JPS634655Y2 - - Google Patents

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JPS634655Y2
JPS634655Y2 JP1982060770U JP6077082U JPS634655Y2 JP S634655 Y2 JPS634655 Y2 JP S634655Y2 JP 1982060770 U JP1982060770 U JP 1982060770U JP 6077082 U JP6077082 U JP 6077082U JP S634655 Y2 JPS634655 Y2 JP S634655Y2
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JP
Japan
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seat
infant
backrest
center
protection
Prior art date
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Application number
JP1982060770U
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English (en)
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JPS58161733U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は座席、詳しくは背もたれ部が幼児用座
席となる座席に関する。
従来、幼児用座席を備えた座席としては、種々
のものがあるが、例えば実開昭5−19059号公報
に記載のものがある。これは第1図に示すよう
に、背もたれ部100の中央部に形成された凹部
101に嵌合する背当兼幼児用椅子102と、背
もたれ部100上部に回動可能に取付けられた保
護サークル103と、両者を連結するベルト10
4とから構成されたものである。この従来例を幼
児用座席とするには、背当兼幼児用椅子102及
び保護サークル103を前方に回動すればよい
が、この状態においては幼児の背中が当る部分に
凹部101が位置することになり、幼児の背中を
十分に支えることが難しく、背もたれ部としての
機能はないに等しいものであつた。また保護サー
クル103は、背もたれ部100の上部周縁に収
納される構成であるため、通常の座席として使用
する場合に邪魔になることもあつた。
さらに別の従来例としては、実開昭55−143056
号公報や実開昭56−64829号公報に記載のものが
知られていた。前者の従来例は、大人用に形成さ
れた座席本体と、この座席本体に出入可能に組込
まれて突出時に幼児が着座可能な状態に保持され
かつ納入時に前記座席本体と面一な状態に保持さ
れる幼児用の補助座席と、前記座席本体に出入可
能に組込まれて突出時に幼児の胸部分を囲繞する
位置に保持されかつ納入時に前記座席本体と面一
な状態に保持される前防護枠とを具備してなるも
のである。後者の従来例は、シートバツクの上半
部における両側辺部と上辺部とが一体の門形をな
し、両側辺部の下部においてシートバツクフレー
ム側に回動自在に軸支されていると共に、シート
バツクの下半部の主体部分が、シートバツクたる
位置と、シートクツシヨンと略平行する位置との
2位置を選択的に占めうるよう、シートバツクフ
レーム側に軸支されているものである。両者とも
に第1図に示す従来例の問題点を解決したもので
はあるが、幼児の保護の点で十分なものではなか
つた。両者ともに、防護枠と幼児用座部となる背
もたれ部の一部との間に大きな隙間があり、この
隙間から急制動時等に幼児がころがり落ちるおそ
れがあつた。
そこで、本考案は、より一層の幼児の保護を図
ることのできる座席を提供することを目的とす
る。
この目的を達成するため、本考案は、座席のも
たれ部表面を中央下方部と中央上部及び下端部を
除く側部より構成される周縁部とに分割し、中央
下方部と周縁部との各下端部を背もたれ部に回動
可能に取付け、中央下方部を前方に倒してその裏
面を幼児用座部とし、周縁部を前方に倒してこの
囲まれたスペース内に幼児が収容される幼児用保
護部とした座席において、幼児用座部の上端部中
央と幼児用保護部の上部中央とを幼児着座時に幼
児の股間に位置するベルトで連結し、幼児用保護
部を前方へ倒したときにその下端側が背もたれ部
の側部下端部上部にぶつかつて略水平状態で静止
するように構成されると共に幼児用座部を前方へ
