JPS6346045B2 - - Google Patents

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JPS6346045B2
JPS6346045B2 JP60267583A JP26758385A JPS6346045B2 JP S6346045 B2 JPS6346045 B2 JP S6346045B2 JP 60267583 A JP60267583 A JP 60267583A JP 26758385 A JP26758385 A JP 26758385A JP S6346045 B2 JPS6346045 B2 JP S6346045B2
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JP
Japan
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vitamin
hydroxyvitamin
hydroxy
formula
compounds
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Application number
JP60267583A
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English (en)
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JPS61233618A (ja
Inventor
Harorudo Richaado Baaton Deiretsuku
Henrii Hetsuse Robaato
Ritsuarudo Echio
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RISAACHI INST FUOO MEDEISHIN ANDO KEMISUTORII Inc
Original Assignee
RISAACHI INST FUOO MEDEISHIN ANDO KEMISUTORII Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by RISAACHI INST FUOO MEDEISHIN ANDO KEMISUTORII Inc filed Critical RISAACHI INST FUOO MEDEISHIN ANDO KEMISUTORII Inc
Publication of JPS61233618A publication Critical patent/JPS61233618A/ja
Publication of JPS6346045B2 publication Critical patent/JPS6346045B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J9/00Normal steroids containing carbon, hydrogen, halogen or oxygen substituted in position 17 beta by a chain of more than two carbon atoms, e.g. cholane, cholestane, coprostane

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)
  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Fodder In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は液体状1α−ヒドロキシビタミンD組
成物の製造法に関する。 25−ヒドロキシ基をも有している1α−ヒドロ
キシビタミンD誘導体は、治療においてそれらを
かなり有用ならしめる有利な生化学的性質を有し
ていることが知られている。すなわちそれらは相
当する1α−無置換化合物よりもより速効性であ
り且つ系からより迅速に除去され、そしてその結
果徐々にしか系から除去されない通常のビタミン
D化合物よりもビタミン毒性を誘発する可能性が
より小となる。更に、このヒドロキシル化された
誘導体は、通常のビタミン処置に応答しない一見
ビタミンD欠乏症の症状を緩和するのにも往々に
して有効である。 そこで、本発明者は特定の新規化合物すなわち
1α−ヒドロキシ−25−H−ビタミンD誘導体、
特に1α−ヒドロキシビタミンD2および1α−ヒド
ロキシビタミンD3ならびに相当する1α−ヒドロ
キシ−9,10−ジヒドロタキステロールが特に有
用な活性を有することを見出した。これらの化合
物は、ビタミンD2およびビタミンD3よりもビタ
