せず）に係合する一対の突起２３が
形成され、これによってシャッター１１がカセット筐体
から容易に脱落することなく摺動自在に保持されている
。

次に第６Ａ図及び第６Ｂ図はシャッター開放位置におけ
るロック機構の１つの実施例を示す斜視図である。既述
のようにシャッター１６に角穴２２がロック用に設けら
れている。カセット筐体１の下ハーフ３の一側縁には第
６Ａ図の如くにロック爪２５が一体成形されている。シ
ャッター１１を線条バネ１６の附勢力に逆ってヘッド挿
入孔７の開放位置に移動させると、シャッターの角穴２
２にロック爪２５が第６Ｂ図の如くに係合して、シャッ
ター１１がその開放位置にロックされる。

ロック状態を解除する目的で、第７Ａ図の部分横断面図
に示すように、上ハーフ２の内側には、ビン状のロック
解除用突起２６が一体成形されている。この突起２６は
ロック爪２５の近傍位置で下゛ハーフ３に設けられた貫
通孔２７に挿通されている。また第６Ａ図及び第６Ｂ図
の破線部で示すように、下ハーフ３の角部３ａとそれに
対向されている上ハーフ２０角部２ａとの間には、所定
長さ及び巾のスリット２９が形成されている。従って、
シャッター１１のロック解除時に、第７８図に示す如く
上下ハーフ２．３の角部２ａ、３ａを矢印Ｃ及びｄ方向
から押圧すると、ロック解除用突起２６の先端がシャッ
ター１１の角穴２２の近傍位置の下片１１ｂを矢印ｄ方
向から突上げて、シャッター１１がロック爪２５から外
される。

なお下ハーフ３の角部３ａの内側には、既述の如く線条
バネ１６を支持するピン１７が形成されているので、こ
のピン１７に対向する上ハーフ２には貫通孔２８が形成
されている。ロック解除時に上下ハーフ２．３を撓ませ
ると、第７Ｂ図の如くにピン１７は貫通孔２８内に挿入
されるので、ピン１７がロック解除の障害になることは
ない。

なお貫通穴２８の代りに上ハーフ２の内側に凹所を形成
してもよい。

次に第８図は、線条バネ１６の取付方法の別の実施例を
示している。この方法では、線条バネ１６のフック部１
６ａに短い直線状の延長部１６ｄが設けられ、この部分
が組立て時に下ハーフ３に熱溶着で固定されるように成
されている。この場合、線条バネ１６のフック部１６ａ
とピン１７とは比較的ゆるく嵌合されてよく、またピン
１７は単に支点としての機能を持つだけであるので、ロ
ック解除時のハーフの撓みの障害にならないように低く
してよい。

第９図は線条バネ１６の取付方法の更に別の実施例を示
す部分的な横断面図であって、この例では、上ハーフ２
の側にピン１７が設けられ、下ハーフ３の側にその貫通
孔２８が設けられている。

図のように、ピン１７の先端がバネ１６の抜ケ止めのた
めに熱でかしめられてもよい。

次に第１Ｏ図は線条バネ１６の別の実施例を示している
。この例ではバネ１６はＵ字状またはΩ状に形成され、
その一端のフック部１６ａが下ハーフ３のピン１７に挿
入支持されると共に、他端がシャッター１１の側部に係
止されている。機能は第３Ａ、３Ｂ図及び第４図の実施
例に示したＶ字状線条バネ１６と同一である。

以上、本発明の一実施例に付き述べたが、本発明の技術
的思想に基いて種々の変更が可能である。例えば、シャ
ッター１１のロック機構とじては、第６Ａ図、第６Ｂ図
に示した構造の他に、ロック解除の突き出し用突起２６
がなく、ハーフを撓ませることによってロック解除を行
うものなど種々用いることができる。

〔発明の効果〕

本発明は上述の如く、ディスフカセントのヘッド挿入孔
を開放する位置から閉塞する位置へシャッターを移動附
勢するＶ字状若しくはＵ字状の線条バネを設け、また前
記シャッターを前記開放位置に保持する掛け外し操作可
能なロック機構を設けたので、シャッターを開放位置か
ら閉塞位置へバネ力でもってワンタッチで軽快に移動操
作でき、従って、操作性が非常によいディスフカセント
を得ることができる。

また前記線条バネが、その一端にリング状の係止部を備
えて上及び下ハーフの一方に形成されたピンに回動自在
に係止されていると共に、前記線条バネの他端が自由端
となっていて前記シャッターの一側部に係止されるよう
にしたから、カセットｆｆ１体の組立時に線条バネのリ
ング状係止部をカセットハーフのピンに挿入し、その後
シャッターを取付けて線条バネの他端をシャッターに係
止するという極めて簡単な作業でもって、バネをカセッ
ト筐体内に組込むことができる。しかもシャッターのバ
ネ附勢構造が極めて簡単なため、長期にわたって故障の
ないシャッター開閉動作を行わせることができ、信頼性
及び耐久性が格段に優れた磁気ディスクカセットを提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の磁気ディスクカセットの分解
斜視図、第２図はカセットの組立て完了状態の斜視図、
第３Ａ図及び第３Ｂ図はシャッターによるカセット筐体
のヘッド挿入孔の開閉状況を説明する要部の平面図、第
４図は線条バネの取付状況を説明するための下ハーフの
内側面の要部平面図、第５図はシャッターの要部の構造
を示す部分破断斜視図、第６Ａ図及び第６Ｂ図はロック
機構の詳細を示す要部の斜視図、第７Ａ図及び第７Ｂ図
はシャッターのロック状態及びロック解除動作を説明す
るための要部の拡大断面図、第８及び第９図は夫々線条
バネの取付方法の別の実施例を示す要部の平面図及び断
面図、第１０図は線条バネの形状の変形例を示す第４図
と同様な部分平面図である。 なお図面に用いられた符号において、 ２−・・−・・−一−−−・−上ハーフ３・−・−・・
−・−・−・下ハーフ ４・−・−一−−−−−−−−−−・−ディスク７・−
・・・−−−ｍ−・・・・−ｍ−−−・パフ）’　挿入
孔８−・・−・−一−−−〜・−・−ヘッド挿入孔１１
−・−・・−−−一−・・・−−−−一一シャッター１
６・・−一−−−−・−−−−一・・・−線条バネ１７
・−・−・−・−・−・・・−ピン１８．１９．２〇−
位置規制ピン ２１・−一−−−−−−・・−・−・・−係止片２２−
・−一−−−・・−〜−−−・・−角穴２５・・・・・
・−−−−−−−・・−ロック爪２６−−−−−・−・
−・−・−・−突起２７．２８−・・−・−・−・・・
貫通孔である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上及び下ハーフから構成され、その上及び下ハーフの少
   なくとも一方にヘッド挿入孔が形成されて成るカセット
   筐体と、そのカセット筐体内に回転自在に収納されたデ
   ィスク状磁気記録媒体と、前記カセット筐体に移動自在
   に取付けられて前記ヘッド挿入孔を開閉するシャッター
   とを具備する磁気ディスクカセットにおいて、前記ヘッ
   ド挿入孔を開放する位置から閉塞する位置へ前記シャッ
   ターを移動附勢するＶ字状若しくはＵ字状の線条バネと
   、前記シャッターを前記開放位置に保持する掛け外し操
   作可能なロック機構とを具備し、前記線条バネが、その
   一端にリング状の係止部を備えて上及び下ハーフの一方
   に形成されたピンに回動自在に係止されていると共に、
   前記線条バネの他端が自由端となっていて前記シャッタ
   ーの一側部に係止されていることを特徴とする磁気ディ
   スクカセット。