倒したときにその表面が座部に当接して略水平状
態で停止するように構成され、幼児用座部と保護
部を前方へ倒したときに残りの背もたれ部は、幼
児用の平坦な背もたれ面となるように構成された
ものである。
以下図示の実施例を参照して本考案を説明す
る。
第2図に、本考案の一実施例である座席10を
示す。座席10は、通常のものと同様に座部1
と、これに回動自在に取付けられる背もたれ部2
と、背もたれ部2の上部に取付けられるヘツドレ
スト3とから構成され、背もたれ部2はリクライ
ニング装置4により座部1に対する傾斜角度を調
節できるようになつている。そして本考案の要部
である背もたれ部2は、その表面部(背もたれ部
2の幅方向略1/2の部分に当る)が2分割されて
いる。背もたれ部2表面部は、ほぼ矩形の中央下
方部と、側部下端部23,23を除く側部及び中
央上部よりなる略コ字状の周縁部とに分割され、
夫々中央下方部が幼児用座部21に、周縁部が幼
児用保護部22になつている。幼児用座部21の
下端は、側部下端部23,23間に水平に設けら
れた回動軸24に取付けられ、回動軸24を中心
に座部1の方向に対して回動自在となつている。
同様に幼児用保護部22も側部下端部23,23
の上部において回動軸25を介して回動自在に取
付けられている。また幼児用座部21の上端部と
幼児用保護部22との間はベルト5により連結さ
れている。ベルト5は、第2図の状態において、
幼児用座部21と幼児用保護部22との間に介在
して両者間を緊密にし、幼児用座部21及び幼児
用保護部22が容易に前方に回動しないようにし
ている。さらに幼児用座部21及び幼児用保護部
22は、第2図における背もたれ面のみでなく、
その裏面あるいは側面もクツシヨン材で被覆され
ている。
このように構成された座席10を通常の座席か
ら幼児用座席とするには、まず背もたれ部2の上
部、つまり幼児用保護部22の上部を座部1の方
向に倒す。幼児用保護部22が回動軸25を中心
に回動すると、ベルト5により連結された幼児用
座部21もベルト5に引張されて回動する。そし
て幼児用保護部22は略水平位置において側部下
端部23,23の上部に当接して回動が止めら
れ、この時幼児用座部21も座部1に当接する
(第3図参照)。また幼児用座部21と幼児用保護
部22との間を連結するベルト5は、第3図の状
態において、ゆるみのないような長さに形成さ
れ、幼児用座部21に幼児を座らせた場合に幼児
の重みにより幼児用保護部22が上方に動きにく
い構造となつている。さらに座席10を幼児用座
席とした際の背もたれ面26は通常の座席と同様
にクツシヨン性を有する背もたれ面となつてい
て、座者(幼児)に快適な着座感を与えることが
できる。
さらにまた、ベルト5は幼児用座部21の上端
部中央と保護部22の上部中央とを連結し、幼児
着座時に幼児の股間に位置することとなる。なお
座席10を幼児用座席として使用しない場合に
は、幼児用保護部22を元の垂直位置に戻し、そ
の後幼児用座部21を幼児用保護部22の下方に
押し込めれば、ベルト5の介在により両者の位置
が固定される。
また、前記実施例では、自動車用前座席につい
て説明したが、第4図に示すように後座席に適用
してもよい。さらに幼児用保護部22の形状をコ
字状としたが、U字状あるいは半円形状としても
よく、その他の構成も前記実施例に限定されるも
のでない。
以上説明したように本考案は、座席の背もたれ
部表面を、中央下方部と中央上部及び下端部を除
く側部より構成される周縁部とに分割し、中央下
方部と周縁部との下端部を背もたれ部に回動自在
に取付け、中央下方部の上端部と周縁部の上部と
をベルトで連結し、中央下方部と周縁部とを座席
座部側に回動すると、中央下方部が幼児用座部
に、周縁部が幼児用保護部になるものであり、特
に次のことを特徴とする。即ち、幼児用座部の上
端部中央と幼児用保護部の中央とを幼児着座時に
幼児の股間に位置するベルトで連結し、幼児用保
護部を前方に倒したときにその下端側が背もたれ
部の側部下端部上部にぶつかつて略水平状態で静
止するように構成されると共に幼児用座部を前方
へ倒したときにその表面が座部に当接して略水平
状態で静止するように構成され、幼児用座部と保
護部を前方へ倒したときに残りの背もたれ部は、
幼児の平坦な背もたれ面となるように構成された
ものである。したがつて中央下方部及び周縁部を
回動して幼児用座席とした場合に、背もたれ面に
凹凸がないため、幼児を楽に座らせることができ
る上、幼児にとつても快適な座席となつている。
また中央下方部と周縁部とをベルトにより連結
し、両者を背もたれ部に収納した時に、両者の隙
間にベルトが介在するため、どちらかが容易に座
部側に回動しない構成となつている。また、ベル