ミン活性の点でよりすぐれているだけでなく、更
に既知の1α,25−ジヒドロキシビタミンD化合
物よりもそのビタミン活性においてすぐれてい
る。すなわち、例えば1α−ヒドロキシ−25−H
化合物は骨代謝に関してははるかに一層活性な効
果を示す。ビタミンD3系列における試験は、1α
−ヒドロキシ−25水素ビタミンD3が非置換ビタ
ミンD3よりも10〜50倍活性であり、他方1α,25
−ジヒドロキシビタミンD3は非置換ビタミンよ
りもわずか2〜5倍だけ活性であるということを
示している。これらの結果は、25−ヒドロキシ基
が代謝に包含されており、そしてそれ故活性促進
性のものであるべきであるという以前の提案から
みて、特に予期せざるものである。これらの新規
の1α−ヒドロキシ−25−H−ビタミンD化合物
はまた迅速作用性であり、そしてその生物的活性
は速やかに終結され、その結果これまで遭遇され
てきたビタミン毒性の問題は実質的にそれらの使
用によつて回避されることになる。 本発明者等は、驚くべきことに、1α−ヒドロ
キシビタミンD化合物および1α−ヒドロキシ−
9,10−ジヒドロタキステロールが経口投与にお
いて有意な活性を示すこともまた発見した。1α
−ヒドロキシビタミンD3はこの点に関して顕著
である。これは、1α,25−ジヒドロキシビタミ
ンD3に関するこれまでの開示からみれば、全く
予期せざることである。 これまでの開示は、このジヒドロキシビタミン
の経口的投薬が非常に低い活性(例えば抗くる病
活性測定により判定した場合)を有し、そしてジ
ヒドロキシビタミンの非経腸投与が有効な治療効
果を達成するためには必要であるということを示
している。他の点における化合物の生物学的活性
の性質の類似性からみて、1α−ヒドロキシビタ
ミンD化合物は相当するジヒドロキシビタミンと
同様な一般的挙動を示すことが一般に期待され
る。 しかしながら、上皮小体切除/甲状腺切除ラツ
ト(これらは80〜100g重量の雄チヤールズ・リ
バー系ラツトであり、各試験群は6匹のラツトに
より構成されていた)に対する血清カルシウムお
よび燐水準に対する経口投与した1α−ヒドロキ
シビタミンD3と1α,25−ジヒドロキシビタミン
D3(0.1μg/Kg、胃内挿管法)の効果を示してい
る次の表は、未処理対照に比しての血清カルシウ
ム水準の上昇により示されるように、1α−ヒド
ロキシビタミンD3が経口投与ですぐれた活性を
示すこと、一方、経口投与された1α,25−ジヒ
ドロキシビタミンD3は比較的不活性であつて、
対照に比べた場合血清カルシウム水準に有意の変
化を与えないということを示している。この表は
また1α−ヒドロキシビタミンD3により誘発され
る代謝変化は比較的短期持続のものであり、この
1α−ヒドロキシビタミンD3処理ラツト中の血清
カルシウム濃度はビタミン投与後24時間以内で対
照ラツトのそれに非常に近づくということを示し
ている。このことは、1α−ヒドロキシビタミン
D3が系から速やかに除去され、従つて望ましく
ないビタミン毒性副作用を示す可能性がないとい
うことを実証している。
【表】 1α−ヒドロキシビタミンD3の経口的活性およ
びそれによる投与の容易さは、この化合物を広範
な用途にわたつて非常に重要な治療的価値あるも
のとしており、そして既知の非経腸的投与可能な
1α,25−ジヒドロキシビタミンD誘導体に比し
てこの化合物の用途をかなり強化する。 上記化合物等は、液体状の組成物として経口投
与可能であり、特に食用油に上記化合物等を溶解
せしめた組成物が、安定性等において好ましい。 従つて本発明によれば、1α−ヒドロキシビタ
ミンD化合物または1α−ヒドロキシ−9,10−
ジヒドロタキステロールを食用油に溶解せしめる
ことを特徴とする液体状1α−ヒドロキシビタミ
ンD組成物の製造法が提供される。 1α−ヒドロキシビタミンD化合物は、下記式
〔1〕 〔式中R6およびR7はそれぞれ水素原子またはヒ
ドロキシル基を表わすかまたは一緒になつて炭素
−炭素二重結合またはエポキシ基を形成してお
り、R8およびR10は同じかまたは異なつておりそ
してそれぞれ水素原子またはヒドロキシル基を表
わし、そしてR9は水素原子またはメチルまたは
エチル基を表わす〕 で表わされる化合物が好ましい対象である。1α
−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロタキステロール
は下記式〔〕 〔式中R6、R7、R8、R9、R10は式〔1〕に対し
て定義したとおりである〕 で表わされる化合物を好ましい対象とする。 これらのなかでも、特に1α−ヒドロキシD3
好ましい。 食用油としては、例えば落花生油、アーモンド
油、分画ココナツツ油などの植物油;ポリソルベ
ート80などの油状エステル;魚肝油などがある。 本発明の組成物は保存料例えばメチルまたはプ
ロピルp−ヒドロキシベンゾエートまたはソルビ
ン酸を含有しうる。 前記化合物の保存寿命を増大するために、本発
明の組成物中に抗酸化剤例えばアスコルビン酸、
ブチル化ヒドロキシアニソールまたはヒドロキノ
ンを混入することが有利であろう。 本発明の組成物は、他の治療上有効な成分例え
ばカルシウム塩(例えば乳酸塩、乳酸のナトリウ
ム塩、燐酸塩、グルコン酸塩または次亜燐酸塩)
および/またはその他の本質的な微量元素例えば
マグネシウム、マンガン、鉄、銅、亜鉛および沃
素の塩類および/または他のビタミン例えばビタ
ミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ニコチンア
ミド、パントテン酸またはその塩例えばカルシウ
ム塩、ビタミンB6、ビタミンB12葉酸、ビタミン
CおよびビタミンEを含有していてもよい。 本発明の液体組成物は、便利には例えば薬量単
位形態の生成物を与えるためにゼラチン中に封入
することができる。 本発明の組成物は、好ましくは薬量単位の形態
で製造されるが、各単位は有利には0.2〜20μg好
ましくは0.5〜5μgの1α−ヒドロキシ化合物を含
有している。成人の処置に対して使用される1α
−ヒドロキシビタミンD3の薬量は、典型的には
1日当り0.2〜20μgの範囲である。1α−ヒドロキ
シ−ビタミンD2は同様の薬量で投与されるが、
しかし1α−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロタキ
ステロールは例えば200μg/1日までのより高
い薬量で与えられる。 1α−ヒドロキシ化合物を食用油に溶解せしめ
て得られる本発明の組成物は、経口投与用として
好ましく、1α−ヒドロキシ化合物の安定化の点
でも優れている。 本発明の化合物は例えばくる病および骨軟化症
のような疾病の防止および処置において重要な予
防的および治療的用途を有しており、そしてこれ
らはビタミンD応答性疾病例えば上皮小体機能減
退症、低ホスフエート血症、低カルシウム血症お
よび/または関連骨疾患、腎疾患または腎不全、
および低カルシウム血症性テタニーの処置に価値
あるものである。 本発明の化合物は以下のようにして製造するこ
とができる。下記式〔〕 〔式中R1はヒドロキシル基を表わしそしてR2
水素原子を表わすか、またはR1とR2は一緒にな
つてエポキサイド基
【式】を形成しており、 R3は還元的に除去可能な原子または基を表わし
そしてR4が水素原子を表わすか、またはR3とR4
が一緒に炭素−炭素二重結合を形成しており、そ
してR6、R7、R8、R9、R10は式〔〕の定義と
同じである。〕 のケトン出発物質を、リチウムおよび液体アンモ
ニアで還元して式〔〕 〔式中R6、R7、R8、R9、R10は式〔〕に対し
て定義したとおりである〕 により表わすことのできる1α,3β−ジオールを
生成させる。 次いで、臭素化剤で7位を臭素化し、脱臭化水
素化を行なうことによつて、式〔〕 〔式中R6、R7、R8、R9、R10は式〔〕に対し
て定義したとおりである〕 の1α,3β−ジヒドロキシステロイド−5,7−
ジエンに変換する。 次いで、好ましくは例えば275〜300nmの波長
の近紫外光線で式〔〕のそのような化合物を照
射することは、第一に式 〔式中R6、R7、R8、R9、R10は式〔〕に対し
て定義したとおりである〕 により表わすことのできる1α−ヒドロキシル化
プレビタミンの生成を促進する。式〔〕の化合
物を更に照射するかまたは穏和な条件例えば少量
の沃素を使つて比較的低温で沃素で処理すると、
相当する式〔〕 〔式中R6、R7、R8、R9、R10は式〔〕に対し
て定義したとおりである〕 の1α−ヒドロキシタキステロール誘導体への変
換を促進する。これは、所望によつて例えばリチ
ウム/液体アンモニアまたはナトリウム/液体ア
ンモニアで還元してそのビタミンD型活性の故に
有力な治療価値のある新規の1α−ヒドロキシ−
9,10−ジヒドロタキステロール誘導体を生成さ
せることができる。 式〔〕の化合物は式〔〕のビタミン誘導体
と熱的平衡を保持しており、そしてこれは例えば
アルコールまたは炭化水素溶媒中で加熱すること
によつてそのようなビタミン誘導体に変換するこ
とができる。 本発明を更に次の詳細な実施例により説明す
る。すべての温度は摂氏度である。 実施例 1 経口投与可能な1α−ヒドロキシビタミンD3
成物 (a) 1α−ヒドロキシビタミンD3カプセル 1α−ヒドロキシビタミンD3を抗酸化剤とし
て0.1%w/wブチル化ヒドロキシアニソール
を含有する低過酸化物の減菌落花生油に溶解さ
せると、40μg/mlのビタミン濃度の溶液が得
られた。得られたこの溶液の1/4ml分量を慣用
の技術によつてゼラチン中に封入した。薬量は
1日当り1〜2カプセルである。1α−ヒドロ
キシビタミンD3を20μg/mlの量で含有する溶