トは幼児の股間に位置するため、保護部による幼
児の胴周りの囲いのみならずベルトによる保護も
なされ、急制動時等に幼児が保護部と座部との隙
間から滑り落ちてしまうのを防止し、幼児の安全
確保が完全となる。さらにまた、幼児用座部と保
護部とを前方に倒したきに特別な固定手段を設け
なくとも座部及び保護部が略水平状態に保たれ
る。さらにまた、幼児用と大人用とに使い分ける
際の操作面でも、ベルトの存在により幼児用座部
と保護部とを別々に操作しなくとも、いずれか一
方を倒したり起立させたりすれば良く、使い勝手
が向上する。さらに周縁部と中央下方部との材質
を異ならしめたものにおいては、周縁部を有効な
サイドサポートとして機能させることができ、便
利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す座席の斜視図、第2図は
本考案の一実施例を示す座席の斜視図、第3図は
第2図の座席の使用状態を示す斜視図、第4図は
他の実施例を示す座席の斜視図である。 1……座部、2……背もたれ部、5……ベル
ト、10……座席、21……幼児用座部(中央下
方部)、22……幼児用保護部(周縁部)、23…
…側部下端部、26……背もたれ面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 座席の背もたれ部表面を中央下方部と中央上
    部及び下端部を除く側部より構成される周縁部
    とに分割し、中央下方部と周縁部との各下端部
    を背もたれ部に回動可能に取付け、中央下方部
    を前方に倒してその裏面を幼児用座部とし、周
    縁部を前方に倒してこの囲まれたスペース内に
    幼児が収容される幼児用保護部とした座席にい
    て、 幼児用座部の上端部中央と幼児用保護部の上
    部中央とを幼児着座時に幼児の股間に位置する
    ベルトで連結し、 幼児用保護部を前方へ倒したときにその下端
    側が背もたれ部の側部下端部上部にぶつかつて
    略水平状態で静止するように構成されると共に
    幼児用座部を前方へ倒したときにその表面が座
    部に当接して略水平状態で静止するように構成
    され、 幼児用座部と保護部を前方へ倒したときに残
    りの背もたれ部は幼児用の平坦な背もたれ面と
    なるように構成された座席。 2 前記中央下方部と周縁部との材質を異ならし
    めたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の座席。
JP1982060770U 1982-04-26 1982-04-26 座席 Granted JPS58161733U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982060770U JPS58161733U (ja) 1982-04-26 1982-04-26 座席

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982060770U JPS58161733U (ja) 1982-04-26 1982-04-26 座席

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58161733U JPS58161733U (ja) 1983-10-27
JPS634655Y2 true JPS634655Y2 (ja) 1988-02-06

Family

ID=30071003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982060770U Granted JPS58161733U (ja) 1982-04-26 1982-04-26 座席

Country Status (1)

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JP (1) JPS58161733U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55143056U (ja) * 1979-03-29 1980-10-14
JPS5849874Y2 (ja) * 1979-10-25 1983-11-14 トヨタ自動車株式会社 子供用シ−トを兼ねるシ−ト

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58161733U (ja) 1983-10-27

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