液のそれぞれからも上記の方法により同様にカ
プセルが調製された。 (b) (a)において低過酸化物の減菌落花生油を用い
る代わりに、分画ココナツツ油を用いて同様の
操作を行ない、カプセルを調製した。また1α,
25−ジヒドロキシビタミンD3を用いて同様に
カプセルを調製した。 参考例 1 1α−ヒドロキシビタミンD3の製造 (a) コレスタ−1,4,6−トリエン−3−オン コレステロール(19.3g)およびジクロロジ
シアノキノン(38g)を乾燥ジオキサン(500
ml)中で還流下に22時間加熱した。次いでこの
混合物を冷却し、過しそしてその液を蒸発
乾固させた。残渣をアルミナ上でクロマトグラ
フイーを行ない、そしてベンゼン/ヘキサンで
溶出し、次いでベンゼンで溶出すると、標記ト
リエノンが淡色油(11.5g)として得られた。
これは放置すると固化した。この物質の物理的
性質は適正なものであつた。 (b) 1α,2α−エポキシコレスタ−4,6−ジエ
ン−3−オン 前記(a)からのトリエノン(1g)をエタノー
ル(50mg)中で0゜において10%水性水酸化ナト
リウム(0.25ml)および30%水性H2O2(2.5ml)
で処理した。この混合物を5゜に一夜置き、次い
で得られたエポキサイドを別し、水性アルコ
ールで洗いそして乾燥させると、標記化合物
(0.86mg)が得られた。エタノールから再結晶
すると無色針状晶m.p.107〜109゜が得られた。 (c) 1α,3β−ジヒドロキシコレスト−5−エン 塩化アンモニウム(0.5g)を含有する液体
アンモニア(80ml)および乾燥テトラヒドロフ
ラン(50ml)中金属リチウム(0.2g)の撹拌
溶液に、乾燥テトラヒドロフラン(25ml)中前
記(b)からのエポキサイド(4.3g)の脱水酸素
化した溶液を滴下添加した。青色が消失した
時、ステロイドの添加を止め、そして更にリチ
ウム(0.2g)および塩化アンモニウム(1g)
を加え、次いで更にエポキサイドの溶液を加え
た。この一連の操作を、全部のステロイドが加
えられてしまうまで繰返した。この点におい
て、追加のリチウム片(0.2g、全部で0.8g)
を加え、次いで更に塩化アンモニウム(全部で
8g)を加えた。次いでほとんどのアンモニア
を蒸発させ、そして残存する混合物を氷水中に
注ぎ、そしてクロロホルムで抽出した。このク
ロロホルムを濃縮すると、褐色ゴム状物質が得
られた。これを酸化アルミニウム(160g)上
でクロマトグラフイーにかけた。酢酸エチル/
ベンゼンで溶出すると1α,3β−ジオールがガ
ラス様物質として得られた。エタノールを加え
るとこれは速やかに結晶化した。水性エタノー
ルから再結晶すると標記化合物(1.7g)m.
p.161.5〜163゜が得られた。実測値C80.40、
H11.39%、計算値(C27H46O2)C80.54、
H11.52%。 (d) 1α−ヒドロキシビタミンD3 脱酸素したエーテル(200ml)中で、135mgの
1α,3β−ジヒドロキシコレスト−5−エンに
ジブロモメチルヒダントイン、次いでトリメチ
ルホスフアイトを反応せしめて1α,3β−ジヒ
ドロキシコレスト−5,7−ジエンを得、次い
でこれに無水酢酸を反応せしめて得られる1α,
3β−ジアセトキシコレスタ−5,7−ジエン
(m.p.118〜119℃)を15分間照射し、そしてそ
の生成物を1%AgNO3−シリカゲル(CHCl3
(プレパラテイブtlc)上で分離すると68mgの出
発物質(より極性の分画)および粗プレビタミ
ン(54mg、より非極性の分画)が得られた。 このようにして得られたプレビタミンを75゜
で2時間脱酸素イソオクタン(15ml)中でアル
ゴン下に加熱した。 得られたビタミンとプレビタミンとの混合物
をメタノール(4ml)に溶解させ、そしてこの
溶液を1mlの2.5%メタノール性KOHで処理
し、そして室温に2時間保つた。水で希釈しそ
してエーテルで抽出すると、ビタミンおよびプ
レビタミンジオールが得られた。これをシリカ
ゲル(プレパラテイブtlc)(8%MeOH−
CHCl3)上で分離すると、13mgのビタミン(Rf
0.35)および8mgのプレビタミン(Rf0.31)が
得られた。このビタミンをエーテル−ペンタン
から再結晶させると、微細な無色針晶m.p.132
〜133゜(加熱速度1゜/4秒)、m.p.128〜129゜(加
熱速度1゜/25秒)が得られた。紫外吸収(エー
テル)λnax264nm(20200)、λnio229nm
(10800)。吸光値には9%の誤差があるが、
λnax/λnio比は1.87±10%である。〔α〕20D(エ
ーテル、C〜0.3%)+26゜±2゜、〔α〕20D×(264
n
mにおける)吸光係数の積約5.2×105±10%、
νnax(CHCl3)3700、3500、1600〜1650、1040
cm-1。NMR(d6アセトン)H6+H7、δ6.20(一
見、J=11.5Hz)にABカルテツト、H19δ4.92
およびδ5.37ppmに2個の細い1−プロトンマ
ルチプレツト。このプレビタミン(λnax260nm
およびλnio232nm)(11mg、2回の別々の照射
より)を照酸素したイソオクタン(8ml)に溶
解させ、そして75゜に1.5時間加熱した。前のよ
うにしてプレパラテイブtlcにより単離すると、
更に4.6mgのビタミンが得られた。ここでは分
解が起つており、実際にはプレビタミンは残つ
ていなかつた。1α−ヒドロキシビタミンD3
対する分析は、実測値C80.6%、H11.04%、計
算値(C27H44O2)C80.9%、H11.07%である。 参考例 2 1α,25−ジヒドロキシビタミンD3の製造 (a) 25−ヒドロキシコレスタ−1,4,6−トリ
エン−3−オン 精製ジオキサン(100ml)中に溶解させた25
−ヒドロキシコレステロール(3.4g)および
ジクロロジシアノキノン(6.5g)を20時間還
流下に加熱した。この混合物を過しそしてそ
の溶媒を蒸発させた。この残渣をアルミナ上で
クロマトグラフイーにかけ、そして酢酸エチル
およびベンゼンで溶出するとトリエノンが得ら
れた。メタノールから再結晶すると標記化合物
m.p.181〜184゜、λnax3600、1650および1600cm-1
が得られた。 (b) 1α,2α−エポキシ−25−ヒドロキシコレス
タ−4,6−ジエン−3−オン エタノール(50ml)の(a)からのトリエノン
(1.3g)を10%水性水酸化カリウム(0.5ml)
および30%水性H2O2(3ml)で処理した。一晩
室温に放置後、この溶液を水で希釈し、そして
固体生成物を集めた。水性メタノールから再結
晶すると、標記化合物が得られ、これは更に1
回結晶化させた後ではm.p.162〜163゜を有して
いた。 (c) 1α,25−ジヒドロキシコレストテロール リチウム金属(0.65g)を液体アンモニア
(100ml)に溶解させそしてこれに精製テトラヒ
ドロフラン(THF)(80ml)を加えた。THF
(20ml)中の前記(b)のエポキシジエノン(1.24
g、3ミリモル)および固体状NH4Cl(9g)
を徐々に(5〜10分)そして同時にこの撹拌リ
チウム溶液に加えた。この混合物を青色が消失
するまで(5〜10分)撹拌し、次いで追加のリ
チウム金属片(0.1g)を加えて、この反応を
確実に完結させた。溶液が再び無色となつたら
そのアンモニアを蒸発せしめ、そして残存する
混合物を水で希釈し、そしてクロロホルムで抽
出した。クロロホルム蒸発させると無色ゴム状
物質が得られた。これをアルミナ(活性度、
50g)上でクロマトグラフイーにかけた〔化合
物は10gのアルミナに吸着させてカラム上に
導入した〕。ベンゼン−酢酸エチル(3:2)
で溶出すると、より極性の低い不純物、次いで
標記化合物が無色固体(0.76g、60%)として
得られた(初期および終期の分画に溶出されて
くる小量の不純な標記化合物は回収されなかつ
たから、収率は実際には60%以上である)。 アセトン−アセトニトリルから再結晶する
と、半アセトン和物として標記化合物の無色針
状晶(0.71g)が得られた。結晶アセトンは
δ1.97のNMR(溶媒ピリジン)および1710cm-1
のIRに認められた。このアセトンは強く結合
しており、2日間80゜/0.2mmで加熱した。後に
初めて完全に除去された。この物質の融点は加
熱速度により変動した。160℃以上で徐々に加
熱すると、それは171〜173゜で溶融し、次いで
徐々にしかし完全に再固化し(温度は2分間
173゜付近に保たれた)、そして177〜179゜で再溶
融した。〔α〕D−35゜(CHCl3)、実測値C77.46、
H10.98、計算値(C27H46O3)C77.46、H11.08。
νnax(ヌジヨール)3400、1050cm-1、δ(CDCl3
5.60(1プロトン、せまいマルチプレツト、
H6)、δ3.86(2プロトン、1個のせまいそして
1個のプロードなマルチプレツト、H1および
H3)、δ1.20(強いシングレツト、C26およびC27
メチル)、δ1.02および0.67(シングレツト、C19
およびC18メチル)。 (d) (c)からのコレスト−5−エンを、無水酢酸/
ピリジンでアシル化すると、トリアセテートが
生成した。これをジブロモジメチルヒダントイ
ンを使つて臭素化し、次いでトリメチルホスフ
アイトを使つて脱臭化水素化すると、硝酸銀含
浸シリカゲル上でのクロマトグラフイーの後
に、1α,3β−25−トリアセトキシコレスタ−
5,7−ジエン〔m.p.96〜101゜、αD−24゜
(CHCl3)、λEt 2 O nax262(7900)、271(11500)、282
(12400)、294(7300)nm〕が得られた。 (e) 前記(d)からのコレスタ−5,7−ジエンを中
圧水銀ランプを使用して照射すると異性体混合
物が得られた。これから硝酸銀含浸シリカゲル
上でのクロマトグラフイーを行なうことによつ
て、未変化のコレスタ−5,7−ジエンが回収
された。大部分プレビタミントリアセテート
〔プレビタミンのタキステロール類縁体への沃
素触媒変換反応に基づく、λnax260→λnax272、
282、292nm、100%の純度は吸収の3倍増加
を要求する、実測値(1.9)〕からなるこの照射
生成物の残り部分は脱酸素イソオクタン中でア
ルゴン下に70゜に2時間加熱されて、プロビタ
ミンおよびビタミンの各トリアセテートの平衡
化を行なわしめられた。けん化(5%KOH、
メタノール中)は、プレビタミンおよびビタミ
ンの各トリオールの混合物を生ぜしめた。これ
からはプレパラテイブ薄層クロマトグラフイー
によつて所望のビタミンが単離された。ヘキサ
ン含有エーテルから沈殿させることによつて結
晶化させた1α,25−ジヒドロキシビタミンD3
は、m.p.84〜88゜、〔α〕D+29゜(エーテル中)、
λEt2O nax264(18000)、λnio228.5(10100)nm、
1HNMR0.57(3H、S、C18 3))、1.13(6H、
S、C26、C27 3))、4.85、5.30(2H、二重の
細いマルチプレツトC19 2))、6.20(2H、AB
カルテツト、J=11.5Hz C6、C7 2))δ:
を有していた。元素分析実測値C77.84、
H10.53、計算値(C27H44O3)C77.83、
H10.63CHCl3から結晶化させると、1α,25−
ジヒドロキシビタミンD3はモノクロロホルム
溶媒和物m.p.106〜112゜、λEt2O nax264(18000)、λn
io

228.5(9900)nm、m/e416.3291〔計算値
(C27H44O3)416.3290〕として得られた。元素
分析実測値C62.19、H8.48、計算値
(C27H44O3、CHCl3)C62.74、H8.46。I2で処理
するとこの1α,25−ジヒドロキシビタミンD3
は、1α−ヒドロキシビタミンD3の変換に伴な
うものと同様のスペクトル変化を伴なつて、円
滑な相当する5,6−トランス異性体への変換
を受けた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1α−ヒドロキシ−25H−ビタミンD化合物ま
    たは1α−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロタキス
    テロールを食用油に溶解せしめることを特徴とす
    る液体状1α−ヒドロキシビタミンD組成物の製
    造法。
JP60267583A 1973-01-10 1985-11-29 液体状1α−ヒドロキシビタミンD組成物の製造法 Granted JPS61233618A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US32246273A 1973-01-10 1973-01-10
US322462 1973-01-10
US362339 1973-05-21
KR7401148A KR790000218B1 (en) 1973-01-10 1974-01-09 Process for preparation of 1 , 3 -dihy droxy steroid-5-enes

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JPS61233618A JPS61233618A (ja) 1986-10-17
JPS6346045B2 true JPS6346045B2 (ja) 1988-09-13

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JPS56158759A (en) 1981-12-07
JPS5817187B2 (ja) 1983-04-05
JPS61178960A (ja) 1986-08-11
JPS61178959A (ja) 1986-08-11
JPS61179000A (ja) 1986-08-11
JPS6356254A (ja) 1988-03-10
JPH0129184B2 (ja) 1989-06-08
JPS61233619A (ja) 1986-10-17
KR790000218B1 (en) 1979-04-06
ZA74158B (en) 1975-03-26
JPH0329372B2 (ja) 1991-04-24
JPS61233618A (ja) 1986-10-17
JPS61233620A (ja) 1986-10-17

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